JP4294541B2 - 燃焼器の消音装置 - Google Patents

燃焼器の消音装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4294541B2
JP4294541B2 JP2004139524A JP2004139524A JP4294541B2 JP 4294541 B2 JP4294541 B2 JP 4294541B2 JP 2004139524 A JP2004139524 A JP 2004139524A JP 2004139524 A JP2004139524 A JP 2004139524A JP 4294541 B2 JP4294541 B2 JP 4294541B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
exhaust passage
absorbing material
sound absorbing
partition plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004139524A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005321149A (ja
Inventor
順也 綿貫
竹年 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2004139524A priority Critical patent/JP4294541B2/ja
Publication of JP2005321149A publication Critical patent/JP2005321149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4294541B2 publication Critical patent/JP4294541B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

本発明は、例えば石油給湯器等の燃焼器の消音装置に関するものである。
従来よりこの種の消音装置に於いては、例えば石油給湯器等の燃焼器からの排気ガスを通過させることで、排気ガスの排出時の騒音を低減させるものがあり、この従来の消音装置として図5〜図6に示したような排気ダクト型の消音装置がある。(例えば特許文献1参照)
特開平11−159740号公報
ところでこの排気ダクト型の消音装置101は、吸音材102で形成された箱体103と、該箱体103内を複数の排気通路を形成するように複数の吸音材104で間仕切り、且つ隣接する各排気通路が相互に連通するように形成された屈曲排気通路105と、燃焼器から排出される排気ガスを導入させるために上記屈曲排気通路105の始端に設けられた排気ガス導入口106と、上記屈曲排気通路105内で騒音が低減された排気ガスを空気中に放出させるために該屈曲排気通路の終端に設けられた排気ガス排出口107とから基本構成されており、又108は前記箱体103の一部で、排気通路を形成するために底部及び頂部に設けられる吸音材である。
上記屈曲排気通路105を構成する各排気通路には、該排気通路内のガス進行方向(図5に矢印で示す)に対して内向面に相当する吸音材面側に横断面コ字状のパンチングメタル等の多孔鋼板109が、また該排気通路内のガス進行方向に対して外向面の相当する吸音材面側に遮蔽板としての横断面コ字状の鋼板110がそれぞれ、交互にライニングされて構成されている。
上記構成において、図6で示すように、間仕切り用の吸音材104を挟み込む該箱体の各吸音材102、102外面にはそれぞれ外装用鋼板111がライニングされ、該外装用鋼板111には上記間仕切り用の吸音材104と箱体の各吸音材102との接合部位にて内側に窄まる段差部112が設けられ、該段差部112によって圧縮力F1が作用して上記吸音材102が圧縮されて間仕切り用の吸音材104に対して押し付けられ、これによって、上記間仕切り用の吸音材104と該吸音材102を挟み込む該箱体103の各吸音材102との接合部位に隙間が形成されることなく密着状態に圧接されるようになされているものである。
ところでこの従来のものでは、吸音材としてロックウールやグラスウール、セラミックウール等により構成されているが、一般にこれらの吸音材は寸法公差が大きく、吸音材一つ一つ寸法の違いが大きいため、上記の段差部112によって圧縮力F1が作用して上記吸音材102が圧縮されて間仕切り用の吸音材104に対して押し付けられてもその押し付け力にばらつきが出て、間仕切り用の吸音材104と吸音材102を挟み込む該箱体103の各吸音材102との接合部位の圧接もその密着状態にばらつきがでてしまい、場合によっては隙間が形成されるてしまうものである。
又間仕切り用の吸音材104の厚さは例えば約5センチと厚く、間仕切り用の吸音材104が屈曲排気通路105を構成するために二列あれば、間仕切り用の吸音材104の厚さだけで消音装置101の幅が10センチ大きくなってしまうものであった。
この発明はこの点に着目し上記課題を解決するため、請求項1では特にその構成を、燃焼器からの排気ガスを排気路内を通過させることで排気ガスの騒音を低減する燃焼器の消音装置に於いて、多数の小孔を穿ち中央の突部とその両端の鍔部からなる断面凸形状の多孔鋼板と、板状で幅が多孔鋼板の両鍔部間の寸法と略同寸法で長手方向の一端部分に通気孔を形成した仕切板とからなり、該仕切板に多孔鋼板の両鍔部が接することで排気路を形成し、その複数の多孔鋼板と仕切板により形成される複数の排気路を相互に連通させることで蛇行排気路を形成し、該蛇行排気路の全周に吸音材を密着させた状態で箱体内に吸音材の外面と箱体内面が密着するように収納し、前記蛇行排気路の両側に設けられる吸音材は、排気路を形成する多孔鋼板の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれる切込部が形成された差込用吸音材からなるものである。
又本発明の請求項2に係る燃焼器の消音装置では、特にその構成を、請求項1に於いて、前記蛇行排気路は、多孔鋼板と仕切板により形成された排気路の一方が開放されて排気入口を形成し、他方が閉塞部で閉塞され、仕切板の通気孔が排気入口の反対側に位置するように設けた入口側排気路と、該入口側排気路を形成する仕切板の反対面に多孔鋼板の突部が接すると共に、その突部で入口側排気路の仕切板の通気孔に位置する部分には通気孔部を形成し、その多孔鋼板の両鍔部が接する仕切板の通気孔は多孔鋼板の突部の通気孔部の反対側に位置するよう設けられ、排気路の両方が閉塞部で閉塞されている中間排気路と、該中間排気路の仕切板を共用して該仕切板の反対面に多孔鋼板の両鍔部が接することで排気路を形成し、排気路の中間排気路の通気孔側は閉塞部で閉塞され、他方が開放されて排気出口を形成する出口側排気路により構成されているものである。
又本発明の請求項3に係る燃焼器の消音装置では、特にその構成を、請求項2に於いて、前記吸音材は、略直方体状で、排気路を形成する多孔鋼板の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれ、その切り込みの深さは鍔部の長さより長い切込部が形成され、蛇行排気路を形成する全排気路の両側の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれるように蛇行排気路の両側に設けられた差込用吸音材と、略直方体状で、入口側排気路と出口側排気路の排気路を形成する多孔鋼板の突部を覆い、多孔鋼板の突部と前記両差込用吸音材とに密着するように設けられた突部用吸音材と、略直方体状で、出口側排気路を形成する排気路の閉塞部と隣の中間排気路で同じ側の閉塞部を覆い、出口側排気路を形成する排気路の閉塞部と、その隣の中間排気路で同じ側の閉塞部と、両差込用吸音材と、突部用吸音材と、入口側排気路を形成する仕切板の裏面の一部とに密着するように設けられた入口側吸音材と、略直方体状で、入口側排気路を形成する排気路の閉塞部と隣の中間排気路で同じ側の閉塞部を覆い、入口側排気路を形成する排気路の閉塞部と、隣の中間排気路で同じ側の閉塞部と、両差込用吸音材と、突部用吸音材と、中間排気路と出口側排気路が共用する該仕切板の中間排気路側の面の一部とに密着するように設けられた出口側吸音材とからなるものである。
又本発明の請求項4に係る燃焼器の消音装置では、特にその構成を、請求項3に於いて、前記蛇行排気路は、中間排気路は入口側排気路と出口側排気路に比べて短く、入口側排気路は排気入口側が中間排気路の端よりも突出して反対側が中間排気路と同じ面位置で、出口側排気路は排気出口側が中間排気路の端よりも突出して反対側が中間排気路と同じ面位置で設けられて形成され、前記入口側排気路で中間排気路の端よりも突出している排気入口側に入口側吸音材が設けられ、出口側排気路で中間排気路の端よりも突出している排気出口側に出口側吸音材が設けられたものである。
この発明の請求項1によれば、蛇行排気路を形成する各排気路を、多数の小孔を穿ち中央の突部とその両端の鍔部からなる断面凸形状の多孔鋼板の両鍔部に、板状で幅が多孔鋼板の両鍔部間の寸法と略同寸法で長手方向の一端部分に通気孔を形成した仕切板が接することで形成したもので、それにより各排気路を吸音材で仕切る場合に比べて大幅に消音装置の幅寸法を小さくでき、蛇行排気路の両側に設けられる吸音材は、排気路を形成する多孔鋼板の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれる切込部が形成された差込用吸音材としたことで、吸音材や多孔鋼板、仕切板等に多少の寸法のバラツキがあっても、各排気路間に隙間が生ずることが無く、各排気路間にショートカットが発生せず、ショートカット発生による騒音の消音効果低減、特に騒音の低周波数成分の消音効果低減を防止できるものである。
又前記構成による請求項2記載の燃焼器の消音装置によれば、請求項1に於いて、前記蛇行排気路は、多孔鋼板と仕切板により形成された排気路の一方が開放されて排気入口を形成し、他方が閉塞部で閉塞され、仕切板の通気孔が排気入口の反対側に位置するように設けた入口側排気路と、該入口側排気路を形成する仕切板の反対面に多孔鋼板の突部が接すると共に、その突部で入口側排気路の仕切板の通気孔に位置する部分には通気孔部を形成し、その多孔鋼板の両鍔部が接する仕切板の通気孔は多孔鋼板の突部の通気孔部の反対側に位置するよう設けられ、排気路の両方が閉塞部で閉塞されている中間排気路と、該中間排気路の仕切板を共用して該仕切板の反対面に多孔鋼板の両鍔部が接することで排気路を形成し、排気路の中間排気路の通気孔側は閉塞部で閉塞され、他方が開放されて排気出口を形成する出口側排気路により構成されているので、中間排気路と出口側排気路の仕切板を共用することで各排気路を吸音材で仕切る場合に比べて大幅に消音装置の幅寸法を小さくできるものであり、又中間排気路を構成する排気路を増減することで簡単に蛇行排気路の長さを変えることができるものである。
又本発明の請求項3に記載の燃焼器の消音装置によれば、請求項2に於いて、前記吸音材は、排気路を形成する多孔鋼板の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれ、その切り込みの深さは鍔部の長さより長い切込部が形成され、蛇行排気路を形成する全排気路の両側の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれるように蛇行排気路の両側に設けられた差込用吸音材と、入口側排気路と出口側排気路の排気路を形成する多孔鋼板の突部を覆い、多孔鋼板の突部と前記両差込用吸音材とに密着するように設けられた突部用吸音材と、出口側排気路を形成する排気路の閉塞部と隣の中間排気路で同じ側の閉塞部を覆い、出口側排気路を形成する排気路の閉塞部と、その隣の中間排気路で同じ側の閉塞部と、両差込用吸音材と、突部用吸音材と、入口側排気路を形成する仕切板の裏面の一部とに密着するように設けられた入口側吸音材と、入口側排気路を形成する排気路の閉塞部と隣の中間排気路で同じ側の閉塞部を覆い、入口側排気路を形成する排気路の閉塞部と、隣の中間排気路で同じ側の閉塞部と、両差込用吸音材と、突部用吸音材と、中間排気路と出口側排気路が共用する該仕切板の中間排気路側の面の一部とに密着するように設けられた出口側吸音材とからなることにより、鍔部の根本部分も必ず吸音材が密着し、吸音材や多孔鋼板、仕切板等に多少の寸法のバラツキがあっても、各排気路間に隙間が生ずることが無く、各排気路間にショートカットが発生せず、ショートカット発生による騒音の消音効果低減、特に騒音の低周波数成分の消音効果低減を防止できるものである。
又前記構成による請求項4記載の燃焼器の消音装置によれば、請求項3に於いて、前記蛇行排気路は、中間排気路は入口側排気路と出口側排気路に比べて短く、入口側排気路は排気入口側が中間排気路の端よりも突出して反対側が中間排気路と同じ面位置で、出口側排気路は排気出口側が中間排気路の端よりも突出して反対側が中間排気路と同じ面位置で設けられて形成され、前記入口側排気路で中間排気路の端よりも突出している排気入口側に入口側吸音材が設けられ、出口側排気路で中間排気路の端よりも突出している排気出口側に出口側吸音材が設けられたことにより、更に各排気路を吸音材で仕切る場合に比べて大幅に消音装置の幅寸法を小さくできるものである。
次に、この発明に係る燃焼器の消音装置を、図面に示された一実施例で説明する。
1は多数の小孔2を穿ち中央の突部3とその両端の鍔部4からなる断面凸形状の多孔鋼板で、板状で幅が多孔鋼板1の両鍔部4間の寸法と略同寸法で長手方向の一端部分に通気孔5を形成した仕切板6に多孔鋼板1の両鍔部4が接することで排気路7を形成し、その前記複数の多孔鋼板1と仕切板6により形成される複数の排気路7により蛇行排気路8を形成するものである。
前記蛇行排気路8は、多孔鋼板1と仕切板6により形成された排気路7の一方が開放されて排気入口9を形成し、他方が閉塞部10で閉塞され、仕切板6の通気孔5が排気入口9の反対側に位置するように設けた入口側排気路11と、該入口側排気路11を形成する仕切板6の反対面に多孔鋼板1の突部3が接すると共に、その突部3で入口側排気路11の仕切板6の通気孔5に位置する部分には通気孔部12が形成され、その多孔鋼板1の両鍔部4が接する仕切板6の通気孔5は多孔鋼板1の突部3の通気孔部12の反対側に位置するよう設けられ、そして排気路7の両方が閉塞部10で閉塞されている中間排気路13と、該中間排気路13の仕切板6を共用して該仕切板6の反対面に多孔鋼板1の両鍔部4が接することで排気路7を形成し、排気路7の中間排気路13の通気孔5側は閉塞部10で閉塞され、他方が開放されて排気出口14を形成する出口側排気路15により構成され、入口側排気路11と出口側排気路15の間の中間排気路13を増やすことで蛇行排気路8を長くすることができるものである。
16は略直方体状で、排気路7を形成する多孔鋼板1の鍔部4と該鍔部4と接する仕切板6の端部分とが差し込まれ、その切り込みの深さは鍔部4の長さより長い切込部17が形成された差込用吸音材で、蛇行排気路8を形成する全排気路7の両側の鍔部4と該鍔部4と接する仕切板6の端部分とが差し込まれように、蛇行排気路8の両側に設けられるものである。
18は略直方体状で、入口側排気路11と出口側排気路15の排気路7を形成する多孔鋼板1の突部3を覆う突部用吸音材で、多孔鋼板1の突部3と、前記両差込用吸音材16とに密着するように設けられるものである。
19は略直方体状で、出口側排気路15を形成する排気路7の閉塞部10と隣の中間排気路13で同じ側の閉塞部10を覆う入口側吸音材で、出口側排気路15を形成する排気路7の閉塞部10と、その隣の中間排気路13で同じ側の閉塞部10と、両差込用吸音材16と、突部用吸音材18と、入口側排気路11を形成する仕切板6の裏面の一部とに密着するように設けられるものである。
20は略直方体状で、入口側排気路11を形成する排気路7の閉塞部10と隣の中間排気路13で同じ側の閉塞部10を覆う出口側吸音材で、入口側排気路11を形成する排気路7の閉塞部10と、隣の中間排気路13で同じ側の閉塞部10と、両差込用吸音材16と、突部用吸音材18と、中間排気路13と出口側排気路15が共用する該仕切板6の中間排気路13側の面の一部とに密着するように設けられるものである。
前記中間排気路13は入口側排気路11と出口側排気路15に比べて短く、入口側排気路11は排気入口9側が中間排気路13の端よりも突出して反対側が中間排気路13と同じ面位置で、出口側排気路15は排気出口14側が中間排気路13の端よりも突出して反対側が中間排気路13と同じ面位置で設けられて蛇行排気路8を形成し、入口側排気路11で中間排気路13の端よりも突出している排気入口9側に入口側吸音材19が設けられ、出口側排気路15で中間排気路13の端よりも突出している排気出口14側に出口側吸音材20が設けられるものである。
21は箱体で、開口部22を有した有底状の箱状外装板23と、前記開口部22を閉じる蓋状外装板24とからなり、前記差込用吸音材16と突部用吸音材18と入口側吸音材19と出口側吸音材20とにより排気入口9と排気出口14以外の全周を密着して覆われた蛇行排気路8の体積より若干小さい内容積を形成し、前記箱状外装板23で蛇行排気路8の排気入口9と排気出口14に位置する部分には排気開口部25が各々形成されており、各吸音材16、18、19、20に覆われた蛇行排気路8が収納されると、箱体21の内面が差込用吸音材16と突部用吸音材18と入口側吸音材19と出口側吸音材20の外周を押すこととなって、各吸音材16、18、19、20が蛇行排気路8に密着すると共に、箱体21の内面に密着するものである。
尚、前記多孔鋼板1や仕切板6は、耐熱性や耐食性に優れているステンレス材や、コスト面でステンレス材より優れている鉄板よりなり、又各吸音材16、18、19、20は、耐熱性に優れているロックウールや、耐熱性及び比重を容易に変更できて吸音効率調整が容易なセラミックウールや、コスト面で優れているグラスウール等により構成されているものである。
次にこの蛇行排気路8を通過する排気ガスの消音される様子を説明する。
まず燃焼器(図示せず)での燃焼ガスが排気ガスとして排気入口9から蛇行排気路8に流入すると、多孔鋼板1と仕切板6により形成された入口側排気路11内を直進する。
入口側排気路11内を直進した排気ガスは、入口側排気路11の奥が閉塞部10で閉塞されていると共に、入口側排気路11を構成する仕切板6の奥側には通気孔5が形成されおり、又その仕切板6の反対面に接する中間排気路13の多孔鋼板1の突部3には、その仕切板6の通気孔5に位置する部分に通気孔部12が形成されているので、入口側排気路11の奥から通気孔5と通気孔部12を通過して中間排気路13内に流入する。
中間排気路13はその排気路7の両方が閉塞部10で閉塞されていると共に、その中間排気路13を形成する仕切板6の通気孔5は中間排気路13を形成する多孔鋼板1の突部3の通気孔部12の反対側に設けてあるため、中間排気路13の多孔鋼板1の突部3の通気孔部12を通過して中間排気路13内に流入した排気ガスは、中間排気路13内を直進し、中間排気路13を形成する仕切板6の通気孔5を通過して出口側排気路15内に流入する。
出口側排気路15は、出口側排気路15を構成する多孔鋼板1のその中間排気路13を形成する仕切板6の通気孔5側が閉塞部10で閉塞され、反対側が開口して排気出口14を形成しているので、間排気路13を形成する仕切板6の通気孔5を通過して出口側排気路15内に流入した排気ガスは、出口側排気路15内を直進して出口側排気路15の排気出口14を通過して排気口26から石油給湯器等の燃焼機器本体から空気中に排気されるものである。
このように排気ガスが蛇行排気路8内を通過する時、排気ガスの騒音の高周波数成分は、各排気路7を形成する多孔鋼板1の多数の小孔2から密着している各吸音材16、18、19、20を通過して、その各吸音材16、18、19、20の外側の面が密着している箱体21の内面に当たって反射し、再び各吸音材16、18、19、20に進入することで吸音、減衰される。
又排気ガスの騒音の低周波数成分は、排気路7を形成する多孔鋼板1の鍔部4と該鍔部4と接する仕切板6の端部分とが差込用吸音材16の切込部17に差し込まれているので、蛇行排気路8を形成する各排気路7間をショートカットすることがなく、又吸音材16、18、19、20は蛇行排気路8の周りに密着していると共に、吸音材同士密着しているので、排気路7から吸音材16、18、19、20に進入した低周波数成分は速やかに吸音材内を通過し、この低周波数成分が通過する経路は蛇行していて長いので、充分吸音、減衰されるものである。
又例えば吸音材が50mmの厚さに対して仕切板6の厚さが1.2mmと薄いので、蛇行排気路8を形成する各排気路7を吸音材ではなく仕切板6で仕切るようにしたことにより、吸音材で仕切る場合に比べて大幅に消音装置の幅寸法を小さくできるものである。
又排気路7を形成する多孔鋼板1の鍔部4と該鍔部4と接する仕切板6の端部分とが差込用吸音材16の切込部17に差し込まれているので、蛇行排気路8を形成する各排気路7間に隙間が生じない構成としたので、吸音材や多孔鋼板1、仕切板6等に多少の寸法のバラツキがあっても、各排気路7間にショートカットが発生せず、又箱体21の内容積を差込用吸音材16と突部用吸音材18と入口側吸音材19と出口側吸音材20とにより排気入口9と排気出口14以外の全周を密着して覆われた蛇行排気路8の体積より若干小さく形成したので、箱体21内に各吸音材16、18、19、20に覆われた蛇行排気路8を収納するだけで、箱体21の内面が差込用吸音材16と突部用吸音材18と入口側吸音材19と出口側吸音材20の外周を押すこととなって、各吸音材16、18、19、20が蛇行排気路8に密着すると共に、箱体21の内面に密着することができるものである。
本発明一実施形態を付した消音器の実施形態を示す側面から見た断面図。 同図1のAA断面図。 同図1のBB断面図。 同吸音材に覆われた蛇行排気路の斜視図。 従来の消音器の側面から見た断面図。 同図5のCC断面図。
符号の説明
1 多孔鋼板
2 小孔
3 突部
6 仕切板
7 排気路
8 蛇行排気路
16 差込用吸音材
17 切込部
18 突部用吸音材
19 入口側吸音材
20 出口側吸音材
21 箱体

Claims (4)

  1. 燃焼器からの排気ガスを排気路内を通過させることで排気ガスの騒音を低減する燃焼器の消音装置に於いて、多数の小孔を穿ち中央の突部とその両端の鍔部からなる断面凸形状の多孔鋼板と、板状で幅が多孔鋼板の両鍔部間の寸法と略同寸法で長手方向の一端部分に通気孔を形成した仕切板とからなり、該仕切板に多孔鋼板の両鍔部が接することで排気路を形成し、その複数の多孔鋼板と仕切板により形成される複数の排気路を相互に連通させることで蛇行排気路を形成し、該蛇行排気路の全周に吸音材を密着させた状態で箱体内に吸音材の外面と箱体内面が密着するように収納し、前記蛇行排気路の両側に設けられる吸音材は、排気路を形成する多孔鋼板の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれる切込部が形成された差込用吸音材からなることを特徴とする燃焼器の消音装置。
  2. 前記蛇行排気路は、多孔鋼板と仕切板により形成された排気路の一方が開放されて排気入口を形成し、他方が閉塞部で閉塞され、仕切板の通気孔が排気入口の反対側に位置するように設けた入口側排気路と、該入口側排気路を形成する仕切板の反対面に多孔鋼板の突部が接すると共に、その突部で入口側排気路の仕切板の通気孔に位置する部分には通気孔部を形成し、その多孔鋼板の両鍔部が接する仕切板の通気孔は多孔鋼板の突部の通気孔部の反対側に位置するよう設けられ、排気路の両方が閉塞部で閉塞されている中間排気路と、該中間排気路の仕切板を共用して該仕切板の反対面に多孔鋼板の両鍔部が接することで排気路を形成し、排気路の中間排気路の通気孔側は閉塞部で閉塞され、他方が開放されて排気出口を形成する出口側排気路により構成されていることを特徴とする請求項1記載の燃焼器の消音装置。
  3. 前記吸音材は、略直方体状で、排気路を形成する多孔鋼板の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれ、その切り込みの深さは鍔部の長さより長い切込部が形成され、蛇行排気路を形成する全排気路の両側の鍔部と該鍔部と接する仕切板の端部分とが差し込まれるように蛇行排気路の両側に設けられた差込用吸音材と、略直方体状で、入口側排気路と出口側排気路の排気路を形成する多孔鋼板の突部を覆い、多孔鋼板の突部と前記両差込用吸音材とに密着するように設けられた突部用吸音材と、略直方体状で、出口側排気路を形成する排気路の閉塞部と隣の中間排気路で同じ側の閉塞部を覆い、出口側排気路を形成する排気路の閉塞部と、その隣の中間排気路で同じ側の閉塞部と、両差込用吸音材と、突部用吸音材と、入口側排気路を形成する仕切板の裏面の一部とに密着するように設けられた入口側吸音材と、略直方体状で、入口側排気路を形成する排気路の閉塞部と隣の中間排気路で同じ側の閉塞部を覆い、入口側排気路を形成する排気路の閉塞部と、隣の中間排気路で同じ側の閉塞部と、両差込用吸音材と、突部用吸音材と、中間排気路と出口側排気路が共用する該仕切板の中間排気路側の面の一部とに密着するように設けられた出口側吸音材とからなることを特徴とする請求項2記載の燃焼器の消音装置。
  4. 前記蛇行排気路は、中間排気路は入口側排気路と出口側排気路に比べて短く、入口側排気路は排気入口側が中間排気路の端よりも突出して反対側が中間排気路と同じ面位置で、出口側排気路は排気出口側が中間排気路の端よりも突出して反対側が中間排気路と同じ面位置で設けられて形成され、前記入口側排気路で中間排気路の端よりも突出している排気入口側に入口側吸音材が設けられ、出口側排気路で中間排気路の端よりも突出している排気出口側に出口側吸音材が設けられたことを特徴とする請求項3記載の燃焼器の消音装置。
JP2004139524A 2004-05-10 2004-05-10 燃焼器の消音装置 Expired - Fee Related JP4294541B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004139524A JP4294541B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 燃焼器の消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004139524A JP4294541B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 燃焼器の消音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005321149A JP2005321149A (ja) 2005-11-17
JP4294541B2 true JP4294541B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=35468564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004139524A Expired - Fee Related JP4294541B2 (ja) 2004-05-10 2004-05-10 燃焼器の消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4294541B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5302153B2 (ja) * 2009-09-24 2013-10-02 株式会社コロナ 燃焼器の消音装置
JP6115766B2 (ja) * 2013-03-21 2017-04-19 株式会社ノーリツ 消音装置、並びに、燃焼装置
JP2016535231A (ja) * 2013-08-30 2016-11-10 コリア ガス コーポレイション 冷却ジャケット及びこれを用いた冷房システム
JP6369216B2 (ja) * 2014-08-19 2018-08-08 株式会社ノーリツ 消音器および燃焼装置
CN109340730A (zh) * 2018-11-20 2019-02-15 连云港长锦电力设备有限公司 消声器及应用其的锅炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005321149A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5824972A (en) Acoustic muffler
JP4294541B2 (ja) 燃焼器の消音装置
JP2004225595A (ja) 消音器
KR100555375B1 (ko) 공명형 덕트 소음기
JP5302153B2 (ja) 燃焼器の消音装置
JP2021162178A (ja) 燃焼装置用消音器
JP6372241B2 (ja) 消音器および燃焼装置
JP7381382B2 (ja) 燃焼装置用消音器
JP7405672B2 (ja) 燃焼装置用消音器
JP3540443B2 (ja) 燃焼装置における消音器
WO2014208300A1 (ja) 排気消音器
JP2004520530A (ja) サイレンサとサイレンサを有する排気システム
JP4460995B2 (ja) エンジンの排気マフラ
JP4528564B2 (ja) 内燃機関用マフラ
JP3446574B2 (ja) 燃焼器の消音装置
JP7448398B2 (ja) 燃焼装置用消音器
JP2002106971A (ja) 燃焼器の消音器
JP6115766B2 (ja) 消音装置、並びに、燃焼装置
JP6269151B2 (ja) 燃焼装置
JP4196547B2 (ja) 石油給湯機の消音構造
JP2021162180A (ja) 燃焼装置用消音器
JP4582676B2 (ja) 燃焼装置の排気装置及びその製造方法
JP4895870B2 (ja) ダクト部品
JP5429410B2 (ja) 車両の消音装置
JP2001041587A (ja) 燃焼器の消音装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4294541

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees