JPH0534464Y2 - - Google Patents

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JPH0534464Y2
JPH0534464Y2 JP1988032365U JP3236588U JPH0534464Y2 JP H0534464 Y2 JPH0534464 Y2 JP H0534464Y2 JP 1988032365 U JP1988032365 U JP 1988032365U JP 3236588 U JP3236588 U JP 3236588U JP H0534464 Y2 JPH0534464 Y2 JP H0534464Y2
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inflator
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両に取り付けられたエアバツグ袋体
を膨張させるエアバツグ装置用インフレータに関
する。
[従来の技術] 第5図に示す如くエアバツグ装置用インフレー
タ80内部には起動装置82が設けられ、起動装
置82によつて車両急減速時等にエアバツグ袋体
(図示せず)を膨張させてステアリングホイール
(図示せず)と乗員との間に展開させるようにな
つている。
従来、この種の起動装置82は第6図に示され
るように、車両急減速時等に圧縮コイルばね84
に付勢力に抗してシリンダ86内に収納されてい
る球形のボール88が矢印A方向に移動しアーム
90を介してシヤフト92を時計回り方向へ揺動
させて、シヤフト92と着火ピン94の係止を解
除することにより着火ピン94が雷管96に衝突
して伝爆薬(図示せず)及びガス発生物質98が
発火することによりガスが発生してガスがエアバ
ツグ装置用インフレータ80からエアバツグ袋体
内に噴出することによりエアバツグ袋体が膨張す
るように構成されている。
ところで、前記雷管96は第5図に示すように
エアバツグ装置用インフレータ80の下部(第5
図下側)近傍に配置されているため外気の影響を
受けやすい。このため外気の急激な温度変化等に
よつて着火剤の性能が劣化する恐れがある。
また、エアバツグ装置用インフレータ80の組
付作業はエアバツグ装置用インフレータ80のア
ツパケース80Aとロアケース80B内にガス発
生物質98を充填させて、雷管96を取り付けた
後起動装置82を取り付け、前記雷管96上に伝
爆薬を配置してアツパカバー80Aとロアカバー
80Bを溶接等により密閉していた。
このためエアバツグ装置用インフレータ80の
組付作業は慎重に行なわなければならず組付作業
の能率は良くなかつた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記事実を考慮し、外気の急激な温度
変化等により雷管の着火性能が影響を受けること
を防ぐと共に、エアバツグ装置用インフレータの
組付作業の能率が向上するエアバツグ装置用イン
フレータを提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るエアバツグ装置用インフレータ
は、ガス発生物質が収容され中央部に凹部が形成
されたケースと、前記凹部の底部に配置されてガ
ス発生物質の燃焼基端となる雷管と、前記雷管を
発火させる着火ピンを有し、前記雷管に対して前
記着火ピンが対向するように前記凹部内にその開
放側から挿入配置される起動装置と、底壁部及び
周壁部を有し、前記起動装置の前記凹部内への挿
入配置後に前記凹部の開放側から嵌め込まれ、嵌
め込まれた状態では前記底壁部によつて前記起動
装置の底部を固定しかつ前記周壁部によつて前記
起動装置の外周部を固定するキヤツプと、を備え
たことを特徴としている。
[作用] 上記構成によれば、エアバツグ装置用インフレ
ータのケースの凹部の底部に雷管が配置されるの
で、雷管が外気の温度変化等の影響を受けにくく
なる。
また、組付手順は以下の通りとなる。まず、ケ
ース内にガス発生物質を収容させた後、雷管が凹
部の底部に配置される。次いで、雷管に対して着
火ピンが対向するように、起動装置が凹部内にそ
の開放側から挿入配置される。その後、キヤツプ
が凹部の開放側から嵌め込まれる。
つまり、起動装置がインフレータに後付けされ
ることになる。すなわち、インフレータ自体の組
付が終了した後に、起動装置を組付けることがで
きる。このため、起動装置とインフレータ自体を
別々にユニツト化して別々に輸送し、最終的に両
者を組付けて一体化することができる。従つて、
輸送時等に何らかの衝撃を起動装置が受けて作動
しても、インフレータのケース内のガス発生物質
が燃焼してしまうという事態は生じない。
また、キヤツプが嵌め込まれた状態では、キヤ
ツプの底壁部によつて起動装置の底部が固定さ
れ、かつ、キヤツプの周壁部によつて起動装置の
外周部が固定される。従つて、起動装置がインフ
レータのケースの凹部内に確実に固定される。
さらに、起動装置の組付は凹部の開放側から行
われ、キヤツプの組付も凹部の開放側から行われ
る。つまり、起動装置もキヤツプもその組付方向
は同方向である。従つて、組付作業性が良く、し
かも起動装置やキヤツプが組付不完全な状態です
べての組付作業が終了してしまうといつた誤組付
が防止される。なお、付言すると、例えば起動装
置の組付方向と起動装置を固定するための部品の
組付方向とが同軸上で相反する場合には、前記同
方向の場合に比べ組付作業性が当然劣るし、ま
た、仮に固定用の部品が不完全に組付けられた場
合においても起動装置側から見ると固定用部品の
組付状態を見ることができないため、誤組付が生
じることがある。
またさらに、キヤツプで起動装置を固定するの
で、全体の小型化を図ることができる。すなわ
ち、起動装置とその固定用部品との組付方向が同
軸上で相反する上記場合の具体例として例えばボ
ルト及びナツトを使うと、それだけインフレータ
が軸方向あるいは径方向へ全体的に大型化しがち
であるが、本願考案によればキヤツプの嵌め込み
によつて起動装置が固定されるのでインフレータ
を全体的に小型化することが可能である。
[実施例] 第1図乃至第4図には、本考案が適用されたエ
アバツグ装置用インフレータ10が示されてい
る。この実施例では第4図に示す如くエアバツグ
装置用インフレータ10はステアリングホイール
11(想像線で示す)に取り付けられている。
第4図に示される如くエアバツグ装置用インフ
レータ10は、ベースプレート12が図示しない
支持手段によりステアリングホイール11のハブ
11A(想像線で示す)に略平行に支持されてい
る。ベースプレート12には、エアバツグ装置用
インフレータ10の他にエアバツグ袋体16及び
カバー18が取り付けられている。
エアバツグ袋体16はベースプレート12の乗
員側(第4図上側)に折り畳まれた状態で配置さ
れている。このエアバツグ袋体16は開口側の縁
がベースプレート12の略中央部にリングプレー
ト14を介して取り付けられている。リングプレ
ート14は図示しないボルトでベースプレート1
2に締め付けられ、エアバツグ袋体16の開口側
の縁をベースプレート12に押し付けている。
カバー18はベースプレート12の乗員側(第
4図上側)に配置されてベースプレート12との
間にエアバツグ袋体16を格納している。このカ
バー18は周囲に図示しない枠状の芯金が埋設さ
れ、芯金を介してリベツト等によりベースプレー
ト12へ取り付けられている。
エアバツグ装置用インフレータ10は略円柱形
状で、ベースプレート12の略中央部に貫通され
てエアバツグ装置用インフレータ10の上部はエ
アバツグ袋体16に挿入された状態で配置されて
いる。
該エアバツグ装置用インフレータ10は第1図
に示す如く断面略ハツト形状のアツパケース22
とロアケース24とから形成されている。該アツ
パケース22の中央部には底面視円形状の凸部2
2Aが形成され、該凸部22Aの外周にはねじ2
2Bが形成されている。前記ロアケース24の中
央部にも円筒部24Aが形成され、該円筒部24
Aの内周面にはねじ24Bが形成されている。
ロアケース24のアツパケース22の反対側の
中央部には凹部24Cが形成され、凹部24Cの
底部には雷管26が嵌入されている。該雷管26
は着火剤と一体であり、雷管26はアツパケース
22とロアケース24との当接面の中央部に配置
された伝爆薬28に連結している。
また、前記ロアケース24の凹部24Cの底部
には溝24Dが形成され、該溝24DにはOリン
グ29が配置されている。
アツパケース22とロアケース24の内部には
ガス発生物質30が充填されている。ガス発生物
質としては例えばアジ化ナトリウムを含有するも
のがある。
前記ロアケース24の凹部24Cにはガス発生
物質30を燃焼させるための起動装置34が内蔵
されている。
該起動装置34は第2図に示される如く円筒状
のケース36内にブロツク38に支持されて2個
のシリンダ40が並んで設けられている(図面で
は一方のシリンダ40のみを図示)。このシリン
ダ40内には球状のボール42が第2図矢印B方
向へ移動可能なように収容されている。ボール4
2は車両急減速時等に慣性力によつて第2図矢印
B方向へ移動するようになつている。
前記ボール42の車両前方方向にはアーム44
の一端部がボール42に当接して取り付けられて
いる。アーム44はシヤフト46の直径方向に形
成された孔を貫通してシヤフト46と一体になる
よう固着されている。そして、アーム44の他端
部には一端がブロツク38に支持された圧縮コイ
ルばね48がカバー50を介してアーム44の他
端部を車両前方方向へ付勢している。これによ
り、ボール42は通常時はシリンダ40内に収容
されるようにアーム44の一端部で車両後方方向
へ付勢されている。
前記シヤフト46の長手方向の一部には切欠部
52が形成されている。そして、この切欠部52
には圧縮コイルばね54に車両後方方向に付勢さ
れた着火ピン56の後端が係止され、この着火ピ
ン56はシヤフト46の揺動により雷管26に衝
突するようになつている。
雷管26は着火ピン56との衝突によつて雷管
26と一体になつている着火剤が着火して、伝爆
薬28に着火するようになつている。
そして、伝爆薬28の着火によりガス発生物質
30が着火することによりガスがエアバツグ装置
用インフレータ10からエアバツグ袋体16内に
噴出してエアバツグ袋体16が膨張するようにな
つている。
第1図で示す如く起動装置34の車両前方側に
はロアケース24の凹部24Cに螺入するキヤツ
プ58が螺入されて、起動装置34がロアケース
24から脱落しないようになつている。また、第
1図に示されるように、キヤツプ58が螺入され
た状態では、その底壁部58Aによつて起動装置
34の底面が固定されており、またキヤツプ58
の周壁部58Bによつて起動装置34の周面が固
定されている。従つて、この状態では、起動装置
34がその軸方向及び半径方向へガタつくことは
ない。
尚、前記溝24DにはOリング29を配置した
が外気を遮断するものであればシール等を配置し
てもよい。
次に本実施例の作用について説明する。
まず、エアバツグ装置用インフレータ10を組
み付ける場合は第3図Aに示すようにアツパケー
ス22とロアケース24の内部にガス発生物質3
0を充填する。また、ロアケース24の中央部に
は伝爆薬28を配置する。
そして、アツパケース22のねじ22Bとロア
ケース24のねじ24Bとが噛合するようにアツ
パケース22にロアケース24を螺入する。
そして、第3図Bに示すようにアツパケース2
2とロアケース24の当接面の外側を溶接により
固着する。
次に、ロアケース24の凹部24Cの底部の溝
24DにOリング29を配置した後、凹部24C
に起動装置34を嵌入して、キヤツプ58を凹部
24Cに螺入して、起動装置34をロアケース2
4に固着させる。
このため、起動装置34を最後に組み付けるの
で組付作業の能率が向上する。
また、雷管26はエアバツグ装置用インフレー
タ10の略中央部に配置されているので雷管26
と一体になつている着火剤は外気の影響を受けな
いので着火剤の劣化を防止できる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係るエアバツグ装
置用インフレータは、エアバツグ装置用インフレ
ータのケースの凹部の底部に雷管を配置したの
で、外気の温度変化等による影響を雷管が受けに
くくすることができるという優れた効果を有す
る。
また、本考案に係るエアバツグ装置用インフレ
ータは、起動装置をインフレータに後付けする構
成にしたので、輸送時等に何らかの衝撃を起動装
置が受けて作動しても、インフレータのケース内
のガス発生物質が燃焼してしまうという事態を生
じさせないという優れた効果を有する。
さらに、本考案に係るエアバツグ装置用インフ
レータは、キヤツプの底壁部によつて起動装置の
底部を固定し、かつ、キヤツプの周壁部によつて
起動装置の外周部を固定するので、起動装置をイ
ンフレータのケースの凹部内に確実に固定するこ
とができるという優れた効果を有する。
またさらに、本考案に係るエアバツグ装置用イ
ンフレータは、起動装置及びキヤツプの組付方向
を同方向としたので、組付作業性を向上させるこ
とができると共に誤組付を防止することができる
という優れた効果を有する。
またさらに、本考案に係るエアバツグ装置用イ
ンフレータは、キヤツプで起動装置を固定するの
で、全体の小型化を図ることができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はエアバツグ装置用インフレータの一部
縦断面図、第2図は起動装置の縦断面図、第3図
A,Bはエアバツグ装置用インフレータの組み付
け作用説明図、第4図はエアバツグ装置用インフ
レータをステアリングホイールに取り付けた状態
図、第5図は従来のエアバツグ装置用インフレー
タの一部縦断面図、第6図は従来のエアバツグ装
置用インフレータに取り付けられる起動装置の縦
断面図である。 10……エアバツグ装置用インフレータ、22
……アツパケース(ケース)、24……ロアケー
ス(ケース)、24C……凹部、26……雷管、
30……ガス発生物質、34……起動装置、56
……着火ピン、58……キヤツプ、58A……底
壁部、58B……周壁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガス発生物質が収容され中央部に凹部が形成さ
    れたケースと、 前記凹部の底部に配置されてガス発生物質の燃
    焼基端となる雷管と、 前記雷管を発火させる着火ピンを有し、前記雷
    管に対して前記着火ピンが対向するように前記凹
    部内にその開放側から挿入配置される起動装置
    と、 底壁部及び周壁部を有し、前記起動装置の前記
    凹部内への挿入配置後に前記凹部の開放側から嵌
    め込まれ、嵌め込まれた状態では前記底壁部によ
    つて前記起動装置の底部を固定しかつ前記周壁部
    によつて前記起動装置の外周部を固定するキヤツ
    プと、 を備えたことを特徴とするエアバツグ装置用イン
    フレータ。
JP1988032365U 1988-03-11 1988-03-11 Expired - Lifetime JPH0534464Y2 (ja)

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JP1988032365U JPH0534464Y2 (ja) 1988-03-11 1988-03-11

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JPH01144154U JPH01144154U (ja) 1989-10-03
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60248456A (ja) * 1984-02-15 1985-12-09 ブリード オートモティブ テクノロジィ インク 衝撃感知装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60248456A (ja) * 1984-02-15 1985-12-09 ブリード オートモティブ テクノロジィ インク 衝撃感知装置

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JPH01144154U (ja) 1989-10-03

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