JP2002089618A - ダイナミックダンパ - Google Patents
ダイナミックダンパInfo
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Abstract
振幅方向にそれぞれ沿った振動の共振振動数の比を広い
範囲で任意の値に設定可能とし、しかも部品点数の増加
及び構造の複雑化を抑制する。 【解決手段】 ダイナミックダンパ10では、車体が上
下方向に沿って振動(縦揺れ)する場合、第1弾性部材
32には圧縮・引張変形が生じると共に、第2弾性部材
34には剪断変形が生じ、また車体が車両前後方向に沿
って振動(横揺れ)する場合、第1弾性部材32及び第
2弾性部材34にはそれぞれ剪断変形が生じる。このと
き、第1弾性部材32の水平方向に沿った断面積を小さ
くしても、マス部材30が一対の第2弾性部材34によ
り一対の側板部18にそれぞれ連結されていることか
ら、車体が車両前後方向に沿って振動した際にも、第1
弾性部材32に過大な撓み変形が生じることを防止でき
る。
Description
動を共振効果により低減するダイナミックダンパに関
し、例えばエンジン振動が伝達される車体のメンバ類や
ボディパネル等の振動を低減するのに好適なものであ
る。
類には、メンバ類の共振振動数と同じ固有振動数を有す
るダイナミックダンパが配設されていて、車両のエンジ
ンが発生する振動をこのダイナミックダンパが吸収し、
メンバ類の振動を低減して、車両騒音を低下させてい
た。このような従来のダイナミックダンパの一例とし
て、図7に示されるようなダイナミックダンパ80が知
られている。このダイナミックダンパ80はねじ止め等
によりメンバ類へ固定される金属製の取付・支持プレー
ト82と、この支持プレート82上へ配置されるマス部
材84とを備えており、これらの支持プレート82とマ
ス部材84とにゴム製の弾性部材86がそれぞれ加硫接
着され、この弾性部材86により支持プレート82に所
定の質量を有するマス部材84が連結されている。この
ようなダイナミックダンパ80は、車体におけるエンジ
ンからの振動が伝えられる各種のメンバ類、例えば、防
振マウントを介してエンジンを支持するブラケットに固
定される。
ジンからの振動が振動受部となる車体へ伝達されるが、
エンジンと車体との間には防振マウントが配置され、こ
の防振マウントによりエンジンが弾性的に支持されてい
る。ここで、エンジンにより発生される振動は、一般的
に略上下方向(重力方向)に沿った振動である縦揺れ及
び略水平方向に沿った振動である横揺れが合成されたも
のと考えることができ、エンジン回転数やエンジンへの
負荷の大きさ等に応じて縦揺れ及び横揺れの周波数及び
振動レベルがそれぞれ変化する。
量体と考えた場合の縦揺れに対する共振振動数と横揺れ
に対する共振振動数がそれぞれ異なる値になる。このた
め、図7に示されるダイナミックダンパ80でも、エン
ジンから車体へ伝えられる振動を効果的に低減するに
は、自動車における縦揺れの共振振動数及び横揺れの共
振振動数にそれぞれ対応させてマス部材84の縦揺れに
対する共振振動数と横揺れに対する共振振動数をそれぞ
れ異なる値にチューニングする必要がある。ここで、上
下方向(矢印V方向)に沿った縦揺れは弾性部材86へ
主として垂直荷重(圧縮及び引張荷重)を作用させ、ま
た水平方向(矢印H方向)に沿った横揺れは主として弾
性部材88へ剪断荷重を作用させる。
ダイナミックダンパ80では、弾性部材88の剪断荷重
に対する剛性を一定に保ちつつ、垂直荷重に対する剛
性、すなわちバネ定数のみを低下させることが困難であ
る。すなわち、ダイナミックダンパ80の縦揺れの共振
振動数をF1とし、横揺れの共振振動数をF2とし、これ
らの周波数比を(F 2/F1)=Rとすると、この周波数
比Rを小さくすることが困難になる。具体的には、ゴム
硬度が40〜70程度のゴムにより弾性部材86を形成
した場合、周波数比Rを4より小さくすることは困難で
ある。このため、例えば、共振振動数F1が400H
z、共振振動数F2が200Hz(周波数比R=2)で
あるようなダイナミックダンパ80を実現することが困
難であった。
弾性部材の形状のみを変更し、周波数比Rを4より小さ
くしようとすると、図8に示されるように弾性部材88
の形状を細長くすると共に、弾性部材88のマス部材8
4及び支持プレート82への接着面積をそれぞれ小さく
しなければならない。しかし、このような形状の弾性部
材88を用いると、車体の横揺れ時には弾性部材88に
は、剪断変形と同時に過大な撓み変形が生じ、この過大
な撓み変形により横揺れに対するダイナミックダンパ効
果(制振効果)が低下してしまう。
ダンパにおいて、マス部材の底面と取付・支持プレート
とを連結する弾性部材の撓み変形を抑制するために、マ
ス部材の側面両端部をそれぞれ一対の弾性部材により支
持プレートに連結することが考えられるが、このような
構造を採用すると、支持プレートの形状及び構造が複雑
になって部品点数が増加するという問題が生じる。
に略直交する第1の振幅方向及び第2の振幅方向にそれ
ぞれ沿った振動の共振振動数の比を広い範囲で任意の値
に設定でき、しかも部品点数の増加及び構造の複雑化を
抑制できるダイナミックダンパを提供することにある。
クダンパは、互いに略直交する第1及び第2の振幅方向
に沿って振動し得る振動体に連結固定される取付部材
と、前記取付部材に固定されると共に、前記第1の振幅
方向へ面する底板部及び該底板部を挟んで前記第2の振
幅方向へそれぞれ面する一対の側板部が設けられた支持
部材と、振動体の振動を低減するのに十分な質量を有
し、一対の前記側板部の間に支持されるマス部材と、前
記マス部材を前記底板部へ連結し、前記第1の振幅方向
に沿った荷重を受けて圧縮・引張方向へ弾性変形し、か
つ前記第2の振幅方向に沿った荷重を受けて剪断方向へ
弾性変形する第1の弾性部材と、前記マス部材を一対の
前記側板部へそれぞれ連結し、前記第1及び第2の振幅
方向に沿った荷重を受けて剪断方向へ弾性変形する一対
の第2の弾性部材とを有し、前記取付部材及び前記支持
部材を、それぞれ1枚の金属板を素材として一体的に成
形されたものである。
体が第1の振幅方向に沿って振動する場合、第1の弾性
部材には圧縮・引張方向に沿って弾性変形(圧縮・引張
変形)が生じると共に、第2の弾性部材には剪断方向に
沿って弾性変形(剪断変形)が生じることから、マス部
材の第1の振幅方向に沿った共振振動数は、第1の弾性
部材の圧縮・引張方向に沿ったバネ定数と第2の弾性部
材の剪断方向に沿ったバネ定数との合成バネ定数によっ
て定まる。
する場合、第1の弾性部材及び第2の弾性部材にはそれ
ぞれ剪断方向に沿って弾性変形(剪断変形)が生じるこ
とから、マス部材の第2の振幅方向に沿った共振振動数
は、第1の弾性部材の剪断方向に沿ったバネ定数と第2
の弾性部材の剪断方向に沿ったバネ定数とが合成された
合成バネ定数によって定まる。
弾性部材の断面積を小さくしても、マス部材が一対の第
2の弾性部材により一対の側板部にそれぞれ連結されて
いることから、振動体が第2の振幅方向に沿って振動し
た際に、第1の弾性部材に過大な撓み変形が生じること
を防止できるので、第2の振幅方向に沿った振動に対す
るダイナミックダンパ効果(制振効果)の低下を防止で
きる。この結果、上記構成のダイナミックダンパによれ
ば、第1の弾性部材の形状が制約されなくなり、第1の
弾性部材の圧縮・引張方向に沿ったバネ定数及び剪断方
向に沿ったバネ定数の設定範囲を拡大できる。具体的に
は、例えば、マス部材の第2の振幅方向における共振振
動数を一定に保ちつつ、第1の弾性部材の圧縮・引張方
向に沿ったバネ定数を減少させて、マス部材の第1の振
幅方向における共振振動数を十分小さい値に設定するこ
とが可能になるので、マス部材の第1の振幅方向に沿っ
た振動の共振振動数(F1)と第2の振幅方向に沿った
振動の共振振動数(F2)との周波数比(F1/F2)を
4よりも小さくすることも容易になる。
は、振動体へ連結固定される取付部材及び第1及び第2
の弾性部材を介してマス部材を支持する支持部材がそれ
ぞれ1枚の金属板を素材として一体的に成形されている
ことにより、従来のダイナミックダンパには存在しない
一対の側板部が支持部材に追加されても、支持部材を構
成する部品の数が増加せず、かつ取付部材及び支持部材
を一体構造の一部品として構成できるので、ダイナミッ
クダンパ全体としての部品点数の増加も抑制できる。
ダイナミックダンパについて図面を参照して説明する。
の実施形態に係るダイナミックダンパが示されており、
図2には本実施形態に係るダイナミックダンパを車体へ
搭載した状態の一例が模式的に示されている。
に1枚の金属板からなる支持プレート12が配置され、
この支持プレート12には、図1(B)に示されるよう
に上部側に上方へ向かって開いたコ字状の断面を有する
支持枠14が設けられている。この支持枠14には平板
状の底板部16が形成され、この底板部16はダイナミ
ックダンパ10の幅方向(矢印W方向)に沿って長い略
長方形とされている。支持枠14には、底板部16の幅
方向両端部からそれぞれ上方へ向かって直角に屈曲され
た一対の側板部18が一体的に形成され、これら一対の
側板部18は互いに平行とされている。
示されるように幅方向の両端部にそれぞれそれぞれ取付
フランジ20が設けられている。これら一対の取付フラ
ンジ20は、れぞれ基端側が底板部16の両端部から下
方へ突出しており、先端側がテーパ状に斜め下方へ広が
っている。この取付フランジ20の先端側は、その下面
が長手方向に沿って緩やかな凹状曲面となるように湾曲
している。
て説明する。支持プレート12は、図3に示されるよう
な略長方形の金属板21を素材として構成されており、
この金属板21は鉄、アルミニウム、ステンレス等の塑
性加工が可能な金属材料からなる。金属板21には、そ
の長手方向中央部に2点鎖線で示されるように支持枠1
4の底板部16とされる領域22が設けられ、この領域
22の両側端部の外側にはそれぞれ支持枠14の側板部
18とされるの領域23が設けられる。
いた領域23の外周縁に沿って略コ字状のスリット26
が形成されている。金属板21では、スリット26によ
り囲まれた領域23が領域22との接合部から上方へ折
り曲げられて側板部18が設けられる。また金属板21
では、スリット26と金属板21との間に挟まれた領域
24が領域22との接合部から下方へ屈曲されると共
に、その先端側が所定の曲率で湾曲されて取付フランジ
20が設けられる。
それぞれ円形の貫通穴であるノッチ28が打抜かれてお
り、このノッチ28は金属板21にスリットを形成する
際の切断の開始部及び終了部とされると共に、領域23
及び領域24の折曲加工を容易にするための切欠部とな
っている。
には、図1(B)に示されるように直方体状のマス部材
30が配置されている。ここで、マス部材30の底面と
底板部16との間にはゴム製の第1弾性部材32が配置
されている、この第1弾性部材32は、ダイナミックダ
ンパ10の高さ方向(矢印T方向)を厚さ方向とする肉
厚一定の平板状とされており、その下面が底板部16の
上面に加硫接着されると共に、上面がマス部材30の下
面に加硫接着されている。また、マス部材30の両側面
と支持枠14の一対の側板部18との間にも、それぞれ
ゴム製の第2弾性部材34が配置されている、この第2
弾性部材34は幅方向を厚さ方向とする肉厚一定の平板
状とされており、その一方の側面が側板部18に加硫接
着されると共に、他方の側面がマス部材30の側面に加
硫接着されている。これにより、マス部材30は第1弾
性部材32及び一対の第2弾性部材34により支持枠1
4へ連結され、これらの弾性部材32,34を介して支
持枠14により弾性的に支持される。
て変位可能となり、第1弾性部材32及び第2弾性部材
34には、それぞれマス部材30の変位量及び変位方向
に応じた弾性変形が生じる。具体的には、マス部材30
が高さ方向に沿って変位すると、第1弾性部材32には
垂直荷重(圧縮・引張荷重)が作用し圧縮・引張変形が
生じ、これと同時に、第2弾性部材34には剪断荷重が
作用し剪断変形が生じる。またマス部材30がダイナミ
ックダンパ10の幅方向及び奥行方向(矢印D方向)に
沿って変位すると、第1弾性部材32及び第2弾性部材
34にはそれぞれ剪断荷重が作用し剪断変形が生じる。
中央部及び底板部16の上面中央部にそれぞれ加硫接着
されている。また一対の第2弾性部材34の厚さはそれ
ぞれ等しくなっており、これら一対の第2弾性部材34
が振動を受けて弾性変形していない状態では、マス部材
30の両側面と一対の側板部18との間隔もそれぞれ等
しくなっている。
は、振動発生源となるエンジン38を支持するために複
数のブラケット40が設けられている。ブラケット40
には、一対の連結板42及び円筒状のホルダ部44が設
けられており、一対の連結板42は、その下端部がそれ
ぞれ溶接等により車体36へ固着され、上端部がホルダ
部44の外周面に溶接等により固着され、これにより、
ホルダ部44を車体36の上方へ支持している。ホルダ
部44内には、略円柱状とされたブッシュタイプの防振
マウント46が挿入されている。この防振マウント46
には、図2(B)に示されるように軸方向両端面にそれ
ぞれ軸心Sに沿って突出するねじ軸状の連結ロッド48
が設けられている。
ら側方へ突出する一対の連結ステー50が設けられてお
り、これら一対の連結ステー50は、それぞれ連結ロッ
ド48及びナット52により防振マウント46の両端部
へ締結固定されている。これにより、エンジン38は防
振マウント46を介して車体36により弾性的に支持さ
れる。
してのゴム弾性体等が配置されており、防振マウント4
6は、連結ロッド48を介して伝えられるエンジン38
からの振動を減衰し車体36へ伝達するようになってい
る。
るようにブラケット40のホルダ部44の外周面へ取り
付けられている。このダイナミックダンパ10は、取付
フランジ20がホルダ部44外周面の頂部付近に密着す
るように取り付けられ、取付フランジ20が溶接、ねじ
止等によってホルダ部44に固定されている。このと
き、ダイナミックダンパ10は、その奥行方向(矢印D
方向)が防振マウント46の軸心Sと平行となるように
配置されている。
態に係るダイナミックダンパ10の作用を説明する。
38からは振動が発生して防振マウント46へ伝えられ
る。エンジン38からの振動は、複数の方向(振幅方
向)に沿って振幅する複数種類の振動が合成された振動
と考えることができ、主要な振動としては、例えば、ピ
ストンの上下運動等により生じる縦揺れ及び、クランク
シャフトの回転運動等により生じる横揺れがある。ここ
で、車両には、エンジン38を質量体とする振動系(主
振動系)が構成されていると考えることができ、この主
振動系では、縦揺れの共振振動数及び横揺れの共振振動
数がそれぞれ異なる値になっている。
に防振マウント46により減衰され、ブラケット40を
介して車体36へ伝えられる。このとき、ブラケット4
0は、その構造上、防振マウント46の軸方向と略一致
する車両前後方向(矢印FR方向)に沿って撓み変形し
やすくなっており、これにより、ブラケット40には、
エンジン38からの振動入力時に車両前後方向を振幅方
向とする振動が生じ易くなっている。従って、ダイナミ
ックダンパ10が搭載されていない場合には、エンジン
38からの横揺れの振動数が共振振動数になると、ブラ
ケット40により横揺れが増幅されて車体36へ伝えら
れる。
部材30を質量体とした振動系(副振動系)が構成され
ている。この副振動系は、高さ方向に沿った振動の共振
振動数は、主振動系の縦揺れの共振振動数と略一致し、
かつ短手方向に沿った振動の共振振動数は主振動系の横
揺れの共振振動数と略一致するように構成されている。
へ伝えられる縦揺れの振動数が共振振動数になると、ダ
イナミックダンパ10では、共振効果により高さ方向
(矢印T方向)に沿ったマス部材30の振動が増幅され
る。これにより、ダイナミックダンパ10からブラケッ
ト40へ伝えられる慣性力によって車体36における縦
揺れが低減される。
ット40が車両前後方向に沿って振動し、この時の振動
数が共振振動数になると、ダイナミックダンパ10で
は、共振効果によりマス部材30の奥行方向(矢印D方
向)に沿った振動が増幅される。これにより、ダイナミ
ックダンパ10からブラケット40へ伝えられる慣性力
によってブラケット40の振動が低減される。すなわ
ち、車体36における横揺れが低減される。
クダンパ10では、車体36及びエンジン38に連結さ
れたブラケット40が上下方向に沿って振動(縦揺れ)
する場合、第2弾性部材32には圧縮・引張変形が生じ
ると共に、第2弾性部材34には剪断変形が生じること
から、マス部材30の上下方向に沿った振動の共振振動
数は、第2弾性部材32の圧縮・引張方向に沿ったバネ
定数と第2弾性部材34の剪断方向に沿ったバネ定数と
の合成バネ定数によって定まる。
れたブラケット40が車両前後方向に沿って振動(横揺
れ)する場合、第2弾性部材32及び第2弾性部材34
にはそれぞれ剪断変形が生じることから、マス部材30
の車両前後方向に沿った振動の共振振動数は、第2弾性
部材32の剪断方向に沿ったバネ定数と第2弾性部材3
4の剪断方向に沿ったバネ定数とが合成された合成バネ
定数によって定まる。
沿った断面積を小さくしても、マス部材30が一対の第
2弾性部材34により一対の側板部18にそれぞれ連結
されていることから、ブラケット40が車両前後方向に
沿って振動した際にも、第2弾性部材32に過大な撓み
変形が生じることを防止できるので、車両前後方向に沿
った振動に対するダイナミックダンパ効果の低下を防止
できる。
ンパ10によれば、第2弾性部材32の形状が制約され
なくなり、図7に示されるような従来のダイナミックダ
ンパ80と比較し、第2弾性部材32の圧縮・引張方向
に沿ったバネ定数及び剪断方向に沿ったバネ定数の設定
可能となる範囲を拡大できる。
水平方向に沿った断面積を小さくして第2弾性部材32
の圧縮・引張方向に沿ったバネ定数を減少させれば、マ
ス部材30の車両前後方向における共振振動数を略一定
に保ちつつ、マス部材30の上下方向における共振振動
数を十分小さい値に設定することが可能になるので、マ
ス部材30の高さ方向に沿った振動の共振振動数
(F1)と奥行方向に沿った振動の共振振動数(F2)と
の周波数比(F1/F2)を4よりも小さくすることも
(例えば、2程度とすることも)容易となる。
ケット40へ連結固定される取付フランジ20及び支持
枠14がそれぞれ1枚の金属板21を素材として一体的
に成形されていることにより、従来のダイナミックダン
パ80には存在しない一対の側板部18が支持枠14に
追加されても、支持枠14を構成する部品の数が増加せ
ず、かつ取付フランジ20及び支持枠14を一体構造の
一部品として構成できるので、ダイナミックダンパ10
全体としての部品点数の増加も抑制できる。
明の実施形態に係るダイナミックダンパにおける支持プ
レートの変形例がそれぞれ示されている。図4に示され
る支持プレート54は、図1に示される支持プレート1
2とは底板部56及び一対の取付フランジ58の形状が
異なっており、他の点については支持プレート12と基
本的に同一構成となっている。この支持プレート54で
は、底板部56及び一対の取付フランジ58が幅方向に
沿って所定の曲率半径で湾曲している。これにより、ダ
イナミックダンパ10がブラケット40へ連結固定され
た状態では、底板部56及び取付フランジ58の全体が
ホルダ部44の外周面に密着するようになっている。
ダンパ10へ適用した場合には、ダイナミックダンパ1
0の支持プレート54とブラケット40のホルダ部44
との間に隙間ができ難くなるので、エンジン38からブ
ラケット40への振動入力時に、ダイナミックダンパ1
0とブラケット40との間にビビリ現象が生じることを
防止し、ダイナミックダンパ10をブラケット40と一
体的に振動させることができるので、ビビリ現象による
ダイナミックダンパ効果の低下を防止できる。
図1に示される支持プレート12とは支持プレートの素
材となる金属板における側板部62と取付フランジ64
との位置関係が逆になっている。具体的には、この支持
プレート60を製造する際には、その素材となる金属板
に支持プレート12の場合と同様の形状のスリットが形
成される。このとき、側板部62は、金属板におけるス
リットと金属板の外周縁とに挟まれた略コ字状の領域が
底板部16に対して上方へ屈曲されて設けられる。また
取付フランジ64、ブラケット40の連結板42の形状
に対応して平板状とされ、図5に示される支持プレート
60は、取付フランジ64を介して連結板42上へ固定
されるようになっている。
ダンパ10へ適用した場合には、図1に示される支持プ
レート12を適用した場合と比較し、底板部16に対し
て側板部62が十分高い位置まで突出するので、第2弾
性部材34よりマス部材30と側板部62とを高い位置
で連結することができ、エンジン38からブラケット4
0への振動入力時の第1弾性部材32の撓み変形をより
効果的に抑制できる。
図1に示される支持プレート12とは側板部68の構造
が異なっている。具体的には、この支持プレート66を
製造する際には、支持プレート66の素材となる長方形
の金属板に短手方向に沿った両側端からそれぞれ略L字
状に切り込まれた2本のスリットが形成されると共に、
これらのスリットに対して対称的な形状の2本のスリッ
トが形成される。これら4本のスリットと金属板の両側
端とにより囲まれた領域がそれぞれ底板部16に対して
上方へ屈曲されて、支持プレート66には2枚1組の側
板部68が2組設けられる。
の第2弾性部材70によってマス部材30の一方の側面
両端部へそれぞれ連結され、他方の1組の側板部68
も、2個の第2弾性部材70によってマス部材30の他
方の側面ッ両端部へそれぞれ連結されている。また取付
フランジ70はブラケット40の連結板42の形状に対
応して平板状とされ、図6に示される支持プレート66
は、取付フランジ70を介して連結板42上へ固定され
るようになっている。
ダンパ10へ適用した場合には、マス部材30の側面両
端部がそれぞれ2個の第2弾性部材70により2枚の側
板部68と連結されることにより、図1に示される支持
プレート12をダイナミックダンパ10へ適用した場合
と比較し、エンジン38からブラケット40への振動入
力時のマス部材30の奥行方向(矢印D方向)に沿った
傾きを抑制できるので、第1弾性部材32の撓み変形を
より効果的に抑制できる。
10は、以上説明した車両のエンジンからの振動の防振
に適用されるだけでなく、発電機セット、コンプレッサ
−、モータなどを対象とした他の用途にも用いられるこ
とはいうまでもない。
クダンパによれば、互いに略直交する第1の振幅方向及
び第2の振幅方向にそれぞれ沿った振動の共振振動数の
比を広い範囲で任意の値に設定でき、しかも部品点数の
増加及び構造の複雑化を抑制できる。
の構成を示す平面図及び側面図である。
車両に搭載された状態を模式的に示す側面図及び平面図
である。
における支持プレートの素材となる金属板を示す平面図
である。
における支持プレートの変形例を示す斜視図及び側面図
である。
における支持プレートの変形例を示す斜視図及び側面図
である。
における支持プレートの変形例を示す斜視図及び側面図
である。
図及び側面図である。
縦横の剛性比を変化させた従来のダイナミックダンパを
示す側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 互いに略直交する第1及び第2の振幅方
向に沿って振動し得る振動体に連結固定される取付部材
と、 前記取付部材に固定されると共に、前記第1の振幅方向
へ面する底板部及び該底板部を挟んで前記第2の振幅方
向へそれぞれ面する一対の側板部が設けられた支持部材
と、 振動体の振動を低減するのに十分な質量を有し、一対の
前記側板部の間に支持されるマス部材と、 前記マス部材を前記底板部へ連結し、前記第1の振幅方
向に沿った荷重を受けて圧縮・引張方向へ弾性変形し、
かつ前記第2の振幅方向に沿った荷重を受けて剪断方向
へ弾性変形する第1の弾性部材と、 前記マス部材を一対の前記側板部へそれぞれ連結し、前
記第1及び第2の振幅方向に沿った荷重を受けて剪断方
向へ弾性変形する一対の第2の弾性部材とを有し、 前記取付部材及び前記支持部材を、それぞれ1枚の金属
板を素材として一体的に成形されたことを特徴とするダ
イナミックダンパ。 - 【請求項2】 前記側板部は、金属板に略コ字状のスリ
ットが形成され、該スリットにより囲まれた領域が前記
底板部に対して屈曲されて設けられたことを特徴とする
請求項1記載のダイナミックダンパ。 - 【請求項3】 前記側板部は、金属板に略コ字状のスリ
ットが形成され、該スリットと金属板の外周縁とに挟ま
れた領域が前記底板部に対して屈曲されて設けられたこ
とを特徴とする請求項1記載のダイナミックダンパ。 - 【請求項4】 前記側板部は、金属板にその外周縁から
略L字状に切り込まれたスリットが形成され、該スリッ
トと金属板の外周縁とにより囲まれた領域が前記底板部
に対して屈曲されて設けられたことを特徴とする請求項
1記載のダイナミックダンパ。 - 【請求項5】 前記第1の振幅方向に沿った前記マス部
材の共振振動数F1と前記第2の振幅方向に沿った前記
マス部材の共振振動数F2とを、(F1/F2)<4とな
るようにそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1,
2,3又は4記載のダイナミックダンパ。
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|---|---|---|---|
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
- 2000-09-12 JP JP2000276108A patent/JP4497685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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