JP2000117553A - ディスク基板の枚葉取り出し装置 - Google Patents

ディスク基板の枚葉取り出し装置

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JP2000117553A
JP2000117553A JP10309438A JP30943898A JP2000117553A JP 2000117553 A JP2000117553 A JP 2000117553A JP 10309438 A JP10309438 A JP 10309438A JP 30943898 A JP30943898 A JP 30943898A JP 2000117553 A JP2000117553 A JP 2000117553A
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disk
disk substrate
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air
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JP10309438A
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Shinji Aoki
慎司 青木
Noboru Murayama
昇 村山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペーサリングを挟み込む方式を廃止して、
ディスク基板の収納量を上げ、密着してしまったディス
ク基板を確実に分離する機構を付与することにより、デ
ィスク基板を確実に枚葉で取出す。 【解決手段】 搬送可能なスタックポール20には、C
D,DVD等のディスク基板10が複数積載されるが、
積載したディスク基板が鉛直方向に撓んで、下部のディ
スク基板と接触して容易には分離できなくなる。ディス
ク基板10の内周側から基板同士を分離させるさめに、
スタックポールの主要構成部品であるセンターポール2
1に微細なエア噴出口22eを持ったエア噴出ノズル2
2を設け、取り出しアーム30が吸着パット31により
基板を吸着して取り出しする際に、上記のエア噴出ノズ
ル22からエアを噴出させることにより、基板間に存在
していた互いに引き合う力を解放し、確実に基板を分離
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク枚葉取り
出し装置、より詳細には、光ディスク等の低剛性の円形
ワークのスタック搬送に用いられるスタックポールを用
いたディスク枚葉取り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク製造におけるディスク
基板搬送における大量同時搬送方式として、ディスクを
個別に収納できるようにスリットを設けたカセット(マ
ガジン)を用いるカセット搬送や、垂直に立てたピンシ
ャフトによりディスク基板を積み重ね(スタック)可能
な可搬性のスタックポールを用いるスタックポール搬送
などが行われてきた。それぞれの搬送方式を以下により
詳しく説明する。
【0003】カセット搬送は、ディスク基板同士が常に
スリットにより分離されて互いに非接触で収納されると
いう長所がある。しかしながら、スリットをディスク基
板用に個別に設けているため、同時に搬送できるディス
ク基板の枚数はそれ程多くない。カセットにてディスク
基板を大量に搬送するためには、個々のカセットを大き
くするしかないが、人力による搬送を考えた場合、カセ
ットの大きさも自ずと規制されてしまう。
【0004】また、多くのディスク加工装置は、ディス
ク基板の加工設置姿勢として、ディスク面が水平である
姿勢を基準としているが、カセット搬送を用いてディス
ク基板の投入・取り出し動作を行うとき、通常のカセッ
ト姿勢ではディスクが垂直に保持されているためカセッ
トの姿勢を変えるか、ハンドリング装置(枚葉搬送装
置)にディスク姿勢を変換する機構を付加しなければ、
ディスクを水平にできない。従って、ほとんどすべての
ハンドリング装置(枚葉搬送装置)に姿勢変換機構が必
要となっている。
【0005】一方、スタックポール搬送は、大量のディ
スク基板を同時(一度)に搬送できるという長所があ
り、またディスク基板を水平に積み重ねる構造であるた
め、ディスク基板の投入・取出しは簡便なハンドリング
装置(枚葉搬送装置)やジブ機構(例えるならばZθ機
構+吸着)にて行うことが可能である。しかしながら、
この方法ではディスク基板同士を直に接触させて積層す
るため、ディスク基板のこすれ等の問題が生じる。
【0006】上述した二つの方式は、それぞれ長所と短
所を有するものであるが、現在では収納能力が高く、デ
ィスク基板の投入・取出しに用いられるハンドリング機
構や装置を簡易なものにすることができるスタックポー
ル方式が多く用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、CD基板の半
分(0.6mm)の厚みしかないDVD基板をスタック
ポール方式で搬送しようとすると、ディスク基板自体の
剛性が低いため、ディスク基板が水平となる搬送時の姿
勢をとらせた場合、ディスク基板外周部が鉛直方向に撓
んでしまい、ちょうどコウモリ傘のような形状になる。
その撓み量はディスク基板の材質にもよるが、ディスク
基板厚より大きくなる。そのため、直に積載(スタッ
ク)させていくこの方式では、スタックした下部のディ
スク基板と接触してしまう。この状態でしばらくする
と、ディスク基板同士が密着して、容易には分離できな
くなる。密着が生じる原因としては、ディスク基板の外
周部が垂れることにより吸盤状態が形成されて下部ディ
スク基板が吸着される現象や、上部ディスク基板が下部
ディスク基板と接触してこすれることで摩擦による静電
気が発生し、静電吸着状態が形成される現象などが考え
られる。
【0008】上述したようなディスク基板が密着した状
態のままハンドリング機構もしくは装置(例えば、吸着
パットを用いた真空吸着方式を用いたハンドなど)を用
いて高速枚葉取出し搬送を行うと、密着した下部のディ
スク基板は、上部のディスク基板に密着したまま搬送さ
れてしまい、次工程で致命的なトラブル/エラーを引き
起こしてしまう。このような搬送異常を防止するため、
従来のスタックポール搬送方式では、ディスク基板を1
枚スタックする毎に、既にスタックしている下部ディス
ク基板に接触しないようにスペーサリング(単にスペー
サと呼称している場合もある)をディスク基板間に挟み
込むようにしていた。このような方法は、物理的なディ
スク基板同士の非接触状態を恒久的に得ることができる
ため、DVD基板の低剛性および外周部の撓みを考える
と非常に有効である。
【0009】しかしながら、スペーサリングを用いるこ
とにより、次のような問題が発生する。第1に、スペー
サリングをディスク基板間に挟み込むため、ディスク基
板の収納量が減り、スタックポール搬送方法の長所であ
った同時大量輸送能力が半減する。
【0010】第2に、ディスク基板の枚葉取出し搬送を
行うとき、ディスク基板を取り出した後、確実にスペー
サリングも取出さなければならないという必然的な動作
が必要となる。そのため、ハンドリング機構もしくは装
置には、ディスク基板用とスペーサリング用の2つのユ
ニット、もしくは、ディスク基板及びスペーサリングの
投入・取り出し動作を実行可能なユニットが必要とな
り、ハンドリング機構もしくは装置の設置面積の増大化
をもたらす大型化と、コストアップの要因となる複雑化
が生じてしまう。
【0011】第3に、1枚のディスク基板を次工程に搬
送する工程の中で、2回の取出し動作(前工程からスタ
ックポールにディスク基板を投入する工程においても2
回の投入動作)が必要で、即ちハンドリング機構もしく
は装置による2回のスタックポールへのアクセスが必要
となり、高速タクトに対応するための弊害となる。以上
の点を鑑みると、スタックポール方式に関しては、スペ
ーサリングの挟み込みによる弊害が非常に大きい。
【0012】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、スペーサリングを挟み込む方式を廃止し
て、ディスク基板の収納量を上げ、密着してしまったデ
ィスク基板を確実に分離する機構を付与することによ
り、ディスク基板を確実に枚葉で取出す装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ディ
スク基板を複数積載可能なスタックポールを有し、該ス
タックポールから前記ディスク基板を一枚ずつ取り出す
動作を行うディスク基板の枚葉取り出し装置において、
前記スタックポールは、所定位置にエア噴出孔を備え、
前記ディスク基板を取り出す動作を行う際、前記エア噴
出口からエアを噴出させることにより、積載した複数の
前記ディスク基板から一枚のディスク基板を分離するこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のディス
ク基板の枚葉取り出し装置において、前記エア噴出口か
ら噴出させるエアとして、静電除去処理したエアを用い
ることを特徴とするものである。
【0015】請求項3の発明は、ディスク基板を複数積
載可能なスタックポールを有し、該スタックポールから
前記ディスク基板を一枚ずつ取り出す動作を行うディス
ク基板の枚葉取り出し装置において、前記スタックポー
ルは、積載した前記ディスク基板の所定位置に挿入動作
を行う基板分離用爪を有し、前記基板分離用爪の動作に
より、積載した複数の前記ディスク基板から一枚のディ
スク基板を分離することを特徴とするものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項3記載のディス
ク基板の枚葉取り出し装置において、前記スタックポー
ルは、エアにより動作するダイアフラムを有し、前記基
板分離用爪の前記挿入動作を前記ダイアフラムにより行
うことを特徴とするものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1ないし4いず
れか1記載のディスク基板の枚葉取り出し装置におい
て、前記スタックポールは、ディスク基板検出用センサ
を有し、該ディスク基板検出用センサにより、積載した
複数の前記ディスク基板における最上部のディスク基板
を検出することを特徴とするものである。
【0018】請求項6の発明は、請求項4記載のディス
ク基板の枚葉取り出し装置において、前記ディスク基板
を取り出す動作を行う取り出しアームに、前記スタック
ポールに作用して前記基板分離用爪の挿入動作を実行さ
せるメカバーが備えられていることを特徴とするもので
ある。
【0019】請求項7の発明は、請求項5記載のディス
ク基板の枚葉取り出し装置において、前記ダイアフラム
を動作させるエアを、前記取り出しアームが前記ディス
ク基板を取り出す動作を実行するときに、前記取り出し
アームより供給するように構成したことを特徴とするも
のである。
【0020】請求項8の発明は、請求項1ないし7いず
れか1記載のディスク基板の枚葉取り出し装置におい
て、前記基板分離用爪を上下に移動可能とすることを特
徴とするものである。
【0021】請求項9の発明は、ディスク基板を複数積
載可能なスタックポールを有し、該スタックポールから
前記ディスク基板を一枚ずつ取り出す動作を行うディス
ク基板の枚葉取り出し装置において、積載した複数の前
記ディスク基板から一枚のディスク基板を分離するため
のエア噴出ノズル、または積載された前記ディスク基板
の所定位置に挿入動作を行う基板分離用爪、及び前記デ
ィスク基板を検出する検出用センサを前記スタックポー
ルを配置する設備上に備え、前記スタックポールは、前
記エア噴出ノズル、または前記基板分離用爪、及び前記
検出用センサを積載された前記ディスク基板に作用可能
とする穴を有することを特徴するものである。
【0022】請求項10の発明は、請求項5ないし8い
ずれか1記載のディスク基板の枚葉取り出し装置におい
て、前記エア噴出ノズルにエアを供給するエア供給路、
または前記基板分離用爪に接続する電気配線、及び前記
基板検出用センサに接続する電気配線を前記スタックポ
ールの底部でコネクタとして構成したことを特徴とする
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付され
た図面に基づいて具体的に説明する。なお、実施例を説
明するための全図において、同様の機能を有する部分に
は同一の参照番号を付し、その繰り返しの説明は省略す
る。 (実施例1)図1は、本発明によるディスク枚葉取り出
し装置を用いたスタックポール搬送方式を説明するため
の斜視図で、スタックポールにディスク基板がスタック
された状態を示すものであり、図中、10はディスク基
板、20はスタックポール、21はスタックポールの主
要構成部品であるセンターポールである。図2は、本発
明によるディスク枚葉取り出し装置の一実施例を説明す
るための装置の要部概略構成図で、図中、10aはディ
スク基板10に設けられたスタックリング、22はエア
噴出ノズル、22eはエア噴出口、30は取り出しアー
ム、31は吸着パッドである。
【0024】CDであれ、DVDであれ、ディスク基板
10の内周部の非データ領域に接触防止用として0.2
mm厚程度のスタックリング10aが施されているのが
一般的である。スタックされたディスク基板10には、
スタックリング10aによりわずかな間隙が生じている
が、ディスク基板10の外周部はその基板自体のたわみ
によりさらに間隔が小さくなっている。
【0025】そこで、ディスク基板10の内周側に生じ
る間隙に着目し、内周側から基板同士を分離するため
に、スタックポール20の主要構成部品であるセンター
ポール21に微小なエア噴出口22eを持ったエア噴出
ノズル22を設けた。エア噴出口22eの位置は、積載
したディスク基板10の最上部と、その下部のディスク
基板との間に生じる間隙の中間高さ位置とした。取り出
しアーム30が吸着パット31によりディスク基板10
を吸着して取り出す際に、上記のエア噴出ノズル22か
らエアを噴出させることにより、上部の1枚目と2枚目
のディスク基板間に存在していた互いに引き合う力を解
放し、確実に基板を分離することができる。
【0026】(実施例2)実施例1の構成において、エ
ア噴出ノズル22へ供給する圧縮エア回路に静電除去機
構(除電ブロー)をさらに付加することにより、上述の
ごとくの基板分離性能を一層高めることができる。
【0027】(実施例3)図3は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の他の実施例を説明するための装置
の要部概略構成図で、図中、23はディスク基板検出セ
ンサである。実施例1の構成において、エア噴出口22
eは、上部1枚目と2枚目のディスク基板10の間に生
じる間隙の中間高さに位置した場合に、その基板分離性
能を最も発揮する。最上部1枚目のディスク基板10の
位置を外部センサで検出しようとする場合、基板の反り
やたわみの影響により正確な位置検出は困難である。そ
こでセンターポール21内に基板検出センサ23を内蔵
させることで最上部のディスク基板10の位置を確実に
検出することができる。
【0028】(実施例4)図4は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するための
装置の要部概略構成図で、図中、24a,24bはメカ
式の基板分離爪で、24aは基板分離爪の初期状態を示
し、24bは基板取り出し時の分離動作を実行した状態
を示す。実施例1ないし3の構成により基板分離機能を
付与することが可能であるが、より確実に基板を分離さ
せるために、センターポール21の所定高さに針状の基
板分離爪24a,24bを内蔵させ、取り出しアーム3
0が最上部のディスク基板10を吸着する際に、初期状
態の基板分離爪24aを押し出して24bに示すごとく
の状態とし、最上部のディスク基板10をフリーにして
取り出し可能とするとともに、2枚目以降のディスク基
板10が1枚目に伴って上方へ上がって行かないように
物理的にロックさせる。1枚目のディスク基板10の取
り出しが完了したら、基板分離爪24bを元に戻して2
4aに示す状態とし、積み重ねられたディスク基板全体
を所定高さまで上昇させる。
【0029】(実施例5)図5は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するための
装置の要部概略構成図で、図中、25は基板分離爪24
a,24bを動作させるダイアフラムである。本実施例
の機能は、実施例4と基本的に同様であるが、基板分離
爪24a,24bの動作をエアを供給することにより動
作するダイアフラムによって行うようにしたものであ
る。
【0030】(実施例6)図6は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するための
装置の要部概略構成図で、基板分離爪を動作させる手段
としてのメカバー32を備えた取り出しアーム30の要
部構成を図6(A)に、取り出しアーム30がスタック
ポールにアクセスし、メカバー32によって基板分離爪
が動作する機構を図6(B)に示す。実施例4の構成で
は、基板分離爪24a,24bの操作はスタックポール
20側から行われるが、取り出しアーム30自体に基板
分離爪24a,24bを動作させるメカバー32を備え
ることにより、基板分離爪24a,24b単独の制御は
不要となる。
【0031】(実施例7)図7は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するための
装置の要部概略構成図で、図中、26はエア受け入れ
口、33はエア供給口である。実施例5の構成では、ダ
イアフラム25へのエア供給操作はスタックポール20
側から行われるが、取り出しアーム30自体にエア供給
口33を設け、センターポール21の上部にエア受け入
れ口26を設けることにより、取り出しアーム30のセ
ンターポール21へのアクセスと供にダイアフラム25
へのエア供給を行うことができ、基板分離爪24a,2
4b単独の制御は不要となる。
【0032】(実施例8)図8は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するための
装置の要部概略構成図で、ここでは基板分離爪24a,
24bはディスク基板間へ挿入された状態で示してあ
る。本実施例は、実施例5の構成と基本的に同様である
が、基板分離爪24a,24b自体を上下移動させる機
構を持たせ、取り出しアーム30によるディスク基板1
0の取り出しに応じて、基板分離爪を上昇させるように
することにより、基板分離効果をさらに高めることがで
きる。
【0033】(実施例9)図9は、本発明によるディス
ク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するための
装置の要部概略構成図で、図中、27は基板分離機構用
穴、28は基板検出センサ用穴で、エア噴出ノズル2
2、ディスク基板検出センサ23は、スタックポールを
配置する装置側に設けられている。実施例1ないし5に
記載したエア噴出ノズル22、基板検出センサ23、基
板分離爪24a,24b等は非常に小さなスペースに組
み込まれた精密部品であり、センターポール21内への
取り付けには高精度な位置決め作業が必要となる。通常
スタックポール20は1つの基板投入/排出機構に付き
十数個ほど用意されるので、上述したごとくの精密部品
をスタックポール20を配置する装置側に固定し、スタ
ックポール20側には基板分離機構用穴27と、基板検
出センサ用穴28だけを設けておくことにより、設備コ
ストの削減が可能となる。
【0034】(実施例10)図10は、本発明によるデ
ィスク枚葉取り出し装置の更に他の実施例を説明するた
めの装置の要部概略構成図で、図中、41,42はそれ
ぞれスタックポールを配置する装置側に設けられた基板
分離機構用コネクタ、基板検出センサ用コネクタであ
る。実施例3のごとくに、エア噴出ノズル22、基板検
出センサ23、基板分離爪24a,24b等の精密部品
を個々のスタックポール20に持たせることにより、ス
タックポールの交換時に精密位置決め作業が不要とな
る。ただし電気配線やエア配管作業が必要となるため、
そのままでは交換作業に時間を要することになる。そこ
でスタックポール20側とスタックポール20を配置す
る設備側のそれぞれに電気とエアの配管・配線をコネク
タ化して設けることにより、スタックポール交換作業を
簡便化することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の効果:ディスク基板に一切傷
つけることなく、非常に簡便な機構により積載されたデ
ィスク基板を分離することが可能となる。
【0036】請求項2の効果:積載されたディスク基板
の分離性能を一層高めることが可能となり、さらにディ
スク基板上に堆積したゴミを除去する効果が得られる。
【0037】請求項3の効果:ディスク基板の取り出し
の際に、2枚目のディスク基板が1枚目に伴って上がっ
て行かないようにメカ的にロックすることができるた
め、万一ディスク基板同士が固着してしまったような場
合でも、確実にディスク基板を分離することができる。
【0038】請求項4の効果:基板分離用爪の動作機構
として、メカ的な機構をほとんど必要としないので、セ
ンターポール内部の小さいスペースに容易に設置するこ
とができる。
【0039】請求項5の効果:ディスク基板の反りやた
わみ影響を受けずに、最上面のディスク基板位置を確実
に検出することができる。
【0040】請求項6の効果:取り出しアームがディス
ク基板の取り出しを行うときに、取り出しアームに備え
られたメカバーにより基板分離用爪を動作させるので、
取り出しアーム側とスタックポール側とで同期を取る必
要が無くなり、制御が簡易になると同時に、基板取り出
しの高速性,確実性も向上する。
【0041】請求項7の効果:取り出しアームがディス
ク基板の取り出しを行うときに、取り出しアーム側から
ダイアフラムにエアを供給し、基板分離用爪を動作させ
るので、取り出しアーム側とスタックポール側とで同期
を取る必要が無くなり、制御が簡易になると同時に、基
板取り出しの高速性,確実性も向上する。
【0042】請求項8の効果:基板分離用爪を上下に移
動可能とすることにより、基板分離をさらに確実に実行
することが可能となる。
【0043】請求項9の効果:エア噴出ノズル、または
基板分離用爪、及び検出用センサをスタックポールを配
置する設備側に備え、スタックポールにはこれらを作用
させる穴が備えられていることにより、感度調整,位置
調整等の作業が容易で、スタックポール個々のバラツキ
が無く、設備全体のコスト削減が可能となる。
【0044】請求項10の効果:エア噴出ノズル、また
は基板分離用爪、及び検出用センサをスタックポール内
に備え、これらの接続用コネクタをスタックポール底部
に備えたことにより、スタックポール交換時の精密位置
決め作業と配線作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置を用
いたスタックポール搬送方式を説明するための斜視図で
ある。
【図2】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の一
実施例を説明するための装置の要部概略構成図である。
【図3】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の他
の実施例を説明するための装置の要部概略構成図であ
る。
【図4】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の更
に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図で
ある。
【図5】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の更
に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図で
ある。
【図6】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の更
に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図で
ある。
【図7】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の更
に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図で
ある。
【図8】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の更
に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図で
ある。
【図9】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の更
に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図で
ある。
【図10】 本発明によるディスク枚葉取り出し装置の
更に他の実施例を説明するための装置の要部概略構成図
である。
【符号の説明】
10…ディスク基板、10a…スタックリング、20…
スタックポール、21…センターポール、22…エア噴
出ノズル、22e…エア噴出口、23…ディスク基板検
出センサ、24a,24b…基板分離爪、25…ダイア
フラム、26…エア受け入れ口、27…基板分離機構用
穴、28…基板検出センサ用穴、30…取り出しアー
ム、31…吸着パット、32…メカバー、33…エア供
給口、41…基板分離機構用コネクタ、42…基板検出
センサ用コネクタ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク基板を複数積載可能なスタック
    ポールを有し、該スタックポールから前記ディスク基板
    を一枚ずつ取り出す動作を行うディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、前記スタックポールは、所定位置に
    エア噴出孔を備え、前記ディスク基板を取り出す動作を
    行う際、前記エア噴出口からエアを噴出させることによ
    り、積載した複数の前記ディスク基板から一枚のディス
    ク基板を分離することを特徴とするディスク基板の枚葉
    取り出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、前記エア噴出口から噴出させるエア
    として、静電除去処理したエアを用いることを特徴とす
    るディスク基板の枚葉取り出し装置。
  3. 【請求項3】 ディスク基板を複数積載可能なスタック
    ポールを有し、該スタックポールから前記ディスク基板
    を一枚ずつ取り出す動作を行うディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、前記スタックポールは、積載した前
    記ディスク基板の所定位置に挿入動作を行う基板分離用
    爪を有し、前記基板分離用爪の動作により、積載した複
    数の前記ディスク基板から一枚のディスク基板を分離す
    ることを特徴とするディスク基板の枚葉取り出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、前記スタックポールは、エアにより
    動作するダイアフラムを有し、前記基板分離用爪の前記
    挿入動作を前記ダイアフラムにより行うことを特徴とす
    るディスク基板の枚葉取り出し装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか1記載のディ
    スク基板の枚葉取り出し装置において、前記スタックポ
    ールは、ディスク基板検出用センサを有し、該ディスク
    基板検出用センサにより、積載した複数の前記ディスク
    基板における最上部のディスク基板を検出することを特
    徴とするディスク基板の枚葉取り出し装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、前記ディスク基板を取り出す動作を
    行う取り出しアームに、前記スタックポールに作用して
    前記基板分離用爪の挿入動作を実行させるメカバーが備
    えられていることを特徴とするディスク基板の枚葉取り
    出し装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、前記ダイアフラムを動作させるエア
    を、前記取り出しアームが前記ディスク基板を取り出す
    動作を実行するときに、前記取り出しアームより供給す
    るように構成したことを特徴とするディスク基板の枚葉
    取り出し装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか1記載のディ
    スク基板の枚葉取り出し装置において、前記基板分離用
    爪を上下に移動可能とすることを特徴とするディスク基
    板の枚葉取り出し装置。
  9. 【請求項9】 ディスク基板を複数積載可能なスタック
    ポールを有し、該スタックポールから前記ディスク基板
    を一枚ずつ取り出す動作を行うディスク基板の枚葉取り
    出し装置において、積載した複数の前記ディスク基板か
    ら一枚のディスク基板を分離するためのエア噴出ノズ
    ル、または積載された前記ディスク基板の所定位置に挿
    入動作を行う基板分離用爪、及び前記ディスク基板を検
    出する検出用センサを前記スタックポールを配置する設
    備上に備え、前記スタックポールは、前記エア噴出ノズ
    ル、または前記基板分離用爪、及び前記検出用センサを
    積載された前記ディスク基板に作用可能とする穴を有す
    ることを特徴するディスク基板の枚葉取り出し装置。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし8いずれか1記載のデ
    ィスク基板の枚葉取り出し装置において、前記エア噴出
    ノズルにエアを供給するエア供給路、または前記基板分
    離用爪に接続する電気配線、及び前記基板検出用センサ
    に接続する電気配線を前記スタックポールの底部でコネ
    クタとして構成したことを特徴とするディスク基板の枚
    葉取り出し装置。
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