JPH08296695A - 防振装置および防振装置をそなえた電子装置 - Google Patents

防振装置および防振装置をそなえた電子装置

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JPH08296695A
JPH08296695A JP10096895A JP10096895A JPH08296695A JP H08296695 A JPH08296695 A JP H08296695A JP 10096895 A JP10096895 A JP 10096895A JP 10096895 A JP10096895 A JP 10096895A JP H08296695 A JPH08296695 A JP H08296695A
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JP
Japan
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vibration
electronic device
holes
hole
action
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Application number
JP10096895A
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English (en)
Inventor
Takeshi Karuishi
毅 軽石
Kazunori Suzuki
和紀 鈴木
Masayuki Horinishi
将之 堀西
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振装置に関し、該防振そうが底面の四隅に
取り付けられて机上などに載置される電子装置に対して
安定にして、防振効果を有すること。 【構成】 平面視L字状をなすゴム弾性体からなるL字
状体14の両脚部15,16それぞれに脚部の延びる方
向に対して直交する水平方向に貫通孔18が形成されて
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振装置および防振装
置をそなえた電子装置に関する。情報処理分野、通信分
野などに用いられる電子装置においては机上などに設置
されて運用されるものが種々あり、いずれもがきわめて
多様化されており高精度にして高機能、かつ高密度化実
装されたものである。
【0002】なかでも、データ処理用の電子装置にあっ
ては多くの媒体種類が扱われ、これらの媒体駆動装置が
内蔵されて膨大なデータ処理が行なわれる。たとえば、
HDD、FDD、CD−ROM用、などがある。
【0003】このような電子装置は、微小な機械的振動
ないしは地震などの振動に対して誤動作や停止などをせ
ず、正常に動作することが求められる。微小な振動と
は、たとえば電子装置に設けられて、装置内部の空気を
入れ換え、内部の動作にともなう温度上昇を抑え安定化
させるための電動換気扇の振動などが該当する。このよ
うな振動が隣接の装置から机上を経て伝達される。ある
いは、他の原因による振動が床面を経て伝達されるなど
である。
【0004】このような電子装置の安定動作を保証する
ために振動試験機による、所定の条件、すなわち振動周
波数、振動振幅、加振方向、振動時間、などを適宜に組
み合わせ変化させるなどして、電子装置の振動試験が行
なわれる。したがって、このような振動試験に十分耐え
られるような内部の配置構造が必要である。
【0005】しかしながら、このような振動試験機によ
る耐振性能は従来移動体に搭載し使用される電子装置に
適用されるものであって、机上に載置し使用されるもの
には特別な例外を除いて通常は要求されないものであっ
た。
【0006】
【従来の技術】従来の電子装置は図12の、図(a)の
正面図、図(b)の底面図、に示されるようである。電
子装置1は装置本体2の底面に台足3と称せられる円形
ゴム製の脚部材が四隅に取り付けられていた。
【0007】台足3は図(c)の断面図に示されるよう
に、充実した適宜の比較的に硬い硬度、たとえばゴム硬
度70°程度の合成ゴム、または天然ゴムとの複合体か
らなり、円形の中央部に凹所4が形成されており、凹所
4を貫通するねじ5が電子装置1の筐体底面板6を貫通
し筐体フレーム7にナット8締めして取り付けられてい
た。符号の9はねじ5の頭部がナット8の締め付けによ
って、台足3に埋没されるのを防止するための広面積な
座金である。
【0008】以上のような構成であるから、4箇所の台
足3はその凹所4の周囲の環状部が電子装置が載置され
る机上面に接して、電子装置1全体を支持するようであ
った、この台足3は載置時の衝撃緩和ならびに載置され
る机上に接触傷を付けたりしないためと、机上との間の
不平衡に起因してがたついたりしないよう、台足3の適
宜な変形による4箇所の台足3の接触による安定した設
置状態が得られることを目的としていたものである。そ
れ以外には、ゴムであることから机上を滑ることなく電
子装置1が設置位置から容易に移動しないことにもあ
る。
【0009】従来の台足3は電子装置1の大きさならび
に全重量に応じて、その大きさなどが設定される。電子
装置1の平面積が40cm四方程度であり、高さが15
cm程度、重量が20kg程度ともなると、かなりの大
きさのものとなり、長期にわたる使用に対して安定であ
り変形などしないものから選択される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電子装置1は机上に載置されて使用されることで、車輛
などの移動体に搭載されるような環境条件に対応させる
要のないことから、防振対策はとくに考慮されず、した
がって、防振機能のない比較的に硬質な充実されたゴム
製の台足3で支持されるものであった。
【0011】従来の振動に対する対策としては、振動に
よって共振するような装置内部の箇所に補強材を適用し
て共振振動しないようにしたり、隣接する部材との間に
ゴムなどを挿入したりして、共振による動きを抑制する
ようにしていた。
【0012】しかしながら、前述のように最近になって
高密度で高精度な機能をそなえる電子装置にあっては、
微小な外部からの振動、衝撃や、地震対策上の理由か
ら、単なる台足としてではなく、振動対策の機能も求め
られるようになってきている。
【0013】本発明は上記のような要求に対応した机上
載置用の電子装置用の防振装置ならびに、机上などに載
置される防振装置をそなえた電子装置を提供することを
発明の課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明手段の構成要旨によると、第1の態様による
と、平面視L字状をなすゴム弾性体からなるL字状体の
両脚部それぞれに脚部の延びる方向に対して直交する水
平方向に貫通孔が形成されてなる防振装置であって、こ
のましくは、上記貫通孔は円形孔である。
【0015】第2の態様によると、平面視環状をなすゴ
ム弾性体からなる環状体の放射方向に貫通する複数の貫
通孔が形成されてなる防振装置である。第3の態様によ
ると、上記第1の態様または第2の態様において、上記
ゴム弾性体の下方に該ゴム弾性体のゴム硬度よりも高い
ゴム硬度のゴム弾性体層が設けられてなる防振装置であ
る。
【0016】第4の態様によると、上記第1の態様ない
しは第3の態様の防振装置のいずれかが、底面の四隅に
取り付けられてなる電子装置である。
【0017】
【作用】上記本発明の構成手段による第1の態様によれ
ば、L字状のゴム弾性体は直交する形状であるから、脚
部に設けられた貫通孔による柔構造によって、前後左右
方向からの振動に対して同様の防振作用を示すものであ
る。斜め方向からの振動に対しては合成方向の防振作用
を果たすことから、水平方向の全方向からの振動に対し
て効果的な防振作用が得られる。上下方向の振動に対し
ては全体の柔構造な面積でやはり効果的な防振作用を示
すものである。支持する電子装置の重量に応じて最適な
大きさを適用し得る。
【0018】このましくは貫通孔を円形孔とすること
で、とくに上下方向の圧力を円形孔に添った方向の内部
に分散し得るから、ゴム弾性体内に応力を有効に伝達さ
せる撓みで効果的な防振作用が得られる。
【0019】第2の態様によれば、ゴム弾性体を環状体
とし放射方向の貫通孔を形成することで、前後左右方向
はもとより水平方向のあらゆる方向からの振動に対して
は、すべて偏った方向性を有することなく同様の防振作
用を示す。上下方向の振動に対しては、もちろん全面で
支持することから均一な応力分散状態で防振作用が行な
われる。
【0020】第3の態様によれば、下面側の硬質なゴム
弾性体層によって、通常の振動は貫通孔の形成されてい
る軟質なゴム弾性体部分で集中して防振作用が行なわれ
るように、硬質なゴム弾性体層による振動の閉じ込め防
振作用が行なわれる。また高い周波数の振動や衝撃など
は硬質なゴム弾性体層による振動衝撃の緩和作用が果た
される。 第4の態様によれば、上記防振装置のいずれ
かが電子装置底面の四隅に取り付けられたものとするこ
とで、電子装置の重量配分が四隅で行なわれるととも
に、支持されることからきわめて安定状態に支持され、
机上などに載置された電子装置に対する振動対策が図ら
れる。もちろん、防振装置がゴム弾性体であることか
ら、従来における台足機能をそなえているものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明の防振装置ならびに防振装置を
そなえた電子装置について具体的実施例により、図を参
照しながら詳細に説明する。なお、全図を通じて同等部
分には同一符号を付して示してある。
【0022】図1は本発明の第1実施例であって、図
(a)は電子装置11の正面図、図(b)は図(a)の
底面図、を示す。電子装置11は装置本体2の底面四隅
に防振装置12が対称的な配置で、それぞれがねじ13
によって取り付けられている。取り付け位置はできるだ
け四隅に寄せた位置として、相互に遠ざかった位置とし
筐体側壁の強度の大きな部分とするとともに、内部フレ
ームに取り付けるのがこのましい。4個所の防振装置1
2の距離間隔を隔てることで、電子装置11の姿勢が振
動に対して安定する。
【0023】防振装置12は図2に示されるようであ
る。すなわち、図2は外観図であって、図(a)は側面
図、図(b)は底面図、に示される。また、図(b)の
A−A断面が図3の図(a)に、おなじくB−B断面が
図3の図(b)に示される。
【0024】平面視(底面視)L字状をなすゴム弾性体
からなるL字状体14の両脚部15,16それぞれに、
L字状の折れ曲がり基部17から延びる脚部15,16
の延びる方向に対して、直交する水平方向に方形の貫通
孔18が本実施例ではそれぞれに応力分布が最適となる
ような所定の間隔を隔てて3個所形成されている。
【0025】L字状体14の基部17にはこの部分への
応力集中などを避けるための凹孔19が形成されてい
る。同様な理由からすべての稜線や隅角、基部17など
は図示されるようにR曲面に形成されている。
【0026】L字状体14の上面には、装置本体2に取
り付け用の構造用鋼板(以下、単に鋼板と称する)でな
る、直角三角形状の取り付け板21が、いわゆる焼き継
ぎと称される方法で接合固着されている。この取り付け
板21には基部17の凹孔19内と、これから直交する
両先端部分とに、ねじ13挿通のための取り付け用孔2
2が形成されている。取り付け板21の脚部15,16
に挟まれる部分には重量軽減用の孔23が設けられてい
る。
【0027】L字状体14は、合成ゴムまたは天然ゴム
と合成ゴムとの複合体などからなり、硬度はゴム硬度4
0°ないし70°程度の範囲内から、電子装置本体2の
状態および振動の条件などに応じて最適な硬度のものが
選定される。もちろん、脚部15,16の長さ、幅、厚
さ(高さ)、貫通孔18の大きさ、貫通孔18の数量、
凹孔19の大きさ、ならびに位置、などについても同様
に最適な値が選択設定される。
【0028】以上の構成で、電子装置本体2に取り付け
られて、電子装置11が机上などに載置された状態で外
部からの振動が伝わってきたとすると、たとえば、図2
の図(b)に矢印Cで示されるような水平方向の振動に
対しては、防振装置12の脚部15の貫通孔18間の柱
状の壁部分は、傾斜ないしは屈曲して振動を上部に伝達
しないように作用する。一方、脚部16の貫通孔18間
の柱状の壁部分は剪断方向の比較的に高弾性な移動によ
り振動を上部に伝達しないように作用する。結局は、こ
れらの脚部15,16の合成作用で防振が行なわれる。
【0029】おなじく、図2の図(b)に矢印Dで示さ
れるような水平方向の振動に対しては、防振装置12の
脚部15の貫通孔18間の柱状の壁部分は剪断方向の比
較的に高弾性な移動により振動を上部に伝達しないよう
に作用する。一方、脚部16の貫通孔18間の柱状の壁
部分は傾斜ないしは屈曲して振動を上部に伝達しないよ
うに作用する。
【0030】同様に、これらの脚部15,16の合成で
防振作用が行なわれることから、矢印C方向とD方向と
は同一の作用となるものである。装置本体2の下面に対
称的に配置された防振装置12すべてが、取り付け方向
に応じて動きの方向に正逆があるものの同様であること
は明らかである。
【0031】水平方向の矢印CおよびD方向とは異なる
方向の振動、すなわち斜め方向に対しては貫通孔18の
壁部分は両方向の傾斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が
重畳され、その程度は方向に応じて大小比率が逐次変化
するのみであり、両脚部15,16の合成作用で実質、
矢印C方向あるいはD方向と同様の防振作用、効果が果
たされることになる。
【0032】この場合についても、装置本体2の下面に
対称的に配置された防振装置12すべてが、取り付け方
向に応じて動きの方向に正逆があるものの同様の作用、
効果を奏することになることは明らかである。
【0033】図2の図(b)で、紙面と直交する方向の
振動、すなわち、上下方向の振動に対しては、脚部1
5,16の貫通孔18に隣接する壁状部が圧縮されて横
方向に膨らむように変形することを、振動周波数に応じ
て繰り返すことで防振作用が行なわれる。
【0034】上下方向の振動に対しては、脚部15,1
6の部分の防振作用はすべて同じであることから複合的
な作用はなく、全体で同様の作用が行なわれる。この場
合、L字状体14の基部17には凹孔19が設けられて
いることにより、基部17に応力集中することなく、全
面での均一にして効果的な応力分散が図られる。このよ
うなことは、水平方向の振動に対しても同様であること
はいうまでもないことである。
【0035】図4は本発明防振装置の第2実施例であっ
て、図(a)は側面図、図(b)は底面図、に示され
る。防振装置25は、平面視(底面視)L字状をなすゴ
ム弾性体からなるL字状体26の両脚部27,28それ
ぞれに、L字状の折れ曲がり基部29から延びる脚部2
7,28の延びる方向に対して、直交する水平方向に円
形の貫通孔31が本実施例ではそれぞれに応力分布が最
適となるような所定の間隔を隔てて3箇所形成されてい
る。
【0036】L字状体26の基部29にはこの部分への
応力集中などを避けるための凹孔32が形成されてい
る。同様な理由からすべての稜線や隅角、基部29など
は図示されるようにR曲面に形成されている。
【0037】L字状体26の上面には、装置本体2に取
り付け用の鋼板でなる直角三角形状の取り付け板21
が、いわゆる焼き継ぎと称される方法で接合固着されて
いる。この取り付け板21には基部29の凹孔31内
と、これから直交する両先端部分とに、取り付け用の孔
22が形成されている。取り付け板21の脚部27,2
8に挟まれる部分には重量軽減用の孔23が設けられて
いる。
【0038】L字状体26は、合成ゴムまたは天然ゴム
と合成ゴムとの複合体なとからなり、硬度はゴム硬度4
0°ないし70°程度の範囲から、電子装置本体2の状
態および振動の条件などに応じて最適な硬度のものが選
定される。もちろん、幅、高さ、厚さ、貫通孔31の大
きさ、凹孔32の大きさ、ならびに位置などについても
同様に最適な値が選択設定される。
【0039】以上の構成で、図1に示される第1実施例
と同様に電子装置本体2に取り付けることにより、電子
装置が机上に載置さた状態で外部からの振動が伝わって
きたとすると、たとえば、図4の図(b)に矢印Cで示
されるような水平方向の振動に対しては、防振装置25
の脚部27の貫通孔31間の側面視両円弧で形成される
鼓状の壁部分は、中央の狭幅部分を中心にしてその上下
が応力分布状態に傾斜ないしは屈曲するようにして振動
を上部に伝達しないように作用する。
【0040】一方、脚部28の貫通孔31間の同様な壁
部分は剪断方向の比較的に高弾性な移動により振動を上
部に伝達しないように作用する。結局は、これらの脚部
27,28の合成作用で防振が行なわれる。
【0041】おなじく、図4の図(b)に矢印Dで示さ
れるような水平方向の振動に対しては、防振装置25の
脚部27の貫通孔31間の壁部分は剪断方向の比較的に
高弾性な移動により振動を上部に伝達しないように作用
する。一方、脚部28の貫通孔31間の鼓状の壁部分
は、中央の狭幅な部分を中心にしてその上下が応力分布
状態に傾斜ないしは屈曲するようにして振動を上部に伝
達しないように作用する。
【0042】同様に、これらの脚部27,28の合成で
防振作用が行なわれることから、矢印C方向とD方向と
は同一の作用となるものである。第1図と同様に装置本
体2の下面に対称的に配置された防振装置25すべて
が、取り付け方向に応じて動きの方向に正逆があるもの
の同様であることは明らかである。
【0043】水平方向の矢印CおよびD方向とは異なる
方向の振動、すなわち斜め方向に対しては貫通孔31の
壁部分は両方向の傾斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が
重畳され、その程度は方向に応じて大小比率が逐次変化
するのみであり、両脚部27,28の合成作用で実質,
矢印C方向あるいはD方向と同様の防振作用、効果が果
たされることとなる。
【0044】この場合についても、装置本体2の下面に
対称的に配置された防振装置25すべてが、取り付け方
向に応じて動きの方向に正逆があるものの同様の作用、
効果を奏することになることは明らかである。
【0045】図4の図(b)で、紙面と直交する方向の
振動、すなわち、上下方向の振動に対しては、脚部2
7,28の貫通孔31間の壁部分が圧縮される変形する
ことを、振動周波数に応じて繰り返すことで防振作用が
行なわれる。このような変形は壁部分が側面視鼓形をし
ていることから、円形形状に添って応力が壁部分内に分
散されて理想的な変形が行なわれることとなる。すなわ
ち、圧縮変形に応じては横方向に長径を有する楕円形状
となる。
【0046】上下方向の振動に対しては、脚部27,2
8の部分の防振作用はすべて同じであることから複合的
な作用はなく、全体で同様の作用が行なわれる。この場
合、L字状体26の基部29には凹孔32が設けられて
いることにより、基部29に応力集中することなく、全
面での均一にして効果的な応力分散が図られる。このよ
うなことは、水平方向の振動に対しても同様であること
はいうまでもないことである。
【0047】図5は本発明の第3実施例であって、図
(a)は電子装置35の正面図、図(b)は図(a)の
底面図、を示す。電子装置35は装置本体2の底面四隅
に防振装置36が対称的な配置で、それぞれがねじ13
によって取り付けられている。取り付け位置はできるだ
け四隅に寄せた位置として、相互に遠ざかった位置とし
筐体側壁の強度の大きな部分とするとともに、内部フレ
ームに取り付けるのがこのましい。4箇所の防振装置3
6の距離間隔を隔てることで、電子装置35の姿勢が振
動に対して安定する。
【0048】防振装置36は図6に示されるようであ
る。すなわち、図6は外観図であって、図(a)は側面
図、図(b)は底面図、に示される。また、図(b)の
E−E断面が図7に示される。
【0049】平面視(底面視)環状をなすゴム弾性体か
らなる環状体37の中心から、放射方向に等間隔で貫通
する方形の貫通孔38が、応力分布が最適となるように
形成されている。本実施例では22.5°間隔に16の
貫通孔38が周囲に形成されている。稜線や隅角などは
応力集中を避けるため、図示されるようにR曲面に形成
されている。
【0050】環状体37の上面には、装置本体2に取り
付け用の鋼板でなる正方形の取り付け板39が、いわゆ
る焼き継ぎと称される方法で接合固着されている。この
取り付け板39の四隅には、ねじ13挿通用の取り付け
孔41が形成されている。取り付け板39の中心部分に
は重量軽減用の絞り出し孔42が設けられている。
【0051】環状体37は、合成ゴムまたは天然ゴムと
合成ゴムとの複合体などからなり、硬度はゴム硬度40
°ないし70°の範囲内から、電子装置本体2の状態お
よび振動の条件などに応じて最適な硬度のものが選定さ
れる。もちろん、外径、内径、厚さ、貫通孔38の大き
さ、貫通孔38の間隔(数量)、などについても同様に
最適な値が選択設定される。
【0052】以上の構成で、電子装置本体2に取り付け
られて、電子装置35が机上などに載置された状態で外
部からの振動が伝わってきたとすると、たとえば、図6
の図(b)に矢印Cで示されるような水平方向からの振
動に対しては、防振装置36の環状体37において、矢
印C方向と直交方向に位置される貫通孔38間の柱状の
壁部分は、傾斜ないしは屈曲して振動を上部に伝達しな
いように作用する。
【0053】一方、矢印C方向に位置される貫通孔38
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動によっ
て振動を上部方向に伝達しないように作用する。途中の
斜め方向に存在する貫通孔38間の壁部分は両方向の傾
斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度
は方向に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防
振の作用、効果が果たされる。
【0054】おなじく、図6の図(b)に矢印Dで示さ
れるような水平方向からの振動に対しては、環状体37
において、矢印D方向と直交方向に位置される貫通孔3
8間の柱状の壁部分は、傾斜ないしは屈曲して振動を上
部に伝達しないように作用する。
【0055】一方、矢印D方向に位置される貫通孔38
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動によっ
て振動を上部方向に伝達しないように作用する。途中の
斜め方向に存在する貫通孔38間の壁部分は両方向の傾
斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度
は方向に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防
振の作用、効果が果たされる。
【0056】C方向とD方向とは90°方向が異なるの
みで、まったく同様の作用によって防振される。このこ
とは、C方向、D方向以外の方向からの振動に対して同
様な作用が行なわれることは、あえて説明するまでもな
く、容易に理解されるであろう。つまり、水平方向の全
方向からの振動に対して同様の作用によって防振され
る。
【0057】図6の図(b)で、紙面と直交する方向の
振動、すなわち、上下方向の振動に対しては、貫通孔3
8に隣接する壁状部すべてが同時に圧縮されて横方向に
膨らむように変形することを、振動周波数に応じて繰り
返すことで防振作用が行なわれる。このことは環状体3
7全面で均等に行なわれる。
【0058】図8は本発明の第4実施例であって、図
(a)は側面図、図(b)は底面図、に示される。防振
装置45は、平面視(底面視)環状をなすゴム弾性体か
らなる環状体46の中心から、放射方向に等間隔で貫通
する円形の貫通孔47が、応力分布が最適となるように
形成されている。本実施例では22.5°間隔に16の
貫通孔47が周囲に形成されている。稜線や隅角などは
応力集中を避けるため、図示されるようにR曲面に形成
されている。
【0059】環状体46の上面には、装置本体2に取り
付け用の鋼板でなる正方形の取り付け板39が、いわゆ
る焼き継ぎと称される方法で接合固着されている。この
取り付け板39の四隅には、ねじ13挿通用の取り付け
孔41が形成されている。取り付け板39の中心部分に
は重量軽減用の絞り出し孔42が設けられている。
【0060】環状体46は、合成ゴムまたは天然ゴムと
合成ゴムとの複合体などからなり、硬度はゴム硬度40
°ないし70°の範囲内から、電子装置本体2の状態お
よび振動の条件などに応じて最適な硬度のものが選定さ
れる。もちろん、外径、内径、厚さ、貫通孔47の大き
さ、貫通孔47の間隔(数量)、などについても同様に
最適な値が選択設定される。
【0061】以上の構成で、図5に示される第3実施例
と同様に電子装置本体2に取り付けることにより、電子
装置が机上に載置された状態で外部から振動が伝わって
きたとすると、たとえば、図8の図(b)に矢印Cで示
されるような水平方向の振動に対しては、防振装置45
の環状体46において、矢印C方向と直交方向に位置さ
れる貫通孔47間の側面視両円弧で形成される鼓状の壁
部分は、中央の狭幅部分を中心にしてその上下が応力分
布状態に傾斜ないしは屈曲するようにして振動を上部に
伝達しないように作用する。
【0062】一方、矢印C方向に位置される貫通孔47
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動によっ
て振動を上部方向に伝達しないように作用する。途中の
斜め方向に存在する貫通孔47間の壁部分は両方向の傾
斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度
は方向に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防
振の作用、効果が果たされる。
【0063】おなじく、図8の図(b)に矢印Dで示さ
れるような水平方向からの振動に対しては、環状体46
において、矢印D方向と直交方向に位置される貫通孔4
7間の鼓状の壁部分は中央の狭幅な部分を中心にしてそ
の上下が応力分布状態に傾斜ないしは屈曲するようにし
て振動を上部に伝達しないように作用する。
【0064】一方、矢印D方向に位置される貫通孔47
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動により
振動を上部に伝達しないように作用する。途中の斜め方
向に存在する貫通孔47間の壁部分は両方向の傾斜ない
しは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度は方向
に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防振の作
用、効果が果たされる。
【0065】C方向とD方向とは90°方向が異なるの
みで、まったく同様の作用によって防振される。このこ
とは、C方向、D方向以外の方向からの振動に対して同
様な作用が行なわれることは、前述の第3実施例と同様
にあえて説明するまでもなく、容易に理解されるであろ
う。つまり、水平方向の全方向からの振動に対して同様
の作用によって防振される。
【0066】図8の図(b)で、紙面と直交する方向の
振動、すなわち、上下方向の振動に対しては、すべての
貫通孔47間の壁部分が同時に圧縮される変形すること
を、振動周波数に応じて繰り返すことで防振作用が行な
われる。このような変形は壁部分が側面視鼓形をしてい
ることから、円形形状に添って応力が壁部分内部に分散
されて理想的な変形が行なわれることとなる。すなわ
ち、圧縮変形に応じては横方向に長径を有する楕円形状
となる。このことは環状体46の全面で均等に行なわれ
る。
【0067】図9の図(a)は本発明第5実施例の防振
装置51の側面図である。防振装置51は基本的には図
2に示される第1実施例と同様形状であるが、その側断
面図が図11の図(a)に示される。
【0068】平面視(底面視)L字状をなすゴム弾性体
からなるL字状体52は、一体化された上側L字状体5
3と下側L字状体(ゴム弾性体層)54とからなり、そ
の両脚部55,56それぞれに、L字状の折れ曲がり基
部57から延びる脚部55,56の延びる方向に対して
上側L字状体53には、直交する水平方向へ方形の貫通
孔58が本実施例ではそれぞれに応力分布が最適となる
ような所定の間隔を隔てて3個所形成されている。
【0069】L字状体52の基部57にはこの部分への
応力集中などを避けるための凹孔59が形成されてい
る。同様な理由からすべての稜線や隅角、基部57など
はR曲面に形成されている。
【0070】L字状体52の上面には、装置本体2に取
り付け用の鋼板でなる直角三角形状の取り付け板21
が、いわゆる焼き継ぎと称される方法で接合固着されて
いる。この取り付け板21には基部57の凹孔59内
と、これから直交する両先端部分とに、ねじ13挿通の
ための取り付け用孔22が形成されている。取り付け板
21の脚部55,56に挟まれる部分には重量軽減用の
孔23が設けられている。
【0071】L字状体52は、合成ゴムまたは天然ゴム
と合成ゴムとの複合体などからなり、上側L字状体53
の硬度はゴム硬度40°ないし60°程度の範囲内か
ら、下側L字状体(ゴム弾性体層)54の硬度はゴム硬
度60°ないし80°程度の範囲内から、電子装置本体
2の状態および振動の条件などに応じて最適な硬度のも
のが選定される。
【0072】もちろん、脚部55,56の長さ、幅、厚
さ(高さ)、貫通孔58の大きさ、貫通孔58の数、凹
孔59の大きさ、ならびに位置、などについても同様最
適な値が選択設定されるのであるが、上側L字状体53
の硬度よりも下側L字状体(ゴム弾性体層)54の方が
高い(大きい)硬度のものとして組み合わせられ一体化
される。
【0073】以上の構成で、電子装置本体2に取り付け
られて、電子装置が机上などに載置された状態で外部か
らの振動が伝わってきたとすると、たとえば、図2を参
照して図(b)に矢印Cで示されるような水平方向の振
動に対しては、防振装置51の脚部55の貫通孔58間
の柱状の壁部分は、傾斜ないしは屈曲して振動を上部に
伝達しないにうる作用する。一方、脚部56の貫通孔5
8間の柱状の壁部分は剪断方向の比較的に高弾性な移動
により振動を上部に伝達しないように作用する。このよ
うに、これらの脚部55,56の合成作用で防振が行な
われる。
【0074】おなじく、図2を参照して図(b)に矢印
Dで示されるような水平方向の振動に対しては、防振装
置51の脚部55の貫通孔58間の柱状の壁部分は剪断
方向の比較的に高弾性な移動により振動を上部に伝達し
ないように作用する。一方、脚部56の貫通孔58間の
柱状の壁部分は傾斜ないしは屈曲して振動を上部に伝達
しないように作用する。
【0075】同様に、これら脚部55,56の合成で防
振作用が行なわれることから、矢印C方向と矢印D方向
とは同一の作用となるものである。装置本体2の下面に
対称的に配置された防振装置51すべてが、取り付け方
向に応じて動きの方向に正逆があるものの同様であるこ
とは明らかである。
【0076】水平方向の矢印CおよびD方向とは異なる
方向の振動、すなわち斜め方向に対しては貫通孔58の
壁部分は両方向の傾斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が
重畳され、その程度は方向に応じて大小比率が逐次変化
するのみであり、両脚部55,56の合成作用で実質、
矢印C方向あるいはD方向と同様の防振作用、効果が果
たされることになる。
【0077】この場合についても、装置本体2の下面に
対称的に配置された防振装置51すべてが、取り付け方
向に応じて動きの方向に正逆があるものの同様の作用、
効果を奏することになることは明らかである。
【0078】この防振装置51においては、L字状体5
2の下側に上側L字状体53よりも剛性と硬度が大き
く、高いばね定数を有する下側L字状体(ゴム弾性体
層)54が一体に設けられていることから、装置本体2
の重量などによるL字状体52の下面側の変形が抑制さ
れ、振動に対する応力を効果的に上側L字状体53の部
分による防振作用を行なわせることとなる。
【0079】高い硬度の下側L字状体(ゴム弾性体層)
54により、短い振動周期で高い振動周波数を有する振
動、たとえば衝撃などに対しての制振作用が行なわれ
る。このように硬度の相違によって、異なる振動に対応
することができるものである。
【0080】図2を参照して図(b)に示されるよう
に、紙面と直交する方向の振動、すなわち、上下方向の
振動に対しては、脚部55,56の貫通孔58に隣接す
る壁状部が圧縮されて横方向に膨らむように変形するこ
とを、振動周波数に応じて繰り返すことで防振作用が行
なわれる。
【0081】上下方向の振動に対しては、脚部55,5
6の部分の防振作用はすべて同じであることから複合的
な作用はなく、全体で同様の作用が行なわれる。この場
合、L字状体52の基部57には凹孔59が設けられて
いることにより、基部57に応力集中することなく、全
面での均一にして効果的な応力分散が図られる。このよ
うなことは、水平方向の振動に対しても同様であること
はいうまでもないことである。
【0082】上下方向の振動に対しても、下側L字状体
(ゴム弾性体層)54によりL字状体52の下方の変形
が抑制されて、通常の振動に対しては上側L字状体53
による効果的な防振作用が行なわれる。下側L字状体
(ゴム弾性体層)54で短い振動周期で高い振動周波数
を有する振動、たとえば衝撃に対しての制振作用が行な
われる。同様に硬度の相違によって異なる振動に対応す
ることができる。
【0083】図9の図(b)は本発明第6実施例の防振
装置61の側面図である。防振装置61は基本的には図
4に示される第2実施例と同様形状である。平面視(底
面視)L字状をなすゴム弾性体からなるL字状体62
は、一体化された上側L字状体63と下側L字状体(ゴ
ム弾性体層)64とからなり、その両脚部65,66そ
れぞれに、L字状の折れ曲がり基部67から延びる脚部
65,66の延びる方向に対して上側L字状体63に
は、直交する水平方向に円形の貫通孔68が本実施例で
はそれぞれに応力分布用が最適となるよう所定の間隔を
隔てて3個所形成されている。
【0084】L字状体62の基部67にはこの部分への
応力集中などを避けるための凹孔69が形成されてい
る。同様な理由からすべての稜線や隅角、基部67など
はR曲面に形成されている。
【0085】L字状体62の上面には、装置本体2に取
り付け用の鋼板でなる直角三角形状の取り付け板21
が、いわゆる焼き継ぎと称される方法で接合固着されて
いる。この取り付け板21には基部67の凹孔69内
と、これから直交する両先端部分とに、ねじ13挿通の
ための取り付け用孔22が形成されている。取り付け板
21の脚部65,66に挟まれる部分には重量軽減用の
孔23が設けられている。
【0086】L字状体62は、合成ゴムまたは天然ゴム
と合成ゴムとの複合体などからなり、上側L字状体63
の硬度はゴム硬度40°ないし60°程度の範囲内か
ら、下側L字状体(ゴム弾性体層)64の硬度はゴム硬
度60°ないし80°程度の範囲内から、電子装置本体
2の状態および振動の条件などに応じて最適な硬度のも
のが選定される。
【0087】もちろん、脚部65,66の長さ、幅、厚
さ(高さ)、貫通孔68の大きさ、貫通孔68の数、凹
孔69の大きさ、ならびに位置、などについても同様最
適な値が選択設定されるのであるが、上側L字状体63
の硬度よりも下側L字状体(ゴム弾性体層)64の方が
高い(大きい)硬度のものとして組み合わせられ一体化
される。
【0088】以上の構成で、電子装置本体2に取り付け
られて、電子装置が机上などに載置された状態で外部か
らの振動が伝わってきたとすると、たとえば図4を参照
して図(b)に矢印Cで示されるような水平方向の振動
に対しては、防振装置61の脚部65の貫通孔68間の
側面視両円弧で形成される鼓状の壁部分は、中央の狭幅
部分を中心にしてその上下が応力分布状態に傾斜ないし
は屈曲するようにして振動を上部に伝達しないように作
用する。
【0089】一方、脚部66の貫通孔68間の同様な壁
部分は剪断方向の比較的に高弾性な移動により振動を上
部に伝達しないように作用する。このように、これらの
脚部65,66の合成作用で防振が行なわれる。
【0090】おなじく、図4を参照して図(b)に矢印
Dで示されるような水平方向の振動に対しては、防振装
置61の脚部65の貫通孔68間の壁部分は剪断方向の
比較的に高弾性な移動により振動を上部に伝達しないよ
うに作用する。一方、脚部66の貫通孔68間の鼓状の
壁部分は中央の狭幅な部分を中心にしてその上下が応力
分布状態に傾斜ないしは屈曲するようにして振動を上部
に伝達しないように作用する。
【0091】同様にこれら脚部65,66の合成で防振
作用が行なわれることから、矢印C方向とD方向とは同
一の作用となるものである。装置本体2の下面に対象的
に配置された防振装置61すべてが、取り付け方向に応
じて動きの方向に正逆があるものの同様であることは明
らかである。
【0092】水平方向の矢印CおよびD方向とは異なる
方向の振動、すなわち斜め方向に対しては貫通孔68の
壁部分は両方向の傾斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が
重畳され、その程度は方向に応じて大小比率が逐次変化
するのみであり、両脚部65,66の合成作用で実質、
矢印C方向あるいはD方向と同様の防振作用、効果が果
たされることになる。
【0093】この場合についても、装置本体2の下面に
対称的に配置された防振装置61すべてが、取り付け方
向に応じて動きの方向に正逆があるものの同様の作用、
効果を奏することになることは明らかである。
【0094】この防振装置61においては、L字状体6
2の下側に上側L字状体63よりも剛性と硬度が大き
く、高いばね定数を有する下側L字状体(ゴム弾性体
層)64が一体に設けられていることから、装置本体2
の重量などによるL字状体62の下面側の変形が抑制さ
れ、振動に対する応力を効果的に上側L字状体63の部
分による防振作用を行なわせることができる。
【0095】高い硬度の下側L字状体(ゴム弾性体層)
64により、短い振動周期で高い振動周波数を有する振
動、たとえば衝撃などに対しての制振作用が行なわれ
る。このように硬度の相違によって、異なる振動に対応
することができるものである。
【0096】図4を参照して図(b)に示されるよう
に、紙面と直交する方向の振動、すなわち、上下方向の
振動に対しては、脚部65,66の貫通孔68間の壁部
分が圧縮されるように変形することを、振動周波数に応
じて繰り返すことで防振作用が行なわれる。このような
変形は壁部分が側面視鼓形をしていることから、円形形
状に添って応力が壁部分内に分散されて理想的な変形が
行なわれることとなる。すなわち、圧縮変形に応じては
横方向に長径を有する楕円形となる。
【0097】上下方向の振動に対しては、脚部65,6
6の部分の防振作用はすべて同じであることから複合的
な作用はなく、全体で同様の作用が行なわれる。この場
合、L字状体62の基部67には凹孔69が設けられて
いることにより、基部67に応力集中することなく、全
面での均一にして効果的な応力分散が図られる。このよ
うなことは、水平方向の振動に対しても同様であること
はいうまでもないことである。
【0098】上下方向の振動に対しても、下側L字状体
(ゴム弾性体層)64によりL字状体62の下方の変形
が抑制されて、通常の振動に対しては上側L字状体63
による効果的な防振作用が行なわれる。下側L字状体
(ゴム弾性体層)64で短い振動周期で高い振動周波数
を有する振動、たとえば衝撃に対しての制振作用が行な
われる。同様に硬度の相違によって異なる振動に対応す
ることができる。
【0099】図10の図(a)は本発明第7実施例の防
振装置71の側面図である。防振装置71は基本的には
図6に示される第3実施例と同様形状であるが、その側
断面図が図11の図(b)に示される。
【0100】平面視(底面視)環状をなすゴム弾性体か
らなる環状体72は、一体化された上側環状体73と下
側環状体(ゴム弾性体層)74とからなり、上側環状体
73にその中心から、放射方向に等間隔で貫通する方形
の貫通孔75が、応力分布が最適となるように形成され
ている。本実施例では22.5°間隔に16の貫通孔7
5が周囲に形成されている。稜線や隅角などは応力集中
を避けるためにR曲面に形成されている。
【0101】上側環状体73の上面には、装置本体2に
取り付け用の鋼板でなる正方形の取り付け板39が、い
わゆる焼き継ぎと称される方法で接合固着されている。
この取り付け板39の四隅には、ねじ13挿通用の取り
付け孔41が形成されている。取り付け板39の中心部
分には重量軽減用の絞り出し孔42が設けられている。
【0102】環状体72は、合成ゴムまたは天然ゴムと
合成ゴムとの複合体なとからなり、上側環状体73の硬
度はゴム硬度40°ないし60°程度の範囲内から、下
側環状体(ゴム弾性体層)74の硬度はゴム硬度60°
ないし80°程度の範囲内から、電子装置本体2の状態
および振動の条件などに応じて最適な硬度のものが選定
される。
【0103】もちろん、外径、内径、厚さ、貫通孔75
の大きさ、貫通孔75の間隔(数量)、などについても
同様に最適な値が選択設定されるのであるが、上側環状
体73の硬度よりも下側環状体(ゴム弾性体層)74の
方が高い(大きい)硬度のものとして組み合わせ一体化
される。
【0104】以上の構成で、電子装置本体2に取り付け
られて、電子装置が机上などに載置された状態で外部か
らの振動が伝わってきたとすると、たとえば図6を参照
して図(b)に矢印Cで示されるような水平方向からの
振動に対しては、防振装置71の環状体72において、
矢印C方向と直交に位置される貫通孔75間の柱状の壁
部分は、傾斜ないしは屈曲して振動を上部に伝達しない
ように作用する。
【0105】一方、矢印C方向に位置される貫通孔75
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動によっ
て振動を上部方向に伝達しないように作用する。途中の
斜め方向に存在する貫通孔75間の壁部分は両方向の傾
斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度
は方向に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防
振の作用、効果が果たされる。
【0106】おなじく、図6の図(b)に矢印Dで示さ
れるような水平方向からの振動に対しては、環状体72
において、矢印D方向と直交方向に位置される貫通孔7
5間の柱状の壁部分は、傾斜ないしは屈曲して振動を上
部に伝達しないように作用する。
【0107】一方、矢印D方向に位置される貫通孔75
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動によっ
て振動を上部方向に伝達しないように作用する。途中の
斜め方向に存在する貫通孔75間の壁部分は両方向の傾
斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度
は方向に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防
振の作用、効果が果たされる。
【0108】C方向とD方向とは90°方向が異なるの
みで、まったく同様の作用によって防振される。このこ
とは、C方向、D方向以外の方向からの振動に対して同
様な作用が行なわれることは、あえて説明するまでもな
く、容易に理解されるであろう。つまり、水平方向の全
方向からの振動に対して同様の作用によって防振され
る。
【0109】この防振装置71においては、環状体72
の下側に上側環状体73よりも剛性と硬度が大きく、高
いばね定数を有する下側環状体(ゴム弾性体層)74が
一体に設けられていることから、装置本体2の重量など
による環状体72の下面側の変形が抑制され、振動に対
する応力を効果的に上側環状体73の部分による防振作
用を行なわせることとなる。
【0110】高い硬度の下側環状体(ゴム弾性体層)7
4により、短い振動周期で高い振動周波数を有する振
動、たとえば衝撃などに対しての制振作用が行なわれ
る。このように硬度の相違によって、異なる振動に対応
することができるものである。
【0111】図6を参照して図(b)に示されるよう
に、紙面と直交する方向の振動、すなわち、上下方向の
振動に対しては、貫通孔75に隣接する壁状部すべてが
同時に圧縮されて横方向に膨らむようにして変形するこ
とを、振動周波数に応じて繰り返すことで防振作用が行
なわれる。このことは環状体72全面で均等に行なわれ
る。
【0112】上下方向の振動に対しても、下側環状体7
4により環状体72の下方の変形か抑制されて、通常の
振動に対しては上側環状体73による効果的な防振作用
が行なわれる。下側環状体(ゴム弾性体層)74で短い
振動周期で高い振動周波数を有する振動、たとえば衝撃
に対しての制振作用が行なわれる。同様に硬度の相違に
よって異なる振動に対応することができる。
【0113】図10の図(b)は本発明第8実施例の防
振装置81の側面図である。防振装置81は基本的には
図8に示される第4実施例と同様形状である。平面視
(底面視)環状をなすゴム弾性体からなる環状体82
は、一体化された上側環状体83と下側環状体(ゴム弾
性体層)84とからなり、上側環状体83にその中心か
ら、放射方向に等間隔で貫通する円形の貫通孔85が、
応力分布が最適となるように形成されている。本実施例
では22.5°間隔に16の貫通孔85が周囲に形成さ
れている。稜線や隅角などは応力集中を避けるためにR
曲面に形成されている。
【0114】上側環状体83の上面には、装置本体2に
取り付け用の鋼板でなる正方形の取り付け板39が、い
わゆる焼き継ぎと称される方法で接合固着されている。
この取り付け板39の四隅には、ねじ13挿通用の取り
付け孔41が形成されている。取り付け板39の中心部
分には重量軽減用の絞り出し孔42が設けられている。
【0115】環状体82は、合成ゴムまたは天然ゴムと
合成ゴムとの複合体などからなり、上側環状体83の硬
度はゴム硬度40°ないし60°程度の範囲内から、下
側環状体(ゴム弾性体層)84の硬度はゴム硬度60°
ないし80°程度の範囲内から、電子装置本体2の状態
および振動の条件などに応じて最適な硬度のものが選定
される。
【0116】もちろん、外径、内径、厚さ、貫通孔85
の大きさ、貫通孔85の間隔(数量)、などについても
同様に最適な値が選択設定されるのであるが、上側環状
体83の硬度よりも下側環状体(ゴム弾性体層)84の
方が高い(大きい)硬度のものとして組み合わせ一体化
される。
【0117】以上の構成で、図5に示される第3実施例
と同様に電子装置本体2に取り付けることにより、電子
装置が机上などに載置された状態で外部からの振動が伝
わってきたとすると、たとえば、図8を参照して図
(b)に矢印Cで示されるような水平方向からの振動に
対しては、防振装置81の環状体82において、矢印C
方向と直交方向に位置される貫通孔85間の側面視両円
弧で形成される鼓状の壁部分は、中央の狭幅部分を中心
にしてその上下が応力分布状態に傾斜ないしは屈曲する
ようにして振動を上部に伝達しないように作用する。
【0118】一方、矢印C方向に位置される貫通孔85
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動によっ
て振動を上部方向に伝達しないように作用する。途中の
斜め方向に存在する貫通孔85間の壁部分は両方向の傾
斜ないしは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度
は方向に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防
振の作用、効果が果たされる。
【0119】おなじく、図8の図(b)に矢印Dで示さ
れるような水平方向からの振動に対しては、環状体82
において、矢印D方向と直交方向に位置される貫通孔8
5間の鼓状の壁部分は中央の狭幅な部分を中心にしてそ
の上下が応力分布状態に傾斜ないしは屈曲するようにし
て振動を上部に伝達しないように作用する。
【0120】一方、矢印D方向に位置される貫通孔85
間の壁部分は、剪断方向の比較的に高弾性な移動により
振動を上部に伝達しないように作用する。途中の斜め方
向に存在する貫通孔85間の壁部分は両方向の傾斜ない
しは屈曲と剪断の複合作用が重畳され、その程度は方向
に応じて大小比率が逐次変化するが合成作用で防振の作
用、効果が果たされる。
【0121】C方向とD方向とは90°方向が異なるの
みで、まったく同様の作用によって防振される。このこ
とは、C方向、D方向以外の方向からの振動に対して同
様な作用が行なわれることは、前述の第3実施例と同様
にあえて説明するまでもなく、容易に理解されにであろ
う。つまり、水平方向の全方向からの振動に対して同様
の作用によって防振される。
【0122】この防振装置81においては、環状体82
の下側に上側環状体83よりも剛性と硬度が大きく、高
いばね定数を有する下側環状体(ゴム弾性体層)84が
一体に設けられていることから、装置本体2の重量など
による環状体82の下面側の変形が抑制され、振動に対
する応力を効果的に上側環状体83の部分による防振作
用を行なわせることとなる。
【0123】高い硬度の下側環状体(ゴム弾性体層)8
4により、短い振動周期で高い振動周波数を有する振
動、たとえば衝撃などに対しての制振作用が行なわれ
る。このように硬度の相違によって、異なる振動に対応
することができるものである。
【0124】図8の図(b)で、紙面と直交する方向の
振動、すなわち、上下方向の振動に対しては、すべての
貫通孔85間の壁部分が同時に圧縮されるように変形す
ることを、振動周波数に応じて繰り返すことで防振作用
が行なわれる。このような変形は壁部分が側面視鼓形を
していることから、円形形状に添って応力が壁部分内部
に分散されて理想的な変形が行なわれることとなる。す
なわち、圧縮変形に応じては横方向に長径を有する楕円
形状となる。このことは環状体82の全面で均等に行な
われる。
【0125】上下方向の振動に対しても、下側環状体
(ゴム弾性体層)84により環状体82の下方の変形が
抑制されて、通常の振動に対しては上側環状体83によ
る効果的な防振作用が行なわれる。下側環状体(ゴム弾
性体層)84で短い振動周期で高い振動周波数を有する
振動、たとえば衝撃に対しての制振作用が行なわれる。
同様に硬度の相違によって異なる振動に対応することが
できる。
【0126】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の防
振装置ならびに該防振装置をそなえた電子装置によれ
ば、L字状の脚部でなるゴム弾性体が直交するように構
成されており、脚部に設けられた貫通孔による柔構造
で、前後左右方向からの振動に対してのみならず、斜め
方向の水平方向の全方向からの振動に対してもL字状体
脚部の合成作用で防振作用を果たす。上下方向の振動に
対しても全体の柔構造な面積で効果的な防振作用を示
す。
【0127】上記貫通孔を円形孔とすることで、とくに
上下方向の圧力を円形孔に添った方向の内部に分散し得
るので、ゴム弾性体内に有効に伝達させ効果的な防振作
用が得られる。
【0128】ゴム弾性体を環状体とし、放射方向の貫通
孔を形成させる構成とすることで、前後左右のみならず
水平方向の全方向に対する振動に、方向性を有すること
なく同様の防振作用か行なわれる。上下方向の振動に対
しては全面で均一な応力分散状態で防振作用が行なわれ
る。
【0129】さらには、ゴム弾性体の下方に硬質なゴム
弾性体層を設けたことで、通常の振動に対しては貫通孔
の形成されている軟質なゴム弾性体部分で防振作用が行
なわれるように、ゴム弾性体層による振動の閉じ込め防
振作用が行なわれる。高い周波数の振動や衝撃などに対
しては、ゴム弾性体層による振動衝撃の緩和作用が奏さ
れる。
【0130】以上のような防振装置を電子装置本体の下
面四隅に設けた電子装置によれば、電子装置の姿勢がき
わめて安定に支持される。机上などからの振動に対して
はそれぞれの防振装置に応じた防振作用が得られる。も
ちろん、防振装置はゴム弾性体であるから、台足機能を
有する。
【0131】以上のようであって、本発明によれば、電
子装置に適用してその安定動作にきわめて顕著な効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例
【図2】図1における防振装置の外観図
【図3】図2におけるA−AおよびB−B位置の断面図
【図4】本発明の第2実施例
【図5】本発明の第3実施例
【図6】図5における防振装置の外観図
【図7】図6におけるE−E断面図
【図8】本発明の第4実施例
【図9】本発明の第5,第6実施例
【図10】本発明の第7,第8実施例
【図11】図(a)は図9における図(a)の側断面図 図(b)は図10における図(a)の側断面図
【図12】従来の台足をそなえた電子装置
【符号の説明】
2 電子装置本体 11 電子装置 12 防振装置 13 ねじ 14 L字状体 15,16 脚部 17 基部 18 貫通孔 19 凹孔 21 取り付け板 22 取り付け用孔 23 孔 25 防振装置 26 L字状体 27,28 脚部 29 基部 31 貫通孔 32 凹孔 35 電子装置 36 防振装置 37 環状体 38 貫通孔 39 取り付け板 41 取り付け孔 42 孔 45 防振装置 46 環状体 47 貫通孔 51 防振装置 52 L字状体 53 上側L字状体 54 下側L字状体,ゴム弾性体層 55,56 脚部 57 基部 58 貫通孔 59 凹孔 61 防振装置 62 L字状体 63 上側L字状体 64 下側L字状体,ゴム弾性体層 65,66 脚部 67 基部 68 貫通孔 69 凹孔 71 防振装置 72 環状体 73 上側環状体 74 下側環状体,ゴム弾性体層 75 貫通孔 81 防振装置 82 環状体 83 上側環状体 84 下側環状体,ゴム弾性体層 85 貫通孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視L字状をなすゴム弾性体からなる
    L字状体の両脚部それぞれに脚部の延びる方向に対して
    直交する水平方向に貫通孔が形成されてなることを特徴
    とする防振装置。
  2. 【請求項2】 上記貫通孔は円形孔であることを特徴と
    する請求項1に記載の防振装置。
  3. 【請求項3】 平面視環状をなすゴム弾性体からなる環
    状体の放射方向に貫通する複数の貫通孔が形成されてな
    ることを特徴とする防振装置。
  4. 【請求項4】 上記ゴム弾性体の下方に該ゴム弾性体の
    ゴム硬度よりも高いゴム硬度のゴム弾性体層が設けられ
    てなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の防振装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれかの防振
    装置が底面の四隅に取り付けられてなることを特徴とす
    る電子装置。
JP10096895A 1995-04-25 1995-04-25 防振装置および防振装置をそなえた電子装置 Withdrawn JPH08296695A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028771A (ja) * 2010-09-13 2011-02-10 Toshiba Corp 電子機器
US8488833B2 (en) 2008-05-30 2013-07-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Electronic apparatus
EP3128219A1 (en) 2015-08-06 2017-02-08 Teac Corporation Electronic apparatus and housing support structure

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