JPH0578960A - ニツトデザインシステムおよびその編成データの作成方法 - Google Patents
ニツトデザインシステムおよびその編成データの作成方法Info
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Abstract
する。 【構成】 オペレータはキーボード入力装置110およ
び座標入力装置120を用いて編成予定の編地について
の形状情報および編目構造情報を表わすデザイン情報を
入力する。エンジニアリングワークステーション140
ではこれらの情報に基づいて編み上がりの状態を示す編
地画像を作成し、カラーディスプレイ130に表示する
と共に、編地(編機)の編成動作順序を表わすシーケン
スデータ,編機の制御動作を表わすコントロールデータ
にそれぞれ変換する。
Description
ータを作成し、表示器により編み上がり状態を知ること
のできるニットデザインシステムおよびその編成データ
作成方法に関する。
る場合、オペレータは編成情報として、動作させる編
針、その編針の移動方向や移動距離等編機構成部の駆動
内容を示す制御データを設定していた。
機では、設定した制御データが正しいかどうか、また、
所望の編み上がり状態になるかは、編機により試し編み
をした後でなければ判らなかった。このために、大量生
産を実行する前に、複数回の試し編み,設定の制御デー
タの修正処理を行わなければならず、最終的な編機の制
御データの設定に時間がかかるという不具合があった。
設定に熟練を要するという不具合もあった。
目的は、試し編みの回数を減らすと共に、オペレータが
編機により編成を行う前に編み上がり状態を知ることが
できるニットデザインシステムを提供することにある。
データを簡単に作成することのできるニットデザインシ
ステムおよびその編成データ作成方法を提供することに
ある。
るために、本発明第1形態のシステムは、編成対象の編
地の形状および編目の構造を示すデザイン情報を入力す
る入力手段と、前記デザイン情報と、編機の編成動作内
容を示す動作情報との間の対応関係を示す第1演算情報
を記憶した第1記憶手段と、該第1記憶手段の第1演算
情報に基づき、前記入力手段から入力されたデザイン情
報を前記動作情報に変換する第1演算処理手段とを具え
たことを特徴とする。
加えて前記動作情報と前記編機を駆動させるための制御
情報との間の対応関係を示す第2演算情報を当該編機の
機種毎に記憶した第2記憶手段と、前記編機の機種を指
定する指定手段と、当該指定された機種に対応の前記第
2記憶手段の第2演算情報に基づき、当該指定された機
種に対応の前記制御情報を、前記第1演算処理手段によ
り変換された動作情報から変換する第2演算処理手段と
をさらに具えたことを特徴とする。
を複数種の図形パターンで表わす画像情報を記憶した第
3記憶手段と、編成対象の編地の形状および前記編目の
構造を示すデザイン情報を入力する入力手段と、当該入
力されたデザイン情報の示す形状に合致させた輪郭線画
像を形成する第1画像処理手段と、前記入力手段から入
力されたデザイン情報の示す構造に対応の前記複数種の
図形パターンを用いて編目画像を作成する第2画像処理
手段と、当該作成された編目画像と前記輪郭線画像とを
合成し、編地画像を作成する第3画像処理手段と、当該
作成された編地画像を表示する表示手段とを具えたこと
を特徴とする。
わす複数種の第1特徴パラメータと編目の編成動作を表
わす複数種の第2特徴パラメータとの間の第1対応関係
を予め定め、編成対象の編地を構成する編目の各位置に
対応させて、当該編地に関する前記複数種の第1特徴パ
ラメータをメモリ上に展開記憶しておき、前記編地にお
いて、同一の糸で連続的に形成される編目の位置に対応
させて前記複数種の第1特徴パラメータを、演算処理装
置の検索処理により前記メモリから前記糸の編成方向に
沿って順次に読出し、前記第1の対応関係に従って、前
記演算処理装置の演算処理により、当該読出された複数
種の第1特徴パラメータを前記複数種の第2特徴パラメ
ータに変換することで、前記編地の編成手順を表わす編
成データを作成することを特徴とする。
て編機の編成動作を指示する複数種の制御パラメータと
前記複数種の第2特徴パラメータとの間の第2対応関係
を予め定め、前記演算処理装置により前記複数種の第2
の特徴パラメータを前記編機の編成順に並び換え、当該
並び換えられた複数種の第2特徴パラメータを、前記第
2対応関係に従って、前記演算処理装置の演算処理によ
り前記複数種の制御パラメータに変換することで、前記
編機の制御のための第2編成データを作成することを特
徴とする。
状および構造を示すデザイン情報を入力するだけで編機
の動作内容を示す動作情報が作成される。オペレータは
この動作情報を参照しながら編機の制御情報を設定でき
るので、試行錯誤的に制御情報を可変設定する必要はな
い。
機種に対応させた制御情報が自動的に作成されるので、
オペレータは制御データを手動により設定する必要がな
い。
像が表示手段により表示される。このため、オペレータ
は編地画像の形状やたとえば編目配列などの編目構造を
目視確認でき、デザイン情報の段階で編み上がりの編地
の良否を判断することができる。
の糸で連続して形成(編成)されることに着目し、編目
それぞれの構造を示す複数種の第1特徴パラメータをメ
モリに展開記憶した後、編目の形成順序に従った複数種
の第1特徴パラメータを読出すことで、編目構造の異な
る編地の編成手順を演算処理装置により自動的に作成す
ることが可能となる。また、読出された複数種の第1特
徴パラメータを編目の編成動作たとえば編針の編成動作
等を表わす複数の第2特徴パラメータに変換すること、
また第5形態のように編機駆動用の制御パラメータに自
動変換することで、オペレータの編機の設定処理が簡素
化される。
に説明する。
の形状および編目の構造を示すデザイン情報を入力する
入力手段である。
成動作内容を示す動作情報との間の対応関係を示す第1
演算情報を記憶した第1記憶手段である。
に基づき、前記入力手段から入力されたデザイン情報を
前記動作情報に変換する第1演算処理手段である。
させるための制御情報との間の対応関係を示す第2演算
情報を当該編機の機種毎に記憶した第2記憶手段であ
る。
手段である。
記第2記憶手段の第2演算情報に基づき、当該指定され
た機種に対応の前記制御情報を、前記第1演算処理手段
により変換された動作情報から変換する第2演算処理手
段である。
ーンで表わす画像情報を記憶した第3記憶手段である。
たデザイン情報の示す形状に合致させた輪郭線画像を形
成する第1画像処理手段である。
ザイン情報の示す構造に対応の前記複数種の図形パター
ンを用いて編目画像を作成する第2画像処理手段であ
る。
輪郭線画像とを合成し、編地画像を作成する第3画像処
理手段である。
する表示手段である。
たニットデザインシステムのシステム構成を図2により
説明する。
ザインを行うためのキャド(CAD)システム100,
システム処理の補助を行うパーソナルコンピュータ20
0および編機300が通信ケーブル400にネットワー
ク的に接続されている。
装置110,マウスと呼ばれる座標入力装置120,カ
ラーディスプレイ(表示装置)130,エンジニアリン
グワークステーション140から主に構成され、電子カ
メラ150,スキャナ160およびフロッピーディスク
等の形態用記憶媒体がそれぞれ脱着可能である。
よび座標入力装置120を用いて編地のデザインに関す
る諸データ(デザイン情報)の入力を行う。カラーディ
スプレイ(表示装置)130は、入力データの表示,デ
ザインされた編地の状態を表示する。また、後述するが
エンジニアリングワークステーション140により入力
データから変換された編成手順データ(シーケンスデー
タ,本発明第1形態の動作情報)や編機300を駆動制
御するための制御データ(コントロールデータ)をオペ
レータからの指示で表示する。
0には、画像の縮小,拡大,図形画像の作成が可能な画
像処理装置であれば、周知のどの画像処理装置をも用い
ることができる。
れ編地を撮像し、その撮像結果をエンジニアリングワー
クステーション140に信号入力する際に用いる。
320から構成される。編機制御盤320は、通信ケー
ブル400を介して受信した駆動用制御データまたはフ
ロッピーディスクなどの携帯用記憶媒体に格納された駆
動用制御データを入力し、この駆動用制御データに従っ
て、編機本体を駆動する。編機300には周知の編機を
用いることができるので詳細な説明を省略する。
0の回路構成の一例を図3に示しておく。
はリードオンリメモリ(ROM)142に格納されたシ
ステムプログラムに従ってバスに接続の各部との間の情
報転送処理を行う。また、CPU141はフロッピーデ
ィスク記憶装置(FDD)145に装着されたフロッピ
ーディスクから、編地デザインのためのプログラム(本
発明第1,第2形態の第1,第2演算情報)を読出し、
ランダムアクセスメモリ(RAM)143にローディン
グする処理を行う。さらにCPU141はRAM143
上のこのプログラムに従って以下に説明する編地設計処
理,編成手順の作成処理,編機用制御データの作成処理
を実行する。
2形態の第1,第2演算処理手段として動作する。
イ130に表示する画像情報を記憶する領域およびこの
画像情報を作成するための合成領域を有する。
PU141により読出され出力インタフェース147を
介してカラーディスプレイ130に出力される。
10,座標入力装置120によりオペレータが指示する
情報は入力インタフェース144を介してCPU141
に転送される。なお、入力インタフェース144はカメ
ラ150,スキャナ120とも接続可能である。
120が本発明第1,第2形態の入力手段として動作す
る。
タはCADシステム100を用いて編地の編成手順を示
す制御データおよび編機300用の駆動制御データを作
成する。
御手順を図4に示す。この制御手順はフロッピーディス
クに予め格納されており、エンジニアリングワークステ
ーション140にフロッピーディスクから装着された際
に、キーボード入力装置110からの立ち上げ(読出
し)指示によりエンジニアリングワークステーション1
40内のプログラムメモリに転送される。また、キーボ
ード入力装置110からの演算実行指示によりエンジニ
アリングワークステーション140内のマイクロコンピ
ュータまたは中央演算処理装置(図3のCPU141)
により図4の主制御手順が実行される。
ら本発明に関わるデザイン処理を説明する。
0は、図4の制御手順の開始の指示に応じて、装置内各
機器の初期化,処理に必要な各種データ値の初期化を行
う(ステップS100)。次に、カラーディスプレイ1
30に、メニュー表示を行って、オペレータに処理メニ
ューの選択を促す(ステップS110)。
ている。
タに基づき、編機により編成を行った場合の編地の編み
上がり状態を表示する編地表示処理および編柄を作成す
る処理 3)設計した編地の編成手順を作成する処理 4)上記編成手順から編み機の駆動用制御データを作成
する処理 5)編み機の駆動用制御データを表示する処理 6)図4の制御手順の実行を終了する処理 オペレータは座標入力装置120によりカラーディスプ
レイ130の表示画面上のメニュー位置をカーソル指定
することにより上記メニューの中から所望の処理メニュ
ーを選択する(ステップS120)。
0では選択された処理メニュー(終了処理を除く)に対
応のサブ処理手順を内部プログラムメモリから読出し実
行する。選択された処理メニューについての処理が終了
すると、エンジニアリングワークステーション140の
実行手順はステップS110に戻り、メニュー表示画面
が表示され、オペレータは他のメニュー処理を選択す
る。
の作業順序に従って説明する。
おいて矢印で挟まれた縦横に書かれた数字は目数を表わ
す。−記号を有するたとえば6−2−3の数字は6コー
ス編んだ時に2目減らす(または増やす)ことを3回行
うことを示している。
図中、位置番号は後述の形状入力処理で指示する位置に
名付けた識別番号である。
目構造を取扱うことができる。
ンジニアリングワークステーション140は、図8の制
御手順に移行し、図9に示すような画面をカラーディス
プレイ130に表示させる。なお、このとき、形状入力
用ウインドウ領域の輪郭線画像Aは表示されていない。
ーソルを図9のメニュー選択用ウインドウ領域内のサイ
ズボタン(不図示)の上に移動させ、サイズデータおよ
び編目構造データの入力モードを設定する。次に、オペ
レータは今から入力するデータについての識別名をキー
ボード入力装置110から入力する(ステップS101
0)。
をキーボード入力装置110から入力する(ステップS
1020)。入力データとしては寸法入力の単位、編地
全体の度目、一つの編目の編み方を示すパラメータ値
(図23,図24参照、詳細については後述)、編成に
使用する糸番号,リンク開始位置,終了位置がある。
タが入力される毎にエンジニアリングワークステーショ
ン140は内部メモリに入力データを記憶する。
120を用いて、カラーディスプレイ130の表示画面
上で図9の輪郭線に沿ってカーソルを移動させることに
より、表示画面上に輪郭線の図形を表示させると共に形
状入力を行う(ステップS1030)。この入力の形状
は2次元的なドットパターンの形態でエンジニアリング
ワークステーション140に格納される。
ータ入力用ウインドウ領域内の寸法入力スイッチ(機
能)をカーソル指定することにより寸法入力モードを設
定した後、表示画面の輪郭線図形Aの各位置(図10参
照)における編地の寸法(図6参照)や共通入力データ
およびその位置を座標入力位置120およびキーボード
入力装置110により入力する(ステップS104
0)。共通入力データとしてたとえば、一つの編目につ
いての構造データ(後述)、減らし目の種類,減らし目
処理の目数,減らし目の度目,リンキング種類,リンキ
ング度目が用意されている。
ドを設定して図11のようにゴム編みの範囲(ゴム範囲
と称す)を座標入力装置120により指示入力し、サイ
ズデータ入力用ウインドウの指示スイッチによりゴム編
みの種類(たとえばゴム種,ゴムの度目)を指定する
(ステップS1050)。
タはドットパターンまたは端点の位置データの形態で、
その他入力データは数値または識別記号の形態で、エン
ジニアリングワークステーション140内のメモリの専
用記憶領域に記憶される。
目位置毎にそれぞれメモリに展開記憶される。
インドウ領域の表示スイッチを操作すると、エンジニア
リングワークステーション140内のCPU(符号14
1、以下、符号の記述を省略する)は、上記メモリの中
の寸法データを読出し、この寸法に比例させた実際の形
状を示す輪郭線画像をメモリ(RAM143)内で作成
し、カラーディスプレイ130の形状入力用ウインドウ
領域に図12のように表示させる(ステップS16
0)。
ニアリングワークステーション140のCPUは装着の
フロッピーディスク(FD)に対して入力のデザインデ
ータ(サイズデータ,編目関連データ)を記憶する(ス
テップS1070)。この後、エンジニアリングワーク
ステーション140のCPUは図8の制御手順を終了
し、図4のステップS110のメニュー表示処理に戻っ
て、他のメニュー処理についてのオペレータの選択を待
つ。
0で表示されるメニュー画面)を見て、編柄設計,編地
表示メニューを選択すると、図13の制御手順がエンジ
ニアリングワークステーション140において実行され
る。上述の編地設計処理で作成され、フロッピーディス
クに格納された編地データの識別名をエンジニアリング
ワークステーション140が読出して、カラーディスプ
レイ130に表示する(ステップS2010)。
望の編地データ名をカーソル指定する。エンジニアリン
グワークステーション140では指定された編地データ
(デザインデータ)名に対応の編地データを上記フロッ
ピーディスクから読出して、内部メモリにローディング
(記憶)する(ステップS2020)。
ン140は、図14に示すようにカラーディスプレイ1
30の表示画面を編地キャンパス領域,操作パネル領
域,レイアウトキャンパス領域の3つのウインドウ領域
に分割し、各領域に下記の図形,画像を表示する。編地
キャンパス領域はレイアウトキャンパス領域に表示され
た、編地形状を示す輪郭線画像の特定部分を拡大した編
地画像を表示する領域である。
編地データの中に含まれる形状データ(図12参照)を
縮小表示する領域である。操作パネル領域は編柄設計に
おいてデータ入力に用いる各種スイッチ、編地キャンパ
ス領域の拡大,縮小、移動等の表示制御に関わる指示を
入力するスイッチ群を表示する領域である。
としては次の機能が用意されている。
4参照)表示機能 (2)特定位置における編目関連の入力デザインデータ
(図15参照)表示機能 (3)表示範囲の移動機能 (4)編目スケールの変更(編目の縮小/拡大)機能 (5)指定した特定位置におけるマーク表示機能 (6)デザインデータ中の特定属性パラメータの図形表
示(図16,図17参照)機能 (7)表(フロント)/裏(バック)の編地状態(図1
8参照)表示機能 (8)その他 これらの表示機能は操作パネル上の機能選択スイッチを
座標入力装置120により指定入力することにより選択
する。
ては、後述する。
示画面上で編地状態および入力済みのデザインデータを
確認しながら、入力済みのデータの修正処理を実行し、
図柄設計を行う。
0のCPUではキーボード入力装置110や表示画面上
の指示スイッチの指示内容を識別し、各指示内容に応じ
た表示処理(ステップS2500、後述),データ修正
処理(ステップS2065),その他の処理(S207
5)を行う。データ修正処理は、入力された、変更すべ
きデザインデータに関する属性情報を、エンジニアリン
グワークステーション140内の内部メモリに記憶され
ている属性情報に上書き記憶することにより実現する。
な“T”,“M”イニシャル入りの2色ジャカードを裏
組織バーズアイとしたデザインデータを作成する場合の
オペレータの指示操作手順,画面表示を説明しておく。
ータをフロッピーディスクからエンジニアリングワーク
ステーション140内の内部メモリに読み込む。
入れる箇所を確認する。このとき、表示画面は図19に
おける図柄のない表示状態となる。
を使っているので、図柄挿入位置の糸番号を他色の糸の
番号、例えば“2”に変更する。座標入力装置120を
用いて、図19の斜線部分を位置指定することにより糸
番号“2”の糸を使用する位置を指定する。この結果、
糸番号“2”の使用の編目部分は糸番号“1”の使用部
分とは異なった色で表示される。
あれば上述の(3)の処理により図柄挿入位置を修正す
る。
機能(プログラム)を起動し、ジャカード変換の対象と
なるコース範囲を座標入力装置120により表示画面上
の図柄部分を範囲指定する。
に示すように裏側の編地状態を表示させた後、裏組織の
タイプ(バーズアイ),糸番号毎の度目を入力する。
ついて、1コース1糸番号となるように1コースを糸番
号の小さい順に複数のコースに展開したデザインデータ
を変換する。裏側組織については、選択されたタイプの
編み方パターン情報がデザインデータの中に組み入れら
れる。
関連のデザインデータについてのデータ変換,付加修正
が加えられる。
インデータをフロッピーディスクに格納する。なお、必
要に応じて、ジャカード変換前の図柄指定後のデザイン
データのフロッピーディスクに格納することも可能であ
る。
クステーション140の図柄設計に関わる処理機能とし
ては上述した、編地表示,デザインデータの修正,ジャ
カード変換の他、インターシャタイプの設定・解除機
能,柄を編柄(パッチ)パターンで挿入する機能を有す
るが本発明と関連がないので詳細な説明を省略する。
グワークステーション140のCPUはオペレータから
の終了の指示に応じて図13の制御手順を終了し、図4
のステップS110のメニュー表示処理に移行し、次の
オペレータのメニュー選択を待つ。
を選択すると、エンジニアリングワークステーション1
40のCPUは図4のステップS110→S120→S
130→S140→S150→S3000の手順で編成
手順の作成処理へ移行する。
用いて作成されるので、内部メモリに格納されたデザイ
ンデータおよび編成手順を構成するシーケンスデータに
ついて、最初に説明する。
に大きく分類される。
および目数で表わす寸法データ,寸法単位,編み密度,
度目である。
図21に示すような編目下部に関するデータ(Bott
omデータと称す),編目中央部に関するデータ(Mi
ddleデータと称す),編目上部に関するデータ(T
opデータと称す)から構成されている。
作を行う以前に当針にかかっている編目に関するデータ
であり、識別名をnslotsで表わす。より具体的に
は、nslotsにより、当針が1コース前の編目を何
本のスロットから受け取るかを数値で表わす。nslo
ts=1,nslots=2の場合の編目状態を参考の
ために図22に示しておく。
生成された編目の特徴を示すデータであり、編目個々の
種類,度目,出会い(ベッド),糸(番号およびウエー
ル方向へのつながり)のデータを持たせる。
(パラメータとも呼ばれる)が用意されている。
取るか否かを1ビットで表わす。
受けるか否かを1ビットで表わす。
の状態を持つ。
ドの基準出会いを示す。たとえばゴム出会いは値を
“1”、両面出会いは“0”のように識別コードで表わ
す。
数値で表わす。
の指定番号を示す。
の糸端がつながっている編目の方向を示す。
糸がつながっている編目までの距離を示す、また糸リン
クのスタート,エンドおよびインタシャ編みにおけるタ
イプ(A,B,C)を示す。
糸端がつながっている編目の方向を生成するベッド(値
1はバック側ベッド、値0はフロント側ベッドを示
す)。
糸端がつながっている編目の方向(値1は右、値0は
左)を示す。
糸端がつながっている編目までの距離を示す。また、糸
リンクのスタート・エンドおよびインターシャ編みにお
けるタイプ(A,B,C)を示す。
糸端がつながっている編目の方向を生成するベッド(値
1はバック側ベッド、値0はフロント側ベッドを示
す)。
目の移動先の位置・重なり順(編目が交差、もしくは重
なりあっている場合において上下関係を表わす値)を示
す以下のデータが用意されている。
ープヘッドのウエール方向への変位が、針番号の増加す
る方向(右側)に生じるか、逆に減少する方向(左側)
に生じるかを示す。
ープヘッドのウエール方向への変位量を示す。
ヘッドがバックヘッドにかかるのかフロントヘッドにか
かるのかを示す。
編目と交差もしくは重なっている場合の重なり順を数値
で示す。
上述したMiddleデータのパラメータの中のhea
d,kousoku,nejiriによって表わす。
表1に示す。
の共通パラメータ値がオペレータにより指定入力される
と、エンジニアリングワークステーション140のCP
Uは編地を構成する全ての編目位置に対応させて、上述
のパラメータ値を図23,図24に示すテーブル形態で
内部メモリに展開記憶する。
情報については、特定の編目位置についてのみ、メモリ
に記憶する。
順を一般的な編機の編成動作として記述したものであ
る。シーケンスデータの構成要素として次のものがあ
る。
号,針動作,度目をパラメータとして有する) (b)ラッキング動作(ラッキング(ヘッド)移動量を
パラメータとして有する) (c)目移し動作(渡し側針番号,受け側針番号をパラ
メータとして有する) (d)払い動作(針番号をパラメータとして有する) (e)出会い設定動作 (f)引き下げ張力設定動作 この6つの動作で通常の編機で編成される編地はすべて
作成可能である。シーケンスデータは(a)〜(f)の
要素を編成に必要な順番に列べて記述する。シーケンス
データは(a)〜(f)の要素を含めてすべて整数によ
って記述する。数字と各動作の割当てについて後で述べ
る。
っている。
つ。
の情報を、1つの糸番号に対して数バイトを割当てる。
ただし、最初の1本分は空白であり、次が第1番目の糸
番号に関するデータである。この糸番号“1”を使用し
ている場合はビット“1”で表わし、各給糸口を使用す
る場合にビット“1”で表わす。この後に通常の編み手
順を示す情報が続く。
ものをコースとよび、これを1つの単位として編成方向
に並べたものである。
RSEが与えられ、(コース番号),(コース内動作情
報),COURSEend(データ終了コード)で表わ
される。
1ずつ増える整数である。コース内動作は次のものを必
要に応じて任意に列べたものである。
られ、(糸番号),(編成方向データ),(針動作デー
タ),AMIend(終了コード)で表わされる。
目)のように表わされ、必要な本数分記述する。
CKが与えられ、(ラッキング量)RACKend(終
了コード)で表わされる。
1単位として取扱う。符号は左方向のラッキングを行う
場合が負である。
の識別名),MErcv(受け側針の識別名),MEe
nd(終了コード)で表わされる。
行う針を必要な本数だけ記述する。ただし、それぞれの
対応がとれている必要がある。
に準ずる。
の識別名),HAend(終了コード)で表わされる。
る。
別名),DEAIend(終了コード)で表わされる。
なく、現在の出会いが目的の出会いと一致しているか確
認するために用いる。また、出会いの初期設定はゴム出
会いである。引き下げ張力設定データはTEN(引き下
げ張力の識別名),TENend(終了コード)で表わ
される。
わされる。実際の張力との対応は編機本体のコントロー
ラによって決定される。なお、この張力設定が用いられ
るのはこのコードが現れてから、次にこのコードが出て
きて、変更を行った場合、または編成動作を行う前まで
である。
を次の識別名で必要に応じて記述することができる。
タの作成を目的としており、これらシーケンスデータの
中で、針番号はコース方向の編目位置と1対1に対応し
て自動的に割当てられる。また、上述の(a)〜(e)
のデータはデザインデータの各パラメータを用いて自動
的に作成され、その他データはオペレータの指示入力が
ないときは予め定められたデフォル値が用いられる。
シーケンス変換処理により各編目位置毎にテーブル形態
でエンジニアリングワークステーション140の内部メ
モリに展開記憶される。
る場合を例に説明する。
示す。
(ループ)を形成することに着目し、編目の位置に対応
させて記憶されているデザインデータ群の中から、1本
の糸(特定の糸番号)について編目(より正確にはルー
プヘッド)が連続的に形成されていく順序およびその編
目位置を見つけ出す。次に、形成順序に該当する編目位
置のデザインデータの中から、シーケンスデータに関連
するパラメータを取り出し、このパラメータを用いてシ
ーケンスデータを作成する。
成,目移し等)を行う位置と1対1に対応するので、駆
動を指示する編針に換算することができる。
ーション140のCPUではメモリに展開記憶されてい
るデザインデータ群に対して以下の検索処理を行う。
番号をまず“1”に初期設定し(ステップS301
0)、メモリの読出し開始位置からデザインデータを読
出して行く(ステップS3020→S3030→S30
40→S3050→S3030のループ処理)。デザイ
ンデータの中に糸番号“1”のリンクスタート情報が含
まれていることをCPUがステップS3040で検出す
ると、CPUは手順をステップS3100に移行し、読
出したデザインデータの中から、編み方データ,度目デ
ータを取り出す。また、現在の読出しアドレスから編目
位置を逆算し、次にデザインデータの中の針の種類デー
タおよびこの編目位置に対応する針番号(針の種類をも
示す)を設定する。さらに、針番号,編み方データ,度
目データを1組としたシーケンスデータ(編成動作デー
タ)を作成し、メモリに記憶する(ステップS3100
→S3110)。
ンク関連情報に基づき、糸の編成方向に沿って次に形成
すべき編目の位置,距離についての情報を用いて、現在
の編目と接続する次の編目の位置を算出し、算出結果と
対応するメモリの読出しアドレスを算出する。そして、
そのアドレスでのデザインデータの読出しを行う(ステ
ップS3120→S3130)。
情報が検出するまでステップS3140→S3100〜
S140のループ処理を繰り返し実行し、連続して編目
を形成する位置、すなわち編成位置を順次に検出すると
共にデザインデータに基づき、編成動作データを作成し
メモリに記憶して行く。
の編成針の駆動順序を編成動作データの形態でメモリに
記憶した後、リンク終了を検出すると(ステップD31
40)、CPUは糸番号を“2”に更新し、手順をステ
ップS3020へ戻す。
30〜S3050のループ処理で番号“2”の糸のリン
クスタート位置を検出した後、ステップS3100〜S
3140のループ処理で編目形成順序に対応させた編成
針の駆動順序を記憶する。
の処理を終了すると(ステップS3020)、オペレー
タからの指示で作成したシーケンスデータをフロッピー
ディスクにファイル登録した後(ステップS330
0)、CPUは本制御手順の実行を終了する。
メータデータについても編成動作データを他のパラメー
タデータと読み換えることで上述と同様の処理手順で作
成できるので、他のパラメータデータについての作成処
理手順の説明を省略する。
り作成された編成動作データの一例を次に示す。
(ニット動作)を示す識別コード、30は度目を表わす
数値である。
ールデータの構成例を図26に示す。コントロールデー
タは編成スケジュールを軸に成り立っている。編成スケ
ジュールは編機の基本動作を編成に必要な順に並べたも
のである。基本動作は編成,ラッキング,目移し,張力
変更等が主なもので、ほかに編成スケジュールを制御す
るための命令もいくつかある。ここでいう編成は1回の
給糸口動作を意味し、退避動作も1回の編成動作とな
る。以下に命令とそれに対応するパラメータについて説
明する。
する。編成パラメータは給糸口の指定,動作の目標値,
スタート条件,編成範囲,引き下げ張力設定値などを示
す。さらに実際の編成を行う場合は編成範囲の針に対し
て1本ずつカムパターン(度目,糸種によって異なる)
を設定する必要がある。このカムパターンを記憶しても
テーブルがカム形状指定テーブルである。これは編成範
囲の各針に対して所定のカム番号を割当てるものであ
る。本実施例ではカム番号として97種類用いることが
できる。この内訳はミス動作に1つ、ニット,タック動
作に各48種類である。ニットとタック動作はペアで用
いる必要があるので、度目,糸種の異なる48種類のカ
ム(度目コード)を使用できる。この一枚の編地全体で
共通な48種類がどのようなカムであるかを示すのがカ
ムインデックスデータである。このアスキーファイルで
各度目コードに対して度目,糸種を示す。実際のカムパ
ターンへはこのデータを元に編機本体でデータベースを
検索して変換する。
タをもたせる。編成パラメータにより目移し針の範囲を
決定し、それに対応する針にカム形状指定テーブルによ
って受け側,渡し側,動作しないを指定する。
要なものは所定ビットのパラメータをパラメータテーブ
ルに持つ。
命令によって示す。また編出し条件やコントロールデー
タの履歴などをカムインデックスデータ中に記憶してお
くこととする。
ておくために各テーブル名には識別名を名付ける。各フ
ァイルはそれぞれの持つデータの単位サイズ,データ個
数,テーブル認識番号,テーブルバージョン番号をヘッ
ダとして持つ。また、編機本体に付属する編機パラメー
タファイルは別の識別名を与え、コントロールデータフ
ァイルと区別がつくようにする。
了位置に終了コードを付加することで表わす。
て規定したコードを用いる。
ラッキング(引き数は針ピッチの半分を1とする,負で
バックベッドが右へ移動する),目移し,引き下げ張力
変更(引き数は張力コード),引き下げ張力リセット,
糸キャッチャー動作実行,糸カッタ動作終了,編成終
了,原点サーチ,原点復帰,フロントバック編み落とし
等を用いる。
編成に必要なデータをパラメータの形態で格納する。編
成に関するデータ以外には給糸口の退避,目移しに関す
るデータをも格納する。データの内容およびそのパラメ
ータの内容を以下に示す。
行う。
始する。
クは編機本体でも行う。
行き 3)コースカウンタカウントアップ:編段1段の編成開
始を表わす。
する。0で何もしない。
スを表わす。
とを表わす。
1で目移し動作のパラメータであることを示す。
0〜11で表わす。
ドで示す。実際の速度は各コードに対して編機本体側で
測定する。通常は以下の使い分けを行う。
3−調整2 8)張力コード :ループ保持針本数に対する張力設
定値をコードで示す。
定する。通常は以下の使い分けを行う。
3−調整2 9)給糸口動作ストローク:このコースで動作する給糸
口の目標位置をフロントベッドに対する絶対位置を用い
て表わす。このために(フロント針番号*2)を用い
る。これは負の値もとる。フロント針番号は1番の針を
0として数える。
ント編成針本数,バック編成スタート針番号,バック編
成針本数:給糸口動作に対する針の動作範囲を表わす。
スタート針番号は0が各ベッド1番の針に対応する。ま
た、編成針本数が0であった場合はそのベッドでは編成
を行わないことを示す。フロント,バックとも0の場
合、給糸口の待避動作となる。
対する指示を行うために現在ループのかかっている針本
数を示す。実際の張力設定値へは張力コードを用いて編
機本体側で変換する。
整合性を取るために0で表わす。
ータは00001000000000000000xx
xxyyyy0000(xxxxは速度コード、yyy
yは張力コードを示し有効)となり、給糸口目標位置は
0000000000000000で表わされ、残りの
データは有効である。
ートとする。いったん停止後スタートする時の条件は次
にあげる場合である。
る場合 2)前回の給糸口動作方向と反対の動作方向を与える場
合 3)前回の給糸口が今回の給糸口より一定距離だけ離れ
ない場合 (c)カム形状指定テーブル このテーブルでは所定数バイトで針1本のデータを表わ
し、1コース分のデータをコース順に並べる。各コース
に必要な本数(バイト数)は編成パラメータテーブルの
フロント,バックの編成針本数により決定する。1コー
ス分のデータの終わりには終了コードをおく。これはデ
ータの読み込みに当たってコース単位での読み込みが行
い易いようにするためである。ここで記述されるデータ
はカム番号であり、実際の動作はカムインデックスデー
タで指定する。
0〜95の96通りで、偶数はニット動作、奇数はタッ
ク動作としてペアで用いる。従って実際に使用できる度
目,糸種の組み合わせは1つの編地に対して48種類と
なる。内部コードは以上の通りであるが、呼び名はニッ
ト0〜ニット47,タック0〜タック47とする。換算
はニットnに対してn*2、タックnに対してn*2+
1となる。このnを度目番号または度目コードと呼ぶ。
また、数値128〜249はミス動作を表わすが、実際
に使用するのは128のみである。数値250〜255
は他の制御に用いるため予約済みとする。目移し動作の
場合は渡し側に0、受け側に1、動作しないものは数値
128を用いる。
なお、編成のないベッドについては何も書かない。最初
にでてくるコードが編成スタート針の動作コードとな
る。
タファイルはヘッダを持たない。内容はカム形状指定テ
ーブル中で使用された度目コードに対してそれぞれ度目
値,糸種を記述する。また、このファイル中に元のデザ
インデータ名をコメントとして持つ。データ番号,デー
タバージョンについてもデータを持つ。このファイルで
用いられる度目値,糸種はデザインデータ,シーケンス
データで設定された数値そのものであるが、これらがど
のような意味を持つかは実際にカム形状へ変換するプロ
グラムにより決定する。編機本体でカムインデックスデ
ータを読み込んでカム形状を形成する時点でニット,タ
ック同時にカム番号へ変換する。
糸毎の編地全体の編成順序をコース毎の編成順序におき
かえることにより編機の機種に対応させた上述の編成ス
ケジュール,編成パラメータテーブル,カム形状指定テ
ーブル,カムインデックスデータを作成する。
0の表示器のメニュー表示画面上でオペレータがコント
ロールデータ変換処理をメニュー選択すると(図4のス
テップS120)、ステップS130〜S170→S4
000の順序でコントロールデータ変換処理が起動され
る。
たいシーケンスデータファイルをキーボード入力装置1
10から指定入力する(ステップS4010)。エンジ
ニアリングワークステーション140のCPUは指定さ
れたシーケンスデータファイルをフロッピーディスクか
ら読出し、内部メモリに転送する(ステップS4010
→S4020)。
コントロールデータの編機の機種情報を受け付ける。C
PUは、フロッピーディスクから、機種情報に対応した
コントロールデータ作成プログラムを内部メモリにロー
ディングし、以下、このデータ作成プログラムに従って
演算実行を行う(ステップS4030)。
ーしきれないその機種の編機固有のコントロールデータ
を受け付け内部メモリに記憶する(ステップS404
0)。
シーケンスデータを範囲情報で指定された範囲に渡って
検索し、コース順に従って、コントロールデータの作成
に必要なパラメータを抽出する。より具体的には、まず
コース番号“1”を検索対象に設定し、シーケンスデー
タの中のコース番号“1”、最初の糸番号に相当する範
囲から上述のコントロールデータに関連するパラメータ
を抽出する。なお、抽出するパラメータの種類内容およ
びコントロールデータ側のパラメータとシーケンスコン
トロールデータ側のパラメータの対応関係はプログラム
中で数値演算式または論理演算式の形態で規定しておく
ものとする。
れた対応関係に基づき、抽出したシーケンスデータのパ
ラメータを用いて、コントロールデータを作成し、メモ
リに記憶する。次に、コース番号“1”、次の糸番号以
下のシーケンスデータについて上述と同様の処理を行
う。
順次にコントロールデータを作成し、1コース分のコン
トロールデータを作成すると(ステップS4070〜S
4090)、CPUはコース番号を更新し、以下コース
番号順にコントロールデータを作成して行く。オペレー
タから指定された範囲までのコントロールデータを作成
すると(ステップS4060)、オペレータからのファ
イル指示に応じて、これらコントロールデータを図26
に示す種類毎のテーブルの形態でそれぞれフロッピーデ
ィスクにファイル登録する。
トロールデータは、キーボード入力装置110からのオ
ペレータの転送指示により、フロッピーディスクから読
出され、図2の編機制御盤320に転送される。編機側
では、このコントロールデータに基づき従来通り、編成
動作を行うことになる。
ールデータの表示処理を選択した場合(図4のステップ
S120)、エンジニアリングワークステーション14
0のCPUの実行手順はステップS130〜S170→
S5000への進み、コントロールデータの表示処理を
行う。この処理はオペレータからコントロールデータの
識別名を受け付け、フロッピーディスクから、該当する
コントロールデータを読出して表示する処理である。ま
た、この表示画面を見て、オペレータはキーボード入力
装置110から修正情報を入力し、コントロールデータ
を変更することが可能である。
ークステーション140の処理について、説明してお
く。
通のため、本実施例では、1つの編目についてのみの編
目構造を特徴パラメータの形態でオペレータが指示入力
する。エンジニアリングワークステーション140では
入力された特徴パラメータを指定範囲の各編目に割当て
ることにより編地全体の編み構造を表わすことに特徴が
ある。このために、本実施例では特徴パラメータを編目
位置に対応させたメモリ上の各記憶位置に入力された特
徴パラメータと同一の特徴パラメータを記憶させる。
ータ群を格納するための記憶領域を用意し、次に少なく
とも形状指定された編目範囲個数だけ上記記憶領域を設
ける。また、編目位置とメモリ上の各記憶領域の位置関
係を1対1に対応させておく。
せる場合には、各記憶アドレスに対応させて、表示アド
レスが算出される。
表示画面上で位置指定して入力する。この入力データは
図12に示すように寸法に比例させた輪郭線図形で表示
される。また、図柄設定時にも図14に示すように表示
される。オペレータは作成しようとする編地形状で目視
確認できるので、編地の目数設定を誤っても、ただちに
その誤りに気が付くことができる。
る複数の端点の中で隣接する端点間を線分で結ぶドット
画像をメモリで作成し、次にこのドット画像を表示装置
に表示することで実現できる。
トによって区切られた部分を表示する。このビューポー
トの大きさは指示した拡大率によって目数として決まっ
ている。ビューポートにより選択された部分が編目キャ
ンパス上に拡大表示される。表示は編目キャンパス内の
直線で区切られた長方形で表され、この内部の色やここ
に重ねられた図形によって、パラメータを表現する。こ
の長方形の大きさは画面上のピクセル値を用いて、拡大
率毎に決まっている。なお、長方形の枠は通常白色で表
示され、編地外の部分は編目を表す長方形が黒色で表示
される。
号毎のリンク等(図17参照)、編地の構造を示す複数
のパラメータ情報を図形により表わして表示する。この
パラメータ表示を行うためには、パラメータの種類を表
わす図形パターンを予めエンジニアリングワークステー
ション140内のROMまたはフロッピディスクに予め
格納しておき、上述の編目配列を表わすドット画像と上
記図形パターンとをメモリ上で合成する。図形パターン
の配置位置や個数は入力のパラメータの値や編目配列か
ら定まることは言うまでもない。
示対象のデータ内容が指示された場合は、エンジニアリ
ングワークステーション140内のCPUは図28の制
御手順を割込み的に実行する。より具体的には指示内容
を識別して指示されたデータ内容についての表示を上述
の表示寸法を用いて行う。
形により状態表示を行うことができる。
る小さな長方形の外側の色で種類を表示 (b)編目の度目 :図16の上記長方形の内側の色で
度目を表示 (c)同一糸番号の糸の配列:図16の一点鎖線で配列
を表示 (d)ループヘッド:ある編目から移し先への直線で表
示、その線の色は糸番号に対応する。ループヘッドの線
が交叉しているものについては重なり関係を表わす。ル
ープヘッドの線のない編目は払いとなる。
直線で表示し、線の色は糸番号を表わす(図17参
照)。三角形マーク,逆三角形マークは端を表わす。イ
ンターシャタイプが設定された場合はアルファベッド文
字でタイプを表わす。
を選択して同時表示させることも可能である。
線画像および、編目画像はエンジニアリングワークステ
ーション140内のメモリ(ビデオRAM146)上で
CPU141により作成され、合成される。したがっ
て、CPU141およびビデオRAM146が本発明第
3形態の第1〜第3画像処理手段として動作する。
換,シーケンスデータ/コントロールデータ変換に用い
る対応関係の表わし方 上記のデータ変換に用いる2種のデータの対応関係は次
のように表わす。
Anで変換後のパラメータBを表わす場合は、B=A1
+Anのような四則演算式(ただし、係数を含む),も
しA1=“0”ならばB=“1”のような論理演算式ま
たはB=(A1,A2,…An)のようなベクトル式を
用いる。
件式を上記関係式に付加する。
データ変換処理プログラムの中で規定しているが、テー
ブル形態にまとめて、フロッピーディスクに格納してお
き、データ変換時に所望の関係式を用いると、関係式を
変更する処理が容易となる。
て説明しておく。
デザインデータ,シーケンスデータ,コントロールデー
タを作成すると、各データはその識別名と共にフロッピ
ーディスクにファイル登録される。したがって、この編
地に対して図柄や編目構造を変更したい場合は、フロッ
ピーディスクのデザインデータをエンジニアリングワー
クステーションにローディングする。オペレータは表示
画面上に編地表示状態を表示して、デザインデータの必
要箇所を修正することで新たな編地のデザインデータを
作成し、新たな識別名でフロッピーディスクにファイル
登録する。このような処理を実行することで、オペレー
タの入力する情報が減少し、入力操作が簡素化される。
トロールデータをオペレータが手動で設定入力する場合
は、シーケンスデータをプリンタにより印刷出力すると
よい。シーケンスデータは編成針やベッドの駆動動作等
の編成手順を表わすので、この編成手順に従ってコント
ロールデータを設定すると、誤設定が少なくなる。
機は横編み両面編機について複数機種を想定している
が、丸編機等他種の編機について本発明を適用すること
ができる。
して編機にコントロールデータを転送するようにしてい
るが、フロッピーディスク等の携帯用記憶媒体を介して
編機にコントロールデータを入力することもできる。
ステーション140で用いるプログラムおよび各種デー
タをフロッピーディスクに格納しておくようにしている
が、ハードディスクやその他記憶媒体に格納してもよい
こと勿論である。また、上述の記憶媒体複数種を併用的
に用いてもよいことは言うまでもない。
ば、オペレータは表示手段に表示された編地画像を目視
確認することで編み上がりの編地の状態を知ることがで
きる。このため、従来行っていた試し編みを行う必要が
なくなる。加えて、確定入力されたデザイン情報が編成
手順を示す動作情報や制御情報に自動変換されるので、
機種の異なる編機に対して制御情報を設定するためのオ
ペレータの労力が大幅に簡素化される。
る。
ロック図である。
40の回路構成例を示すブロック図である。
順を示すフローチャートである。
る。
る。
構造,編み方を示す説明図である。
順を示すフローチャートである。
するための説明図である。
明するための説明図である。
するための説明図である。
図である。
ーチャートである。
を示す説明図である。
報についての表示例を示す説明図である。
を示す表示例の説明図である。
表示を示す説明図である。
ック側の編地表示を示す説明図である。
ード図柄のサンプルを示す説明図である。
ード裏組織の度目を設定する表示画像を示す説明図であ
る。
めの説明図である。
めの説明図である。
メモリへの格納形態を示す説明図である。
メモリへの格納形態を示す説明図である。
を示すフローチャートである。
示す説明図である。
手順を示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 編成対象の編地の形状および編目の構造
を示すデザイン情報を入力する入力手段と、 前記デザイン情報と、編機の編成動作内容を示す動作情
報との間の対応関係を示す第1演算情報を記憶した第1
記憶手段と、 該第1記憶手段の第1演算情報に基づき、前記入力手段
から入力されたデザイン情報を前記動作情報に変換する
第1演算処理手段とを具えたことを特徴とするニットデ
ザインシステム。 - 【請求項2】 前記動作情報と前記編機を駆動させるた
めの制御情報との間の対応関係を示す第2演算情報を当
該編機の機種毎に記憶した第2記憶手段と、前記編機の
機種を指定する指定手段と、当該指定された機種に対応
の前記第2記憶手段の第2演算情報に基づき、当該指定
された機種に対応の前記制御情報を、前記第1演算処理
手段により変換された動作情報から変換する第2演算処
理手段とをさらに具えたことを特徴とするニットデザイ
ンシステム。 - 【請求項3】 編目の構造を複数種の図形パターンで表
わす画像情報を記憶した第3記憶手段と、 編成対象の編地の形状および前記編目の構造を示すデザ
イン情報を入力する入力手段と、 当該入力されたデザイン情報の示す形状に合致させた輪
郭線画像を形成する第1画像処理手段と、 前記入力手段から入力されたデザイン情報の示す構造に
対応の前記複数種の図形パターンを用いて編目画像を作
成する第2画像処理手段と、 当該作成された編目画像と前記輪郭線画像とを合成し、
編地画像を作成する第3画像処理手段と、 当該作成された編地画像を表示する表示手段とを具えた
ことを特徴とするニットデザインシステム。 - 【請求項4】 編目の構造を表わす複数種の第1特徴パ
ラメータと編目の編成動作を表わす複数種の第2特徴パ
ラメータとの間の第1対応関係を予め定め、 編成対象の編地を構成する編目の各位置に対応させて、
当該編地に関する前記複数種の第1特徴パラメータをメ
モリ上に展開記憶しておき、 前記編地において、同一の糸で連続的に形成される編目
の位置に対応させて前記複数種の第1特徴パラメータ
を、演算処理装置の検索処理により前記メモリから前記
糸の編成方向に沿って順次に読出し、 前記第1の対応関係に従って、前記演算処理装置の演算
処理により、当該読出された複数種の第1特徴パラメー
タを前記複数種の第2特徴パラメータに変換すること
で、前記編地の編成手順を表わす編成データを作成する
ことを特徴とする編成データの作成方法。 - 【請求項5】 編機の編成動作を指示する複数種の制御
パラメータと前記複数種の第2特徴パラメータとの間の
第2対応関係を予め定め、前記演算処理装置により前記
複数種の第2の特徴パラメータを前記編機の編成順に並
び換え、当該並び換えられた複数種の第2特徴パラメー
タを、前記第2対応関係に従って、前記演算処理装置の
演算処理により前記複数種の制御パラメータに変換する
ことで、前記編機の制御のための第2編成データを作成
することを特徴とする請求項4に記載の編成データの作
成方法。
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