JPH0652435B2 - 電子写真複写機の記録シート給送方法及びその装置 - Google Patents

電子写真複写機の記録シート給送方法及びその装置

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JPH0652435B2
JPH0652435B2 JP62281470A JP28147087A JPH0652435B2 JP H0652435 B2 JPH0652435 B2 JP H0652435B2 JP 62281470 A JP62281470 A JP 62281470A JP 28147087 A JP28147087 A JP 28147087A JP H0652435 B2 JPH0652435 B2 JP H0652435B2
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recording sheet
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slack
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仁 近藤
宏毅 久島
和義 近藤
康成 山口
隆史 升崎
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、給送ローラで記録シートを給送しつつ、感
光体表面に形成されたトナー画像を記録シートに転写す
る電子写真複写機における記録シート給送方法及びその
装置に関するものである。
《従来技術》 この種の記録シート給送装置としては従来より例えば、
特開昭62−116950号公報に開示されたものが知
られている。
それは記録シートをベルト状感光体へ向けて給送する給
送ローラと、給送ローラと感光体との間に介在し、記録
シートを、走行する感光体の表面へ整合させて給送する
整合ローラとを備えて成り、整合ローラと給送ローラと
の間で記録シートを弛ませながら記録シートを給送する
ように構成されている。
《発明が解決しようとする問題点》 上記従来例では、整合ローラの給送速度は、走行するベ
ルト状感光体の移動速度と、ほぼ同等の速度で記録シー
トを給送するように構成されているものの、整合ローラ
の給送速度とベルト状感光体の移動速度との間には、ど
んなに高精度で調速しても、微差を生ずることは免れ
ず、長尺の記録シートになるとその微差が積算され、記
録画像の品質低下を招くという問題がある。
しかも整合ローラは環境温度によりその直径が微小変化
し、湿度や記録シートの材質によつても、摩擦係数が微
小変化するため、記録画像の品質向上を図る上で障害と
なつていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、記
録画像の品質向上を図ることをその主要な目的とする。
《問題点を解決するための手段》 本発明は、上記目的を達成するものであり、第1の発明
は、記録シートの給送方法であつて以下のように構成さ
れる。
即ち、給送ローラで記録シートを給送しつつ、感光体表
面に形成されたトナー画像を記録シートに転写する電子
写真機の記録シート給送方法において、 前記給送ローラで前記記録シートを前記感光体へ向けて
給送するに際し、少なくとも記録シートの先端部の転写
時には、前記感光体の回転速度とほぼ等しい速度で前記
記録シートを給送し、前記記録シートの先端部が前記感
光体表面に密着すると、前記給送ローラを増速すること
により前記給送ローラと前記感光体との間で前記記録シ
ートを弛ませ、 前記記録シートの弛み量が所定量に達したら、前記給送
ローラを減速することによりその弛み量を所定の範囲内
に維持しながら、前記記録シートを給送すること、 を特徴とする電子写真複写機の記録シート給送方法であ
る。
また、第2の発明は上記給送方法を実施する装置であつ
て、以下のように構成される。
即ち、記録シートを給送しつつ、感光体表面に形成され
たトナー画像を前記記録シートに転写する電子写真複写
機の記録シート給送装置において、 増減速可能に構成され、前記記録シートを前記感光体へ
向けて給送する給送ローラと、 前記感光体と前記給送ローラとの間の前記記録シートの
弛み量を検知する弛み量検知手段と、 前記給送ローラに連結され、記録シートの給送量を計測
するパルスエンコーダと、 前記パルスエンコーダの給送量の計測に基づき、前記記
録シートの先端部が前記感光体表面に密着したことを判
別すると、前記給送ローラを増速して前記記録シートを
弛ませ、前記記録シートの弛み量が所定値に達したこと
を前記弛み量検知手段が検知すると、前記給送ローラを
減速させて弛み量を所定の範囲内に維持する制御手段
と、 を有することを特徴とするものである。
《作用》 以下、装置発明に基づいてその作用を説明する。
給送ローラで記録シートを感光体へ向けて給送するに際
し、給送ローラを制御手段により次のように駆動制御す
る。
先ず、記録シートの先端部の転写時には、給送ローラの
給送速度を感光体表面の移動速度とほぼ等しい速度で駆
動し、記録シートを給送する。
次いで、給送ローラに連結したパルスエンコーダで記録
シートの給送量を計測することにより、記録シートの先
端部が感光体表面に密着したことを判別して給送ローラ
を増速させ、感光体と給送ローラとの間で記録シートを
弛ませる。
この記録シートの弛み量が、所定量に達したことを弛み
量検知手段が検知すると、給送ローラを減速させて、こ
の弛み量を所定の範囲内に維持する。これにより、記録
シートが必要以上に弛み過ぎることはない。
《実施例》 以下、図面に基づき、本発明に係る実施例装置について
説明する。
第1図は一実施例を示す記録シート給送装置の概要図で
ある。この給送装置は例えば、第6図及び第7図に示す
電子写真複写機に適用される。なお第7図は第6図のVI
I−VII線矢視側面図である。
この電子写真複写機は、原稿走査部1と画像記録部2と
を左右に配置してあり、原稿走査部1に挿入された原稿
のスリット状画像を、それらの下部に配設されたU字状
の光軸を有する変倍投影光学系3を介して画像記録部2
に配置した感光ドラム6の表面に投影し、後述する記録
シート給送装置12で記録シート7を感光ドラム6へ給
送して順次、静電的に密着させ、記録シート7を弛み状
に給送しつつ、感光ドラム6の表面に形成されたトナー
画像を記録シート7に転写し、剥離搬送用ドラム8でそ
の記録シートを感光ドラム6から剥離してオーブン式定
着装置9へ送り込み、定着済みの記録シート7を受け台
10に排出するように構成されている。第6図中符号4
は原稿挿入台、5は排出された原稿を受ける受け台、1
1は操作盤である。
記録シート給送装置12は第1図に示すように、記録シ
ート7の長さを規定するシート長規定手段13と、記録
シート7を感光ドラム6へ向けて給送する給送ローラ1
6と、給送ローラ16に連結されたパルスエンコーダ1
8と、給送ローラ16と感光ドラム6との間に介在され
た記録シート用案内手段20と、案内手段20の上側
に、記録シート7の進行方向へ順次配置されたシートセ
ンサ33及び光電式距離センサで構成した弛み量検出セ
ンサ34と、第2図に示す駆動制御手段40とを具備し
て成る。
上記シート長規定手段13は、第6図に示す原稿挿入台
4の奥部に配置された、原稿長さ検知用センサで構成さ
れ、原稿の先端と後端を検知することで原稿の送り方向
の長さを読み取り、その長さに、オペレータが別途入力
する複写倍率を乗じて記録シート7の長さを駆動制御手
段40で演算し、そのシート長さに合わせてロータリカ
ッタ14を作動させるようになつている。図中符号15
はカッタ駆動用アクチュエータである。なお、ロール状
記録シート7を使用せず、複数種のサイズの記録シート
を別々のシートカセットに収容し、シートカセットを選
択する方式のものにあつては、上記シート長規定手段1
3をカセット選択キイで代用させることもできる。
給送ローラ16は駆動ローラ16aと従動ローラ16bとから
成るニップローラとして構成され、駆動ローラ16aを変
速自在の駆動モータ17で回転駆動するようになつてい
る。また、この駆動ローラ16aの回転軸にはパルスエン
コーダ18が連結されており、記録シート7の給送量を
計数し得るようになつている。
記録シート用案内手段20は給送ローラ16と感光ドラ
ム6との間に介在し、上下のガイド板21で記録シート
7の案内路22を形成するとともに、案内路22の上側
案内板23が揺動可能に、案内路22の下側案内板27
が下降・上昇可能に構成されている。
つまり、上側案内板23を回転支軸24を中心として矢
印E方向へ揺動回転させて記録シート7をその幅方向に
わたり下方へ一様に弛ませ、そうすることによつて幅広
の記録シートの場合に起こりがちな幅方向へのしわの発
生を無くするのである。なお、符号25は回転支軸24
を回転する上側案内板用アクチュエータ、26は上側案
内板23のストッパである。
一方、下側案内板27は別の回転支軸28を中心として
矢印F方向へ回転され、案内通路22の下側に記録シー
ト7の弛み空間を形成する。なお符号29は偏心カム3
0の週面を転動して下側案内板27を下降・上昇する転
動ローラ、31は偏心カム30を回転する下側案内板用
アクチュエータである。
シートセンサ33は記録シート7のスタート位置Aに配
置され、記録シート7の先端及び後端を検知して検知信
号を出力する。即ち、記録シート7の先端を検知した場
合には、給送ローラ16を停止して記録シート7の先端
をスタート位置Aに待機させ、記録シート7の後端を検
知した場合には、その時点より所定時間経過後にその後
端が案内路22のB点に達したことを知らせ、上側案内
板23及び下側案内板27を元の位置へ戻すための信号
を出力する。
なお、第1図の34は光電式距離センサで構成された弛
み量検知手段(以下単に弛みセンサという)であり、記
録シートの弛み量が所定量に達したことをこの弛みセン
サ34で検知することにより、後述する制御手段40に
より給送ローラを減速させて記録シートの弛み量を所定
の範囲内に維持している。
駆動制御手段40は第2図に示すように、マイクロコン
ピュータ41とマイクロコンピュータ41より出力イン
ターフェイス43を介して出力される各種の制御信号を
受けて、上記各種の駆動手段17・25・31・35を
駆動するためのそれぞれ給送ローラ駆動回路44、上側
案内板駆動回路45、下側案内板駆動回路46、カッタ
駆動回路47を具備している。
マイクロコンピュータ41は中央演算制御部(CPU)41a
と、所定の制御プラグラムをメモリしたROM41bと、
適宜要所のデータをメモリするRAM41cとから成り、
各種センサ13・33・34等より入力インターフェイ
ス41を介して入力される信号を受けて、後述する動作
手順に基づいて各種制御信号H〜Kを出力する。
第3図は上記実施例装置の動作手順を示すフローチャー
トである。以下、このフローチャートに基づいて上記装
置の動作を説明する。
先ずステップSではシート長規定手段13である原稿
センサが挿入されてきた原稿の先端を検知することによ
り、感光ドラム6の周面速度とほぼ等しい標準速度で給
送ローラ16が始動する。これと同時にパルスエンコー
ダ18からのパルスを計数して記録シートの給送量を計
測する。
ステップSではシート長規定手段13である原稿セン
サで原稿の後端を検出することにより、給送されるべき
記録シート7の長さLが演算され、そのシート長さが所
定長さL(例えばAの横方向の長さ)より長いか否
かを判別する。給送されるべき記録シートが所定長さL
より長ければ記録シート7を弛ませる必要があるた
め、ステップSへ進み、短かければその必要がないの
でステップS12へ進む。つまり、記録シート7が一定長
さL以下の場合には、記録シート7の先端が感光ドラ
ム6周面に密着した時点ではシート7後端が給送ローラ
16から解放されかかつており、前述したような記録画
像の品質低下は実害のない程度になるからである。
ステップSではパルスエンコーダ18からのパルス信
号を計数することに基づき、記録シート7の先端が感光
ドラム6上のC点に達したか否かが判別される。このC
点は、記録シート7が転写チャージャ36によつて感光
ドラムの画像形成面に密着し、トナー画像がその記録シ
ート7に転写され始める位置より若干前方の位置であ
る。
ステップSでは、弛みセンサ34により記録シート7
の弛み量を検知するため、弛みセンサ34の作動が開始
されるとともに、上側案内板23及び下側案内板27が
下降側へ揺動する。
ステップSでは、弛みセンサ33が記録シート7の弛
み状態を検知し、オンの状態、すなわち、弛み量が所定
量以下の状態であれば、ステップSへ進み給送ローラ
16aを増速させて記録シート7をさらに弛ませ、オフの
状態、すなわち、弛み量が所定量以上の状態であればス
テップSへ進み給送ローラ16aを減速させて記録シー
ト7の弛み量を減らす。つまり、ステップS・S
によつて記録シート7の弛み量を一定の範囲内に自
動調節するのである。ちなみに、増速及び減速は標準給
送速度のそれぞれ±5%程度になるよう設定されてい
る。
ステップSではパルスエンコーダ18からのパルスを
計数することに基づき、記録シート7が所要長さLだけ
給送されたか否かを判別し、所要長さLになると、ステ
ップSでロータリカッタ14が作動し記録シート7を
切断する。このとき、記録シート7は弛み状態で給送さ
れているので、切断に伴なう振動等の悪影響は生じな
い。なお、ロール状の記録シートを用いない場合にはス
テップS・Sは不要である。
ステップ10ではシートセンサ33が記録シート7の後端
を検知してから、所定時間が経過したことを計測するこ
とにより、記録シート7の後端が案内路22のB点に達
したことを判別し、ステップS11では弛みセンサによる
モニタを終了するとともに、上側及び下側案内板23・
27を上昇側へ揺動させて元の位置に戻す。
ステップS12では切断された後続の記録シートの先端を
スタート位置Aに待機させる。なおロール状の記録シー
トを用いない場合にはステップS12は不要である。
以上で、この複写機の記録シート給送サイクルが終了
し、以下同様に上記手順S〜S12が繰り返し実行さ
れることになる。
第4図は、案内手段20の下側案内板27aの中央部が割
れて弛み空間を形成するようにした別実施例を示し、第
5図は案内通路22を下方へ湾曲させて上記上側案内板
23の揺動を省いた別実施例を示す。
《発明の効果》 本発明では、記録シートを感光体へ向けて給送するに際
し、少なくとも記録シートの先端部の転写時には、記録
シートを感光体表面の移動速度とほぼ等しい速度で給送
し、記録シートの先端部が感光体表面に密着したら給送
ローラを増速させて感光体と給送ローラとの間で記録シ
ートを弛ませ、この弛み量が所定量に達したら、給送ロ
ーラを減速させてその弛み量を所定の範囲内に維持する
ように構成したので、記録シートと感光体との間の相対
的なずれに起因する画像品質の低下や、記録シートの弛
み過ぎに起因する記録シートのおれ、しわ等を生じる不
都合もない。これにより記録画像の品質向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す記録シート給送装置の
概要図、第2図は駆動制御手段のブロック図、第3図は
駆動制御手段による動作手順を示すフローチャート、第
4図及び第5図はそれぞれ案内手段の別実施例を示す概
要図、第6図は本発明が適用される複写機を例示する外
観斜視図、第7図は第6図のVII−VII線矢視側面図であ
る。 6……感光体(感光ドラム)、7……記録シート、 13……シート長さ規定手段(原稿センサ)、 16……給送ローラ、18……パルスエンコーダ、 20……案内手段、27……下側案内板、 34……弛み量検知手段(弛みセンサ)、 40……駆動制御手段。
フロントページの続き (72)発明者 山口 康成 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内 (72)発明者 升崎 隆史 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社 彦根地区事業所 内 (56)参考文献 特開 昭62−100363(JP,A) 特開 昭61−7158(JP,A) 特開 昭61−27855(JP,A) 特開 昭60−100156(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給送ローラで記録シートを給送しつつ、感
    光体表面に形成されたトナー画像を記録シートに転写す
    る電子写真複写機の記録シート給送方法において、 前記給送ローラで前記記録シートを前記感光体へ向けて
    給送するに際し、少なくとも記録シートの先端部の転写
    時には、前記感光体の回転速度とほぼ等しい速度で前記
    記録シートを給送し、 前記記録シートの先端部が前記感光体表面に密着する
    と、前記給送ローラを増速することにより前記給送ロー
    ラと前記感光体との間で前記記録シートを弛ませ、 前記記録シートの弛み量が所定量に達したら、前記給送
    ローラを減速することによりその弛み量を所定の範囲内
    に維持しながら、前記記録シートを給送すること、 を特徴とする電子写真複写機の記録シート給送方法。
  2. 【請求項2】記録シートを給送しつつ、感光体表面に形
    成されたトナー画像を前記記録シートに転写する電子写
    真複写機の記録シート給送装置において、 増減速可能に構成され、前記記録シートを前記感光体へ
    向けて給送する給送ローラと、 前記感光体と前記給送ローラとの間の前記記録シートの
    弛み量を検知する弛み量検知手段と、 前記給送ローラに連結され、記録シートの給送量を計測
    するパルスエンコーダと、 前記パルスエンコーダの給送量の計測に基づき、前記記
    録シートの先端部が前記感光体表面に密着したことを判
    別すると、前記給送ローラを増速して前記記録シートを
    弛ませ、前記記録シートの弛み量が所定値に達したこと
    を前記弛み量検知手段が検知すると、前記給送ローラを
    減速させて弛み量を所定の範囲内に維持する制御手段
    と、 を有することを特徴とする電子写真複写機の記録シート
    給送装置。
JP62281470A 1987-11-07 1987-11-07 電子写真複写機の記録シート給送方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0652435B2 (ja)

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