JPH058493B2 - - Google Patents

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JPH058493B2
JPH058493B2 JP60000761A JP76185A JPH058493B2 JP H058493 B2 JPH058493 B2 JP H058493B2 JP 60000761 A JP60000761 A JP 60000761A JP 76185 A JP76185 A JP 76185A JP H058493 B2 JPH058493 B2 JP H058493B2
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JP
Japan
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suction head
suction
floppy
head
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JP60000761A
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JPS61180974A (ja
Inventor
Tsuneyasu Umemura
Yoryuki Anraku
Sumio Tajima
Katsuhiro Shimokawa
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フロツピー記録媒体(以下フロツ
ピー媒体と略記する)や、光デイスク記録媒体な
どの平面的な記録媒体の取扱い装置に関し、特に
ジヤケツトもしくはケースに収容される前の裸の
記録媒体を検査する記録媒体検査装置などにおい
て、積層された記録媒体を1枚ずつピツクアツプ
するような用途に好適な記録媒体取扱い装置に関
する。
〔従来技術〕
51/4インチのミニフロツピーや、8インチの標
準フロツピーを対象とした従来の記録媒体検査装
置は、一部を開放したジヤケツトに収納した状態
で供給されたフロツピー媒体を検査している。そ
して、検査済みのフロツピー媒体を搬送路に送
り、途中で搬送路の切換えにより合格品と不合格
品とを仕分けて、対応するスタツカに投入すると
いうのが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、OA化の進展により、ミニフロツピー
や、マイクロフロツピーと呼ばれる3.5インチ以
下の小型のフロツピー媒体の需要が急増してい
る。ミニフロツピーなどの媒体は、従来のジヤケ
ツトに代えてプラスチツクケースに収容する場合
が多く、その場合、ケースへの収納段階でケース
を完全に密封してしまうのが製造工程上、好まし
い。したがつて、そのような小型のフロツピー媒
体を、従来のようにケースに収容した状態で検査
すると、不合格品はケースを含め全体を廃棄せざ
るを得ず、そのコストは、低コストを要求される
ミニフロツピー媒体の場合、無視できない。因に
従来は、標準フロツピーなどが検査で不合格とな
つた場合、その媒体だけが廃棄され、そのジヤケ
ツトまたはケースは再使用されている(そのため
に、ジヤケツトまたはケースを完全には封止せ
ず、その一部を開放した状態で検査を行つてい
た)。
また、従来のようにジヤケツトに収容した状態
で検査する装置では、検査のためのフロツピー媒
体へのリード/ライトは、ジヤケツトのアクセス
窓から行わざるを得ず、複数のヘツドを用いてフ
ロツピー媒体を高速にリード/ライトすることに
より、検査時間を短縮するというような方法の採
用は容易でない。したがつて、最近では、マイク
ロフロツピーなどの小型のフロツピー媒体の検査
は、従来の検査装置では処理速度の面で対応しき
れない状況になりつつある。
このようなことから、マイクロフロツピーのよ
うな小型のフロツピー媒体は、ジヤケツトやケー
スに収容しない裸の状態で検査するのが望ましい
と考えられる。しかし、従来の装置は、裸のフロ
ツピー媒体を処理するようには考えられておら
ず、もし裸のフロツピー媒体を処理させると、フ
ロツピー媒体に、その取扱い中に傷がつくなどの
問題が起きる。
〔発明の目的〕
フロツピー媒体などの平面的な記録媒体は、裸
の状態では一般に剛性が不十分であるから、容器
に複数枚積層した状態で検査装置に供給するのが
有利であろう。その場合、記録媒体相互の摩擦に
より記録媒体の表面に傷がつかないように、記録
媒体を1枚ずつ上方へピツクアツプするのが好ま
しいであろう。その場合、ピツクアツプすべき記
録媒体の高さ位置は、容器内の記録媒体数の変化
に応じて変動するから、その変動に応じてピツク
アツプ位置を調節する必要がある。
また、記録媒体をピツクアツプする際の記録媒
体の分離性を改善したり、記録媒体表面の損傷を
より確実に防止するために、記録媒体を直接接触
させて積層せずに、適当な強度があり、記録媒体
との分離性の優れた紙などのセパレータを記録媒
体間に介在させるのが好ましいと考えられる。そ
の場合、記録媒体のピツクアツプと同時に、セパ
レータもピツクアツプする必要がある。また、ピ
ツクアツプされた記録媒体は、その後に検査部に
セツトされるから、その際にセパレータが邪魔に
ならないようにする必要がある。
したがつて、この発明の主たる目的は、裸の記
録媒体を処理する記録媒体検査装置などにおい
て、積層された記録媒体、または記録媒体とセパ
レータを、1枚ずつヒピツクアツプする用途など
に好適な記録媒体取扱い装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決する手段〕
この発明の記録媒体取扱い装置は、可動部材
と、この可動部材を上下に移動させる手段と、上
方に移動できるように可動部材に係止され自重で
上方から係止位置まで降下する第1の吸着ヘツド
と、上方に移動できるように第1の吸着ヘツドに
係止され自重で前記上方から係止位置まで降下し
その係止の位置で第1のヘツドより吸着面が下側
に配置される第2の吸着ヘツドとを備えていて、
可動部材が降下したときに、第2の吸着ヘツドは
積層された記録媒体のうちの最上部の記録媒体に
接する位置まで降下しかつ第1の吸着ヘツドが前
記最上部の記録媒体の上側に配置された記録媒体
を分離するためのセパレータに接する位置まで降
下し、第2の吸着ヘツドが最上部の記録媒体を吸
着し、第1の吸着ヘツドがセパレータを吸着する
ものであつて、この吸着後に可動部材が上昇した
ときにセパレータの下側に最上部の記録媒体が吸
着保持されるものである。
〔作用〕
このような構成によれば、それぞれの吸着ヘツ
ドが自重で記録媒体とセパレータとに接触するの
で、積層枚数の変動によるピツクアツプ位置は、
格別の動力源やセンサなどを設ける必要がなく自
動的に適性化される。しかも、記録媒体側がセパ
レータを介在させて積層されているので確実に各
記録媒体が分離されて吸着され、前記のような構
成のハンドリングにより記録媒体の吸着の際に記
録媒体とともにセパレータが同時に処理されかつ
記憶媒体が下側になるように吸着されることから
セパレータについて特別な取扱をする必要がな
く、セパレータを介在させることによるハンドリ
ングの効率低下が防止できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図は、この発明を適用したフロツピー記録
媒体検査装置の一例を示す概要図である。ハンド
リングユニツト1は、供給部Aの所定の供給位置
に供給されたパレツト2(供給パレツトと称す)
2から、そこに積層(例えば200枚程度)された
フロツピー媒体3を1枚ずつピツクアツプし、そ
れをフロツピー検査ユニツト(検査部)5へ移送
するとともに、検査が終了したフロツピー媒体3
をフロツピー検査ユニツト5から、収納部Cの特
定の収納位置へ移送し、そこにセツトされている
パレツト(収納パレツトと称す。図では、収納位
置に収納パレツト6aがセツトされている)へ検
査済みフロツピー媒体を収納する。
ここで、収納パレツト6a,6b,6c,6d
は、スタツカテーブル9に載置されるものであつ
て、スタツカテーブル9が所定の量(90度の整数
倍)だけ回転制御されることにより、所望の収納
パレツトが収納位置にセツトされる。収納パレツ
ト6a,6b,6c,6dは、空になつた供給パ
レツト2が供給部から転送され、スタツカテーブ
ル9にセツトされる。4つの収納パレツト6a,
6b,6c,6dは、それぞれ合格、上面不合
格、下面不合格、両面不合格の各フロツピー媒体
の収納に割り当てられている。
また、供給パレツト2(収納パレツト6a,6
b,6c,6dも同様)には、第2図a,bに見
るごとく、セパレータ4を上にして、フロツピー
媒体3がセパレータ4を介在させて積層収納され
る。セパレータ4の開口部4aの内径は、フロツ
ピー媒体3の開口部3aの内径より大きい。な
お、ここで言うフロツピー媒体3は、ジヤケツト
またはケースに収納される前の、裸の状態のフロ
ツピーデイスクそのものである。
セパレータ4とフロツピー媒体3は、それぞれ
1枚ずつ、セパレータ4を上側にして、一緒にハ
ンドリングユツト1に挿着された円筒状の吸着ヘ
ツド10の先端に、負圧にて吸着され保持され
る。また、後述するように、その吸着ヘツドの先
端部分が分離されることにより負圧吸着が解除さ
れ、フロツピー媒体3が離脱する。
ハンドリングユニツト1は、アームユニツト7
と移送制御機構8とから構成される。アームユニ
ツト7は、吸着ヘツド10を3つ、120度間隔で
遊嵌状態でそれぞれ支承する第1、第2、第3の
アーム7a,7b,7cを有する。一方、移送制
御機構8は、アームユニツト7を上下移動させる
とともに、所定のタイミングで120度の回転角で
回転制御を行う機構である。この移送制御機構
8、アームユニツト7、および吸着ヘツド10
は、この発明の記録媒体取扱い装置を構成してい
る。
フロツピー検査ユニツト5は、いわゆるフロツ
ピーデイスクドライブ装置であつて、その上部に
は、駆動モータのスピンドル5aが配置されてい
る。このスピンドル5a上にフロツピー媒体3が
セツトされ、所定の記録特性について試験が行わ
れる。そのための磁気ヘツドが、フロツピー媒体
の各面に対して例えば3つずつ合計6個、例えば
120度の間隔で配置されている。各面の各磁気ヘ
ツドは、フロツピー媒体の半径方向に異なつた領
域を、同時にリード、ライトまたは消去するよう
に制御される。このような磁気ヘツドの配置は、
裸のフロツピー媒体を対象とするからこそ、可能
である。なお、磁気ヘツドに関連した機構の図
示、説明は省略する。
ここで、第3図はaは吸着ヘツド10の全体的
な断面図である。ここでは、アームユニツト7が
最下位置まで降下した時における、供給パレツト
2または収納パレツト6a,6b,6c,6dに
位置する吸着ヘツド10の状態を示している。こ
の図に見るごとく、吸着ヘツド10は概ね三重の
円筒構造であり、最外周の円筒は、セパレータ4
を吸着するためのヘツド部10aであり、その先
端面に吸着口が開口されている。その内側にある
円筒は、フロツピー媒体3を吸着するためのヘツ
ド部10bであり、最外周の円筒に対し上下移動
可能に嵌入されていて、同様に、その先端面に吸
着口が開口されている。このヘツド部10aは、
先端部Fと、後部本体Rとの2つのブロツクから
なる。その吸着口に通じる空気通路は、先端部F
と後部本体Rとの境界を通過しており、それらを
分離させると、開放されるようになつている。ヘ
ツド部10aの内側には、フロツピー媒体3をス
ピンドル5aに対し位置決めするためのコレツト
10cが収納されている。このコレツト10c
は、ヘツド10の中心部に配置された軸10dの
先端に、軸受を介して回転可能に支持されてい
る。コレツト10cの側面にはテーパがつけられ
ている。軸10dは、後部本体Rと内蔵ばねを介
して結合されている。先端部Fはコレツト10c
とともに回転可能であり、相互間にばねが介装さ
れている。窓16は、アームに設けられている可
動の爪17(第3図c参照)が嵌入する開口であ
る。ヘツド部10aの後端部(図では上端部)に
ピン10eが突設され、同様にヘツド部10aの
後端部にピン10fが突設されている。
アームユニツト7が最下位置まで下降した場
合、供給パレツトの位置にある吸着ヘツド10
は、その先端が供給パレツト2内のセパレータ4
およびフロツピー媒体3に接する位置まで自重で
降下し、第3図aのような状態で静止する。供給
パレツトに位置する吸着ヘツド10も同様な状態
まで降下し、静止する。このような状態におい
て、ピン10fはアームより上方に位置し、また
ピン10eはヘツド部10aの後端部より上方に
位置するように、供給パレツトおよび収納パレツ
トのセツトされる高さ位置が決定されている。ま
た、このような状態では、軸10dに設けられた
ピン10gは、爪17と係合しない。
第3図bは、吸着ヘツド10で、セパレータ4
とフロツピー媒体3とを吸着して引き上げ移送し
ている状態を示す概略断面図である。ヘツド部1
0aは、それに設けられたピン10fがアームの
上面に係合し、所定の高さ位置に保持される。一
方、内側のヘツド部10bは、それに設けられた
ピン10eが、外側のヘツド部10a後端部に係
合し、その先端がヘツド部10aのの先端より所
定の距離だけ下方に位置する高さに保持され、し
かして、フロツピー媒体3は図示のように、セパ
レータ4より所定距離だけ下方に保持される。
吸着ヘツド10に吸着保持したフロツピー媒体
3をスピンドル5a上に落下させ、スピンドル5
aに保持させる動作を説明する。アーム7a,7
b,7cが降下すると、フロツピー検査ユニツト
5の近傍にだけ設けられているストツパ14に、
その位置に来た吸着ヘツド10のヘツド部10a
より延設されているバー15が係合し、ヘツド部
10aおよびヘツド部10bの後部本体Rはそれ
以上降下しなくなる(第4図a参照)。アームが
さらに降下し、窓16までアーム7a,7b,7
cが降下して来ると、第3図cに見るごとく、そ
の爪17が窓16より軸10dのピンに係合す
る。
以下、第4図を参照する。アームがさらに降下
すると、内蔵ばねの力に抗して軸10dが爪17
によつて押し下げられ、それとともにヘツド部1
0bの先端部Fとコレツト10cが降下する。先
端部Fは後部本体Rから分離し、先端部Fの吸着
口は、その空気路を開放されるため大気圧になつ
て、先端に吸着されているフロツピー媒体3がス
ピンドル5a上に自然落下する(第4図b参照)。
アームがさらに降下すると、第4図cに見るごと
く、コレツト10cがさらに突出し、その周囲の
テーパ面とフロツピー媒体3の中心開口部の縁と
の係合により、フロツピー媒体3の中心がスピン
ドル5aの中心に整合せしめられる。アームがさ
らに降下すると、第4図dに示されるように、コ
レツト10cがスピンドル5aの凹部5bに嵌入
し、また、最下位置まで降下した先端部Fの先端
とスピンドル5aの凹部5bの周囲とで、フロツ
ピー媒体3を挟圧保持される。この状態で、先端
部Fおよびフロツピー媒体3は、スピンドル5a
に追従して回転する。
なお、第4図においては、先端部Fと後部本体
Rとの間の隙間を誇張して示しているが、その隙
間は実際には例えば2mm前後と極めて小さいもの
である。
また、供給パレツト2と、収納パレツト4a,
4b,4c,4dは、ほぼ同一の高さに位置して
おり、その位置より所定量高い位置にスピンドル
5aが配置されている。供給部Aと収納部Cに
は、ストツパ14に相当するものは設けられてい
ない。したがつて、その位置においては、ヘツド
10の降下は阻止されることがなく、アームとと
もに降下して爪17による作用を受けず、したが
つて第3図aに示したような状態になる。
なお、第1図の11は、検査装置の各機構を制
御するコントロールユニツトであり、12は検査
ユニツトにおけるリード/ライトヘツド(図示せ
ず)の読取/書込制御回路図である。
次に、このフロツピー記録媒体検査装置の全体
的動作を説明する。
今、アームユニツト7が第1図に示すような角
度で、上昇した位置にあり、またアーム7bに支
承された吸着ヘツド10に、検査しようとするフ
ロツピー媒体3とセパレータ4が第3図bに示す
状態で吸着保持され、アーム7cに支承された吸
着ヘツド10に、同様に検査済みのフロツピー媒
体3とセパレータ4が吸着保持されているものと
する。
アームユニツト7が移送制御機構8により降下
せしめられると、アーム7a,7cの吸着ヘツド
10はストツパ14がないため、その降下を妨げ
られることなく降下し、アームに遊嵌状態で支承
されているから、供給パレツト2または収納パレ
ツト内のフロツピー媒体の枚数に関係なく、第3
図aの状態で静止する。このように、吸着ヘツド
を遊嵌状態でアームに支持しておくことにより、
供給パレツトまたは収納パレツト内のフロツピー
媒体の枚数変動の影響を吸収している。
他方、アーム7bに支承された吸着ヘツド10
は、ある高さまで降下するとバー15がストツパ
14に係合し、そのヘツド部10aとヘツド部1
0bの後部本体Rは、それ以上降下できなくな
る。アームがさらに降下すると、第3図cに関連
して説明したように、爪17が軸10dのピン1
0gに係合し、軸10dが押し下げられることに
より、第4図に関連して説明したような作動によ
り、その吸着ヘツド10からフロツピー媒体3が
スピンドル5a上に落下し、中心合わせされてス
ピンドル5aにセツトされる。この後、そのフロ
ツピー媒体3に対するリード、ライト、消去が合
計6個の磁気ヘツドで高速に行われ、記録に関連
する所定の電気的特性が検査される。
この検査が終了すると、その終了信号に応じた
タイミングで、アーム7cの吸着ヘツド10のヘ
ツド10a,10bが負圧から大気圧に切換えら
れ、それに保持されていたセパレータ4とフロツ
ピー媒体(検査済み)3がともに離脱し、収納位
置にセツトされた収納パレツト(図では6a)に
積層収納される。なお、このフロツピー媒体の検
査結果に対応した収納パレツトが、収納位置にセ
ツトされるように、予めスタツカテーブル9は回
転制御されている。
また、フロツピー検査ユニツト5における検査
が終了すると、その終了信号に応じて移送制御機
構8が動作して、降下状態にあるアームユニツト
7を上昇させる。アーム7bに支承されているヘ
ツド10に関しては、爪17による軸10dの押
し下げが解除されるため、同アームの上昇ととも
に、軸10dは内蔵ばねの作用で引き上げられ、
コレツト10cがスピンドル5aから離脱する。
また、先端部Fがコレツト10cとの間の内蔵ば
ねの作用で上昇させられ、後部本体Rと再び結合
し、先端部Fの吸着口が再び負圧になるため、ス
ピンドル5a上のフロツピー媒体3はヘツド部1
0bに吸着保持される。アーム7bがさらに上昇
し、その上面に同吸着ヘツドのピン10fが係合
すると、それ以降は同吸着ヘツドはアームととも
に上昇し、最終的に第3図bの状態になる。
このように、吸着ヘツド10は、ピツクアツプ
した記録媒体を、同時にピツクアツプしたセパレ
ータより下側に保持する構成であるから、セパレ
ータに妨げられることなく、記録媒体を落下させ
スピンドル5a上にセツトすることができる。ま
た、簡単な操作で、検査済みの記録媒体を吸着ヘ
ツド10に吸着させ、ピツクアツプ直後と同様な
位置関係で記録媒体とセパレータを吸着ヘツド1
0に保持させることができる。したがつて、吸着
ヘツド10を収納パレツト上に降下させ、その
後、吸着を解除することにより、記録媒体とセパ
レータとを重ねた状態で収納パレツトに収納でき
る。
さて、アーム7aに支承された吸着ヘツド10
は、そのピン10fが同アームに係合するまでは
第3図aに示した状態を維持しているが、アーム
がピン10fに係合する位置に達した後は、同吸
着ヘツドはセパレータ4およびフロツピー媒体3
を吸着保持しつつアームとともに上昇し、最終的
に第3図bの状態になる。
アームユニツト7が最上位置まで上昇した後、
移送制御機構8によつて、アームユニツト7は所
定方向(第1図の矢印Gの向き)に120度回転せ
しめられ、アーム7aはフロツピー検査ユニツト
5の位置に、アーム7bは収納位置に、アーム7
cは供給位置に、それぞれ移動する。この回転期
間に、検査結果に応じて、コントロールユニツト
11によりスタツカテーブル19の回転駆動制御
が行われ、検査結果に対応する収納パレツトが収
納位置にセツトされる。
以下、アームユニツト7が降下し、同様の動作
が再び始まる。
このように、このフロツピー記録媒体検査装置
は、フロツピー媒体のピツクアツプ、検査、仕分
け収納を並行して行い、フロツピー媒体の検査処
理を連続的に効率良く実行できる。また、フロツ
ピー媒体に傷がつきにくく、その移送などの取扱
いをスピーデイに行うことができる。フロツピー
媒体は裸の状態であるから、マイクロフロツピー
のように、プラスチツクのケースまたはジヤケツ
トを用いる媒体の場合、不合格品は媒体だけを廃
棄すればよく、ケースまたはジヤケツトまで無駄
になることがなく、経済的である。また、フロツ
ピー媒体を裸状態で扱うから、前述のように、フ
ロツピー検査ユニツト5に複数のヘツドを設け、
各ヘツドで媒体の半径方向の異なつた領域を分担
して同時にリード/ライト、さらには消去を行
い、検査時間を短縮することも容易である。そう
すれば、連続処理と相まつて、検査処理を大幅に
高速化できる。さらに、合格したフロツピー媒
体、不合格のフロツピー媒体などの仕分けは、収
納パレツトの選択によつて行われるから、従来の
ような搬送路の切換えによつて仕分ける場合に比
べ、仕分けのためのスペースを容易に減らし、そ
の分だけ装置を小型化でき、また仕分けの際にフ
ロツピー媒体に傷がつきにくい。
以上説明した実施例では、吸着ヘツドを120度
間隔で配置しているが、それに限定されるもので
はない。また、吸着ヘツドの支持機構も適宜変更
し得るものである。フロツピー媒体吸着用のヘツ
ド部をセパレータ吸着用ヘツド部に係止させ、相
互の高さ関係を決定しているが、フロツピー媒体
吸着用ヘツド部をアームに直接係止させるように
してもよい。また、前記実施例のように、フロツ
ピー媒体の中心穴の近傍を吸着すると、フロツピ
ー媒体をフロツピー検査ユニツトのスピンドルに
位置決めしセツトする操作を安定確実に行うこと
ができ、また吸着ヘツドを前述のようにコンパク
トに設計でき、またフロツピー媒体の中心穴の近
傍は情報記録に利用されない部分であり、傷に対
する条件が厳しくないなど、多くの利点がある
が、フロツピー媒体の他の部分を吸着することも
可能である。また、吸着ヘツドは円筒形状以外の
形状にしてもよい。
さらに、この発明は、光デイスクなどの他の平
面的記録媒体を扱う装置にも同様に適用できるこ
とは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上の説明から理解できるように、この発明に
あつては、記録媒体側がセパレータを介在させて
積層されているので確実に各記録媒体が分離され
て吸着され、記録媒体の吸着の際に記録媒体とと
もにセパレータが同時に処理されかつ記録媒体が
下側になるように吸着されることからセパレータ
について特別な取扱いをする必要がなく、セパレ
ータを介在させることによるハンドリングの効率
低下が防止できる。また、セパレータの介在によ
る格別な操作または機構を要することもない。さ
らに、セパレータのハンドリングは、他のハンド
リング機構に何ら変更を与えるようなものではな
く、記録媒体取扱い装置自体も単純になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用したフロツピー記録
媒体検査装置の一例の全体的構成を簡略化して示
す概略斜視図、第2図aと同図bは、パレツト内
のフロツピー媒体とセパレータとの位置関係など
を示す側面図と概略斜視図、第3図aないし同図
cは吸着ヘツドの構成とその動作を示す概略断面
図、第4図aないし同図dはフロツピー媒体を検
査ユニツトのスピンドルにセツトする際の吸着ヘ
ツドの作動を説明するための状態遷移図である。 1……ハンドリングユニツト、2……供給パレ
ツト、3……フロツピー媒体、4……セパレー
タ、5……フロツピー検査ユニツト、5a……ス
ピンドル、6a〜6d……収納パレツト、7……
アームユニツト、7a〜7c……アーム、8……
移送制御機構、9……スタツカテーブル、10…
…吸着ヘツド、10a……ヘツド部、10b……
ヘツド部、F……ヘツド部10bの先端部、R…
…ヘツド部10bの後部本体、10c……コレツ
ト、10d……軸、11……コントロールユニツ
ト、12……読取/書込制御回路、14……スト
ツパ、15……バー、A……供給部、C……収納
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可動部材と、この可動部材を上下に移動させ
    る手段と、上方に移動できるように前記可動部材
    に係止され自重で上方から係止位置まで降下する
    第1の吸着ヘツドと、上方に移動できるように第
    1の吸着ヘツドに係止され自重で前記上方から係
    止位置まで降下しその係止の位置で第1のヘツド
    より吸着面が下側に配置される第2の吸着ヘツド
    とを備え、 前記可動部材が降下したときに、第2の吸着ヘ
    ツドは積層された記録媒体のうちの最上部の記録
    媒体に接する位置まで降下しかつ第1の吸着ヘツ
    ドは前記最上部の記録媒体の上側に配置された記
    録媒体を分離するためのセパレータに接する位置
    まで降下し、第2の吸着ヘツドが前記最上部の記
    録媒体を吸着し、第1の吸着ヘツドが前記セパレ
    ータを吸着するものであつて、この吸着後に前記
    可動部材が上昇したときに前記セパレータの下側
    に前記最上部の記録媒体が吸着保持される記録媒
    体取扱い装置。 2 第1及び第2の吸着ヘツドは円筒形で第2の
    吸着ヘツドが第1の吸着ヘツドの内側に嵌合し、
    それぞれその先端の円周面側に吸着孔が設けら
    れ、前記記録媒体および前記セパレータは中心部
    が開口した円板であつて前記開口に対応した内周
    面がそうぞれ吸着され、前記可動部材が上昇した
    ときに第1の吸着ヘツドの吸着面と第2の吸着ヘ
    ツドの吸着面とが所定距離離れ、第2の吸着ヘツ
    ドの内側には前記記録媒体を回転させるためのス
    ピンドルに嵌合するコレツトが配置されている請
    求項1記載の記録媒体取扱い装置。
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