JPH0567328U - 混合機 - Google Patents

混合機

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JPH0567328U
JPH0567328U JP035022U JP3502292U JPH0567328U JP H0567328 U JPH0567328 U JP H0567328U JP 035022 U JP035022 U JP 035022U JP 3502292 U JP3502292 U JP 3502292U JP H0567328 U JPH0567328 U JP H0567328U
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金六 浅野
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北越物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口部より排出される混合物を後方に排出す
る混合機を提供する。 【構成】 回転軸4を水平にして回転ドラム1をベース
5に廻動自在に設ける。回転ドラム1に開口部16を形成
すると共に、この開口部16の一側にヒンジ18を介して開
閉蓋17を設ける。開口部16と開閉蓋17の間に開口度調節
装置22を設ける。 【効果】 回転ドラム1を回転すると、混合物が開口部
16と開閉蓋17の間から後方へ向けて排出できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軸芯を水平にした回転ドラムによって肥料等を混合する混合機に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものとして実開昭2ー75133号公報には軸芯を水平にして 回転ドラムをベースの両側の支柱部に廻動自在に支持し、前記回転ドラムの周面 に開口部を形成すると共に、この開口部に開閉蓋を設けた混合機が提案されてい る。この混合機においては前記開閉蓋の一方がヒンジを介して開口部の一方に接 続され、開閉蓋の他方は全開、全閉が可能なようにロック装置が設けられている 。そして肥料等を収納、排出するときにはロック装置を解除して、開口部を開き 一方、回転ドラムで肥料等を混合するときにはロック装置によって開口部を閉じ て使用するというものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術においては、混合物を排出するときには、全面的に開口部を開い た状態で回転ドラムを回転させて行うものであるが、この場合には開口部が下向 きになったときに混合物が排出されるものであるために、混合物が回転ドラムの ほぼ真下に排出され、このために排出された混合物をさらに掻き出すようにして 取り出さなければならなかった。これと共に、混合物の排出にあたっては、全面 的に開口部を開くため、回転ドラムの回転を一旦止めて、開口部を開いた後、再 び回転ドラムを回転させなければならず、手間と時間がかかる問題があった。
【0004】 本考案は、前記問題を解決して開口部より排出される混合物を真下ではなく、 後方に排出することができる混合機を提供することを第1の目的とする。それに 加えて、回転ドラムを停止させることなく、混合工程から排出工程に移行できる 混合機を提供することを第2の目的とする。さらに混合能率が高い混合機を提供 することを第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、前記第1の目的を達成するために、軸芯を水平にした回転 ドラムをベースに廻動自在に設け、前記回転ドラムの周面に開口部を形成すると 共に、この開口部に開閉蓋を設けた混合機において、前記開閉蓋一側をヒンジを 介して前記開口部の一側に廻動自在に接続し、前記開口部と開閉蓋の間に開口度 調節装置を設けたものである。
【0006】 それに加えて、請求項2の考案の混合機は、前記第2の目的をも達成するため に、前記回転ドラムの回転方向は一定とし、前記ヒンジは、前記開口部および開 閉蓋に対し回転ドラムの回転方向前側に設け、前記ベースに、前記回転ドラムの 回転中に前記開閉蓋を外側へ開放させる自動開蓋装置を備え、前記開口度調節装 置は、前記自動開蓋装置により開閉蓋が開くときこの開閉蓋の開口度を小さく制 限するものとしている。
【0007】 さらに請求項3の考案の混合機は、前記第3の目的をも達成するために、前記 回転ドラム内でその軸芯上に位置する回転軸の外周側に放射状に設けられた混合 用の内羽根と、前記回転ドラムの内周側に放射状に設けられた混合用の外羽根と を備え、これら羽根は、回転ドラムの軸芯の方向に対して傾斜させ、かつ、内羽 根と外羽根とで傾斜方向を互いに逆にしたものである。
【0008】
【作用】
請求項1の混合機では、肥料等を収納、排出するときには開口度調節装置によ って開口部の開口度を大きくし一方、混合した混合物を排出するときには、開口 度調節装置によって開口部の開口度を小さくして排出する。
【0009】 また請求項2の混合機では、混合工程から排出工程に移行するとき、回転ドラ ムが一定方向へ回転している最中に、ベースに設けられた自動開蓋装置により開 閉蓋を外側へ開放させる。このとき開口度調節装置は、開閉蓋の開口度を小さく 制限するが、ヒンジが開口部および開閉蓋に対し回転ドラムの回転方向前側にあ るので、混合工程から継続している回転ドラムの回転に伴い、混合物が開口部か ら後方へ排出されることになる。
【0010】 さらに請求項3の混合機では、混合工程時回転ドラムの回転に伴い、この回転 ドラム内の内羽根と外羽根とにより肥料等が混合される。このとき羽根が回転ド ラムの軸芯の方向に対して傾斜しており、かつ、内羽根と外羽根との傾斜方向が 互いに逆になっているために、天地撹拌混合に左右撹拌混合が加わることになり 、混合が早く完了する。
【0011】
【実施例】
本考案の第1実施例を添付図の図1から図4を参照して説明する。回転ドラム 1は両側板2に周面板3が設けられると共に、中心には軸芯たる回転軸4が水平 に設けられ、この回転軸4は、箱形のベース5の両側に設けられた側板6上に廻 動可能に支持されている。また前記ベース5の後方には開口部7が形成されてい る。さらに前記回転軸4に固着した従動ベルト車9と、ベース5側に設けられ減 速機(図示せず)を備えたモータ10の駆動ベルト車11の間にはベルト12が設けら れて、前記回転ドラム1が矢印方向13に廻動されるようになっている。また前記 周面板3の内面及び回転軸4には各々混合用の羽根14、15が設けられている。
【0012】 前記回転ドラム1の周面板3の一部に形成される開口部16は、該周面板3の全 幅にわたって設けられており、この開口部16には前記矢印方向13と同一な曲率を 有する開閉蓋17が設けられている。そして前記開閉蓋17は、基端をヒンジ18を介 して前記開口部16の一側16Aに廻動自在に連結している。ヒンジ18は、開口部16 および開閉蓋17に対し回転ドラム1の回転方向13前側に位置している。さらに前 記開閉蓋17における先端側中央には孔19が設けられると共に、開閉蓋17を閉じた 際に前記孔19に挿入する突部20が設けられると共に、この突部20には凹部21が形 成されている。そして前記開閉蓋17には前記凹部21に先端が係止可能なロックレ バー21Aが軸22Bを介して比較的堅めに廻動可能に設けられている。また前記開 閉蓋17の先端両側と前記開口部16の他側16Bの間には開口度調節装置22が設けら れている。この開口度調節装置22は、前記開口部16の他側16B両側に矩形の孔23 が形成され、そして前記孔23に挿入、係止可能なストッパー杆24が前記開閉蓋17 の先端両側に設けられている。このストッパー杆24は、取付座板25に貫挿され、 上端には抜け止め部材26が設けられると共に、下端にはL形部27が形成され、そ して前記取付座板25と周面板3の間には圧縮スプリング27Aが介装して、常時開 閉蓋17が押圧されている。前記ストッパー杆24は、前記開閉蓋17が完全に開口部 16を閉じたときにのみ、すなわち前記ストッパー杆24が周面板3に対し直交でき るときのみに前記孔23から前記L形部27を抜け出すことができるように形成され ており、それ以外のときにはL形部27が孔23に係止して抜け出すことができない ようになっている。そして前記孔23、ストッパー杆24、取付座板25、圧縮スプリ ング27Aによって、前記開口度調節装置22が構成されている。
【0013】 尚、図中29は前記回転ドラム1の外周に設けられた排出用の羽根であり、この 羽根29は前記開口部16と略反対側に設けられている。30は回転ドラム1を固定す るために水平廻動自在に設けられたロックレバーであり、このロックレバー30を 前記回転ドラム1の側板2に設けたロック受け孔31に係止することによって、前 記開口部16をベース5に正面に向いた状態で固定できるようになっている。32は 開閉蓋17の先端を周面板3に固定するためのロック金具であり、開閉蓋17に設け た受け部32Aにフック部32Bを着脱可能に係止して両者を固定するものである。 次に前記構成についてその作用を説明する。まず肥料等を投入する場合には、 予め前記ロックレバー30をロック受け孔31に係止して回転ドラム1を固定すると 共に、開閉蓋17を開いて肥料等を開口部16から収納する。次に開閉蓋17を完全に 閉じると共に、ストッパー杆24を孔23に挿入する。さらにフック部32Bを受け部 32Aに係止してロック状態とする。この際には圧縮スプリング27Aは圧縮状態と なる。そしてロックレバー21Aを廻動してその先端を突部20の凹部21に係止して ロックし、開閉蓋17を閉じた状態に保持する。モータ10を作動すると回転力が伝 達されて回転ドラム1が矢印方向13に回転すると共に、収容された肥料は羽根14 、15によって混合される。このようにして混合された混合物を排出するときには 、まずモータ10を停止させ開閉蓋17をベース5の正面側に向くように手回し、そ してロックレバー30をロック受け孔31に係止する。次にロックレバー21Aを廻動 して凹部21との係止を外し、さらにフック部32Bを受け部32Aより外す。そして 圧縮スプリング27Aが伸長して開閉蓋17の先端側を持ち上がらせて開閉蓋17が斜 めに開く。この際にL形部27は孔23に係止しており、該L形部27が孔23から抜け 出ることはない。そしてロックレバー30の係止状態を外すと共に、モータ10を作 動して回転ドラム1が数回転すると、混合物が開口部16と開閉蓋17の間から排出 される。この際に混合物の排出方向は開口部7側きになり、ベース5の後部に混 合物が排出され、さらに羽根29によって後方に排出される。この後に再び開閉蓋 17を開くには、まずロックレバー30をロック受け孔31に係止し、そして開閉蓋17 を手で押し付けて完全に閉じ、L形部27を孔23から外すようにしてストッパー杆 24を引き抜き、開閉蓋17を廻動して開口部16を開くことができる。
【0014】 以上のように、前記第1実施例においては回転軸4を水平にして回転ドラム1 をベース5に廻動自在に設け、前記回転ドラム1に開口部16を形成すると共に、 この開口部16にヒンジ18を介して開閉蓋17を一側を設け、さらに前記開口部16と 開閉蓋17の間に開口度調節装置22を設けて、前記開閉蓋17を斜めに固定して回転 ドラム1を回転することによって、混合物をベース5の後部側に排出でき、した がって排出された混合物を簡単に取り出すことができる。さらに前記開口度調節 装置22は孔23に係止するストッパー杆24が設けられていると共に圧縮スプリング 27Aが設けられているために、混合物の排出時には確実に開閉蓋17を斜設して固 定でき、また開閉蓋17を完全に閉じてストッパー杆24を孔23から抜き出すことに よって開閉蓋17を完全に開くことができる。
【0015】 次に本考案の第2実施例を図5から図14を参照して説明する。尚前記第1実 施例の混合機と対応する部分には、同一符号を付してその説明を省略する。回転 ドラム1内でその軸芯上に位置する回転軸4の外周側に放射状に設けられた内羽 根34と、前記回転ドラム1の内周側に放射状に設けられた外羽根35とは、回転ド ラム1の軸芯の方向に対して傾斜している。複数の内羽根34の傾斜方向は互いに 同一であり、複数の外羽根35の傾斜方向も互いに同一であるが、内羽根34と外羽 根35とでは、傾斜方向が互いに逆になっている。
【0016】 また前記回転ドラム1の開口部16と開閉蓋17との間に設けられた開口度調節装 置41は、開閉蓋17の外面左右両端部にそれぞれ固定されたベース金具42にセット 爪43とハンドル44とが支持してある。前記セット爪43は、ベース金具42に支軸45 により軸着されており、回転ドラム1の軸方向へ揺動するものである。そしてセ ット爪43の一端部には、回転ドラム1の側板2の周囲の突縁部1Aに内周側から係 合する鉤部43Aが形成されている。またベース金具42に前記支軸45と平行な支軸 46により揺動自在に軸着されたリンクレバー47の一端部が前記セット爪43の他端 部に連結軸48により廻動自在に連結されている。この連結軸48は、例えばセット 爪43の他端部に対して長孔43Bにより直線的な変位も可能になっている。一方開 閉蓋17の両端部にある一対のリンクレバー47の他端部は、前記ハンドル44の両端 部に連結軸49により廻動自在に連結されている。この連結軸49は、例えばハンド ル44の端部に対して長孔44Aにより直線的な変位も可能になっている。こうして ハンドル44の変位にリンクレバー47を介し連動して、セット爪43が揺動するよう になっている。さらにこれらセット爪43は、スプリング(図示せず)により鉤部 43Aが回転ドラム1に近付く方向へ常に付勢されている。これにより常時セット 爪43は、その鉤部43Aが回転ドラム1の突縁部1Aとその径方向において整列する 所定位置に位置するようになっている。
【0017】 また開閉蓋17を閉じた状態に保持するためのロックレバー21Aの一端部は、こ のロックレバー21Aの揺動に伴い回転ドラム1の軸方向外側に出没する受け部21 Cになっている。一方ベース5には、前記回転ドラム1の回転中に開閉蓋17を外 側へ開放させる開蓋装置51が設けられている。この開蓋装置51は、ベース5に対 して支軸52により水平に揺動自在に支持された板状の解除レバー53からなってい る。この解除レバー53は、その揺動に伴い前記ロックレバー21Aにおける回転ド ラム1から突出した受け部21Cの回転軌跡に対して出没するストッパー部53Aを ベース5の内側に位置する一端部に有している。尚解除レバー53の他端部には握 り54が立設されている。尚第2実施例の混合機は、前記第1実施例の混合機のよ うなロック金具32を有していない。
【0018】 次に前記構成についてその作用を説明する。まず回転ドラム1内に混合すべき 肥料や土等を投入した後、開閉蓋17を閉じる。このとき開閉蓋17にあるロックレ バー21Aを廻動してその先端を回転ドラム1側の突部20の凹部21に係止し、開閉 蓋17を閉じた状態に保持する。この状態でロックレバー21Aの受け部21Cは、回 転ドラム1の軸方向外側に突出して位置する。それからロックレバー30を回して ロック受け孔31から外した後、回転ドラム1を矢印方向13に回転駆動して羽根34 ,35により肥料等を混合する。尚この混合工程時には、図14(a)に示すよう に、握り54を押して解除レバー53のストッパー部53Aをロックレバー21Aの受け 部21Cの回転軌跡外に位置させておく。
【0019】 このようにして混合された混合物Mを排出するときには、図14(b)に示す ように、握り54を引き、解除レバー53を支軸52を中心に時計回り方向へ回して、 解除レバー53のストッパー部53Aをロックレバー21Aの受け部21Cの回転軌跡上 に位置させる。したがって図13に示すように、回転ドラム1の回転に伴い、解 除レバー53のストッパー部53Aにロックレバー21Aの受け部21Cが上から当たる 。これによりロックレバー21Aが反時計回りに廻動してこのロックレバー21Aの 他端部が突部20の凹部21から自動的に外れ、開閉蓋17の閉じた状態への保持が解 除される。そのため回転ドラム1の回転中、開閉蓋17がベース5の下側から後側 に位置したとき、図6に示すように開閉蓋17の自重と混合物Mの重みにより開閉 蓋17が廻動して開く。しかしながらこのように開閉蓋17が開蓋装置51により開閉 蓋17が開くときには、開口度調節装置41により開閉蓋17の開口度は小さく制限さ れる。すなわち図8および図9に示すように、セット爪43の鉤部43Aが回転ドラ ム1の突縁部1Aに内周側から当たることにより開閉蓋17は保持されてそれ以上は 開かない。もちろんセット爪43の腕長により開口量が決まる。そして開閉蓋17の ヒンジ18が開口部16および開閉蓋17に対して回転ドラム1の回転方向13前側に位 置しているので、主に開閉蓋17がベース5の後側に位置して開口部16が下向きに 開口したとき、混合物Mが回転ドラム1内から開口部16を介してベース5の後側 へ排出される。図7に示すように回転ドラム1内から排出された混合物Mは、さ らに回転ドラム1の外周にある羽根29により後方へ排出される。
【0020】 こうして回転ドラム1の回転による混合物Mの排出が完了した後、回転ドラム 1内に肥料等を入れるなどのために開閉蓋17を開くには、まずモータ10を止める と共に、ロックレバー30をロック受け孔31に係止して回転ドラム1を固定する。 ついで図10および図11に示すように、ハンドル44を引き上げる。これに連動 してセット爪43は、その鉤部43Aが回転ドラム1の側板2から離れる方向へ回り 、鉤部43Aが回転ドラム1の突縁部1Aから軸方向外側へ外れる。したがってハン ドル44をそのまま引き上げれば、セット爪43により妨げられることなく、開閉蓋 17を全開できる。このように開閉蓋17を大きく全開すれば、回転ドラム1内に容 易に肥料等を入れられる。なお開閉蓋17を閉じるときには、この開閉蓋17を開口 部16へ向けて押し付ければ、セット爪43が揺動してその鉤部43Aが突縁部1Aを乗 り越える。
【0021】 以上のように、前記第2実施例においては回転ドラム1の回転方向13を一定に すると共に、混合工程から排出工程への移行時、回転ドラム1を止めることなく 、その回転の最中にこの回転に連動させて開蓋装置51により開閉蓋17を自動的に 開くので、手間がかからないと共に時間もとらず、また動力も節約できる。排出 のための操作も簡単である。また混合用の羽根34,35は回転ドラム1の軸芯の方 向に対して傾斜させ、かつ、内羽根34と外羽根35との傾斜方向を互いに逆にした ので、従来のような天地撹拌に加えて、さらに左右撹拌が行われることになり、 混合の能率が向上し、混合が早く完了する。
【0022】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である 。例えば開口度調節装置は、開閉蓋を斜設して支持する支持杆を開口部側と開閉 蓋側に介在してもよい。また前記第2実施例においては、解除レバーは手動で操 作されるものとしたが、タイマーにより制御される解除レバーの動力源を設け、 混合工程の完了時に解除レバーが自動的に作動して開閉蓋が開くようにすること もできる。
【0023】
【考案の効果】
請求項1の考案は、軸芯を水平にした回転ドラムをベースに廻動自在に設け、 前記回転ドラムの周面に開口部を形成すると共に、この開口部に開閉蓋を設けた 混合機において、前記開閉蓋一側をヒンジを介して前記開口部の一側に廻動自在 に接続し、前記開口部と開閉蓋の間に開口度調節装置を設けたものであり、開口 部より排出される混合物を真下ではなく、後方に排出することができる混合機を 提供できる。
【0024】 それに加えて請求項2の考案は、前記回転ドラムの回転方向は一定とし、前記 ヒンジは、前記開口部および開閉蓋に対し回転ドラムの回転方向前側に設け、前 記ベースに、前記回転ドラムの回転中に前記開閉蓋を外側へ開放させる自動開蓋 装置を備え、前記開口度調節装置は、前記自動開蓋装置により開閉蓋が開くとき この開閉蓋の開口度を小さく制限するものであり、回転ドラムを停止させること なく、混合工程から排出工程に移行できる混合機を提供できる。
【0025】 さらに請求項3の考案は、前記回転ドラム内でその軸芯上に位置する回転軸の 外周側に放射状に設けられた混合用の内羽根と、前記回転ドラムの内周側に放射 状に設けられた混合用の外羽根とを備え、これら羽根は、回転ドラムの軸芯の方 向に対して傾斜させ、かつ、内羽根と外羽根とで傾斜方向を互いに逆にしたもの であり、混合能率が高い混合機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本考案の第1実施例を示す開口部が上向きの断
面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す排出時の下向きの断
面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す開口部からの混合物
の排出時の縦断面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す排出用の羽根による
混合物の排出時の縦断面図である。
【図8】本考案の第2実施例を示す開口度調節装置によ
り開閉蓋が係止された開いた状態の横断面図である。
【図9】本考案の第2実施例を示す開口度調節装置によ
り開閉蓋が係止されて開いた状態の縦断面図である。
【図10】本考案の第2実施例を示す開閉蓋がより大き
く開いた状態の横断面図である。
【図11】本考案の第2実施例を示す開閉蓋がより大き
く開いた状態の縦断面図である。
【図12】本考案の第2実施例を示す回転ドラムの横断
面図である。
【図13】本考案の第2実施例を示す自動開蓋装置部分
の斜視図である。
【図14】本考案の第2実施例を示す自動開蓋装置部分
の平面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 4 回転軸(軸芯) 5 ベース 16 開口部 17 開閉蓋 18 ヒンジ 22 開口度調節装置 34 内羽根 35 外羽根 41 開口度調節装置 51 開蓋装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯を水平にした回転ドラムをベースに
    廻動自在に設け、前記回転ドラムの周面に開口部を形成
    すると共に、この開口部に開閉蓋を設けた混合機におい
    て、前記開閉蓋一側をヒンジを介して前記開口部の一側
    に廻動自在に接続し、前記開口部と開閉蓋の間に開口度
    調節装置を設けたことを特徴とする混合機。
  2. 【請求項2】 前記回転ドラムの回転方向は一定とし、
    前記ヒンジは、前記開口部および開閉蓋に対し回転ドラ
    ムの回転方向前側に設け、前記ベースに、前記回転ドラ
    ムの回転中に前記開閉蓋を外側へ開放させる自動開蓋装
    置を備え、前記開口度調節装置は、前記自動開蓋装置に
    より開閉蓋が開くときこの開閉蓋の開口度を小さく制限
    するものであることを特徴とする請求項1記載の混合
    機。
  3. 【請求項3】前記回転ドラム内でその軸芯上に位置する
    回転軸の外周側に放射状に設けられた混合用の内羽根
    と、前記回転ドラムの内周側に放射状に設けられた混合
    用の外羽根とを備え、これら羽根は、回転ドラムの軸芯
    の方向に対して傾斜させ、かつ、内羽根と外羽根とで傾
    斜方向を互いに逆にしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の混合機。
JP1992035022U 1991-12-26 1992-05-26 混合機 Expired - Lifetime JPH0753703Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015206525A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 新日鐵住金株式会社 容器回転型ミキサーおよび容器回転型ミキサーの設計方法

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JP2015206525A (ja) * 2014-04-18 2015-11-19 新日鐵住金株式会社 容器回転型ミキサーおよび容器回転型ミキサーの設計方法

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