JP2554536Y2 - エアバッグ装置用インフレータ - Google Patents

エアバッグ装置用インフレータ

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JP2554536Y2
JP2554536Y2 JP1991084003U JP8400391U JP2554536Y2 JP 2554536 Y2 JP2554536 Y2 JP 2554536Y2 JP 1991084003 U JP1991084003 U JP 1991084003U JP 8400391 U JP8400391 U JP 8400391U JP 2554536 Y2 JP2554536 Y2 JP 2554536Y2
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outer cylinder
cylinder
inflator
airbag
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一郎 服部
宗治 松波
清 恒川
紅三 河野
明 川口
喜英 坂口
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は膨張した袋体によって乗
員の慣性力を吸収するエアバッグ装置に用いられ、車両
急減速時にガスを袋体に供給するエアバッグ装置用イン
フレータに関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置では、車両急減速時にガ
スを発生するインフレータが設けられ、このインフレー
タにより発生したガスが袋体に供給されるようになって
いる。
【0003】従来、インフレータは、鍛造によって形成
されたアルニウム製の上カバー及び下カバーが接合され
て略円筒状とされており、内部にガス発生物質及びガス
発生物質を燃焼させるため、及び発生ガスを浄化するた
めに各種の部品が内蔵されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインフレータは、鍛造後主要部を切削加工したり貫
通孔を形成しているため、量産に不向きであるという不
具合がある。
【0005】本考案は上記事実を考慮し、量産性及び組
付け性に優れたエアバッグ装置用インフレータを得るこ
とが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のエアバ
ッグ装置用インフレータは、圧力ガスによりエアバッグ
袋体を膨張させるエアバッグ装置用インフレータであっ
て、薄肉板材をプレス成形にて形成される底部を備えた
外筒と、底部を備えかつ前記外筒よりも小径の形状に薄
肉板材をプレス成形することにより形成されると共に前
記外筒の底部に前記底部が接合された状態で外筒の内側
に設けられ前記外筒の内周壁との間に収容室を形成する
内筒と、を有し、前記外筒の底部と、前記内筒の底部と
が溶接されて構成され、着火されることにより前記ガス
発生物質を燃焼させる着火部材及び車両急減速状態を検
知したときに前記着火部材を着火させる起動装置が前記
内筒内に収容されていると共に、前記ガス発生物質の燃
焼により発生したガスが通過するフィルタが前記収容室
に収容されていることを特徴とする。請求項2に記載の
エアバッグ装置用インフレータは、圧力ガスによりエア
バッグ袋体を膨張させるエアバッグ装置用インフレータ
であって、プレス成形により、底部を備えた大径の筒状
に形成された大径の外筒と、底部を備え、かつ前記大径
の外筒より直径を縮めた中径の筒状にプレス成形により
形成されて、前記大径の外筒の底部内面に、当該底部外
面を接合して配置された中径の外筒と、底部を備え、か
つ前記中径の外筒より直径を縮めた小径の筒状にプレス
成形により形成されて、前記中径の外筒の底部内面に、
当該底部外面を接合して配置された小径の内筒と、前記
大径の外筒と、前記中径の外筒との空間内に配置された
燃えかす除去用フィルタと、前記中径の外筒と、前記小
径の内筒との空間内に配置された前記エアバッグ袋体を
膨張させるガス発生用のガス発生物質と、前記小径の内
筒内部における前記底部側に取り付けられた、前記ガス
発生物質着火用の着火部材を収容するユニットと、前記
小径の内筒内部に、前記着火部材収容ユニットに組み付
けられて配置される、車両急減速状態を検知したときに
前記着火部材を着火させる起動装置と、を有することを
特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成のエアバッグ装置用インフレータで
は、車両急減速状態になると内筒は着火部材の着火によ
る爆発力を受ける。この場合、インフレータの底部は、
外筒及び内筒が重ね合わされた多重構造とされているた
め、高圧ガスに対する強度を充分に確保できる。
【0008】本考案では、上記の如く、外筒及び内筒の
底部を重ね合わせることにより、インフレータの爆発力
に対する強度を確保している。したがって、単一個の筒
でインフレータを構成する場合に比べ、筒体の肉厚寸法
を小さくできる。したがって、インフレータを構成する
外筒及び内筒をプレス成形によって容易に製造できるた
め、インフレータの量産化を図れる。また、インフレー
タ本体は、外筒及び内筒を単に接合するだけで形成でき
るので、インフレータの組付け性にも優れている。
【0009】
【実施例】以下に本考案の一実施例に係るエアバッグ装
置用インフレータを図1〜図5に従って説明する。
【0010】図4には、本考案の一実施例に係るエアバ
ッグ装置用インフレータが適用されたエアバッグ装置1
0が示されている。なお、図中矢印FR方向は車両前方
方向を示している。
【0011】エアバッグ装置10では、ベースプレート
12がステアリングホイール14のハブ14Aに略平行
に支持されている。ベースプレート12には、エアバッ
グ袋体16、エアバッグカバー18、インフレータ20
が取り付けられている。
【0012】エアバッグ袋体16はベースプレート12
の乗員側(図4上側)に折り畳まれた状態で配置されて
いる。このエアバッグ袋体16は開口側の縁がベースプ
レート12の略中央部にリングプレート22を介して取
り付けられている。リングプレート22は図示しないボ
ルトでベースプレート12に締め付けられ、エアバッグ
袋体16の開口側の縁をベースプレート12に押し付け
ている。
【0013】エアバッグカバー18はベースプレート1
2の乗員側に配置されてベースプレート12との間にエ
アバッグ袋体16を格納している。このエアバッグカバ
ー18は図示しない枠状の芯金が埋設され、芯金を介し
てリベット等によりベースプレート12へ取り付けられ
ている。このエアバッグカバー18のベースプレート1
2との対向部には薄肉部24が形成され、この部分で破
断され易いようになっている。
【0014】図1に示す如く、インフレータ20内に
は、収容室50、52、54、56が形成されている。
収容室50には、後述する起動装置32及び着火部材ユ
ニット35が収容され、収容室52には、ガス発生物質
30が収容されている。また、収容室54には、ガス発
生物質30の燃焼により生じたガスを冷却するためのク
ーラーント36が収容され、収容室56にはガスに含ま
れる燃えかすを除去するためのフィルター37が収容さ
れている。
【0015】以下に、インフレータ20の本体の構成を
説明する。インフレータ20の本体は、プレス成形され
たステンレス製の筒体58、70、84、96、112
の各々が接合されて形成されている。
【0016】図1に示す如く、筒体58は、底部60を
備えており、開口端部から半径方向外方へフランジ62
が延出されている。底部60には、中央部が、開口部側
へ屈曲されて平面視で円状の凹部64が形成されてい
る。この凹部64を形成する側壁の外壁面65A及びこ
の裏面である内壁面65Bは、インフレータ20の本体
の軸線方向(図1矢印A方向)に向けてしだいに小径と
なるテーパ面とされている。内壁面65Bは、筒体70
との溶接面とされている。凹部64の底部は、その一部
が、筒体58の開口部と反対側へ屈曲されており、平面
視で円状の溝部66とされている。この溝部66を形成
する壁部は、筒体58を軸線方向に沿って切断した断面
が略U字状とされている。また、筒体58の側壁58A
には、ガスの通路となるガス孔63が周方向に沿って複
数個形成されている。
【0017】筒体58内には、底部72を備えた筒体7
0が配置されている。この筒体70には、底部72の略
中央部が、開口部側へ屈曲されて円状の凹部73が形成
されている。凹部73の矢印A方向から見た内壁面73
Aは、インフレータ20の本体の軸線方向Aに沿ってし
だいに小径とされるテーパ面とされている。さらに、凹
部73の底部の略中央部には、平面視で円状の溝部74
が形成されており、溝部74を形成する壁部は、筒体7
0を軸線方向Aに沿って切断した断面形状が略U字状と
されている。さらに、図2に示す如く、筒体70には、
複数個の係止片78が形成されている。この係止片78
は、筒体70の開口部から軸方向へ延出された基部の先
端が筒体70の周方向の一方向に略直角に屈曲されて形
成された爪部82を備えている。具体的には、係止片7
8へスリット78Aを刻設することにより爪部82が形
成される。係止片78は、筒体84に形成された長孔8
6に対応している。
【0018】図1に示す如く、前記筒体70の底部72
は、筒体58の底部60に当接して凹部64、溝部66
が凹部73、溝部74と各々密着しており、この当接部
がレーザ溶接により接合され、これにより、筒体70が
筒体58に固定されている。この場合のレーザ溶接は、
筒体58の外壁面65Aと直交するようにレーザビーム
LB1を照射することにより、当接部を融解し、固化さ
せることにより行っている。
【0019】この筒体70には、筒体84が係止されて
いる。図2にも示す如く、筒体84は、底部88を備え
ており、開口端部からフランジ90が半径方向外方へ延
出されている。フランジ90には、ガスが通過するガス
孔92が形成されている。さらに底部88には、略中央
部に、筒体96が挿入される円状の挿入孔94が形成さ
れており、底部88の外周部には、係止片78が挿入さ
れる長穴86が形成されている。長穴86は、略円弧状
とされており、底部88の周方向に沿って複数個形成さ
れている。この長穴86に係止片78が挿入された後に
回転することによって、爪部82が長穴86の端部に係
合され、すなわち、スリット78A内へ長穴86の周縁
が入り込み、筒体84が筒体70に係止されている。図
1に示す如く、この係止状態でフランジ90は、外周面
90Aが、筒体58の側壁58Aの内面の開口部近傍に
レーザ溶接により溶接されており、筒体58と筒体70
との間にドーナツ形状のスペース、すなわち収容室56
を形成している。
【0020】前記挿入孔94に挿入された筒体96は、
底部98を有しており、軸方向長さが筒体58、70よ
りも長くされ内部が収容室50とされている。筒体96
には、開口部から半径方向外側へフランジ106が延出
されている。底部98の外周には、平面視で円状の突部
100が形成されている。突部100は、インフレータ
20の本体の軸線方向に沿って筒体96を切断した断面
形状が略U字状とされ、溝部74に密着されている。筒
体96の側壁96Aには、底部98側に、複数の貫通孔
104が形成されている。フランジ106の一部は底部
98側へ屈曲されており、平面視で円状の溝部108と
されている。溝部108を形成する壁部は、インフレー
タ20の本体の軸線方向に沿って筒体96を切断した断
面形状が略U字状とされている。突部100は、前記筒
体70の溝部74の内面76Aにレーザ溶接によって接
合されている。この場合のレーザ溶接は、筒体96内側
から突部100に向けてレーザビームLB2を照射する
ことによって行われており、これによって内壁面76A
と突部100との境界部を融解させ、固化させることに
より境界部が接合されている。
【0021】筒体112は、底部114を備えており、
底部114の略中央部に、円孔116が形成されてい
る。底部114の円孔116の外側には、一部が底部1
14側から開口部側へ向けて屈曲されて、突部118が
形成されている。突部118は、筒体112をインフレ
ータ20の本体の軸線方向に沿って切断した断面形状が
略U字状にされている。
【0022】突部118は、前記溝部108の内壁に当
接しており、この当接部がレーザ溶接により溶接されて
いる。この場合のレーザ溶接は、筒体112の突部11
8を形成する側壁にレーザビームLB3を照射すること
によって行われ、これにより、溝部108の内壁と突部
118との境界部が融解され、固化されて接合されてい
る。また、筒体112の側壁112Aの開口部側の端部
が筒体58の側壁58Aの内壁の開口部側端部に当接さ
れ、この当接部位がレーザ溶接により接合されている。
側壁112Aは、フランジ62と直交する面67に対し
て所定角度θ傾斜しており、これにより、側壁112A
とフランジ62との間隔が広くされており、側壁112
Aと側壁58Aとの間へレーザビームが照射し易いよう
になっている。すなわち、レーザ溶接は、図示しないレ
ーザビーム射出部をフランジ62と筒体112の側壁1
12Aとのスペースに挿入してレーザビームLB4を照
射することによって行われ、これにより、側壁112A
の端部と側壁58Aの端部との当接部が融解し、固化さ
れて筒体112及び筒体58が接合される。この筒体1
12は、筒体84との間に収容室54を形成している。
この収容室54は、内側が側壁96Aで筒体96と区画
されており、挿入孔94を介して収容室52と、円孔9
2を介して収容室56と連通されている。
【0023】以上のようにしてインフレータ20の本体
が構成されている。インフレータ20の本体の収容室5
0に収容された着火部材収容ユニット35は、図5に示
す如く、収容ケース122、エンハンサ124及び雷管
45によって構成されている。収容ケース122は、底
部126を備えた円筒状とされており、内部にエンハン
サ124及び雷管45を収容している。雷管45は、収
容ケース122内に2個設けられており、これらの雷管
45の外周には、エンハンサ124が設けられている。
底部126には、各々の雷管45に対応する位置に、貫
通孔128が各々形成されている。この貫通孔128の
周囲は段部128Aとされて雷管45のつば部45Aを
収容している。さらに、底部126には、一対の位置決
め凹部130が設けられており、これらの位置決め凹部
130は、底部126の中心部を隔ててこの中心部に対
して対称の位置に各々形成されている。図1に示す如
く、これらの位置決め凹部130に起動装置32の位置
決め突起33が嵌入されており、これによって、着火ピ
ン43の先端部が貫通孔128に対応し、着火ピン43
が雷管45に衝突可能な位置に配置されている。
【0024】さらに、収容ケース122の側壁には、貫
通孔134が周方向に沿って複数個形成されており、エ
ンハンサ124が着火されたときに火花が各々の貫通孔
134を通過できるようになっている。なお、貫通孔1
34は、筒体96の貫通孔104と連通している。
【0025】上記着火部材収容ユニット35と共に収容
室50に収容された起動装置32には、図3に示す如
く、車両急減速時に慣性移動するボール42が設けられ
ている。このボール42は、シリンダ40内に収容され
ておりドライブシャフト44の一端部が当接している。
ドライブシャフト44の中間部には、トリガ部46が形
成されており、着火ピン43に係合してこれを保持して
いる。車両急減速時には、ボール42が慣性移動してド
ライブシャフト44を回動させ、これによって、トリガ
部46よる着火ピンの係止が解除されて、着火ピン43
が移動し、雷管45と衝突するようになっている。
【0026】本実施例では、インフレータ20の本体
は、複数の筒体58、70、84、96、112をプレ
ス成形により形成し、各々を接合することによって構成
しているので、鍛造によりインフレータ20の本体を形
成する場合に比べて切削等の煩雑な後加工が不要で量産
性がよい。さらに、本実施例では、エンハンサ124の
着火時等に受ける圧力にインフレータ20の本体が耐え
得るように、インフレータ20の本体を複数個の筒体5
8、70、84、96、112を接合して構成している
ため、各筒体の肉厚寸法を小さくでき軽量であると共に
プレス成型が容易である。
【0027】なお、従来、インフレータ20の本体の材
料としてアルミニウムを使用しているが、アルミニウム
は強度が低く、高圧に耐え得るように厚肉にする必要が
ある。
【0028】以下に本実施例の作用を説明する。通常状
態では、起動装置32は、作動せずエアバッグ袋体16
は膨張することはない。
【0029】一方、車両急減速時には、ボール42が慣
性移動し、この慣性移動により着火ピン43の係合状態
が解除され、着火ピン43が移動する。この着火ピン4
3は、貫通孔128を通過して雷管45と衝突し、雷管
45が着火され、これによりエンハンサ124が燃焼す
る。このとき、雷管45及びエンハンサ124には、極
めて短時間に火炎が伝播し、大きな爆発力が、インフレ
ータ20の本体に作用するが、上記の如く、収容室50
の底部は、底部60、72、98が接合されて3層にさ
れており、インフレータ20の本体の軸方向の強度が充
分に確保されているため、インフレータ20の本体は、
爆発力に充分に耐えることができる。さらに、係止片7
8によって筒体70及び筒体84が結合されているの
で、各々がインフレータ20の本体の軸線方向に離間す
ることはない。
【0030】エンハンサ124が着火されると、火花が
貫通孔134さらには貫通孔104を通過してガス発生
物質30に至り、この火花によってガス発生物質30が
着火されて、ガスが発生する。この場合、収容室52の
壁部は、ガス発生物質30の燃焼の際に圧力を受ける
が、上記の如く、係止片78によって筒体70及び筒体
84が互いに連結されており、さらに、筒体70の側壁
70Aの外側に筒体84の側壁84Aが配置されインフ
レータ20の本体の半径方向外方に対する圧力をこの側
壁70A及び側壁84Aによって受けるように構成され
ているので、インフレータ20の本体の軸線方向のみな
らず、半径方向外方に対する強度も充分に確保される。
また、収容室52の底部が、筒体58の底部60と、筒
体70の底部72とが接合され多層となっているので、
インフレータ20の本体の軸線方向における強度を充分
に確保できる。
【0031】前記ガス発生物質30の燃焼によって発生
したガスは、円孔94を通過し収容室54に至り、クー
ラント36により冷却された後、ガス孔92を通過し
て、収容室56へ至る。収容室56内に供給されガス
は、フィルタ37を介してガス孔63を通過しエアバッ
グ袋体16内に供給され、エアバッグ袋体16内に供給
されて、エアバッグ袋体16が膨張する。この膨張によ
ってエアバッグカバー18が薄肉部24から破断され、
エアバッグ袋体16がこの破断された部位から乗員へ向
けて膨出する。
【0032】
【考案の効果】以上のように構成したので、本考案よれ
ば、量産性及び組付け性に優れたエアバッグ装置用イン
フレータを得ることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るエアバッグ装置用イン
フレータの断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るエアバッグ装置用イン
フレータのインフレータ本体を構成する筒体の係止状態
を示す分解斜視図である。
【図3】起動装置を構成する部品の配置を示す分解斜視
図である。
【図4】本考案の一実施例に係るエアバッグ装置用イン
フレータがステアリングホイールに取付られた状態を示
す断面図である。
【図5】着火部材ユニットの分解斜視図である。
【符号の説明】
16 エアバッグ袋体 30 ガス発生物質 32 起動装置 37 フィルタ 45 雷管(着火部材) 56 収容室 58 筒体(外筒) 70 筒体(外筒) 96 筒体(内筒) 124 エンハンサ(着火部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 河野 紅三 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 川口 明 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)考案者 坂口 喜英 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 平3−92448(JP,A) 特開 平5−8699(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力ガスによりエアバッグ袋体を膨張さ
    せるエアバッグ装置用インフレータであって、薄肉板材
    をプレス成形にて形成される底部を備えた外筒と、底部
    を備えかつ前記外筒よりも小径の形状に薄肉板材をプレ
    ス成形することにより形成されると共に前記外筒の底部
    に前記底部が接合さた状態で外筒の内側に設けられ前
    記外筒の内周壁との間に収容室を形成する内筒と、を有
    し、前記外筒の底部と、前記内筒の底部とが溶接されて
    構成され、着火されることにより前記ガス発生物質を燃
    焼させる着火部材及び車両急減速状態を検知したときに
    前記着火部材を着火させる起動装置が前記内筒内に収容
    されていると共に、前記ガス発生物質の燃焼により発生
    したガスが通過するフィルタが前記収容室に収容されて
    いることを特徴とするエアバッグ装置用インフレータ。
  2. 【請求項2】 圧力ガスによりエアバッグ袋体を膨張さ
    せるエアバッグ装置用インフレータであって、プレス成形により、底部を備えた大径の筒状に形成され
    た大径の外筒と、 底部を備え、かつ前記大径の外筒より直径を縮めた中径
    の筒状にプレス成形により形成されて、前記大径の外筒
    の底部内面に、当該底部外面を接合して配置された中径
    の外筒と、 底部を備え、かつ前記中径の外筒より直径を縮めた小径
    の筒状にプレス成形により形成されて、前記中径の外筒
    の底部内面に、当該底部外面を接合して配置された小径
    の内筒と、 前記大径の外筒と、前記中径の外筒との空間内に配置さ
    れた燃えかす除去用フィルタと、 前記中径の外筒と、前記小径の内筒との空間内に配置さ
    れた前記エアバッグ袋体を膨張させるガス発生用のガス
    発生物質と、 前記小径の内筒内部における前記底部側に取り付けられ
    た、前記ガス発生物質着火用の着火部材を収容するユニ
    ットと、 前記小径の内筒内部に、前記着火部材収容ユニットに組
    み付けられて配置される、車両急減速状態を検知したと
    きに前記着火部材を着火させる起動装置と、 を有することを特徴とするエアバッグ装置用インフレー
    タ。
JP1991084003U 1991-10-16 1991-10-16 エアバッグ装置用インフレータ Expired - Lifetime JP2554536Y2 (ja)

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JPH0392448A (ja) * 1989-09-04 1991-04-17 Daicel Chem Ind Ltd ガス発生器
EP0496267B1 (de) * 1991-01-19 1994-10-19 Dynamit Nobel Aktiengesellschaft Gasgenerator, insbesondere für Airbag

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