JPH0576095B2 - - Google Patents

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JPH0576095B2
JPH0576095B2 JP59278954A JP27895484A JPH0576095B2 JP H0576095 B2 JPH0576095 B2 JP H0576095B2 JP 59278954 A JP59278954 A JP 59278954A JP 27895484 A JP27895484 A JP 27895484A JP H0576095 B2 JPH0576095 B2 JP H0576095B2
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Tetsuro Sunaga
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Description

【発明の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気デイス
ク等の磁気記録媒体に関するものである。 ロ 従来技術 一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、磁性
粉、バインダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体
上に塗布、乾燥することによつて製造される。 こうした磁気記録媒体において、磁性層には耐
久性向上のためにアルミナ等の非磁性研磨材粒子
が添加されるが、研磨材粒子の粒径については
種々の提案がなされている(特開昭49−115510
号、同52−45309号、特公昭54−14482号、特開昭
58−41437号、同57−162129号、同58−56227号、
同58−85931号公報等)。この場合、使用する研磨
材は1種類のみの場合と2種類併用の場合とに分
かれる。 ところが、1種類の研磨材粒子を用いた場合、
公知の粒度分布のものでは、粒子を大きくする
と、スチル耐久性は向上するがS/N比の低下、
ドロツプアウトの増加が起こる。粒子を小さくす
ると、S/N比、ドロツプアウトは良いが、スチ
ル耐久性が悪くなつてしまう。いずれにしても、
適切な粒径範囲は特に指定されていない。一方、
2種類併用の場合は、粒度分布がシヤープな研磨
材粒子を2種併用すると、スチル耐久性、S/N
比を共に良くする組合わせはあるが、粒度分布の
ピークが研磨材の種類によつて異なるために全体
としての粒径分布にバラツキが生じ易い。 ハ 発明の目的 本発明の目的は、磁性層の表面平滑性を保持し
ながらS/N比に優れ、ドロツプアウトが少な
く、かつスチル耐久性の良好な磁気記録媒体を提
供することにある。 ニ 発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、研磨材粒子を磁性層中に含有
した磁気記録媒体において、平均粒径が0.3〜
0.8μmであり、かつ、1μmより大きな粒径を有す
る割合が5〜30重量%である研磨材粒子が用いら
れてなることを特徴とする磁気記録媒体に係るも
のである。 本発明によれば、使用する研磨材粒子は従来の
ものより粒度分布が広く、0.3〜0.8μmの範囲に
平均粒径が設定されると同時に1μm以上の粒子
を5〜30重量%含むものであるため、スチル耐久
性のみならず、S/N比及びドロツプアウトの点
でも充分な性能を示すようにコントロールするこ
とができる。しかも、適切な粒径範囲を選択して
いるので、磁性層の表面は平滑に保つことができ
る。 本発明において、使用する研磨材の平均粒径が
0.3μm未満であると全体として粒子が小さすぎて
充分なスチル耐久性が得られなくなり、また0.8μ
mを越えると粒子が大きすぎて表面平滑性が損な
われ、S/N比の劣化、ドロツプアウトの増加を
生じるので、平均粒径を0.3〜0.8μm(望ましく
は0.4〜0.7μm)に設定すべきである。また、研
磨材粒子の1μm以上のものが5重量%未満であ
るとウスチル耐久性が弱くなり、また30重量%を
越えるとS/N比が低下し、ドロツプアウトが多
くなり、ヘツド摩耗が増加する傾向があるので、
1μm以上の粒子の割合は5〜30重量%(望まし
くは5〜20重量%)とすべきである。尚、最大粒
径としては5.0μm程度であるのが好ましい。 ここで、「平均粒径」は電子顕微鏡で直接選別
的にカウントして測定してもよいし、粒径分布か
ら測定してもよい。また比表面積から球形として
算出することもできる。また他の公知の方法を用
いることもできる。詳しくは「CARBON
BLACK年鑑1984」(カーボンブラツク協会刊)
や「カーボンブラツク便覧」(カーボンブラツク
協会編)、及び「新実験化学講座第18巻」(日本化
学会編、昭和52年、丸善株式会社刊)を参照でき
る。 第1図には、研磨材粒子の粒径に対する累積重
量%が、実線(本発明)、破線(従来の粒径小の
もの)、一点鎖線(従来の粒径大のもの)につい
て夫々示されている。上記の「平均粒径」とは、
累積重量%が50%のときの粒径として定義され
る。磁気記録媒体の性能としては次の表−1の傾
向が確認されている。
【表】 また、本発明で使用する研磨材粒子は第2図に
実線で示す如く、粒径の異なる2種類を併用した
破線で示す従来例に比べて粒度分布がブロードで
あり、製品のバラツキが著しく減少している。こ
れに対し従来例では、A粒子に併用するB粒子の
平均粒径及び添加量によつて特性が左右され易い
(即ち、各ピークA−B間に、対応する粒径の粒
子が存在しない領域が生じるので、B粒子の添加
の影響が直接的に出てしまう)。 本発明で使用しうる非磁性研磨材粒子として
は、α−Al2O3(コランダム)、人造コランダム、
溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、ダイヤ
モンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー
(主成分:コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。
この研磨材の含有量は磁性粉に対して20重量%以
下が好ましい。 本発明の磁気記録媒体において磁性層のバイン
ダー樹脂として少なくともポリウレタンを使用で
きるが、これは、ポリオールとポリイソシアネー
トとの反応によつて合成できる。使用可能なポリ
オールとしては、フタル酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、二量化リノレイン酸、マレイン酸などの
有機二塩基酸と、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ジエチレン
グリコールなどのグリコール類もしくはトリメチ
ロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトー
ルなどの多価アルコール類もしくはこれらのグリ
コール類および多価アルコール類の中から選ばれ
た任意の2種以上のポリオールとの反応によつて
合成されたポリエステルポリオール;または、s
−カプロラクタム、α−メチル−1−カプロラク
タム、s−エチル−s−カプロラクタム、γ−ブ
チロラクタム等のラクタム類から合成されるラク
トン系ポリエステルポリオール;またはエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイドなどから合成されるポリエーテルポリオ
ール等が挙げられる。 これらのポリオールは、トリレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレ
ンジンソシアネート、メタキシリレンジイソシア
ネート等のイソシアネート化合物と反応せしめ、
これによつてウレタン化したポリエステルポリウ
レタン、ポリエーテルポリウレタンや、ホスゲン
やジフエニルカーボネートでカーボネート化した
ポリカーボネートポリウレタンが合成される。こ
れらのポリウレタンは通常は主として、ポリイソ
シアネートとポリオールとの反応で製造され、そ
して遊離イソシアネート基及び/又はヒドロキシ
ル基を含有するウレタン樹脂またはウレタンプレ
ポリマーの形でも、あるいはこれらの反応性末端
基を含有しないもの(例えばウレタンエラストマ
ーの形)であつてもよい。 ポリウレタン、ウレタンプレポリマー、ウレタ
ンエラストマーの製造方法、硬化架橋方法等につ
いては公知であるので、その詳細な説明は省略す
る。 なお、本発明では、バインダー樹脂として上記
のポリウレタンと共に、フエノキシ樹脂及び/又
は塩化ビニル系共重合体も含有せしめれば、磁性
層に適用する場合に磁性粉の分散性が向上し、そ
の機械的強度が増大する。但、フエノキシ樹脂及
び/又は塩化ビニル系共重合体のみでは層が硬く
なりすぎるがこれはポリウレタンの含有によつて
防止でき、支持体又は下地層との接着性が良好と
なる。 使用可能なフエノキシ樹脂には、ビスフエノー
ルAとエピクロルヒドリンの重合より得られる重
合体であり、下記一般式で表わされる。
【化】 (但、l82〜13) 例えば、ユニオンカーバイト社製のPKHC、
PKHH、PKHT等がある。 また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体
としては、 一般式:
【化】 で表わされるものがある。この場合、
【式】 におけるl及びmから導き出されるモル比は、前
者のユニツトについては95〜50モル%であり、後
者のユニツトについては5〜50モル%である。ま
た、Xは塩化ビニルと共重合し得る単量体残基を
表わし、酢酸ビニル、ビニルアルコール、無水マ
レイン酸等からなる群より選ばれた少なくとも1
種を表わす。(l+m)として表わされる重合度
は好ましくは100〜600であり、重合度が100未満
になると磁性層等が粘着性を帯び易く、600を越
えると分散性が悪くなる。上記の塩化ビニル系共
重合体は、部分的に加水分解されていてもよい。
塩化ビニル系共重合体として、好ましくは塩化ビ
ニル−酢酸ビニルを含んだ共重合体(以下、「塩
化ビニル−酢酸ビニル系共重合体」という。)が
挙げられる。塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体
の例としては、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル
アルコール、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレ
イン酸の各共重合体が挙げられ、塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体の中でも、部分加水分解され
た共重合体が好ましい。上記の塩化ビニル−酢酸
ビニル系共重合体の具体例としては、ユニオンカ
ーバイド社製の「VAGH」、「VYHH」、
「VMCH」、積水化学(株)製の「エスレツクA」「エ
スレツクA−5」、「エスレツクC」、「エスレツク
M」、電気化学工業(株)製の「デンカビニル
1000G」、「デンカビニル1000W」等が使用でき
る。 また、上記以外にも、バインダー樹脂として繊
維素系樹脂が使用可能であるがこれには、セルロ
ースエーテル、セルロース無機酸エステル、セル
ロース有機酸エステル等が使用できる。セルロー
スエーテルとしては、メチルセルロース、エチル
セルロース等が使用できる。セルロース無機酸エ
ステルとしては、ニトロセルロース、硫酸セルロ
ース、燐酸セルロース等が使用できる。また、セ
ルロース有機酸エステルとしては、アセチルセル
ロース、プロピオニルセルロース、ブチリルセル
ロース等が使用できる。これら繊維素系樹脂の中
でニトロセルロースが好ましい。 また、バインダー組成全体については、上述の
ウレタン樹脂と、その他の樹脂(フエノキシ樹脂
と塩化ビニル系共重合体等との合計量)との割合
は、重量比で90/10〜40/60であるのが望まし
く、85/15〜45/55が更に望ましいことが確認さ
れている。この範囲を外れて、ウレタン樹脂が多
いと分散が悪くなり易く、またその他の樹脂が多
くなると表面性不良となり易く、特に60重量%を
越えると塗膜物性が総合的にみてあまり好ましく
なくなる。塩化ビニル−酢酸ビニルの場合、ウレ
タン樹脂とかなりの自由度で混合でき、好ましく
はウレタン樹脂は15〜75重量%である。 本発明の磁気記録媒体を構成する層のバインダ
ー樹脂としては、前記したものの他、熱可塑性樹
脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、電子線照射硬化
型樹脂が使用されてもよい。 熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下、
平均分子量が10000〜200000、重合度が約200〜
2000程度のもので、例えばアクリル酸エステル−
アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル
−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル
−スチレン共重合体等が使用される。 熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布
液の状態で200000以下の分子量であり、塗布乾燥
後には縮合、付加等の反応により分子量は無限大
のものとなる。また、これらの樹脂のなかで樹脂
が熱分解するまでの間に軟化または溶融しないも
のが好ましい。具体的には、例えばフエノール樹
脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ア
ルキツド樹脂等である。 電子線照射硬化型樹脂としては、不飽和プレポ
リマー、例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタン
アクリルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ等
が挙げられる。 本発明の磁気記録媒体において、磁性層中には
更にカーボンブラツクを磁性粉100重量部当り望
ましくは4.5重量部以下添加してよい。このカー
ボンブラツクは導電性のあるものが望ましいが、
遮光性のあるものも添加してよい。こうした導電
性カーボンブラツクとしては、例えばコロンビア
カーボン社製のコンダクテツクス(Conductex)
975(比表面積250m2/g、粒径24mμ)、コンダク
テツクス900(比表面積125m2/g、粒径27mμ)、
コンダクテツクス40−220(粒径20mμ)、コンダ
クテツクスSC(粒径20mμ)、カボツト社製のバ
ルカン(Cabot Vulcan)XC−72(比表面254
m2/g、粒径30mμ)、バルカンP(粒径20mμ)、
ラーベン1040、420、ブラツクパールズ2000(粒径
15mμ)、三菱化成(株)製の#44等がある。遮光用
カーボンブラツクとしては、例えばコロンビアカ
ーボン社製のラーベン2000(比表面積190m2/g、
粒径18mμ)、2100、1170、1000、三菱化成(株)製
の#100、#75、#40、#35、#30等が使用可能
である。カーボンブラツクは、その吸油量が90ml
(DBP)/100g以上であるとストラクチヤー構
造をとり易く、より高い薄電性を示す点で望まし
い。 本発明の磁気記録媒体は、例えば第3図に示す
ように、支持体1上に磁性層2を有している。ま
た磁性層2とは反対側の面にBC層3が設けられ
ている。このBC層は設けられてよいが、設けな
くてもよい。磁性層2に使用される磁性粉末、特
に強磁性粉末としては、γ−Fe2O3、Co含有γ−
Fe2O3、Fe3O4、Co含有Fe3O4等の酸化鉄磁性
粉;Fe、Ni、Co、Fe−Ni−Co合金、Fe−Mn−
Zn合金、Fe−Ni−Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr合
金、Fe−Co−Ni−P合金、Co−Ni合金等Fe、
Ni、Co等を主成分とするメタル磁性粉等各種の
強磁性粉が挙げられる。これらのうち、Co含有
酸化鉄やメタル磁性粉が望ましい。また、磁性粉
のBET値は25m2/g以上、更には30m2/g以上
の場合は効果著しい。磁性層2にはまた、潤滑剤
(例えばシリコーンオイル、グラフアイト、二硫
化モリブデン、二硫化タングステン、炭素原子数
12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン酸)
と炭素原子数が13〜26個の一価のアルコールから
な脂肪酸エステル等)、帯電防止剤(例えばグラ
フアイト)等を添加してよい。 BC層3に含有せしめられる非磁性粉としては、
カーボンブラツク、酸化珪素、酸化チタン、酸化
アルミニウム、酸化クロム、炭化珪素、炭化カル
シウム、酸化亜鉛、α−Fe2O3、タルク、カリオ
ン、硫酸カルシウム、窒化ホウ素、フツ化亜鉛、
二酸化モリブテン、炭酸カルシウム等からなるも
の、好ましくはカーボンブラツク(特に導電性カ
ーボンブラツク)及び/又は酸化チタンからなる
ものが挙げられる。 また、前記の非磁性粉として、有機粉末、例え
ばベンゾグアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、フ
タロシアニン系顔料等を添加してもよい。 また、第3図の磁気記録媒体は、磁性層2と支
持体1との間に下引き層(図示せず)を設けたも
のであつてよく、或いは下引き層を設けなくても
よい(以下同様)。また支持体にコロナ放電処理
をほどこしてもよい。また、BC層3にも、本発
明に係る化合物を含有させてもよい。 また、支持体1の素材としては、ポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレン等のプラスチツ
ク、Al、Zn等の金属、ガラス、BN、Siカーバイ
ド、磁器、陶器等のセラミツクなどが使用され
る。 なお、上記の磁性層等の塗布形成時には、塗料
中に架橋剤としての多官能イソシアネートを所定
量添加しておくのが磁性層を強固にできる点で望
ましい。こうした架橋剤としては、既述した多官
能ポリイソシアネートの他、トリフエニルメタン
トリイソシアネート、トリス−(p−イソシアネ
ートフエニル)チオホスフアイト、ポリメチレン
ポリフエニルイソシアネート等があげられる、メ
チレンジイソシアネート系、トリレンジイソシア
ネート系がよい。なお、磁性層を電子線照射等で
硬化させるときは、イソシアネート化合物の添加
は省略してもよいが添加してあつてもよい。 第4図は、他の磁気記録媒体を示すものである
が、第3図の媒体の磁性層2上にOC層4が設け
られている。このOC層4は、磁性層2を損傷等
から保護するために設けられるが、そのために滑
性が充分である必要がある。そこで、OC層4の
バインダー樹脂として、上述の磁性層2に使用し
たウレタン樹脂を(望ましくはフエノキシ樹脂及
び/又は塩化ビニル系共重合体を併用して)使用
する。OC層4の表面粗さは特にカラーS/Nと
の関連でRa≦0.01μm、Rmax≦0.13μmとするの
がよい。この場合、支持体1の表面粗さをRa≦
0.01μm、Rmax≦0.13μmとし、平滑な支持体1
を用いるのが望ましい。 第5図は、磁気デイスクとして構成された磁気
記録媒体を示し、支持体1の両面に上述と同様の
磁性層2、OC層4が夫々設けられており、OC層
4には上述のウレタン樹脂を主成分とするバイン
ダー樹脂が含有せしめられてよい。 ホ 実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明す
る。但、以下において「部」は重量部を表わす。 実施例 1 下記組成からなる磁性塗料を調整した。 Co含有γ−Fe2O3 100部 ポリウレタン(日本ポリウレタン社製のN−
2304) 15部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(U.C.C.社製
VAGH) 15部 ミリスチン酸 0.4部 ステアリン酸ブチル 0.4部 粉レシチン 2部 アルミナ(平均粒径0.4μm 1μm以上の粒子15%) 3部 カーボンブラツク 3部 メチルエチルケトン 150部 トルエン 150部 この組成物をボールミルで充分に撹拌混合し、
更に多官能イソシアネート(日本ポリウレタン社
製コロネートL)を3部添加した後、平均孔径
1μmのフイルターで濾過した。得られた磁性塗
料を厚さ14μmのポリエチレンテレフタレートベ
ースの表面に乾燥厚さ4μmとなるように塗布し
た。 しかる後、スーパーカレンダロールで磁性層を
表面加工処理し、所定厚さの磁性層を有する幅広
の磁性フイルムを得た。このフイルムを1/2イン
チ幅に切断し、ビデオ用の磁気テープを作成し
た。 実施例 2 実施例1の中で、アルミナとして平均粒径0.4μ
m、1μm以上の粒子5%のものを用いた以外は
同様にして、磁気テープを作成した。 実施例 3 同じく、平均粒径0.6μm、1μm以上の粒子30%
のアルミナを用い、磁気テープを作成した。 比較例 1 実施例1の中で、アルミナとして平均粒径0.3μ
m、1μm以上の粒子2%のものを用い、同様に
して磁気テープを作成した。 比較例 2 同じく、平均粒径0.9μm、1μm以上の粒子20%
のアルミナを用い、磁気テープを作成した。 比較例 3 同じく、平均粒径0.6μm、1μm以上の粒子3%
のアルミナを用い、磁気テープを作成した。 比較例 4 実施例1におけるアルミナの代わりに、平均粒
径が0.2μmのアルミナ1.5部と平均粒径が0.8μmの
アルミナ1.5部とを用いて同様に行い、磁気テー
プを作成した。 各テープについて次の測定を行なつた。 クロマS/N: カラービデオノイズメーター
「Shibasoku925D/1」により測定した。 ルミS/N:同上。 ドロツプアウト: −20dB、15μsecの1分間の個数で示した。 静止画像寿命(スチル: 100%ホワイト信号を入力し、そのスチルモー
ドでのRF出力が初期値より1dB低下するまでの
時間を分単位で示す。値が大きい程磁気記録媒体
の耐久性、耐摩耗性が高い。 夫々のビデオテープの性能を表−2に示した。
【表】
【表】 この結果から、本発明に基いて、平均粒径0.3
〜0.8μmで1μm以上の粒子が5〜30(重量)%の
研磨材を使用すれば、テープ性能が著しく向上す
ることが分る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、第
1図、第2図は研磨材の粒径による累積重量%及
び頻度を夫々示すグラフ、第3図、第4図、第5
図は各例による磁気記録媒体の一部分の各拡大断
面図である。 なお、図面に用いられている符号において、2
……磁性層、3……バツクコート層(BC層)、4
……オーバーコート層(OC層)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 研磨材粒子を磁性層中に含有した磁気記録媒
    体において、平均粒径が0.3〜0.8μmであり、か
    つ、1μmより大きな粒径を有する割合が5〜30
    重量%である研磨材粒子が用いられてなることを
    特徴とする磁気記録媒体。
JP59278954A 1984-12-28 1984-12-28 磁気記録媒体 Granted JPS61158028A (ja)

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