JPH059336B2 - - Google Patents

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JPH059336B2
JPH059336B2 JP76785A JP76785A JPH059336B2 JP H059336 B2 JPH059336 B2 JP H059336B2 JP 76785 A JP76785 A JP 76785A JP 76785 A JP76785 A JP 76785A JP H059336 B2 JPH059336 B2 JP H059336B2
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JP76785A
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Inventor
Tsuneyasu Umemura
Yoryuki Anraku
Sumio Tajima
Katsuhiro Shimokawa
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Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、記録媒体吸着方式式に関し、特
に、多くのフロツピー(フレキシブルデイスク)
記録媒体(以下フロツピー媒体)を連続的にかつ
高速な検査処理が可能で、小型なフロツピー記録
媒体検査装置に適するフロツピー記録媒体吸着方
式に関するものである。
[従来の技術] この種のフロツピー記録媒体検査装置として
は、51/4インチのミニフロツピーとか、8イン
チの標準フロツピーの検査装置に見られるよう
に、ジヤケツト収納状態でフロツピー媒体を所定
の電気的な仕様に基づいて、その合格、不合格を
検査し、合格品と不合格品とは同一の搬送路に送
り出されて、その切分けは、途中で搬送路の切換
えにより行うというものが一般的である。
一方、このミニフロツピーデイスクの需要は、
AO化の拡大とともに増大し、特に、51/4イン
チとか、マイクロフロツピーと呼ばれるさらに小
さい3.5インチ程度の小型のフロツピーデイスク
がオフイスとか、一般家庭に急激に普及しつつあ
る。その結果として、これらの生産量が近年急激
に増大している。
[発明が解決しようとする問題点] そこで、特に、51/4インチ以下の小型のフロ
ツピーデイスクについては、このような従来の検
査の仕方では、その処理速度が遅く、対応しきれ
ない可能性がある。
その結果、これら対処するためにこのような検
査装置を2台、3台と増設することも考えられる
が、増設により検査装置が増加すれば、それだけ
スペースが食われ、製造コストも高くなり、他の
段階の製造ラインとの関係も複雑化する。しかも
塵あいなどを極力避けるフロツピーデイスクの生
産ラインに対しては好ましくない環境を生じる。
一方、製造ラインとの関係でこのような検査装
置は、小型なものほど好ましいものである。
[発明の目的] この発明は、このような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであつて、このような問題点を
除去するとともに、連続かつ高速な検査処理が可
能で、かつ小型なフロツピー記録媒体検査装置等
を実現できるような記録媒体吸着方式を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決する手段] この発明は、ジヤケツトを用いずに裸の状態で
記フロツピーを移送して連続的に検査することに
着目したものであつて、連続的な検査を可能とす
るために、裸のフロツピー(フロツピー媒体)を
積層状態にし、裸のフロツピーと裸のフロツピー
との間にセパレータを介在させ、その分離と相互
の干渉を防止するとともに、このセパレータと裸
のフロツピーとをともに持ち運ぶことにより、セ
パレータの介在によるその分離とか挿入の処理過
程を除去し、その処理の高速化を図ろうとするも
のであつて、この場合において、セパレータと裸
のフロツピーとをともにピツクアツプできるよう
にしたものである。
しかして、前記のような目的を達成するこの発
明の記録媒体吸着方式は、複数のシート状の記録
媒体がセパレータを上又は前とし、このセパレー
タを介して積層して配置し、セパレータの中央部
には、記録媒体の中央部の開口部の径又はそのセ
ンターコアの径よりも大きい径を有する開口部を
設けて、先端側にセパレータを吸着する第1の面
とその内側に記録媒体を吸着する第2の面とを有
する吸着ヘツドによりセパレータと記録媒体とを
ともに吸着するというものである。
[作用] このように構成することにより、セパレータと
シート状の記録媒体とをともに保持して検査段階
へと移送できることになり、また、検査終了後に
あつても、同様な方式を採ることにより、セパレ
ータと記録媒体とをともに保持して収納パレツト
へと移送することができる。その結果、ジヤケツ
トに収納することなしに、裸の状態で連続的に検
査することが可能となり、検査処理を高速化でき
る。また、セパレータと記録媒体とを同時にピツ
クアツプできるので、その取扱い制御が簡単とな
る。
なお、このような記録媒体吸着方式は、フロツ
ピー記録媒体検査装置をはじめとして、その製造
装置とか光デイスクの検査装置等においても同様
な効果が期待できるものである。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
第1図は、この発明を適用した一実施例のフロ
ツピー記録媒体検査装置の概要図である。
ハンドリングユニツト1は、それが回転及び上
昇/降下制御されることにより、供給パレツト2
に積層(例えば200枚程度)されたフロツピー媒
体3を1枚ずつピツクアツプしてフロツピー検査
ユニツト5へと移送するとともに、検査が終了し
たフロツピー媒体3をフロツピー検査ユニツト5
から、対応する収納位置にセツトされている収納
パレツトへと移送する(図では、収納パレツト6
aが収納位置にセツトされている)。
ここで、4個の収納パレツト6a,6b,6
c,6dは、スタツカテーブル9に載置されるも
のであつて、スタツカテーブル9が所定の量(90
度の整数倍)だけ回転制御されることにより選択
された特定の収納パレツトが対応する収納位置に
セツトされる。なお、この収納パレツト6a,6
b,6c,6dは、空になつた供給パレツト2が
ベルト搬送機構で構成されるパレツト転送供給機
構(詳細は、第6図参照)により転送されて、ス
タツカテーブル9上にセツトされるものである。
なお、4つの収納パレツト6a,6b,6c,6
dは、それぞれ合格、上面不合格、下面不合格、
両面不合格という4つの状態にそれぞれ対応して
いる。そして図では、首脳パレツト6cが排出位
置にある。
さて、供給パレツト2又は収納パレツト6a,
6b,6c,6dには、それぞれ第2図a,bに
見るごとく、セパレータ4を上としてフロツピー
媒体3がセパレータ4を介在させて、フロツピー
媒体3、セパレータ4と交互に積層されて収納さ
れ、又は収納されるようになつている。
しかも、セパレータ4の開口部4aの内径は、
フロツピー媒体3の開口部3aの内径より大きい
径を有している。
このセパレータ4とフロツピー媒体3とは、と
もにハンドリングユニツト1に装着された円筒上
の吸着ヘツド10により負圧にて吸着されて吸着
ヘツド10の先端部に保持される。また、後述す
るごとく、その吸着ヘツド10の先端部が分離さ
れることにより大気圧となつて、その先端部から
フロツピー媒体3が離脱される。
ところで、ここで言うフロツピー媒体3は、ジ
ヤケツト又はケースに収納される前の裸の状態の
フロツピデイスクそのものである。
さて、ハンドリングユニツト1は、アームユニ
ツト7と移送制御機構8とから構成され、アーム
ユニツト7は、吸着ヘツド10を3つ、120度間
隔で遊嵌状態でそれぞれ支承する第1、第2、第
3のアーム7a,7b,7cを有している。
一方、移送制御機構8は、このアームユニツト
7を上下移動するとともに所定のタイミングで
120度の回転角で回転制御を行なう機構である。
ここで、フロツピー検査ユニツト5は、いわゆ
るフロツピーデイスクドライブ装置であつて、そ
の上部には、駆動モータのスピンドル5aが配置
されていて、このスピンドル5a上にフロツピー
媒体3がセツトされ、所定の電気的な特性につい
て試験が行われる。
また、第3図aに示すように、吸着ヘツド10
が供給パレツト2又は収納位置にある収納パレツ
ト6a又は6b,6c,6dに収納されているセ
パレータ4及びフロツピー媒体3とに接した状態
の断面図に見るごとく吸着ヘツド10は、三重の
円筒構造をしている。その最外周の円筒は、セパ
レータ4を吸着するヘツド部10aであり、その
内部には吸着口(第5図参照)が設けられてい
る。そしてその内側にある円筒は、フロツピー媒
体3を吸着するヘツド部10bであつて、最外周
の円筒に対し上下移動可能に嵌込されていて、同
様にその内部には吸着口(第5図参照)が設けら
れている。これは先端部Fと後部本体Rとの2つ
のブロツクとからなる。
そして、第3図aに見るように内挿されている
軸10d及びコレツト10c、そして内蔵のばね
(詳細は図示せず)を介してこれら先端部Fと後
部本体Rとがそれぞれ相互に一体的に結合されて
いる。なお、第3図aに見るヘツド10aの円筒
上部に設けられたピン10fは、アーム7a,7
b,又は7cの上部に係合して吸着ヘツド10自
体を係止する役割を果たす。
さて、ヘツド部10bの先端部Fの内側には、
フロツピー媒体3をスピンドル5aに対し固定す
るためのコレツト10cが収納されている。この
コレツト10cは、軸10dに軸受を介して回転
可能に支承されており、先端部Fとはばね結合し
ていて、この軸受の作用により先端部Fとともに
スピンドル5aの回転に追従するようになつてい
る。
また、第3図bは、その搬送状態及び引揚げ状
態におけるセパレータ4及びフロツピー媒体3の
吸着ヘツド10に吸着されている状態を説明する
ものであり、吸着ヘツド10bに設けられたピン
10e(第3図a参照)の作用とその自重による
自然落下により、その内側の円筒であるフロツピ
ー媒体3を吸着するヘツド部10bが所定の距離
だけ下にずれており、セパレータ4とフロツピー
媒体3とは、一定距離離れてセパレータ4が上と
なつた状態で保持されている。
なお、第3図aの窓16は、各吸着ヘツド10
のヘツド部10a,10bに設けられているもの
であつて、各アームに設けられた爪17(第3図
c参照)が嵌込される開口であつて、第3図cに
見るようにこの窓16は、フロツピー検査ユニツ
ト5に位置付けられたアーム7b又は7a,7c
が降下して来ると、この爪17が窓16を介して
嵌込し、軸10dを降下させ、その先端部Fを後
部本体Rから分離して先端部Fの吸着開口の圧力
を大気圧として、先端に吸着しているフロツピー
媒体3をスピンドル5a上に自然落下させるとと
もに、コレツト10cをスピンドル5aの凹部に
嵌込させて、先端部Fの周囲とでスピンドル5a
の凹部の周囲とでフロツピー媒体3を固定しかつ
圧着保持する役割を果たす。
この作用を具体的に示すのが第4図a乃至第4
図dであり、第4図aから第4図dの順に従つて
アーム7bが順次降下した状態にある。なお、説
明の都合上ヘツド部10aの円筒及びこれに固定
されるセパレータ4の一部は、省略している。
その動作を具体的に説明すると、アーム7bに
遊嵌支持されてヘツド10が所定の位置まで降下
すると、まず、バー15がストツパ14に係合す
ることによりヘツド部10aとヘツド部10b
(ヘツド部10bのピン10eを介在させて)と
がその降下を阻止される。
そして、アーム7bがさらに降下して、窓16
から爪17が嵌込して突出し、コレツト10cを
軸受支持する軸10dに設けられたピン10gに
係合する。この状態を示すのが、第4図aであ
る。
そして、これよりさらにアーム7bが降下する
と、ピン10gが押し下げられ、軸10dが押し
下げられてヘツド部10bの後部本体Rは、その
降下が阻止されて、その先端部Fのみが分離して
降下することになる。このことにより先端部Fに
ある吸着口の圧力が負圧から大気圧となる。その
結果としてフロツピー媒体3をスピンドル5a上
に自然落下させる。この状態を示すのが、第4図
bである。
なお、ヘツド10bの先端部Fと後部本体Rと
は、内挿された軸10dを介し、内蔵されている
ばねにより付勢された状態で密着結合していて、
ここでのこれらの分離は、このばねの力に抗して
行われる。
さて、アーム7bがさらに降下すると、軸10
dがさらに押し下げられて、ヘツド部10bの先
端側に内挿されたコレツト10cもともに所定の
位置関係で突出し始める。そしてスピンドル5a
の凹部5bに嵌込する。この状態を示すのが、第
4図cである。
そして、さらにアーム7bが降下すると、軸1
0dがさらに押し下げられ、収納位置にある収納
パレツト6a又は6b,6c,6dて、同様にヘ
ツト10bの先端側に内挿されたコレツト10c
もともに、所定の位置関係でさらに突出し、スピ
ンドル5aの凹部5bに完全に嵌込するととも
に、コレツト10cの周囲とスピンドル5aの周
囲とでフロツピー媒体3の開孔部3aの周囲を保
持して固定する。この状態を示すのが、第4図d
である。なお、第4図dに見る先端部Fと後部本
体Rとの間隙は、実際上、2mm程度の微小のもの
であるが、説明の都合でこれを強調して示してい
る。
ところで、第1図に見るごとく、ストツパ14
は、第2のアーム7bの位置に対して貫通して配
置されるストツパであつて、ヘツド10の所定の
降下位置で、ヘツド10の外側に固定されたバー
15に係合する。このストツパ14は、フロツピ
ー検査ユニツト5に対応する位置のアームに対応
して設置されているものであつて、これ以外の場
所には、ストツパがない。したがつて供給パレツ
ト2及び収納位置にある収納パレツト6a(又は
6b,6c,6d)の位置では、そのヘツド10
a,10bは、降下が阻止されることがなく、ア
ームとともに降下して、爪17によるコレツト1
0c等の押し下げ作用はない。
一方、供給パレツト2と収納パレツト6a,6
b,6cは又は6dとはほぼ同一の高さにある
が、このスピンドル5aの位置は、これら供給パ
レツト3及び収納パレツト6a,6b,6c又は
6dの底部の位置より高い位置に配置されている
ものである。したがつてこの点からも供給パレツ
ト2と収納パレツトとに対する吸着ヘツド10に
ついては爪17の作用がない。
このようにして、検査のためにフロツピー検査
ユニツト5のスピンドル5a上にセツトされたフ
ロツピー媒体3は、吸着ヘツド10の内側にセツ
トされているコレツト10cとスピンドル5aの
表面との間で固定される。そしてコレツト10c
はスピンドル5aの回転に追従するように吸着ヘ
ツド10の内側で軸受の作用で回転駆動される。
第5図は、吸着ヘツド10の正面図であつて、
吸着ヘツド10は、そのアーム7a又は7b,7
cに遊嵌状態で保持されていて、ヘツド部10a
には、その先端側にセパレータ4を吸着する第1
の面と18が設けられていて、その内側に設けら
れたヘツド部10bには、その先端側にフロツピ
ー媒体3を吸着する第2の面19が設けられてい
る。なお、20は、軸受に支持されたコレツト1
0cの前面部である。
ここで、18a,18a,18a,18aは、
それぞれヘツド部10aに設けられた4つの吸着
孔であり、18b,18b,18b,18bは、
これら吸着孔18aにそれぞれ対応して設けられ
た溝である。同様に19a,19a,19a,1
9aは、それぞれヘツド部10bに設けられた4
つの吸着孔であり、19b,19b,19b,1
9bは、これら吸着孔19aにそれぞれ対応して
設けられた溝である。
なお、これら吸着孔18a,19aの数は、そ
れぞれセパレータ4又はフロツピー媒体3の形状
とか質量等に応じて適宜選択されるべきものであ
つて、3.5インチ程度のものでは、セパレータ4
の大きさが比較的小さいので、ヘツド部10aに
設けられる吸着孔18aは、2つ程度でも十分で
ある。
吸着ヘツド10がこのような構成を採ることに
より、セパレータ4とフロツピー媒体3とをとも
に吸着することが可能となる。
なお、吸着ヘツド10の形状は、円筒上のもの
でなくてもよく、セパレータ4の形状も円形でな
くてもよい。したがつてその中央開口部4aは、
フロツピー媒体3の開口部3aより大きな矩形で
あつてもよい。
次に、このフロツピー記録媒体検査装置の全体
的な動作について説明する。
まず、全体的な動作としては、セパレータ4と
フロツピー媒体3とが同時に第1、第2、第3の
それぞれのアーム7a,7b,7cのそれぞれの
ヘツド10に吸着されて、ともに移送されること
になる。
さて、ローダユニツトにより供給パレツト2が
アームユニツト7の第1のアーム7aに支持され
たヘツド10の下側にセツトされる。そして移送
制御機構8により、アームユニツト7が降下し
て、遊嵌状態で支承されているそれぞれのヘツド
10が降下し、所定量降下した時点で、まず供給
パレツト2の最上部に配置されたセパレータ4と
フロツピー媒体3とにヘツド部10a及び10b
とが接触する。
ここで、アームユニツト7は、さらに降下する
が遊嵌状態で支持されかつストツパ14がないの
で、第1のアーム7aに支持されたヘツド10と
セパレータ4及びフロツピー媒体3とは第3図a
に見るような関係を維持する。
このような関係は、第3のアーム7cと収納位
置にある収納パレツト6a又は6b,6c,6d
の位置とにあつても同様である。
一方、フロツピー検査ユニツト5のスピンドル
5aの位置は、さらに上側に位置し、ストツパ1
4があるので、第2のアーム7bは、さらに降下
し、アーム7bの爪13が作用し、やがて、その
コレツト10cがスピンドル5aから所定の距離
離れた位置へと来ると、そのヘツド部10bの先
端部Fが負圧から大気圧にされて吸着状態にある
フロツピー媒体3が離脱され、スピンドル5a上
へと落下する。なお、このとき第2のアーム7b
のヘツド部10aは負圧のまま維持され、セパレ
ータ4は、保持されたままとなつている。
その結果、吸着状態にあつたアーム7bのフロ
ツピー媒体3のみがそのヘツド10から離脱され
て、その後のアーム7bにおけるヘツド10のコ
レツト10cの降下により、スピンドル5aとコ
レツト10c及びヘツド部10bの先端部Fとの
間で検査されるべきフロツピー媒体3が固定され
る。そしてこの状態で、移送制御機構8によるア
ームユニツト7の降下制御が終了する。そこでフ
ロツピー検査ユニツト5において所定の検査が開
始される。
ここで、フロツピー検査ユニツト5において所
定の検査が終了すると、その終了信号に応じたタ
イミングで、第3のアーム7cのヘツド10のヘ
ツド部10a及びヘツド部10bが負圧から大気
圧にされる。そこで吸着状態にあるセパレータ4
及びフロツピー媒体3がともに離脱されることに
なり、セパレータ4とフロツピー媒体3とが収納
パレツト6a,6b,6c又は6dのうちの収納
位置にセツトされるある1つの収納パレツトに供
給時と同一の上下関係を保つて収納されることに
なる。
また、フロツピー検査ユニツト5において所定
の検査が終了すると、その終了信号に応じて移送
制御機構8が動作して、降下状態にあるアームユ
ニツト7が移送制御機構8により、上昇させられ
て遊嵌状態で支承されている各ヘツド10がやが
て上昇する。そこでアーム7bにおける吸着ヘツ
ド10のコレツト10cが上昇して、ヘツド部1
0bの先端部Fと後部本体Rとが内蔵されたばね
の作用で引上げられて一体化され、ヘツド部10
bの吸着動作が開始する。その結果、スピンドル
5a上にあるフロツピー媒体3が吸着され、第3
図bの状態となる。
なお、このとき、アーム7aの吸着ヘツド10
も同様に第3図bの状態でセパレータ4とフロツ
ピー媒体3とを吸着して保持する。
そして、それぞれのアームの吸着ヘツド10が
供給パレツト2及び収納位置にある収納パレツト
6a又は6b,6c,6dの位置のうちの1つの
収納パレツトそしてフロツピー検査ユニツト5に
対して、これらの上端から所定の距離離れた所定
の上昇位置まで来るとこの上昇は停止する。
この状態では、第1のアーム7aと第2のアー
ム7bのヘツド10は、セパレータ4とフロツピ
ー媒体3とを上下関係に保持した状態にあつて、
第3のアーム7cのヘツド10は、セパレータ4
とフロツピー媒体3とを保持していない状態にあ
る。
ここで、アームユニツト7は、移送制御機構8
により、120度回転する。そこで第1のアーム7
aが第2のアーム7bの位置へ、第2のアーム7
bが第3のアーム7cの位置へ、そして第3のア
ーム7cが第1のアーム7aの位置へとそれぞれ
移動する。
一方、先の検査結果に応じて、コントロールユ
ニツト11によりスタツカテーブル9が回転制御
されて、4つの収納パレツト6a,6b,6c又
は6dのうちの検査の結果(合格、上面不合格、
下面不合格、両面不合格)に対応する収納パレツ
ト6a,6b,6c又は6dの1つが第2のアー
ム7b(回転前には第3のアーム7cがあつた位
置)のヘツド10に対応する収納位置に位置決め
される。
そして、前記と同様にアームユニツト7が降下
して同様な処理を繰返す。
このようにして1枚づつ、セパレータ4を上に
してセパレータ4とフロツピー媒体3とを上下関
係に保持した状態でともに移送して供給パレツト
2からフロツピー検査ユニツト5へと移送すると
ともに、検査済みフロツピー媒体3とセパレータ
4とを供給時と同様にセパレータ4を上とした上
下関係を保つて、フロツピー検査ユニツト5から
収納パレツトへと移送する。
一方、収納パレツト側では、検査結果に応じ
て、コントロールユニツト11によりスタツカテ
ーブル9が回転制御されて、合格、上面不合格、
下面不合格、両面不合格の検査結果に応じて4つ
の収納パレツト6a,6b,6c又は6dのうち
対応するものが検査済みフロツピー媒体3をセパ
レータ4とともに受入れる。
また、これらに収納されたフロツピー媒体3の
数量と供給パレツト2にある残りのフロツピー媒
体3の数量とは、ともにコントロールユニツト1
1の演算処理部で管理されていて、それぞれ200
枚に達した時点で、供給パレツト2は、空の処理
に入つて、収納パレツト側に移送される。また、
収納パレツト6a,6b,6c又は6dは排出処
理に入る。
以上説明してきたが、実施例では、120度に配
置したアームにより、セパレータとフロツピー媒
体とをセパレータを上とした上下関係に保持した
状態で移送しているが、セパレータとフロツピー
媒体とを上下関係でともに保持して移送するもの
ばかりでなく、例えば横方向で前後に配置しても
よい。また、アームは、実施例のようなアームに
限定されるものではなく、また、その保持は吸着
に限定されるものではない。
要するに、供給パレツトからセパレータとフロ
ツピー媒体がともに検査の段階へと移送され、検
査後に、セパレータとフロツピー媒体がともに収
納パレツトへ移動されればよく。検査の段階へと
移送と、検査後の収納パレツトへと移送とは、独
立に行われるものであつてもよいことはもちろん
である。
また、実施例では、フロツピー記録媒体検査装
置を例としてこれを中心に説明しているが、この
発明のフロツピー媒体吸着方式は、フロツピー記
録媒体検査装置でなくても、その製造装置等にあ
つても同様に適用できるものである。
また、その対象としては、フロツピー媒体に限
定されるものではなく、光デイスクのような、い
わゆるシート状の記録媒体の検査装置とか、その
製造装置であつてもよい。
[発明の効果] 以上の説明から理解できるように、この発明に
あつては、複数のシート状の記録媒体がセパレー
タを上又は前とし、このセパレータを介して積層
して配置し、セパレータの中央部には、記録媒体
の中央部の開口部の径又はそのセンターコアの径
よりも大きい径を有する開口部を設けて、先端側
にセパレータを吸着する第1の面とその内側に記
録媒体を吸着する第2の面とを有する吸着ヘツド
によりセパレータと記録媒体とをともに吸着する
というものであるので、セパレータと記録媒体と
をともに保持して検査段階へと移送できることに
なり、また、検査終了後にあつても、同様な方式
を採ることにより、セパレータと記録媒体とをと
もに保持して収納パレツトへと移送することがで
きる。
その結果、ジヤケツトに収納することなしに、
裸の状態で連続的に検査することが可能となり、
検査処理を高速化できる。
また、セパレータと記録媒体とを同時にピツク
アツプできるのでその取扱い制御が簡単となり、
その製造装置にあつても同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用した一実施例のフロ
ツピー記録媒体検査装置の概要図、第2図a,b
は、それぞれその収納パレツトとフロツピー記録
媒体及びセパレータとの関係を説明する図、第3
図aは、その吸着ヘツドの供給パレツト又は収納
パレツト上に配置されているときの断面説明図、
第3図bは、アームが引揚げられたとき又は搬送
状態におけるセパレータとフロツピー記録媒体と
その吸着ヘツドとの関係を説明する図、第3図c
は、アームが降ろされたときのセパレータとフロ
ツピー記録媒体とその吸着ヘツドとの関係を説明
する図、第4図aから第4図dは、アームに設け
られた爪の作用を説明するための図、第5図は、
吸着ヘツドの正面図である。 1はハンドリングユニツト、2は供給パレツ
ト、3はフロツピー記録媒体、4はセパレータ、
5はフロツピー検査ユニツト、6a,6b,6
c,6dはそれぞれ収納パレツト、7はアームユ
ニツト、7a,7b,7cはそれぞれ第1、第
2、第3のアーム、8は移送制御機構、9はスタ
ツカテーブル、10は吸着ヘツド、10a,10
bはヘツド部、18はセパレータを吸着する第1
の面、19はフロツピー記録媒体を吸着する第2
の面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数のシート状の記録媒体がセパレータを上
    又は前としてこのセパレータを介し、積層されて
    配置され、前記セパレータの中央部には、前記記
    録媒体の中央部の開口部の径又はそのセンターコ
    アの径よりも大きい径を有する開口部が設けら
    れ、先端側に前記セパレータを吸着する第1の面
    とその内側に前記記録媒体を吸着する第2の面と
    を有する吸着ヘツドにより前記セパレータと前記
    記録媒体とがともに吸着されることを特徴とする
    記録媒体吸着方式。
JP76785A 1985-01-09 1985-01-09 記録媒体吸着方式 Granted JPS61183042A (ja)

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