JPH0582713U - エアバッグ装置用インフレータ - Google Patents

エアバッグ装置用インフレータ

Info

Publication number
JPH0582713U
JPH0582713U JP024089U JP2408992U JPH0582713U JP H0582713 U JPH0582713 U JP H0582713U JP 024089 U JP024089 U JP 024089U JP 2408992 U JP2408992 U JP 2408992U JP H0582713 U JPH0582713 U JP H0582713U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
inflator
enhancer
gas
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP024089U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 服部
宗治 松波
清 恒川
紅三 河野
喜英 坂口
明 川口
Original Assignee
株式会社東海理化電機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東海理化電機製作所 filed Critical 株式会社東海理化電機製作所
Priority to JP024089U priority Critical patent/JPH0582713U/ja
Publication of JPH0582713U publication Critical patent/JPH0582713U/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各構成部品の組付け性を向上できるエアバッ
グ装置用インフレータを得る。 【構成】 インフレータ12内に第1収容室70、第2
収容室72及び第3収容室74が形成されており、これ
らの収容室70乃至74の各々に対応して第1ユニット
缶76、第2ユニット缶124及び第3ユニット缶14
0が設けられている。第1ユニット缶76には、起動装
置80及びエンハンサ78が収容され、第2ユニット缶
124にはガス発生物資138が収容され、さらに第3
ユニット缶140には、クーラント142及びフィルタ
144が収容されている。インフレータ12内に起動装
置80等の各部品を組付ける場合には、第1ユニット缶
76、第2ユニット缶124及び第3ユニット缶140
の各々をこれに対応る各収容室70乃至74に装着する
だけでよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、膨張した袋体によって乗員の慣性力を吸収するエアバッグ装置に用 いられ、車両急減速時にガスをエアバッグ袋体に供給するエアバッグ装置用イン フレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ装置では、車両急減速時にガスを発生するインフレータが設けられ ている。このインフレータは、アルミニウム製の上カバー及び下カバーが接合さ れて略円筒状とされ、内部には、複数個の収容室が形成されており、各々の収容 室に起動装置、着火部材(エンハンサ)、クーラント及びガス発生物質が収容さ れている。
【0003】 車両急減速時には、起動装置が作動され、この起動装置の作動に基づいて着火 部材が着火されてガス発生物質が燃焼されることによりガスが発生する。このガ スは、クーラント及びフィルタを介して冷却され、燃えかす等が除去された状態 で、エアバッグ袋体内に供給されこのガスによる圧力により、エアバッグ袋体が 膨張するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、インフレータを構成する各部品は、上記の如 く、起動装置等多数あり、組付けが煩雑であった。
【0005】 本考案は上記事実を考慮し、各構成部品の組付け性を向上できるエアバッグ装 置用インフレータを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るエアバッグ装置用インフレータは、起動装置が着火部材を着火さ せ、着火部材からの火炎によりガス発生物質から大量のガスを発生させ袋体へ供 給するエアバッグ装置用インフレータであって、前記起動装置及び着火部材を収 容する同心状に形成された複数の容器と、これらの容器を別個に収容する収容室 が設けられた筒体と、を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案に係るエアバッグ装置用インフレータでは、起動装置、着火部材及びガ ス発生物質が複数の容器に予め収容されている。インフレータを構成する起動装 置等の各部品を組付ける場合には、複数の容器の各々をこれに対応する収容室に 収容するだけでよく、各部品を個々収容室内に組付ける必要がなくなり、組付け が極めて容易である。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例に係るエアバッグ装置用インフレータを図1乃至図4に基づ き説明する。
【0009】 図2(矢印FRは、車両前方を示す)には、エアバッグ装置10が示されてい いる。エアバッグ装置10は、インフレータ12、カバー14、袋体16とで構 成され、ステアリングホイール18のハブ20に支持されたベースプレート22 に取付けられている。
【0010】 インフレータ12は、ステアリングホイール18の回転軸線回りに外周壁が形 成される円筒形状とされ、ベースプレート22に取付フランジ24によって固定 されている。
【0011】 袋体16は、ベースプレート22の乗員側に折り畳まれた状態で配置され、ガ ス供給口26を備えており、インフレータ12の外周壁に形成されたガス孔68 がガス供給口26内に入り込むように、ガス供給口26の周縁部が、取付けリン グ28によってベースプレート22に固定されている。
【0012】 カバー14は、ベースプレート22の乗員側に固定されてベースプレート22 との間に袋体16を格納している。カバー14の乗員と対向する底壁には、薄肉 部29が形成されており、この部分で破断され易くなっている。
【0013】 ここで、インフレータ12について詳述する。 図1に示すように、インフレータ12では、一対の大径筒体(第1大径筒体3 2及び第2大径筒体34)が設けられている。第1大径筒体32は、底付き円筒 状とされ、ステアリングホイール18の回転軸線と同軸の軸線Aを円周中心線と する周壁36を備え、一端部(乗員側の端部)が底壁38で閉成され、他端部( 反乗員側の端部)が開放されている。第2大径筒体34は、フランジ付きの底付 き円筒状とされ、軸線Aを円周中心線とする周壁40を備え、一端部(反乗員側 の端部)が底壁42で閉成され、他端部(乗員側の端部)が開放されて開放端部 周縁に上記取付フランジ24が外方に屈曲形成されている。第1大径筒体32の 周壁36の軸方向中間部と、第2大径筒体34の周壁40の開口端部が接合部4 5でレーザ溶接等によって接合されることにより、第1大径筒体32と第2大径 筒体34とが互いに固定されている。
【0014】 大径筒体32、34の内部には、中間径筒体48が設けられ、また、中間径筒 体48の内部には、小径筒体50が設けられている。中間径筒体48、小径筒体 50は共に、円筒状とされ、軸線Aを円周中心線とする周壁52、54を各々備 え、それら両端部(乗員側の端部及び反乗員側の端部)は共に、開放されている 。
【0015】 大径筒体32、34の底壁38、42には、図1に示される如く、断面がU字 状の突条部60、62が形成されている。これらの突条部60、62は、各々イ ンフレータ12を軸線A方向から見た平面形状が環状となるようにインフレータ 12の外方へ突設されている。各々の突条部60、62は、中間径筒体48及び 小径筒体50の各々の両端部を挟持した状態で保持しており、この挟持部がレー ザ溶接等によって接合されて中間径筒体48及び小径筒体50が第1大径筒体3 2と第2大径筒体34との間に固定されている。
【0016】 なお、小径筒体50の周壁54には、乗員側の端部に伝火通孔64が形成され 、中間径筒体48の周壁52には、反乗員側の端部に連通孔66が形成されてい る。また、第1大径筒体32の周壁36には、乗員側の部位にガス孔68が形成 されており、伝火通孔64、連通孔66、ガス孔68は、周方向に沿って各々複 数個形成されている。また、第2大径筒体34の底壁42には、軸線A周りに円 孔69が形成され、小径筒体50の内部と連通している。
【0017】 上記の如く、インフレータ12のハウジングが構成され、小径筒体50内に第 1収容室70が形成され、小径筒体50の周壁54と、中間径筒体48の周壁5 2との間に第2収容室72が形成され、更に中間径筒体48の周壁52と第1第 径筒体32の周壁36との間に第3収容室74が形成されている。
【0018】 第1収容室70には、第1ユニット缶76が収容されている。第1ユニット缶 76は、第1収容室70の室内形状に対応して円筒形状とされ、第1収容室70 内に密着した状態で設けられており、内部には、乗員側にエンハンサ(火薬)7 8が、反乗員側に起動装置80が各々収容されている。
【0019】 第1ユニット缶76は、プレス成形で絞り加工されて、一端部(乗員側)で底 付きとされ、他端部(反乗員側)は、別材の円形状の底板82で閉成されている 。底板82は、その周縁部が反乗員側へ向けて直角に屈曲されて係止部82Aと されて、この係止部82Aが第1ユニット缶76の周壁84の挟持部84Aによ り挟持された状態で保持されている。この挟持部84Aは、第1ユニット缶76 の端部が周方向全体に亘って開口部内方へU字状に屈曲されて形成されている。
【0020】 また、底板82と、これに対向する第2大径筒体34の底壁42との間には、 クッション材86が介在されている。なお、底板82には、円孔87が形成され 、起動装置80の反乗員側端面に膨出形成された膨出部83が円孔87から反乗 員側へ突出し、更に膨出部83に突出形成された突出首部85が第2大径筒体3 4の円孔69からハウジングの外部に突出している。
【0021】 図4に示すように、エンハンサ78は、エンハンサ充填缶92内に収容されて いる。エンハンサ充填缶92は、アルミニウム製で円板形状とされており、エン ハンサケース90の内部に収容されている。エンハンサケース90は、アルミニ ウム製で底付き円筒状とされ、軸線Aを円周中心とする周壁96を備え、一端部 (反乗員側の端部)が底壁98で閉成され、他端部(乗員側の端部)が開放され ている。エンハンサケース90内には、一対のつば付き雷管100が、エンハン サケース90の底壁98に形成された雷管貫通孔102を貫通した状態で収容さ れている。
【0022】 また、エンハンサケース90の底壁98には、一対の位置決め凹部104が形 成されている。位置決め用凹部104は、一対の雷管貫通孔102を通る直径線 と直交する直径線上に軸線Aを介して対称配置されており、位置決め凹部104 に、起動装置80の位置決め突起106が嵌入され、これにより、起動装置80 の着火ピン108が雷管100に衝突できる位置に配置されている。なお、着火 ピン108が雷管100に衝突すると、エンハンサ78が着火されるとともにエ ンハンサ充填缶92が破断される。
【0023】 また、エンハンサケース90の周壁96には、伝火孔110が形成されている 。伝火孔110は、円周方向に上記伝火通孔64と同一の角度ピッチで、複数個 形成されている。
【0024】 第1ユニット缶76の周壁には、伝火孔110に対向して多孔150が形成さ れている(図3参照)。多孔150は、周方向に沿って複数列に位置され、伝火 孔110ないし伝火通孔64のピッチより小さなピッチとされており、第1ユニ ット缶76が、第1収容室70において、エンハンサケース90及び小径筒体5 0に対して軸線A回りのいずれの相対回転位置にあっても、あるいは、軸線A方 向に多少のずれがあっても、多孔150を介して伝火孔110と伝火通孔64と が連通されるようになっている。
【0025】 これにより、エンハンサ78が着火されると、火花が、伝火孔110、多孔1 50、伝火通孔64を通って第2収容室72に到る。
【0026】 なお、エンハンサ充填缶92の乗員側の端面は、周縁が切欠かれて、この切欠 部に接着剤93が充填され、エンハンサ充填缶92がエンハンサケース90に固 定されている。一方、エンハンサ充填缶92の反乗員側の端面は、周縁部がエン ハンサケース90内面に密着されている。
【0027】 図4に示す如く、起動装置80では、円筒状のカバー112の内部に、ボール 114、ドライブシャフト116及び着火ピン108が設けられている。車両急 減速時に、ボール114が、慣性移動すると、ボール114の移動によってドラ イブシャフト116の一端部が押され、ドライブシャフト116は回動して、ド ライブシャフト116の中間部のトリガ部118と着火ピン108の係止つば1 20との係合が外れ、着火ピン108が雷管に向けて移動する。
【0028】 なお、図1に示す如く、第1ユニット缶76内には、エンハンサケース90と 、第1ユニット缶76の底板82との間に、第1ユニット缶76の周壁84内面 に沿って補強筒体122が配置されている。この補強筒体122により、起動装 置80がエンハンサ78の爆発力に充分耐え得るようになっている。
【0029】 第2収容室72には、第2ユニット缶124が収容される。第2ユニット缶1 24は、アルミニウム製とされ、第2収容室の室内形状に対応して環状形状(図 3参照)となっており第2収容室72に密着した状態で装着され、内部には、ガ ス発生物質充填缶126が収容されている。
【0030】 なお、第2ユニット缶124の内側周壁128には、伝火通孔64に対向して 、多孔152が形成される(図3参照)とともに、第2ユニット缶124の外側 周壁130には、中間径筒体52の連通孔66に対応して、多孔152、154 が形成されている(図3参照)。これらの多孔154は、周方向に沿って複数列 で伝火通孔64、連通孔66よりも小さなピッチで形成されており、第2ユニッ ト缶124が、第2収容室72に対して軸線A回りのいずれの相対回転位置にあ っても、あるいは、軸線A方向に多少のずれがあっても、伝火通孔64と多孔1 52と、そして、多孔154と連通孔66とはそれぞれ連通される。
【0031】 ガス発生物質充填缶126は、アルミニウム製とされ、内部にガス発生物質1 38が充填されている。
【0032】 また、第2ユニット缶124も、第1ユニット缶76と同様に、底付き円筒状 に形成され、反乗員側は、底上げされたリング状の底板132で閉じられ、底板 132と、第2大径筒体34の外筒体の底壁42との間には、環状のクッション 材134が介在されている。
【0033】 なお、ガス発生物質充填缶126の乗員側の端面は底上げされ、底板132と の間には、環状のクッション材136が介在されている。
【0034】 第2収容室72に到った火花は、第2ユニット缶124の多孔152を介して ガス発生物質充填缶126に到り、ガス発生物質138に伝火され、ガス発生物 質138が燃焼するとともにガス発生物質充填缶126が破断され、ガス発生物 質138の燃焼によって発生するガスは、第2ユニット缶124の多孔154、 中間径筒体50の連通孔66を通って第3収容室74に入る。
【0035】 第3収容室74には、第3ユニット缶140が収容されている。第3ユニット 缶140は、第3収容室74の室内形状に対応して環状形状とされ(図3参照) 第3収容室74に密着した状態で装着されており、内部には、反乗員側に高温の ガスを冷却するためのクーラント142が収容され、乗員側にフィルタ144と が収容されている。フィルタ144は、第1大径筒体32のガス孔68に対向し て第1大径筒体32の周壁36に沿って、環状に形成配置されている。
【0036】 なお、第3ユニット缶140の内側周壁148には、連通孔66に対向して、 多孔156が形成されるとともに、第3ユニット缶140の外側周壁149には 、ガス孔68に対向して、多孔158が形成されている(図3)。これら多孔1 56、158は、周方向に沿って複数列に位置され、連通孔66、ガス孔68の 各ピッチよりそれぞれ小さなピッチとされており、第3ユニット缶140が、第 3収容室74に対して軸線A回りのいずれの相対回転位置にあっても、あるいは 、軸線A方向に多少のずれがあっても、連通孔66と多孔156と、そして、多 孔158とガス孔68とが各々連通されるようになっている。
【0037】 発生ガスは、第3ユニット缶140の多孔156を通って、クーラント142 、フィルタ144を通過し、ガス孔68を介して袋体16の内部に供給される。
【0038】 また、第3ユニット缶140も、第1ユニット缶76と同様に、底付き円筒状 に形成され、反乗員側は、底上げされたリング状の底板160で閉じられ、底板 160と、第2大径筒体34の底壁42との間には、環状のクッション材162 が介在される。
【0039】 以下にインフレータ12の組付け工程を通して本実施例の作用を説明する。 インフレータ12を組付ける場合には、第1大径筒体32、中間筒体48及び 小径筒体50をレーザ溶接等によって接合し、第1収容室70、第2収容室72 及び第3収容室74を形成する。次に、第1ユニット缶76を第1収容室に装着 する。これにより、第1収容室70内にエンハンサ78、雷管100及び起動装 置80が組付けられる。さらに、第2ユニット缶124を第2収容室に装着する と共に、第3ユニット缶140を第3収容室74に装着する。これにより、ガス 発生物質138が第2収容室72内に組み込まれると共に、第3収容室74内に クーラント142及びフィルタ144が組み込まれる。
【0040】 上記の如く、第1ユニット缶76、第2ユニット缶124及び第3ユニット缶 140の各々が、第1収容室70、第2収容室72及び第3収容室74の各々に 装着された状態では、エンハンサケース90内と第2ユニット缶124内とが伝 火孔110、多孔150、伝火通孔64及び多孔152を介して連通されており 、エンハンサ78の着火により生じた火花がガス発生物質138に伝達可能とな っている。また、第2ユニット缶124内と第3ユニット缶140内とは多孔1 54、連通孔66及び多孔156を介して連通されており、ガス発生物質138 の燃焼により生じたガスが第3ユニット缶140内に供給されるようになってい る。さらに、第3ユニット缶140内と袋体16内とが、多孔158及びガス孔 68を介して連通されており、第3ユニット缶140内のガスが袋体16内に供 給されるようになっている。
【0041】 次に、第2大径筒体34を第1大径筒体32へ被せて中間筒体48及び小径筒 体50の他端を突条部60、62へ収容しこの収容部にレーザ溶接等を施すと共 に、第2大径筒体34を接合部45でレーザ溶接等を施し第2大径筒体34の底 壁42によって、第1収容室70、第2収容室72及び第3収容室74を閉止し てインフレータ12の組付けが完了する。
【0042】 本実施例では、各収容室70、72、74内に、各ユニット缶76、124、 140を詰めるだけで、エンハンサ78等を収容可能とでき、インフレータ12 の組立作業が容易かつ迅速になされる。さらに、エンハンサ78及びガス発生物 質138を各々第1ユニット缶76及び第2ユニット缶124の各々に収容して いるので、エンハンサ78やガス発生物質138が組付け前の取扱時に着火され たりする心配はない。
【0043】 上記の如く、組付けられたインフレータ12では、車両急減速時には、起動装 置80が作動してエンハンサ78が着火され、火花が伝火孔110、多孔150 、伝火通孔64及び多孔152を介してガス発生物質138に伝火される。これ により、ガス発生物質138は、ガスを発生し、このガスは、多孔154、連通 孔66及び多孔156を介して第3ユニット缶140内に至り、クーラント14 2を通過し、ガスが冷却されると共に、フィルタ144を介して燃えかす等が除 去された状態で袋体16内に供給され、袋体16が膨張する。
【0044】 なお、上記実施例では、第1収容室70に起動装置80及びエンハンサ78を 収容し、第2収容室72にガス発生物質138を収容し、第3収容室74にクー ラント142及びフィルタ144を収容したが、起動装置80等の各部品を収容 させる収容室は上記に限定されず、種々の組合せで収容してもよい。
【0045】 さらに、上記実施例では、中間筒体48及び小径筒体50は、第1大径筒体3 2及び第2大径筒体34の各々の底壁38、42の突条部60、62に収容して 接合しているが、底壁38、42を突条部60、62を形成することなく平坦と しておき、この平坦部に、中間筒体48及び小径筒体50の両端部を接合しても よい。
【0046】
【考案の効果】
本考案に係るエアバッグ装置用インフレータによれば、各構成部品の組付け性 を向上できるエアバッグ装置用インフレータを得ることができるという優れた効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るエアバッグ装置用インフレータ
を、ステアリングの回転軸線方向に沿って切断して示す
断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るエアバッグ装置用イン
フレータがステアリングホイールに取付けられた状態を
示す断面図である。
【図3】各ユニット缶を示す斜視図である。
【図4】本実施例に係るインフレータの第1ユニット缶
内に収容されるエンハンサ、起動装置等を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置 16 袋体 32 第1大径筒体(筒体) 34 第2大径筒体(筒体) 70 第1収容室 72 第2収容室 74 第3収容室 76 第1ユニット缶(容器) 78 エンハンサ(着火部材) 80 起動装置 124 第2ユニット缶(容器) 138 ガス発生物質 140 第3ユニット缶(容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河野 紅三 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 坂口 喜英 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 川口 明 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動装置が着火部材を着火させ、着火部
    材からの火炎によりガス発生物質から大量のガスを発生
    させ袋体へ供給するエアバッグ装置用インフレータであ
    って、前記起動装置及び着火部材を収容する同心状に形
    成された複数の容器と、これらの容器を別個に収容する
    収容室が設けられた筒体と、を有することを特徴とする
    エアバッグ装置用インフレータ。
JP024089U 1992-04-15 1992-04-15 エアバッグ装置用インフレータ Expired - Lifetime JPH0582713U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP024089U JPH0582713U (ja) 1992-04-15 1992-04-15 エアバッグ装置用インフレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP024089U JPH0582713U (ja) 1992-04-15 1992-04-15 エアバッグ装置用インフレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582713U true JPH0582713U (ja) 1993-11-09

Family

ID=12128667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP024089U Expired - Lifetime JPH0582713U (ja) 1992-04-15 1992-04-15 エアバッグ装置用インフレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0582713U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000018618A1 (fr) * 1998-09-28 2000-04-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. Generateur de gaz pour coussin gonflable de securite et dispositif de coussin gonflable de securite
WO2003008240A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Generateur de gaz pour airbag et dispositif d'airbag
US6722694B1 (en) 1999-02-16 2004-04-20 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gas generator for multi-stage air bag and air bag device
JP2010254083A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Nippon Kayaku Co Ltd ガス発生器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000018618A1 (fr) * 1998-09-28 2000-04-06 Daicel Chemical Industries, Ltd. Generateur de gaz pour coussin gonflable de securite et dispositif de coussin gonflable de securite
US6722694B1 (en) 1999-02-16 2004-04-20 Daicel Chemical Industries, Ltd. Gas generator for multi-stage air bag and air bag device
WO2003008240A1 (fr) * 2001-07-19 2003-01-30 Daicel Chemical Industries, Ltd. Generateur de gaz pour airbag et dispositif d'airbag
JP2010254083A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Nippon Kayaku Co Ltd ガス発生器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5642904A (en) Two piece inflator housing
US5458371A (en) Crimp-formed joint housings for air bag inflators
JP2003112597A (ja) インフレータ
CN102282048A (zh) 用于车辆约束装置的气体发生器
WO2011125567A1 (en) Gas generator and method for assembling same
JPH0582713U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
EP1329365A1 (en) Gas generator
JPH10324219A (ja) ガス発生器
JPH0582716U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JPH09323614A (ja) エアバッグ用インフレータ
JPH074214U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JPH0582717U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
WO2001074631A1 (fr) Generateur de gaz
JPH0582715U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JP2562672Y2 (ja) エアバッグ装置のインフレータ用フィルタ
JPH0582718U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JPH0534464Y2 (ja)
JPH0582712U (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JPH07112652A (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JPH088917Y2 (ja) 助手席用エアバッグ装置
JPH081983Y2 (ja) エアバッグ用ガス発生器
JPH09142247A (ja) エアバッグ用インフレータ
JP2554536Y2 (ja) エアバッグ装置用インフレータ
JPH0534063U (ja) エアバツグ装置用インフレータ
WO2000044594A1 (fr) Générateur de gaz

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term