JPH0567551B2 - - Google Patents

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JPH0567551B2
JPH0567551B2 JP60224788A JP22478885A JPH0567551B2 JP H0567551 B2 JPH0567551 B2 JP H0567551B2 JP 60224788 A JP60224788 A JP 60224788A JP 22478885 A JP22478885 A JP 22478885A JP H0567551 B2 JPH0567551 B2 JP H0567551B2
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speed
paper
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sensor
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Shigeki Muramatsu
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は裁断された複写用紙を使用してトナー
像の転写を行う複写機における、複写用紙に対す
るトナー像の転写位置を制御するための転写位置
制御装置に係わる。
「従来の技術」 ゼログラフイの原理を用いた複写機では、原稿
のイメージに対応した静電潜像を感光体上に形成
しこれを現像してトナー像の作成を行つている。
トナー像はコロナ放電を利用した転写器で複写用
紙に転写され、熱や圧力によつて定着された後、
複写画として排出トレイ等に排出される。
第20図は従来から広く用いられている複写機
の要部を表わしたものである。この複写機のプラ
テンガラス11の一端には原稿ガイド12が配置
されており、原稿13の一端がこれに突き当てら
れ位置決めされるようになつている。プラテンガ
ラス11の下方にはミラー14〜17と光学レン
ズ18が配置されており、図示しない光源によつ
て照射された原稿13の反射光がこれらの光学系
を経てドラム状の感光体19の所定位置にスリツ
ト露光される。感光体19は矢印21方向に回転
するようになつており、原稿13が前記した一端
を先端として走査されると、破線22で示した方
向の静電潜像が形成される。この静電潜像は現像
されてトナー像となり、図示しない転写器の近傍
に位置する転写位置24で複写用紙25に転写さ
れることになる。
所定のサイズに裁断された複写用紙25は供給
トレイ26に収容されており、送りロール27の
駆動によつて所定のタイミングで1枚ずつ送り出
されるようになつている。送り出された複写用紙
25が搬送路29上を搬送され転写位置24に到
達するが、この複写用紙の先端が到達したその時
点でトナー像の先端が転写位置24に到達する必
要がある。
ところが複写用紙25が供給トレイ26内で先
端が揃えられていない状態でセツトされたり送り
ロール27との間でスリツプを生じたりすると、
転写位置24に所望の時刻に到達することができ
ない。そこで従来では複写用紙25を早めに送り
出し、搬送路29上で搬送を一時的に停止させて
タイミングの制御を行うことが行われていた。
第21図はこのような転写位置制御装置のうち
実開昭57−125338号に開示された装置を示したも
のである。この装置では、ソレノイド31のプラ
ンジヤ32とばね33によつて移動片34を左右
移動自在に取り付けている。支点35を中心に回
動自在に配置された位置決め部材36の一端をこ
の移動片34によつて左右方向に移動させると、
位置決め部材の他端に位置するゲート36Aが複
写用紙の搬送路29に突出したり退避することに
なる。複写用紙はまず搬送路29に突出した状態
のゲート(1点鎖線)36Aに突き当つてその進
行を停止され、移動片34が図で右方向に移動し
た時点で搬送を再開される。
次に第22図は他の転写位置制御装置の要部を
表わしたものである。このような構成の装置は例
えば特開昭57−58165号公報にみることができる。
第22図に示す装置では、複写用紙の搬送路29
に1対の搬送ロール38,39を配置している。
搬送ロール38,39は当初それらの回転が停止
されており、搬送路29上に搬送されてきた複写
用紙はこれによつてその進行を阻止される。搬送
ロール38,39はこの後所定のタイミングで回
転を開始し、複写用紙を感光体の表面速度に正確
に同期させて搬送を開始させる。
ところで第21図に示した方式の装置では、第
23図に示すようにゲート36Aに突き当つた複
写用紙25は搬送ロール41,42等によつて搬
送力を受けており、その先端がわん曲し、ループ
を形成している。ゲート36Aはタイミング調整
後に複写用紙25を感光体の表面速度で搬送させ
るために設けられた搬送ロール43,44の近傍
に配置されている。これはタイミング調整の終え
た複写用紙25の搬送量の誤差がなるべく発生し
ないうちに、搬送ロール43,44による確実な
搬送を開始させるためである。
ところが第24図に示すように、ゲート地点で
ループを形成した複写用紙25Aは、2点鎖線で
示したようにそのループを保持したままの形状2
5B1,25C1で搬送ロール43,44に挟み
込まれることは不可能であり、時間の経過と共に
まず実線で示したような形状25B2に変化し、
次に搬送ロール43,44に挟まれた形状25C
2へと変化することになる。ここを複写用紙25
がゲート地点から搬送ロール43,44にまで到
達するまでに生じる誤差がΔRとする。ゲート地
点から両搬送ロール43,44のニツプの生じて
いる地点までの距離dを零に設定することが不可
能なこの状況では、誤差ΔRも零にすることがで
きない。誤差ΔRは次式によつて表現することが
できる。
ΔR≒1/2αt2 ……(1) ここでtは第21図あるいは第23図で示した
ゲート36Aが開いてから複写用紙25が搬送ロ
ール43,44に飛び込むまでの時間であり、装
置よつて一定の値をとると仮定することができ
る。αは複写用紙25の先端部分の加速度であ
る。加速度αは次式で表わすことができる。
α=F/M ……(2) ここで符号Fは複写用紙25のループの程度や
用紙の腰、含水量、更には複写用紙25がゲート
36Aに到達するまでの搬送速度に関係する値で
あり、符号Mは複写用紙25の質量である。これ
らの値は複写用紙25の1枚ごとに変動する性格
をもち、結局誤差ΔRの変動幅を大きくすること
になる。加速度αとは別に、搬送ロール43,4
4に複写用紙25が挟み込まれるときの先端部分
とロール表面との接触状態によつても誤差ΔRが
変動する。この変動量は搬送ロール43,44の
速度が速くなるほど大きくなり、複写用紙25に
対するトナー像の転写位置にかなりの影響を及ぼ
した。
一方、第22図で示したように、搬送ロール3
8,39の駆動をオン・オフして転写位置の制御
を行う方式では、第25図に示すように複写用紙
25の先端が搬送ロール38,39に直接接触し
て停止する。従つて(2)式で示した加速度αによる
転写位置の変動は、前者の方式を用いた装置より
も小さく抑えることができる。
ところが図示しないクラツチがオンになり搬送
ロール38,39が駆動されると、これらのロー
ルに一時的に加速度が生じ、複写用紙25との間
にすべりが発生する。この結果、複写用紙25が
第26図の実線で示す配置から1点鎖線で示す配
置まで変化するまでの時間が安定しないことにな
り、複写用紙25に対するトナー像の転写位置が
一定しない原因となつた。
以上のように従来用いられたいずれの方式によ
る装置も、複写用紙の搬送再開時に複写用紙自体
の性質に起因する誤差を発生させる。従つて環境
等の諸条件にも左右されることになり、時として
大きな誤差を発生させることがあつた。またゲー
トの開閉や搬送ロールの駆動開始時期のバラツキ
も、複写用紙の搬送速度が高速化するにつれて転
写位置の整合に影響を及ぼすこととなつた。
このような問題を解決するため、複写用紙を所
望のタイミングで転写位置に正確に到達させトナ
ー像の転写を行わせることができる転写位置制御
装置として以下のようなものが考えられる。
この転写位置制御装置は、第1図に原理的に示
すように、プラテン上の固定的な基準線に一辺を
合わせてセツトされた原稿のイメージに対応した
トナー像を一定速度で移動する感光体表面上に形
成し、これを所定の転写位置で複写用紙に転写す
る複写機に、感光体の移動に伴つて移動するトナ
ー像の先端が前記転写位置に到達するタイミング
を検知する画像転写開始時期検知手段51と、複
写用紙の搬送路上の前記転写位置から一定の距離
に設けられ、前記搬送ロールにより搬送されてき
た複写用紙の端部を検出する第1のセンサとして
のリードエツジセンサ68と、複写用紙の搬送路
上の前記搬送ロールの上流側に設けられ、複写用
紙の端部を検出する第2のセンサとしてのテール
エツジセンサ68′と、これらセンサ68,6
8′が複写用紙の端部を検出するタイミングによ
つて複写用紙のサイズと種類とを判定する判定手
段200と、センサ68,68′の少なくとも一
方のセンサにより検出された複写用紙の到来時点
を理想的なそれと比較して得られる搬送誤差と、
判定手段200の判定結果とを基に、複写用紙の
搬送を停止することなくその搬送速度を所定期間
だけ変更して複写用紙を所定のタイミングで前記
転写位置に到達させる搬送速度制御手段53とを
具備させたものである。
(装置の概要) 第2図はその転写位置制御装置を使用した複写
機の要部を表わしたものである。第20図と同一
部分には同一の符号を付し、これらの説明を適宜
省略する。この複写機ではドラム状の感光体19
が図示しないモータによつて駆動されるようにな
つている。感光体エンコーダ61は、感光体19
の回転量に対応したパルス数の感光体回転状態信
号62を出力するようになつている。サーボエン
コーダ63は搬送ロール64,65の駆動を行う
ためのサーボモータ66の回転量を検出し、これ
に対応したパルス数のサーボモータ駆動状態信号
67を出力するようになつている。搬送ロール6
4,65の用紙送り出し側にはその近傍にリード
エツジセンサ68とテールエツジセンサ68′が
設けられており、供給トレイ26から用紙フイー
ド装置69によつて送り出された複写用紙25が
搬送ロール64,65を通過した時点でその先端
を検出し、リードエツジ検出信号71およびテー
ルエツジ検出信号71′を出力するようになつて
いる。また光学系走査用のキヤリツジ72には発
光ダイオード73が取り付けられており、原稿1
3の先端位置の反射光がミラー14によつて反射
され露光点75に到達するちようどそのタイミン
グがフオトセンサ76によつて検出されるように
なつている。もちろんこのような原稿走査開始点
の検出は、マイクロスイツチ等の機械的な検出手
段を用いて構成することも可能である。
フオトセンサ76による走査開始点検出信号7
7は、すでに説明した感光体回転状態信号62、
サーボモータ駆動状態信号67およびリードエツ
ジ検出信号71やテールエツジ検出信号71′、
主制御装置78から出力される制御データ79と
共にレジストレーシヨン制御回路81に入力さ
れ、転写位置の制御が行われることになる。なお
主制御装置78は、レジストレーシヨン制御回路
81に制御データ79を送出するだけでなく、用
紙フイード装置69やキヤリツジ72の駆動制御
用の制御データ82,83の送出も行うようにな
つている。
(レジストレーシヨン制御回路の動作) 第3図は複写用紙の転写位置制御装置の要部を
具体的に表わしたものである。この装置の中枢的
な機能を果すレジストレーシヨン制御回路81は
専用のCPU(中央処理装置)85を備えている。
CPU85はバス86を通じてROM(リード・オ
ンリ・メモリ)87、RAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)88およびI/Oポート89と接続
されている。ここでROM87は複写用紙の転写
位置等の制御を行うためのプログラムを書き込ん
だ素子であり、RAM88は一連のデータ処理を
行う際に用いられる作業用のメモリである。I/
Oポート89はプログラマブルタイマ91やプリ
セツタブルカウンタ92等との間でデータの入出
力を行うためのポートである。
プログラマブルタイマ91はリードエツジセン
サ68あるいはテールエツジセンサ68′が複写
用紙25の先端を検出するタイミングの予測値を
ロードしておくカウンタである。プログラマブル
タイマ91は複写用紙25の搬送開始と共に感光
体回転状態信号62をダウンカウントし、複写用
紙25の選択を実際に検知したときの係数値εを
I/Oポート89を介してバス86に送出するこ
とになる。プリセツタブルカウンタ92はアツプ
ダウンカウンタであり、カウントアツプ用の入力
端子UPとカウントダウン用の入力端子DOWNと
を備えている。入力端子UPにはI/Oポート8
9の制御により作動するスイツチS1によつて、感
光体回転状態信号62が供給されるようになつて
いる。また入力端子DOWNには同じくI/Oポ
ート89の制御により作動するスイツチS2によつ
て、サーボエンコーダ63からサーボモータ駆動
状態信号67が供給されるようになつている。プ
リセツタブルカウンタ92はこれら両端子UP、
DOWNに入力されるパルスを加減算し、この値
をデイジタル−アナログ変換器(DAC)94に
供給することになる。
ところでプリセツタブルカウンタ92、デイジ
タル−アナログ変換器94、加算器95、位相補
償回路96、パワーアンプ97、サーボモータ6
6、サーボエンコーダ63および周波数−電圧変
換器(FVC)98は全体としてサーボ制御ルー
プを構成している。すなわちサーボエンコーダ6
3、FVC98、加算器95、位相補償回路96、
およびアンプ97は、サーボモータ66の回転を
常に一定に保持するよう動作する。そして、
DAC94から加算器95に一定の電圧が加えら
れると、その電圧に相当する分だけサーボモータ
66が加速される。DAC94からの出力電圧が
零に近い一定の値になれば加速を停止し一定速度
が維持される。両スイツチS1,S2が共にオフの状
態では、I/Oポート89からプリセツタブルカ
ウンタ92に対して第1の搬送速度データ101
がプリセツトされるようになつており、このデー
タを基準としてサーボモータ66が高速駆動され
る。これにより図示しない給紙トレイから送り出
された複写用紙25は、加速度と走行抵抗がバラ
ンスする点、例えば感光体19の周速度のほぼ2
倍の速度で搬送されることになる。複写用紙25
の先端がリードエツジセンサ68によつて検出さ
れた後は、この検出時の複写用紙25の進みや遅
れに応じた第2の搬送速度データ102がプリセ
ツタブルカウンタ92にセツトされ、この値を起
点として複写用紙の搬送速度が感光体の周速度に
一致するような制御が行われることになる。この
後者の制御はPLL(Phase−Locked Loop)によ
つて行われる。このPLL制御では、プリセツタ
ブルカウンタ92にセツトされた値が、DOWN
に入力されるパルスにより減算され、UPに入力
するパルスが加算される。これによつてプリセツ
タブルカウンタ92の出力信号が先に説明した零
に近い一定の値になるまでサーボモータ66が加
速される。その御はこのサーボモータ66は感光
体ドラム19と同期したほぼ一定の速度で回転し
続ける。詳しくはまた別項で説明する。
〔高速搬送) 以上のような転写位置制御装置でまず第1の搬
送速度データ101の設定の様子を第4図と共に
説明する。複写機の図示しないスタートボタンが
複写開始のために押されると(ステツプ)、主
制御装置78がこれを検知し図示しないメインモ
ータを駆動させて感光体19を定速で回転させる
(ステツプ)。この後、主制御装置78はレジス
トレーシヨン制御回路81の起動を行う(ステツ
プ)。
レジストレーシヨン制御回路81内のCPU8
5はこれと共にまず、プリセツタブルカウンタ9
2の両スイツチS1,S2をオンにし、第3図に示し
たサーボ制御ループをPLLモードで起動させる
(ステツプ、)。これにより感光体エンコーダ
61(第2図)から出力されるパルス状の感光体
回転状態信号62の周波数にサーボモータ駆動状
態信号67の周波数が一致するような位相同期が
行われる。所定の時間が経過すると(ステツプ
;Y)、位相同期が完了する(ステツプ)。す
なわち感光体19は定速で回転しているので、プ
リセツタブルカウンタ92から出力される出力デ
ータ104は零に近い一定値となる。この値は、
サーボループの損失を補つてサーボモータ66を
定速回転させるための比較的小さい値である。こ
の出力データ104はプリセツト値(PD値)と
してI/Oポート89を介してバス86に送出さ
れ、RAM88に書き込まれる(ステツプ)。
このようにして感光体19の周速度に同期したサ
ーボモータ66の回転制御のための準備が完了す
る。このデータを第2の搬送速度データと呼ぶこ
とにする。
RAM88にプリセツト値が書き込まれたら
CPU85は両スイツチS1,S2をオフにし、第1
の搬送速度データ(SPD0)101を複写用紙2
5の初期的な搬送速度データ(SPD)としてプ
リセツタブルカウンタ92ロードする(ステツプ
)。これによりサーボ制御ループの高速搬送速
度制御が起動する(ステツプ)。
この搬送速度制御は、すでに説明したように複
写用紙25を感光体19の周速度のほぼ2倍の速
度で搬送する制御である。このような制御は、プ
リセツタブルカウンタ92からこの時点で固定的
に出力される出力データ104を搬送速度の基準
として行われる。すなわちデイジタル−アナログ
変換器95は第1の搬送速度データ101に対応
したアナログ値を基準電圧VDACとして出力し、
これは、周波数−電圧変換器98の出力電圧
VFVCと共に加算器95で比較されることになる。
位相補償回路96はこの加算器95の出力を位相
補償し、アンプ97はパルス幅制御を行つてサー
ボモータ66を比較的高速で駆動させることにな
る。これにより搬送ロール64は複写用紙25の
初期的な搬送速度(フイード速度という。)とほ
ぼ同一の速度で駆動されることになる(ステツプ
)。
(用紙先端の検出) レジストレーシヨン制御回路81が起動されて
所定時間が経過すると(ステツプ;Y)、装置
の各種タイミングを表わした第5図aに示すよう
にスキヤンスタート信号106が発生し、第6図
に示すようにキヤリツジ72の起動が行われる
(ステツプ)。これからわずか後にキヤリツジ7
2が原稿13の先端の走査を行うためのスタート
ポジシヨンに到達すると、発光ダイオード73の
射出光をフオトセンサ76が検出する(ステツプ
)。これによりレジストレーシヨン制御回路8
1内のCPU85に割り込みがかかる。CPU85
は割込処理として、複写紙締先端検出の時点を予
測する予測値LDをROM87から読み出し、これ
をI/Oポート89を介してプログラマブルタイ
マ91にロードさせる(ステツプ)。予測値LD
は次式で表わされる。
LD=XT−XA ……(3) ここでXTは第2図で露光点75から転写位置
24までの感光体19の周方向に沿つた長さであ
り、XAはリードエツジセンサ68の検出位置か
ら転写位置24までの複写用紙25の搬送路に沿
つた長さである。すなわちリードエツジセンサ6
8によつて検出された複写用紙25が複写位置2
4まで感光体の周速と等しい速度で搬送されるも
のとの前提にたてば、予測値LDは感光体19上
に形成されたイメージ108の先端109と転写
位置24までの感光体19の周方向の長さが長さ
XAに等しくなるような値である。
予測値LDがロードされると、プログラマブル
タイマ91は感光体19の周速に対応した周波数
の感光体回転状態信号62(第5図c)によつて
これを順次減算していく(ステツプ)。
(高速からPLLへの切り換え) 一方、キヤリツジの起動(ステツプ)から所
定の時間が経過すると(ステツプ;Y)搬送制
御信号109(第5図b)が発生し、複写用紙2
5の搬送が開始される(ステツプ)。
第5図で実線110は用紙フイード装置69に
よつて送り出される複写用紙の制御の一例を表わ
したものである。時刻t1で用紙フイード装置69
によつて送り出された複写用紙25は感光体の周
速度のほぼ倍の速度で搬送され、時刻t2にその先
端が搬送ロール64を通過し、時刻t3にリードエ
ツジセンサ68によつて検知されることになる
(ステツプ、第5図e)。一方、感光体19は1
点鎖線112で示すように一定の速度で回転す
る。そしてフオトセンサ76から走査開始点検出
信号77(第5図d)が出力された時点から感光
体19上に形成されるイメージの先端が、時刻t3
において理想的にはリードエツジセンサ68に対
応する回転位置に到達する。この回転位置とは、
転写位置から感光体の周方向にXAだけ戻つた点
である。このような理想的な状態では、複写用紙
25がリードエツジセンサ68によつて検知され
た時刻にその搬送速度を直ちに感光体19の周速
度と一致させれば、時刻t4において複写用紙25
の先端とイメージの先端が完全に一致することに
なる。このような速度切換は現実には不可能なの
で、この転写位置制御装置では第5図gに示すよ
うに時刻t3以前の段階で高速搬送制御モードで複
写用紙25を搬送し、これ以後はPLL制御によ
るPLLモードで搬送速度を感光体19の周速度
に一致させる。同図fはこのような搬送速度の制
御をサーボモータ駆動状態信号67の信号状態と
して表わしたものである。
(予測値と実測値の誤差の補正) ところでPLLモードによる制御開始の前提と
して、リードエツジセンサ68が複写用紙25の
先端を検出した時刻における予測値LDと実測値
との相異が求められなければならない。そこでこ
の転写位置制御装置ではこの時刻t3におけるプロ
グラマブルタイマ91の実測値LD′を読み取る
(ステツプ、)。この値としての計数値εは理
想的には零なので、計数値εはそのまま誤差を表
わすことになる。実測値LD′と複写用紙の搬送速
度は次の関係にある。
ε>0……予測された搬送速度よりも早い。
ε=0……予測された搬送速度と同一。
ε<0……予測された搬送速度よりも遅い。
CPU85はこの計数値εをプリセツタブルカ
ウンタ92にプリセツトすべき理想値PDLから
減算し、これを第2の搬送速度データ102とし
てプリセツタブルカウンタ92にプリセツトする
(ステツプ)。そして両スイツチS1,S2をオンと
し(ステツプ〓〓)、サーボ制御ループをPLL制御
に切り換える(ステツプ)。これにより複写用
紙25の搬送速度は時刻t4において感光体19の
周速度と一致し(ステツプ〓〓)、時刻t5に複写用
紙先端が転写位置24に到達してトナー像(イメ
ージ)の転写が支障なく行われることになる。
第7図はイメージと複写用紙の位置制御が行わ
れる様子を表わしたものである。同図Aで破線は
計数値εが零の場合である。この場合にはリード
エツジセンサ68が複写用紙25の先端を検出し
た時刻t3において、感光体19の周速度に対応す
るあらかじめ回路の起動時に求めておいた第2の
搬送速度データ102として、例えば数値“808”
がプリセツタブルカウンタ92にプリセツトされ
る。この時刻t3以前の状態では、第7図Bに示す
ように搬送ロール64は感光体の周速度のほぼ2
倍の高速度で駆動されている。従つて両スイツチ
S1,S2がオンした時点ではサーボエンコーダ63
から出力されるサーボモータ駆動状態信号67の
周波数の方が感光体エンコーダ61から出力され
る感光体回転状態信号62のそれよりも高く、プ
リセツタブルカウンタ92はダウンカウントを行
う。これにより搬送ロール64の周速度は第7図
Bに示すように一時的に感光体19のそれよりも
低下する。しかしながらPLL制御ループでは最
終的に感光体回転状態信号62の周波数にサーボ
モータ駆動状態信号67を一致させるような制御
を行う。従つてプリセツタブルカウンタ92は再
び数値“808”の方向にカウントアツプし、第7
図Aに示す時刻t4Aに同期を完了させることにな
る。
一方、例えば複写用紙25が予測される時刻よ
りも先にリードエツジセンサ68によつて検知さ
れた場合には、その度合に応じた内容の第2の搬
送速度データ102がプリセツタブルカウンタ9
2にプリセツトされる。この値は感光体19の周
速度に対応する数値から計数値εを減算すること
により求められる。計数値εが数値“5”の場合
には、この例の場合数値“808”から減算が行わ
れ、プリセツタブルカウンタ92には数値“803”
がプリセツトされる。
この後者の場合の制御は第7図Aに実線で表わ
している。この場合にはプリセツトされた初期値
だけ、より低速度側に傾いた制御か行われ、次い
で感光体19の周速度に対応した数値“808”へ
の収束が行われる。この場合の同期完了時刻は時
刻t4Bとして表わしている。
いずれの場合にせよ、搬送ロール64の搬送速
度は第7図Bに示すように時刻t3から時刻t4にか
けて振動的に変動し、感光体19の周速度に落ち
つく。このときプリセツタブルカウンタ92にセ
ツトされるプリセツト値に応じて搬送タイミング
補正のための計数値εが選定され、転写位置29
で複写用紙25の先端とイメージの先端が一致す
ることになる。
さて複写用紙25に対するトナー像の転写が進
行し、複写用紙後端がリードエツジセンサ68を
通過すると、この時点でこのセンサによる検出動
作が終了する(ステツプ〓〓)。リードエツジセン
サ68の検出動作がオフとなるとCPU85に割
り込みがかかる。CPU85は割込処理として両
スイツチS1,S4をオフにし、プリセツタブルカウ
ンタ92に再び第1の搬送速度データ101をプ
リセツトする(ステツプ〓〓)。これにより搬送ロ
ール64は再びほぼフイード速度で高速駆動さ
れ、次の複写用紙の搬送に備えることになる(ス
テツプ〓〓)。
(用紙後端の検出) 以上ドラム状の感光体を使用しリードエツジセ
ンサのみを用いた転写位置制御装置について説明
したが、ベルト状の感光体を使用した複写機につ
いても適用できる。このベルト状の感光体を使用
した複写機では、イメージの後端を複写用紙の先
端と一致させて転写を行うタイプもあが、これに
対しても本発明を適用することができることはも
ちろんである。
第8図はこのよう複写機の要部を表わしたもの
である。この複写機ではプラテンガラス11上に
載置された原稿13をフラツシユ露光し、図示し
ないレンズでベルト状の感光体121にイメージ
(静電潜像)を一度に形成させるようになつてい
る。感光体121が矢印122方向に回転し、ト
ナー像が転写位置124で複写用紙25に転写さ
れるものとする。この場合には原稿ガイド12に
よつて位置決めされた原稿13の先端とは逆の後
端から転写が行われることになる。すなわち転写
位置の制御イメージ(トナー像)の先端を複写用
紙25の後端と一致させるような制御となる。
このような制御を可能とするためにテールエツ
ジセンサ68′を配置している。テールエツジセ
ンサ68′は搬送路128を送られてきた複写用
紙の後端を検知し、第6図のステツプ〜で示
したように計数値εの読み込み動作を行わせる。
すなわちこの転写位置制御装置では、露光時の
イメージ129の先端から転写位置124までの
感光体121の周方向の長さをXTとし、この転
写位置124とテールエツジセンサ68′までの
搬送路128の長さをXAとすると、テールエツ
ジセンサ68′が複写用紙25の後端を検知する
まで搬送ロール64は高速搬送制御モード(第5
図g参照)に置かれる。そして複写用紙25の後
端検出時に計数値εに基づく第2の搬送速度デー
タ102がプリセツタブルカウンタ92(第3図
参照)にセツトされ、これ以後PLL制御モード
(第5図g)で搬送ロール64の駆動が行われる
ことになる。リードエツジセンサ68が複写用紙
25の後端を検知すると、次の複写用紙の搬送に
備えて、第6図のステツプ〓〓〜〓〓に示したよう
に、搬送ロール64を高速駆動に切り換える。
(2つのセンサを使用した動作) これまでは、リードエツジセンサ68とテール
エツジセンサ69のいずれか一方のみを動作させ
て制御を行う例を示した。
もちろん、このような転写位置制御以外の搬送
制御も可能である。次の例は、ドラム状の感光体
を用いたものにも、またベルト状の感光体を用い
たものにも有効な方法である。
まず、第2図において、リードエツジセンサ6
8とテールエツジセンサ68′の間隔を、標準サ
イズの複写用紙の全長より短く設定しておく。
そして、まずリードエツジセンサ68によつて
複写用紙の先端を検出して第1回目の制御を行
い、次にテールエツジセンサ68′によつて複写
用紙の後端を検出して第2回目の制御を行うよう
にする。最後にリードエツジセンサ68によつて
複写用紙の後端を検出して、搬送速度を次に搬送
される複写用紙の初期速度にもどす。
第9図はそのタイミングチヤートを示し、各時
点での複写用紙25とセンサ68,68′との関
係を図中に記入した。
なおここで、リードエツジセンサ68とテール
エツジセンサ68′の検出信号の内容をあらかじ
め説明しておく。
第10図はテールエツジセンサ68′の検出信
号波形を示す。複写用紙がテールエツジセンサ6
8′を踏むとその検出信号71′はロウレベル
“L”からハイレベル“H”になる。その後複写
用紙が通過してテールエツジセンサ68′を踏み
外すと、再び“L”にもどる。CPU85(第3
図)はこの立下りのタイミングをとらえて制御プ
ログラムに割り込みをかけ、複写用紙の後端に着
目した処理に移るようにする。
第11図はリードエツジセンサ68の検出信号
71とその処理のための補助信号711および7
2,713の波形を示したものである。
リードエツジセンサ68もテールエツジセンサ
68′と同様の波形の検出信号71を出力するが、
その処理にあたつて、CPU85は、この信号を
所定時間遅延した補助信号711を作成し、両者
のエクスクルーシブオアをとつて補助信号712
713を得る。この補助信号712の立上りのタイ
ミングをとらえて複写用紙先端に着目した処理に
移り、補助信号713の立上りのタイミングをと
らえて複写用紙の後端に着目した処理に移るよう
にする。
なお、CPU85は、リードエツジセンサの検
出信号としてこの補助信号712,713を使用す
ることになるが、以下の説明では、これらを一括
して検出信号71と呼ぶことにする。
第12図はこれらの2つのセンサ68,68′
のCPU85への結線例を示し、両検出信号71,
71′は、それぞれINT1あるいはINT2端子に
入力するように構成されている。リードエツジセ
ンサ68の出力は、その信号を所定時間遅延した
補助信号711が出力されるポート1の出力と共
に、エクスクルーシブオア回路126に入力し、
ここからINT2端子に入力する。
再び第9図にもどつて、いま説明した各センサ
の検出信号をa,b,cに図示し、dには搬送装
置の動作モードを示した。
すなわち、複写用紙25の先端25′がリード
エツジセンサ68を踏むと、INT2へ入力する
検出信号712の立上りで第1回目のPLL制御
(PLL1)を行い、テールエツジセンサ68′の
出力する検出信号71′の立下りで第2回目の
PLL制御(PLL2)を行う。そして検出信号7
3の立上りで高速搬送モードへ戻るようにする。
この第1回目のPLL制御とは、複写用紙25
の先端がリードエツジセンサ68に到着するまで
に生じた誤差を補正する。そして、リードエツジ
センサ68が複写用紙25の先端を検出してから
その後端がテールエツジセンサ68′を踏み外す
までを予測し、このデータをプログラマブルタイ
マ91(第3図)へロードする。
次に、第2回目のPLL制御は、このようにし
てプログラマブルタイマ91へロードされた予測
値と実際のテールエツジセンサ68′での検出時
までの搬送誤差を補正する制御である。
この2回の制御によつて、当初、複写用紙25
の搬送に大きな誤差が生じていてもその誤差を十
分に補正して正確な位置合わせをすることができ
る。
(標準サイズ以外の複写用紙の扱い) 標準サイズかあるいは標準サイズよりやや長い
複写用紙の場合、上記の処理が有効であるが、標
準サイズより短い複写用紙を使用する場合問題が
生じる。
第13図はそのような複写用紙を使用した場合
の検出信号のタイミングチヤートである。
この図からわかるように、複写用紙が短いとテ
ールエツジセンサ68′の検出信号71′の立下り
のタイミングがリードエツジセンサ68の検出信
号712の立上りのタイミングより速くなつてし
まい、2回のPLL制御を行うことができない。
そこで、この場合は複写用紙の後端を基準とし
て制御を行う。すなわち、テールエツジセンサ6
8′の検出信号71′の立下りのタイミングで
PLL制御に入り、これまでに生じた誤差の補正
を行う。すなわち第8図を用いて説明した制御を
行う。そして、リードエツジセンサ68が複写用
紙25の後端を検出し検出信号713が発せられ
ると次の複写用紙の搬送のため高速搬送モードへ
戻る。
「発明が解決しようとする問題点」 上述のように方法によれば、標準サイズの複写
用紙だけでなく、標準サイズよりも短い複写用紙
の場合にも転写位置に正確に到達させるような搬
送制御を行うことができる。
しかしながら、特殊な用紙としてオーバーヘツ
ドプロジエクタ用シート(OHP)の場合には、
上述の方法では正確な搬送ができないという問題
がある。
この複写用紙は第14図に示すように、透明な
フイルム131の2辺に不透明な帯状の白色部分
132(ホワイトバンド)が設けられており、複
写装置がこの複写用紙を光学的に検出できるよう
にされている。
このホワイトバンド132が矢印133,13
4の方向に進行して上記センサ68,68′を通
過すると、ちようどきわめて短いサイズの複写用
紙が通過したのと同様の動作をしてしまうおそれ
がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、複写用紙が特殊用紙の場合に
も、搬送路上で停止することなく、所望のタイミ
ングで転写位置に正確に到達させることができる
転写位置制御装置を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、プラテン上の固定的な基準線に一辺
を合わせてセツトされた原稿のイメージに対応し
たトナー像を一定速度で移動する感光体表面上に
形成し、これを所定の転写位置で複写用紙に転写
する複写機において、感光体の移動に伴つて移動
するトナー像の先端が前記転写位置に到達するタ
イミングを検知する画像転写開始時期検知手段
と、複写用紙の到来前から回転を開始し到来した
複写用紙を搬送する搬送ロールと、複写用紙の搬
送路上の前記転写位置から一定の距離に設けら
れ、前記搬送ロールにより搬送されてきた複写用
紙の端部を検出する第1のセンサと、複写用紙の
搬送路上の前記搬送ロールの上流側に設けられ、
複写用紙の端部を検出する第2のセンサと、第1
のセンサおよび第2のセンサが複写用紙の端部を
検出するタイミングによつて複写用紙のサイズと
種類とを判定する判定手段と、前記第1のセンサ
および第2のセンサの少なくとも一方のセンサに
より検出された複写用紙の到来時点を理想的なそ
れと比較して得られる搬送誤差と、前記判定手段
の判定結果とを基に、複写用紙の搬送を停止する
ことなくその搬送速度を所定期間だけ変更して、
複写用紙を、前記画像転写開始時期検知手段で検
知されるトナー像の転写位置への到達タイミング
に合わせて前記転写位置に到達させる搬送速度変
更手段と、前記複写用紙が送り方向の先端に一定
幅の不透明部を有する特殊用紙の場合には、前記
第1のセンサが特殊用紙の先端を検出した時点で
前記搬送速度変更手段による速度変更を開始し、
この時点から予め定めた第1のセンサが特殊用紙
の後端を検出するまでの予測時間を経過した時点
で前記搬送変更制御手段による速度変更を停止す
るように制御する特殊用紙搬送制御手段とを具備
させたものである。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。なお、図1ないし図14までの前述の説明は
本発明と共通するので、その説明は省略する。
OHP用シートの場合第15図に示すようなタイ
ミングで検出信号71,71′,712,713
得られる。本実施例では、リードエツジセンサ6
8の検出信号712の立上りでそれまでの搬送誤
差を補正するPLL制御に入る一方、この時点か
らこのシートの後端がリードエツジセンサ68を
踏み外すまでの時間Tを予測し、その時間が終了
後センサの検出信号無しで高速搬送モードに切り
換えるようにする。
このようにすればOHP用シートの後端の検出
ができなくても上記処理を行うことが可能であ
る。なお、この場合、OHP用シートのホワイト
バンドを必ず送り方向(先端側)にセツトするこ
とが必要である。
(3種の動作の自動選択) 第9図と第13図および第15図で示した3種
の動作は、あらかじめ設定されている複写用紙の
サイズと、センサ68,68′の検出信号とを比
較して、その結果から自動選択される。
第16図から第19図まではそのプログラムの
フローチヤートを示す。
このフローチヤートは第6図で説明したものの
一部を改良したもので、同一の表現を用いた処理
については重複説明を避けるためにここでの説明
は省略し、これらの図に特有の部分のみをピツク
アツプして説明することにする。
まず第16図において、第6図と同様にステツ
プ、、の処理を経た後、リードエツジセン
サ68による複写用紙先端の検出とテールエツジ
センサ68′による複写用紙後端の検出のいずれ
が先になるかで複写用紙が標準サイズであるか否
かを区別する(ステツプ、)。
標準サイズの場合は通常処理をし(ステツプ
)、標準サイズでない場合、別途設定された用
紙サイズが短サイズである場合は短サイズの複写
用紙として処理し(ステツプ)、短サイズでな
い場合はOHP用シートとして処理する(ステツ
プ)。
以下C、D、Eはそれぞれ第17,18,19
図に続く。
一方この処理と並行して予測値のロードを行う
が、ここでは複写用紙サイズとセンサ間隔とを比
較し(ステツプ)、それぞれ先に説明した予測
値を立て(ステツプ、、、)、これをロ
ードしてPLL制御に移つて予測値の減算を行つ
ていく(ステツプ、、、)。
こうして得られた誤差εをF、Gで使用する。
F、Gは第17図から第19図に示した。
第17図は標準サイズの複写用紙の処理を示
す。
このステツプ〜は第6図と同様で、予測値
がリードエツジセンサ68の検出からテールエツ
ジセンサ68′の検出までのものである点が相違
する(ステツプ〓〓)。
この予測値がロードされその減算が開始される
(ステツプ〓〓、〓〓)。
一方、第11図で説明したようにポート1の出
力を“H”にしておく(ステツプ〓〓。
テールエツジセンサ68′が複写用紙の後端を
検出すると(ステツプ〓〓)、予測値と実測値の誤
差εが求められ(ステツプ〓〓、)、第2回目の
PLL制御のための運搬速度(SPD)がロードさ
れる(ステツプ)。これで再びPLL制御が行わ
れ、その後のステツプ〜〓〓は第6図と同様で
ある。
第18図は短サイズの複写用紙についての処理
で、ステツプ〓〓〜〓は第6図と同様で、リードエ
ツジセンサ68の2回の検出信号によつて第11
図で説明したポート1の出力を“L”から“H”
にし再び“L”に戻す処理を書き加えただけであ
る(ステツプ〓〓、〓〓、〓〓)。その他ステツプ〓〓

〓〓は第6図と同様である。
第19図はOHP用シートの場合の処理で、ス
テツプ〓〓〜〓〓は第6図と同様で、ステツプ〓〓にお
いてOHP用シートのサイズすなわちA4判のサイ
ズをロードする。
この値を減算処理して(ステツプ〓〓、〓〓、〓〓)

これが完了後搬送速度を高速に戻す(ステツプ〓
〓,〓〓)。この処理でもポート1が“H”にさ
れリードエツジセンサ68が複写用紙の後端を検
出するとポート1が“L”にされるが、これらの
信号はこの処理には関係しないことは先に述べた
とおりである。
なお上記実施例では1枚の複写用紙のみに着目
してその制御を説明したが、搬送路中を複数の複
写用紙がわずかの距離を置いて連続して搬送され
る場合がある。このような場合には、複数のプロ
グラマブルタイマを設けて各複写用紙に対する予
測値LDの設定と計数値εの読み出しを行えばよ
い。
「発明の効果」 以上説明したように本発明の転写位置制御装置
によれば、複写用紙が特殊用紙の場合に第1のセ
ンサが特殊用紙の先端を検出した時点で搬送速度
変更手段による速度変更を開始し、この時点から
予め定めた第1のセンサが特殊用紙の後端を検出
するまでの予測時間を経過した時点で前記搬送変
更制御手段による速度変更を停止するように制御
する特殊用紙搬送制御手段を設けるようにしたの
で、特殊用紙の転写位置への到達を、搬送路上で
停止させることなく、正確に行うことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の転写位置制御装置の原理を示す
ブロツク図、第2図〜第7図は従来の転写位置制
御装置を示すもので、このうち第2図は複写機の
概略構成図、第3図は転写位置制御装置の要部を
示す図、第4図は第1の搬送速度データの設定動
作を示した流れ図、第5図は複写用紙の搬送開始
から転写位置到達までの制御を表わした説明図、
第6図はこの第5図に対応する動作を示した流れ
図、第7図AはPLL制御におけるプリセツタブ
ルカウンタの出力データの変化を表わした説明
図、同図Bは同じくPLL制御における搬送ロー
ルの周速度の変化を表わした説明図、第8図は以
上の実施例の変形を説明するための他の複写機の
要部を示す概略構成図、第9図は標準サイズの複
写用紙の場合の動作を示すタイミングチヤート、
第10はテールエツジセンサの検出信号のタイミ
ングチヤート、第11図はリードエツジセンサの
検出信号のタイミングチヤート、第12図はリー
ドエツジセンサおよびテールエツジセンサと
CPUとの結線図、第13図は標準サイズより短
い複写用紙の場合の動作を示すタイミングチヤー
ト、第14図はOHP用シートの例を示す平面図、
第15図はOHP用シートの場合の動作を示すタ
イミングチヤート、第16図〜第19図までは本
発明の複写用紙の転写位置制御装置の動作プログ
ラムのフローチヤート、第20図は複写機の一般
的な構成を示す概略構成図、第21図は従来の転
写位置制御装置の要部を示す動作説明図、第22
図は従来用いられた他の転写位置制御装置の要部
を示す図、第23図はゲートに突き当つた複写用
紙の状態を示す説明図、第24図はゲートを用い
た場合の誤差発生の原理を示す説明図、第25図
は第22図に示した転写位置制御装置における複
写用紙の停止状態を示す説明図、第26図はこの
第25図に示す転写位置制御装置により発生する
誤差を説明するための説明図である。 11……プラテンガラス、12……原稿ガイ
ド、13……原稿、19,121……感光体、2
4,124……転写位置、25……複写用紙、5
1……画像転写開始時期検知手段、52……転送
タイミング検出手段、53……搬送速度制御手
段、61……感光体エンコーダ、63……サーボ
エンコーダ、64……搬送ロール、66……サー
ボモータ、68……リードエツジセンサ、68′
……テールエツジセンサ、85……CPU、91
……プログラマブルタイマ、92……プリセツタ
ブルカウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プラテン上の固定的な基準線に一辺を合わせ
    てセツトされた原稿のイメージに対応したトナー
    像を一定速度で移動する感光体表面上に形成し、
    これを所定の転写位置で複写用紙に転写する複写
    機において、 感光体の移動に伴つて移動するトナー像の先端
    が前記転写位置に到達するタイミングを検知する
    画像転写開始時期検知手段と、 被写用紙の到来前から回転を開始し到来した複
    写用紙を搬送する搬送ロールと、 複写用紙の搬送路上の前記転写位置から一定の
    距離に設けられ、前記搬送ロールにより搬送され
    てきた複写用紙の端部を検出する第1のセンサ
    と、 複写用紙の搬送路上の前記搬送ロールの上流側
    に設けられ、複写用紙の端部を検出する第2のセ
    ンサと、 第1のセンサおよび第2のセンサが複写用紙の
    端部を検出するタイミングによつて複写用紙のサ
    イズと種類とを判定する判定手段と、 前記第1のセンサおよび第2のセンサの少なく
    とも一方のセンサにより検出された複写用紙の到
    来時点を理想的なそれと比較して得られる搬送誤
    差と、前記判定手段の判定結果とを基に、複写用
    紙の搬送を停止することなくその搬送速度を所定
    期間だけ変更して、複写用紙を、前記画像転写開
    始時期検知手段で検知されるトナー像の転写位置
    への到達タイミングに合わせて前記転写位置に到
    達させる搬送速度変更手段と、 前記複写用紙が送り方向の先端に一定幅の不透
    明部を有する特殊用紙の場合には、前記第1のセ
    ンサが特殊用紙の先端を検出した時点で前記前記
    搬送速度変更手段による速度変更を開始し、この
    時点から予め定めた第1のセンサが特殊用紙の後
    端を検出するまでの予測時間を経過した時点で前
    記搬送変更制御手段による速度変更を停止するよ
    うに制御する特殊用紙搬送制御手段 とを具備することを特徴とする複写用紙の転写位
    置制御装置。
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