JPH0458084B2 - - Google Patents

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JPH0458084B2
JPH0458084B2 JP77385A JP77385A JPH0458084B2 JP H0458084 B2 JPH0458084 B2 JP H0458084B2 JP 77385 A JP77385 A JP 77385A JP 77385 A JP77385 A JP 77385A JP H0458084 B2 JPH0458084 B2 JP H0458084B2
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JP77385A
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Tsuneyasu Umemura
Yoryuki Anraku
Sumio Tajima
Katsuhiro Shimokawa
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フロツピー記録媒体(以下、フロ
ツピー媒体と略記する)などの記録媒体の検査装
置において、検査した記録媒体が積層収納される
パレツトを排出して空のパレツトと交換するよう
な用途に好適なパレツト取扱い装置に関する。
〔従来技術〕 51/4インチのミニフロツピーや、8インチの
標準フロツピーを対象としたフロツピー記録媒体
検査装置は、従来、一部を開放したジヤケツトに
収納した状態で供給されたフロツピー媒体を検査
し、検査したフロツピー媒体は搬送路に送り、途
中で搬送路の切換えにより合格品と不合格品とを
仕分けて、対応するスタツカに投入するというの
が一般的である。そして、不合格のフロツピー媒
体はジヤケツトから出されて廃棄され、そのジヤ
ケツトは再使用される(そのために、ジヤケツト
を完全に封止せず、その一部を開放状態にしてい
る)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一方、OA化の進展により、ミニフロツピー
や、マイクロフロツピーと呼ばれる3.5インチ以
下の小型のフロツピー媒体の需要が急増してい
る。ミニフロツピーなどの媒体は、従来のジヤケ
ツトに代えてプラスチツクケースに収容する場合
が多く、その場合、ケースへの収納段階でケース
を完全に密封してしまうのが製造工程上、好まし
い。したがつて、そのような小型のフロツピー媒
体を、従来のようにケースに収容した状態で検査
すると、不合格品はケースを含め全体を廃棄せざ
るを得ず、そのコストは、低コストを要求される
ミニフロツピー媒体の場合、無視できない。
また、従来のようにジヤケツトに収容した状態
で検査する装置では、検査のためのフロツピー媒
体へのリード/ライトは、ジヤケツトのアクセス
窓から行わざるを得ず、複数のヘツドを用いてフ
ロツピー媒体を高速にリード/ライトすることに
より、検査時間を短縮するというような方法の採
用は容易でない。したがつて、最近では、マイク
フロツピーなどの小型のフロツピー媒体の検査
は、従来の検査装置では処理速度なの面で対応し
きれない状況になりつつある。
このようなことから、マイクロフロツピーのよ
うな小型のフロツピー媒体は、ジヤケツトやケー
スに収容しない裸の状態で検査するのが望ましい
と考えられる。しかし、従来の装置は、裸のフロ
ツピー媒体の処理には、実際上、対応できない。
その原因は種々あるが、例えば、検査済みのフロ
ツピー媒体を、搬送路を介してスタツカに仕分け
投入する機構では、裸状態のフロツピー媒体に傷
がつく等の不都合がある。また、そのような機構
は小型化が容易でなく、装置の小型化の妨げとな
つている。
〔発明の目的〕
記録媒体を裸の状態で扱う記録媒体検査装置に
おいては、記録媒体を裸の状態で扱う関係上、検
査済みの記録媒体の損傷を防止するために、検査
済み記録媒体をパレツト(容器)に積層収納する
のが好ましいであろう。このように検査済み記録
媒体をパレツトに積層収納する構成は、本質的
に、ミニフロツピーのように小型の記録媒体の場
合に、検査済み記録媒体の収納スペース(パレツ
トを含む)と、そこに収納するための機構のスペ
ースとの縮小が容易である。しかし、そのような
利点を十分発揮させるためには、パレツト(収納
パレツト)に所定枚数の記録媒体が収納された場
合に、その収納パレツトを排出して空のパレツト
と交換するための機構について十分な工夫が望ま
れる。
したがつて、本発明の主たる目的は、記録媒体
を裸の状態で扱い、検査済みの記録媒体をパレツ
トに積層収納する記録媒体検査装置において、収
納パレツトの排出と空パレツトとの交換を行う用
途などに好適であり、かつ構造が単純、安価、か
つ小型なパレツト取扱い装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決する手段〕
この発明によれば、記録媒体が積層収納される
パレツト(収納パレツトと称す)を保持する第1
の手段と、収納パレツトの下側の所定の位置に供
給された空のパレツトを所定の高さまで移動させ
る第2の手段とが設けられ、所定の位置に供給さ
れた空のパレツトは、その上端部と収納パレツト
の底部とが係合した状態で、第2の手段により所
定の高さまで移動させられ、収納パレツトは第1
の手段で保持されていた位置から排出位置へ押し
上げられ、空のパレツトは新しい収納パレツトと
して第1の手段に保持されることにより、収納パ
レツトの排出交換がなされる。
〔作用〕
収納パレツトの下方に供給された空のパレツト
を上昇させ、その空パレツトによつて収納パレツ
トを排出位置へ押し上げ、空パレツトを新しい収
納パレツトとして保持させる。このように、空パ
レツトの上昇操作だけで、収納パレツトの排出と
交換を同時に行うため、そのための駆動源は1つ
で間に合い、また、空パレツトと収納パレツトは
同一線上を移動することになるため、その移動の
ためのスペースも最小になり、また、その制御す
る手段も単純化できる。したがつて、この発明に
よれば、単純、安価、小型のパレツト取扱い装置
を実現できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
第1図は、この発明を適用したフロツピー記録
媒体検査装置の一例を示す概要図である。
ハンドリングユニツト1は、供給部Aの所定の
供給位置に供給されたパレツト(供給パレツトと
称す)2から、そこに積層(例えば200枚程度)
されたフロツピー媒体3を1枚ずつピツクアツプ
し、それをフロツピー検査ユニツト(検査部)5
へ移送するとともに、検査が終了したフロツピー
媒体3をフロツピー検査ユニツト5から、収納部
Cの特定の収納位置へ移送し、そこにセツトされ
ているパレツト(収納パレツトと称す。図では、
収納位置に収納パレツト6aがセツトされてい
る)へ検査済みフロツピー媒体を収納する。
ここで、収納パレツト6a,6b,6c,6d
は、スタツカテーブル9に載置されるものであつ
て、スタツカテーブル9が所定の量(90度の整数
倍)だけ回転制御されることにより、所望の収納
パレツトが収納位置にセツトされる。この収納パ
レツト6a,6b,6c,6dは、空になつた供
給パレツト2が供給部から転送され、スタツカテ
ーブル9にセツトされる。4つの収納パレツト6
a,6b,6c,6dは、それぞれ合格、上面不
合格、不面不合格、両面不合格の各フロツピー媒
体の収納に割り当てられている。
なお、供給パレツトを供給部Aへ搬送し所定位
置にセツトする手段、供給部Aから空になつたパ
レツトを収納部Cへ転送したり、外部へ排出した
りする手段は、図中省略されており、それらは別
途図示し説明する。
また、供給パレツト2(収納パレツト6a,6
b,6c,6dも同様)には、第2図a,bに見
るごとく、セパレータ4を上にして、フロツピー
媒体3がセパレータ4を介在させて積層収納され
る。セパレータ4の開口部4aの内径は、フロツ
ピー媒体3の開口部3aの内径より大きい。な
お、ここで言うフロツピー媒体3は、ジヤケツト
またはケースに収納される前の、裸の状態のフロ
ツピーデイスクそのものである。
セパレータ4とフロツピー媒体3は、それぞれ
1枚ずつ、セパレータ4を上側にして、一緒にハ
ンドリングユニツト1に挿着された円筒状の吸着
ヘツド10の先端に、負圧にて吸着され保持され
る。また、後述するように、その吸着ヘツドの先
端部分が分離されることにより負圧吸着が解除さ
れ、フロツピー媒体3が離脱する。
ハンドリングユニツト1は、アームユニツト7
と移送制御機構8とから構成される。アームユニ
ツト7は、吸着ヘツド10を3つ、120度間隔で
遊嵌状態でそれぞれ支承する第1、第2、第3の
アーム7a,7b,7cを有する。一方、移送制
御機構8は、アームユニツト7を上下移動させる
とともに、所定のタイミングで120度の回転角で
回転制御を行う機構である。
フロツピー検査ユニツト5は、いわゆるフロツ
ピーデイスクドライブ装置であつて、その上部に
は、駆動モータのスピンドル5aが配置されてい
る。このスピンドル5a上にフロツピー媒体3が
セツトされ、所定の電気的特性について試験が行
われる。そのための磁気ヘツドが、フロツピー媒
体の各面に対して例えば3つずつ合計6個、例え
ば120度の間隔で配置されている。各面の各磁気
ヘツドは、フロツピー媒体の半径方向に異なつた
領域を、同時にリード、ライトまたは消去するよ
うに制御される。このような磁気ヘツドの配置
は、裸のフロツピー媒体を対象とするからこそ、
可能である。なお、磁気ヘツドに関連した機構の
図示、説明は省略する。
ここで、第3図はaは吸着ヘツド10の全体的
な断面図である。ここでは、アームユニツト7が
最下位置まで降下した時における、供給パレツト
2または収納パレツト6a,6b,6c,6dに
位置する吸着ヘツド10の状態を示している。こ
の図に見るごとく、吸着ヘツド10は概ね三重の
円筒構造であり、最外周の円筒は、セパレータ4
を吸着するためのヘツド部10aであり、その先
端面に吸着口が開口されている。その内側にある
円筒は、フロツピー媒体3を吸着するためのヘツ
ド部10bであり、最外周の円筒に対し上下移動
可能に嵌入されていて、同様に、その先端面に吸
着口が開口されている。このヘツド部10bは、
先端部Fと、後部本体Rとの2つのブロツクから
なる。その吸着口に通じる空気通路は、先端部F
と後部本体Rとの境界を通過し、それらを分離さ
せると、開放されるようになつている。ヘツド部
10bの内側には、フロツピー媒体3をスピンド
ル5aに対し位置決めするためのコレツト10c
が収納されている。このコレツト10cは、ヘツ
ド10の中心部に配置された軸10dの先端に、
軸受を介して回転可能に支持されている。コレツ
ト10cの側面にはテーパがつけられている。軸
10dは、後部本体Rと内蔵ばねを介して結合さ
れている。先端部Fはコレツ1cとともに回転可
能であり、相互間にばねが介装されている。窓1
6は、アームに設けられている可動の爪17(第
3図c参照)が嵌入する開口である。ヘツド部1
0aの後端部(図では上端部)にピン10eが突
設され、同様にヘツド部10aの後端部にピン1
0fが突設されている。
アームユニツト7が最下位置まで下降した場
合、供給パレツトの位置にある吸着ヘツド10
は、その先端が供給パレツト2内のセパレータ4
およびフロツピー媒体3に接する位置まで自重で
降下し、第3図aのような状態で静止する。供給
パレツトに位置する吸着ヘツド10も同様な状態
まで降下し、静止する。このような状態におい
て、ピン10fはアームより上方に位置し、また
ピン10eはヘツド部10aの後端部より上方に
位置するように、供給パレツトおよび収納パレツ
トのセツトされる高さ位置が決定されている。ま
た、このような状態では、軸10dに設けられた
ピン10gは、爪17と係合しない。
第3図bは、吸着ヘツド10で、セパレータ4
とフロツピー媒体3とを吸着して引き上げ移送し
ている状態を示す概略断面図である。ヘツド部1
0aは、それに設けられたピン10fがアームの
上面に係合し、所定の高さ位置に保持される。一
方、内側のヘツド部10bは、それに設けられた
ピン10eが、外側のヘツド部10aの後端部に
係合し、その先端がヘツド部10aの先端より所
定の距離だけ下方に位置する高さに保持され、し
かして、フロツピー媒体3は図示のように、セパ
レータ4より所定距離だけ下方に保持される。
吸着ヘツド10に吸着保持したフロツピー媒体
3をスピンドル5a上に落下させ、スピンドル5
aに保持させる動作を説明する。アーム7a,7
b,7cが降下すると、フロツピー検査ユニツト
5の近傍にだけ設けられているストツパ14に、
その位置に来た吸着ヘツド10のヘツド部10a
より延設されているバー15が係合し、ヘツド部
10aおよびヘツド部10bの後部本体Rはそれ
以上降下しなくなる(第4図a参照)。アームが
さらに降下し、窓16までアーム7a,7b,7
cが降下して来ると、第3図cに見るごとく、そ
の爪17が窓16より軸10dのピンに係合す
る。
以下、第4図を参照する。アームがさらに降下
すると、内蔵ばねの力に抗して軸10dが爪17
によつて押し下げられ、それとともにヘツド部1
0bの先端部Fとコレツト10cが降下する。先
端部Fは後部本体Rから分離し、先端部Fの吸着
口は、その空気通路が開放されるため大気圧にな
つて、先端に吸着されているフロツピー媒体3が
スピンドル5a上に自然落下する。アームがさら
に降下すると、第4図cに見るごとく、コレツト
10cがさらに突出し、その周囲のテーパ面とフ
ロツピー媒体3の中心開口部の縁との係合によ
り、フロツピー媒体3の中心がスピンドル5aの
中心に整合せしめられる。アームがさらに降下す
ると、第4図dに示されるように、コレツト10
cがスピンドル5aの凹部5bに嵌入し、また、
最下位置まで降下した先端部Fの先端とスピンド
ル5aの凹部5bの周囲とで、フロツピー媒体3
は狭圧保持される。この状態で、先端部Fおよび
フロツピー媒体3は、スピンドル5aに追従して
回転する。
なお、第4図においては、先端部Fと後部本体
Rとの間の隙間を誇張して示しているが、その隙
間は実際には例えば2mm前後と極めて小さいもの
である。
また、供給パレツト2と、収納パレツト4a,
4b,4c,4dは、ほぼ同一の高さに位置して
おり、その位置より所定量高い位置にスピンドル
5aが配置されている。供給部Aと収納部Cに
は、ストツパ14に相当するものは設けられてい
ない。したがつて、その位置においては、ヘツド
10の降下は阻止されることがなく、アームとと
もに降下して爪17による作用を受けず、したが
つて第3図aに示したような状態になる。
なお、第1図の11は、検査装置の各機構を制
御するコントロールユニツトであり、12は検査
ユニツトにおけるリード/ライトヘツド(図示せ
ず)の読取/書込制御回路部である。
次に、このフロツピー記録媒体検査装置の全体
的動作を説明する。ただし、パレツトの取扱い部
分の説明は、ここでは除外する。
今、アームユニツト7が第1図に示すように角
度で、上昇した位置にあり、またアーム7bに支
承された吸着ヘツド10に、検査しようとするフ
ロツピー媒体3とセパレータ4が第3図bに示す
状態で吸着保持され、アーム7cに支承された吸
着ヘツド10に、同様に検査済みのフロツピー媒
体3とセパレータ4が吸着保持されているものと
する。
アームユニツト7が移送制御機構8により降下
せしめられると、アーム7a,7cの吸着ヘツド
10はストツパ14がないため、その降下を妨げ
られることなく第3図aに示す状態になるまで降
下し、静止する(吸着ヘツドはアームに遊嵌状態
で支承されていることに注意すべきである)。
他方、アーム7bに支承された吸着ヘツド10
は、ある高さまで降下するとバー15がストツパ
14に係合し、そのヘツド部10aとヘツド部1
0bの後部本体Rは、それ以上降下できなくな
る。アームがさらに降下すると、第3図cに関連
して説明したように、爪17が軸10dのピン1
0gに係合し、軸10dが押し下げられることに
より、第4図に関連して説明したような作動によ
り、その吸着ヘツド10からフロツピー媒体3が
スピンドル5a上に落下し、中心合わせされてス
ピンドル5aにセツトされる。この後、そのフロ
ツピー媒体3に対するリード、ライト、消去が合
計6個の磁気ヘツドで高速に行われ、所定の電気
的特性が検査される。
この検査が終了すると、その終了信号に応じた
タイミングで、アーム7cの吸着ヘツド10のヘ
ツド部10a,10bが負圧から大気圧に切換え
られ、それに保持されていたセパレータ4とフロ
ツピー媒体(検査済み)3がともに離脱し、収納
位置にセツトされた収納パレツト(図では6a)
に積層収納される。なお、このフロツピー媒体の
検査結果に対応した収納パレツトが、収納位置に
セツトされるように、予めスタツカテーブル9は
回転制御されている。
また、フロツピー検査ユニツト5における検査
が終了すると、その終了信号に応じて移送制御機
構8が動作して、降下状態にあるアームユニツト
7を上昇させる。アーム7bに支承されているヘ
ツド10に関しては、爪17による軸10dの押
し下げが解除されるため、同アームの上昇ととも
に、軸10dは内蔵ばねの作用で引き上げられ、
コレツト10cがスピンドル5aから離脱する。
また、先端部Fはコレツト10cとの間の内蔵ば
ねの作用で引き上げられ後部本体Rと再び結合
し、先端部Fの吸着口が再び負圧になるため、ス
ピンドル5a上のフロツピー媒体3はヘツド部1
0bに吸着保持される。アーム7bがさらに上昇
し、その上面に同吸着ヘツドのピン10fが係合
すると、それ以降は同吸着ヘツドはアームととも
に上昇し、最終的に第3図bの状態になる。アー
ム7aに支承された吸着ヘツド10は、そのピン
10fが同アームに係合するまでは第3図aに示
した状態を維持しているが、アームがピン10f
に係合する位置に達した後は、同吸着ヘツドはセ
パレータ4およびフロツピー媒体3を吸着保持し
つつアームとともに上昇し、最終的に第3図bの
状態になる。
アームユニツト7が最上位置まで上昇した後、
移送制御機構8によつて、アームユニツト7は所
定方向(第1図の矢印Gの向き)に120度回転せ
しめられ、アーム7aはフロツピー検査ユニツト
5の位置に、アーム7bは収納位置に、アーム7
cは供給位置に、それぞれ移動する。この回転期
間に、検査結果に応じて、コントロールユニツト
11によりスタツカテーブル19の回転駆動制御
が行われ、検査結果に対応する収納パレツトが収
納位置にセツトされる。
以下、アームユニツト7が降下し、同様の動作
が再び始まる。
このように、このフロツピー記録媒体検査装置
は、フロツピー媒体のピツクアツプ、検査、仕分
け収納を並行して行い、フロツピー媒体の検査処
理を連続的に効率良く実行できる。フロツピー媒
体は裸の状態であるから、マイクロフロツピーの
ように、プラスチツクのケースまたはジヤケツト
を用いる媒体の場合、不合格品は媒体だけを廃棄
すればよく、ケースまたはジヤケツトまで無駄に
なることがなく、経済的である。また、フロツピ
ー媒体を裸状態で扱うから、前述のように、フロ
ツピー検査ユニツトに複数にヘツドを設け、各ヘ
ツドで媒体の半径方向の異なつた領域を分担して
同時にリード/ライト、さらには消去を行い、検
査時間を短縮することも容易である。そうすれ
ば、連続処理と相まつて、検査処理を大幅に高速
化できる。さらに、合格したフロツピー媒体、不
合格のフロツピー媒体などの仕分けは、収納パレ
ツトの選択によつて行われるから、従来のような
搬送路の切換えによつて仕分ける場合に比べ、仕
分けのためのスペースを容易に減らし、その分だ
け装置を小型化できる。
なお、フロツピー媒体の間にセパレートを介在
させると、フロツピー媒体の損傷が生じにくく、
フロツピー媒体のピツクアツプ時の分離性も良く
なるが、セパレータを省くことも可能であろう。
次に、パレツトの搬入、転送、スタツカテーブ
ル9へのセツト、スタツカテーブル9からの排出
などに関連する部分について、第5図ないし第1
5図を参照して説明する。
第5図は、供給パレツトの搬入、空パレツトの
転送、排出、搬入を行うためのパレツト供給転送
装置の概要を示す斜視図であり、第6図は同装置
のベルト搬送機構を展開して示す概略斜視図であ
る。第7図は、同装置の一部を拡大して示す概略
斜視図である。いずれの図においても、部分的に
省略または簡略化されている。
各図において、50は供給パレツトを供給部A
へ搬入する搬送ベルトであり、52,53,54
は、空になつたパレツトを外部へ排出したり、供
給部Cへ転送するための搬送ベルトである。搬送
ベルト50,52が掛けられたプーリの軸60,
62には傘歯車64,65が固着され、これら傘
歯車64,66は、モータ56の回転軸57に逆
向きに取付けられた傘歯車59,61と、それぞ
れ噛み合つている。したがつて搬送ベルト50,
52は、それぞれ逆向きに回動させられる。搬送
ベルト53,54は図示しないモータによつてベ
ルト伝動機構などを介して回動駆動されるが、そ
の詳細は図中省略されている。搬送ベルト53
は、一対の搬送ベルト52の間に配置され、ソレ
ノイド70によつて上下に移動可能となつてい
る。搬送ベルト50,52,53,54によつて
パレツトが搬送される経路の所定位置には、パレ
ツトラツチ72,73,74,75が設けられて
いる。パレツトラツチ72はソレノイド80で、
パレツトラツチ76はソレノイド81で、パレツ
トラツチ73,74はソレノイド82で、パレツ
トラツチ75はソレノイド83で、それぞれ操作
される。86は空パレツトの排出または供給を制
御するためのパレツトゲートであり、ベルト伝動
機構87を介してモータ88により回転駆動され
るねじ棒89に螺合している。
90(第7図参照)はパレツトホツパである。
そのスライダブロツク92は、一対のシヤフト9
3に沿つて上下移動可能に支持されている。スラ
イダブロツク92は、ねじ棒94と螺合してお
り、ベルト伝動機構95を介してモータ96によ
りねじ棒94を回転させると、スライダブロツク
92は上昇または下降する。スライダブロツク9
2には、搬送ベルト50,52側に向かつて一対
のサイド板100が延設されている。このサイド
板100に回転自在に支承された軸101,10
2に固着されたプーリ、一対の搬送ベルト103
が掛けられている。軸101の一端にはギヤ10
4が固着され、それに噛み合う歯を有する摩擦ロ
ーラ106(例えばゴムのローラ)が、一方のサ
イド板100に回転自在に取付けられている。搬
送ローラ50,52の駆動軸60,62の一端に
は、周面にローレツトなどを形成して、周面の摩
擦系数を増大させたローラ108,109がそれ
ぞれ固着されている。また、供給部Aには、第5
図に示すような位置に、パレツトストツパ110
が水平回転可能に設けられ、これはソレノイド1
10によつて操作されるようになつている。
以上に示した構成のパレツト供給転送装置の動
作は、以下の通りである。
通常、モータ56は正回転しており、搬送ベル
ト50,52は矢印112,113の方向に回動
せしめられる。ベルトコンベアなどによつて搬送
ベルト50の入り口に供給されたパレツト(セパ
レータとフロツピー媒体が交互に積層されてい
る)は、搬送ベルト50によつてパレツトホツパ
90側へ搬送され、パレツトラツチ72と係合す
る位置で停止する。
パレツトホツパ90上に供給パレツトをセツト
する場合、モータ96の回転制御により、搬送ベ
ルト103は搬送ベルト50と同一高さになる位
置まで上昇せしめられる。この状態では、摩擦ロ
ーラ106がローラ108と摩擦接触するため、
搬送ベルト103は矢印114(第7図)に回動
せしめられる。
このような状態で、パレツトラツチ73が解除
側へ操作され、またパレツトストツパ110がパ
レツト移送路の外部へ回動させられる。そうする
と、搬送ベルト50上のパレツトは、搬送ベルト
103上へ送られ、矢印114の向きに運ばれ
る。この際、サイド板100の内側に設けられた
ガイド120(第9図参照)によつて、パレツト
(供給パレツト)は横方向の位置と向きを矯正さ
れ、先端部がストツパ122(第8図と第9図参
照)に係合する位置(供給位置)で停止する。こ
の時点で、パレツトストツパ110はパレツト移
送路内に戻される。また、パレツトラツチ72も
ラツチ位置に戻される。
次に、モータ96が作動して、パレツトホツパ
90は所定の高さまで上昇せしめられる。以下、
第8図および第9図を参照する。第8図に示され
るように、パレツトホツパ90には、回動可能な
クランプ爪124と、それとともに一種のカム機
構を構成する衝合子125が設けられている。ク
ランプ爪124はパレツトホツパ90と一緒に上
下移動するもので、サイド板100に支持された
軸127によつて回動可能に支持されている。衝
合子125は所定の高さ位置に固定されている。
128は復帰ばねであり、クランプ爪124を第
8図において反時計回り方向へ回転させるように
作用する。
さて、パレツトホツパ90がある高さまで上昇
すると、第8図に見られるように、カムホロワと
してのクランプ爪124は衝合子125に係合
し、復帰ばね128の力に抗して時計回わり方向
に回転し、供給パレツト2の底面に設けられた円
形の穴130内にクランプ爪124の爪部が入り
込む。パレツトホツパ90が所定の高さまで上昇
すると、クランプ爪124はさらに回転し、その
爪部と穴130の内面との係合より、供給パレツ
ト2をストツパ122に押し付け、供給位置に位
置決めして固定する。このように、パレツトホツ
パ90の上昇力を利用してパレツトクランプ用の
カム機構を作動させるため、パレツトクランプの
ための動力源を別に設ける必要がなく、その分だ
け機構が簡素、小型、安価になる。なお、穴13
0は円形であるため、クランプと同時に、供給パ
レツト2の向きも確実に矯正される。ただし、穴
130の形状は円形に限らず、少なくともクラン
プ爪124と係合する部分を円弧状とすれば、同
様の効果を得られる。
供給パレツト2が空になると、モータ96が作
動し、パレツトホツパ90を下降させる。クラン
プ爪124は衝合子125から離れるため、復帰
ばね124の作用により反時計方向に回転させら
れ、先端の爪部は穴130から脱出する。パレツ
トホツパ90は、摩擦ローラ106が搬送ベルト
52のローラ109と接触する位置まで下降し、
停止する。その結果、搬送ベルト103は矢印1
14(第7図)と逆向きに回動し、空になつた供
給パレツト(空パレツト)を搬送ベルト52上へ
移送する。この空パレツトは、パレツトラツチ7
4と係合する位置まで運ばれ停止する。もし、搬
送ベルト52上に既に空パレツトが存在すれば、
その空パレツトと係合する位置で新しい空パレツ
トは停止する。つまり、搬送ベルト52上に2つ
(または3つ以上)の空パレツトを蓄積できるよ
うになつている(空パレツトのバツフアリングが
可能になつている)。
搬送ベルト52上に蓄積可能な最大個数の空パ
レツトが既に存在し、その中の1つでも搬送ベル
ト54側へ移送できないような場合、パレツトラ
ツチ74が解除側に操作され、1つまたは複数個
の空パレツトが搬送ベルト52から外部のベルト
コンベアなどへ排出され、パレツトホツパ90か
ら搬出される空パレツトを収容するためのスペー
スが、搬送ベルト52上に作られる。この時、モ
ータ88により、パレツトゲート86は空パレツ
トの介しゆつが可能な位置に移動させられる。
このようにして、パレツトホツパ90から空パ
レツトが搬出されると、モータ96が作動して、
パレツトホツパ90は第7図に示す高さまで上昇
せしめられ、前述したような手順で新しい供給パ
レツトがパレツトホツパ90に供給される。そし
て、前述したように、パレツトホツパ90がさら
に上昇しめられ、供給パレツトがクランプされ
る。なお、搬送ベルト50上にも、供給パレツト
を2つ(または、3つ以上)蓄積できるようにな
つている。つまり、供給パレツトに対するバツフ
アリングも可能になつている。
さて、搬送ベルト54上に空パレツトを収容す
るスペースが生じると、ソレノイド70が作動
し、搬送ベルト53を搬送ベルト52とほぼ同一
高さまで押し上げる。その結果、パレツトラツチ
74の位置に停止している空パレツトは、搬送ベ
ルト53によつて搬送ベルト54に送り込まれ、
搬送ベルト54によつてパレツトラツチ75に係
合する位置まで、あるいは、搬送ベルト54上に
既に空パレツトが存在すれば、その空パレツトに
係合する位置まで送られ、そこに停止する。な
お、搬送ベルト54も、2つ(または3つ以上)
の空パレツトをバツフアリングできる。
以上説明したパレツトの流れを、第10図に模
式的に示す。この図で、2aはフロツピー媒体が
収容されているパレツトであり、2bは空パレツ
トである。
なお、搬送ベルト52,54上の空パレツトの
合計数が所定個数を下回つた場合など、空パレツ
トを外部から供給する必要が生じた場合、モータ
88が作動してパレツトゲート86を進退させ、
パレツトゲート86により、図示しないベルトコ
ンベアなどから、空パレツトを搬送ベルト52上
に供給させる。この時、モータ56は逆回転さ
れ、搬送ベルト52は通常と逆向きに回動するた
め、外部から供給された空パレツトは、パレツト
ラツチ73に係止される位置まで送られる。この
空パレツトは、その位置に留まるか、あるいは搬
送ベルト53によつて搬送ベルト54側へ移送さ
れる。なお、操作員が直接空パレツトを供給する
ことも当然可能である。
図には示されていないが、搬送ベルト50,5
2,53,54に沿つてパレツト検出用のセンサ
が配置されており、そのセンサの検出信号に基づ
き、コントロールユニツト11が、以上のような
パレツトの供給、転送、排出、補充などを制御す
る。
さて、収納部Cで収納パレツトの1つが満杯に
なり、新しい収納パレツトが必要になると、パレ
ツトラツチ75が解除され、搬送ベルト54上の
1つの空パレツトが収納部C内のパレツトエレベ
ータ140上(第11図参照)へ送り込まれ、後
述するように収納パレツトとして使用される。
以上説明したように、空になつた供給パレツト
が収納パレツトとして収納部Cへ転送されるた
め、パレツトを有効に利用でき、収納パレツトを
外部から殆ど補充しなくてもよくなり、作業性が
向上し、また、その自動化も容易になる。特に、
本実施例のように、空パレツトのバツフアリング
がなされと、収納パレツトを外部から補充する操
作の頻度は極めて少なくなり、作業性が大幅に向
上し、またパレツト供給関係の自動化が極めて容
易になる。因に、供給パレツト内のフロツピー媒
体の枚数のばらつき、検査結果の偏りなどによ
り、空パレツトの発生頻度と、新しい収納パレツ
トが必要になる頻度とは、短じ時間でみると、相
当に異なる場合があり、空パレツトのバツフアリ
ングを行わないと、収納パレツトとして利用すべ
き空パレツトが不足したり、過剰になることがあ
り、空パレツトの外部からの供給または外部への
排出を、頻繁かつ不定期に行う必要があり、手作
業の場合は作業性が悪く、自動化の場合はその制
御などが複雑になる。
なお、そのような空パレツトのバツフアリング
を行つても、稀に空パレツトが不足または過剰に
なる場合がある。その場合に対処するために、前
述のように、空パレツトの搬送路の途中で、空パ
レツトを排出または供給できるようにしている。
次に、第11図ないし第15図を参照して、収
納部Cについて詳細に説明する。なお、何れの図
も部分的に簡略化されたり、省略され、また位置
関係や大きさなどが誇張され、もしくは変えられ
ている。
142は、スタツカテーブル9を回転駆動する
ためのモータである(第11図参照)。このモー
タ142の回転は、ベルト伝動機構144を介し
て減速用歯車146に伝達され、さらにスタツカ
テーブル9の軸148に固着された歯車150に
伝達される。このスタツカテーブル9には、第1
3図に最も明瞭に示されているように、収納パレ
ツトをセツトするための4つの切欠き152が、
90度間隔で形成されている。各切欠き152は、
パレツトの低部より多少大きめの寸法となつてい
る。切欠き152の両側に臨んで、第14図に示
すようなクランプローラ154が取付けられてい
る。このクランプローラ154は、収納パレツト
を切欠き152に保持するためのものであり、ス
タツカテーブル9に回転自在かつ全体として内外
に揺動可能に支持されている。クランプローラ1
54には、それを内側へ付勢するための付勢ばね
156が取付けられている。
スタツカテーブル9の下側の所定位置に、前記
パレツトエレベータ140が設けられている。こ
のパレツトエレベータ140は、それに螺合した
ねじ棒160を、ベルト伝動機構162を介して
モータ164で回転させることにより、上下に移
動させ得る。
スタツカテーブル9を介してパレツトエレベー
タ140の真上に、排出パレツト受け部170が
設けられている。ここには、第14図に示すよう
に、一対のクランプ爪172が対向して設けられ
ている。各クランプ爪172は、回動可能に支持
されており、押しばね174によつて内側へ付勢
されている。この排出パレツト受け部170に隣
接して、排出パレツトを、外部へ矢印177のよ
うに搬出するための搬出ベルトが設けられている
が、図中省略されている。176(第11図参
照)は、一対のクランプ爪172にクランプされ
たパレツトを搬出ベルト側へ押し出すスライダで
あり、ねじ棒178に螺合している。このねじ棒
176を、ベルト伝動機構180を介してモータ
182で回転させることにより、スライダ176
を矢印142に示すように進退させることができ
る。
なお、排出パレツト受け部170の支持台20
0は、モータ201によつて駆動されるねじ棒2
02に螺合している。したがつて、モータ201
を回転させることにより、排出パレツト受け部1
70の高さを調節できる。
第15図に、パレツトが拡大されて示されてい
る。この図に見られるように、パレツトはぼほ正
方形の底部190と、フロツピー媒体の外形とほ
ぼ等しい内径の円筒部192とからなる。円筒部
190には、フロツピー媒体の出し入れを容易に
するために、底部190に達する切欠き194が
形成されている。底部190には、前記円形穴1
30と、小径の円形穴196が形成されており、
さらに円筒部192の非切欠き部分と対応する位
置に、その部分の断面形状とほぼ同じ形状の溝1
98が形成されている。なお、円筒部192の上
端部は、その内側が斜めに削り取られており、厚
みが他の部分より薄くなつている。
次に、収納部Cにおけるパレツトの取扱い動
作、特に収納パレツトの排出交換について説明す
る。
ある切欠き152にセツトされている収納パレ
ツトに、所定枚数のフロツピー媒体(およびセパ
レータ)が収納されると、コントロールユニツト
11によりモータ142が駆動制御され、その収
納パレツト(抽出パレツトと称す)が、パレツト
エレベータ140の真上にくるように、スタツカ
テーブル9が回転させられる。なお、各収納パレ
ツト内のフロツピー媒体の枚数は、コントロール
ユニツト11によつて管理されている。また、こ
のようなスタツカテーブル9の回転制御は、アー
ムユニツト7が上昇している期間に行われる。
次に、モータ162が正回転させられ、パレツ
トエレベータ140が上昇する。ある高さまで上
昇すると、パレツトエレベータ140上にセツト
された空パレツト(第14図の2d)の上端部
が、スタツカテーブル9にセツトされている排出
パレツトの底部の溝198に嵌合する。パレツト
エレベータ140がさらに上昇すると、空パレツ
ト2dにより排出パレツトは押し上げられる。パ
レツトエレベータ140がさらに上昇すると、排
出パレツトはその底部でクランプ爪72を押し広
げながら上昇し、ついには、第14図の上部に示
すようにクランプ爪172にクランプされ、排出
位置に保持される。同様に、空パレツト2dは、
その底部でクランプローラ154を押し広げなが
ら上昇し、ついには、第14図の中段部に示すよ
うに、クランプローラ154にクランプされる。
以後、この空パレツト2dは収納パレツトの1つ
と使用される。その後、モータ164が逆回転さ
せられ、パレツトエレベータ140は、搬送ベル
ト54とほぼ同じ高さまで下降する。以上の動作
の制御は、コントロールユニツト11によつて行
われる。
排出パレツト受け部170に排出パレツトがセ
ツトされると、モータ182が正回転させられ、
これによりスライダ176が矢印177の方向へ
移動し、排出パレツトを搬出ベルト(図示せず)
に押し出す。搬出ベルトは、その排出パレツトを
外部、例えば図示しないベルトコンベアへ搬出す
る。勿論、排出パレツトを作業員が取り出すこと
も可能である。その後、モータ182は逆回転さ
せられ、スライダ176は再び第11図に示す位
置に戻る。このような動作は、コントロールユニ
ツト11により制御される。なお、搬出ベルトで
も、2つ(または3つ以上)の排出パレツトをバ
ツフアリングするようにしてもよい。
以上のように、空パレツトで排出パレツトを押
し上げ、排出パレツトを排出パレツト受け部にセ
ツトすると同時に、空パレツトを収納パレツトと
してスタツカテーブルにセツトするため、これに
関連する機構は簡単かつ小型になり、また、その
制御も単純化される。
なお、パレツトの底に、別のパレツトの上端部
が嵌合する溝198が形成されているため、排出
パレツトを空パレツトで押し上げる際に、排出パ
レツトが横方向に移動したり、落下したりするこ
とがなく、排出パレツトを確実に排出パレツト受
け部へセツトすることができる。
以上説明した実施例では、120度間隔で配置し
た吸着ヘツドにより、セパレータとフロツピー媒
体とを保持して移送しているが、そのような機構
は前述のものに限定されるものではない。また、
フロツピー媒体の保持は、吸着に限定されるもの
ではない。さらに、セパレータを用いず、フロツ
ピー媒体だけを扱うように、装置を構成すること
も可能である。要するに、供給パレツトからフロ
ツピー媒体を1枚ずつ取り出して検査段階へ移送
し、検査を終了したフロツピー媒体を収納パレツ
トへ移送し収納するように、装置を構成すればよ
い。
また、パレツト供給転送装置の構成は、前述の
ものに限らない。例えば、パレツト移送手段とし
て搬送ベルトを用いているが、ローラ搬送手段な
どを用いることも可能である。あるいは、パレツ
ト搬送路を傾斜させた単純な通路とし、自重によ
つてパレツトを移送させるように構成することも
可能である。さらには、パレツト搬送路に沿つて
移動せしめられる部材を設け、その部材に適当な
手段にパレツトをクランプまたは係合させ、その
部材とともにパレツトを移送させることも可能で
ある。さらには、空気圧を利用して、空パレツト
を搬送路に沿つて移動させることも可能である。
供給パレツトを供給位置にクランプする手段も、
適宜変更可能である。
また、排出パレツトを排出し、その代わりに空
パレツトをセツトする機構も、前述のものに限定
されるものではない。例えば、排出パレツトおよ
び空パレツトをクランプする手段は、一対の板状
のばね材や、ばねで内側に付勢した一対の板状、
球状またはピン状の部材などに、適宜変更してよ
い。また、レバー状の可動部材によつて空パレツ
トを押し上げるなど、空パレツトの押し上げ手段
も適宜変更できる。
さらに、パレツトの構造も前述のものに限定さ
れるものではない。
また、この発明は、光デイスクなど、フロツピ
ー媒体以外の記録媒体の検査装置にも同様に適用
できるものである。さらにまた、この発明は、ジ
ヤケツトまたはケースに収容した記録媒体を処理
する検査装置にも同様に適用できるものである。
〔発明の効果〕
この発明にあつては、収納パレツトの下方に供
給された空のパレツトを上昇させ、その空パレツ
トによつて収納パレツトを排出位置へ押し上げ、
空パレツトを新しい収納パレツトとして保持させ
る。このように、空パレツトの上昇操作だけで、
収納パレツトの排出と交換を同時に行うため、そ
のための駆動源は1つで間に合い、また、空パレ
ツトと収納パレツトは同一線上を移動することに
なるため、その移動のためのスペースも最小にな
り、また、その制御する手段も単純化できる。し
たがつて、収納パレツトの排出交換に関する機構
を単純、安価、小型のものにでき、構造が簡素
で、安価かつ小型の記録媒体検査装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によるフロツピー記録媒体
検査装置の全体的構成を簡略化して示す概略斜視
図、第2図aと同図bは、パレツト内のフロツピ
ー媒体とセパレータとの位置関係などを示す側面
図と概略斜視図、第3図aないし同図cは吸着ヘ
ツドの構成とその動作を示す概略断面図、第4図
aないし同図dはフロツピー媒体を検査ユニツト
のスピンドルにセツトする際の吸着ヘツドの作動
を説明するための状態遷移図、第5図はパレツト
供給転送装置の概略斜視図、第6図はパレツト供
給転送装置のベルト搬送機構を展開して示す概略
斜視図、第7図はパレツト供給転送装置の一部を
拡大して示す概略斜視図、第8図は供給パレツト
のクランプ機構を示す概略断面図、第9図は供給
位置へ供給パレツトがクランプされた状態を示す
概略平面図、第10図はパレツト供給転送装置内
のパレツトの流れを示す模式図、第11図は収納
部の全体的構成を示す概略斜視図、第12図は収
納部の排出パレツト受け部を説明するための概略
斜視図、第13図はスタツカテーブルの構成を示
す概略斜視図、第14図は収納パレツトの排出交
換を説明するための図、第15図a、同bおよび
同cは、パレツトの斜視図、一部断面正面図、お
よび平面図である。 1……ハンドリングユニツト、2……供給パレ
ツト、3……フロツピー媒体、4……セパレー
タ、5……フロツピー検査ユニツト、5a……ス
ピンドル、6a〜6d……収納パレツト、7……
アームユニツト、7a〜7c……アーム、8……
移送制御機構、9……スタツカテーブル、10…
…吸着ヘツド、10a……ヘツド部、10b……
ヘツド部、F……ヘツド部10bの先端部、R…
…ヘツド部10bの後部本体、10c……コレツ
ト、10d……軸、11……コントロールユニツ
ト、12……読取/書込制御回路、14……スト
ツパ、15……バー、17……爪、A……供給
部、C……収納部、50,52,53,54,1
03……搬送ベルト、56,96,88,95,
142,164……モータ、72,73,74,
75,76……パレツトラツチ、86……パレツ
トゲート、90……パレツトホツパ、110……
パレツトストツパ、クランプ爪、124,125
……衝合子、122……ストツパ、140……パ
レツトエレベータ、154……クランプローラ、
172……クランプ爪。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 記録媒体が積層収納されるパレツト(収納パ
    レツトと称す)を保持する第1の手段と、収納パ
    レツトの下側の所定の位置に供給された空のパレ
    ツトを所定の高さまで移動させる第2の手段とを
    備え、所定の位置に供給された空のパレツトは、
    その上端部と収納パレツトの底部とが係合した状
    態で、第2の手段により所定の高さまで移動させ
    られ、収納パレツトは第1の手段で保持されてい
    た位置から排出位置へ押し上げられ、空のパレツ
    トは新しい収納パレツトとして第1の手段に保持
    されることを特徴とするパレツト取扱い装置。
JP77385A 1985-01-09 1985-01-09 パレツト取扱い装置 Granted JPS61180979A (ja)

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