JPS63119615A - 収穫機 - Google Patents

収穫機

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JPS63119615A
JPS63119615A JP26580186A JP26580186A JPS63119615A JP S63119615 A JPS63119615 A JP S63119615A JP 26580186 A JP26580186 A JP 26580186A JP 26580186 A JP26580186 A JP 26580186A JP S63119615 A JPS63119615 A JP S63119615A
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JP
Japan
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engine
speed
speed control
vehicle speed
load
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Pending
Application number
JP26580186A
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English (en)
Inventor
稲田 哲哉
平野 俊樹
丸岡 章
渉 中川
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、説穀部、刈取部等の作業部における負荷の増
減に応じて、走行速度を増減すべく動作する車速制御装
置を備えた収穫機に関する。
〔従来技術〕
収穫機は、刈取部にて刈取られた殻稈を脱穀部まで搬送
し、該脱穀部にて脱穀1選別処理して精粒を取出すもの
であり、前記刈取部及び脱穀部等の作業部の負荷は、こ
れらにおいて処理すべき殻稈量に応じて増減する一方、
処理すべき殻稈量は、収1機の走行速度及び圃場条件等
に応じて増減する。そこで従来の収穫機においては、前
記作業部が常時適正な負荷状態のもとで運転されるよう
に、作業部における負荷の増減に応じて収穫機の走行速
度を変更する車速制御装置を備えたものがある。
この車速制御装置は、例えば、脱穀部の扱胴回転数によ
って作業部の負荷を検出し、この検出値がエンジンの定
格回転数に対応させて予め設定された扱胴回転数の適正
範囲を下回った場合には作業部にて処理すべき殻稈量を
減少させ、作業部の負荷を低減せしめるべく、走行速度
を所定量減少させ、また前記検出値が前記適正範囲を上
回り、作業部を駆動するエンジンの出力に余裕がある場
合には、作業部にて処理すべき殻稈量を増加させ、作業
部の負荷を増加せしめるべく、走行速度を所定晋増加さ
せるものであり、走行速度の増減は、変速機の走行速度
調節位置を変更して行っている(特願昭60−1687
07号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の収穫機の車速制御においては、例えば
作業部の負荷がm減して、扱胴の回転数が前記適正範囲
をはずれ、走行速度を変更せしめるべく変速機の走行速
度調節位置を変更しても、変速後の走行速度に応じた量
の殻稈が脱穀部に送給されるまでは、扱胴の回転数は変
化せず適正範囲をはずれた状態にあり、一方扱胴はエン
ジンの定格回転数に相当する回転速度にて回転している
場合上最良のa膜性能が得られるように設計されている
から、扱胴の回転数が適正範囲外にあることが検出され
た後、これに応じて走行速度が変更され、変速後の走行
速度に応じてvkU4の負荷が変化するまでの間におい
ては脱穀性能が低下し、同様に揺動選別装置における選
別性能等、他の作業性能も低下してしまうという難点が
あうた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、車速
制御が行われている間には、常にそのエンジンの回転数
が定格回転数に維持され、脱穀性能、3jA別性能等の
低下を来すことのない収穫機を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る収1機は、負荷の大小に拘わらず、エンジ
ンの回転数を設定回転数に維持すべく動作するエンジン
回転数制御部を備え、前記エンジンにて走行部及び作業
部の駆動を行うようにしてあると共に、作業部の負荷に
応じて変速機の走行速度調節位置を変更して、該負荷を
適正範囲内とすべく車速制御動作を行う収穫機において
、前記車速制御動作が行われている場合には、前記エン
ジン回転数制御部における設定回転数を所定の値とする
手段を具備することを特徴とする。
〔作用〕
本発明においては、車速制御動作が行われている間は、
前記設定回転数がエンジンの定格回転数とされ、エンジ
ン回転数制御部がエンジンの回転数を定格回転数に維持
すべ(動作して、常時この定格回転数のもとで脱穀1選
別等の処理が行われる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明する
。第1図は本発明に係る収穫機の外観斜視図である。図
においてlは走行うローラであり、エンジン(図示せず
)の駆動力が生クラッチ、ギヤ噛合式の副変速装置、パ
ワーシフト変速装置を用いた主変速装置、更にはサイド
クラッチを経て走行うローラ1に伝達されて機体の走行
を行わせる一方、走行うローラ1の上方の脱穀部3に装
備された扱胴、揺動選別装置(共に図示せず)等、及び
機体前部の刈取部4に装備された刈刃41.引き起し装
置42等もエンジンの駆動力にて駆動されるようになっ
ている。
図中6は運転席DSの側方に設けられた操作コラムであ
り、この操作コラム6には主変速装置の走行速度段を変
更する主変速レバ51.副変速装置の走行速度段を変更
する副変速レバ52.エンジンの回転速度を変更するア
クセルレバ53及び本発明における車速制御の開始を指
令する自動スイッチ9等が設けられている。
また7は縦搬送チェインであって、その終端を前記脱穀
部3の左側部の扱口に沿うて設けた殻稈挟握搬送装置8
のフィードチェイン81の始端部に臨ませており、刈取
部4にて刈取られた殻稈は縦搬送チェイン7並びに殻稈
挟握搬送装置8のフィードチェイン81及び挟扼杆82
にて搬送され、脱穀部3の内部にて脱穀処理される。
前記縦搬送チェイン7の終端部近傍の脱穀部3の前面に
は殻稈センサ71が設置されており、該殻稈センサ71
はその下方に突出された検出杆72を前記縦搬送チヱイ
ン7にて搬送される殻稈の一部に当接させて、脱穀部3
に殻稈が送給されていることを検知する。
第2図は本発明に係る収穫機における車速制御系のブロ
ック図である0図において10は車速制御部であり、3
0はエンジン回転数制御部である。本発明における車速
制御は、負荷の大小に拘わらず定速回転可能なエンジン
を搭載した収穫機においてのみ可能であり、エンジン回
転数制御部30は、エンジン回転数を検出し、この検出
回転数が後述する如く設定される設定回転数に一致する
ように前記エンジンへの燃料供給量を制御する、所謂ア
イソクロナス制御を行うものであり、まずこのエンジン
回転数制御部30の制御内容につき簡単に説明する。
エンジン回転数制御部30の入力側には、前記エンジン
の燃料噴射ポンプ(図示せず)の燃料ラック(以下ラッ
クという)に装着され、該ラックの位置を検出する、例
えば差動トランスを用いてなるランク位置センサ31及
び前記エンジンに装着され、該エンジンの回転数を検出
するエンジン回転センサ32が接続されている。またエ
ンジン回転数制御部300Å刃側には、前記アクセルレ
バ53に装着され、該レバ53の回動量に応じた電位を
出力する、ポテンショメータを用いてなるアクセルセン
サ25が、リレー回路26を介して接続されており、更
に後述する如く車速制御部10から動作開始指令信号が
与えられている。一方エンジン回転数制御部30の出力
は、前記ランクを駆動する、例えぼりニアソレノイドを
用いてなるラックアクチュエータ33及び後述する車速
制御部10の入カポ−)asに夫々与えられている。
エンジン回転数制御部30には検出回転数が負荷の変化
によって設定回転数と異なった場合に回転数を設定回転
数に復帰させるために設定する補正設定回転数を求める
数表又は演算式、エンジンの無負荷時における補正設定
回転数と、これを得ることができるラックの位置、即ち
無負荷相当ラック位置との関係を求めるための数表又は
演算式、前記無負荷相当ランク位置と検出ラック位置と
から設定回転数を得るのに必要とするラック位置、即ち
目標ランク位置を求める数表又は演算式及び各回転数に
おけるランクの最大許容位置が記憶されている。
そしてエンジン回転数制御部30は、負荷の変化によっ
て、エンジン回転センサ32から入力される検出回転数
がアクセルセンサ25からの入力電位に対応して設定さ
れる設定回転数と異なった場合に補正設定回転数を算出
し、その補正設定回転数に対応する無負荷相当ラック位
置を読み出し、これとランク位置センサ31から入力さ
れる実際のラック位置とから、前記設定回転数を得るた
めに必要な目標ラック位置を算出して、この目標ラック
位置に対応する信号を前記ラックアクチュエータ33へ
発する。ラックアクチュエータ33は、この信号に応じ
て、ラックを前記目標ランク位置に移動せしめるべく動
作し、前記エンジンへの燃料供給量を調節する。
このように、エンジン回転数制御部30は、負荷の大小
に拘わらず、前記エンジンの回転数を、アクセルセンサ
25からの入力電位に対応する設定回転数に維持すべく
動作するが、前記リレー回路26が動作した場合には、
前記制御部30ヘアクセルレバ53の回動量に拘わらず
、エンジンの定格回転数に相当する電位が与えられ、エ
ンジンはその定格回転数にて定速回転されるようになっ
ている。
一方、車速制御部10の入力ポートa1には、前記自動
スイッチ9が持続されており、該スイッチ9のオンによ
り入カポ−)alはローレベルに転じる。また入力ボー
トa2.a3.a4には、脱穀クラッチを係合状態とし
た場合にオンする脱穀スイッチ11.刈取りラッチを係
合状態とした場合にオンする刈取スイッチ12及び前記
殻稈センサ71の検出杆72に殻稈が当接した場合にオ
ンする殻稈スイッチ13が夫々接続されており、これら
の各スイッチのオンにより、入力ボートa2+  a3
+  a4は夫々ハイレベルに転じる。そして車速制御
部10は、前記各スイッチのオンオフ状態に応じて後述
する如く異なる制御動作を行うようになっている。
車速制御部10の入力ポートa5.a6には、前記副変
速レバ52の基端部に配設され、該レバ52の係止位置
によりオン、オフされる第1.第2の副変速スイッチ1
4.15が夫々接続されており、第1の副変速スイッチ
14のオンにより入力ポートa5が、また第2の副変速
スイッチ15のオンにより入力ポートa6が夫々ローレ
ベルに転じる。前記副変速装置は「低速段」、「中速段
」及び「高速段」の3通りの走行速度段を有しており、
前記第1の副変速スイッチ14は、副変速レバ52が前
記「低速段」に相当する係止位置にある場合に、また第
2の副変速スイッチ15は、副変速レバ52が前記「高
速段」に相当する係止位置にある場合に、夫々オンする
ように配設されており、車速制御部10は、入力ポート
a5がローレベルであることにより、前記副変速装置の
走行速度段が「低速段」であることを、また入カポ−)
aBがローレベルであることにより、同じ(「高速段」
であることを、更に入力ポートa5.a6が共にハイレ
ベルであることにより、同じく「中速段」であることを
夫々認識する。
車速制御部10の入カポ−)a7には、前記主変速レバ
51の基端枢支部に装着され、その回動量に応じた電位
を出力する、ポテンシヨメータを用いてなるシフトセン
サ16が接続されている。前記主変速装置は、前進4速
、後進車速及びニュートラルの6通りの走行速度段を有
しており、車速制御部10は入力ボートa7へ入力され
る前記シフトセンサ16の出力信号のレベルにより、主
変速装置の前記走行速度段がいずれの状態にあるかを認
識する。
車速制御部10の入カポ−)aBには、前記エンジン回
転数制御部30の出力である前記目標ラック位置に対応
する信号が与えられており、また入力ポートa9には、
前記アクセルセンサ25がリレー回路26を介して接続
され、アクセルレバ53の回動位置に対応する信号が与
えられている。
入力ボートa7.aB、agに入力される信号は、車速
制御部10の入力インタフェースにて所定の処理を施さ
れ、夫々の信号のレベルに応じたディジタルデータとし
て、車速制御部10のCPU 10aに取り込まれる。
一方車速制御部10の出カポ−)bll  b2は、前
記主変速レバ51回動用のシフトモータ20に図示しな
い駆動回路を介して接続されており、出カポ−)bt(
又は同b2)がハイレベルになると、シフトモータ20
は正転(又は逆転)して、主変速レバ51は、高速(又
は低速)走行側に回動される。
車速制御部10の出力ポートb3は、車速制御が行われ
ていることを作業者に報知するための車速ランプ21に
、また出カポ−)bs及び同b5は、前記副変速レバ5
2の増速側及び減速側への操作を、作業者に指示するた
めの増速指示ランプ22及び減速指示ランプ23に夫々
接続されており、出カポ−)b3.b、、bsがローレ
ベルになると前記各ランプが点灯されるようになってい
る。
車速制御部10の出カポ−)bsは、各種警報出力のた
めのブザー24に接続されており、出力ポートb6がハ
イレベルになると該ブザー24は鳴動する。
また出力ポートb7は、前記リレー回路26のコイルに
接続されており、出力ポートb7のハイレベル出力によ
り該コイルが励磁され、リレー回路26が動作して、前
述した如くエンジン回転数制御部30の入力側及び車速
制御部10の入力ポートa9へエンジンの定格回転数に
相当するレベルの信号が与えられるようになっている。
更に車速制御部10の出力ポートbeは、前記エンジン
回転数制御部30の入力側に接続されており、出力ポー
トb8がハイレベルになり、これに接続されたエンジン
回転数制御部30の入力ポートがハイレベルになると、
該制御部30はその動作を開始するようになっており、
出力ポートbaがハイレベルである場合には、前述した
如くエンジン回転数制御部30の動作により、収穫機の
エンジンは、負荷の大小に拘わらず、前記設定回転数に
て定速回転し、また出力ポートbBがローレベルである
場合には、前記アクセルセンサ25の出力がラックアク
チュエータ33に直接部えられ、前記アクセルレバ53
の回動操作によりラック位置が変更されて、エンジンへ
の燃料供給量が調節される。
車速制御部10は、入出力指示及び制御演算を行うCP
U 10a 5CPU 10aの制御演算に使用される
RAM10b並びに制御演算に必要な諸データ及び制御
プログラムを記憶しているROM 10c等にて構成さ
れている。第3図は、エンジンの回転数が定格回転数で
ある場合の、収穫機の走行速度とエンジンの負荷との関
係を示す負荷特性のグラフであり、横軸は走行速度■、
縦軸はエンジンの最大負荷に対する負荷率Eである。
さて、収M1mの走行速度が一定であっても脱穀部3.
刈取部4等の作業部の負荷は刈取られるべき殻稈の圃面
上における平面的密度及び殻稈に付着する穀粒数等の作
業条件に応じて異なるものであり、第3図中にF1〜F
nとして示す曲線は、種々異なる作業条件のもとて実際
に収穫作業を行って求めた負荷特性曲線である。またエ
ンジンが定速回転しているから、収It&の走行速度は
、前記主変速装置及び副変速装置における走行速度段に
よって定まる。第3図中L1〜L4. Ml〜M4及び
旧。
)12は、夫々前記走行速度段を示す符号であり、L。
M、Hは、副変速装置における走行速度段が夫々前記「
低速段」、「中速段」、「高速段」であることを、また
1、  2. 3. 4は、主変速装置における走行速
度段が夫々「前進1速段」、「前進2速段」、「前進3
速段」、「前進4速段」であることを示している。また
第3図のE cmaには、車速制御中にエンジンにかか
る負荷をこの値以下に制限するための制限最大負荷率で
あり、85〜90%に設定されている。
さて第3図に示すF1〜Fnは、数表又はこれを近似す
る近似式として前記ROM 10cに記憶されており、
また前記E cmaxO値もROM 10cに記憶され
ている。ROM 10cには、これらの他にも前記燃料
噴射ポンプのランク位置から、前記負荷率Eを算出する
ための演算式等種々のデータ、数式等が記憶されている
さて以上の如く構成された本発明に係る収穫機の動作に
つき、車速制御部1oの制御内容を示す第4図〜第6図
のフローチャートに従って説明する。
車速制御部10は、エンジンを始動するためのキースイ
ッチのオン操作によりその動作を開始し、まずその入力
ポートa1のレベルにより、自動スイッチ9がオンされ
ているか否かを調べ、自動スイッチ9がオフである場合
には、出力ポートb3をハイレベルとして車速ランプ2
1を消灯せしめると共に、出カポ−)b7.b6を共に
ローレベルとして、自動スイッチ9がオンされるまでこ
の状態を保つ。これは例えば路面上を走行する場合であ
り、出力ポートbθがローレベルであるから、エンジン
回転数制御部30はその制御動作を行っておらず、また
出力ポートb7がローレベルであるから、アクセルセン
サ25の出力信号がラックアクチュエータ33に与えら
れている。即ちエンジンへの燃料供給量は、前記アクセ
ルレバ−53の回動操作により調節され、エンジンは、
その時の負荷に応じた回転数にて回転し、収穫機は、該
回転数と前記主変速装置及び副変速装置の変速段とに応
じた走行速度にて走行する。
一方、自動スイッチ9がオンされている場合には、車速
制御部10は、入力ポートa2のレベルにより、脱穀ス
イッチ11がオンされているか否かを調べ、脱穀スイッ
チ11がオフである場合には、出力ポートb5をハイレ
ベルとして、ブザー24を所定時間鳴動せしめると共に
、出力ポートb3をハイレベルとして車速ランプ21を
消灯せしめ、更に出カポ−1−b7.b8を前述の場合
と同様にローレベルとし、所定時間(Tlsec)待機
した後、最初の段階にまで戻り同様の動作を繰返す。自
動スイッチ9がオンされているにも拘わらず、脱穀スイ
ッチ11がオフである、即ち脱穀部3が動作していない
前述の状態は、収穫機における作業状態としては無意味
なものであり、この場合には、自動スイッチ9の誤操作
又は脱穀クラッチの係合ミスであると判断して、車速制
御部1oは、前述の動作により、ブザー24をT(se
cなる時間間隔に断続的に鳴動させ、作業者に警報を発
するのである。
脱穀スイッチ11がオンされている場合には、次に、車
速制御部10は、入カポ−)a3.a4のレベルにより
刈取スイッチ12.殻稈スイッチ13が夫々オンされて
いるか否かを、また入力ポートa7へのシフトセンサ1
6からの入力信号により、主変速装置の変速段がニュー
トラルであるか否か、更に入力ポートa9へのアクセル
センサ25からの入力信号により、前記アクセルレバ5
3の位置がアイドリングに相当する位置にあるか否かを
夫々謂ぺる。そして刈取スイッチ12及び殻稈スイッチ
13が夫々オンされていること、主変速段がニュートラ
ルでないこと、並びにアクセルレベル53の位置がアイ
ドリング位置でないことの4条件が全て満足された場合
に、車速制御部10は、出力ポートb3をハイレベルと
して車速ランプ21を点灯せしめると共に、出力ポート
b、、b8をハイレベルとして後述する車速制御モード
による制御動作を行う。
また前記4条件の内、少なくとも1条件が満足されてい
ない場合には、車速制御部10は、出力ポートb3をハ
イレベルとして、車速ランプ21を点灯せしめると共に
、出カポ−)btをローレベル、出カポ−)baをハイ
レベルとして、定速モードによる制御動作を行う、定速
モードは、例えば前記殻稈スイッチ13のみがオフ状態
である場合、即ち作業開始直後であって、刈取部4にて
刈取られた殻稈が殻稈センサ71の設置位置まで到達し
ていない場合若しくは枕地での回向動作中である場合、
又は主変速段がニュートラルとなっていること以外は前
記各条件が満足されている場合、即ち収穫作業中に籾袋
を取り出すために機体を一時停止させる、所謂籾受作業
の場合、又はアクセルレバ53がアイドリング位置にあ
る以外は前記各条件が満足されている場合、即ち各部の
動作状態の点検若しくは整備のためにエンジンをアイド
リング状態にて回転させている場合等、自動スイッチ9
をオンとした状態で行われる通常の収穫作業以外のあら
ゆる作業状態において自動的に選択される制御モードで
あり、この定速モードにおいては、前述の如く車速制御
部IOの出力ポートbaがハイレベルとなっているから
、前記エンジン回転数制御部3Gはその制御動作を行っ
ており、車速制御部10出カボートb7がローレベルで
あり、リレー回路26が動作していないから、前記制御
部30における設定回転数は、アクセルレバ53の回動
量に対応するアクセルセンサ25からの入力信号に応じ
た回転数となる。従って定速モードにおける収穫機のエ
ンジンは、アクセルレバ53の手動操作により適宜に設
定される設定回転数にて定速回転されており、収1mは
、アクセルレバ53並びに主変速レバ51及び副変速レ
バ52の位置に対応する速度にて、負荷の大小に拘わら
ず定速走行する。この定速モードにおいては車速制御部
10は、負荷の増減に応じて主、副変速装置の変速段を
切換えて、走行速度を増減する車速制御動作を行わず、
例えば図示しない緊急停止スイッチがオン操作された場
合に、入力ポートb2をハイレベルとして主変速装置の
変速段がニュートラル位置となるまでシフトモータ20
を逆転させる緊急停止動作及び主変速レバ51が不完全
操作され、その正規の変速段以外の位置にあり、そのこ
とが入カポ−)a7への入力信号のレベルにより検出さ
れた場合に、入力ポートb1又は同b2をハイレベルと
して、主変速レバ51が正規の変速段に戻るまでシフト
モータ20を正転又は逆転させる誤操作防止動作を行う
−万事速制御モードは、自動スイッチ9.説穀スイッチ
11.刈取スイッチ12及び殻稈スイッチ13が夫々オ
ンされていて、主変速レバ51がニュートラル以外の位
置にあり、しかもアクセルレバ53がアイドリング位置
以外の位置にある場合、即ち通常の収穫作業が行われて
いる場合に自動的に選択されるモードであり、この車速
制御モードにおいては、前述の如く車速制御部10の出
力ポートbeがハイレベルとなっているから、前記エン
ジン回転数制御部30はその制御動作を行っており、ま
た出力ポートb7がハイレベルであり、リレー回路26
が動作しているから、前記制御部30にはアクセルレバ
53の位置に拘わらずエンジンの定格回転数に相当する
レベルの信号が与えられる。従って車速制御モードが選
択された場合には、収′fgi機のエンジンは常時その
定格回転数にて定速回転されており、後述する如く負荷
の増減に応じて主変速装置又は副変速装置の変速段が変
更された場合においても、前記エンジンの回転数は変化
しない。
さて車速制御モードにおいて、車速制御部10は、エン
ジンの負荷が第3図に示す前記制限最大負荷率E cr
saχを超えないという条件のもとで、最高の作業能率
が得られるように、最高速側の変速段を選択し、この変
速段を実現すべく動作して、車速制御を行うのである。
第5図、第6図のフローチャートは、車速制御モードに
おける制御内容を示すものであり、車速制御部10は、
まず入力ポートaθへの入力信号によりランク位置Rを
、また入力ボートa7への入力信号により主変速装置に
おける走行速度段(以下主変速位置という)Aを、更に
入力ボートa5 。
a6のレベルにより副変速装置における走行速度段(以
下副変速位置という)Bを夫々認識する。
次いでラック位置Rを用い入力負荷率εを算出し、これ
を前記制限最大負荷率E cmaxと比較し、εがEc
Illaxよりも大であり減速が必要な場合には、車速
制御部10は主変速装置又は副変速装置における走行速
度段を現状の主変速位置A又は副変速位置Bから減速側
に1段変更すべく以下の如く動作する。
即ち車速制御部10は主変速位置Aが1であるか否かを
調べ、Aが1でない場合には、主変速位置の変更により
減速を行うべく、出力ポートb2をハイレベルとして、
シフトモータ20を所定量逆転させ、またAが1である
場合には、副変速位置の変更により減速を行うべく、出
力ポートb5をローレベルとし、減速指示ランプ23を
点灯させて、副変速レバ52の減速側への操作を作業者
に指示すると共に、その人カポ−)a5.a6のレベル
の変化を監視して、副変速レバ52の操作の有無を調べ
、該操作がなされるまで前記Tl5ecなる時間間隔に
て出力ポートb6をハイレベルとし、ブザー24を断続
的に鳴動させる。そしてその後、前述の如く減速された
走行速度に応じて脱穀部3の負荷が減少するまでに要す
る時間を見込んで設定された所定時間(72sec )
待機し、次いで車速制御部10は、前述した車速制御モ
ードが選択されるための各条件が満足されているか否か
を調べる。
そしてこれらが全て満足されている場合には次に入力ボ
ートa7への入力信号のレベルにより、主変速位置が変
更されているか否かを調べ、変更されている場合には所
定時間(73sec )待機した後、また変更されてい
ない場合には直ちに、車速制御モードの最初の段階まで
戻る。このように主変速位置を確認するのは、前述の如
く車速制御動作を行った後、72sec待機している間
に、危険防止のため等、何らかの原因で作業者が主変速
レバ51を手動操作して走行速度を減速又は増速させた
場合、72sec経過後に車速制御部10の動作により
、前記原因が解消されていないにも拘わらず急に増速又
は減速されることを防止するためである。
また、前記各条件の内いずれかが満足されていない場合
には、第4図のフローチャートにおける最初の段階まで
戻り、前述した如く各条件の満足状態により前記待機モ
ード、定速モード又は車速側御モードの内いずれかのモ
ードが選択され、車速制御部10は、選択されたモード
に応じた制御動作を行う。
なお前記入力負荷率εが制限最大負荷率Ecmaxより
も大であって減速が必要であるにもかかわらず、現状の
主変速位置Aが1、副変速位置Bがしてあり、変速段の
変更により走行速度を減速させることが不可能である場
合には、車速制御部10は、出力ポートb2をハイレベ
ルとし、主変速位置がニュートラルとなるまでシフトモ
ータ20を逆転させて、機体を停止させると共に、出カ
ポ−1−bsをハイレベルとし、ブザー24を所定時間
鳴動させた後、その制御動作を終了する。これは脱穀部
3、刈取部等4等の作業部のいずれかの部分に過大な負
荷が生じている状態であるから、この場合には、作業者
が一旦エンジンを停止させ、各部を点検して過大な負荷
の原因を取除いた後、キースイッチを操作してエンジン
を再起動することにより、車速制御部10は再びその動
作を開始する。
一方、前記入力負荷率εを制限最大負荷率E cmax
と比較した時、εがE cmax以下である場合には、
第6図にそのフローチャートを示す増速制御サブルーチ
ンDに従って車速制御部10は動作する。
増速制御サブルーチンDにおいては、まず入力負荷率ε
、主変速位置A及び副変速位置Bから、現在の負荷状態
が認識され、これに合致する負荷特性曲線Fiが、第3
図に示すF1〜Fnの内から選択される。例えば現在の
走行速度段がrM3Jである場合には、現在の負荷状態
は、第3図の点Cにて特定され、第3図にFiにて示す
負荷特性曲線が選択されることになる。
そして、次に車速制御部10は、最高速側の走行速度段
「■2」から順に、現状の主変速位置A及び副変速位置
Bに相当する走行速度段よりも一段階上の走行速度段ま
での各走行速度段における、前記負荷特性曲線Fi上に
おける負荷率Eiを算出し、これを前記制限最大負荷率
E cmaxと比較してEiがE cmaxよりも小と
なった時点における主変速位置a及び副変速位置すを目
標走行速度段とし、これらを実現すべく、主変速装置及
び/又は副変速装置における走行速度段を変更する。即
ち、車速制御部10はまず現状の副変速位置Bを目標副
変速位置すと比較し、B−bである場合には、出力ポー
トb+をハイレベルとし、主変速位置が目標主変速位置
aになるまでシフトモータ20を正転させる。
またB#bである場合には、前述した減速制御を行う場
合と同様に、副変速レバ52の増速側への操作を作業者
に指示するために、出力ポートb4をローレベルとし、
増速指示ランプ22を点灯せしめると共に出力ポートb
6をハイレベルとして、副変速位置が目標副変速位置す
となるまで、前記71secなる時間間隔にてブザー2
4を鳴動させる。
そして副変速レバ52が操作され、副変速位置がbにな
ったことが確認されると、直ちに主変速位置を目標主変
速位置aとすべく前述の動作を行う。
そして、このようにして主変速位置をaとし、副変速位
置をbとするように増速制御動作を行った後、車速制御
部10は、前記72secなる所定時間待機し、増速制
御サブルーチンDに従う制御動作を終了する。
また前記各走行速度段において算出された負荷率Eiが
全て制限最大負荷率E clIIax以上である場合に
は、現在の主変速位置A及び副変速位置Bが最適な変速
段であるから、増速制御動作を行うことなく増速制御サ
ブルーチンDに従う制御動作を終了する。
なお本実施例においては、アクセルレバ53の位置に応
じた適宜の回転数にてエンジンを定速回転させる定速モ
ードを設けるために車速制御モードが選択された場合に
のみ、リレー回路26を動作させ、エンジン回転数制御
部30に定格回転数に相当する信号を与え、エンジンの
回転数を定格回転数にて一定に制御する構成としている
が、定速モードを設けない場合には、車速制御部10が
その車速制御動作を行う際に、該制御部10から直接エ
ンジン回転数制御部30に定格回転数に相当するレベル
の信号を与え、該信号が与えられた場合にのみエンジン
回転数制御部30がその制御動作を行うように構成して
もよい。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明に係る収穫機においては、車速
制御が行われている場合には、エンジンの回転数が負荷
の大小に拘わらず所定の回転数に維持されるから、該エ
ンジンにて駆動される作業部における、例えば説穀性能
1選別性能等が、車速制御動作中に低下することがなく
、作業部における作業状態が常に適正な状態に保たれる
等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は本
発明に係る収a機の外観斜視図、第2図はその車速制御
系のブロック図、第3図は走行速度とエンジン負荷の関
係を示すグラフ、第4図〜第6図は車速制御部の制御内
容を示すフローチャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、負荷の大小に拘わらずエンジンの回転数を設定回転
    数に維持すべく動作するエンジン回転数制御部を備え、
    前記エンジンにて走行部及び作業部の駆動を行うように
    してあると共に、作業部の負荷に応じて変速機の走行速
    度調節位置を変更して、該負荷を適正範囲内とすべく車
    速制御動作を行う収穫機において、前記車速制御動作が
    行われている場合には、前記エンジン回転数制御部にお
    ける設定回転数を所定の値とする手段を具備することを
    特徴とする収穫機。
JP26580186A 1986-11-07 1986-11-07 収穫機 Pending JPS63119615A (ja)

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