JPH0724997Y2 - コンバイン - Google Patents
コンバインInfo
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- JPH0724997Y2 JPH0724997Y2 JP4847188U JP4847188U JPH0724997Y2 JP H0724997 Y2 JPH0724997 Y2 JP H0724997Y2 JP 4847188 U JP4847188 U JP 4847188U JP 4847188 U JP4847188 U JP 4847188U JP H0724997 Y2 JPH0724997 Y2 JP H0724997Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- average value
- scraping
- scraping device
- rotation speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車体横巾方向に沿う軸芯周りでの回転によっ
て植立穀稈の穂先側を車体後方側へ掻込む掻込み装置
と、植立穀稈を刈取処理し、且つ、刈取穀稈の全体を脱
穀装置の扱室内に供給する刈取処理装置と、左右一対の
走行装置と、それら走行装置を各別に変速する一対の変
速装置とが設けられたコンバインに関する。
て植立穀稈の穂先側を車体後方側へ掻込む掻込み装置
と、植立穀稈を刈取処理し、且つ、刈取穀稈の全体を脱
穀装置の扱室内に供給する刈取処理装置と、左右一対の
走行装置と、それら走行装置を各別に変速する一対の変
速装置とが設けられたコンバインに関する。
かかるコンバインは、左右走行装置の走行速度に差を与
えることによって旋回走行できるものであり、畦が湾曲
している変形圃場等において、旋回走行しながら刈取作
業を行うことも可能となっている。
えることによって旋回走行できるものであり、畦が湾曲
している変形圃場等において、旋回走行しながら刈取作
業を行うことも可能となっている。
ところで、走行速度の変化に拘らず掻込み装置を一定測
定で駆動すると、走行速度を高速にした時に、掻込み装
置の回転速度が遅過ぎる点に起因して、所望通り穀稈を
掻込むことができなくなり、これとは逆に、走行速度を
低速にした時に、掻込み装置による回転速度が速過ぎ
て、脱粒を起し易くなるものであり、掻込み装置の回転
速度を走行速度に合わせて変速する必要がある。
定で駆動すると、走行速度を高速にした時に、掻込み装
置の回転速度が遅過ぎる点に起因して、所望通り穀稈を
掻込むことができなくなり、これとは逆に、走行速度を
低速にした時に、掻込み装置による回転速度が速過ぎ
て、脱粒を起し易くなるものであり、掻込み装置の回転
速度を走行速度に合わせて変速する必要がある。
つまり、掻込み装置による掻込みを適正通り行わせるに
は掻込み装置の地面に対する周速度を走行速度の変化に
拘らず適正範囲に維持させる必要があり、このために、
走行速度に合わせて掻込み装置の回転速度を調節する必
要がある。
は掻込み装置の地面に対する周速度を走行速度の変化に
拘らず適正範囲に維持させる必要があり、このために、
走行速度に合わせて掻込み装置の回転速度を調節する必
要がある。
従来では、掻込み装置の回転速度を手段で変更調節する
ようにしていたため、面倒な操作を要する不利があるば
かりでなく、操作ミスや操作忘れによって適正な回転速
度に維持できなくなる虞れがあった。
ようにしていたため、面倒な操作を要する不利があるば
かりでなく、操作ミスや操作忘れによって適正な回転速
度に維持できなくなる虞れがあった。
本考案は、上記実状に鑑みて為されたものであって、そ
の目的は、直進走行しながらの刈取作業時並びに旋回走
行しながらの刈取作業時の夫々において、掻込み装置を
走行速度の変化に拘らず適正な回転速度に維持できるよ
うにする点にある。
の目的は、直進走行しながらの刈取作業時並びに旋回走
行しながらの刈取作業時の夫々において、掻込み装置を
走行速度の変化に拘らず適正な回転速度に維持できるよ
うにする点にある。
本考案によるコンバインは、車体横巾方向に沿う軸芯周
りでの回転によって植立穀稈の穂先側を車体後方側へ掻
込む掻込み装置と、植立穀稈を刈取処理し、且つ、刈取
穀稈の全体を脱穀装置と、植立穀稈を刈取処理し、且
つ、刈取穀稈の全体を脱穀装置の扱室内に供給する刈取
処理装置と、左右一対の走行装置と、それら走行装置を
各別に変速する一対の変速装置とが設けられたものであ
って、前記左右の走行装置夫々の走行速度の平均値を検
出する平均値検出手段が設けられ、前記掻込み装置の回
転速度を変速する変速装置が設けられ、前記掻込み装置
の回転速度を前記平均値が大なるほど大なるようにすべ
く、前記平均値検出手段の検出情報に基づいて前記掻込
み装置の変速装置を自動調節する変速制御手段が設けら
れていることを特徴とする。
りでの回転によって植立穀稈の穂先側を車体後方側へ掻
込む掻込み装置と、植立穀稈を刈取処理し、且つ、刈取
穀稈の全体を脱穀装置と、植立穀稈を刈取処理し、且
つ、刈取穀稈の全体を脱穀装置の扱室内に供給する刈取
処理装置と、左右一対の走行装置と、それら走行装置を
各別に変速する一対の変速装置とが設けられたものであ
って、前記左右の走行装置夫々の走行速度の平均値を検
出する平均値検出手段が設けられ、前記掻込み装置の回
転速度を変速する変速装置が設けられ、前記掻込み装置
の回転速度を前記平均値が大なるほど大なるようにすべ
く、前記平均値検出手段の検出情報に基づいて前記掻込
み装置の変速装置を自動調節する変速制御手段が設けら
れていることを特徴とする。
又、穀稈の種類や穀稈の状況に合わせた掻込み処理を行
えるようにするために、前記平均値が同じ値である時の
前記掻込み装置の回転速度を高低に変更設定する制御条
件設定手段が設けられ、前記変速制御手段が、前記制御
条件設定手段の情報に基づいて、前記平均値が同じ値で
ある時の前記掻込み装置の回転速度を自動変更するよう
に構成されている。
えるようにするために、前記平均値が同じ値である時の
前記掻込み装置の回転速度を高低に変更設定する制御条
件設定手段が設けられ、前記変速制御手段が、前記制御
条件設定手段の情報に基づいて、前記平均値が同じ値で
ある時の前記掻込み装置の回転速度を自動変更するよう
に構成されている。
〔作用〕 すなわち、車体の実質的な走行速度であるところの、左
右の走行装置の走行速度の平均値を求め、掻込み装置の
回転速度を平均値が大なるほど大にすべく、掻込み装置
の回転速度を自動的に調節する。
右の走行装置の走行速度の平均値を求め、掻込み装置の
回転速度を平均値が大なるほど大にすべく、掻込み装置
の回転速度を自動的に調節する。
又、制御条件設定手段による変更設定によって、前記平
均値が同じ値である時の掻込み装置の回転速度を選択で
きる。
均値が同じ値である時の掻込み装置の回転速度を選択で
きる。
従って、請求項1によれば、直進走行しながらの刈取作
業時の夫々において、掻込み装置の回転速度を車体の実
質的な走行速度に合わせた速度に維持できるのとなり、
左右の走行装置夫々に対する変速に拘らず、掻込み装置
の掻込み処理を所望通りの適正に行わせることができ
る。
業時の夫々において、掻込み装置の回転速度を車体の実
質的な走行速度に合わせた速度に維持できるのとなり、
左右の走行装置夫々に対する変速に拘らず、掻込み装置
の掻込み処理を所望通りの適正に行わせることができ
る。
又、請求項2によれば、例えば穀稈が車体前方側に倒伏
している時には、掻込み装置の回転速度を標準的な速度
よりも高速にし、又、稲麦に較べて脱粒し易い大豆の時
には、掻込み装置の回転速度を標準的な速度よりも低速
にする等、穀稈の種類や穀稈の植立状況に合わせて掻込
み装置の回転速度を変更でき、掻込み処理を良好に行わ
せることができる。
している時には、掻込み装置の回転速度を標準的な速度
よりも高速にし、又、稲麦に較べて脱粒し易い大豆の時
には、掻込み装置の回転速度を標準的な速度よりも低速
にする等、穀稈の種類や穀稈の植立状況に合わせて掻込
み装置の回転速度を変更でき、掻込み処理を良好に行わ
せることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、コンバインは、車体横巾方向に沿
う軸芯周りでの回転によって植立穀稈の穂先側を車体後
方側へ掻込む掻込み装置としてのリール(1)と、植立
穀稈を刈取処理し、且つ、刈取穀稈の全体を脱穀装置
(2)の扱室(A)内に供給する刈取処理装置(3)
と、左右一対の走行装置(4A),(4B)と、脱穀処理後
の穀粒を回収するタンク(5)と、運転搭乗部(6)と
を備えている。
う軸芯周りでの回転によって植立穀稈の穂先側を車体後
方側へ掻込む掻込み装置としてのリール(1)と、植立
穀稈を刈取処理し、且つ、刈取穀稈の全体を脱穀装置
(2)の扱室(A)内に供給する刈取処理装置(3)
と、左右一対の走行装置(4A),(4B)と、脱穀処理後
の穀粒を回収するタンク(5)と、運転搭乗部(6)と
を備えている。
前記刈取処理装置(3)は、植立穀稈の株元を切断する
刈刃(7)、刈取穀稈を穂先が先行する倒れ姿勢で後方
へ搬送するコンベヤ(8)、そのコンベヤ(8)にて供
給される穀稈を車体横巾方向中央側に集めて車体後方へ
送り出すオーガ(9)、そのオーガ(9)に送り出され
る穀稈を車体後方側に持ち上げ搬送して前記扱室(A)
に供給する持ち上げ搬送用のコンベヤ(10)を備えてい
る。
刈刃(7)、刈取穀稈を穂先が先行する倒れ姿勢で後方
へ搬送するコンベヤ(8)、そのコンベヤ(8)にて供
給される穀稈を車体横巾方向中央側に集めて車体後方へ
送り出すオーガ(9)、そのオーガ(9)に送り出され
る穀稈を車体後方側に持ち上げ搬送して前記扱室(A)
に供給する持ち上げ搬送用のコンベヤ(10)を備えてい
る。
前記穀稈装置(2)は、前記扱室(A)に回転扱胴(1
1)を備えると共に、扱室(A)の下部壁を形成するコ
ーンケーブ(12)を備え、さらには、例示はしないが扱
室(A)からの扱処理物を選別処理する選別部を備えて
いる。
1)を備えると共に、扱室(A)の下部壁を形成するコ
ーンケーブ(12)を備え、さらには、例示はしないが扱
室(A)からの扱処理物を選別処理する選別部を備えて
いる。
第3図に示すように、搭載エンジン(E)の出力が、ベ
ルトテンション式の脱穀クランク(13)やベルトテンシ
ョン式の刈取クラッチ(14)を介して、脱穀装置(2)
や刈取処理装置(3)の夫々に伝動され、左右のクロー
ラ走行装置(4A),(4B)の夫々を各別に変速する一対
の油圧式無段変速装置(15A),(15B)やリール駆動用
のポンプ(16)に、前記エンジン(E)の出力が伝動ベ
ルトによって伝動されている。
ルトテンション式の脱穀クランク(13)やベルトテンシ
ョン式の刈取クラッチ(14)を介して、脱穀装置(2)
や刈取処理装置(3)の夫々に伝動され、左右のクロー
ラ走行装置(4A),(4B)の夫々を各別に変速する一対
の油圧式無段変速装置(15A),(15B)やリール駆動用
のポンプ(16)に、前記エンジン(E)の出力が伝動ベ
ルトによって伝動されている。
前記油圧式無段変速装置(4A),(4B)の夫々は、可変
容量型の油圧ポンプ及びそれらからの圧油によって駆動
される油圧モータを備えるものであって、前後進切換自
在で、且つ、前進及び後進の夫々において無段階に変速
するように構成されている。
容量型の油圧ポンプ及びそれらからの圧油によって駆動
される油圧モータを備えるものであって、前後進切換自
在で、且つ、前進及び後進の夫々において無段階に変速
するように構成されている。
前記リール(1)の駆動構造について説明を加えると、
前記ポンプ(16)からの圧油にて駆動されるモータ(1
7)が設けられ、そのモータ(17)の出力が、ベルト式
の変速装置(18)によって前記リール(1)に伝動され
るようになっている。
前記ポンプ(16)からの圧油にて駆動されるモータ(1
7)が設けられ、そのモータ(17)の出力が、ベルト式
の変速装置(18)によって前記リール(1)に伝動され
るようになっている。
前記モータ(17)への圧油供給を断続する電磁操作式の
駆動制御弁(19)が設けられ、その駆動制御弁(19)に
よって、リール(1)の駆動を断続できるようにんって
いる。
駆動制御弁(19)が設けられ、その駆動制御弁(19)に
よって、リール(1)の駆動を断続できるようにんって
いる。
前記ベルト式の変速装置(18)は、入力側のプーリ(18
a)及び出力側のプーリ(18b)夫々を割りプーリ式にし
て、それらプーリ(18a),(18b)夫々の一対のプーリ
部材の間隙を、背反的に変更調節することによって変速
するように構成されている。そして、前記両プーリ(18
a),(18b)夫々に対する一対の間隙調節用アーム(20
a),(20b)が設けられると共に、それらアーム(20
a),(20b)を揺動操作する変速用油圧シリンダ(2
1)、及び、その油圧シリンダ(21)の伸縮作動を制御
する電磁操作式の変速制御弁(22)が、前記ポンプ(1
6)に接続され、もって、変速制御弁(22)によってリ
ール(1)の回転速度を調節できるようになっている。
a)及び出力側のプーリ(18b)夫々を割りプーリ式にし
て、それらプーリ(18a),(18b)夫々の一対のプーリ
部材の間隙を、背反的に変更調節することによって変速
するように構成されている。そして、前記両プーリ(18
a),(18b)夫々に対する一対の間隙調節用アーム(20
a),(20b)が設けられると共に、それらアーム(20
a),(20b)を揺動操作する変速用油圧シリンダ(2
1)、及び、その油圧シリンダ(21)の伸縮作動を制御
する電磁操作式の変速制御弁(22)が、前記ポンプ(1
6)に接続され、もって、変速制御弁(22)によってリ
ール(1)の回転速度を調節できるようになっている。
次に、前記リール(1)の回転速度を車体の実質的な走
行速度、つまり、左右のクローラ走行装置(4A),(4
B)夫々の走行速度の平均値に応じて変速制御する制御
構成について説明する。
行速度、つまり、左右のクローラ走行装置(4A),(4
B)夫々の走行速度の平均値に応じて変速制御する制御
構成について説明する。
先ず、制御のために必要となるセンサ類等について、第
1図に基づいて説明する。
1図に基づいて説明する。
前記刈取クラッチ(14)の入切を検出するリミットスイ
ッチ利用の刈取クラッチセンサ(S1)が、刈取クラッ
チ(14)の操作レバー(図示せず)の位置を検出するよ
うに設けられている。
ッチ利用の刈取クラッチセンサ(S1)が、刈取クラッ
チ(14)の操作レバー(図示せず)の位置を検出するよ
うに設けられている。
前記左右のクローラ走行装置(4A),(4B)夫々の走行
速度を検出すべく、前記両変速装置(4A),(4B)夫々
の変速アーム(4a),(4b)の揺動位置を検出するポテ
ンショメータ利用の角度検出センサ(Sa),(Sb)が設
けられている。尚、図中(23A),(23B)は、一対の変
速レバーであり、リンク機構によって変速アーム(4
a),(4b)に連動連結されている。
速度を検出すべく、前記両変速装置(4A),(4B)夫々
の変速アーム(4a),(4b)の揺動位置を検出するポテ
ンショメータ利用の角度検出センサ(Sa),(Sb)が設
けられている。尚、図中(23A),(23B)は、一対の変
速レバーであり、リンク機構によって変速アーム(4
a),(4b)に連動連結されている。
車体の走行速度に応じて変速する、いわゆる、リール
(1)の同調を行うか否かを選択する同調スイッチ(S
2)が設けられている。
(1)の同調を行うか否かを選択する同調スイッチ(S
2)が設けられている。
上記同調を行わない時のリール(1)の回転速度の目標
値を手動設定するボリューム利用の目標値設定器
(S3)が設けられている。
値を手動設定するボリューム利用の目標値設定器
(S3)が設けられている。
前記平均値が同じ値である時の前記リール(1)の回転
速度を設定する制御条件設定手段としての同調比率設定
器(S4)が設けられている。この設定器(S4)は、3
位置切換式のスイッチを用いて同調比率を3段階に調節
するようになっている。つまり、前記平均値に対してリ
ール周速度を1.2倍にする標準状態、前記平均値に対し
てリール周速度を1.5倍にする高速状態、及び、前記平
均値に対してリール周速度を1.0倍にする低速状態に切
換えるようになっている。
速度を設定する制御条件設定手段としての同調比率設定
器(S4)が設けられている。この設定器(S4)は、3
位置切換式のスイッチを用いて同調比率を3段階に調節
するようになっている。つまり、前記平均値に対してリ
ール周速度を1.2倍にする標準状態、前記平均値に対し
てリール周速度を1.5倍にする高速状態、及び、前記平
均値に対してリール周速度を1.0倍にする低速状態に切
換えるようになっている。
前記リール(1)の回転速度を検出する速度検出センサ
(S5)が設けられている。
(S5)が設けられている。
そして、上記センサ類の情報が入力されるマイクロコン
ピュータ利用の制御装置(H)が設けられ、この制御装
置(H)が、上記センサ類からの情報及び予め記憶され
た情報に基づいて、前記変速制御弁(22)及び前記駆動
制御弁(19)を作動させるようになっている。
ピュータ利用の制御装置(H)が設けられ、この制御装
置(H)が、上記センサ類からの情報及び予め記憶され
た情報に基づいて、前記変速制御弁(22)及び前記駆動
制御弁(19)を作動させるようになっている。
つまり、制御装置(H)を利用して、左右のクローラ走
行装置(4A),(4B)夫々の走行速度の平均値を検出す
る平均値検出手段(100)や、前記リール(1)の回転
速度を前記平均値が大なるほど大なるようにすべく、平
均値検出手段(100)の検出情報に基づいて前記変速装
置(18)を自動調節する変速制御手段(101)等の各種
制御手段が構成されることになる。
行装置(4A),(4B)夫々の走行速度の平均値を検出す
る平均値検出手段(100)や、前記リール(1)の回転
速度を前記平均値が大なるほど大なるようにすべく、平
均値検出手段(100)の検出情報に基づいて前記変速装
置(18)を自動調節する変速制御手段(101)等の各種
制御手段が構成されることになる。
尚、本実施例においては、左右のクローラ走行装置(4
A),(4B)夫々の走行速度が、前進(F)側で且つ設
定値(F0)(例えば1.2m/s)以上なら、リール(1)
を最高回転速度で駆動し、左右のクローラ走行装置(4
A),(4B)の走行速度が後進(R)側であれば、リー
ル(1)の駆動を停止し、その他の場合に、リール
(1)の回転速度を変速制御するようになっている。
A),(4B)夫々の走行速度が、前進(F)側で且つ設
定値(F0)(例えば1.2m/s)以上なら、リール(1)
を最高回転速度で駆動し、左右のクローラ走行装置(4
A),(4B)の走行速度が後進(R)側であれば、リー
ル(1)の駆動を停止し、その他の場合に、リール
(1)の回転速度を変速制御するようになっている。
以下、第2図のフローチャートに基づいて制御装置
(H)の制御作動を説明しながら、各種制御手段につい
て説明を加える。
(H)の制御作動を説明しながら、各種制御手段につい
て説明を加える。
すなわち、先ずセンサ類の情報読込処理が実行され、次
に刈取クラッチ(14)が入り(ON)であるか否かがチェ
ックされる。
に刈取クラッチ(14)が入り(ON)であるか否かがチェ
ックされる。
刈取クラッチ(14)が切り(OFF)であると、リール
(1)の駆動を停止させ、且つ、変速操作を停止させる
ように、駆動制御弁(19)や変速制御弁(22)を作動さ
せる処理が実行され、そして、刈取クラッチ(14)が入
りであると、以下の処理が実行される。
(1)の駆動を停止させ、且つ、変速操作を停止させる
ように、駆動制御弁(19)や変速制御弁(22)を作動さ
せる処理が実行され、そして、刈取クラッチ(14)が入
りであると、以下の処理が実行される。
すなわち、同調スイッチ(S2)がON(自動変速)であ
るか否かをチェックし、OFF(手動変速)であると、リ
ール(1)を駆動すべく、駆動制御弁(19)を作動させ
ると共に、目標値設定器(S3)にて設定された手動設
定目標値を制御目標値に決め、その後、変速操作処理を
実行する。
るか否かをチェックし、OFF(手動変速)であると、リ
ール(1)を駆動すべく、駆動制御弁(19)を作動させ
ると共に、目標値設定器(S3)にて設定された手動設
定目標値を制御目標値に決め、その後、変速操作処理を
実行する。
変速操作処理は、詳述しないが、速度検出センサ
(S5)の検出値を制御目標値に維持させるように、変
速制御弁(22)を作動させることになる。
(S5)の検出値を制御目標値に維持させるように、変
速制御弁(22)を作動させることになる。
上述のチェックで同調スイッチ(S2)がONであると、
左右のクローラ走行装置(4A),(4B)の走行速度を一
対の角度センサー(Sa),(Sb)の情報でチェックす
る。
左右のクローラ走行装置(4A),(4B)の走行速度を一
対の角度センサー(Sa),(Sb)の情報でチェックす
る。
左右のクローラ走行装置(4A),(4B)夫々が後進範囲
であると、刈取クラッチ(14)のOFFの場合と同様に、
リール(1)の駆動を停止し、且つ、変速操作を停止す
る処理を実行する。
であると、刈取クラッチ(14)のOFFの場合と同様に、
リール(1)の駆動を停止し、且つ、変速操作を停止す
る処理を実行する。
左右のクローラ走行装置(4A),(4B)夫々が前進
(F)側で、且つ、設定値(F0)以上の高速範囲であ
ると、リール(1)を駆動させる処理を実効したのち、
予め決めた設定最高速度を制御目標値に決め、その後、
上述の変速操作処理を実行する。
(F)側で、且つ、設定値(F0)以上の高速範囲であ
ると、リール(1)を駆動させる処理を実効したのち、
予め決めた設定最高速度を制御目標値に決め、その後、
上述の変速操作処理を実行する。
左右のクローラ走行装置(4A),(4B)のいずれか一方
が同調範囲にあると、つまり、前進(F)側で、且つ、
設定値(F0)未満であると、リール(1)を駆動させ
る処理を実行したのち、一対の角度センサ(Sa),(S
b)の情報に基づいて左右のクローラ走行装置(4A),
(4B)の走行速度の平均値を求める処理を実行し、求め
た平均値に基づいて目標速度を求める。尚、目標速度は
平均値に応じた値が予め記憶されており、故に、求めら
れた平均値に対応する目標速度の値が読み出されること
になる。
が同調範囲にあると、つまり、前進(F)側で、且つ、
設定値(F0)未満であると、リール(1)を駆動させ
る処理を実行したのち、一対の角度センサ(Sa),(S
b)の情報に基づいて左右のクローラ走行装置(4A),
(4B)の走行速度の平均値を求める処理を実行し、求め
た平均値に基づいて目標速度を求める。尚、目標速度は
平均値に応じた値が予め記憶されており、故に、求めら
れた平均値に対応する目標速度の値が読み出されること
になる。
その後、同調比率設定器(S4)の情報に基づいて目標
速度を補正し、その補正した目標を制御目標値に決め、
次に、上述の変速操作処理を実行させる。
速度を補正し、その補正した目標を制御目標値に決め、
次に、上述の変速操作処理を実行させる。
掻込み装置(1)の変速装置(18)としては、上述実施
例の如く、ベルト式のものを用いる他、上述実施例の走
行変速で用いたような油圧式の無段変速装置を用いる
等、各種の変速装置が利用できる。
例の如く、ベルト式のものを用いる他、上述実施例の走
行変速で用いたような油圧式の無段変速装置を用いる
等、各種の変速装置が利用できる。
平均値検出手段(100)としては、上述実施例の如く制
御装置(H)を利用して構成する他、次に述べるように
構成してもよい。
御装置(H)を利用して構成する他、次に述べるように
構成してもよい。
すなわち、第5図に示すように、前記一対の変速レバー
(23A),(23B)夫々と一体揺動するアームに亘って、
ロッド(24)を相対揺動自在に架設し、ロッド(24)の
長さ方向中央部に相対揺動自在に連結したロッド(25)
を、ポテンショメータ(26)にて平均値に対応する値を
出力させるようにする。
(23A),(23B)夫々と一体揺動するアームに亘って、
ロッド(24)を相対揺動自在に架設し、ロッド(24)の
長さ方向中央部に相対揺動自在に連結したロッド(25)
を、ポテンショメータ(26)にて平均値に対応する値を
出力させるようにする。
その他、本考案を実施するのに必要となる各部の具体構
成は、各種変更できる。
成は、各種変更できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係るコンバインの実施例を示し、第1図
は制御構成を示すブロック図、第2図は制御作動を示す
フローチャート、第3図は伝動系を示す概略図、第4図
はコンバインの一部切欠側面図、第5図は別実施例の概
略斜視図である。 (1)……掻込み装置、(2)……脱穀装置、(3)…
…刈取処理装置、(4A),(4B)……走行装置、(15
A),(15B)……走行用の変速装置、(18)……変速装
置、(100)……平均値検出手段、(101)……変速制御
手段、(A)……扱室。
は制御構成を示すブロック図、第2図は制御作動を示す
フローチャート、第3図は伝動系を示す概略図、第4図
はコンバインの一部切欠側面図、第5図は別実施例の概
略斜視図である。 (1)……掻込み装置、(2)……脱穀装置、(3)…
…刈取処理装置、(4A),(4B)……走行装置、(15
A),(15B)……走行用の変速装置、(18)……変速装
置、(100)……平均値検出手段、(101)……変速制御
手段、(A)……扱室。
Claims (2)
- 【請求項1】車体横巾方向に沿う軸芯周りでの回転によ
って植立穀稈の穂先側を車体後方側へ掻込む掻込み装置
(1)と、植立穀稈を刈取処理し、且つ、刈取穀稈の全
体を脱穀装置(2)の扱室(A)内に供給する刈取処理
装置(3)と、左右一対の走行装置(4A),(4B)と、
それら走行装置(4A),(4B)を各別に変速する一対の
変速装置(15A),(15B)とが設けられたコンバインで
あって、前記左右の走行装置(4A),(4B)夫々の走行
速度の平均値を検出する平均値検出手段(100)が設け
られ、前記掻込み装置(1)の回転速度を変速する変速
装置(18)が設けられ、前記掻込み装置(1)の回転速
度を前記平均値が大なるほど大なるようにすべく、前記
平均値検出手段(100)の検出情報に基づいて前記掻込
み装置(1)の変速装置(18)を自動調節する変速制御
手段(101)が設けられているコンバイン。 - 【請求項2】前記平均値が同じ値である時の前記掻込み
装置(1)の回転速度を高低に変更設定する制御条件設
定手段(S4)が設けられ、前記変速制御手段(101)
が、前記制御条件設定手段(S4)の情報に基づいて、
前記平均値が同じ値である時の前記掻込み装置(1)の
回転速度を自動変更するように構成されている請求項1
記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4847188U JPH0724997Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4847188U JPH0724997Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01155333U JPH01155333U (ja) | 1989-10-25 |
JPH0724997Y2 true JPH0724997Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31274618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4847188U Expired - Lifetime JPH0724997Y2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724997Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2532858Y2 (ja) * | 1990-02-20 | 1997-04-16 | ヤンマー農機株式会社 | 収穫機 |
JP4634839B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2011-02-16 | 株式会社クボタ | コンバインの刈取り部駆動構造 |
JP6564602B2 (ja) * | 2015-04-08 | 2019-08-21 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 汎用コンバイン |
JP2020120605A (ja) * | 2019-01-30 | 2020-08-13 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 汎用コンバイン |
-
1988
- 1988-04-11 JP JP4847188U patent/JPH0724997Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01155333U (ja) | 1989-10-25 |
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