JPH059227Y2 - - Google Patents
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- JPH059227Y2 JPH059227Y2 JP1988100557U JP10055788U JPH059227Y2 JP H059227 Y2 JPH059227 Y2 JP H059227Y2 JP 1988100557 U JP1988100557 U JP 1988100557U JP 10055788 U JP10055788 U JP 10055788U JP H059227 Y2 JPH059227 Y2 JP H059227Y2
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
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- B60N2/06—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
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- B60N2/0702—Slide construction characterised by its cross-section
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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-
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- B60N2/0881—Activation of the latches by the control mechanism
- B60N2/0887—Activation of the latches by the control mechanism with synchronised movements
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、車体側のレールと、該車体側のレー
ルに相対的に移動可能に嵌合し座席を支持する座
席側のレールとによりレールユニツトを構成し、
一対のレールユニツトを相互に平行に配して成る
シートスライドのロツク解除装置に関する。
ルに相対的に移動可能に嵌合し座席を支持する座
席側のレールとによりレールユニツトを構成し、
一対のレールユニツトを相互に平行に配して成る
シートスライドのロツク解除装置に関する。
「従来の技術」
従来のシートスライドのロツク解除装置として
は、例えば、第5図に示すようなものがある。
は、例えば、第5図に示すようなものがある。
すなわち、一対のレールユニツト1,1が相互
に略平行に配され、レールユニツト1は車体側の
レール3に座席側のレール4が外嵌して成り、各
車体側のレール3に前後方向へ係合部5が複数連
設されている。
に略平行に配され、レールユニツト1は車体側の
レール3に座席側のレール4が外嵌して成り、各
車体側のレール3に前後方向へ係合部5が複数連
設されている。
ロツク解除レバー6が、一本のパイプ材により
略U字状に形成され、略U字状の曲げ部7を前に
してその両端部8,8がそれぞれ座席側のレール
4,4に沿うように配され、ロツク解除レバー6
の端部8にはそれぞれ車体側のレール3の係合部
5と係止可能な掛止部材9,9が固設されてい
る。
略U字状に形成され、略U字状の曲げ部7を前に
してその両端部8,8がそれぞれ座席側のレール
4,4に沿うように配され、ロツク解除レバー6
の端部8にはそれぞれ車体側のレール3の係合部
5と係止可能な掛止部材9,9が固設されてい
る。
ロツク解除レバー6の曲げ部7を上方へ持上げ
ると、座席側のレール4のフランジ部4aの前端
を中心にしてロツク解除レバー6が揺動し、端部
8側の掛止部材9が各座席側のレール4の各係合
部5から外れ、ロツク解除状態となり、座席側の
レール4が車体側のレール3に対して前後移動可
能になるものである。
ると、座席側のレール4のフランジ部4aの前端
を中心にしてロツク解除レバー6が揺動し、端部
8側の掛止部材9が各座席側のレール4の各係合
部5から外れ、ロツク解除状態となり、座席側の
レール4が車体側のレール3に対して前後移動可
能になるものである。
また、座席の前後位置に影響されないで、シー
トベルトの装着感を好みの状態に維持するため、
一対のレールユニツト1,1の一方の座席側のレ
ール4にシートベルトの端部を連結し、シートベ
ルトの端部が座席側のレール4と一体的に移動す
るようにしたものが考えられている。
トベルトの装着感を好みの状態に維持するため、
一対のレールユニツト1,1の一方の座席側のレ
ール4にシートベルトの端部を連結し、シートベ
ルトの端部が座席側のレール4と一体的に移動す
るようにしたものが考えられている。
「考案が解決しようとする課題」
しかしながら、このような従来のシートスライ
ドのロツク解除装置では、シートベルトの端部を
一方のレールユニツト1,1の座席側のレール4
に連結した場合、シートベルトに過大な荷重がか
かると、シートベルトの端部を介して座席側のレ
ール4に剥離方向の力が加わり、座席側のレール
4が第5図において想像線で示しように上方へ変
形すると、ロツク解除レバー6の曲げ部7が上方
へ変位する。それにより、ロツク解除レバー6が
ロツク解除操作した際と同じように変位し、他方
のレールユニツト1の車体側のレール3の係合部
5からロツク解除レバー6側の掛止部材が外れ、
座席側のレール4が前後移動するおそれがあり、
そのためレールユニツト1の剛性を上げるなどの
対策が必要となり、その結果コストが嵩んだりす
るという問題点があつた。
ドのロツク解除装置では、シートベルトの端部を
一方のレールユニツト1,1の座席側のレール4
に連結した場合、シートベルトに過大な荷重がか
かると、シートベルトの端部を介して座席側のレ
ール4に剥離方向の力が加わり、座席側のレール
4が第5図において想像線で示しように上方へ変
形すると、ロツク解除レバー6の曲げ部7が上方
へ変位する。それにより、ロツク解除レバー6が
ロツク解除操作した際と同じように変位し、他方
のレールユニツト1の車体側のレール3の係合部
5からロツク解除レバー6側の掛止部材が外れ、
座席側のレール4が前後移動するおそれがあり、
そのためレールユニツト1の剛性を上げるなどの
対策が必要となり、その結果コストが嵩んだりす
るという問題点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、例えば、シートベルトの端部が
連結される一方のレールユニツト側に剥離荷重が
かかり一方のロツク解除レバーが大きく変位した
際、それによつては他方のロツク解除レバーが大
きく影響されずわずかに変位するだけで、少なく
とも他方のレールユニツト側がロツク状態を維持
するようにしたシートスライドのロツク解除装置
を提供することを目的としている。
なされたもので、例えば、シートベルトの端部が
連結される一方のレールユニツト側に剥離荷重が
かかり一方のロツク解除レバーが大きく変位した
際、それによつては他方のロツク解除レバーが大
きく影響されずわずかに変位するだけで、少なく
とも他方のレールユニツト側がロツク状態を維持
するようにしたシートスライドのロツク解除装置
を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」
かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 車体側のレールと、該車体側のレールに相対的
に移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレー
ルとによりレールユニツトを構成し、一対のレー
ルユニツトを相互に平行に配して成るシートスラ
イドのロツク解除装置において、 ロツク解除装置は、前記一対のレールユニツト
の車体側のレールと座席側のレールとを相対的に
移動不能に拘束する各ロツク装置から前方にそれ
ぞれ延びるロツク解除レバーを備え、 該ロツク解除レバーの前端部を操作端部とし、
前記ロツク解除レバーの後端部を、前記操作端部
が上下いずれか一方向に変位した際、前記ロツク
装置をロツク解除すべく座席側のレールの所定部
位を中心にして揺動する出力端部とし、 前記二つのロツク解除レバーの各操作端部を、
前後方向に対して直角で略水平な軸を中心にして
相互に回動可能に連結したことを特徴とするシー
トスライドのロツク解除装置い存する。
るところは、 車体側のレールと、該車体側のレールに相対的
に移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレー
ルとによりレールユニツトを構成し、一対のレー
ルユニツトを相互に平行に配して成るシートスラ
イドのロツク解除装置において、 ロツク解除装置は、前記一対のレールユニツト
の車体側のレールと座席側のレールとを相対的に
移動不能に拘束する各ロツク装置から前方にそれ
ぞれ延びるロツク解除レバーを備え、 該ロツク解除レバーの前端部を操作端部とし、
前記ロツク解除レバーの後端部を、前記操作端部
が上下いずれか一方向に変位した際、前記ロツク
装置をロツク解除すべく座席側のレールの所定部
位を中心にして揺動する出力端部とし、 前記二つのロツク解除レバーの各操作端部を、
前後方向に対して直角で略水平な軸を中心にして
相互に回動可能に連結したことを特徴とするシー
トスライドのロツク解除装置い存する。
「作用」
一対のレールユニツトの各ロツク装置がロツク
状態にある場合において、一方のレールユニツト
に剥離荷重がかかり、座席側のレールの後部が持
上がると、一方のロツク解除レバーの揺動中心で
ある座席側のレールの所定部位が上方へ変位し、
一方のロツク解除レバーが前後方向に対して直角
で略水平な軸を中心にして回動した際、他方のロ
ツク解除レバーは回動せず、一方の解除レバー側
の回動する力は他方のロツク解除レバーに伝わら
ない。
状態にある場合において、一方のレールユニツト
に剥離荷重がかかり、座席側のレールの後部が持
上がると、一方のロツク解除レバーの揺動中心で
ある座席側のレールの所定部位が上方へ変位し、
一方のロツク解除レバーが前後方向に対して直角
で略水平な軸を中心にして回動した際、他方のロ
ツク解除レバーは回動せず、一方の解除レバー側
の回動する力は他方のロツク解除レバーに伝わら
ない。
すなわち、他方のロツク解除レバーは変位せ
ず、他方のレールユニツトはロツク状態を維持
し、座席側のレールが車体側のレールに対して前
後移動不能となるものである。
ず、他方のレールユニツトはロツク状態を維持
し、座席側のレールが車体側のレールに対して前
後移動不能となるものである。
「実施例」
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
る。
第1図から第4図は本考案の一実施例を示して
いる。
いる。
第1図および第4図に示すように、車両用シー
トレール10は一対のレール部10a,10bが
相互に並行に配設されて成る。各レール部材10
a,10bは、車体側のレール20が座席側のレ
ール30に内挿されて成る。
トレール10は一対のレール部10a,10bが
相互に並行に配設されて成る。各レール部材10
a,10bは、車体側のレール20が座席側のレ
ール30に内挿されて成る。
一対のレール部材10a,10bは相互に対称
となつており、以下、一方のレール部材10aを
代表して説明し他方のレール部材10bの説明に
代える。
となつており、以下、一方のレール部材10aを
代表して説明し他方のレール部材10bの説明に
代える。
車体側のレール20は両側壁21,22を有す
る略U字状断面の溝部23を備え、側壁21の上
端から外方へ折曲された鍔部24を有し、鍔部2
4は若干下方へ傾いた傾斜鍔25と、傾斜鍔25
から下方へ折曲された略垂直な側縁26とから成
つている。これと対称的に、側壁22側の鍔部2
7は、傾斜鍔28と略垂直な側縁29とから成つ
ている。
る略U字状断面の溝部23を備え、側壁21の上
端から外方へ折曲された鍔部24を有し、鍔部2
4は若干下方へ傾いた傾斜鍔25と、傾斜鍔25
から下方へ折曲された略垂直な側縁26とから成
つている。これと対称的に、側壁22側の鍔部2
7は、傾斜鍔28と略垂直な側縁29とから成つ
ている。
略垂直な側縁29には長手方向へ係合凹部29
aが多数連設されている。
aが多数連設されている。
車体側のレール20の鍔部24,27を外側か
ら包むように、また、溝部23を臨むように、座
席側のレール30が車体側のレール20に外嵌さ
れている。
ら包むように、また、溝部23を臨むように、座
席側のレール30が車体側のレール20に外嵌さ
れている。
すなわち、鍔部24,27を外側から包む抱持
フランジ31,32と、溝部23を臨む略水平な
主面板33とが座席側のレール30に備えられて
いる。
フランジ31,32と、溝部23を臨む略水平な
主面板33とが座席側のレール30に備えられて
いる。
略水平な主面板33と抱持フランジ31との弧
状断面のコーナー部と、鍔部24の傾斜鍔25と
の間にはボールベアリング40を転動可能に配さ
れ、傾斜鍔25はボールベアリング40を受ける
べく湾曲断面形状と成つている。
状断面のコーナー部と、鍔部24の傾斜鍔25と
の間にはボールベアリング40を転動可能に配さ
れ、傾斜鍔25はボールベアリング40を受ける
べく湾曲断面形状と成つている。
同じように、鍔部27もボールベアリング40
を受けるべく湾曲断面形状と成つている。
を受けるべく湾曲断面形状と成つている。
また、車体側のレール20の溝部23の底面板
には前後に車体ブラケツト15,16が固結され
ている。
には前後に車体ブラケツト15,16が固結され
ている。
第1図および第3図に示すように、一対のレー
ル部材10a,10bには、車体側のレール20
の係合凹部29aに選択的に嵌合し、座席側のレ
ール30を所望位置に移動不能に拘束するロツク
装置50,50がそれぞれ配設されている。
ル部材10a,10bには、車体側のレール20
の係合凹部29aに選択的に嵌合し、座席側のレ
ール30を所望位置に移動不能に拘束するロツク
装置50,50がそれぞれ配設されている。
ロツク装置50は、係合凹部29aに係脱すべ
く、座席側のレール30の抱持フランジ32から
側方へ突出した突起部32aに揺動可能にロツク
部材51が支持されて成る。ロツク部材51の後
端部には係合凹部29aに嵌合可能な嵌合突起5
2が形成されている。
く、座席側のレール30の抱持フランジ32から
側方へ突出した突起部32aに揺動可能にロツク
部材51が支持されて成る。ロツク部材51の後
端部には係合凹部29aに嵌合可能な嵌合突起5
2が形成されている。
一方のロツク部材51の前端部にはロツク解除
レバー55の出力端部である端部55aが固結さ
れ、他方のロツク部材51の前端部にはロツク解
除レバー56の出力端部である図略した端部が固
結されている。
レバー55の出力端部である端部55aが固結さ
れ、他方のロツク部材51の前端部にはロツク解
除レバー56の出力端部である図略した端部が固
結されている。
第1図および第2図に示すように、ロツク解除
レバー55,56は対称的に設けられ、それぞれ
前方へ延ばされ、前端部がそれぞれ対向するよう
に略直角に折曲され、操作端部55b,56bと
成つている。操作端部55bのパイプ内径部55
cには、前後方向に対して直角で略水平な軸部材
60の一端部が嵌入され、操作端部56bのパイ
プ内径部56cには軸部材60の他端部が嵌入さ
れている。軸部材60により操作端部55b,5
6bが相互に回動可能に連結されている。
レバー55,56は対称的に設けられ、それぞれ
前方へ延ばされ、前端部がそれぞれ対向するよう
に略直角に折曲され、操作端部55b,56bと
成つている。操作端部55bのパイプ内径部55
cには、前後方向に対して直角で略水平な軸部材
60の一端部が嵌入され、操作端部56bのパイ
プ内径部56cには軸部材60の他端部が嵌入さ
れている。軸部材60により操作端部55b,5
6bが相互に回動可能に連結されている。
ロツク解除レバー55,56の各操作端部55
b,56bを下方向へ付勢すべく、抱持フランジ
32側の突起部32aとロツク部材51とにはば
ね部材58が架設されている。
b,56bを下方向へ付勢すべく、抱持フランジ
32側の突起部32aとロツク部材51とにはば
ね部材58が架設されている。
次に作用を説明する。
レール部材10a,10bにおいて、車体側の
レール20が座席側のレール30に内挿されてお
り、車体側のレール20の係合凹部29aにロツ
ク装置50のロツク部材51の嵌合突起52が嵌
合しており、座席側のレール30が車体側のレー
ル20に対して前後移動不能に拘束されている。
すなわち、一対のレール部材10a,10bの各
ロツク装置50,50はロツク状態にある。
レール20が座席側のレール30に内挿されてお
り、車体側のレール20の係合凹部29aにロツ
ク装置50のロツク部材51の嵌合突起52が嵌
合しており、座席側のレール30が車体側のレー
ル20に対して前後移動不能に拘束されている。
すなわち、一対のレール部材10a,10bの各
ロツク装置50,50はロツク状態にある。
レール部材10aの後部に図外のシートベルト
の端部が連結されている場合で、各ロツク装置5
0がロツク状態いある際、シートベルトに過大な
荷重がかかると、シートベルトの端部を介してレ
ール部材10aの後部が大きく引き上げられる。
の端部が連結されている場合で、各ロツク装置5
0がロツク状態いある際、シートベルトに過大な
荷重がかかると、シートベルトの端部を介してレ
ール部材10aの後部が大きく引き上げられる。
座席側のレール30の後部が大きく上方へ変位
すると、ロツク解除レバー55の揺動中心である
座席側のレール30側の突起部32aが上方へ変
位する。それにより、ロツク解除レバー55が軸
部材60を中心にして回動した際、それによつて
は軸部材60が回動せず、他方のロツク解除レバ
ー56も回動しない。
すると、ロツク解除レバー55の揺動中心である
座席側のレール30側の突起部32aが上方へ変
位する。それにより、ロツク解除レバー55が軸
部材60を中心にして回動した際、それによつて
は軸部材60が回動せず、他方のロツク解除レバ
ー56も回動しない。
すなわち、解除レバー55側の回動する力はロ
ツク解除レバー56に伝わらないで、ロツク解除
レバー56は変位せず、レール部材10b側のロ
ツク装置はロツク状態を維持し、座席側のレール
30が車体側のレール20に対して前後移動不能
な状態のままである。
ツク解除レバー56に伝わらないで、ロツク解除
レバー56は変位せず、レール部材10b側のロ
ツク装置はロツク状態を維持し、座席側のレール
30が車体側のレール20に対して前後移動不能
な状態のままである。
反対に、ロツク解除レバー56が大きく変位し
て、軸部材60を中心にして回動しても、軸部材
60が回動せず、ロツク解除レバー55の回動し
ない。
て、軸部材60を中心にして回動しても、軸部材
60が回動せず、ロツク解除レバー55の回動し
ない。
すなわち、解除レバー56側の回動する力はロ
ツク解除レバー55に伝わらないで、ロツク解除
レバー55は変位せず、レール部材10a側のロ
ツク装置はロツク状態を維持し、レール部材10
aの座席側のレール30は車体側のレール20に
対して前後移動不能のままである。
ツク解除レバー55に伝わらないで、ロツク解除
レバー55は変位せず、レール部材10a側のロ
ツク装置はロツク状態を維持し、レール部材10
aの座席側のレール30は車体側のレール20に
対して前後移動不能のままである。
座席の前後位置を調節すべく、ロツク解除レバ
ー55の操作端部55bをばね部材58の付勢力
に抗して上方向へ引き上げると、ロツク解除レバ
ー55が突起部32aをほぼ中心にして揺動し、
それによりロツク部材51の嵌合突起52が車体
側のレール20の係合凹部29aから外れ、レー
ル部材10aは、その座席側のレール30が前後
移動可能な状態となる。
ー55の操作端部55bをばね部材58の付勢力
に抗して上方向へ引き上げると、ロツク解除レバ
ー55が突起部32aをほぼ中心にして揺動し、
それによりロツク部材51の嵌合突起52が車体
側のレール20の係合凹部29aから外れ、レー
ル部材10aは、その座席側のレール30が前後
移動可能な状態となる。
同時に、ロツク解除レバー56の操作端部56
bも上方へ変位し、ロツク解除レバー56が揺動
し、ロツク部材51の嵌合突起52が車体側のレ
ール20の係合凹部29aから外れ、レール部材
10bもその座席側のレール30が前後移動可能
な状態となる。
bも上方へ変位し、ロツク解除レバー56が揺動
し、ロツク部材51の嵌合突起52が車体側のレ
ール20の係合凹部29aから外れ、レール部材
10bもその座席側のレール30が前後移動可能
な状態となる。
座席側のレール30の車体側のレール20に対
して前後移動すると、一側のボールベアリング4
0が、略水平な主面33と抱持フランジ31との
弧状断面のコーナー部と、車体側のレール20の
鍔部24の傾斜鍔25との間で転動し、他側のボ
ールベアリング40が、略水平な主面33と抱持
フランジ32との弧状断面のコーナー部と、車体
側のレール20の鍔部27の傾斜鍔28との間で
転動する。
して前後移動すると、一側のボールベアリング4
0が、略水平な主面33と抱持フランジ31との
弧状断面のコーナー部と、車体側のレール20の
鍔部24の傾斜鍔25との間で転動し、他側のボ
ールベアリング40が、略水平な主面33と抱持
フランジ32との弧状断面のコーナー部と、車体
側のレール20の鍔部27の傾斜鍔28との間で
転動する。
それにより、座席側のレール30が横方向のガ
タつきがなく前後移動し、所望位置において、ロ
ツク解除レバー55から手を離せば、ばね部材5
8によりロツク解除レバー55,56が揺動し、
ロツク部材51が車体側のレール20の係合凹部
29aに嵌合し、座席側のレール30が移動不能
に拘束され、レール部材10a,10bが共に前
後移動不能な状態となる。
タつきがなく前後移動し、所望位置において、ロ
ツク解除レバー55から手を離せば、ばね部材5
8によりロツク解除レバー55,56が揺動し、
ロツク部材51が車体側のレール20の係合凹部
29aに嵌合し、座席側のレール30が移動不能
に拘束され、レール部材10a,10bが共に前
後移動不能な状態となる。
「考案の効果」
本考案に係るシートスライドのロツク解除装置
によれば、一対のレール部材の各ロツク装置をそ
れぞれロツク解除操作するロツク解除レバーを、
その前端部である操作端部において前後方向に対
して直角で略水平な軸により相互に回動可能に連
結したので、一方の座席側のレールに剥離荷重等
がかかり、一方ロツク解除レバーが大きく変形し
た際、それによる一方のロツク解除レバーの回動
力が他方のロツク解除レバーに伝わらないように
なり、少なくとも一方のロツク装置がロツク解除
されないで、安全性を向上することができるもの
である。
によれば、一対のレール部材の各ロツク装置をそ
れぞれロツク解除操作するロツク解除レバーを、
その前端部である操作端部において前後方向に対
して直角で略水平な軸により相互に回動可能に連
結したので、一方の座席側のレールに剥離荷重等
がかかり、一方ロツク解除レバーが大きく変形し
た際、それによる一方のロツク解除レバーの回動
力が他方のロツク解除レバーに伝わらないように
なり、少なくとも一方のロツク装置がロツク解除
されないで、安全性を向上することができるもの
である。
第1図から第4図は本考案の一実施例を示して
おり、第1図は車両用シートレールの装着状態を
示す斜視図、第2図は第1図−線断面図、第
3図は車両用シートレールの要部斜視図、第4図
は同じく要部断面図、第5図は従来例を示してお
り、車両用シートレールの装着状態を示す斜視図
である。 10……車両用シートレール、10a,10b
……レール部材、20……車体側のレール、30
……座席側のレール、40……ボールベアリン
グ、50……ロツク装置、51……ロツク部材、
55,56……ロツク解除レバー、55a,56
a……出力端部、55b,56b……操作端部、
60……軸部材。
おり、第1図は車両用シートレールの装着状態を
示す斜視図、第2図は第1図−線断面図、第
3図は車両用シートレールの要部斜視図、第4図
は同じく要部断面図、第5図は従来例を示してお
り、車両用シートレールの装着状態を示す斜視図
である。 10……車両用シートレール、10a,10b
……レール部材、20……車体側のレール、30
……座席側のレール、40……ボールベアリン
グ、50……ロツク装置、51……ロツク部材、
55,56……ロツク解除レバー、55a,56
a……出力端部、55b,56b……操作端部、
60……軸部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体側のレールと、該車体側のレールに相対的
に移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレー
ルとによりレールユニツトを構成し、一対のレー
ルユニツトを相互に平行に配して成るシートスラ
イドのロツク解除装置において、 ロツク解除装置は、前記一対のレールユニツト
の車体側のレールと座席側のレールとを相対的に
移動不能に拘束する各ロツク装置から前方にそれ
ぞれ延びるロツク解除レバーを備え、 該ロツク解除レバーの前端部を操作端部とし、
前記ロツク解除レバーの後端部を、前記操作端部
が上下いずれか一方向に変位した際、前記ロツク
装置をロツク解除すべく座席側のレールの所定部
位を中心にして揺動する出力端部とし、 前記二つのロツク解除レバーの各操作端部を、
前後方向に対して直角で略水平な軸を中心にして
相互に回動可能に連結したことを特徴とするシー
トスライドのロツク解除装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100557U JPH059227Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | |
US07/320,715 US4949932A (en) | 1988-07-28 | 1989-03-08 | Seat slide device |
GB8905680A GB2221245B (en) | 1988-07-28 | 1989-03-13 | Seat slide device |
DE3911165A DE3911165C2 (de) | 1988-07-28 | 1989-04-06 | Sitzverschiebe-Vorrichtung |
FR8904996A FR2634699A1 (en) | 1988-07-28 | 1989-04-14 | Device forming a seat slideway |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100557U JPH059227Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221050U JPH0221050U (ja) | 1990-02-13 |
JPH059227Y2 true JPH059227Y2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=14277236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988100557U Expired - Lifetime JPH059227Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4949932A (ja) |
JP (1) | JPH059227Y2 (ja) |
DE (1) | DE3911165C2 (ja) |
FR (1) | FR2634699A1 (ja) |
GB (1) | GB2221245B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020006002A (ko) * | 2000-07-11 | 2002-01-18 | 시오미 마사나오 | 수지 성형 제품 및 이의 제조 방법과 장치 |
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JPH0712154Y2 (ja) * | 1990-09-26 | 1995-03-22 | 池田物産株式会社 | シートスライド装置 |
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JPH0742861Y2 (ja) * | 1991-06-28 | 1995-10-04 | 池田物産株式会社 | シートスライド装置 |
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JP3400613B2 (ja) * | 1995-06-28 | 2003-04-28 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートスライド装置 |
JP3646356B2 (ja) * | 1995-06-30 | 2005-05-11 | アイシン精機株式会社 | シートスライド装置 |
FR2746354B1 (fr) * | 1996-03-25 | 1998-05-22 | Faure Bertrand Equipements Sa | Glissiere pour siege de vehicule, et siege comportant une telle glissiere |
JP3295627B2 (ja) * | 1997-10-21 | 2002-06-24 | 富士機工株式会社 | シートスライド装置 |
EP0943484A3 (en) * | 1998-03-17 | 2000-08-16 | Ohi Seisakusho Co., Ltd. | Seat slide unit |
FR2787072B1 (fr) * | 1998-12-14 | 2001-02-16 | Cesa Cie Europ De Sieges Pour | Siege pour vehicule automobile a double mecanisme |
JP3560846B2 (ja) * | 1999-05-11 | 2004-09-02 | 富士機工株式会社 | シートスライド装置 |
FR2883519B1 (fr) * | 2005-03-23 | 2007-08-17 | Faurecia Sieges Automobile | Dispositif escamotable pour faire coulisser un siege de vehicule automobile |
JP5534983B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-07-02 | ダイハツ工業株式会社 | シートスライドレールのロック構造 |
US10023077B1 (en) * | 2017-04-03 | 2018-07-17 | Lear Corporation | Track assembly |
Family Cites Families (6)
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DE7210257U (de) * | 1972-03-17 | 1972-07-06 | Hammerstein C Gmbh | Gleitschienenfuehrung insbesondere fuer fahrzeugsitze mit einer beidseitig wirkenden feststellvorrichtung |
DE2456725A1 (de) * | 1974-11-30 | 1976-06-10 | Daimler Benz Ag | Laengen- und hoehenverstellbarer sitz |
FR2528367B1 (fr) * | 1982-06-09 | 1988-06-24 | Mecanismes Comp Ind De | Monture de siege pour vehicule automobile |
JPS6080935A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | Nissan Motor Co Ltd | シ−トのスライドロツク装置 |
US4580755A (en) * | 1985-03-11 | 1986-04-08 | General Motors Corporation | Latch arrangement for a seat slide structure |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP1988100557U patent/JPH059227Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-03-08 US US07/320,715 patent/US4949932A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-03-13 GB GB8905680A patent/GB2221245B/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-04-06 DE DE3911165A patent/DE3911165C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-04-14 FR FR8904996A patent/FR2634699A1/fr active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3911165C2 (de) | 1994-07-14 |
GB8905680D0 (en) | 1989-04-26 |
GB2221245B (en) | 1992-07-29 |
FR2634699B1 (ja) | 1994-12-23 |
DE3911165A1 (de) | 1990-02-01 |
US4949932A (en) | 1990-08-21 |
JPH0221050U (ja) | 1990-02-13 |
FR2634699A1 (en) | 1990-02-02 |
GB2221245A (en) | 1990-01-31 |
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