JP2009216157A - 防振架台 - Google Patents

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Yu Kitamura
祐 北村
Masahide Seki
雅英 関
Toshiya Shimazaki
俊也 島崎
Satoru Muranishi
哲 村西
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Abstract

【課題】機器から発生した騒音の一部を吸収し、周囲に発生する騒音の低減を図る。
【解決手段】本発明の防振架台は、上部に付加質量8を有する防振架台本体2と、防振架台本体2と機器4間に配設される騒音吸収架台3とを備えている。
騒音吸収架台3は、金属製の筺体31と、筺体31内に収容された吸音材32とを備えている。
筺体31は、機器4と対向する側が開放された直方体状の筐体本体31aと、筐体本体31aの対向する上縁31b、31c間に上縁31b、1cの長手方向に沿って離間して跨設される複数個の橋桁34a、34bとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振架台に係り、特に機器の振動を遮断するための防振機器の騒音対策として有用な防振架台に関する。
従来から、振動の発生源となる機器、例えば一般空調機器や真空ポンプ等を載置する防振架台として、(イ)振動の発生源となる機器を載置する上部枠体と、地面や屋根等の固定基盤に固定される下部枠体との間にコイルスプリングや防振ゴムなどを備えた防振機構を介装して両者を連結してなるもの、(ロ)細長の上支持部材と下支持部材との間に、振動吸収装置を介在して防振ユニットを構成し、当該防振ユニットの複数個を機器底面下に並列配置してなるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。ここで、防振架台で支持している機器が、定常回転機械や高速プレス等の振動機械の場合には振動が大きくなるため、振動機械に付加質量を固定し、振動機械と付加質量とを防振機構にて支持することで振動変位(振幅)を小さくすることが図られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、このような防振架台においては、振動の発生源となる機器の除振対策には有効であるものの、機器から発生する騒音については何ら対策が施されておらず、このため、機器から発生する騒音が付加質量で反響してしまうという難点があった。
特開平3−229035号公報(1頁右欄3〜9行) 特開平7−139589号公報(段落0006) 実開平1−060050号公報(図5)
本発明は、このような点に着目してなされたもので、防振架台に吸音材を組み込むことで、機器から発生した騒音の一部を吸収し、周囲に発生する騒音を大幅に低減することができる防振架台を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様である防振架台は、機器の振動を吸収する防振架台において、防振架台は、上部に付加質量を有する防振架台本体と、防振架台本体と機器間に配設される騒音吸収架台とを備えるものである。
本発明の第2の態様は、第1の態様である防振架台において、騒音吸収架台は、金属製の筺体と、筺体内に収容された吸音材とを備え、筺体の前記機器と対向する側には機器から発生する騒音を通過させるための開口部が設けられているものである。
本発明の第3の態様は、第2の態様である防振架台において、筺体は、機器と対向する側が開放された直方体状の筐体本体と、筐体本体の対向する上縁間に上縁の長手方向に沿って離間して跨設される複数個の橋桁とを備えるものである。
本発明の第4の態様は、第2の態様または第3の態様である防振架台において、筐体は、鋼板の折り曲げ加工により形成されているものである。
本発明の第1の態様乃至第4の態様の防振架台によれば、防振架台に吸音材を組み込むことで、機器から発生した騒音の一部を吸収し、周囲に発生する騒音を大幅に低減することができる。
以下、本発明の防振架台を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して詳述する。
図1は本発明の一実施例における防振架台の正面図である。
同図おいて、本発明における防振架台1は、防振架台本体2と、防振架台本体2上に載置される騒音吸収架台3とを備えており、騒音吸収架台3上には、真空ポンプなどの振動を発生する機器4が載置されている。
防振架台本体2は、図2に示すように、例えば、鋼材から成る上、下部支持台5、6と、上、下部支持台5、6の四角間にそれぞれ立設される4本の円柱状の防振材7と、上部支持台5上に配設される付加質量8とを備えている。
上、下部支持台5、6は、それぞれ例えば4本のコの字状のチャンネル部材51、61を矩形状に組み合わせたもので構成されている。
防振材7としては、図3に示すように、例えばコイルばね式のものが使用される。この防振材7は、上、下部支持台5、6間に跨って配設されるボルト71と、ボルト71に嵌装され上、下部支持台5、6間に配設される上、下部カバー72、73と、ボルト71に嵌装され上、下部カバー72、73間に配設されるコイルバネ74と、ボルト71に嵌装され上部支持台5と上部カバー72間に配設されるゴム製のスライドカラー75とを備えている。このような構成の防振材7は次のようにして上、下部支持台5、6間に取り付けることができる。すなわち、ボルト71の上下部分を上、下部支持台5、6に設けられた透孔(不図示)に貫通し、ボルト71の上部に配置したナット76を座金77を介して締め付け、ボルト71の下部に配置した一対のナット78a、78bを座金79を介して締め付けることで、防振材7を上、下部支持台5、6間に取り付けることができる。なお、本実施例では防振材7をコイルばね式のもので説明したが、コイルばねの替わりに防振ゴムなどで構成された防振材でもよい。
付加質量8は、例えば、厚さが12mm程度で重さが30kg程度の鉄板などで構成されている。このような構成の付加質量8は、上部支持台5上に溶接などで取り付けられている。ここで、この付加質量8は、図4に示すように、付加質量8の重心81が4角に配設された防振材7に対して等距離に位置するように配置されている。
騒音吸収架台3は、図2に示すように、金属製でかつ直方体状の筺体31を備えており、この筺体31内にはこの筐体31と略同等の体積を有するシート状の吸音材32が収容され、また、筺体31の機器4と対向する側(図中上部側)には機器4から発生する騒音を通過させるための開口部33が設けられている。
筺体31は、具体的には、機器4と対向する側が開放された直方体状の筐体本体31aと、筐体本体31aの対向する上縁31b、31c間に上縁31b、31cの長手方向に沿って離間して跨設され複数個の橋桁34a、34bとを備えている。このような構成の筐体本体31aは、例えば、厚さが3.2mm程度の鋼板を折り曲げ加工することにより形成することができる。また、橋桁34a、34bの厚さや材質も筐体本体31aと同様のもので形成されている。
このように複数個の橋桁34a、34bを離間して配設することで、機器4を支持すると共に、機器4から発生する騒音を通過させるための開口部33を形成することができる。
吸音材32としては、低周波数領域(100Hz程度)から高周波数領域(数キロHz程度)までの広範囲に亘って吸音特性が優れており、また固体伝搬音や振動の低減にも効果的な制振性を発揮する材料、具体的には、シリコーン樹脂から成る皮膜の両面に厚さ25mmのグラスウールをそれぞれ積層してなる低周波吸音材が好適する。
このような構成の吸音材32は、開口部33から当該シート状の吸音材32を折り曲げるようにして入れることでの筐体本体31a内に収容することができる。
このような構成の防振架台1によれば、防振架台1に吸音材32を組み込むことで、機器4から発生した騒音のうち機器4の下部方向に抜ける騒音は騒音吸収架台3の開口部33をとおり吸音材32に当たることから、当該騒音は吸音材32で確実に吸収することができる。従って、本発明の防振架台によれば、防振架台1に吸音材32を組み込むことで、機器4から周囲に発生する騒音を大幅に低減させることができる。
図5は、このように構成された防振架台の騒音吸収架台の有無による騒音レベルの比較を示している。ここで、比較例は、防振架台に騒音吸収架台3を組み込まない場合の騒音レベル、実施例は、防振架台に騒音吸収架台3を組み込んだ場合の騒音レベルを示している。なお、図5に示す測定値は、単体で52dB(A)の騒音を発生する真空ポンプを運転した場合の当該真空ポンプの直上1mの騒音レベルを示している。
なお、騒音レベルはJIS A 1409:1998「残響室法吸音率の測定方法」により測定した。
同図より、比較例では、真空ポンプからの直接音に、真空ポンプから下部方向に抜け付加質量部で反射した反射音が加わるため、真空ポンプ単体での騒音より騒音レベルが増大していたが、本実施例における防振架台では、真空ポンプから下部方向に抜けた騒音は吸音材に吸収されるため、比較例に対して、オールパスでの騒音レベル(dB)でおよそ5(dB)の優位差が認められ、本発明における防振架台が騒音防止対策として非常に有効であることが判る。
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
第1に、前述の実施例においては、上面側が開放された直方体状の筐体本体31aの対向する上縁31b、31c間に複数個の橋桁34a、34bを跨設した場合について説明しているが、橋桁34a、34bに代えてパンチングメタルなどのように多数個の透孔を有する板状部材で筐体本体31aの開放部を覆うようにしてもよい。なお、この場合は予め吸音材32を筐体本体31a内に収容しておく必要がある。また、吸音材32を筐体本体31a内に収容する方法は上記に限定されず、例えば筐体本体31aの一側面部分を開閉自在としておき、当該一側面部分を利用して吸音材32を収容してもよい。
第2に、前述の実施例においては、吸音材として、シリコーン樹脂から成る樹脂皮膜の両面に厚さ25mmのグラスウールをそれぞれ積層してなる低周波吸音材を使用した場合について述べているが、シリコーン樹脂から成る樹脂皮膜の両面に厚さ25mmのロックウールやガラスウールまたはロックウールの混合物などの多孔質体層を積層したものを使用してもよい。また、シリコーン樹脂から成る樹脂皮膜に代えてアクリル樹脂やポリ塩化ビニルから成る樹脂皮膜を使用してもよい。また、これらの膜に代えて、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、多硫化ゴム、ポリオレフィンのうちから選択された何れかのゴムを使用してもよい。
本発明の一実施例における防振架台の正面図。 本発明の一実施例における防振架台の分解構成図。 本発明の一実施例における防振材の断面図。 本発明の防振架台における防振材と付加質量との位置関係を示す説明図。 防振架台の騒音吸収架台の有無による騒音レベルの比較を示す説明図。
符号の説明
1・・・防振架台
2・・・防振架台本体
3・・・騒音吸収架台
31・・・筺体
31a・・・筐体本体
32・・・吸音材
33・・・開口部
34a、34b・・・橋桁
4・・・機器
8・・・付加質量

Claims (4)

  1. 機器の振動を吸収する防振架台において、
    前記防振架台は、上部に付加質量を有する防振架台本体と、前記防振架台本体と前記機器間に配設される騒音吸収架台とを備えることを特徴とする防振架台。
  2. 前記騒音吸収架台は、金属製の筺体と、前記筺体内に収容された吸音材とを備え、前記筺体の前記機器と対向する側には前記機器から発生する騒音を通過させるための開口部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の防振架台。
  3. 前記筺体は、前記機器と対向する側が開放された直方体状の筐体本体と、前記筐体本体の対向する上縁間に前記上縁の長手方向に沿って離間して跨設される複数個の橋桁とを備えることを特徴とする請求項2記載の防振架台。
  4. 前記筐体は、鋼板の折り曲げ加工により形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の防振架台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101989497B1 (ko) * 2017-12-12 2019-06-19 주식회사 귀뚜라미환경테크 음식물 쓰레기 처리용 진공펌프 방진장치
CN114110135A (zh) * 2021-08-11 2022-03-01 北京中成科信科技发展有限公司 用于翼闸的降噪壳体

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