JPH057420A - コンバインの車速制御装置 - Google Patents

コンバインの車速制御装置

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JPH057420A
JPH057420A JP16255491A JP16255491A JPH057420A JP H057420 A JPH057420 A JP H057420A JP 16255491 A JP16255491 A JP 16255491A JP 16255491 A JP16255491 A JP 16255491A JP H057420 A JPH057420 A JP H057420A
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deceleration
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JP16255491A
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Katsuya Usui
克也 臼井
Teruo Minami
照男 南
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刈取作業後にコンバインが枕地で旋回する前
に自動的に車速が減速されて、旋回時のエンスト発生を
防止する。 【構成】 車速Vを検出する車速検出手段S2 と、刈取
作業状態にあるか否かを検出する作業状態検出手段S0
と、走行用の変速装置10の操作アクチュエータ13の
作動を制御する制御手段100とが設けられ、その制御
手段100が、その作業状態検出手段S0 の検出情報に
基づいて刈取作業状態から非刈取作業状態への変化を検
出するに伴って、車速検出手段S2 によって検出される
車速Vが設定目標車速αより高速の場合には設定目標車
速αになるように減速すべく操作アクチュエータ13を
作動させるように構成され、また、目標車速αを変更調
節する目標車速調節手段17が設けられていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンバインの車速制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの車速制御装置におい
ては、圃場を刈り取った後枕地で旋回する場合における
走行負荷の増大によるエンストの発生を回避するため
に、作業者が刈取作業が終了すると手動操作にて車速を
減速していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手動操作
では、操作自体が煩わしいばかりでなく、操作忘れも起
こり易く、操作忘れのためにエンストの発生を招く虞も
あった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、特別な操作を要することなし
に、枕地で旋回する場合におけるエンストを的確に防止
できるコンバインの車速制御装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるコンバイン
の車速制御装置の第一の特徴構成は、車速を検出する車
速検出手段と、刈取作業状態にあるか否かを検出する作
業状態検出手段と、走行用の変速装置の操作アクチュエ
ータの作動を制御する制御手段とが設けられ、その制御
手段が、その作業状態検出手段の検出情報に基づいて刈
取作業状態から非刈取作業状態への変化を検出するに伴
って、前記車速検出手段によって検出される車速が設定
目標車速より高速の場合には設定目標車速に減速すべく
前記操作アクチュエータを作動させるように構成されて
いる点にある。
【0006】また第二の特徴構成は、上記第一の特徴構
成を実施する際の好ましい具体構成を特定するものであ
って、前記目標車速を変更調節する目標車速調節手段が
設けられている点にある。
【0007】
【作用】第一の特徴構成によれば、作業状態検出手段に
よってコンバインの作業状態が刈取作業状態から非刈取
作業状態へ変化したことが検出されたら、車速検出手段
によって現在車速が設定目標車速以下かどうかを検出す
る。そして、現在車速が設定目標車速より高速の場合に
は設定目標車速になるように減速すべく、制御手段が操
作アクチュエータを作動させて走行用の変速装置を減速
操作することになる。
【0008】第二の特徴構成によれば、作業者が目標車
速調節手段によって上記設定目標車速をより適切な値に
変更調節することがができる。例えば、コンバインのク
ローラ走行装置が圃場の表面から沈み込み易い為に旋回
時の走行負荷が重くなる湿田条件の時は、前記設定目標
車速を低速側に調節し、逆に、コンバインのクローラ走
行装置が圃場の表面から沈み込み難い為に旋回時の走行
負荷が重くならない乾田条件の時は、前記設定目標車速
を高速側に調節するのである。
【0009】
【発明の効果】第一の特徴構成によれば、刈取作業後に
コンバインの車速が特別な操作を要することなく自動的
に減速されるので、コンバインが枕地において旋回する
場合におけるエンストの発生を的確に回避できるように
なった。
【0010】第二の特徴構成によれば、上記第一の特徴
構成による効果に加えて、不必要に低速側に減速するこ
とを回避させて、作業能率の向上が図れるものとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図2に示すように、コンバインは、左右一対の
クローラ走行装置1を備えた機体9に脱穀装置2が搭載
され、その機体9の前部に搭乗操縦部4が設けられ、そ
の搭乗操縦部4の前方側に、刈取部3が昇降駆動自在に
設けられている。前記刈取部3は、圃場の殻稈を引き起
こす引き起こし装置5、引き起こした殻稈の株元を切断
する刈刃6、刈取殻稈を横倒れ姿勢に姿勢変更しながら
機体後方側の脱穀フィードチェーン8に向けて搬送する
搬送装置7の夫々を備えている。
【0012】そして、前記搬送装置7の搬送始端側箇所
に、搬送される穀稈の株元に接触してON作動する株元
センサS0 が設けられている。説明を加えれば、刈取作
業を開始するに伴って、前記刈刃6にて株元を切断され
た殻稈が前記株元センサS0に接触して、前記株元セン
サS0 がON作動し、且つ、刈取作業が終了するに伴っ
て、殻稈供給が停止されて前記株元センサS0がOFF
作動することになる。つまり、この株元センサS0 が作
業状態検出手段に対応することになる。
【0013】次に、図1に基づいてコンバインの制御構
成について説明する。エンジンEの出力が前記脱穀装置
2及び前記刈取部3の夫々に伝動されると共に、油圧利
用の無段式の走行用の変速装置10にも伝動され、その
変速装置10の出力が、クローラ走行装置1のミッショ
ン部11に伝動されるようになっている。但し、詳述は
しないが、各部の間の伝動はベルト等によって行われる
ことになる。又、前記エンジンEの回転数を検出する回
転数センサS1 が設けられ、前記ミッション部11の入
力軸11Aに伝動される前記変速装置10の出力回転数
に基づいて車速Vを検出する車速検出手段としての車速
センサS2 が、前記ミッション部11に付設されてい
る。
【0014】又、図1中、12は前記変速装置10の手
動操作用レバー、13は前記変速装置10の操作アクチ
ュエータとしての電動モータであって、前記手動操作用
レバー12と前記変速装置10との連係機構15に対し
て摩擦式伝動機構14を介して連係されている。つま
り、手動による変速操作を前記電動モータ13による変
速操作に優先させる形態で、手動操作レバー12、及
び、電動モータ13にて変速操作できるようにしている
のである。
【0015】又、マイクロコンピュータ利用の制御装置
16が設けられており、これに前記株元センサS0 、前
記回転数センサS1 、前記車速センサS2 の検出信号が
入力されると共に、前記制御装置16を利用して、前記
電動モータ13の作動を制御する制御手段100が構成
されている。また、前記制御装置16には、目標車速調
節手段としてのボリューム17から設定目標車速αに対
応した所定の電圧が入力されている。そして、制御装置
16は、上述の各種センサ類からの情報に基づいて次に
述べる減速制御を実行する。
【0016】図3に基づいて、減速制御について説明す
る。先ず、前記株元センサS0 の検出信号がON状態か
らOFF状態に切り替わったことを検出することによ
り、コンバインが刈取作業状態から非刈取作業状態に変
化したことを検出する。そして、前記電動モータ13へ
の減速操作出力の出力回数を計数する減速出力回数カウ
ンタNをリセット(N=0)してから、前記車速センサ
S2の検出する現在車速Vが設定目標車速α以下かどう
かを判別し、設定目標車速αよりも高速であれば、設定
目標車速α以下になるように減速操作することになる。
尚、前記設定目標車速αの値としては、通常0.7〜
0.8m/sec程度に設定される。
【0017】減速操作においては、先ず、一定時間幅γ
(70ms)の減速操作ONを前記電動モータ13に出
力する。このため、上記減速操作ONしてから一定時間
幅γ(70ms)の時間経過を判定し、時間経過したこ
とが判定されたら上記減速操作を停止する。次に、減速
操作の停止状態を所定時間T(ms)継続する。但し、
この減速OFFタイマの時間T(ms)は可変であっ
て、次式のように表される。 T=N・a+b ここで、Nは前記減速出力回数カウンタの値、a及びb
は定数でa:30ms、b:50msに決めてある。そ
こで、前記減速OFFタイマの作動前に上式に基づいて
タイマ時間T(ms)を計算する。従って、1回目(N
=0)の減速OFFタイマの時間幅Tは50msとな
る。そして、減速OFFタイマの作動を開始した後、そ
のタイマ時間T(ms)の時間経過を判定し、時間経過
したら前記減速出力回数カウンタの値Nを+1加算して
から、再び、前記車速センサS2 による現在車速Vと設
定目標車速αの大小比較フローに戻る。
【0018】上記比較フローにおいて、依然として、現
在車速Vが設定目標車速αよりも高速であれば、設定目
標車速α以下になる迄減速操作を繰り返すことになる。
但し、2回目以降の減速操作においては、前記一定時間
幅γ(70ms)の減速操作ONの時間は同じである
が、前記減速OFFタイマの時間幅Tは、関係式T=N
・a+bで表されるので、80ms,110ms,14
0ms,……のように順次長くなっていく。そして、現
在車速Vが設定目標車速α以下になれば、減速制御のル
ーチンを終了する。
【0019】〔別実施例〕上記実施例では、作業状態検
出手段として、刈取殻稈の株元を検出する株元センサS
0 を用いているが、これ以外に、たとえば、脱穀装置2
内に設けた殻稈検出センサを用いてもよい。
【0020】又、上記実施例では、設定目標車速αを変
更調節するための目標車速調節手段として、ボリューム
17を用いているが、これ以外に、たとえば、所定段階
(3〜5段階)に切り換えるようにした切り換えスイッ
チを用いてもよい。そして、上記段階に具体的な条件、
例えば、3段階の場合に湿田、通常、乾田の表示をして
おけば、熟練者は勿論、非熟練者でも操作が容易に且つ
確実に出来るようになる利点がある。
【0021】又、前記減速操作ルーチンにおける減速操
作ON出力時間、および減速OFF時間は、変速装置1
0の能力等に応じて上記の値以外に適宜設定することが
可能である。また、前記減速OFF時間は上記のように
可変にせず、一定時間幅としてもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】コンバインの概略側面図
【図3】減速制御のフローチャート
【符号の説明】
10 変速装置 13 操作アクチュエータ 17 目標車速調節手段 100 制御手段 α 設定目標車速 S0 作業状態検出手段 S2 車速検出手段 V 車速

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速(V)を検出する車速検出手段(S
    2 )と、刈取作業状態にあるか否かを検出する作業状態
    検出手段(S0 )と、走行用の変速装置(10)の操作
    アクチュエータ(13)の作動を制御する制御手段(1
    00)とが設けられ、 その制御手段(100)が、その作業状態検出手段(S
    0 )の検出情報に基づいて刈取作業状態から非刈取作業
    状態への変化を検出するに伴って、前記車速検出手段
    (S2 )によって検出される車速(V)が設定目標車速
    (α)より高速の場合には設定目標車速(α)に減速す
    べく前記操作アクチュエータ(13)を作動させるよう
    に構成されているコンバインの車速制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバインの車速制御装
    置であって、前記目標車速(α)を変更調節する目標車
    速調節手段(17)が設けられているコンバインの車速
    制御装置。
JP3162554A 1991-07-03 1991-07-03 コンバインの車速制御装置 Expired - Lifetime JP2624400B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019092452A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 株式会社クボタ 農作業車

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02245115A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Kubota Ltd 作業車の車速制御装置

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