JPH0313643Y2 - - Google Patents

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JPH0313643Y2
JPH0313643Y2 JP20024584U JP20024584U JPH0313643Y2 JP H0313643 Y2 JPH0313643 Y2 JP H0313643Y2 JP 20024584 U JP20024584 U JP 20024584U JP 20024584 U JP20024584 U JP 20024584U JP H0313643 Y2 JPH0313643 Y2 JP H0313643Y2
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JP
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actuator
machine
vibration
support
support device
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JP20024584U
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  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は主として舶用デイーゼル機関等の機械
類を、船体等の機械支持台上に防振支持する能動
防振支持装置に関するものである。
〔従来技術〕
船体等に取付けられる舶用デイーゼル機関の振
動は、軸の回転数とその高次成分及び着火の周波
数とその高次成分の振動が支配的となつており、
比較的低周波数の振動成分が大きい。
このような低周波数振動の船体への伝搬を遮断
するために、防振ゴム等の受動防振支持装置を用
いた場合には、低周波数においてその効果が小さ
いだけでなく、共振周波数が存在するため共振を
起したり、静剛性の低下により船体の動揺による
機器の動揺が生じるなど種々の問題が発生する。
これに対して、能動防振支持装置は低周波数に
おける系の振動特性を自由に制御することがで
き、またその防振効果も大きく、種々の方法及び
分野で研究が進められていた。
そこで、第7図に示すごとく機械支持台1に対
し、防振ゴム2及びその上部に設けた支持板3上
に、その軸棒の下端部4Aを取付けたアクチユエ
ータ4を介して機械取付台5を支持するようにし
て、そのアクチユエータ4に接続した油圧配管6
を介して油圧ポンプにより制御することによつて
機械取付台5に取付ける図示されていない機械の
振動の機械支持台1側への伝搬を絶縁するように
した能動防振支持装置が従来知られているが、こ
の場合、機械取付台5と機械支持台1との間隔l
がアクチユエータ4の力によつて支持されている
ため、アクチユエータ4に油圧ポンプから油圧が
供給されない場合には防振支持された機械を所定
の位置に保持できないという欠点があつた。
また、この場合、アクチユエータ4は機械の重
量を保持する力が必要であり、アクチユエータ4
は大型にしなければならなくなり、大きなスペー
スを要すると共に、重量も増大するという問題が
ある。
更に、アクチユエータ4及びその制御装置に故
障が発生した場合、機械の位置が不安定になると
いう欠点がある。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、前記従来の問題点及び欠点を
解消するためになされたものであり、アクチユエ
ータに油圧が供給されていない時にも、またアク
チユエータ及びその制御装置に故障が発生した場
合でも、支持される機械が所定の位置に安定した
状態で保持されることができるコンパクトな能動
防振支持装置を提供することを目的としたもので
ある。
〔考案の構成〕
本考案に係る能動防振支持装置は、機械支持台
に対し、防振ゴム及びアクチユエータを介して機
械取付台を支持する能動防振支持装置において、
該防振ゴムを上下2つ割りに形成し、その中間部
に支持板を配置し、該支持板に前記機械取付台に
取付けたアクチユエータの駆動軸を取付けて構成
される。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、第1図は本考案の一実施例における能動防振
支持装置の側断面図、第2図は第1図のA−A方
向の平断面図、第3図は第1図のアクチユエータ
の拡大側断面図である。
まず、この能動防振支持装置は第7図の従来例
と同様に機械支持台1に対し防振ゴム2及びアク
チユエータ4を介して機械取付台5を支持するよ
うになつており、複数個からなる本装置で図示さ
れていない機械を防振支持するものである。
次に、この防振ゴム2を上下2つ割に形成し、
その中間に支持板3を介設の上、機械取付台5に
取付けたアクチユエータ4の軸棒下端部4Aを上
記の支持板3の中心部にナツト7にて取付けてい
る。
なお、上記のアクチユエータ4の軸棒下端部4
Aを支持板3に取付ける手段としては、上記ナツ
ト7に限定されずに溶接その他どのような手段で
も良く、また防振ゴム2の断面形状も本実施例の
第2図のごとき円形以外の長円形、多角形等どの
ような形状でも良い。
次に、第3図に示すように本実施例のアクチユ
エータ4は、図示されていない油圧ポンプにより
油圧配管6を介して制御されるようになつている
が、アクチユエータ4のサーボバルブ8と油圧配
管6とはワンタツチ継手9で接続されており、ま
たこのアクチユエータ4には安全弁としての機能
をする電磁弁10が取付けられている。
以上の構成からなる本実施例の能動防振支持装
置の機能を第4図及び第5図の計算モデルを参照
して説明する。
まず、最初にこの装置の機械への取付けは第3
図の電磁弁10の開の状態で、ワンタツチ継手9
で油圧配管6を接続していない状態で行なう。
この時の計算モデルは第5図の状態となり、ア
クチユエータ4はCで示す減衰機となり、上下2
つ割の防振ゴム2をK2,K1のバネとして示すと、
この装置のバネ定数はK=K2・K1/(K1+K2
となり、この装置1個で受け持つ機械重量の力を
Wとすると、△l=W/Kだけx3が移動して機械
を保持する。
以上のごとく、この能動防振支持装置は通常の
防振ゴムの場合と同様に機能するが、このように
して取付けられた時、機械はK1とK2の2つのバ
ネである防振ゴム2によつて支えられており、ア
クチユエータ4は力を要しない。
一方、第7図に示す従来例では、第6図に示す
計算モデルで示され、Aで示すアクチユエータ4
は、機械重量のWを支える力が必要であり、例え
ば1個当りF=30000Newtonといつた力を支え
られる大きさのアクチユエータ4が必要となる。
これに対し、本考案の装置では第4図に示した
計算モデルにおいて、K1=K2=24×
106Newton/mとし、能動制御する機械の振動
振幅△xを100×10-6mとすると、アクチユエー
タ4に必要な力はK2×△x=2400Newtonとな
り、第7図の完全直列型の従来例に比べて非常に
小さくなり、またこの場合のアクチユエータスト
ロークは同じ大きさ即ち△xで良い。
次に、油圧ポンプなどのアクチユエータ4の能
動防振制御部に故障があつた場合には、第3図の
電磁弁10を開とすることによつて振動系が第4
図から第5図へと移り、機械を安全に保持するこ
とができる。
〔考案の効果〕
従つて、本考案を採用すれば、低周波数におけ
る防振効果を上げ、かつ静剛性の低下による各種
の問題を解決する能動支持装置において、アクチ
ユエータに油圧が供給されていない時にも、また
アクチユエータ及びその制御装置に故障が発生し
た場合でも、支持される機械を所定の位置に安定
した状態で安全に保持でき、更に、小形でコンパ
クトなアクチユエータを使用できるという効果が
あり、防振装置の軽量化と低コスト化をはかりう
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における能動防振支
持装置の側断面図、第2図は第1図のA−A方向
の平断面図、第3図は第1図のアクチユエータの
拡大側断面図、第4図及び第5図は第1図の能動
防振支持装置の計算モデルを示し、第6図は第7
図の従来例の計算モデルを示しており、第7図は
従来の直列型の能動防振支持装置の側断面図であ
る。 1……機械支持台、2……防振ゴム、3……支
持板、4……アクチユエータ、4A……軸棒下端
部、5……機械取付台、7……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機械支持台に対し、防振ゴム及びアクチユエー
    タを介して機械取付台を支持する能動防振支持装
    置において、該防振ゴムを上下2つ割りに形成
    し、その中間部に支持板を配置し、該支持板に前
    記機械取付台に取付けたアクチユエータの駆動軸
    を取付けてなる能動防振支持装置。
JP20024584U 1984-12-30 1984-12-30 Expired JPH0313643Y2 (ja)

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JP20024584U JPH0313643Y2 (ja) 1984-12-30 1984-12-30

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JP20024584U JPH0313643Y2 (ja) 1984-12-30 1984-12-30

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Publication Number Publication Date
JPS61116250U JPS61116250U (ja) 1986-07-22
JPH0313643Y2 true JPH0313643Y2 (ja) 1991-03-28

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