JPH0458083B2 - - Google Patents

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JPH0458083B2
JPH0458083B2 JP77085A JP77085A JPH0458083B2 JP H0458083 B2 JPH0458083 B2 JP H0458083B2 JP 77085 A JP77085 A JP 77085A JP 77085 A JP77085 A JP 77085A JP H0458083 B2 JPH0458083 B2 JP H0458083B2
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JP77085A
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Inventor
Tsuneyasu Umemura
Yoryuki Anraku
Sumio Tajima
Katsuhiro Shimokawa
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP77085A priority Critical patent/JPS61180977A/ja
Publication of JPS61180977A publication Critical patent/JPS61180977A/ja
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フロツピー記録媒体(以下フロツ
ピー媒体と略記する)などの平面的な記録媒体の
取扱い装置に関し、特に、記録媒体検査装置にお
いて、ジヤケツトもしくはケースに収容される前
の裸の記録媒体をピツクアツプして移送する用途
に好適な記録媒体取扱い装置に関する。
〔従来技術〕 51/4インチのミニフロツピーや、8インチの
標準フロツピーを対象とした従来の記録媒体検査
装置は、一部を開放したジヤケツトに収納したフ
ロツピー媒体を取扱うように作られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、OA化の進展により、ミニフロツピー
や、マイクロフロツピーと呼ばれる3.5インチ以
下の小型のフロツピー媒体の需要が急増してい
る。ミニフロツピーなどの媒体は、従来のジヤケ
ツトに代えてプラスチツクケースに収容する場合
が多く、その場合、ケースへの収納段階でケース
を完全に密封してしまうのが製造工程上、好まし
い。したがつて、そのような小型のフロツピー媒
体を、従来のようにケースに収容した状態で検査
すると、不合格品はケースを含め全体を廃棄せざ
るを得ず、そのコストは、低コストを要求される
ミニフロツピー媒体の場合、無視できない。
因に従来は、標準フロツピーなどが検査で不合
格となつた場合、その媒体だけが廃棄され、その
ジヤケツトまたはケースは再使用されている(そ
のために、ジヤケツトまたはケースを完全には封
止せず、その一部を開放した状態で検査を行つて
いた)。
また、従来のようにジヤケツトに収容した状態
で検査する装置では、検査のためのフロツピー媒
体へのリード/ライトは、ジヤケツトのアクセス
窓から行わざるを得ず、複数のヘツドを用いてフ
ロツピー媒体を高速にリード/ライトすることに
より、検査時間を短縮するというような方法の採
用は容易でない。したがつて、最近では、マイク
ロフロツピーなどの小型のフロツピー媒体の検査
は、従来の検査装置では処理速度の面でも対応し
きれない状況になりつつある。
このようなことから、マイクロフロツピーのよ
うな小型のフロツピー媒体は、ジヤケツトやケー
スに収容しない裸の状態で検査するのが望ましい
と考えられる。しかし、従来の装置は、裸のフロ
ツピー媒体を処理するようには考えられておら
ず、もし裸のフロツピー媒体を処理させると、フ
ロツピー媒体に、その取扱い中に傷がつくなどの
問題が起きる。
〔発明の目的〕
この発明の目的は、記録媒体検査装置におい
て、裸の記録媒体をピツクアツプして検査部に移
送し、検査後の記録媒体を、その収納部へ移送す
る用途などに好適な記録媒体取扱い装置に関す
る。
〔問題点を解決する手段〕
この発明による記録媒体取扱い装置は、上下移
動および回転可能に支持されたアーム部材と、記
録媒体を吸着保持するための、アーム部材に支持
された吸着ヘツドと、アーム部材を所定の動作シ
ーケンスにしたがつて上昇、下降、回転、または
停止させる機構と、アーム部材とともに回転する
エンコーダ板およびエンコーダ板と組合わされた
センサとからなり、アーム部材がその動作シーケ
ンス中の何れの状態であるかを検出し、その状態
を示す信号を出力するエンコーダとを備えること
を特徴とするものである。
〔作用〕
吸着ヘツドで記録媒体を吸着保持するため、裸
の記録媒体を扱つても、記録媒体に傷がつきにく
い。また、アーム部材の状態をエンコーダにより
検出するから、バツテリにより装置電源をバツク
アツプしなくても、装置の電源投入時、および、
停電や非常事態などによる電源切断後の電源再投
入時に、直ちに正常な動作を開始させ、または、
動作を開始できないような状態であれば、動作開
始を保留させ、装置の誤動作や破壊、記録媒体の
破壊などを確実に防止できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図は、この発明を適用したフロツピー記録
媒体検査装置の一例を示す概要図である。ハンド
リングユニツト1は、この発明に直接関係する記
録媒体取扱い装置を構成するものである。このハ
ンドリングユニツト1は、供給部Aの所定の供給
位置に供給されたパレツト2(供給パレツトと称
する)から、そこに積層(例えば200枚程度)さ
れたフロツピー媒体3とセパレータ4(第2図お
よび第3図参照)を1枚ずつピツクアツプし、そ
れをフロツピー検査ユニツト5へ移送し、フロツ
ピー媒体3だけを検査ユニツト5上に落下させ
る。その後、ハンドリングユニツト1は、検査が
終了したフロツピー媒体3をフロツピー検査ユニ
ツト5から再びピツクアツプし、収納部Cの特定
の収納位置へ移送し、そこにセツトされているパ
レツト(収納パレツトと称す。図では、収納位置
に収納パレツト6aがセツトされている)へ検査
済みフロツピー媒体3とセパレータ4を収納す
る。
ここで、収納パレツト6a,6b,6c,6d
は、スタツカテーブル9に載置されるものであつ
て、スタツカテーブル9が所定の量(90度の整数
倍)だけ回転制御されることにより、所望の収納
パレツトが収納位置にセツトされる。収納パレツ
ト6a,6b,6c,6dは、空になつた供給パ
レツト2が供給部から転送され、スタツカテーブ
ル9にセツトされる。4つの収納パレツト6a,
6b,6c,6dは、それぞれ合格、上面不合
格、下面不合格、両面不合格の各フロツピー媒体
の収納に割り当てられている。
また供給パレツト2(収納パレツト6a,6
b,6c,6dも同様)には、第2図a,bに見
るごとく、セパレータ4を上にして、フロツピー
媒体3とセパレータ4が交互に積層されて収納さ
れる。セパレータ4の開口部4aの内径は、フロ
ツピー媒体3の開口部3aの内径より大きい。な
お、ここで言うフロツピー媒体3は、ジヤケツト
またはケースに収納される前の、裸の状態のフロ
ツピーデイスクそのものである。
セパレータ4とフロツピー媒体3は、それぞれ
1枚ずつ、セパレータ4を上側にして、一緒にハ
ンドリングユツト1に挿着された吸着ヘツド10
の先端に、負圧にて吸着され保持される。
ハンドリングユニツト1は、アームユニツト7
と移送制御機構8とから構成される。アームユニ
ツト7は、吸着ヘツド10を3つ、120度間隔で
遊嵌状態でそれぞれ支承するアーム7a,7b,
7cを有する。一方、移送制御機構8は、アーム
ユニツト7を、一定の動作シーケンスにしたがつ
て、上昇、下降、回転(120度)、または停止させ
るものである。この移送制御機構8、アームユニ
ツト7、および吸着ヘツド10は、この発明の記
録媒体取扱い装置を構成している。アームユニツ
トに関連するエンコーダは、移送制御機構8に含
まれている。
フロツピー検査ユニツト5は、いわゆるフロツ
ピーデイスクドライブ装置であつて、その上部に
は、駆動モータのスピンドル5aが配置されてい
る。このスピンドル5a上にフロツピー媒体3が
セツトされ、所定の記録特性について試験が行わ
れる。そのための磁気ヘツドが、フロツピー媒体
の各面に対して例えば3つずつ合計6個、例えば
120度の間隔で配置されている。各面の各磁気ヘ
ツドは、フロツピー媒体の半径方向に異なつた領
域を、同時にリード、ライトまたは消去するよう
に制御される。このような磁気ヘツドに関連する
機構の図示、説明は省略する。
第3図はaは吸着ヘツド(ヘツド組立体)10
の全体的な断面図である。ここでは、アームユニ
ツト7が最下位置まで降下した時における、供給
パレツト2または収納パレツト(6a,6b,6
c,6d)に位置する吸着ヘツド10の状態を示
している。この図に見るごとく、吸着ヘツド10
は概ね三重の円筒構造であり、最外周の円筒は、
セパレータ4を吸着するためのヘツド部10aで
あり、その先端面に吸着口が開口されている。そ
の内側にある円筒は、フロツピー媒体3を吸着す
るためのヘツド部10bであり、最外周の円筒に
対し上下移動可能に嵌入されていて、同様に、そ
の先端面に吸着口が開口されている。このヘツド
部10bは、先端部Fと、後部本体Rとの2つの
ブロツクからなる。その吸着口に通じる空気路
(図示せず)は、先端部Fを後部本体Rとの境界
を通過しており、それらを分離させると開放され
るようになつている。ヘツド部10bの内側に
は、フロツピー媒体3をスピンドル5aに対し位
置決めするためのコレツト10cが収納されてい
る。このコレツト10cは、ヘツド10の中心部
に配置された軸10dの先端に、軸受を介して回
転可能に支持されている。コレツト10cの側面
にはテーパがつけられている。軸10dは、後部
本体Rと内蔵ばねを介して結合されている。先端
部Fはコレツト10cとともに回転可能であり、
相互間にばねが介装されている。窓16は、アー
ムに設けられている可動の爪17(第3図c参
照)が嵌入する開口である。ヘツド部10aの後
端部(図では上端部)にピン10eが突設され、
同様にヘツド部10aの後端部にピン10fが突
設されている。
アームユニツト7が最下位置まで下降した場
合、供給パレツトの位置にある吸着ヘツド10
は、その先端が供給パレツト2内のセパレータ4
およびフロツピー媒体3に接する位置まで自重で
降下し、第3図aのような状態で静止する。供給
パレツトに位置する吸着ヘツド10も同様な状態
まで降下し、静止する。このような状態におい
て、ピン10fはアームより上方に位置し、また
ピン10eはヘツド部10aの後端部より上方に
位置するように、供給パレツトおよび収納パレツ
トのセツトされる高さ位置が決定されている。ま
た、このような状態では、軸10dに設けられた
ピン10gは、爪17と係合しない。
第3図bは、吸着ヘツド10で、セパレータ4
とフロツピー媒体3とを吸着して引き上げ移送し
ている状態を示す概略断面図である。ヘツド部1
0aは、それに設けられたピンfがアームの上面
に係合し、所定の高さ位置に保持される。一方、
内側のヘツド部10bは、それに設けられたピン
10eが、外側のヘツド部10aの後端部に係合
し、その先端がヘツド部10aの先端より所定の
距離だけ下方に位置する高さに保持され、しかし
て、フロツピー媒体3は図示のように、セパレー
タ4より所定距離だけ下方に保持される。
吸着ヘツド10に吸着保持したフロツピー媒体
3をスピンドル5a上に落下させ、スピンドル5
aに保持させる動作を説明する。アーム7a,7
b,7cが降下すると、フロツピー検査ユニツト
5の近傍にだけ設けられているストツパ14に、
その位置に来た吸着ヘツド10のヘツド部10a
より延設されているバー15が係合し、ヘツド部
10aおよびヘツド部10bの後部本体Rはそれ
以上降下しなくなる(第4図a参照)。アームが
さらに降下し、窓16までアーム7a,7b,7
cが降下して来ると、第3図cに見るごとく、そ
の爪17が窓16より軸10dのピンに係合す
る。
以下、第4図を参照する。アームがさらに降下
すると、内蔵ばねの力に抗して軸10dが爪17
によつて押し下げられ、それとともにヘツド部1
0bの先端部Fとコレツト10cが降下する。先
端部Fは後部本体Rから分離し、先端部Fの吸着
口は、その空気路が開放されるために大気圧にな
つて、先端に吸着されているフロツピー媒体3が
スピンドル5a上に自然落下する(第4図b参
照)。アームがさらに降下すると、第4図cに見
るごとく、コレツト10cがさらに突出し、その
周囲のテーパ面とフロツピー媒体3の中心開口部
の縁との係合により、フロツピー媒体3の中心が
スピンドル5aの中心に整合せしめられる。アー
ムがさらに降下すると、第4図dに示されるよう
に、コレツト10cがスピンドル5aの凹部5b
に嵌入し、また、最下位置まで降下した先端部F
の先端とスピンドル5aの凹部5bの周囲とで、
フロツピー媒体3は挟圧保持される。この状態
で、先端部Fおよびフロツピー媒体3は、スピン
ドル5aに追従して回転する。
なお、第4図においては、先端部Fと後部本体
Rとの間の隙間を誇張して示しているが、その隙
間は実際には例えば2mm前後と極めて小さいもの
である。
また、供給パレツト2と、収納パレツト4a,
4b,4c,4dは、ほぼ同一の高さに位置して
おり、その位置より所定量高い位置にスピンドル
5aが配置されている。供給部Aと収納部Cに
は、ストツパ14に相当するものは設けられてい
ない。したがつて、その位置においては、ヘツド
10の降下は阻止されることがなく、アームとと
もに降下して爪17による作用を受けず、したが
つて第3図aに示したような状態になる。
なお、第1図の11は、検査装置の各機構を制
御するコントロールユニツトであり、エンコーダ
の出力信号は、このコントロールユニツト11の
シーケンス制御回路に入力される。12は検査ユ
ニツトにおけるリード/ライトヘツド(図示せ
ず)の読取/書込制御回路部である。
次に、このフロツピー記録媒体検査装置の全体
的動作を説明する。
今、アームユニツト7が第1図に示すような角
度で、上昇した位置にあり、またアーム7bに支
承された吸着ヘツド10に、検査しようとするフ
ロツピー媒体3とセパレータ4が第3図bに示す
状態で吸着保持され、アーム7cに支承された吸
着ヘツド10に、同様に検査済みのフロツピー媒
体3とセパレータ4が吸着保持されているものと
する。
アームユニツト7が移送制御機構8により降下
せしめられると、アーム7a,7cの吸着ヘツド
10はストツパ14がないため、その降下を妨げ
られることなく降下し、アームに遊嵌状態で支承
されているから、供給パレツト2または収納パレ
ツト内のフロツピー媒体の枚数に関係なく、第3
図aの状態で静止する。このように、吸着ヘツド
を遊嵌状態でアームに支持しておくことにより、
供給パレツトまたは収納パレツト内のフロツピー
媒体の枚数変動の影響を吸収している。
他方、アーム7bに支承された吸着ヘツド10
は、ある高さまで降下するとバー15がストツパ
14に係合し、そのヘツド部10aとヘツド部1
0bの後部本体Rは、それ以上降下できなくな
る。アームがさらに降下すると、第3図cに関連
して説明したように、爪17が軸10dのピン1
0gに係合し、軸10dが押し下げられることに
より、第4図に関連して説明したような作動によ
り、その吸着ヘツド10からフロツピー媒体3が
スピンル5a上に落下し、中心合わせされてスピ
ンドル5aにセツトされる。この後、そのフロツ
ピー媒体3に対するリード、ライト、消去が合計
6個の磁気ヘツドで高速に行われ、記録に関連す
る所定の電気的特性が検査される。
この検査が終了すると、その終了信号に応じた
タイミングで、アーム7cの吸着ヘツド10のヘ
ツド部10a,10bが負圧から大気圧に切換え
られ、それに保持されていたセパレータ4とフロ
ツピー媒体(検査済み)3がともに離脱し、収納
位置にセツトされた収納パレツト(図では6a)
に積層収納される。なお、このフロツピー媒体の
検査結果に対応した収納パレツトが、収納位置に
セツトされるように、予めスタツカテーブル9は
回転制御されている。
また、フロツピー検査ユニツト5における検査
が終了すると、その終了信号に応じて移送制御機
構8が動作して、降下状態にあるアームユニツト
7を上昇させる。アーム7bに支承されているヘ
ツド10に関しては、爪17による軸10dの押
し下げが解除されるため、同アームの上昇ととも
に、軸10dは内蔵ばねの作用で引き上げられ、
コレツト10cがスピンドル5aから離脱する。
また、先端部Fがコレツト10cとの間の内蔵ば
ねの作用で引き上げられ、後部本体Rと再び結合
し、先端部Fの吸着口が再び負圧になるため、ス
ピンドル5a上のフロツピー媒体3はヘツド部1
0bに吸着保持される。アーム7bがさらに上昇
し、その上面に同吸着ヘツドのピン10fが係合
すると、それ以降は同吸着ヘツドはアームととも
に上昇し、最終的に第3図bの状態になる。
このように、吸着ヘツド10は、ピツクアツプ
した記録媒体を、同時にピツクアツプしたセパレ
ータより下側に保持する構成であるから、セパレ
ータに妨げられることなく、記録媒体を落下させ
スピンドル5a上にセツトすることができる。ま
た、簡単な操作で、検査済みの記録媒体を吸着ヘ
ツド部10に吸着させ、ピツクアツプ直後と同様
な位置関係で記録媒体とセパレータを吸着ヘツド
10に保持させることができる。したがつて、吸
着ヘツド10を収納パレツト上に降下させ、その
後、吸着を解除することにより、記録媒体とセパ
レータとを重ねた状態で収納パレツトに収納でき
る。
さて、アーム7aに支承された吸着ヘツド10
は、そのピン10fが同アームに係合するまでは
第3図aに示した状態を維持しているが、アーム
がピン10fに係合する位置に達した後は、同吸
着ヘツドはセパレータ4およびフロツピー媒体3
を吸着保持しつつアームとともに上昇し、最終的
に第3図bの状態になる。
アームユニツト7が最上位置まで上昇した後、
移送制御機構8によつて、アームユニツト7は所
定方向(第1図の矢印Gの向き)に120度回転せ
しめられ、アーム7aはフロツピー検査ユニツト
5の位置に、アーム7bは収納位置に、アーム7
cは供給位置に、それぞれ移動する。この回転期
間に、検査結果に応じて、コントロールユニツト
11によりスタツカテーブル19の回転駆動制御
が行われ、検査結果に対応する収納パレツトが収
納位置にセツトされる。
以下、アームユニツト7が降下し、同様の動作
が再び始まる。
このように、このフロツピー記録媒体検査装置
は、フロツピー媒体のピツクアツプ、検査、仕分
は収納を並行して行い、フロツピー媒体の検査処
理を連続的に効率良く実行できる。また、フロツ
ピー媒体に傷がつきにくく、その移送などの取扱
いをスピーデイに行うことができる。フロツピー
媒体は裸の状態であるから、マイクロフロツピー
のように、プラスチツクのケースまたはジヤケツ
トを用いる媒体の場合、不合格品は媒体だけを廃
棄すればよく、ケースまたはジヤケツトまで無駄
になることがなく、経済的である。また、フロツ
ピー媒体を裸状態で扱うから、前述のように、フ
ロツピー検査ユニツトに複数のヘツドを設け、各
ヘツドで媒体の半径方向の異なつた領域を分担し
て同時にリード/ライト、さらには消去を行い、
検査時間を短縮することも容易である。そうすれ
ば、連続処理と相まつて、検査処理を大幅に高速
化できる。さらに合格したフロツピー媒体、不合
格のフロツピー媒体などの仕分けは、収納パレツ
トの選択によつて行われるから、従来のような搬
送路の切換えによつて仕分ける場合に比べ、仕分
けのためのスペースを容易に減らし、その分だけ
装置を小型化でき、また仕分けの際にフロツピー
媒体に傷がつきにくい。
次に、移送制御機構8について、第5図を参照
し説明する。この図において、32はアームユニ
ツト7の中心部に固着された軸であり、この軸3
2の下端は軸受36に回転自在に支承されてい
る。軸32の途中にギヤ34が挿着されている。
このギヤ34は、軸32と一体的に回転するが、
軸32に対して、その長さ方向に移動可能となつ
ている。48はカムであり、その軸52に固着さ
れた傘歯車54に、モータ58の回転軸に固着さ
れた傘歯車56が噛み合つている。したがつて、
モータ58を作動させれば、カム48は回転す
る。カム48に隣接してセネバ歯車46が設けら
れている。このゼネバ歯車46は6対の歯46a
が等角度間隔に設けられたものであり、カム48
の下面には、ゼネバ歯車46の歯46aの各対に
間欠的に係合するピン50が突設されている。こ
のピン50を含むカム48と、ゼネバ歯車46
は、ゼネバ機構(間欠回転駆動機構)を構成す
る。ゼネバ歯車46に挿着された軸44には、ギ
ヤ34と噛み合うギヤ42が固着されている。カ
ム48が1回転すると、ゼネバ歯車46は60度回
転する。ギヤ42,34は、軸44の回転量を2
倍にして軸32に伝達する増速作用を持つてい
る。しかして、モータ58を作動させると、アー
ムユニツト7は、前述のように、120度ずつ間欠
的に回転する。ここで、ゼネバ歯車46は、カム
48の1回転期間の一部でしかピン50と係合し
ないため、一般的なギヤ機構に比べ、塵あいを発
生しにくい。
38は支軸40を支点として上下に揺動可能な
レバーであり、軸32の両側に配設されている
(図には一方だけ示されている)。軸受36は、こ
の一対のレバー38の先端に連結棒37を介して
支持されている。レバー38の先端寄り部分に挿
着された連結棒68は、連結部材66を介して別
のレバー62の先端に支持されている。このレバ
ー62は支軸60を支点として上下に揺動可能で
あり、その基端部に近い位置には、カム48の側
面に刻設されたカム溝49に係合するカムピン6
4が設けられている。カム48が回転すると、レ
バー62はカム溝49にしたがつて上下に揺動
し、この揺動がレバー38に増幅されて伝達さ
れ、アームユニツト7が上下に移動する。すなわ
ち、レバー38,62およびカム48を含む機構
は、アームユニツト7を上下に移動させる機構を
構成している。ここで、カム溝49は、前述した
ようなアームユニツトの回転および上昇下降との
関係に合わせて決められている。そして、レバー
62の揺動はカム溝49によつて決定される。し
たがつて、アームユニツト7の回転と上下移動と
は、完全に同期化される。
さて、移動制御機構8には、アームユニツト7
の状態を検出するためのエンコーダが設けられて
いる。このエンコーダは、第6図に示すように、
円盤状のエンコーダ板100と、フオトトランジ
スタなどの光検出素子111a〜115a、およ
び発光ダイオードなどの発光素子111b〜11
5bからなる。
エンコーダ板100は、第5図に示すように、
アームユニツト7の軸32に、各アーム7a〜7
cに対して特定の角度で固設され、アームユニツ
ト7と一体的に回転および上下移動する。このエ
ンコーダ板100は、例えば金属の薄板から打ち
抜かれたもので、第6図に示すように、各アーム
毎に、切欠き101が3個、長穴102〜104
および丸穴105がそれぞれ1個、所定の位置に
形成されている。
光検出素子111a〜115aと発光素子11
1b〜115bの各対は、それぞれ、エンコーダ
板100の切欠き、長穴、または丸穴に関連付け
られた光センサを構成しており、第6図に示すよ
うな位置関係にて、適当な支持手段を介し軸32
の軸受36に支持されている。光検出素子111
a〜115aには、エンコーダ板100の回転角
度に応じて、対応する発光素子111b〜115
bからの光が選択的に入射する。したがつて、そ
れらの出力信号S1〜S5の状態と、アームユニ
ツト7の動作シーケンスにおけるの状態とに、一
定の関係が成立する。換言すれば、出力信号S1
〜S5の状態から、アームユニツトが、その動作
シーケンスのどの状態であるか識別できるよう
に、エンコーダ板100の切欠きや穴の位置とサ
イズが決定されている。出力信号S1〜S5は、
2進の状態コードとしてコントロールユニツト1
1内のシーケンス制御回路に入力される。なお、
前記モータ58の駆動は、このシーケンス制御回
路によつて制御される。
さて、このフロツピー記録媒体検査装置の稼働
中に、例えば停電が発生し、その後、電源を再投
入する場合を考える。コントロールユニツト11
内のシーケンス制御回路は、エンコーダからの状
態コード(S1〜S5)により、その時の動作状
態を認識し、その状態に応じて、モータ58やそ
の他の機構の駆動源、さらには、フロツピー検査
ユニツト5の動作を適切に制御し、正常な動作シ
ーケンスに迅速に復帰させることができる。も
し、動作を再開すると、フロツピー媒体の破壊、
他の機構部分の破壊、検査処理の異常などを招く
恐れがある場合、シーケンス制御回路は警報を発
し、動作開始を保留するなどの処置をとる。
このように、アームユニツト7の状態を検出す
るエンコーダを設けているため、装置電源をバツ
テリでパツクアツプしなくても、停電後の電源再
投入時などに、アームユニツト7の状態を認識し
て、装置の動作制御を確実に行うことができる。
以上説明した実施例では、吸着ヘツドを120度
間隔で配置しているが、それに限定されるもので
はない。吸着ヘツドの個数も適宜変更してよい。
また、吸着ヘツドの支持機構も適宜変更し得るも
のである。フロツピー媒体吸着用のヘツド部をセ
パレータ吸着用ヘツド部に係止させ、相互の高さ
関係を決定しているが、フロツピー媒体吸着用ヘ
ツド部をアームに直接係止させるようにしてもよ
い。また、フロツピー媒体の吸着位置は中心穴の
近傍に限らないが、中心穴近傍を吸着するように
すれば、吸着ヘツドを前述のようにコンパクトに
設計でき、またフロツピー媒体の中心穴の近傍は
情報記録に利用されない部分であり、傷に対する
条件が厳しくないなど、多くの利点がある。ま
た、吸着ヘツドは円筒形状以外の形状にしてもよ
い。
さらに、フロツピー媒体吸着用のヘツド部を先
端部と後部本体に分割し、両者との分割により吸
着口の負圧を解除しているが、他の適当な方法で
負圧状態の制御を行つてもよい。ただし、実施例
における構成は、その先端部とコレツトとの昇降
操作と同時に負圧状態を制御することができるた
め、機構を簡素化でき、また動作の安定化、その
制御の容易化を図ることができる。
また、アームユニツトを間欠的に回転させる機
構、および上下移動させる機構も、適宜変更し得
るものである。ただし、前記構成は、共通の駆動
源(モータ)でアームユニツトの回転駆動と上下
移動とを行うことができるとともに、機構全体が
単純であり、小型化が容易であるなどの利点があ
る。
さらに、前記実施例の光センサの代わりに、切
欠きや穴を電気的または静電的に検出するセンサ
を用いてもよい。あるいは、透明な板に濃淡パタ
ーンを印刷したエンコーダ板を用い、その濃淡パ
ターンを光センサで検出するようにしてもよい。
さらにエンコーダ板の形状も任意である。
なお、この発明は、光デイスクなどの他の平面
的記録媒体を扱う用途にも同様に適用できる。ま
た、この発明は、ジヤケツトまたはケースに収容
された記録媒体の取扱い装置にも適用可能であ
る。さらにまた、この発明の記録媒体取扱い装置
は、記録媒体検査装置以外にも利用できることは
当然である。
〔発明の効果〕
この発明による記録媒体取扱い装置は、記録媒
体を吸着する吸着ヘツドを支持するアーム部材
を、を所定の動作シーケンスにしたがつて上昇、
下降、回転、または停止させ、またアーム部材が
その動作シーケンス中の何れの状態であるかをエ
ンコーダにより検出するものであり、裸の記録媒
体を扱つても、記録媒体に傷がつきにくく、ま
た、バツテリにより装置電源をバツクアツプしな
くても、装置の電源投入時、および、停電や非常
事態などによる電源切断後の電源再投入時に、直
ちに正常な動作を開始させ、または、動作を開始
できないような状態であれば、動作開始を保留さ
せ、装置の誤動作や破壊、記録媒体の破壊などを
確実に防止できるものであり、裸の記録媒体を検
査する記録媒体検査装置の記録媒体取扱い装置と
しての条件を満たすことができる。このような、
この発明の記録媒体取扱い装置を利用すれば、裸
の記録媒体を検査する装置などを容易に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用したフロツピー記録
媒体検査装置の一例の全体的構成を簡略化して示
す概略斜視図、第2図aと同図bは、パレツト内
のフロツピー媒体とセパレータとの位置関係など
を示す側面図と概略斜視図、第3図aないし同図
cは吸着ヘツドの構成とその動作を示す概略断面
図、第4図aないし同図dはフロツピー媒体を検
査ユニツトのスピンドルにセツトする際の吸着ヘ
ツドの作動を説明するための状態遷移図、第5図
はアームユニツトを回転および上下させる移送制
御機構の一例を示す概略斜視図、第6図はエンコ
ーダを示す概略斜視図である。 1……ハンドリングユニツト、2……供給パレ
ツト、3……フロツピー媒体、4……セパレー
タ、5……フロツピー検査ユニツト、5a……ス
ピンドル、6a〜6d……収納パレツト、7……
アームユニツト、7a〜7c……アーム、8……
移送制御機構、9……スタツカテーブル、10…
…吸着ヘツド、10a……ヘツド部、10b……
ヘツド部、F……ヘツド部10bの先端部、R…
…ヘツド部10bの後部本体、10c……コレツ
ト、10d……軸、11……コントロールユニツ
ト、12……読取/書込制御回路、14……スト
ツパ、15……バー、17……爪、A……供給
部、C……収納部、32……アームユニツトの
軸、36……軸受、38,62……レバー、46
……ゼネバ歯車、48……カム、49……カム
溝、50……ピン、58……モータ、64……カ
ムピン、100……エンコーダ板、111a〜1
15a……光検出素子、111b〜115b……
発光素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上下移動および回転可能に支持されたアーム
    部材と、記録媒体を吸着保持するための、アーム
    部材に支持された吸着ヘツドと、アーム部材を所
    定の動作シーケンスにしたがつて上昇、下降、回
    転、または停止させる機構と、アーム部材ととも
    に回転するエンコーダ板およびエンコーダ板と組
    合わされたセンサとからなり、アーム部材がその
    動作シーケンス中の何れの状態であるかを検出
    し、その状態を示す信号を出力するエンコーダと
    を備えることを特徴とする記録媒体取扱い装置。
JP77085A 1985-01-09 1985-01-09 記録媒体取扱い装置 Granted JPS61180977A (ja)

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JP4030699B2 (ja) * 2000-01-05 2008-01-09 オリンパス株式会社 顕微鏡用鏡筒

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