JP5302153B2 - 燃焼器の消音装置 - Google Patents

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Description

本発明は、石油給湯器等の燃焼器の消音装置に関するものである。
従来より石油給湯器等の燃焼器Aにおいては、図7に示すように、排気ガス中の顕熱を回収する熱交換器を構成する一次熱交換部101と、下向きに火炎を発生する熱源としての燃焼部102と、燃焼部102に空気を供給する送風機103と、熱交換部101の下方に配置され熱交換器101と連通した集合排気部104と、集合排気部104に連通し内部に吸音材を有した消音装置105と、消音装置105の上方に配置され消音装置105を通過した排気ガス中の水蒸気を凝縮させ、その潜熱を回収する熱交換器を構成する二次熱交換部106と、排気ガスを外部に排出する排出口107とを備え、燃焼に伴い発生した排気ガスは、一次熱交換部101を下向きに通過し、集合排気部104にて下向きから上向きにUターンされた後、消音装置105を通過する過程で排気ガス排出に伴う騒音が低減され、二次熱交換部106を通過して排出口107から外部に排出されるものであった(特許文献1参照)。
特開2006−207902号公報
ところが、従来のように、排気ガス中の潜熱を回収する二次熱交換部106を設けた場合、その分だけ燃焼器A本体が大型化してしまうという問題があった。これを解決するために、元々、消音装置105が配置されていた位置に、消音装置105の代わりに二次熱交管部106を配置することが考えられた。
しかし、元々、消音装置105が配置されていた位置に、消音装置105の代わりに二次熱交管部106を配置すると、燃焼器A本体の大型化は避けられるが、排気ガスの通過する排気路が短くなると共に消音装置105がなくなるため、消音効果が薄れてしまい、燃焼音を低減できないという問題を生じるものであった。
そうなると、次に考えられるのは、元々、集合排気部104が配置されていた位置に、集合排気部104の代わりに横型の消音装置105を配置させることである。ここで、消音装置の消音効果は排気路を長くする程、良くなり、騒音が低減されることが一般的に知られているが、排気路を長くしようとすると構造が複雑になるという傾向があった。
そこで、本発明は、限られたスペースで効果的に騒音を低減でき、しかも、組み立てが簡単な燃焼器の消音装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記課題を解決するために、請求項1では、燃焼器で発生する排気ガスを排気路内を通過させることで排気ガスの騒音を低減する燃焼器の消音装置において、前記消音装置は、上面開口の方形の外枠と、該外枠の上面を覆い排ガス入口及び排ガス出口を有する蓋体とからなるケーシングと、前記外枠の内壁に当接し内方に略直方体状の空間を有する内枠吸音材とを備え、さらに、前記略直方体状の空間内部に、複数の吸音材及び内部に排気ガスを通過させる空間を有する複数の仕切板により、前記排ガス入口及び前記排ガス出口に連通する前記排気路を形成するもので、前記排ガス出口の直下で前記排ガス出口と連通し鉛直方向に延設した出口仕切板と、該出口仕切板の下部にその一端を突き当てるように配置して前記出口仕切板と連通し水平方向に延設した下段仕切板と、該下段仕切板の他端に下部を突き当てるように配置して前記下段仕切板と連通し排気ガスの進行方向を反転させる反転下仕切板と、前記下段仕切板上に載置された中段吸音材と、前記下段仕切板上に載置され前記中段吸音材と前記出口仕切板の間に設けられた立上吸音材と、前記中段吸音材上に載置され前記反転下仕切板の上部にその一端を突き当てるように配置して前記反転下仕切板と連通し水平方向に延設した中段仕切板と、前記中段吸音材上に載置され前記中段仕切板と前記立上吸音材との間に配置して、前記中段仕切板の他端側に下部を突き当てるようにして前記中段仕切板と連通し排気ガスの進行方向を反転させる反転上仕切板と、前記反転下仕切板及び前記中段仕切板上に載置された上段吸音材と、該上段吸音材上に載置され前記反転上仕切板の上部にその一端を突き当てるように配置すると共に前記排ガス入口と前記反転上仕切板とを連通させ水平方向に延設した上段仕切板とを備え、各仕切板及び各吸音材を積み木状に順次積み重ねて蛇行した前記排気路を形成するようにした。
また、請求項2では、前記下段仕切板及び前記中段仕切板の前記反転下仕切板側の周縁に、前記中段吸音材の前記反転下仕切板側の端面を覆うフランジ部を各々設けると共に、前記中段仕切板及び前記上段仕切板の前記反転上仕切板側の周縁に、上段吸音材の前記反転上仕切板側の端面を覆うフランジ部を各々設けるものとした。
また、請求項3では、前記下段仕切板と前記中段仕切板と前記上段仕切板は、多数の小孔を有する多孔鋼板で構成し、前記出口仕切板と前記反転下仕切板と前記反転上仕切板は、小孔を有さない鋼板で構成するものとした。
この発明の請求項1によれば、各仕切板及び各吸音材を積み木状に順次積み重ねるだけで排気路を形成できるので、組み立てが極めて簡単であり、且つ、排気ガスが通過する排気路を蛇行排気路としたことで、排気路が長くなり、排気ガス排出に伴う騒音を効果的に低減することができるものである。また、各仕切板は内部に排気ガスを通過させる空間を有しているので、確実な排気路の広さを確保することができるものである。
また、請求項2によれば、各々のフランジ部により中段吸音材及び上段吸音材の横方向の位置を固定することができ、さらに、中段吸音材及び上段吸音材の各吸音材の端面を覆うことで、長期使用することによる吸音材の端面の膨出を未然に防ぎ、排気路の閉塞を防止することができるものである。
また、請求項3によれば、下段仕切板と中段仕切板と上段仕切板は、多数の小孔を有するを多孔鋼板で構成することで、排気ガス排出に伴う騒音を小孔から吸音材を通過させて積極的に吸音させると共に、出口仕切板と反転下仕切板と反転上仕切板は、小孔を有さない鋼板で構成することで、騒音を反射させて小孔から吸音材に導くようにして、騒音を確実に低減させることができるものである。
本発明の一実施形態の燃焼器の概略構成図。 同一実施形態の消音装置の外観図。 同一実施形態の消音装置の分解斜視図。 同一実施形態の消音装置の上面図。 図4のA−A断面図。 図5の要部拡大図。 従来の燃焼器の概略構成図。
次に、本発明の一実施形態の燃焼器について図1に基づいて説明する。
1は本実施形態の逆燃式の燃焼器、2は石油を燃料とし下向きに火炎を発生する熱源としての燃焼部である燃焼バーナ、3は燃焼バーナ2に燃焼用の空気を供給する送風機、4は燃焼バーナ2の下方に備えられた燃焼室、5は燃焼室4内に設けられ燃焼バーナ2の燃焼に伴い発生する排気ガスの顕熱を回収するフィンチューブ式の熱交換器で構成された一次熱交換部である。
6は燃焼室4の下流側に配置され、燃焼室4の底部に一端を連通し、燃焼器1で発生する排気ガス排出に伴う騒音を低減させる消音装置で、消音装置6の他端は、ステンレス製の箱体で形成された二次熱交換部7と排気ダクト8を介して連通しており、二次熱交換部7は、消音装置6を通過した排気ガス中の水蒸気を凝縮させ、その潜熱を回収する熱交換器で構成されている。また、9は二次熱交換部7を通過した排気ガスを燃焼器1の器具外に排出させる排出口である。
ここで、燃焼バーナ2の燃焼に伴い発生した排気ガスは、送風機3の送風力により、燃焼室4を下向きに流れ、一次熱交換部5を通過する。そして、一次熱交換部5を下向きに通過した排気ガスは、消音装置6にて下向きから上向きにUターンされ、排気ダクト8を介して二次熱交換部7に上向きに流入し、二次熱交換部7を通過した後、排出口9から排出するものである。
10は二次熱交換部7の下部に備えられた中和器で、中には炭酸カルシウムからなる中和剤(図示せず)が充填されており、二次熱交換部7内で排気ガスから潜熱回収を行うことで発生する強酸性のドレン水をドレン連通路11を介して収集・中和して、PHを落として燃焼器1の器具外に排水するようにしたものである。
12は給水管、13は燃焼器1の器具外の給湯栓(図示せず)まで温水を供給する給湯管であり、給水管12からの給水は、先ず、二次熱交換部7の熱交換器に導入され、二次熱交換部7の熱交換器にて排気ガスと熱交換加熱され、そこから、1次熱交換部5の熱交換器に導入され、1次熱交換部5の熱交換器にて、高温の排気ガスと熱交換加熱され、給湯管13を介して給湯栓からユーザの設定した給湯温度にて出湯されるものである。
次に、本発明の消音装置6について、図2〜図6を基づいて説明する。図2は消音装置6の外観を示す外観図である。図3は消音装置6の内部構成を示す分解斜視図である。図4は消音装置6を上方から視た上面図である。図5は図4のA−A断面図である。図6は図5の要部拡大図である。
前記消音装置6について説明すると、先ず、14はステンレス製で上面が開口された方形の外枠、15は外枠14の上面を覆うステンレス製の蓋体であり、外枠14及び蓋体15にて消音装置6のケーシング16を成すものである。また、蓋体15は燃焼室4を通過した排気ガスを消音装置6内に流入させるための開口面としての排ガス入口17と、消音装置6内を通過した排気ガスを排気ダクト8に流出させるための開口面としての排ガス出口18とを有するものである。
19は外枠14の全ての内壁面に当接するように取り付けられ、上面が開口された内枠吸音材で、内枠吸音材19は、外枠14の内壁面の底面側に当接する底面吸音材20と、外枠14の内壁面の正面側に当接する正面吸音材21と、外枠14の内壁面の背面側に当接する背面吸音材22と、排ガス入口17側に設けられ外枠14の内壁面の左側面側に当接する左側面吸音材23と、排ガス出口18側に設けられ外枠14の内壁面の右側面側に当接する右側面吸音材24とから構成され、底面吸音材20と、正面吸音材21と、背面吸音材22と、左側面吸音材23と、右側面吸音材24とによって囲まれた内部領域に略直方体状の空間25を有するものである。
前記略直方体状の空間25内部には、後述する複数の吸音材及び内部に排気ガスを通過させる空間Hを有する複数の仕切板により、排ガス入口17及び排ガス出口18に連通する排気路が形成されるものであり、前記略直方体状の空間25は、複数の吸音材及び複数の仕切板により隙間なく埋められるものである。
前記略直方体状の空間25内部であって、底面吸音材20上には、排ガス出口18の直下で、背面吸音材22と右側面吸音材24との内壁面に当接し、高さが右側面吸音材24の高さと略同寸法であり、底面が閉塞され、上面に排ガス出口18と連通する開口を備えると共に、一側面下部に形成された排気ガスを流入させる開口を備え、内部に前記空間Hを有する鉛直方向に延設した出口仕切板26と、出口仕切板26の隣で、出口仕切板26及び正面吸音材21に挟まれるように配置され、高さが出口仕切板26の高さと略同寸法の出口吸音材27と、幅が出口仕切板26と出口吸音材27との幅を合わせた幅と略同寸法であり、一端に出口仕切板26の下部の開口と連通する開口を備えると共に、他端に排気ガスを流入させる開口と該他端の開口の上部周縁から上方に突出した下段フランジ部28を備え、内部に前記空間Hを有する水平方向に延設した下段仕切板29と、幅が下段仕切板29の幅と略同寸法であり、左側面吸音材23及び下段仕切板29に挟まれるように配置され、出口仕切板26の他端の開口と連通すると共に排気ガスを流入させるための1つの開口を備え、横断面視逆コの字状で、内部に排気ガスの進行方向を反転させる前記空間Hを有する反転下仕切板30とが載置されているものである。
そして、前記下段仕切板29上には、幅が下段仕切板29の幅と略同寸法であり、水平方向に延設した中段吸音材31と、出口仕切板26及び出口吸音材27と中段吸音材31との間に挟まれるように配置され、幅が中段吸音材31の幅と略同寸法であり、出口仕切板26の上面と略同位置まで鉛直方向に延設した立上吸音材32とが載置されているものである。
さらに、前記中段吸音材31上には、幅が中段吸音材31の幅と略同寸法であり、反転下仕切板30の上面と略同位置の高さを有し、一端に反転下仕切板30の開口と連通する開口と該一端の開口の下部周縁から下方に突出する中段下フランジ部33とを備えると共に、他端に排気ガスを流入させる開口と該他端の開口の上部周縁から上方に突出した中段上フランジ部34とを備え、内部に前記空間Hを有する水平方向に延設した中段仕切板35と、幅が中段吸音材31の幅と略同寸法であり、立上吸音材32の上面と略同位置の高さを有し、立上吸音材32と中段仕切板35との間に挟まれるように配置され、中段仕切板35の他端の開口と連通すると共に排気ガスを流入させるための開口面とを備え、横断面視逆L字状且つ縦断面視U字状で、内部に排気ガスの進行方向を反転させる前記空間Hを有する受け皿状の反転上仕切板36とが載置されているものである。なお、反転上仕切板36は、正面吸音材21、背面吸音材22、立上吸音材32の各々の上面に当接し蓋体15と共にビス止めされる切り起こし片が設けられているものである。
また、反転下仕切板30及び中段仕切板35上には、幅が反転下仕切板30及び中段仕切板35と同寸法で、長さが反転下仕切板30と中段仕切板35とを合わせた長さと同寸法の上段吸音材37が載置され、この上段吸音材37上には、幅及び長さが上段吸音材37の幅及び長さと略同寸法であり、左側面吸音材23の上面または立上吸音材32の上面と略同位置の高さを有し、左側面吸音材23と反転上仕切板36との間に挟まれるように配置され、一端に反転上仕切板36の開口面と連通する開口面と該一端の下部周縁から下方に突出する上段フランジ部38とを備え、横断面視L字状且つ縦断面視U字状で、排ガス入口17と連通する前記空間Hを有する受け皿状の上段仕切板39が載置されているものである。なお、上段仕切板39は、正面吸音材21、背面吸音材22、左側面吸音材23の各々の上面に当接し蓋体15と共にビス止めされる切り起こし片が設けられているものである。
以上説明した各仕切板26、29、30、35、36、39を連通させ各仕切板26、29、30、35、36、39の各々の前記空間Hを繋げることにより、排ガス入口17から流入した排気ガスを排ガス出口18に流出させるための排気路、すなわち、図5に示されるような蛇行した排気路を形成することができるものである。
なお、各吸音材20、21、22、23、24、27、31、32、37は、耐熱性に優れているロックウールや、耐熱性及び比重を容易に変更できて吸音効率調整が容易なセラミックウールや、コスト面で優れているグラスウール等により構成されているものである。また、各仕切板26、29、30、35、36、39は、耐熱性や耐食性に優れているステンレス鋼板よりなり、各仕切板29、35、39は、多数の小孔40を有するパンチングメタル等の多孔鋼板よりなり、各仕切板26、30、36は、小孔40を有しない鋼板よりなるものであり、一部の仕切板を多孔鋼板として、排気ガス排出に伴う騒音を小孔40から吸音材を通過させて積極的に吸音させると共に、その他の仕切板を鋼板として、小孔40から吸音材を通過した騒音を反射させて再び吸音材に導いたり、騒音を反射させて新たに小孔40から吸音材に導いたりすることで、騒音を確実に低減させることができるものである。
次に、消音装置6の組立方法について説明する。
先ず、外枠14内に、底面吸音材20と、正面吸音材21と、背面吸音材22と、左側面吸音材23と、右側面吸音材24とから構成される内枠吸音材19を設置し、そして、略直方体状の空間25の右側面吸音材24の内壁面に当接する位置に、出口仕切板26及び出口吸音材27を設置し、そこから左側面吸音材23側に向かって、出口仕切板26及び出口吸音材27の下部にその一端を突き当てるようにして下段仕切板29を設置すると共に、下段仕切板29の他端に下部を突き当てるように反転下仕切板30を設置することで、出口仕切板26、出口吸音材27、下段仕切板29、反転下仕切板30は、各部材同士及び内枠吸音材19と各々突き当たるように配置され、前後左右にずれることがなく各々の位置が固定されるものである。
続いて、下段仕切板29上に中段吸音材31を載置し、下段仕切板29の下段フランジ部28に、反転下仕切板30側の中段吸音材31の端面を突き当てるように設置し、そして、下段仕切板29上に立上吸音材32を載置し、出口仕切板26と中段吸音材31の間に設置することで、中段吸音材31、立上吸音材32は、出口仕切板26と下段フランジ部28の間に挟まれると共に、内枠吸音材19のうち正面吸音材21及び背面吸音材22と突き当たるように配置され、前後左右にずれることがなく各々の位置が固定されるものである。
次に、中段吸音材31上に中段仕切板35を載置し、反転下仕切板30の上部にその一端を突き当てるようにして中段仕切板35を設置し、図6に示すように、反転下仕切板30と下段フランジ部28との間に、中段仕切板35の中段下フランジ部33を引っ掛け、中段下フランジ部33の一部を下段仕切板29の下段フランジ部28に重合させて配置させ、反転下仕切板30側の中段吸音材31の端面が露出しないように覆うものである。
そして、反転下仕切板30及び中段仕切板35上に上段吸音材37を載置し、上段吸音材37は、中段上フランジ部34と、内枠吸音材19のうち正面吸音材21、背面吸音材22、左側面吸音材23とに挟まれて前後左右にずれることがなく位置が固定され、続けて、中段吸音材31上に反転上仕切板36を載置し、反転上仕切板36の下部を中段仕切板35の中段上フランジ部34側に突き当てるようにしながら、立上吸音材32と中段仕切板35との間に反転上仕切板36を設置し、次に、上段吸音材37上に上段仕切板39を載置し、反転上仕切板36の上部にその一端を突き当てるようにして上段仕切板39を設置し、図6に示すように、反転上仕切板36と中段上フランジ部34との間に、上段仕切板39の上段フランジ部38を引っ掛け、上段フランジ部38の一部を中段仕切板35の中段上フランジ部34に重合させて配置させ、反転上仕切板36側の上段吸音材37の端面が露出しないように覆うものである。この時、中段仕切板35、反転上仕切板36、上段仕切板39は、各部材同士及び内枠吸音材19と各々突き当たるように配置され、前後左右にずれることがなく各々の位置が固定されるものである。
上記のようにして、各仕切板26、29、30、35、36、39及び各吸音材27、31、32、37を、積み木状に順次積み重ねていくと、排ガス入口17及び排ガス出口18と連通する蛇行した排気路を形成でき、また、各部材同士が互いに作用し合うことによって、略直方体状の空間25に、各仕切板26、29、30、35、36、39及び各吸音材27、31、32、37をしっかり固定させることができ位置決めできるものである。
最後に、上段仕切板39及び反転上仕切板36の切り起こし片が、内枠吸音材19と蓋体15の間に挟み込まれるようにして、蓋体15をビス止めすることで、消音装置6が組み上がるものである。
以上説明した燃焼器1の消音装置6において、外枠14内に内枠吸音材19を設置し、内枠吸音材19内部の略直方体状の空間25に、各仕切板26、29、30、35、36、39及び各吸音材27、31、32、37を、積み木状に順次積み重ねるだけで、排ガス入口17及び排ガス出口18と連通する排気路を形成できるので、組み立てが極めて簡単であり、且つ、排気ガスが通過する排気路を蛇行した排気路としたことで、排気路が長くなり、排気ガス排出に伴う騒音を効果的に低減することができるものである。また、各仕切板26、29、30、35、36、39は内部に排気ガスを通過させる空間Hを有しているので、確実な排気路の広さを確保することができるものである。
また、下段フランジ部28及び中段下フランジ部33を設けたことにより、中段吸音材31の横方向の位置を固定することができると共に、中段下フランジ部33の一部を下段フランジ部28に重合させて配置させ、中段吸音材31の端面が露出しないように覆うようにしたことで、長期使用することによる中段吸音材31の端面の膨出を未然に防ぎ、排気路の閉塞を防止することができるものである。
また、中段上フランジ部34及び上段フランジ部38を設けたことにより、上段吸音材37の横方向の位置を固定することができると共に、上段フランジ部38の一部を中段上フランジ部34に重合させて配置させ、上段吸音材37の端面が露出しないように覆うようにしたことで、長期使用することによる上段吸音材37の端面の膨出を未然に防ぎ、排気路の閉塞を防止することができるものである。
6 消音装置
14 外枠
15 蓋体
16 ケーシング
17 排ガス入口
18 排ガス出口
19 内枠吸音材
25 略直方体状の空間
26 出口仕切板
28 下段フランジ部(フランジ部)
29 下段仕切板
30 反転下仕切板
31 中段吸音材
32 立上吸音材
33 中段下フランジ部(フランジ部)
34 中段上フランジ部(フランジ部)
35 中段仕切板
36 反転上仕切板
37 上段吸音材
38 上段フランジ部
39 上段仕切板
40 小孔

Claims (3)

  1. 燃焼器で発生する排気ガスを排気路内を通過させることで排気ガスの騒音を低減する燃焼器の消音装置において、前記消音装置は、上面開口の方形の外枠と、該外枠の上面を覆い排ガス入口及び排ガス出口を有する蓋体とからなるケーシングと、前記外枠の内壁に当接し内方に略直方体状の空間を有する内枠吸音材とを備え、さらに、前記略直方体状の空間内部に、複数の吸音材及び内部に排気ガスを通過させる空間を有する複数の仕切板により、前記排ガス入口及び前記排ガス出口に連通する前記排気路を形成するもので、前記排ガス出口の直下で前記排ガス出口と連通し鉛直方向に延設した出口仕切板と、該出口仕切板の下部にその一端を突き当てるように配置して前記出口仕切板と連通し水平方向に延設した下段仕切板と、該下段仕切板の他端に下部を突き当てるように配置して前記下段仕切板と連通し排気ガスの進行方向を反転させる反転下仕切板と、前記下段仕切板上に載置された中段吸音材と、前記下段仕切板上に載置され前記中段吸音材と前記出口仕切板の間に設けられた立上吸音材と、前記中段吸音材上に載置され前記反転下仕切板の上部にその一端を突き当てるように配置して前記反転下仕切板と連通し水平方向に延設した中段仕切板と、前記中段吸音材上に載置され前記中段仕切板と前記立上吸音材との間に配置して、前記中段仕切板の他端側に下部を突き当てるようにして前記中段仕切板と連通し排気ガスの進行方向を反転させる反転上仕切板と、前記反転下仕切板及び前記中段仕切板上に載置された上段吸音材と、該上段吸音材上に載置され前記反転上仕切板の上部にその一端を突き当てるように配置すると共に前記排ガス入口と前記反転上仕切板とを連通させ水平方向に延設した上段仕切板とを備え、各仕切板及び各吸音材を積み木状に順次積み重ねて蛇行した前記排気路を形成したことを特徴とする燃焼器の消音装置。
  2. 前記下段仕切板及び前記中段仕切板の前記反転下仕切板側の周縁に、前記中段吸音材の前記反転下仕切板側の端面を覆うフランジ部を各々設けると共に、前記中段仕切板及び前記上段仕切板の前記反転上仕切板側の周縁に、上段吸音材の前記反転上仕切板側の端面を覆うフランジ部を各々設けたことを特徴とする請求項1記載の燃焼器の消音装置。
  3. 前記下段仕切板と前記中段仕切板と前記上段仕切板は、多数の小孔を有する多孔鋼板で構成し、前記出口仕切板と前記反転下仕切板と前記反転上仕切板は、小孔を有さない鋼板で構成したことを特徴とする請求項2記載の燃焼器の消音装置。
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