JPS60164520A - 免震装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は振動による影響を受けないようにする必要が
ある各種装置に、地震による影響を与えないようにする
ための免震装置に関するものである。

〔従来技術〕

この種装置の従来の構成を第１図に示す。

この図において、（１）は建屋等の固定物に装着された
架台、（２）はこの架台上に設置された可動テーブルで
、車輪（３）によって架台上を移動し得るようになって
いる。（４）は上記可動テーブル上に登載された免震対
象物、（５〕は上記架台（１）と上記可動テーブル（２
）との間に設けられたばね、（６）は同様に上記架台（
１）と上記可動テーブル（２）との間に設けられ両者を
結合する油圧ダンパーである。

今、地震が発生したとすると、その振動は先ず架台（１
）に伝わる。架台（１）に伝わった地喪振動はばね（５
）と油圧ダンパー（６）とを介して可動テーブル（２）
を振動させる。その際、上記ばね（５）と油田ダンパー
（６）とによって地震のエネルギーを吸収するため免震
対象物（４〕に発生する振動加速度は減少することにな
る。

しかし上述の従来の装置においては、架台（１）から伝
達される地震の振動数を避けるように、免震装置の固有
振動数を設定し、これに対応してばね（５）と油［Ｅダ
ンパー（６）の特性を設計しているため地震に対して受
動的であり、設計外の振動数を持つような地震が発生す
れば免震効果が十分ではなくなる欠点があった。

〔発明の概要〕

この発明はこのような欠点を除去するためになされたも
ので、免振対象物の振動を計測する計測装置と、上記可
動テーブルに伝達される振動を上記計測装置の計測結果
に応じて制御するようにした制御装置とを付加すること
により免震対象物に発生する振動を能動的に減少させる
ようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、第２図に示すこの発明の一実施例について説明す
る。

第２図において、（７）は架台（１）と可動テーブル（
２）との間に設けられた空気ばね、（８）は上記空気ば
ねに供給する空気圧を発生するためのコンプレッサー、
（９）は上記コンプレッサーから上記空気ばねに供給さ
れる空気圧を切り換えるための空気パイロット弁、（１
０）は上記空気パイロット弁の切り換えを制御するトル
クモータ、（１１）は免震対象物（４）に発生ずる加速
度を測定するための加速度計で、免震対象物（４）上に
設置される。（１２）は上記加速度計の測定結果に応じ
て上記トルクモータ（１０）を制御するための制御則、
（１３）、（１４）、（１５）は制御ライン、（ｉ６）
、（１７）は空気管である。その他の構成は従来の装置
１７ｆｆｉと同様であるため説明を省略する。

このように構成された装置において、架台（１）から地
震振動が加わると、免震対象物（４）に発生ずる加速度
を加速度計（１１）が計測する。この計測結果が制御則
（１２）に与えられるため制御則（１２）は入力信号に
対応して免震に鰻適となるような電気信号を発生し、こ
れによってトルクモータ（１０）を制御する。この結果
、空気パイロット弁（９）が切り換えられ空気ばね（７
）に供給される空気圧が最適値に制御され可動テーブル
（２）に発生する加速度を減少させる。とめ場合、空気
ばね（７）の内部圧力を制御系にフィードバックしてフ
ィードバック制御を行なうことにより免震対象物（４）
に発生する加速度を能動的に最小にすることができる。

なお、上記の実−施例では制御装置として空気ばねと、
空気パイロット弁と、トルクモータとを用いたがこれｄ
をそれぞれ、油圧シリンダ、サーボ弁、サーボモータｌ
ｃ置換しても同様な効果を１Ｉｌｌｌ待することができ
る。

また、上記の実施例では免震対象物の振動計測装置とし
て加速度計を用いたが、これは速度ハ１１変位計等の他
の計測装置を用いても同様な効果を期待することができ
るものである。

〔発明の効果１ この発明は以上のように構成されているため免震対象物
に発生する振動を能動的に減少させることができ、免震
性能を向上させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の装置の構成を示す概略図、第２図はこの
発明の一実施例を示す概略図である図中（１）は架台、
（２）は可動テーブル、（４）は免震対象物、（５）は
ばね、（６〕は油圧ダンパー、（７）は空気ばね、（８
）はコンプレッサー、（９〕は空気パイロット弁、（１
０）はトルクモータ、（１１）は加速度計、（１２）は
制御則、（１７）は空気管である。 なお、同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示す。 代理人　弁理士　大　岩　増　雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）固定部に装着された架台、この架台上に移動可能
   に設置され免震対象物を登載した可動テーブル、この可
   動テーブルと上記架台との間に配設された緩衝装置、上
   記免震装置の振動を８１測する計測装置および上記可動
   、テーブルに伝達される振動を上記計測装置の計測結果
   に応じて制御するようにされた制御装置を備えたことを
   特徴とする免震装置。 （２）　制御装置は、可動テーブルと架台との間に設け
   られた空気ばねと、計測装置の計測結果ζζ応動するト
   ルクモータと、このトルクモータに結合され、上記計測
   結果に応じた空気圧を上面空気ばねに供給する空気パイ
   ロット弁とから構成されることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の免震装置。 （３）　制御装置は、可動テーブルと架台との間ζζ設
   けられた油圧シリンダと、計測装置の計測結果に応動す
   るサーボモータと、このサーボモータに結合され上記計
   測結果に応じた油圧を上記油圧シリンダに供給するサー
   ボ弁とから構成されることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の免震装置。 （４〕　計測装置は加速度計であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項〜第３項のいずれか−に記載の免震
   装置。 （５）　計測装置は速度計であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項〜第３項のいずれかに記載の免震装置
   。 （６）　計測装置は変位計であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項〜第３項のいずれか−に記載の免震装
   置。