JPH0510533Y2 - - Google Patents

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JPH0510533Y2
JPH0510533Y2 JP1987028282U JP2828287U JPH0510533Y2 JP H0510533 Y2 JPH0510533 Y2 JP H0510533Y2 JP 1987028282 U JP1987028282 U JP 1987028282U JP 2828287 U JP2828287 U JP 2828287U JP H0510533 Y2 JPH0510533 Y2 JP H0510533Y2
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JP
Japan
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gear
motor
transmission pin
lid
locking
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JPS63138856U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主にケース蓋体のロツク解除等を行な
つたりする回転カムのモーター起動時に助走回転
を得るように構成した負荷補助機構に関する。
(従来の技術) 従来に於いては時計ケース蓋体の開閉機構は、
モーターギヤーに噛合するギヤーの一部に爪体を
突設せしめて、該爪体により蓋体をロツクしてい
る係止爪部を押圧せしめることにより、ロツク状
態を解除するものであつた。然しながら、この種
のロツク解除方法だと蓋体の係止爪部の近傍から
ギヤーの爪体が起動した際に、モーターに充分な
回転トルクが附く以前に、蓋体の係止爪部とギヤ
ーの爪体とが衝合してしまう為に、過負荷がギヤ
ーを通してモーターにかかり、モーターストツプ
を起こしてしまい蓋体のロツク解除が出来なくな
る等の欠点を有していた。又、蓋体爪部とギヤー
の爪体との位置決めにたいしてかなりの精度を要
求するものであり、作製工程上煩雑となる欠点も
あつた。
(技術的課題) 而して、本考案は従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので蓋体のロツク解除等の際に、モーターに
過負荷が及んでモーターストツプを生じることな
く有効なる最大トルクが引き出せるようにすると
共に、そのロツク解除機構が何等作製上の精度を
要求することなく、容易に得られるような開閉機
構を提案することを技術的課題とするものであ
る。
(技術的手段) 本考案では上記の技術的課題を解決するため
に、モーター起動時に回転カム機構によつて助走
回転を得るように起動時の過負荷によるモーター
ストツプが発生しないようにして該モーターの最
大トルクが有効に引き出せるようにしたもので具
体的には図示(第1図乃至第6図)の実施例に示
す如く下記の構成となる。
1は蓋体等のロツク解除機構に於けるモーター
起動の負荷補助機構本体である。
2はモーターであり該モーター2の出力回転軸
3にはモーターギヤー4が嵌着せしめてある。
5は受板であり、該受板5の穴5Aからは前記
モーター2の出力回転軸3をフリーな状態で顕出
せしめるようにして該モーター2を受板5に取付
け固定せしめてある。6は前記受板5に突設せし
めた支軸であり前記受板5から顕出せしめた出力
回転軸3と平行に形成せしめてある。7はロツク
解除用の爪体7Aを円周一部の突設せしめて成る
回転円板であり、その中心軸孔7Bは前記支軸6
に回転自在に遊合せしめてある。8は前記モータ
ー2からの回転力を回転円板7に伝達するための
伝達ピンであり該回転円板7の平側面の一部に一
体突出せしめてある。9は歯車であり該歯車9の
平側面の略周縁近傍には円周に沿つて適宜弧状の
長溝孔10を前記回転円板7の伝達ピン8に対向
すべく穿設せしめてある。
又、歯車9の中心軸孔9Aは前記受板5の支軸
6に回転自在に遊合せしめて該歯車9の歯部9B
と前記モーター2のモーターギヤー4とを噛合す
べく成すと共に、前記回転円板7の伝達ピン8を
歯車9の弧状の長溝孔10に沿つて自由に摺動す
るように該長溝孔10に係合せしめてある。
11は前記歯車9と回転円板7との間に介在せ
しめたCリング状の規制バネであり、モーター2
が作動しない時には常時伝達ピン8が長溝孔10
の一端10Aに位置するように附製せしめてある
(第2図参照)。又、モーター作動時には伝達ピン
8は規制バネ11の弾性力に抗して長溝孔10の
他端10Bに強制的に押しやられて係止せしめら
れ、従つて歯車9と回転円板7とは一体に回転す
べく成してある。而して、モーター起動時には円
弧状の長溝孔10の円周に沿った長さ分だけ回転
円板7に回転助走を与えることとなる。前記Cリ
ング状の規制バネ11の取付方向としては本実施
例では例えば該規制バネ11の一端折返し部11
Aを前記回転円板7の伝達ピン8に係架せしめる
と共に、該規制バネ11の他端折返し部11Bを
歯車9に突出した突部9Cにその拡開弾力に抗し
て係架せしめることで行なうことが出来る。12
は蓋体ロツク用の係止爪部であり、ロツク解除前
の閉蓋時には係止爪部12はケース体13の係架
部14に係合せしめてあり、又ロツク解除時には
モーター2の駆動によつて前記回転円板7が矢標
A方向に回転して、該回転円板7の爪体7Aが前
記係止爪部12を矢標B方向へ押圧せしめて該係
止爪部12を蓋体と共に矢標C方向へ拡開すべく
成してある。
(作用) 上記の技術的手段は下記の如く作用する。
モーター2が作動する以前には規制バネ11の
拡開附勢力によつて回転円板7の伝達ピン8は歯
車9の長溝孔10の一端10Aに係止せしめられ
ている。然る時、蓋体に取付けたロツク用の係止
爪部12は係架部14に係合した状態にあり、回
転円板7の爪体7Aは該係止爪部12から解離し
た個所で停止している。(第4図参照) 次いで、モーター2が回転駆動し始めると、そ
の回転駆動力はモーターギヤー4を介して歯車9
に伝達し該歯車9は矢標A方向へ回転する。
然る際、このモーター2の起動時に於ける回転
円板7は該モーター9の回転トルクが回転円板7
に伝達するまでの間に、即ち歯車2の長溝孔10
内に係合せしめた回転円板7の伝達ピン8が他端
10B側へその規制バネ11の拡圧力に抗して押
しやられてそこで係止状態となるまでの間に該回
転円板7はほとんど停止した状態にあり、その間
に前記歯車9はモーター2から充分なる回転の最
大トルクを引き出すことが出来る。換言すれば歯
車9は長溝孔10の長さ分に相当した回転助走が
得られ、モーター起動時の瞬時に作用した場合に
於ける過負荷によるモータストツプを発生するこ
とはない。
次いで伝達ピン8は長溝孔10の他端10Bに
衝合して、回転円板7は歯車9と一体に矢標A方
向へ回転し始めることが出来る。
然る時、回転円板7の爪体7Aは前記係止爪部
12に衝合せしめられ、該係止爪部12を矢標B
方向へ押しのけることでもつて蓋体のロツクが解
除せしめられ、蓋体は係止爪部12と共に矢標C
方向へ拡開せしめられて開蓋状態となる。
次いで本考案の実施態様について説明する。
モーター2と連繋した歯車9の平側面である円
周に沿つた縁部近傍に円弧状の適宜の長さを有す
る長溝孔10を穿設せしめると共に該歯車9と規
制バネ11を介して同軸上に軸支せしめた処の爪
体7Aを有する回転円板7に前記長溝孔10に遊
動係合する伝達ピン8を突設せしめて前記規制バ
ネ11によつて常時伝達ピン8を長溝孔10の一
端10Aに附勢せしめて成るモーター起動に於け
る負荷補助機構。
(効果) 而して、本考案は下記の如き特有の効果を有す
る。特に、回転円板7と歯車9との間に介在せし
めた規制バネ11の回転力とモーターの駆動力と
の合成により常時伝達ピン8を長溝孔10の一端
10Aに附勢せしめてあるので、モーター起動時
の一時的に歯車に助走回転を得る間に、確実に円
弧状の長溝孔10の円周に沿つた長さ分だけ回転
円板7に回転助走を与えることができ、因つて、
歯車9に対し充分なる最大トルクを引き出すこと
が出来、回転円板の爪体がどのような位置にあつ
ても該回転円板を効率良く回転せしめることが出
来、起動時の過負荷に基くモーターストツプ等を
発生するおそれがなく、又蓋体の開閉作用を最大
トルクでもつて行うために爪体の位置決めを前も
つて設定しておくことが不要となる等の多大なる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案品の組立分解斜視図、第2図は
回転円板の伝達ピンの長溝孔内での位置を示す平
面図、第3図は同じくモーター作動時での伝達ピ
ンの位置を示す平面図、第4図は蓋体のロツク解
除を示す全体平面図、第5図は同じく蓋体のロツ
ク解除前の状態を示す全体縦断正面図、第6図は
同じくロツク解除後の縦断正面図である。 7……回転円板、7A……爪体、8……伝達ピ
ン、9……歯車、10……長溝孔、11……規制
バネ、12……係止爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モーター2と連繋した歯車9の平側面である円
    周に沿った縁部近傍に円弧状の一定長さを有する
    長溝孔10を穿設せしめる一方、伝達ピン8を軸
    方向に突設し且つロツク解除用の爪体7Aを円周
    一部に突設した処の回転円板7を、前記歯車9と
    対向せしめて支軸6に遊嵌すると共に前記伝達ピ
    ン8を前記長溝孔10内に遊嵌し、更に前記歯車
    9と回転円板7との間に規制バネ11を介在せし
    め伝達ピン8が常時長溝孔10の一端10Aに位
    置すべく附勢せしめる他方、蓋体ロツク用の係止
    爪部12を前記回転円板7の爪体7Aの回転周域
    に位置付けしてケース蓋体のロツク解除を行うこ
    とに特徴を有するモーター起動に於ける負荷補助
    機構。
JP1987028282U 1987-02-27 1987-02-27 Expired - Lifetime JPH0510533Y2 (ja)

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JP1987028282U JPH0510533Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987028282U JPH0510533Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS63138856U JPS63138856U (ja) 1988-09-13
JPH0510533Y2 true JPH0510533Y2 (ja) 1993-03-15

Family

ID=30831100

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JP1987028282U Expired - Lifetime JPH0510533Y2 (ja) 1987-02-27 1987-02-27

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS4943101A (ja) * 1972-08-31 1974-04-23

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JPS4840713U (ja) * 1971-09-18 1973-05-23

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JPS4943101A (ja) * 1972-08-31 1974-04-23

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JPS63138856U (ja) 1988-09-13

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