JPH06100208A - 用紙斜め送り補正制御装置 - Google Patents

用紙斜め送り補正制御装置

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JPH06100208A
JPH06100208A JP4277882A JP27788292A JPH06100208A JP H06100208 A JPH06100208 A JP H06100208A JP 4277882 A JP4277882 A JP 4277882A JP 27788292 A JP27788292 A JP 27788292A JP H06100208 A JPH06100208 A JP H06100208A
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JP
Japan
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loop
sheet
baffle
skew
pressing force
Prior art date
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Pending
Application number
JP4277882A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Kishino
政利 岸野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループアライニング方式を、短いペーパーパ
スに適用した時に信頼性の高い用紙斜め送り補正を可能
する。 【構成】 テイクアウェイロール8とレジロール9間に
配設されたループバッフル部10はシャフト20に回転
自在に支持された複数分割された板状部材からなるバッ
フル10a,10bを備え、各バッフルはスプリング1
8によりシュート側に所定の弾性力にて付勢され、その
ループへの押圧力がレジロール方向に作用するように設
けられている。カムシャフト21には各バッフルを押圧
するスプリング18の他端側を支持するカム22aおよ
び22bが取り付けられており、シャフトの回動位置に
より異なる押圧力を発生させるようにカムの高い位置を
ずらして配置されている。カムシャフトは作動機構によ
って回動され、それぞれのカムを同時に動かして対応し
たバッフルへの押圧力を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等に使用される
自動原稿送り装置等の短いペーパーパスによる用紙送り
において、斜めに送られた用紙の補正を行うのに好適な
用紙斜め送り補正制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機の自動原稿送り装置(以下「AD
F」と記す)では、用紙(原稿)の斜め送り(以下「ス
キュー」と記す)を補正するために用紙先端をロール又
はゲート等の突き当て部材に当てて、後方ロールより用
紙を余分に送ることによってループを作成し、スキュー
による用紙送り量差を吸収してスキュー補正を行うルー
プアライニング方式等が使用されている。このループア
ライニング方式は、用紙後方をロールがニップした状態
でスキュー補正を行えるために、ADF等の短いペーパ
ーパスにてスキュー補正を行う必要がある場合は有効な
方式である。
【0003】この種のスキュー補正装置は、例えば特開
昭62−27266号、特開昭62−27267号、特
開昭63−272736号、特開昭64−17741号
に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ループアラ
イニング方式は、短いペーパーパスにてスキュー補正を
行う場合、大きなスキュー量に対して補正ができず、ま
た用紙の紙質差がある。その主な原因としては、作成さ
れたループの用紙の腰にて突き当て部材への押付け力を
得るために、スキュー補正力が弱くなり、また腰の弱い
用紙では適正な押付け力が得られない。
【0005】例えば、特開昭62−27266号には用
紙のスキュー量に応じて用紙の循環路を選択制御する技
術が記載されている。しかし、この方式では紙質差によ
るペーパーパス内の用紙経路の差などにより、正しいペ
ーパーパス長が得られない。またパス長のスキューに対
する調整が難しいというという問題がある。本発明の目
的は、ループアライニング方式を、短いペーパーパスに
適用した時に信頼性の高い用紙斜め送り補正が可能なス
キュー補正制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は搬送ローラから給送された用紙の先端を突
き当て部材に当接させて、作成したループにより用紙の
斜め送りを補正する用紙斜め送り補正制御装置におい
て、前記用紙の搬送方向と直角方向に複数に分割された
板状部材を有し、該板状部材に弾性力を持たせて、前記
作成したループに押圧力を与えるループバッフルと、用
紙斜め送り方向を検出する手段と、該検出された用紙斜
め送り方向に基づいて前記ループバッフルを選択する手
段と、該選択されたバッフルのループへの押圧力を制御
する手段とを具備する構成にある。また他の発明は、搬
送ローラから給送された用紙の先端を突き当て部材に当
接させて、作成したループにより用紙斜め送りを補正す
る用紙斜め送り補正制御装置において、前記用紙の搬送
方向と直角方向に複数に分割された板状部材を有し、該
板状部材に弾性力を持たせて、前記作成したループに押
圧力を与えるループバッフルと、用紙先端のかどを検出
する手段と、検出された用紙先端のかどが前記突き当て
部材に到達する送り量を算出する手段と、算出された用
紙送り量に対応して前記搬送ローラの回転量を制御する
手段とを具備する構成にある。
【0007】
【作用】第1発明において、用紙先端はループバッフル
を通過して停止状態にあるレジロールに突き当てられ
る。この際、用紙斜め送り方向検出手段によりリア先行
またはフロント先行による斜め送りであるかを検出す
る。用紙斜め送り方向情報から遅れ側ループへの押圧力
の大きいループバッフルを選択して作動させることによ
り、ループ全体に適正な押圧力が与えられ、用紙が位置
決めされて用紙斜め送り補正が行われる。
【0008】第2発明において、用紙先端が停止状態に
あるレジロールに突き当てられ、用紙先端かど検出手段
により用紙先端のかどを検出する。用紙先端かど情報か
らループ作成用紙送り量を算出し、その結果からパルス
モータ等の制御モータにより駆動されている搬送ローラ
としてのティクアウェイロールの停止を行い、作成した
ループにより用紙の位置決めをする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は本発明の用紙斜め送り補正制御装置
を、複写機の自動原稿送り装置(以下「ADF」と記
す)へ適用したものである。図2はADFの主要構成を
示す。複写機は、プラテン3上の露光位置に原稿2を自
動的に搬送し、原稿画像の読み取り終了後に排出するA
DF1が装備されており、プラテン3上にセットされた
原稿像を読取りユニット(露光光学系)で露光し、原稿
の画像情報をイメージセンサにより電気信号に変換した
後に、画像編集処理を行って得られた画像信号に基づい
てレーザ書込み装置を動作させ、感光ドラムに書き込み
を行い、静電写真プロセスにより用紙トレイから給送さ
れる用紙に原稿像を転写し、定着して排出する。
【0010】スタートボタンが押されるとADF1の原
稿セットセンサ4からの原稿セット信号によりペーパー
パスの各ロールが駆動開始または待機状態になる。原稿
載置トレイにセットされた原稿束2は、ピックアップロ
ール5によってフィードロール6に送られ、このフィー
ドロール6と対のリタードにより1枚の原稿にさばか
れ、ADF1内へ送られる。フィードセンサ7が原稿を
検知すると、テイクアウェイロール8に原稿をニップし
た状態にて、ピックアップロール5とフィードロール6
の動作は停止する。そして、原稿2はテイクアウェイロ
ール8にて送られ、停止状態にあるレジロール9に原稿
先端が突き当てられる。
【0011】テイクアウェイロール8は、レジセンサ1
1の原稿検知およびスキュー検知に基づいて所定のルー
プ作成に必要な送り量を算出し、この送り量を送ったタ
イミングにて停止する。このテイクアウェイロールの動
作により、原稿はループバッフル部10にてループを作
成する。この際、ループバッフル部10はループに対し
て原稿先端の位置決め基準となるレジロール9方向に押
付け力を与えて、レジロール9による原稿先端の位置決
めを行う。そして、レジロール9およびプラテンベルト
12が駆動され、原稿をプラテン3上に搬送する。原稿
像の読み取りが終了するとプラテンベルトとイグジット
ロール13が駆動され、プラテン3上から原稿をイグジ
ットトレイ15に排出する。このときイグジットセンサ
14が排出する原稿を検知するとレジロール9に待機し
ている次原稿のプラテン3上の敷き込み動作が始まる。
【0012】次にルーフバッフル部について詳しく説明
する。図3はADFに組み込まれたルーフバッフル部の
側方から見た配置構成を示す。図4はルーフバッフル部
の構成を示す。ループバッフル部10は、ラウンドシュ
ート16とレジシュート17の間に配設されており、原
稿の送り方向と直交して装置本体のフレーム19に取り
付けられたバッフルシャフト20には複数個、例えば2
個に分割されたループバッフル10aおよび10bが回
動自在に支持されている。各ループバッフルは板状部材
で形成されており、それぞれの板状部材の背面側にはバ
ッフルシャフト20に券回されたバッフルスプリング1
8aおよび18bの一端側を当接させ、原稿が送られて
くるシュート側に所定のスプリング力にて付勢されてい
る。なお、スプリングによるループバッフルのシュート
方向への回動は、図示を省略した規制部によって所定位
置に規制されている。
【0013】またバッフルシャフト20に平行なカムシ
ャフト21が設けられ、このカムシャフト21には分割
されたそれぞれループバッフル10a,10bを押圧す
るスプリング18a,18bの他端側を支持するカム2
2aおよび22bが取り付けられいる。
【0014】各カム22a,22bは、カムシャフト2
1の回動位置により異なる押圧力を発生させるようにカ
ムの高い位置をずらしてカムシャフト上に配置されてい
る。カムシャフト21は、一方のフレーム19に配備さ
れた作動機構23によって回動され、カム22a、22
bを動かしてスプリングへの作用量を変化させる。図3
に示す例では、カム22aの高い位置でスプリングを押
して一方のループバッフルに大きい押圧力を与えると
き、他方のループバッフルにはカム22bの高い位置か
らずれて小さい押圧力が与えられる。すなわち、カムの
作動によりスプリング18が実線位置に押されるとルー
プバッフルへの付勢力が大きく、また破線位置では小さ
く設定される。特に、カムが破線位置にあるときは、ル
ープへの押圧力が小さいために、このループバッフルに
て押されている原稿側はレジロールに強く押されない。
また図5に示すように、実線または破線で示すカム位置
において、小ループの場合のバッフル位置は実線位置に
なり、一方大ループの場合には破線位置になって、各ル
ープに対して適正な押圧力が作用する。
【0015】作動機構23は、図6に示すように、カム
シャフト端に取り付けられたリンク24にソレノイド2
5の作動ロッド25aを連係させ、後述の制御部からの
バッフル選択信号によりソレノイド25への通電をON
またはOFFし、作動ロッド25aを図示の矢印のいず
れかの方向に移動させてカム位置を変化させることによ
り、それぞれのループバッフル10a,10bのスプリ
ング18a,18bによる付勢力を異ならせ、原稿によ
り作成したループの山部分に適正な押圧力を与えて、ス
キュー補正を行う。
【0016】次に分割ループバッフルの作用を説明す
る。原稿がスキューしない状態で送られた場合、原稿先
端全体がレジロールにニップされるので、原稿の送り方
向に対して直交する方向のループの大きさは同じにな
る。したがって、各ループバッフルは同じ押付けポイン
トで、同じ押圧力によりループバッフルの数に応じた複
数箇所でループを押すことになる。
【0017】また原稿がスキューされた状態で送られた
場合、先行する原稿先端がレジロールに突き当たると当
該部分からループが作成され、このループの大きさは先
行する原稿先端から後続の原稿先端に向かって小さくな
る。このようなループ形態におけるスキュー補正は大ル
ープと小ループで各ループバッフルの押付けポイントが
同じであっても、押付け時の各ループバッフルの押圧力
を異ならせる必要がある。すなわち、ループバッフルの
選択結果からスキュー進み側の大ループには小さな押圧
力を、またスキュー遅れ側の小ループには大きな押圧力
を作用させてレジロールに原稿位置決めが行われる。こ
のようにスキューの大きさに応じてループバッフルの押
圧力を変化させることにより、ループ全体に適切な押圧
力が働き、スキュー補正される。
【0018】次にスキュー補正するためのループの作成
について説明する。図8はセンサ位置によるループ作成
のための用紙送り量との関係を示す。レジセンサ11
は、レジロール9から一定距離手前で、かつ用紙の一方
側端を搬送基準(サイドレジ)してそのサイドレジから
一定距離に配置されている為、用紙のスキュー方向によ
ってループ形成用紙送り量が異なってくる。すなわち、
スキュー補正に必要なループの大きさは、用紙の紙質な
どの物理的特性やペーパーパスの構造などにより設計さ
れたループバッフルに対応して、予め定められているた
め、そのループを作成する用紙送り量はレジセンサ11
のON後の所定時間経過後にテイクアウェイロール8を
停止させる。このループ形成用紙送り量Cは一定であ
る。
【0019】ところで、サイドレジ側の用紙先端が先行
して斜めに送られるスキュー(図中の破線で示す用紙斜
め送り、以下「リア先行スキュー」と記す)の場合は、
レジセンサ11がONする前に、レジセンサ11からそ
の下流側に送られた用紙先端の用紙送り量Eとレジセン
サ11がONした後に必要な用紙送り量Cを加え、実際
のループ形成用紙送り量Dが算出される。また、サイド
レジとは反対側の用紙先端が先行して斜めに送られるス
キュー(図中の実線で示す用紙斜め送り、以下「フロン
ト先行スキュー」と記す)の場合は、レジセンサ11が
ONする前に、レジセンサ11からその下流側に送られ
た用紙先端の用紙送り量Fとレジセンサ11がONした
後に必要な用紙送り量Cを加え、実際のループ形成用紙
送り量Gが算出される。
【0020】ループ形成用紙送り量は、スキューの大き
さに関係するだげでなく、用紙サイズとレジセンサ11
が設置されている位置によって変化する。そのため、ル
ープ形成用紙送り量はレジセンサ11による原稿先端検
知情報とスキュー検知センサ16による用紙の斜め送り
情報に基づいて算出される。次にスキューによるループ
作成用紙送り量算出の基礎を図8により説明する。スキ
ュー検知センサ16は、用紙の搬送方向に直交し、かつ
レジセンサ11を通る線上に配置されている。
【0021】ここで、aは直交する線上の2つのセンサ
間の距離、bはセンサ間において先行する原稿先端を最
初に検知する第1センサ、例えばフロント先行スキュー
の場合のスキュー検知センサ16がONになってから次
に原稿先端を検知する第2センサ、例えばフロント先行
スキューの場合のレジセンサ11がONになる間に、第
1センサが検知した原稿先端が進む距離、を通過したサ
イドレジからレジセンサ11までの距離、cはサイドレ
ジからレジセンサ11までの距離、dはスキュー補正に
必要な用紙送り量とする。
【0022】スキュー量による用紙先行先端かど送り量
eは、 e=b×((原稿幅−c)/a) (1) によって算出される。このeからスキュー量によるルー
プ作成用紙送り量fが算出される。すなわち、 f=d×e (2) 算出された用紙送り量fに基づいてテイクアロール8の
制御量が計算され、テイクアロールのモータ制御が行わ
れる。
【0023】次にスキュー補正制御の処理について説明
する。図1は本発明のスキュー補正制御の処理フローを
示す。なお、スキュー補正制御はADFの演算制御部に
内蔵されているプログラムを実行することにより、各セ
ンサによる検出情報に基づいて演算処理を行い、選択さ
れたループバッフルの作動機構のON/OFF動作やテ
イクアウェイロールの停止動作を行うものである。スキ
ューセンサ原稿検知は、レジセンサ11とスキュー検知
センサ16によって得られる情報である。
【0024】スタートボタンが押されてフィードイン動
作が開始されると、レジセンサおよびスキュー検知セン
サにて原稿検知が行われる。まずスキュー方向検知処理
はレジセンサとスキュー検知センサからのON信号の時
間的な差によってリア先行スキューかフロント先行スキ
ューを検出する。スキュー方向が検出されると、ループ
バッフル選択処理では入力された原稿サイズに応じて遅
れ側のループバッフルを選択する。ループバッフルの選
択と同時に、ループを作成するための処理が行われる。
すなわち、先行先端かど送り量算出処理ではスキュー検
知情報および原稿サイズ情報に基づいて(1)式により
先行先端かど送り量eを演算する。
【0025】そして、ループ作成用紙送り量算出処理で
は先行先端かど送り量eから(2)式によりループ作成
用紙送り量fを演算する。次いでテイクアウェイロール
送り量算出処理では、求められたループ作成用紙送り量
fに応じたテイクアウェイロール送り量を演算する。こ
のテイクアウェイロール送り量からテイクアウェイロー
ルの停止タイミングを求めるために、テイクアウェイロ
ール停止タイミング算出処理では、レジセンサによる原
稿検知情報を基にテイクアウェイロール送り量からモー
タ駆動の制御量を演算する。
【0026】モータにパルスモータを用いた場合には、
制御量として周波数とパルス数が決定される。テイクア
ウェイロール制御処理は、求められた制御量に基づいて
テイクアウェイロールの停止制御を行う。ループが作成
されると、遅れ側ループのループバッフル押付け処理は
ループバッフル作動機構を作動させ、バッフル選択処理
にて選択されたループバッフルを遅れ側ループに押し付
ける。ループに押圧力を与えた状態でレジロールにて原
稿先端の位置決め(ループアライニング)を行った後
に、レジロールおよびプラテンベルトを駆動してプラテ
ンへ搬送する。
【0027】本実施例では、ADFによる原稿の斜め送
りを補正する場合に適用したものであるが、用紙は原稿
に限定されるものでなく、転写紙などの用紙の斜め送り
の補正にも適用できる。また本実施例では、ADFのU
ターンパスにループバッフルを配置した構造になってい
るが、ループアライニング方式が適用できるペーパーパ
スであればその設置場所は限定されない。また本実施例
のように、2分割のループバッフルで構成した場合はソ
レノイドのON/OFFによる2段制御にて可能である
が、多分割のループバッフルで構成した場合はカムプフ
ァイルに合わせて制御モータ等の回転制御でカム制御を
行う。
【0028】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、選択さ
れたループバッフルにより遅れ側ループに大きな押圧力
が与えられ、スキューの大小および紙の腰に対応して最
適なスキュー補正が行われるから、用紙の位置決め精度
が向上し、かつ用紙座屈などの発生がなく用紙送りの信
頼性が高まる。またスキューの大きさに関係無く、一定
の用紙送り量によって作成されるループに対して選択さ
れたループバッフルを作動させるようにしたので、短い
ペーパーパスによる装置の小型化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスキュー補正制御装置の処理の流れ
を示す図である。
【図2】 本発明のスキュー補正制御装置を適用した自
動原稿送り装置の概略構成を示す模式図である。
【図3】 ループバッフル部のペーパーパス上の配置構
成を示す図である。
【図4】 ループバッフル部の平面図である。
【図5】 図4のA−A線矢視図である。
【図6】 ループバッフル作動機構の正面図である。
【図7】 センサ位置によるループ形成用紙送り量を説
明する図である。
【図8】 スキューによるループ作成用紙送り量算出を
説明する図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置、2 原稿、3 プラテン、8
テイクアウェイロール、9 レジロール、10 ループ
バッフル部、11 レジセンサ、16 スキュー検知セ
ンサ、19 フレーム、22 カム、23 ループバッ
フル作動機構、25 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラから給送された用紙の先端を
    突き当て部材に当接させて、作成したループにより用紙
    の斜め送りを補正する用紙斜め送り補正制御装置におい
    て、 前記用紙の搬送方向と直角方向に複数に分割された板状
    部材を有し、該板状部材に弾性力を持たせて、前記作成
    したループに押圧力を与えるループバッフルと、 用紙斜め送り方向を検出する手段と、 該検出された用紙斜め送り方向に基づいて前記ループバ
    ッフルを選択する手段と、 該選択されたバッフルのループへの押圧力を制御する手
    段と、を具備する用紙斜め送り補正制御装置。
  2. 【請求項2】 搬送ローラから給送された用紙の先端を
    突き当て部材に当接させて、作成したループにより用紙
    斜め送りを補正する用紙斜め送り補正制御装置におい
    て、 前記用紙の搬送方向と直角方向に複数に分割された板状
    部材を有し、該板状部材に弾性力を持たせて、前記作成
    したループに押圧力を与えるループバッフルと、 用紙先端のかどを検出する手段と、 検出された用紙先端のかどが前記突き当て部材に到達す
    る送り量を算出する手段と、 算出された用紙送り量に対応して前記搬送ローラの回転
    量を制御する手段と、を具備する用紙斜め送り補正制御
    装置。
JP4277882A 1992-09-22 1992-09-22 用紙斜め送り補正制御装置 Pending JPH06100208A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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