JPH081983Y2 - エアバッグ用ガス発生器 - Google Patents

エアバッグ用ガス発生器

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JPH081983Y2
JPH081983Y2 JP1990021522U JP2152290U JPH081983Y2 JP H081983 Y2 JPH081983 Y2 JP H081983Y2 JP 1990021522 U JP1990021522 U JP 1990021522U JP 2152290 U JP2152290 U JP 2152290U JP H081983 Y2 JPH081983 Y2 JP H081983Y2
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JP
Japan
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container
gas
recess
gas generator
cylindrical container
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JP1990021522U
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JPH03112453U (ja
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武雄 木下
喜行 岸野
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の衝突事故等による衝撃から自動車
の運転者および乗員の安全を確保するためのエアバック
安全装置に用いられるガス発生器に関する。
〔従来の技術〕
従来この種のエアバック用ガス発生器としては、中央
部に凹部が形成された円筒容器内にガス発生剤を収納
し、前記凹部にガス発生剤を燃焼させるための雷管と該
雷管の点火手段とを収納したエアバッグ用ガス発生器が
知られている。ところで、通常、雷管とガス発生剤の間
に伝火剤が用いられ、この伝火剤も円筒容器内に収納さ
れている。そこで、円筒容器内にガス発生剤と伝火剤と
を収納するために、円筒容器を上容器と下容器に分けて
構成するのが一般的である。そして、上容器と下容器と
を直接ネジ止め又はボルトを介して固定している。この
ようなエアバッグ用ガス発生器の一例を第5図及び第6
図により説明する。第5図は上容器と下容器とを直接ネ
ジ止めする場合のエアバッグ用ガス発生器を示す(実開
平1-144154号公報参照)。第5図において、円筒容器30
は上容器31と下容器32とから成っている。上容器31の中
央には下方に突出する凸部31Aが形成され、凸部31Aの外
周に雄ネジ31Bが加工されている。また、下容器32の中
央に上方に突出する円筒部32Aが形成され、円筒部32Aの
内周に雌ネジ32Bが加工されている。そして、下容器32
の下側には凹部32Cが形成され、この凹部の底面に雷管3
3が嵌入されている。この雷管33は上容器31と下容器32
の当接面に配置された伝火剤34に連結している。また、
下容器の凹部32C内に着火ピン60を有する点火手段35が
装着されており、上容器31の内部にガス発生剤36が嵌入
されている。第6図は上容器と下容器とをボルトを介し
て固定する場合のエアバッグ用ガス発生器を示す。第6
図において、円筒容器40は上容器41と下容器42とから成
っている。上容器41の中央に貫通孔41Aが形成されてい
る。また、下容器42の中央に上方に突出する円柱部42A
が形成され、その中央に雌ネジ42Bが加工されている。
この上容器の円柱部42Aが上容器の貫通孔41Aに挿入さ
れ、ボルト43を雌ネジ42Bにネジ込むことによって両者
が固定される。そして、下容器42の下側には凹部42Cが
形成され、この凹部42Cの底面に雷管33が嵌入されてい
る。この雷管33は上容器41と下容器42の当接面にリング
状に配置された伝火剤34に連結している。また、下容器
の凹部42C内に着火ピン60を有する点火手段35が装着さ
れており、上容器41の内部にガス発生剤36が収納されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で説明したガス発生器のうち、第5図の上
容器と下容器とを直接ネジ止めするものは、ネジ込みに
伴って上容器31と下容器32の当接面を摺動しつつ圧縮す
ることになり、摩擦熱で当接面に配置された伝火剤34が
発火する恐れがあるという問題点があった。また、第6
図の上容器と下容器とをボルトを介して固定するもの
は、円筒容器内のガス圧(瞬間的に100気圧以上にもな
る)をボルト43で支えるため、ボルト43を大きなものに
する必要があり、ガス発生器の厚み即ちエアバッグ安全
装置全体の厚みが厚くなるという問題点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、伝
火剤の発火の恐れがなく、厚みも厚くならないエアバッ
グ用ガス発生器を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案におけるエアバッ
グ用ガス発生器は、中央部に凹部が形成された円筒容器
内にガス発生剤を収納し、雷管と伝火剤を収納する収納
体を前記円筒容器とは別に設け、該収納体を前記凹部に
円周切り欠き歯による係合手段で取付け、収納体と凹部
のそれぞれに設けられたガス孔を連通させたものであ
る。
〔作用〕
雷管と伝火剤を収納する収納体を円筒容器とは別に設
けているので、ガス発生剤を収納する円筒容器は発火の
恐れがなく、随意の固定手段で強固に固着できる。ま
た、収納体を円筒容器の凹部に円周切り欠き歯による係
合手段で取付けているので装着が容易であり、収納体と
凹部のそれぞれに設けられたガス孔により熱風が円筒容
器内のガス発生剤に送り込まれる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しつつ説明
する。
第1図は本考案のエアバッグ用ガス発生器の断面図、
第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は点火手段の
部分断面図、第4図はガス発生器を用いるエアバッグ安
全装置の断面図である。
まず、第4図により、ガス発生器を用いるエアバッグ
安全装置の構成を説明する。エアバッグ安全装置1は、
ベース2とカバー3の中にガス発生器4とエアバッグ5
を収めてコンパクトに一体化したものであり、ボルト6
にて固定されハンドル7の一部を形成している。したが
って、外観上はそこにエアバッグ安全装置1が存在する
ことを意識せずにすむようになっている。このようなエ
アバッグ安全装置の取付位置としては、ハンドル7の他
に助手席の前にある小物入ボックスの蓋体や前部座席の
背もたれの背面板等がある。そして、エアバッグ5は、
衝突時に風船のように膨らんでハンドル等と人間の間の
緩衝材となるものであり、通常は小さく折り畳んでカバ
ー3の中に収納されている。そして、エアバッグ5とベ
ース2の間は気密に取付けられており、エアバッグ5と
ベース2間の気密空間にガス発生器4が設けられてい
る。また、カバー3には切り欠きや薄肉部を設けて、エ
アバッグ5の膨張時には展開する(開く)ようになって
いる。
つぎに、第1図及び第2図により本考案のエアバッグ
用ガス発生器を説明する。このガス発生器は外観が円筒
容器10となっており、この円筒容器10は上容器11と下容
器12とから成る。この上容器11は外周壁13と内周壁14を
有する有底中空円筒であり、下容器12は蓋状であり、両
者は圧接又は溶接により強固に一体化され、中央の凹部
15と円周部16が形成される。この円周部16の上部にリン
グ状にパックされたガス発生剤36が収納されている。な
お、ガス発生剤36の下側と外側面にはクーリングスクリ
ーン37が配置され、ガス放出孔13Aに面してフィルター3
8が取付けられている。この円筒容器10には発火する材
料としてはガス発生剤36しか収納されておらず、上容器
11と下容器12の接合部分や接合手段を自由に選定するこ
とができる。
円筒容器の凹部15の上底に、収納体20が次に述べる係
合手段で取付けられている。収納体20は窪み20Aを有す
る円板状であり、窪み20Aにプレート状にパックされた
伝火剤34が収納されており、収納体20底板部分に雷管33
が嵌入されている。このように、円筒容器10とは別の収
納体20に、機械的接触で発火の恐れがある雷管33と伝火
剤34が収納されている。
円筒容器10と収納体20の係合手段は以下の通りであ
る。第2図に示すように、円筒容器の内周壁14の内周に
円周切り欠き歯14Aが切り欠き幅L1を隔てて不連続に設
けられている。そして、この切り欠き幅L1の中央にガス
孔14Bが開口している。また、収納体20の外周に、幅L2
の円周切り欠き歯20Bが上記円周切り欠き歯14Aの上側に
位置するように設けられている(第1図参照)。幅L2は
上記幅L1より小さくなっており、第2図示例より収納体
20を角度αだけ回転させると、切り欠き幅L1を円周切り
欠き歯20Bが通り抜ける。また、円周切り欠き歯20Bの間
にガス孔20Cが開口している。このガス孔20Cと前記ガス
孔14Bは円周切り欠き歯14A,20Bが重なった状態で連通位
置となる。さらに、第1図に示されるように、収納体の
円周切り欠き歯20Bが上側に位置し、内周壁の円周切り
欠き歯14Aが下側に位置しており、第2図の状態で収納
体20は円筒容器10に固定されている。なお、21は回転止
めであり、22はシールである。
円筒容器の凹部15内に点火手段35の構成例を第3図に
示す。ケース50内のブロック51に支持されて2個のシリ
ンダ52が並んで設けられている(図示例は一方のみを図
示している)。このシリンダ52内には球状のボール53が
矢印B方向へ移動可能に収納されている。ボール53は車
の衝突時に矢印B方向へ移動する。ボール53の前方には
アーム54の一端がボール53に当接して取付けられてい
る。アーム54はシャフト55の直径方向に形成された孔を
貫通してシャフト55と一体となって固着されている。そ
して、アーム54の他端には一端がブロック51に支持され
たスプリング56がカバー57を介して反時計方向に付勢し
ている。前記シャフト55の長手方向の一端には切欠部58
が形成されている。そして、この切欠部58にスプリング
59に付勢された着火ピン60の後端が繋止され、この着火
ピン60がシャフト55の揺動により雷管33に向かって飛び
出すようになっている。すなわち、衝突を検知して飛び
出す着火ピン60が雷管33を点火する。
つぎに、上述した構成のエアバッグ用ガス発生器の組
立手順を第1図及び第2図により説明する。まず、円筒
容器10内にガス発生剤36を収納し、ガス圧に耐えるよう
に上容器11と下容器12を接合する。図示の例では圧接で
接合している。雷管33は摩擦熱や炎や衝撃に対して極め
て発火しやすい。伝火剤34も炎や摩擦熱に対して極めて
発火しやすい。しかし、ガス発生剤36自体は発火の恐れ
が少ないので、雷管33や伝火材34を内蔵したものに比較
して接合部分や接合手段を自由に選定することができ
る。また、別の収納体20には雷管33が取付けられ、伝火
剤34も収納される。つぎに、円筒容器の凹部15内に収納
体20を挿入し、第2図に示される切り欠き幅L1に収納体
20の円周切り欠き歯20B(L1>L2)を通過させ、収納体2
0を角度αだけ回転させて第2図の係合状態とする。そ
して、回転止め21を取付ける。この係合状態では、ガス
孔14B,20Cが連通しており、伝火剤34の熱風がガス発生
剤36に送り込まれる。なお、熱風はシール22によって外
部に漏れない。
〔考案の効果〕
本考案におけるエアバッグ用ガス発生器は、中央部に
凹部が形成された円筒容器内にガス発生剤を収納し、雷
管と伝火剤を収納する収納体を前記円筒容器とは別に設
け、該収納体を前記凹部に円周切り欠き歯による係合手
段で取付け、収納体と凹部のそれぞれに設けられたガス
孔を連通させたものであり、雷管と伝火剤を収納する収
納体を円筒容器とは別にして円周切り欠き歯による係合
手段で固定しているので、ガス発生剤を収納する円筒容
器を随意の接合手段で強固にでき、円筒容器の組立の際
の伝火剤発火の恐れもない。したがって、伝火剤の発火
の恐れがないため、円筒容器の設計の自由度が増し、厚
みも厚くならないコンパクトなガス発生器とすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエアバッグ用ガス発生器の断面図、第
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は点火手段の部
分断面図、第4図はガス発生器を用いるエアバッグ安全
装置の断面図、第5図及び第6図は従来のエアバッグ用
ガス発生器の断面図である。 10……円筒容器、14A……円周切り欠き歯、14B……ガス
孔、15……凹部、20……収納体、20B……円周切り欠き
歯、20C……ガス孔、33……雷管、34……伝火剤、36…
…ガス発生剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に凹部が形成された円筒容器内にガ
    ス発生剤を収納し、雷管と伝火剤を収納する収納体を前
    記円筒容器とは別に設け、該収納体を前記凹部に円周切
    り欠き歯による係合手段で取付け、収納体と凹部のそれ
    ぞれに設けられたガス孔を連通させたことを特徴とする
    エアバッグ用ガス発生器。
JP1990021522U 1990-03-02 1990-03-02 エアバッグ用ガス発生器 Expired - Lifetime JPH081983Y2 (ja)

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JPH03112453U JPH03112453U (ja) 1991-11-18
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US6283505B1 (en) * 1996-11-14 2001-09-04 Nippon Kayaku Kabushiki-Kaisha Gas generator for air bag

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JPH03112453U (ja) 1991-11-18

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