JPH0577044A - 溶接トーチ、該溶接トーチのノズル交換装置、チツプ清掃装置、ワイヤ切断装置、及び自動溶接システム - Google Patents

溶接トーチ、該溶接トーチのノズル交換装置、チツプ清掃装置、ワイヤ切断装置、及び自動溶接システム

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JPH0577044A
JPH0577044A JP3239570A JP23957091A JPH0577044A JP H0577044 A JPH0577044 A JP H0577044A JP 3239570 A JP3239570 A JP 3239570A JP 23957091 A JP23957091 A JP 23957091A JP H0577044 A JPH0577044 A JP H0577044A
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隆善 長井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動溶接システムに適用される溶接トーチ清掃
装置の提供を目的とする。 【構成】溶接トーチのシールドノズルを第1ノズルとこ
れに着脱自在な第2ノズルとから構成する。支持台31
0上に、固定ハンド及び移動ハンド、ノズル受けポット
を有する割り出しテーブルを備えたノズル交換装置32
0と、溶接ワイヤを切断するワイヤ切断装置330と、
固定ハンド、回転ブラシ、回転テーブルを備えたチップ
清掃装置340を配置している。溶接ロボット200に
よる溶接トーチ100の近接を検出するセンサを各部に
配し、これに基づき各装置を制御することにより、全自
動で溶接トーチの清掃を実施する装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク溶接に用いられ
る溶接トーチ、及び該溶接トーチを備えた自動溶接シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、溶接トーチを多関節ロボットに取
着して、全自動で溶接作業を実施する自動溶接システム
が多く使用されている。自動溶接システムは長時間の無
人運転が可能であり、溶接作業を大幅に能率化すること
ができる。
【0003】溶接トーチとしては、その先端部から溶接
ワイヤを送出可能に保持する給電チップを、シールドガ
ス流出用の開口を有する略円筒状のシールドノズル内に
挿入・保持して構成されたものが多く使用されている。
【0004】しかし、この種の溶接トーチを用いて長時
間の溶接作業を実施すると、シールドノズルや給電チッ
プにスパッタ等が付着して堆積し、シールドガスの流出
の障害となってブローホールを発生させたり、給電チッ
プとシールドノズルが短絡して危険な状態となることが
ある。
【0005】従って、溶接トーチは定期的にあるいは必
要に応じて、堆積したスパッタ等を除去する清掃作業を
実施する必要がある。そして、従来の溶接トーチの清掃
は、溶接ロボットの作動を停止した後、ワイヤブラシを
溶接トーチの開口から挿入して、手作業により実施され
ていた。あるいは、以下に略説するようなノズル清掃装
置を使用して自動的に実施されていた。
【0006】即ち、細長い略円柱状の中心部材に複数の
ワイヤを植設してなるワイヤブラシを設け、このワイヤ
ブラシの中心部材の基端部側を回転自在に支持するとと
もに、該基端部に回転力を伝達して回転せしめ、定期的
に、溶接ロボットによる溶接作業を一時停止し、該ワイ
ヤブラシが溶接トーチの開口から挿入されるように溶接
ロボットを制御位置決めし、回転するワイヤブラシがシ
ールドノズルの内面と給電チップの外面に接触して、付
着・堆積したスパッタ等を除去するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人手により溶
接トーチの清掃を実施するのは、連続無人運転により溶
接作業の効率化を図るという自動溶接システムの目的に
反し、非効率的である。
【0008】一方、従来のノズル清掃装置を自動溶接シ
ステムに適用した場合、以下のような障害が生じた。即
ち、従来のノズル清掃装置は、溶接ロボットの溶接トー
チを特に拘束することなく、溶接トーチのシールドノズ
ルと給電チップの間に挿入するため、長時間連続的に清
掃を実施すると、溶接トーチが溶接ロボットの取付部に
対して芯ずれを起こし、溶接トーチの狙い位置が狂う。
【0009】ワイヤブラシ挿入時に、溶接トーチ内のス
パッタ等を奥に押し込んでしまい、溶接トーチ内部のシ
ールドガスの噴出口を閉塞したり、シールドノズルと給
電チップが短絡してしまうことがある等、清掃実施によ
りさらに状況を悪化せる。
【0010】溶接ロボットの位置決めに誤差があった場
合に、溶接トーチ内にワイヤブラシが適正に挿入され
ず、溶接トーチや溶接ロボット等が破損する場合があ
る。溶接トーチから除去されたスパッタ等はそのまま下
へ落下するため、各部が汚染し、故障の原因になる等で
ある。
【0011】従って、これらの障害が発生すると、溶接
性能が低下し溶接不良を生じたり、あるいは自動溶接シ
ステムを停止し、修復作業を人手により実施しなければ
ならいという問題があった。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、溶接トーチの清掃
を障害無く迅速、適正に実施することを可能とし、長時
間に渡る連続無人運転を可能ならしめることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題を解
決するため、以下に示すような構成の溶接トーチ、ノズ
ル交換装置、チップ清掃装置、ワイヤ切断装置を備えた
自動溶接システムを提供する。
【0014】(1)溶接トーチの構成 その先端部から溶接ワイヤを送出可能に保持する給電チ
ップを、シールドガス流出用の開口を有する略円筒状の
シールドノズル内に挿入・保持して構成される溶接トー
チにおいて、前記シールドノズルを、前記給電チップを
保持する第1ノズルと、該給電チップの先端部近傍まで
シールドガスを導く第2ノズルとから構成する。
【0015】そして、前記第1ノズルの先端部近傍の外
周に環状の溝を形成し、前記第2ノズルの基端部近傍の
側壁に、その一部が該第2ノズル内に突出するように外
側から付勢された複数の鋼球を配置し、該第1ノズルの
先端部を該第2ノズルの基端部に挿入することにより、
該第1ノズルの溝に該第2ノズルの鋼球が係合して、該
第1ノズルに第2ノズルが着脱自在に装着されるように
構成する。
【0016】(2)ノズル交換装置の構成 前記溶接トーチの第2ノズルを自動交換するノズル交換
装置であって、前記第1ノズルの胴体部を解除可能に把
持する第1ハンドチャックを固定的に設け、前記第2ノ
ズルの胴体部を解除可能に把持する第2ハンドチャック
を、スライド手段により上下に摺動されるように構成し
て、該第1ハンドチャックの下側に設け、前記第2ノズ
ルの先端部を着脱可能に保持する複数のノズル受け手段
が配列された割り出しテーブルを、該第2ハンドチャッ
クの下側の受け渡し位置に該ノズル受けポットが順次位
置するように設定する割り出し手段を設ける。
【0017】そして、前記第1ハンドチャック近傍に溶
接トーチの存否を検出する第1センサ及び該第1ハンド
チャックに把持された溶接トーチの第2ノズルの存否を
検出する第2センサを設け、該第1及び第2センサから
の信号に基づき、該第1ハンドチャック、該第2ハンド
ッチャック、該スライド手段、及び該割り出し手段の作
動を制御する制御手段を設けて構成する。
【0018】(3)チップ清掃装置の構成 前記溶接トーチの給電チップを自動清掃するチップ清掃
装置であって、前記第1ノズルの胴体部を解除可能に把
持する第3ハンドチャックを固定的に設け、該第3ハン
ドチャックの下側にスライド手段により一軸方向に摺動
されるスライドテーブルを設ける。該スライドテーブル
上に回転テーブルを設け、該回転テーブルの回転中心側
に向かって付勢された回転ブラシ手段を、該回転テーブ
ルの回転中心から離間した位置に設け、前記第3ハンド
チャック近傍に溶接トーチの存否を検出する第3センサ
を設け、前記回転テーブルの回転中心近傍にエアー吸引
手段を設ける。
【0019】そして、該第3センサからの信号に基づ
き、前記スライドテーブル、回転テーブル、回転ブラシ
手段、及びエアー吸引手段の作動を制御する制御手段を
設け、前記第3ハンドチャックが前記第2ノズルが離脱
された溶接トーチを把持した状態で、該スライドテーブ
ル、回転テーブル、回転ブラシ手段及びエアー吸引手段
を作動することにより、該回転ブラシ手段が該溶接トー
チの給電チップに接触しながら、該給電チップの周囲を
周回するように構成する。
【0020】(4)ワイヤ切断装置の構成 前記溶接トーチの溶接ワイヤを自動切断するワイヤ切断
装置であって、前記溶接トーチの溶接ワイヤを切断する
固定刃及び移動刃を有するワイヤニッパを設け、前記第
2ノズルが離脱された溶接トーチが所定の切断位置にあ
ることを検出する第4センサを設け、該第4センサから
の信号に基づき、該ワイヤニッパを作動する制御手段を
設け、前記溶接トーチの溶接ワイヤの先端部を切除する
ように構成する。
【0021】そして、前記ニッパ手段の下側に、切除さ
れた溶接ワイヤを収容するパイプダクトを設けて構成す
る。 (5)全体構成 前記溶接トーチを、三軸方向に位置決め移動する多関節
式の移動手段に取り付けて構成した溶接ロボットを設
け、固定支持台上に摺動自在にスライドテーブルを設
け、該スライドテーブルの摺動方向両端部にそれぞれ互
いに相反する方向に付勢する付勢手段を設け、該スライ
ドテーブル上に、前記ノズル交換装置、前記チップ清掃
装置、前記ワイヤ切断装置を設けて構成する。
【0022】そして、該溶接トーチを該ノズル交換装置
の第1ハンドチャックが把持し得る位置に位置決めし
て、該溶接トーチから第2ノズルを離脱する第1工程
と、該溶接トーチをワイヤ切断装置の切断位置に位置決
めして、該溶接ワイヤの先端部を切除する第2工程と、
該溶接トーチをチップ清掃装置の第3ハンドチャックが
把持し得る位置に位置決めして、該給電チップを清掃す
る第3工程と、その後、再度、該溶接トーチを該ノズル
交換装置の第1ハンドチャックが把持し得る位置に位置
決めして、該溶接トーチに該離脱した第2ノズルと異な
る第2ノズルを装着する第4工程を、前記溶接ロボット
による溶接工程を中断して定期的に実施するように該溶
接ロボットを制御する制御手段を設けて構成する。
【0023】
【作用】通常の溶接作業時には、第1ノズルに第2ノズ
ルを装着した状態となっており、溶接ロボットにより溶
接トーチが作動されながら、溶接対象物上の溶接軸に沿
って移動され、所定の溶接作業が行われる。
【0024】そして、溶接トーチの清掃等を実施する場
合には、溶接ロボットの制御手段により、溶接作業が中
断され、まず、溶接トーチは、ノズル交換装置の第1ハ
ンドチャック近傍に位置決めされる。
【0025】ここで、第1センサにより溶接トーチの存
在が検出され、第1ハンドチャックが作動されて、第1
ハンドチャックは溶接トーチの第1ノズルの胴体部を把
持する。次いで、第2センサにより第2ノズルの存否が
検出され、この場合は存在するので、第2ハンドチャッ
クがスライド手段により上昇され、第2ハンドチャック
が作動されて溶接トーチの第2ノズルの胴体部が把持さ
れる。第2ハンドチャックはこの状態でスライド手段に
より降下され、第2ノズルは第1ノズルから離脱され
る。
【0026】このとき、第2ノズルを保持していないノ
ズル受け手段が移動手段により移動されて、第2ハンド
チャックとの受け渡し位置に設定されており、受け渡し
位置で第2ハンドチャックが解放されることにより、該
第2ノズルがノズル受け手段に保持される。
【0027】第1ハンドチャックは溶接トーチから第2
ノズルが分離された段階で解放され、第2ノズルが分離
された溶接トーチは、溶接ロボットによりワイヤ切断装
置のの切断位置に位置決めされる。溶接トーチは第2ノ
ズルが分離されて、溶接ワイヤを保持している給電チッ
プが露出した状態となっている。
【0028】ワイヤ切断装置の第4センサが溶接トーチ
の存在を検出したならば、ニッパ手段の移動刃が作動さ
れて、給電チップ先端から突出している溶接ワイヤの先
端部が切断されて、その形状が整えられる。
【0029】次いで、溶接トーチは溶接ロボットによ
り、チップ清掃装置の第3ハンドチャック近傍に位置決
めされる。ここで、第3センサにより溶接トーチの存在
が検出され第3ハンドチャックにより溶接トーチの第1
ノズルが把持されるとともに、スライド手段が作動され
て回転ブラシ手段が給電チップに接触されるとともに、
回転テーブル、回転ブラシ手段、及びエアー吸引手段が
作動される。
【0030】回転ブラシ手段は回転しながら溶接トーチ
の給電チップの側方から接触して給電チップの周囲に付
着しているスパッタ等を除去する。このとき、回転テー
ブルも回転されており、回転ブラシ手段は回転テーブル
の回転中心から離間した位置に設けられているので、回
転ブラシ手段は給電チップの周囲を周回し、給電チップ
の外周が全周に渡って清掃される。
【0031】給電チップから除去されたスパッタ等は下
に落下することになるが、エアー吸引手段が作動されて
おり、スパッタ等はこれにより吸引され、周辺を汚染す
ることはない。
【0032】給電チップの清掃が終了すると、第3ハン
ドチャックによる溶接トーチの把持が解放され、溶接ト
ーチは溶接ロボットにより、再度、ノズル交換装置の第
1ハンドチャック近傍に位置決めされる。
【0033】ここで、第1センサにより溶接トーチの存
在が検出され、第1ハンドチャックが作動されて、第1
ハンドチャックは溶接トーチの第1ノズルの胴体部を把
持する。次いで、第2ハンドチャックがスライド手段に
より上昇され、第2ハンドチャックが作動されて溶接ト
ーチの給電チップ近傍に位置される。そして、第2セン
サにより第2ノズルの存否が検出され、この場合は存在
しないので、第2ハンドチャックはスライド手段により
降下される。
【0034】このとき、新規あるいは清掃済の第2ノズ
ルを保持しているノズル受け手段が移動手段により移動
されて、第2ハンドチャックとの受け渡し位置に設定さ
れており、受け渡し位置で第2ハンドチャックが作動さ
れることにより、該第2ノズルが第2ハンドチャックに
把持される。
【0035】次いで、第2ハンドチャックはスライド手
段により上昇されて、該第2ノズルは溶接トーチの第1
ノズルに装着・合体される。第2ノズルが装着された段
階で第1及び第2ハンドチャックによる把持が解放さ
れ、第2ノズルが装着された溶接トーチは、溶接ロボッ
トにより移動されて、スパッタ等が除去・清掃された溶
接トーチにより、中断された溶接作業が続行される。
【0036】尚、第1又は第3ハンドチャックにより、
溶接トーチが把持される際に、溶接ロボットによる溶接
トーチの位置決めに多少の誤差があった場合には、該第
1又は第3ハンドチャックの把持中心と溶接トーチの軸
心とが一致しないことになるが、ノズル交換装置及びチ
ップ清掃装置は摺動自在なスライドテーブル上に設けら
れており、このスライドテーブルは付勢手段によりそれ
ぞれ相反する方向に付勢されているので、該スライドテ
ーブルが第1又は第3ハンドチャックの把持中心と、溶
接トーチの軸心が一致するように応動し、該誤差が吸収
されるようになっている。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明実施例の全体構成を示す斜視図、図
2は溶接トーチの構成を示す斜視図、図3は溶接トーチ
の構成を示す断面図、図4は溶接トーチの第2ノズルの
構成を示す分解斜視図、図5は溶接トーチの第2ノズル
の構成を示す断面図である。
【0038】図6はノズル交換装置の構成を示す一部破
断斜視図、図7はノズル交換装置の要部構成を示す正面
図、図8はチップ清掃装置の構成を示す一部破断斜視
図、図9はチップ清掃装置の要部を抽出した斜視図、図
10はチップ清掃装置の要部構成を示す正面図である。
【0039】図11はノズル分離時の動作を示す斜視
図、図12はワイヤ切断時の動作を示す斜視図、図13
はチップ清掃時の動作を示す斜視図、図14はノズル装
着時の動作を示す斜視図、図15は制御系の構成を示す
ブロック図である。
【0040】(1)まず、溶接トーチの構成について説
明する。 図1において、100は溶接トーチであり、溶接トーチ
100は多関節式の移動手段を有する溶接ロボット20
0に取り付けられている。溶接ロボット200は予め指
定されたプログラムに従って、溶接トーチ100の移動
や溶接トーチ100の作動を制御し、溶接作業を自動的
に実施するものである。
【0041】溶接トーチ100の構成は図2乃至図5に
示されている。同図において、101はトーチ本体であ
り、トーチ本体101はチューブ状に形成され、その内
部に溶接ワイヤ供給路及びシールドガス供給路を有して
いる。トーチ本体101の先端部には給電チップ102
が設けられ、給電チップ102の先端部から溶接ワイヤ
が順次送出されるようになっている。
【0042】給電チップ102は第1ノズル103によ
りトーチ本体101に保持・固定されている。第1ノズ
ル103はそれぞれ略円筒状に形成されたホルダサポー
ト104、ガイドソケット105、テーパシャンク10
6を螺合して構成され、トーチ本体101からのシール
ドガスは、この第1ノズル103内部を送られ、第1ノ
ズル103先端部近傍に配置されたオリフィス部材10
7を介して流出されるようになっている。尚、108は
ガス漏れ防止用のテフロンパッキンである。
【0043】テーパシャンク106の外周面は、先端に
いくに従って細くなるようにテーパ状に形成されてお
り、テーパシャンク106の基端部側には、断面V字形
状の環状溝109が形成されている。
【0044】110は略円筒状に形成された第2ノズル
であり、第2ノズル110の基端部側近傍の内側には、
第1ノズル103のテーパシャンク106に相対する形
状に形成されたテーパ部111が設けられている。第2
ノズル110の基端部側の側壁には、内側にいくに従っ
て細くなるように形成された複数のV字テーパ孔112
が均等配置され、このV字テーパ孔112にはそれぞれ
鋼球113が配置されている。
【0045】これらの鋼球113は環状バネ114によ
り外側から付勢され、その一部がテーパ部111内に突
出するようになっている。尚、第2ノズルの環状バネ1
14が配置される部分には凹溝115が形成されてお
り、環状バネ114の位置が確定されるようになってい
る。
【0046】環状バネ114は、図4に最も良く示され
ているように、長板状のバネ材をその両端部が互いに近
接するように円環状の形成するとともに、その両端部近
傍に互いに相対するように凸凹部(図4の矢印A)を形
成して構成されている。このように凸凹部とすることに
より、この部分に鋼球113が位置したとしても、他の
鋼球に対する付勢力と同等の付勢力を作用させることが
できる。
【0047】第2ノズル111の胴体部分の外周には、
凹部116が形成されており、この凹部116にはその
断面形状が三角波形となるように複数の溝117が形成
されている(図5参照)。把持を確実になすためであ
る。
【0048】然して、第2ノズル110のテーパ部11
1内に第1ノズル103のテーパシャンク106を挿入
することにより、鋼球113がテーパシャンク106に
より押圧されて埋没し、鋼球113がテーパシャンク1
06のV字溝109に係合することにより、第2ノズル
110が第1ノズル103に装着される。この状態で、
オリフィス部材107から流出されるシールドガスは第
2ノズル110内を流通して、給電チップ102の先端
部近傍に導かれる。
【0049】一方、第2ノズル110に第1ノズル10
3から離間する方向に力を作用させることにより、鋼球
113のV字溝109に対する係合が解除され、第2ノ
ズル110を第1ノズル103から分離できる。
【0050】尚、第1ノズル103を構成するホルダサ
ポート104、ガイドソケット105、及びテーパシャ
ンク106は、耐熱性の材料、例えばSUS402から
構成するのが望ましい。
【0051】(2)次いで、溶接トーチ清掃ロボット3
00について説明する。 図1において、溶接トーチ清掃ロボット300は、支持
台手段310上に3つの作業ステーション、即ち第1ス
テーションとしてのノズル交換装置320、第2ステー
ションとしてのワイヤ切断装置330、及び第3ステー
ションとしてのチップ清掃装置340を配置して構成さ
れている。
【0052】(2−1)支持台手段310の構成 図1において、支持台手段310は、固定支持台1に固
着された上部テーブル2上に、リニアガイド3及びスラ
イドガイド4を介してスライドテーブル5を、図中Y方
向に摺動自在に設けて構成されている。
【0053】そして、上部テーブル2のY軸方向両端部
の中央部近傍には、それぞれサポート金具6が設けら
れ、サポート金具6にはバネ8が装着されたネジ棒7の
一端部が螺合されている。ネジ棒7の他端部はスライド
テーブル5に形成されている穴に遊嵌支持されており、
スライドテーブル5はスライドテーブル5を挟んで相対
するバネ8により相反する方向に付勢されており、スラ
イドテーブル5に外部から力が作用した場合に、これに
応動するように構成されている。
【0054】(2−2)ノズル交換装置320の構成 図1、図6及び図7を参照して説明する。スライドテー
ブル5上面には、箱型支持部材9が固定的に立設配置さ
れており、箱型支持部材9の上部には横方向に突出する
形で第1ハンドチャック10が固定的に設けられてい
る。第1ハンドチャック10はV字爪12を有してお
り、エアーシリンダ11のピストン(作動軸)に固着さ
れたラックとV字爪12に取り付けられたピニオンとを
噛合することにより、V字爪12が開閉するようになっ
ている。
【0055】第1ハンドチャック10の下方には、第1
ハンドチャックと同様に構成された第2ハンドチャック
13が設けられている。第2ハンドチャック13はプレ
ート部材16に固着されており、プレート部材16はリ
ニアガイド14及びスライドガイド15を介して箱型支
持部材9に、図中Z方向に摺動自在に取り付けられてい
る。
【0056】プレート部材16の下端部には、スライド
テーブル5上に設けられたエアーシリンダ17のピスト
ン18が取り付けられており、エアーシリンダ17の作
動により、第2ハンドチャック13がZ方向にスライド
されるようになっている。
【0057】第1ハンドチャック10は溶接トーチ10
0の第1ノズル103を把持し、第2ハンドチャック1
3は溶接トーチ100の第2ノズル110を把持するも
のであり、それぞれのV字爪の詳細が図7に示されてい
る。第1ハンドチャック10のV字爪12及び第2ハン
ドチャック13のV字爪12′の把持部12′aは、絶
縁のため絶縁性部材12b,12′bを介してボルト1
2c,12′cにより固定されている。尚、この実施例
では絶縁性部材12b,12′bはテフロンを採用して
いる。
【0058】第1ハンドチャック10のV字爪12の把
持部12aは凹状部12dを有しており、溶接トーチ1
00のホルダサポート104と係合することにより、把
持中の溶接トーチ100に上下方向に力が作用しても位
置ずれを起こさないようになっている。
【0059】一方、第2ハンドチャック13のV字爪1
2′の把持部12′aは凸状部12′dを有しており、
溶接トーチ100の第2ノズル110の凹部116に係
合することにより、エアーシリンダ17の作動による第
2ハンドチャック13の上昇又は下降による第2ノズル
110の第1ノズル103に対する着脱が確実に行われ
るようになっている。
【0060】スライドテーブル5上の箱型支持部材9の
前方には、図6にその詳細が示されているような割り出
し回転テーブル手段が設けられている。図6において、
23は割り出しテーブルであり、割り出しテーブル23
の周縁部近傍には、溶接トーチ100の第2ノズル11
0を着脱可能に保持する複数のノズル受けポット19が
均等配置されている。
【0061】ノズル受けポット19は略円筒状の部材か
ら構成され、溶接トーチ100の第2ノズル110の先
端部近傍が挿入されることにより、第2ノズル110を
保持するものである。ノズル受けポット19は、その先
端部に一対の球状押圧部21を有する羽根バネ20とと
もにボルト22により割り出しテーブル23上に固定さ
れており、羽根バネ20の球状押圧部21が溶接トーチ
100の第2ノズル110の内側壁面を押圧することに
より、第2ノズル110を確実に保持するようになって
いる。
【0062】割り出しテーブル23のセンタ穴24の下
側には、ラチェット歯車25が一体的に設けられてい
る。そして、ベースプレート26上には主軸27が立設
されており、主軸27にはラチェット受けプレート28
が回転自在に支持されているとともに、ラチェット受け
プレート28の回転とは無関係に、一対のベアリング2
9a,29bを介して割り出しテーブル23が回転自在
に支持されている。
【0063】ラチェット受けプレート28にはその回転
中心から離間した位置に、トラニオンシリンダ30のピ
ストン31の先端部に設けられた金具32が枢着されて
いる。トラニオンシリンダ30のトラニオン33は、ト
ラニオン受けプレート34及びL型プレート35によ
り、ベースプレート26上に支持されている。
【0064】一方、ラチェット受けプレート28にはそ
の回転中心から離間した位置に、ラチェット爪39が支
持ピン40を介して回動自在に取り付けられている。ラ
チェット爪39は、ラチェット受けプレート28に一体
的に設けられたL金具42に支持されたボールプランジ
ャ41により、ラチェット受けプレート28の回転中心
側に付勢されており、割り出しテーブル23が一方向に
回転されるときにのみラチェット爪39の先端がラチェ
ット歯車25に噛合するようになっている。
【0065】また、割り出しテーブル23の下面には、
複数のV字穴43が各ノズル受けポット19に対応して
形成されており、ガイドサポート44及びその内部に設
けられたバネ45により支持・付勢された鋼球46がV
字穴43に係合することにより、割り出しテーブル23
のノズル受けポット19がノズル受け渡し位置に位置決
めされるようにしている。ベースプレート26はスライ
ドテーブル5上にボルトにより固定される。
【0066】然して、トラニオンシリンダ30が作動さ
れると、ピストン31が伸長し、ラチェット受けプレー
ト28が回転する。このとき、ラチェット爪39の先端
はラチェット歯車25に噛合しており、割り出しテーブ
ル23が所定の角度だけ回転されたところで、鋼球46
と対応するV字穴43が係合して割り出しが完了する。
トラニオンシリンダ30の作動が解除されるとピストン
31は縮短し、ラチェット受けプレート28は逆方向に
回転する。このとき、ラチェット歯車25からラチェッ
ト爪39はボールプランジャ41の付勢力に抗する方向
に力を受けて回転し、これにより、割り出しテーブル2
3の位置はそのまま保存される。
【0067】(2−3)ワイヤ切断装置330の構成 図1において、47はT字型支持部材であり、T字型支
持部材47はスライドテーブル5上に立設配置されてい
る。T字型支持部材47の先端部近傍には水平方向に突
出する形で、図12にその詳細が示されているようなワ
イヤニッパ48が固定的に設けられている。
【0068】ワイヤニッパ48は、固定的に設けられた
固定歯49及びエアーシリンダのピストン51に取り付
けられた移動V字歯50を備えて構成され、エアーシリ
ンダの作動により、移動V字歯50が固定歯49側に移
動することにより、これらの間に配置された溶接ワイヤ
を切断するものである。
【0069】再び図1を参照すると、ワイヤニッパ48
の下側には、切断されたワイヤを装置外に導くためのパ
イプダクト52が傾斜状に配置されている。 (2−4)チップ清掃装置の構成 図1、図8乃至図10を参照して説明する。図1におい
て、スライドテーブル5上には、箱型支持部材53が立
設配置されており、箱型支持部材53の上端部近傍に
は、ノズル交換装置320の第1ハンドチャック10と
同様に構成された第3ハンドチャック54が水平方向に
突出する形で設けられている。
【0070】また、スライドテーブル5上の箱型支持部
材53の前方には、台5aが設けられており、台5a上
にはリニアガイド55及びスライドガイド56を介して
スライドテーブル57がY軸方向に摺動自在に設けられ
ている。
【0071】図8及び図9において、箱型支持部材53
の下端面側近傍には、エアーシリンダ58が設けられて
おり、このエアーシリンダ58のピストン59の先端が
スライドテーブル57の一端に固定されており、エアー
シリンダ58の作動によりスライドテーブル57がY軸
方向にスライドされるようになっている。
【0072】テーブル57の先端よりには、回転テーブ
ル60がベアリング受け61に取り付けられたベアリン
グ62を介して回転自在に支持されている。回転テーブ
ル60は歯車63を有しており、この歯車63がテーブ
ル57の基端部よりに設けられたサポートプレート64
に支持された駆動モータ65の駆動歯車66と噛合さ
れ、駆動モータ65の作動により回転テーブル60が回
転されるようになっている。また、駆動モータ65の駆
動歯車66と同軸上には歯車67が一体的に設けられて
おり、この歯車67とエンコーダ69の歯車70とに無
端状のタイミングベルト68が巻回され、エンコーダ6
9により回転テーブル60の回転角度を検出するように
している。
【0073】回転テーブル60の回転中心近傍には、回
転テーブル60の回転とは無関係に固定的に設けられた
エアーエゼクタ71が立設配置されており、エアーエゼ
クタ71が作動されることにより、回転テーブル60の
上部近傍のエアーが吸引され、スパッタ等の埃を吸引す
るようにしている。
【0074】回転テーブル60の上面側の回転テーブル
60の回転中心から離間した位置には、支持アーム72
がピン73を介して回転自在に設けられており、支持ア
ーム72の回転中心から離間した位置には、略円柱状の
中心部材82に放射状に複数のワイヤを触接してなるブ
ラシ83が回転自在に設けられている。また、支持アー
ム72の先端78には、その一端がネジ金具79及び金
具受けL型サポート80を介して回転テーブル60上に
取り付けられたバネ77の他端が取り付けられており、
このバネ77によりブラシ83が回転テーブル60の回
転中心方向に付勢されている。尚、バネ77の付勢力
は、ネジ棒金具79を回転することにより調整すること
ができる。
【0075】回転テーブル60の下側近傍には、ブラシ
駆動モータ74が配置されており、ブラシ駆動モータ7
4の軸75がブラシ83の中心部材82にカプリング8
1により連結され、ブラシ駆動モータ74が作動される
ことにより、ブラシ83が回転するようになっている。
【0076】ブラシ83は、第2ノズル110が分離さ
れた溶接トーチ100の給電チップ102及びその近傍
の形状に合わせて構成するのがよい。また、ブラシ83
は研磨砥粒(グリット)を含有する複数のナイロン繊維
を中心部材82の周囲に放射状に植設して構成されてい
る。
【0077】尚、図8に示されているように、この実施
例においては、ブラシ83の中心部材82が偏心しない
ように、コの字状のサポート84を用いて中心部材82
の両端を支持することにより補強しているが、これはな
くてもよい。
【0078】(2−5)制御系の構成 図15を参照して説明する。溶接トーチ清掃ロボット3
00は制御装置301及びエアー供給装置302を備え
ており、溶接ロボット200の制御装置201との間で
やりとりされる制御信号及び各種センサ等からの入力信
号に従って、各部の作動を制御し、一連の作業が実施さ
れるようになっている。
【0079】即ち、ノズル交換装置320の第1ハンド
チャック10のV字爪12近傍には、溶接トーチ100
の存否を検出する第1センサS1、及び第1ハンドチャ
ック10に把持された溶接トーチ100に第2ノズル1
10が装着されているか否かを検出する第2センサS2
が、チップ清掃装置340の第3ハンドチャック54の
V字爪12の近傍には溶接トーチ100の存否を検出す
る第3センサS3が設けられている。
【0080】ワイヤ切断装置330のワイヤニッパ48
の近傍には溶接トーチ100の存否を検出する第4セン
サS4が、ノズル交換装置320の割り出しテーブル2
3の近傍には各ノズル受けポット19に在庫としての第
2ノズル110が保持されているか否かを検出する第5
センサS5が設けられている。これら各センサS1〜S
5からの信号及びチップ清掃装置340のエンコーダ6
9からの信号は制御装置301に入力される。一方、第
1ハンドチャック10開閉用のエアーシリンダ11、第
2ハンドチャック13開閉用のエアーシリンダ11′、
第2ハンドチャック13昇降用のエアーシリンダ17、
割り出しテーブル23割り出し用のトラニオンシリンダ
30、ワイヤニッパ48、第3ハンドチャック54開閉
用のエアーシリンダ11″、ブラシ83移動用のエアー
シリンダ58、ブラシ83自転用の駆動モータ74、ブ
ラシ83公転用の駆動モータ65、及びエアーエゼクタ
71に対して、エアー供給装置302からのエアーの供
給を制御する電磁弁S0L1〜S0L10がそれぞれに
対応して設けられており、制御装置301からの制御信
号が電磁弁SOL1〜SOL10に送られるこにとよ
り、上記各空圧式手段の作動が制御されるようになって
いる。
【0081】(3)この自動溶接システムの全体的な動
作について説明する。 溶接トーチ100は溶接作業を実施するときには、第2
ノズル110が装着されており、溶接ロボット200の
制御装置201により、溶接ワイヤの送り、溶接ワイヤ
への通電及びシールドガス流出が制御されながら、溶接
対象物上の所定の溶接軸に沿って移動され、所定の溶接
作業が行われるようにプログラムされている。
【0082】そして、溶接トーチ100は一連の溶接作
業実施中に定期的に清掃されるようにプログラムされて
いる。即ち、溶接トーチ100の清掃を実施する場合に
は、溶接ロボット200の制御装置201により、溶接
作業が中断され、図11に示されているように、まず、
溶接トーチ100はノズル交換装置320の第1ハンド
チャック10近傍の所定の位置に位置決めされる。
【0083】ここで、第1センサS1により溶接トーチ
100の存在が検出され、第1ハンドチャック10が作
動されて、第1ハンドチャック10のV字爪12は溶接
トーチ100の第1ノズル103の胴体部(ホルダサポ
ート104)を把持する。次いで、第2センサS2によ
り第2ノズル110の存否が検出され、この場合は存在
するので、第2ハンドチャック13昇降用のエアーシリ
ンダ17が作動されて、第2ハンドチャック13が上昇
移動され、溶接トーチ100の第2ノズル110近傍に
位置される。
【0084】そして、第2ハンドチャック13が作動さ
れて第2ノズル110の凹部116が把持される。その
後、エアーシリンダ17が縮短方向に作動されて第2ハ
ンドチャック13が降下される。これにより、第2ノズ
ル110の鋼球113と第1ノズル103のV字溝10
9との係合が解除され、第2ノズル110は第1ノズル
103から分離される。
【0085】一方、第2センサS2により溶接トーチ1
00に第2ノズル110が装着されていることが検出さ
れた時点で、トラニオンシリンダ30が第5センサS5
からの信号に基づき作動されて、割り出しテーブル23
上の各ノズル受けポット19のうち第2ノズル110を
保持していないノズル受けポット19が第2ハンドチャ
ック13下方の受け渡し位置に設定される。
【0086】第2ノズル110を把持した第2ハンドチ
ャック13の降下により、第2ノズル110の先端部が
該ノズル受けポット19に挿入される。これに伴い、該
ノズル受けポット19の羽根バネ20が第2ノズル11
0の内面に圧接しながら入り込み、第2ノズル110が
ノズル受けポット19に確実に保持される。
【0087】次いで、第2ハンドチャック13による第
2ノズル110の把持が開放され、エアーシリンダ17
が伸長方向に作動されて第2ハンドチャック13がノズ
ル受けポット19に把持されている第2ノズル110に
干渉しない位置に設定される。
【0088】第1ハンドチャック10に把持されている
溶接トーチ100は、第2ノズル110が分離された時
点で第1ハンドチャック10による把持が開放され、溶
接トーチ清掃ロボットの制御装置301から溶接ロボッ
ト200の制御装置201に対して分離完了信号が送ら
れ、溶接ロボット200により、図12に示されている
ように、ワイヤ切断装置330近傍の所定の切断位置に
位置決めされる。即ち、溶接トーチ100は第2ノズル
110が分離されて、溶接ワイヤWを保持している給電
チップ102が露出した状態となっており、給電チップ
102先端から突出している溶接ワイヤWの先端部近傍
が固定歯49及び移動V字歯50間に位置するように溶
接トーチ100が位置決めされる。
【0089】溶接トーチ100が所定の切断位置に設定
されたことが第4センサS4により検出されると、移動
V字歯50が移動されて、溶接ワイヤWの先端部が切断
されて、その形状が整えられる。切断・分離された溶接
ワイヤは下方に落下し、パイプダクト52を介して装置
外部に導かれる。
【0090】所定の切断作業が終了したことが制御装置
301から溶接ロボットの制御装置201に通知され、
図13に示されているように、溶接ロボット200によ
り溶接トーチ100がチップ清掃装置340の第3ハン
ドチャック54近傍の所定の位置に位置決めされる。こ
こで、第3センサS3により溶接トーチ100の存在が
検出されると、第3ハンドチャック54が作動されてV
字爪12により、溶接トーチ100の第1ノズル103
のホルダサポート104が把持される。
【0091】次いで、ブラシ84移動用のエアーシリン
ダ58が作動されて、回転テーブル60の回転中心と溶
接トーチ100の軸心とが整合されるとともに、ブラシ
自転用の駆動モータ74が作動されてブラシ83が回転
され、さらに、ブラシ83公転用の駆動モータ65が作
動されて、回転テーブル60が回転される。同時にエア
ーエゼクタ71も作動される。
【0092】これにより、ブラシ83は溶接トーチ10
0の給電チップ102の側部に回転しながら接触すると
ともに、ブラシ83が給電チップ102の周囲を周回
し、給電チップ102に付着しているスパッタ等が残ら
ず除去される。除去されたスパッタ等は、エアーエゼク
タ71の開口から周囲のエアーとともに吸引され、これ
により、装置が汚染されることはない。
【0093】回転テーブル60の回転角度(回転数)は
エンコーダ69により検出されており、予め決められた
回転角度(回転数)が検出された時点で、エアーシリン
ダ58、ブラシ自転用駆動モータ74、ブラシ公転用駆
動モータ65、及びエアーエゼクタ71の作動が停止さ
れる。この実施例においては回転テーブル60の回転
数、即ちブラシ83の周回数は正方向に3回及び逆方向
に3回としている。
【0094】次いで、第3ハンドチャック54による溶
接トーチ100に対する把持が解除され、給電チップ1
02の清掃が終了したことが溶接ロボット200の制御
装置201に通知される。これを受けて、溶接トーチ1
00は溶接ロボット200により移動されて、図14に
示されているように、再度、ノズル交換装置320の第
1ハンドチャック10近傍の所定の位置に位置決めされ
る。
【0095】溶接トーチ100が所定の位置に位置決め
されたことが、第1センサS1により検出されると、第
1ハンドチャック10が作動されて溶接トーチ100の
第1ノズル103が把持される。次いで、第2センサS
2により、この溶接トーチ100に第2ノズル110が
装着されているか否かが検出される。この場合は、溶接
トーチ100には第2ノズル110が装着されていない
ので、エアーシリンダ17が縮短する方向に作動され
て、第2ハンドチャック13が降下される。
【0096】これと同時に、トラニオンシリンダ30が
作動されて割り出しテーブル23が回転され、在庫とし
ての第2ノズル110、即ち新しい又は清掃済みの第2
ノズル110を保持しているノズル受けポット19が所
定の受け渡し位置に設定される。尚、在庫としての第2
ノズル110の存否は第5センサS5により検出され
る。
【0097】次いで、第2ハンドチャック13が作動さ
れて、V字爪12′により在庫としての第2ノズル11
0が把持され、エアーシリンダ17が上昇方向に作動さ
れて、第2ノズル110がノズル受けポット19から離
脱される。第2ハンドチャック13はそのまま上昇し、
第1ハンドチャック10に把持されている溶接トーチ1
00にこの第2ノズル110が装着される。
【0098】溶接トーチ100の第1ノズル103に第
2ノズル110が装着されたならば、第1ハンドチャッ
ク10及び第2ハンドチャック13による把持が解除さ
れ、溶接トーチ清掃ロボット300の制御装置301か
ら溶接ロボット200の制御装置201に対して全ての
清掃作業が終了したことが通知され、溶接ロボット20
0は溶接作業を再開する。
【0099】溶接トーチ清掃ロボット300は、各部を
初期状態に設定した後待機し、次の清掃作業を待つ。 (4)本実施例の構成によると、各作業ステーション3
20,330,340は、相反する方向に付勢された摺
動可能なスライドテーブル5上に配置されており、第1
ハンドチャック10又は第3ハンドチャック53に対す
る溶接トーチ100の位置決めに多少の誤差があったと
しても、スライドテーブル5がこれに応動するので、第
1ハンドチャック10又は第3ハンドチャック53が溶
接トーチ100を把持・拘束するときの溶接トーチ10
0への衝撃が緩和されるとともに、第1ハンドチャック
10又は第3ハンドチャック53の把持中心と溶接トー
チ100の軸心とが一致し、正確且つ迅速に溶接トーチ
100を把持・拘束することができる。
【0100】そして、溶接トーチ100の給電チップ1
02を清掃するときには、溶接トーチ100の第1ノズ
ル103が第3ハンドチャック53により把持・拘束さ
れた状態でなされるので、ブラシ83が接触しても溶接
トーチ100に振動等が生じることが少なく、付着した
スパッタ等が十分に除去されるとともに、溶接ロボット
200に対して負担をかけることも少ない。
【0101】また、溶接トーチ100のノズルは、第1
ノズル103及び第2ノズル110とから構成され、第
2ノズル110は第1ノズル103から分離できるよう
に構成しているので、給電チップ102の清掃を障害な
く確実に行うことができる。そして、第1ノズル103
と第2ノズル110の嵌合する部分は、相対するテーパ
形状となっており、さらに、第1ノズル103は熱膨張
率の低い材料を用いて構成されているので、溶接時の熱
によりノズルに熱膨張が生じても着脱に支障がないとと
もに、嵌合部は付勢された鋼球113とV字溝109と
が解除可能に係合する構成なので、簡単な手順で第2ノ
ズル110の装着/分離が可能である。
【0102】さらに、溶接トーチ100の第2ノズル1
10を自動交換する第1ステーションと、給電チップ1
02が保持している溶接ワイヤWを定寸に切断する第2
ステーションと、給電チップ102を回転するブラシ8
3で自動清掃する第3ステーションとを備えており、溶
接ロボット200により溶接トーチ100を第1ステー
ション320、第2ステーション330、第3ステーシ
ョン340、及び第1ステーション320に順次位置決
めすることにより、第2ノズル110の分離、溶接ワイ
ヤの切断、給電チップの清掃、及び新しい第2ノズル1
10の装着という作業が自動的になされるようになって
いるので、ノズル受けポット19に予め保持されている
第2ノズル110を全て使い終わるまでの間、自動溶接
システムを停止することなく無人運転することができ、
稼動率を大幅に向上することができる。
【0103】また、各作業ステーション320,33
0,340は支持台310上にコンパクトに配置されて
おり、装置全体が小型である。さらに、給電チップ10
2清掃時には、ブラシ83はバネ77により給電チップ
に常に接触せしめられた状態で、給電チップ102の周
囲を周回するので、ブラシ83が摩耗したとしても、清
掃性能が低下することは少ない。
【0104】また、給電チップ102清掃時にブラシ8
3により除去されたスパッタ等は、エアーエゼクタ71
により吸引されるとともに、ワイヤニッパ48により切
断分離された溶接ワイヤはパイプダクトを介して所定位
置に導かれるようになっているので、装置が汚染される
ことも少なく、これに伴う障害の発生も少ない。
【0105】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、以下に示す効果を奏する。 (1)本発明による溶接トーチの構成によると、溶接ト
ーチのノズルを第1ノズルとこれに着脱自在に装着され
る第2ノズルとから構成しており、第2ノズルを第1ノ
ズルから分離することにより、給電チップを露出させる
ことができ、給電チップの清掃を迅速且つ確実になすこ
とができるようになる。
【0106】(2)本発明によるノズル交換装置を採用
すると、溶接トーチを所定の位置に設定することによ
り、溶接トーチの第2ノズルを他の新しい又は清掃済み
の第2ノズルに自動的に交換することができ、溶接トー
チ清掃作業の効率化を図ることができる。
【0107】(3)本発明によるチップ清掃装置を採用
すると、第2ノズルが分離された溶接トーチを所定の位
置に設定することにより、給電チップに付着しているス
パッタ等を全周にわたって確実に且つ自動的に除去する
ことができ、溶接トーチ清掃作業の効率化を図ることが
できる。
【0108】また、清掃作業は第1ノズルを把持・拘束
した状態で行われるので、従来の如く溶接トーチが溶接
ロボットの取付部に対して芯ずれを起こし、溶接位置の
ねらい位置を狂わせることがない。
【0109】さらに、エアー吸引手段を設けて構成して
いるので、給電チップから除去されたスパッタ等が装置
周辺に散乱して装置周辺を汚染することもない。 (4)本発明によるワイヤ切断装置を採用すると、第2
ノズルが分離された溶接トーチを所定の位置に設定する
ことにより、給電チップに保持されている溶接ワイヤ先
端部を自動的に寸断することができ、溶接トーチ清掃作
業の効率化を図ることができる。尚、切除された溶接ワ
イヤはダクト手段に収容されるので、装置周辺を汚染す
ることはない。
【0110】(5)本発明による自動溶接システムによ
ると、溶接トーチの第2ノズルの分離、溶接ワイヤの切
断、給電チップの清掃、溶接トーチに対する新しい又は
清掃済みの第2ノズルの装着が全自動で実施されるの
で、溶接トーチ清掃作業のインライン化を達成でき、長
時間に渡る連続無人運転を実現することができる。
【0111】また、ノズル交換装置、チップ清掃装置、
及びワイヤ切断装置は相反する方向に付勢された摺動可
能なスライドテーブル上に配置されているので、溶接ト
ーチの各装置への位置決めに多少の誤差があったとして
も、このテーブルが応動することにより該誤差が補正さ
れるので、溶接トーチ及び溶接ロボットに過大な力を作
用させることは少なく、各部の破損や溶接トーチと溶接
ロボットとの位置関係を狂わせる等の障害が発生するこ
とが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明実施例における溶接トーチの構成を示す
斜視図である。
【図3】本発明実施例における溶接トーチの構成を示す
断面図である。
【図4】本発明実施例における溶接トーチの第2ノズル
の構成を示す分解斜視図である。
【図5】本発明実施例における溶接トーチの第2ノズル
の構成を示す断面図である。
【図6】本発明実施例におけるノズル交換装置の構成を
示す一部破断斜視図である。
【図7】本発明実施例におけるノズル交換装置の要部構
成を示す正面図である。
【図8】本発明実施例におけるチップ清掃装置の構成を
示す一部破断斜視図である。
【図9】本発明実施例におけるチップ清掃装置の要部構
成を示す斜視図である。
【図10】本発明実施例におけるチップ清掃装置の要部
構成を示す正面図である。
【図11】本発明実施例におけるノズル分離時の動作を
示す斜視図である。
【図12】本発明実施例におけるワイヤ切断時の動作を
示す斜視図である。
【図13】本発明実施例におけるチップ清掃時の動作を
示す斜視図である。
【図14】本発明実施例におけるノズル装着時の動作を
示す斜視図である。
【図15】本発明実施例における制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
100 溶接トーチ 200 溶接ロボット 300 溶接トーチ清掃ロボット 310 支持台 320 ノズル交換装置(第1ステーション) 330 ワイヤ切断装置(第2ステーション) 340 チップ清掃装置(第3ステーション) 5 スライドテーブル 8 バネ 10 第1ハンドチャック 13 第2ハンドチャック 17 エアーシリンダ 19 ノズル受けポット 20 羽根バネ 23 割り出しテーブル 25 ラチェット歯車 27 主軸 28 ラチェット受けプレート 30 トラニオンシリンダ 39 ラチェット爪 43 V字穴 45 バネ 46 鋼球 48 ワイヤニッパ 49 固定歯 50 移動V字歯 52 パイプダクト 54 第3ハンドチャック 57 スライドテーブル 58 エアーシリンダ 65 駆動モータ 69 エンコーダ 71 エアーエゼクタ 72 支持アーム 74 駆動モータ 83 ブラシ 101 トーチ本体 102 給電チップ 103 第1ノズル 109 V字溝 110 第2ノズル 113 鋼球 114 環状バネ 117 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 9/29 L 7920−4E N 7920−4E (72)発明者 木内 正人 東京都港区北青山1丁目2番3号 新キヤ タピラー三菱株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その先端部から溶接ワイヤを送出可能に
    保持する給電チップを、シールドガス流出用の開口を有
    する略円筒状のシールドノズル内に挿入・保持して構成
    される溶接トーチにおいて、 前記シールドノズルを、前記給電チップを保持する第1
    ノズルと、該給電チップの先端部近傍までシールドガス
    を導く第2ノズルとから構成し、 該第1ノズルに該第2ノズルを着脱自在に装着してなる
    ことを特徴とする溶接トーチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の溶接トーチにおいて、 前記第1ノズルの先端部近傍の外周に環状の溝を形成
    し、 前記第2ノズルの基端部近傍の側壁に、その一部が該第
    2ノズル内に突出するように外側から付勢された複数の
    鋼球を配置し、 該第1ノズルの先端部を該第2ノズルの基端部に挿入す
    ることにより、該第1ノズルの溝に該第2ノズルの鋼球
    が係合して、該第1ノズルに第2ノズルが着脱自在に装
    着されるようにしたことを特徴とする溶接トーチ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の溶接トーチにおいて、 前記複数の鋼球は、長板状のバネ材の両端部が互いに近
    接するように円環状に成形してなる環状バネにより付勢
    されており、 該環状バネの両端部は互いに相対する凹凸形状に形成さ
    れていることを特徴とする溶接トーチ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の溶接
    トーチにおいて、 前記第2ノズルの外周に、その断面形状が三角波形とな
    るように、複数の環状の溝を形成したことを特徴とする
    溶接トーチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の溶接
    トーチの第2ノズルを自動交換するノズル交換装置であ
    って、 前記第1ノズルの胴体部を解除可能に把持する第1ハン
    ドチャックを固定的に設け、 前記第2ノズルの胴体部を解除可能に把持する第2ハン
    ドチャックを、スライド手段により上下に摺動されるよ
    うに構成して、該第1ハンドチャックの下側に設け、 前記第2ノズルの先端部を着脱可能に保持する複数のノ
    ズル受け手段が配列された割り出しテーブルを、該第2
    ハンドチャックの下側の受け渡し位置に該ノズル受け手
    段が位置するように順次設定する割り出し手段を設け、 該第1ハンドチャック、該第2ハンドッチャック、該ス
    ライド手段、及び該割り出し手段の作動を制御する制御
    手段を設けて構成したことを特徴とする溶接トーチのノ
    ズル交換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の溶接トーチのノズル交
    換装置において、 前記ノズル受け手段を回転自在に軸支された円形の割り
    出しテーブルの円周部近傍に均等配置し、 該割り出しテーブルと一体的に回転するラチェット歯車
    を設け、 該割り出しテーブルと同一軸上に回転自在にラチェット
    受けプレートを設け、 該ラチェット受けプレートの回転中心から離間した位置
    に、該ラチェット歯車が一方向に回転するときにのみ該
    ラチェット歯車に噛合するラチェット爪を枢支し、 固定的に設けられたシリンダ手段の作動軸を該ラチェッ
    ト受けプレートの回転中心から離間した位置に枢支し、 該シリンダ手段の作動により該割り出しテーブルが所定
    の角度だけ回転して、該ノズル受け手段が前記第2ハン
    ドチャックの下側の受け渡し位置に位置決めされるよう
    にしたことを特徴とする溶接トーチのノズル交換装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の溶接トーチのノ
    ズル交換装置において、 前記第1ハンドチャック近傍に溶接トーチの存否を検出
    する第1センサ、及び該第1ハンドチャックに把持され
    た溶接トーチの第2ノズルの存否を検出する第2センサ
    を設け、 該第1及び第2センサからの信号に基づき、溶接トーチ
    に対する第2ノズルの着脱を制御するようにしたことを
    特徴とする溶接トーチのノズル交換装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれかに記載の溶接
    トーチのノズル交換装置において、 前記ノズル受け手段は、前記第2ノズルの先端部近傍が
    挿入される略円筒状のノズル受けポットの中央部に、前
    記第2ノズル先端部の開口に圧入されるバネ手段を設け
    てなることを特徴とする溶接トーチのノズル交換装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至4のいずれかに記載の溶接
    トーチの給電チップを自動清掃するチップ清掃装置であ
    って、 前記第1ノズルの胴体部を解除可能に把持する第3ハン
    ドチャックを固定的に設け、 該第3ハンドチャックの下側に回転テーブルを設け、 該回転テーブルの回転中心側に向かって付勢された回転
    ブラシ手段を、該回転テーブルの回転中心から離間した
    位置に設け、 前記第3ハンドチャックが前記第2ノズルが離脱された
    溶接トーチを把持した状態で、該回転テーブル及び回転
    ブラシ手段を作動することにより、該回転ブラシ手段が
    該溶接トーチの給電チップに接触しながら、該給電チッ
    プの周囲を周回するように構成したことを特徴とする溶
    接トーチのチップ清掃装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の溶接トーチのチップ
    清掃装置において、 前記回転ブラシ手段は、砥粒が含有された複数の繊維部
    材を放射状に植設して構成したことを特徴とする溶接ト
    ーチのチップ清掃装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載の溶接トーチ
    のチップ清掃装置において、 前記回転テーブルの回転中心近傍にエアー吸引手段を設
    けたことを特徴とする溶接トーチのチップ清掃装置。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれかに記載の
    溶接トーチのチップ清掃装置において、 前記回転テーブルを、一軸方向にスライド駆動されるス
    ライドテーブル上に設けたことを特徴とする溶接トーチ
    のチップ清掃装置。
  13. 【請求項13】 請求項9乃至12のいずれかに記載の
    溶接トーチのチップ清掃装置において、 前記第3ハンドチャック近傍に溶接トーチの存否を検出
    する第3センサを設け、 該第3センサからの信号に基づき、前記回転テーブル、
    回転ブラシ手段及びスライドテーブルの作動を制御する
    ようにしたことを特徴とする溶接トーチのチップ清掃装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至4のいずれかに記載の溶
    接トーチの溶接ワイヤを自動切断するワイヤ切断装置で
    あって、 前記溶接トーチの溶接ワイヤを切断する固定刃及び移動
    刃を有するワイヤニッパを設け、 前記第2ノズルが離脱された溶接トーチが所定の切断位
    置にあることを検出する第4センサを設け、 該第4センサからの信号に基づき、該ワイヤニッパを作
    動することにより、前記溶接トーチの溶接ワイヤの先端
    部を切除するようにしたことを特徴とする溶接トーチの
    ワイヤ切断装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の溶接トーチのワイ
    ヤ切断装置において、 前記ワイヤニッパの下側に、切除された溶接ワイヤを所
    定の収容位置に導くパイプダクトを設けたことを特徴と
    する溶接トーチのワイヤ切断装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至4のいずれかに記載の溶
    接トーチを、三軸方向に位置決め移動する手段に取り付
    けて構成した溶接ロボットと、 請求項7に記載の溶接トーチのノズル交換装置と、 請求項13に記載の溶接トーチのチップ清掃装置と、 請求項14に記載の溶接トーチのワイヤ切断装置とを備
    え、 該溶接トーチを該ノズル交換装置の第1ハンドチャック
    が把持し得る位置に位置決めして、該溶接トーチから第
    2ノズルを離脱する第1工程と、 該溶接トーチをワイヤ切断装置の切断位置に位置決めし
    て、該溶接ワイヤの先端部を切除する第2工程と、 該溶接トーチをチップ清掃装置の第3ハンドチャックが
    把持し得る位置に位置決めして、該給電チップを清掃す
    る第3工程と、 その後、再度、該溶接トーチを該ノズル交換装置の第1
    ハンドチャックが把持し得る位置に位置決めして、該溶
    接トーチに該離脱した第2ノズルと異なる第2ノズルを
    装着する第4工程を、前記溶接ロボットによる溶接工程
    を中断して定期的に実施するように該溶接ロボットを制
    御するようにしたことを特徴とする自動溶接システム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の自動溶接システム
    において、 固定支持台上に摺動自在にスライドテーブルを設け、 該スライドテーブルの摺動方向両端部にそれぞれ互いに
    相反する方向に付勢する付勢手段を設け、 該スライドテーブル上に、前記溶接トーチのノズル交換
    装置と、前記溶接トーチのチップ清掃装置と、前記溶接
    トーチのワイヤ切断装置を配置してなることを特徴とす
    る自動溶接システム。
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