JPH0583501U - 防振ゴムの振れ止め装置 - Google Patents

防振ゴムの振れ止め装置

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JPH0583501U
JPH0583501U JP3083592U JP3083592U JPH0583501U JP H0583501 U JPH0583501 U JP H0583501U JP 3083592 U JP3083592 U JP 3083592U JP 3083592 U JP3083592 U JP 3083592U JP H0583501 U JPH0583501 U JP H0583501U
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JP
Japan
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plate
metal fitting
rubber
fixed
steady
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JP3083592U
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Inventor
和男 肥後
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振れ止め金具の個別調節作業を無くし、取り
付け位置のずれによる振れ止め不良を無くするととも
に、製造コストの低減を図る。 【構成】 防振ゴム10のゴム本体11に上板14と下板16を
固着し、上板14に上部振れ止め金具21を、下板16に下部振
れ止め金具を22をそれぞれ付設する。下部金具22は、ゴム
本体11から離れた位置で、下板16から上向きに固着突出
し、上部金具21は、下部金具22に対して水平方向に振れ許
容隙間Hを隔てて、上板14から下向きに固着突出する。下
部金具22と上板14との間の上部隙間Sa、及び上部金具21
と下板16との間の下部隙間Sbのうち、その一方の隙間の
寸法を圧縮許容寸法Vに設定するとともに、その他方の隙
間の寸法を圧縮許容寸法V以上に設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、防振ゴムの振れ止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、本出願人の提案に係るもので、例えば実願昭51−1 6376号に開示されたものが知られている。 この従来技術は、図5〜図6で示すように、防振ゴム110のゴム本体111 に上板114と下板116とを固着し、その上板114を上部固定ボルト115 でエンジンEのベースフレーム102に固定し、下板116をエンジン支持フレ ーム104に下部固定ボルト117で固定し、上記ベースフレーム102に上部 振れ止め金具121を付設するとともに、上記エンジン支持フレーム104に下 部振れ止めボルト122を付設して成り、上部振れ止め金具121の下端を下板 116に固定した接当板118に接当させて上記ゴム本体111の異常圧縮を阻 止するとともに、下部振れ止めボルト122を上記ベースフレーム102の側面 102bに接当させてゴム本体111の異常横振れを阻止するように構成されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術では、上部振れ止め金具121及び下部振れ止めボルト122が 防振ゴム110とは別体に付設されているため、これらの振れ止め金具121・ 122の取り付け位置(接当位置)の調節が個別に必要となり、その調節作業が 煩わしい。また、組み付け時に取り付け位置がずれると振れ止め不良を生じる。 しかも、これらの振れ止め金具121・122は、防振ゴム110とは別部品と して加工され組み付けられるので、製造コストが高くつく。 本考案はこのような事情を考慮してなされたもので、上記振れ止め金具の個別 調節作業を無くし、取り付け位置のずれによる振れ止め不良を無くするとともに 、製造コストの低減を図ることを技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するものとして、以下のように構成される。 即ち、防振ゴム10のゴム本体11の上端面に上板14を、その下端面に下板 16を固着し、その上板14に上部固定具15を、下板16に下部固定具17を 付設し、上記上板14に上部振れ止め金具21を、下板16に下部振れ止め22 をそれぞれ付設し、これらの振れ止め金具21・22は上記ゴム本体11の異常 圧縮と異常横振れとを阻止するように構成した防振ゴムの振れ止め装置において 、 上記下部金具22は、前記ゴム本体から離れた位置で、前記下板16から上向 きに固着突出し、 上記上部金具21は、上記下部金具22に対して水平方向に振れ許容隙間Hを 隔てて、前記上板14から下向きに固着突出し、 上記下部金具22と上板14との間の上部隙間Sa、及び上記上部金具21と 下板16との間の下部隙間Sbのうち、その一方の隙間の寸法を圧縮許容寸法V に設定するとともに、その他方の隙間の寸法を圧縮許容寸法V以上に設定し て構成したことを特徴とするものである。
【0005】
【考案の作用・効果】
本考案は、以下のような作用・効果を奏する。 本考案では、上部振れ止め金具21及び下部振れ止め22は、防振ゴム10の 水平方向の振れ許容量H及び圧縮許容量Vを考慮して、あらかじめ防振ゴム10 に一体に付設されており、これらの振れ止め金具21・22は、防振ゴム10と 一体部品として加工され組み付けられる。
【0006】 つまり、これらの振れ止め金具21・22は防振ゴム10と一体部品として加 工され組み付けられるので、防振ゴム10を装着する際に上記振れ止め金具21 ・22の取り付け位置の調節は一切不要となる。これにより、従来技術のような 煩わしい調節作業は不要になり、これらの振れ止め金具21・22の取り付け位 置が振動によりずれることもなくなる。しかも、従来例の別部品として製造する ものよりも製造コストは安くつく。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいてさらに詳しく説明する。図1〜図2は本 考案の第1の実施例を示し、図1(A)は防振ゴムの要部縦断面図、図1(B)は図 1(A)中のB−B線横断平面図、図2は上記防振ゴムの使用例を示すエンジン作 業機の正面図である。
【0008】 上記エンジン作業機は、図2で示すように、車台1と車台1上に搭載されたエ ンジンE・作業機(図示せず)及び防音ケース5とから成り、車台フレーム2と エンジンEのベースフレーム4との間に左右一対の防振ゴム10・10が介在さ れ、エンジンEを防振ゴム10・10で防振支持するように構成されている。
【0009】 上記防振ゴム10は、図1で示すように、円柱状のゴム本体11の上端面と下 端面に上下一対の上板14と下板16を固着し、この上板14と下板16はゴム 本体11の軸心から離れて斜め横方向へ上固定偏位部分14a・下固定偏位部分 16aを延出し、その上固定偏位部分14aの中央部には上部固定ボルト15を 上向きに、下固定偏位部分16aの中央部には下部固定ボルト17を下向きに突 設固定して成る。なお、上固定偏位部分14aの先端部14b及び下固定偏位部 分16aの先端部16bは、それぞれエンジンベース4及び車台フレーム2に対 する廻り止めとして形成されている。
【0010】 上記上板14の上固定偏位部分14aには、上部振れ止め金具21が、下板1 6の下固定偏位部分16aには下部振れ止め22がそれぞれ付設され、これらの 振れ止め金具21・22は上記ゴム本体11の異常圧縮と異常横振れとを阻止す るように構成されている。 即ち、上記下部金具22は下板16の下固定偏位部分16aから上向きに固着 突出し、上記上部金具21は平面視略コの字状の金具を上固定偏位部分14aか ら下向きに固着突出し、上部金具21と下部金具22との相対位置が、前後左右 方向の振れ許容隙間Hとなるように、また下部金具22と上固定偏位部分14a との間の上部隙間Saが圧縮許容寸法V以上となるように、かつ、上部金具21 と下固定偏位部分16aとの間の下部隙間Sbが圧縮許容寸法Vとなるように設 定されている。
【0011】 上記構成によれば、これらの振れ止め金具21・22は防振ゴム10と一体部 品として加工され組み付けられるので、防振ゴム10を装着する際に上記振れ止 め金具21・22の取り付け位置の調節は一切不要となる。これにより、従来技 術のような煩わしい調節作業は不要になり、これらの振れ止め金具21・22の 取り付け位置が組み付け時にずれることもなくなる。しかも、従来例の別部品と して製造するものよりも製造コストは安くつく。
【0012】 図3は本考案の第2の実施例を示し、同図(A)は防振ゴムの要部縦断面図、同 図(B)は図3A中のB−B線横断平面図である。 この実施例は、図3で示すように、前記下固定偏位部分16aの先端部三方を 上向きに折り曲げて、平面視略コの字状の下部金具22を突出し、上部金具21 は上固定偏位部分14aから下向きに固着突出し、上部金具21と下部金具22 との相対位置が、前後左右方向の振れ許容隙間Hとなるように、また上部金具2 1と下固定偏位部分16aとの間の下部隙間Sbが圧縮許容寸法Vとなるように 設定され、その他の点は第1の実施例と同様に構成されている。これにより、第 1の実施例と同様の作用・効果を奏する。
【0013】 図4は本考案の第3の実施例を示し、同図(A)は防振ゴムの要部縦断面図、同 図(B)は図4(A)中のB−B線横断平面図である。 この実施例では下部金具22は、図4で示すように、下板16の外周部16c に沿ってスポット溶接された円弧状の下固着部分22bと、この下固着部分22b から上向きに折り曲げた上向き突出部分22aとから成る。 同様に上部金具21は上板14の外周部14aに沿ってスポット溶接された円 弧状の上固着部分21bと、この上固着部分21bから下向きに折り曲げた下向き 突出部分21aとから成る。
【0014】 即ち、上部金具21は平面視略コの字状の下向き突出部分21aを備え、この 下向き突出部分21aと上向き突出部分22aとの相対位置が、前後左右方向の 振れ許容隙間Hとなるように、また上向き突出部分22aと上部金具21の上固 着部分21bとの間の上部隙間Saが圧縮許容寸法Vとなるように設定されてい る。これにより、第1の実施例と同様の作用・効果を奏する。 なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、上部金具や下部金具の固定方 法についても、適宜変更を加えて実施し得ることは多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示し、同図(A)は防振
ゴムの要部縦断面図、図(B)は図1(A)中のB−B線横
断平面図である。
【図2】本考案の防振ゴムの使用例を示すエンジン作業
機の正面図である。
【図3】本考案の第2の実施例を示し、同図(A)は防振
ゴムの要部縦断面図、同図(B)は図3(A)中のB−B線
横断平面図である。である。
【図4】本考案の第3の実施例を示し、同図(A)は防振
ゴムの要部縦断面図、同図(B)は図4(A)中のB−B線
横断平面図である。
【図5】従来例の防振ゴムの使用例を示すエンジン作業
機の正面図である。
【図6】図5中のD−D線矢視横断平面図である。
【符号の説明】
10…防振ゴム、 11…防振ゴムのゴム本
体、14…防振ゴムの上板、 15…上部固定具
(固定ボルト)、16…防振ゴムの下板、 17
…下部固定具(固定ボルト)、21…上部振れ止め金
具、 22…下部振れ止め金具、H…水平方向の振
れ許容隙間、 V…圧縮許容寸法、Sa…下部金具と
上板との間の上部隙間、Sb…上部金具と下板との間の
下部隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防振ゴム(10)のゴム本体(11)の上端面に
    上板(14)を、その下端面に下板(16)を固着し、その上板
    (14)に上部固定具(15)を、下板(16)に下部固定具(17)を
    付設し、 上記上板(14)に上部振れ止め金具(21)を、下板(16)に下
    部振れ止め(22)をそれぞれ付設し、これらの振れ止め金
    具(21)・(22)は上記ゴム本体(11)の異常圧縮と異常横振
    れとを阻止するように構成した防振ゴムの振れ止め装置
    において、 上記下部金具(22)は、前記ゴム本体(11)から離れた位置
    で、前記下板(16)から上向きに固着突出し、 上記上部金具(21)は、上記下部金具(22)に対して水平方
    向に振れ許容隙間(H)を隔てて、前記上板(14)から下向
    きに固着突出し、 上記下部金具(22)と上板(14)との間の上部隙間(Sa)、
    及び上記上部金具(21)と下板(16)との間の下部隙間(S
    b)のうち、その一方の隙間の寸法を圧縮許容寸法(V)に
    設定するとともに、その他方の隙間の寸法を圧縮許容寸
    法(V)以上に設定して構成したことを特徴とする防振ゴ
    ムの振れ止め装置。
JP3083592U 1992-04-10 1992-04-10 防振ゴムの振れ止め装置 Pending JPH0583501U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026606A1 (ja) 2003-09-09 2005-03-24 Honda Motor Co., Ltd. エンジン駆動式作業機
JP2016033396A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 特許機器株式会社 防振減震装置

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