JP2985361B2 - コンバインの刈取伝動装置 - Google Patents

コンバインの刈取伝動装置

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JP2985361B2
JP2985361B2 JP3102348A JP10234891A JP2985361B2 JP 2985361 B2 JP2985361 B2 JP 2985361B2 JP 3102348 A JP3102348 A JP 3102348A JP 10234891 A JP10234891 A JP 10234891A JP 2985361 B2 JP2985361 B2 JP 2985361B2
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尋正 菊沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの刈取伝
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】刈取
装置の伝動は、走行装置の伝動と一定の関係に連動し
て、主変速操作によって走行装置が高速になれば、刈取
装置の伝動も高速になるように設定されているのが一般
的である。刈取装置の伝動を、穀稈の種類や倒伏度等に
よって変速するために副変速装置を設けているが、走行
速に対する刈取装置の相対的な刈取速が遅くなりすぎ
て、引起不良やバリカン刈刃装置の刈負等を生じ易い。
【0003】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
走行装置1の走行変速と刈取装置2の刈取変速とを独立
して行うコンバインにおいて、該走行装置1の走行速に
対する刈取装置2の回転を、倒伏稲に適する稲刈倒伏ラ
インAと、標準稲に適する稲刈標準ラインBと、麦に適
する麦刈ラインCとに設定し、該ラインA,B,Cにお
いて、実刈取領 域の開始点Gでは刈取回転数は同一回転
数に設定し、所定走行速以上の高速領域でも刈取回転数
は同一回転数に設定すると共に、前記各ラインA,B,
Cを選択するモードスイッチ3を設けてなるコンバイン
の刈取伝動装置の構成とする。
【0004】請求項2記載の発明は、前記モードスイッ
チ3を主変速レバー3に設けたことを特徴とする請求項
1記載のコンバインの刈取伝動装置の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】エンジンの駆動によって、走
行装置1の変速装置を介して走行変速され、又、刈取装
置2の変速装置を介して刈取変速される。このときの走
行速に対する刈取速の関係は、予め稲刈倒伏ラインA
と、稲刈標準ラインBと、麦刈標準ラインCとに設定さ
れているために、これら刈取穀稈の倒伏状態や種類等に
応じて、主変速レバー3に設けているモードスイッチ3
で適応するラインA,B,Cを選択設定するだけで、各
々の刈取作業ともに低速域から高速域まで安定した刈取
性を維持できるもので、操作を簡易化できるものであ
る。
【0006】また、ラインA,B,Cにおいて、実刈取
領域の開始点Gでは刈取回転数は同一回転数に設定して
いるので、走行速が低速時において刈取回転数を有効的
に利用することができる。即ち、実刈取領域の開始点G
での刈取回転数は、穀稈を搬送する上で必要最低限の回
転数であるので、各ラインA,B,Cにおいて、車速上
昇に伴う刈取回転数の変化を有効的に利用することがで
きるようになる。さらに、所定走行速以上の高速領域で
も刈取回転数を同一に設定することにより、この場合
も、刈取回転数を有効的に利用することができる。即
ち、刈取装置2の許容回転数を超えて刈取回転数を上げ
すぎると、逆に刈取装置2の振動が増加して刈取装置2
が強度的にもたなくなるので、刈取回転数を抑えると共
に、各ラインA,B,Cの刈取回転数を上限の回転数で
同一にすることにより、刈取回転数を有効的に利用する
ことができるようになる。
【0007】
【実施例】コンバインは、左右一対のクロ−ラ4を有す
る車体5上に、エンジン6、脱穀装置7、操縦台8、操
縦席9、及び刈取装置2等を搭載乃至支架させて、刈取
装置2の穀稈引起装置11によって稈身を引起しなが
ら、掻込装置12で掻込み、この株元部を刈刃装置13
で刈取り、更にこの刈取穀稈を集送装置14で後方へ集
送して、搬送装置15で後側の脱穀装置7のフィ−ドチ
エン16へ搬送供給し脱穀するものである。刈取装置2
各部を装着する刈取フレ−ム17は、後端部を車体5前
部の走行伝動ケ−ス18上に設けられた支持ブラケット
19上に、上下回動自在に支持し、車体5との間にあっ
て油圧で伸縮自在のリフトシリンダ20によって昇降制
御される構成である。
【0008】エンジン6から、走行伝動ケ−ス18の入
力側に設けられる油圧無段変速装置HSTへベルト伝動
すると共に、脱穀装置7の扱胴軸21や唐箕軸45、揺
動選別棚駆動軸46等の選別装置各部へベルト伝動し、
更に刈取装置10及び脱穀装置7のフィ−ドチエン16
等に対して、リンゴコ−ン形態の無段変速装置22を経
て伝動する。この無段変速装置22は、変速制御モ−タ
23と、変速位置を検出するポテンショメ−タ等からな
る変速センサ24を有し、マイクロコンピュ−タを有す
るコントロ−ラCPUからの出力によって変速制御され
る。
【0009】この無段変速装置22からは、減速装置2
5を有して前記フィ−ドチエン16を伝動し、テンショ
ンプ−リからなる刈取クラッチ26を介して刈取フレ−
ム17の昇降回動軸心上にある刈取入力軸27を伝動
し、この刈取入力軸27から、搬送装置15の搬送駆動
軸28を伝動し、穀稈引起装置11を連動する引起駆動
軸29や、刈刃装置13を連動するピットマンア−ム3
0等の刈取軸31を伝動している。
【0010】前記走行伝動ケ−ス18内の伝動機構に
は、副変速装置を設けているが、この走行伝動ケ−ス1
8の入力側に位置する油圧無段変速装置HSTが主変速
装置となり、操縦台8の主変速レバ−32の操作で連動
される。この変速レバ−32を変速溝33に沿わせて前
後に回動操作することにより、中立位置Nから前進F高
速位置、又は後進R高速位置へ回動するに伴って走行速
を高速とする。34は主変速レバ−32の支軸、35は
油圧無段変速装置HSTの変速制御ア−ムに連動するワ
イヤ−、36は左右方向の揺動ヒンジ、37,38は主
変速レバ−32の取付板で、ヒンジ36側の取付板37
と主変速レバ−32側の取付板38とをビス39で着脱
できる。この取外した取付板38は主変速レバ−32と
共に変速溝33から上方へ抜き外すことができる。
【0011】このような主変速レバ−32の把持部には
押釦形態のモ−ドスイッチ3が設けられ、このモ−ドス
イッチ3のハ−ネス40は、主変速レバ−32の基部か
らコネクタ−41でコントロ−ラCPUのハ−ネス42
に連結される。このモ−ドスイッチ32を押すことによ
って、コントロ−ラCPUから変速制御モ−タ23を特
定のモ−ドに変速するように連動している。
【0012】図2の各ラインA〜Cにおいて、車速セン
サによる車速検出が行われるD点では、直ちに刈取入力
軸の回転数が一定数まで上昇し、所定の車速Eに達する
まではほゞ一定の回転数に維持されたのち車速に伴って
回転数も上昇する。しかしながら各ラインA〜Cは、実
刈取領域の開始点Gに至って各々回転数が変る。稲刈倒
伏ラインAでは、倒伏穀稈の引起のために車速H点まで
は刈取入力軸の回転数を高く設定して、引起後この回転
数の上昇を穏やかにするように設定している。麦刈ライ
ンCは、刈取装置10、特に穀稈引起装置11による引
起抵抗が小さいために高車速Lでの刈取を行うことがで
きる。
【0013】このような各ラインA〜C特性を得るため
の制御を行うコントロ−ラCPUは、入力側に、前記モ
−ドスイッチ3や変速センサ24等の他に、減速装置2
5の伝動ケ−スに取付けられて刈取入力軸27及びフィ
−ドチエン16等の回転数を検出する刈取フィ−ドチエ
ン回転センサ43と、走行伝動ケ−ス18に設けられて
油圧無段変速装置HST及び副変速装置18等を経た走
行伝動の回転数を検出する車速センサ44を設け、出力
側には、変速制御モ−タ23の増速リレ−、減速リレ−
等を設けている。モ−ドスイッチ3を操作して、ライン
A〜Cを指定することにより、主変速レバ−32による
車速に応じた刈取入力軸27とフィ−ドチエン16との
回転伝動が行われるように、変速制御モ−タ23が出力
される。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】要部の制御ブロック図。
【図2】走行速度―刈取入力軸の回転数の関係を示すグ
ラフ。
【図3】伝動機構図。
【図4】変速レバ−の斜視図。
【図5】その平面図。
【図6】その分解斜視図。
【図7】側面図。
【図8】平面図。
【符号の説明】
1 走行装置 2 刈取装置 3 モ−ドスイッチ A 倒伏ライン B 標準ライン C 麦刈ライン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置1の走行変速と刈取装置2の刈
    取変速とを独立して行うコンバインにおいて、該走行装
    置1の走行速に対する刈取装置2の回転を、倒伏稲に適
    する稲刈倒伏ラインAと、標準稲に適する稲刈標準ライ
    ンBと、麦に適する麦刈ラインCとに設定し、該ライン
    A,B,Cにおいて、実刈取領域の開始点Gでは刈取回
    転数は同一回転数に設定し、所定走行速以上の高速領域
    でも刈取回転数は同一回転数に設定すると共に、前記
    ラインA,B,Cを選択するモードスイッチ3を設けて
    なるコンバインの刈取伝動装置。
  2. 【請求項2】 前記モードスイッチ3を主変速レバー3
    に設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの
    刈取伝動装置。
JP3102348A 1991-05-08 1991-05-08 コンバインの刈取伝動装置 Expired - Lifetime JP2985361B2 (ja)

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