JPH0753703Y2 - 混合機 - Google Patents

混合機

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JPH0753703Y2
JPH0753703Y2 JP1992035022U JP3502292U JPH0753703Y2 JP H0753703 Y2 JPH0753703 Y2 JP H0753703Y2 JP 1992035022 U JP1992035022 U JP 1992035022U JP 3502292 U JP3502292 U JP 3502292U JP H0753703 Y2 JPH0753703 Y2 JP H0753703Y2
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JP
Japan
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opening
closing lid
rotary drum
mixer
lid
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JP1992035022U
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JPH0567328U (ja
Inventor
金六 浅野
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北越物産株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軸芯を水平にした回転
ドラムによって肥料等を混合する混合機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして実開昭2ー7
5133号公報には軸芯を水平にして回転ドラムをベー
スの両側の支柱部に廻動自在に支持し、前記回転ドラム
の周面に開口部を形成すると共に、この開口部に開閉蓋
を設けた混合機が提案されている。この混合機において
は前記開閉蓋の一方がヒンジを介して開口部の一方に接
続され、開閉蓋の他方は全開、全閉が可能なようにロッ
ク装置が設けられている。そして肥料等を収納、排出す
るときにはロック装置を解除して、開口部を開き一方、
回転ドラムで肥料等を混合するときにはロック装置によ
って開口部を閉じて使用するというものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、混合物を排出するときには、全面的に開口部を開い
た状態で回転ドラムを回転させて行うものであるが、こ
の場合には開口部が下向きになったときに混合物が排出
されるものであるために、混合物が回転ドラムのほぼ真
下に排出され、このために排出された混合物をさらに掻
き出すようにして取り出さなければならなかった。これ
と共に、混合物の排出にあたっては、全面的に開口部を
開くため、回転ドラムの回転を一旦止めて、開口部を開
いた後、再び回転ドラムを回転させなければならず、手
間と時間がかかる問題があった。
【0004】本考案は、前記問題を解決して開口部より
排出される混合物を真下ではなく、後方に排出すること
ができる混合機を提供することを第1の目的とする。そ
れに加えて、回転ドラムを停止させることなく、混合工
程から排出工程に移行できる混合機を提供することを第
2の目的とする。さらに混合能率が高い混合機を提供す
ることを第3の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案は、前記
第1の目的を達成するために、軸芯を水平にした回転ド
ラムをベースに廻動自在に設け、前記回転ドラムの周面
に開口部を形成すると共に、この開口部に開閉蓋を設け
た混合機において、前記開閉蓋一側をヒンジを介して前
記開口部の一側に廻動自在に接続し、前記開口部と開閉
蓋の間に開口度調節装置を設けたものである。
【0006】それに加えて、請求項2の考案の混合機
は、前記第2の目的をも達成するために、前記回転ドラ
ムの回転方向は一定とし、前記ヒンジは、前記開口部お
よび開閉蓋に対し回転ドラムの回転方向前側に設け、前
記ベースに、前記回転ドラムの回転中に前記開閉蓋を外
側へ開放させる自動開蓋装置を備え、前記開口度調節装
置は、前記自動開蓋装置により開閉蓋が開くときこの開
閉蓋の開口度を小さく制限するものとしている。
【0007】さらに請求項3の考案の混合機は、前記第
3の目的をも達成するために、前記回転ドラム内でその
軸芯上に位置する回転軸の外周側に放射状に設けられた
混合用の内羽根と、前記回転ドラムの内周側に放射状に
設けられた混合用の外羽根とを備え、これら羽根は、回
転ドラムの軸芯の方向に対して傾斜させ、かつ、内羽根
と外羽根とで傾斜方向を互いに逆にしたものである。
【0008】
【作用】請求項1の混合機では、肥料等を収納、排出す
るときには開口度調節装置によって開口部の開口度を大
きくし一方、混合した混合物を排出するときには、開口
度調節装置によって開口部の開口度を小さくして排出す
る。
【0009】また請求項2の混合機では、混合工程から
排出工程に移行するとき、回転ドラムが一定方向へ回転
している最中に、ベースに設けられた自動開蓋装置によ
り開閉蓋を外側へ開放させる。このとき開口度調節装置
は、開閉蓋の開口度を小さく制限するが、ヒンジが開口
部および開閉蓋に対し回転ドラムの回転方向前側にある
ので、混合工程から継続している回転ドラムの回転に伴
い、混合物が開口部から後方へ排出されることになる。
【0010】さらに請求項3の混合機では、混合工程時
回転ドラムの回転に伴い、この回転ドラム内の内羽根と
外羽根とにより肥料等が混合される。このとき羽根が回
転ドラムの軸芯の方向に対して傾斜しており、かつ、内
羽根と外羽根との傾斜方向が互いに逆になっているため
に、天地撹拌混合に左右撹拌混合が加わることになり、
混合が早く完了する。
【0011】
【実施例】本考案の第1実施例を添付図の図1から図4
を参照して説明する。回転ドラム1は両側板2に周面板
3が設けられると共に、中心には軸芯たる回転軸4が水
平に設けられ、この回転軸4は、箱形のベース5の両側
に設けられた側板6上に廻動可能に支持されている。ま
た前記ベース5の後方には開口部7が形成されている。
さらに前記回転軸4に固着した従動ベルト車9と、ベー
ス5側に設けられ減速機(図示せず)を備えたモータ10
の駆動ベルト車11の間にはベルト12が設けられて、前記
回転ドラム1が矢印方向13に廻動されるようになってい
る。また前記周面板3の内面及び回転軸4には各々混合
用の羽根14、15が設けられている。
【0012】前記回転ドラム1の周面板3の一部に形成
される開口部16は、該周面板3の全幅にわたって設けら
れており、この開口部16には前記矢印方向13と同一な曲
率を有する開閉蓋17が設けられている。そして前記開閉
蓋17は、基端をヒンジ18を介して前記開口部16の一側16
Aに廻動自在に連結している。ヒンジ18は、開口部16お
よび開閉蓋17に対し回転ドラム1の回転方向13前側に位
置している。さらに前記開閉蓋17における先端側中央に
は孔19が設けられると共に、開閉蓋17を閉じた際に前記
孔19に挿入する突部20が設けられると共に、この突部20
には凹部21が形成されている。そして前記開閉蓋17には
前記凹部21に先端が係止可能なロックレバー21Aが軸22
Bを介して比較的堅めに廻動可能に設けられている。ま
た前記開閉蓋17の先端両側と前記開口部16の他側16Bの
間には開口度調節装置22が設けられている。この開口度
調節装置22は、前記開口部16の他側16B両側に矩形の孔
23が形成され、そして前記孔23に挿入、係止可能なスト
ッパー杆24が前記開閉蓋17の先端両側に設けられてい
る。このストッパー杆24は、取付座板25に貫挿され、上
端には抜け止め部材26が設けられると共に、下端にはL
形部27が形成され、そして前記取付座板25と周面板3の
間には圧縮スプリング27Aが介装して、常時開閉蓋17が
押圧されている。前記ストッパー杆24は、前記開閉蓋17
が完全に開口部16を閉じたときにのみ、すなわち前記ス
トッパー杆24が周面板3に対し直交できるときのみに前
記孔23から前記L形部27を抜け出すことができるように
形成されており、それ以外のときにはL形部27が孔23に
係止して抜け出すことができないようになっている。そ
して前記孔23、ストッパー杆24、取付座板25、圧縮スプ
リング27Aによって、前記開口度調節装置22が構成され
ている。
【0013】尚、図中29は前記回転ドラム1の外周に設
けられた排出用の羽根であり、この羽根29は前記開口部
16と略反対側に設けられている。30は回転ドラム1を固
定するために水平廻動自在に設けられたロックレバーで
あり、このロックレバー30を前記回転ドラム1の側板2
に設けたロック受け孔31に係止することによって、前記
開口部16をベース5に正面に向いた状態で固定できるよ
うになっている。32は開閉蓋17の先端を周面板3に固定
するためのロック金具であり、開閉蓋17に設けた受け部
32Aにフック部32Bを着脱可能に係止して両者を固定す
るものである。次に前記構成についてその作用を説明す
る。まず肥料等を投入する場合には、予め前記ロックレ
バー30をロック受け孔31に係止して回転ドラム1を固定
すると共に、開閉蓋17を開いて肥料等を開口部16から収
納する。次に開閉蓋17を完全に閉じると共に、ストッパ
ー杆24を孔23に挿入する。さらにフック部32Bを受け部
32Aに係止してロック状態とする。この際には圧縮スプ
リング27Aは圧縮状態となる。そしてロックレバー21A
を廻動してその先端を突部20の凹部21に係止してロック
し、開閉蓋17を閉じた状態に保持する。モータ10を作動
すると回転力が伝達されて回転ドラム1が矢印方向13に
回転すると共に、収容された肥料は羽根14、15によって
混合される。このようにして混合された混合物を排出す
るときには、まずモータ10を停止させ開閉蓋17をベース
5の正面側に向くように手回し、そしてロックレバー30
をロック受け孔31に係止する。次にロックレバー21Aを
廻動して凹部21との係止を外し、さらにフック部32Bを
受け部32Aより外す。そして圧縮スプリング27Aが伸長
して開閉蓋17の先端側を持ち上がらせて開閉蓋17が斜め
に開く。この際にL形部27は孔23に係止しており、該L
形部27が孔23から抜け出ることはない。そしてロックレ
バー30の係止状態を外すと共に、モータ10を作動して回
転ドラム1が数回転すると、混合物が開口部16と開閉蓋
17の間から排出される。この際に混合物の排出方向は開
口部7側きになり、ベース5の後部に混合物が排出さ
れ、さらに羽根29によって後方に排出される。この後に
再び開閉蓋17を開くには、まずロックレバー30をロック
受け孔31に係止し、そして開閉蓋17を手で押し付けて完
全に閉じ、L形部27を孔23から外すようにしてストッパ
ー杆24を引き抜き、開閉蓋17を廻動して開口部16を開く
ことができる。
【0014】以上のように、前記第1実施例においては
回転軸4を水平にして回転ドラム1をベース5に廻動自
在に設け、前記回転ドラム1に開口部16を形成すると共
に、この開口部16にヒンジ18を介して開閉蓋17を一側を
設け、さらに前記開口部16と開閉蓋17の間に開口度調節
装置22を設けて、前記開閉蓋17を斜めに固定して回転ド
ラム1を回転することによって、混合物をベース5の後
部側に排出でき、したがって排出された混合物を簡単に
取り出すことができる。さらに前記開口度調節装置22は
孔23に係止するストッパー杆24が設けられていると共に
圧縮スプリング27Aが設けられているために、混合物の
排出時には確実に開閉蓋17を斜設して固定でき、また開
閉蓋17を完全に閉じてストッパー杆24を孔23から抜き出
すことによって開閉蓋17を完全に開くことができる。
【0015】次に本考案の第2実施例を図5から図14
を参照して説明する。尚前記第1実施例の混合機と対応
する部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
回転ドラム1内でその軸芯上に位置する回転軸4の外周
側に放射状に設けられた内羽根34と、前記回転ドラム1
の内周側に放射状に設けられた外羽根35とは、回転ドラ
ム1の軸芯の方向に対して傾斜している。複数の内羽根
34の傾斜方向は互いに同一であり、複数の外羽根35の傾
斜方向も互いに同一であるが、内羽根34と外羽根35とで
は、傾斜方向が互いに逆になっている。
【0016】また前記回転ドラム1の開口部16と開閉蓋
17との間に設けられた開口度調節装置41は、開閉蓋17の
外面左右両端部にそれぞれ固定されたベース金具42にセ
ット爪43とハンドル44とが支持してある。前記セット爪
43は、ベース金具42に支軸45により軸着されており、回
転ドラム1の軸方向へ揺動するものである。そしてセッ
ト爪43の一端部には、回転ドラム1の側板2の周囲の突
縁部1Aに内周側から係合する鉤部43Aが形成されてい
る。またベース金具42に前記支軸45と平行な支軸46によ
り揺動自在に軸着されたリンクレバー47の一端部が前記
セット爪43の他端部に連結軸48により廻動自在に連結さ
れている。この連結軸48は、例えばセット爪43の他端部
に対して長孔43Bにより直線的な変位も可能になってい
る。一方開閉蓋17の両端部にある一対のリンクレバー47
の他端部は、前記ハンドル44の両端部に連結軸49により
廻動自在に連結されている。この連結軸49は、例えばハ
ンドル44の端部に対して長孔44Aにより直線的な変位も
可能になっている。こうしてハンドル44の変位にリンク
レバー47を介し連動して、セット爪43が揺動するように
なっている。さらにこれらセット爪43は、スプリング
(図示せず)により鉤部43Aが回転ドラム1に近付く方
向へ常に付勢されている。これにより常時セット爪43
は、その鉤部43Aが回転ドラム1の突縁部1Aとその径方
向において整列する所定位置に位置するようになってい
る。
【0017】また開閉蓋17を閉じた状態に保持するため
のロックレバー21Aの一端部は、このロックレバー21A
の揺動に伴い回転ドラム1の軸方向外側に出没する受け
部21Cになっている。一方ベース5には、前記回転ドラ
ム1の回転中に開閉蓋17を外側へ開放させる開蓋装置51
が設けられている。この開蓋装置51は、ベース5に対し
て支軸52により水平に揺動自在に支持された板状の解除
レバー53からなっている。この解除レバー53は、その揺
動に伴い前記ロックレバー21Aにおける回転ドラム1か
ら突出した受け部21Cの回転軌跡に対して出没するスト
ッパー部53Aをベース5の内側に位置する一端部に有し
ている。尚解除レバー53の他端部には握り54が立設され
ている。尚第2実施例の混合機は、前記第1実施例の混
合機のようなロック金具32を有していない。
【0018】次に前記構成についてその作用を説明す
る。まず回転ドラム1内に混合すべき肥料や土等を投入
した後、開閉蓋17を閉じる。このとき開閉蓋17にあるロ
ックレバー21Aを廻動してその先端を回転ドラム1側の
突部20の凹部21に係止し、開閉蓋17を閉じた状態に保持
する。この状態でロックレバー21Aの受け部21Cは、回
転ドラム1の軸方向外側に突出して位置する。それから
ロックレバー30を回してロック受け孔31から外した後、
回転ドラム1を矢印方向13に回転駆動して羽根34,35に
より肥料等を混合する。尚この混合工程時には、図14
(a)に示すように、握り54を押して解除レバー53のス
トッパー部53Aをロックレバー21Aの受け部21Cの回転
軌跡外に位置させておく。
【0019】このようにして混合された混合物Mを排出
するときには、図14(b)に示すように、握り54を引
き、解除レバー53を支軸52を中心に時計回り方向へ回し
て、解除レバー53のストッパー部53Aをロックレバー21
Aの受け部21Cの回転軌跡上に位置させる。したがって
図13に示すように、回転ドラム1の回転に伴い、解除
レバー53のストッパー部53Aにロックレバー21Aの受け
部21Cが上から当たる。これによりロックレバー21Aが
反時計回りに廻動してこのロックレバー21Aの他端部が
突部20の凹部21から自動的に外れ、開閉蓋17の閉じた状
態への保持が解除される。そのため回転ドラム1の回転
中、開閉蓋17がベース5の下側から後側に位置したと
き、図6に示すように開閉蓋17の自重と混合物Mの重み
により開閉蓋17が廻動して開く。しかしながらこのよう
に開閉蓋17が開蓋装置51により開閉蓋17が開くときに
は、開口度調節装置41により開閉蓋17の開口度は小さく
制限される。すなわち図8および図9に示すように、セ
ット爪43の鉤部43Aが回転ドラム1の突縁部1Aに内周側
から当たることにより開閉蓋17は保持されてそれ以上は
開かない。もちろんセット爪43の腕長により開口量が決
まる。そして開閉蓋17のヒンジ18が開口部16および開閉
蓋17に対して回転ドラム1の回転方向13前側に位置して
いるので、主に開閉蓋17がベース5の後側に位置して開
口部16が下向きに開口したとき、混合物Mが回転ドラム
1内から開口部16を介してベース5の後側へ排出され
る。図7に示すように回転ドラム1内から排出された混
合物Mは、さらに回転ドラム1の外周にある羽根29によ
り後方へ排出される。
【0020】こうして回転ドラム1の回転による混合物
Mの排出が完了した後、回転ドラム1内に肥料等を入れ
るなどのために開閉蓋17を開くには、まずモータ10を止
めると共に、ロックレバー30をロック受け孔31に係止し
て回転ドラム1を固定する。ついで図10および図11
に示すように、ハンドル44を引き上げる。これに連動し
てセット爪43は、その鉤部43Aが回転ドラム1の側板2
から離れる方向へ回り、鉤部43Aが回転ドラム1の突縁
部1Aから軸方向外側へ外れる。したがってハンドル44を
そのまま引き上げれば、セット爪43により妨げられるこ
となく、開閉蓋17を全開できる。このように開閉蓋17を
大きく全開すれば、回転ドラム1内に容易に肥料等を入
れられる。なお開閉蓋17を閉じるときには、この開閉蓋
17を開口部16へ向けて押し付ければ、セット爪43が揺動
してその鉤部43Aが突縁部1Aを乗り越える。
【0021】以上のように、前記第2実施例においては
回転ドラム1の回転方向13を一定にすると共に、混合工
程から排出工程への移行時、回転ドラム1を止めること
なく、その回転の最中にこの回転に連動させて開蓋装置
51により開閉蓋17を自動的に開くので、手間がかからな
いと共に時間もとらず、また動力も節約できる。排出の
ための操作も簡単である。また混合用の羽根34,35は回
転ドラム1の軸芯の方向に対して傾斜させ、かつ、内羽
根34と外羽根35との傾斜方向を互いに逆にしたので、従
来のような天地撹拌に加えて、さらに左右撹拌が行われ
ることになり、混合の能率が向上し、混合が早く完了す
る。
【0022】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば開口度調節
装置は、開閉蓋を斜設して支持する支持杆を開口部側と
開閉蓋側に介在してもよい。また前記第2実施例におい
ては、解除レバーは手動で操作されるものとしたが、タ
イマーにより制御される解除レバーの動力源を設け、混
合工程の完了時に解除レバーが自動的に作動して開閉蓋
が開くようにすることもできる。
【0023】
【考案の効果】請求項1の考案は、軸芯を水平にした回
転ドラムをベースに廻動自在に設け、前記回転ドラムの
周面に開口部を形成すると共に、この開口部に開閉蓋を
設けた混合機において、前記開閉蓋一側をヒンジを介し
て前記開口部の一側に廻動自在に接続し、前記開口部と
開閉蓋の間に開口度調節装置を設けたものであり、開口
部より排出される混合物を真下ではなく、後方に排出す
ることができる混合機を提供できる。
【0024】それに加えて請求項2の考案は、前記回転
ドラムの回転方向は一定とし、前記ヒンジは、前記開口
部および開閉蓋に対し回転ドラムの回転方向前側に設
け、前記ベースに、前記回転ドラムの回転中に前記開閉
蓋を外側へ開放させる自動開蓋装置を備え、前記開口度
調節装置は、前記自動開蓋装置により開閉蓋が開くとき
この開閉蓋の開口度を小さく制限するものであり、回転
ドラムを停止させることなく、混合工程から排出工程に
移行できる混合機を提供できる。
【0025】さらに請求項3の考案は、前記回転ドラム
内でその軸芯上に位置する回転軸の外周側に放射状に設
けられた混合用の内羽根と、前記回転ドラムの内周側に
放射状に設けられた混合用の外羽根とを備え、これら羽
根は、回転ドラムの軸芯の方向に対して傾斜させ、か
つ、内羽根と外羽根とで傾斜方向を互いに逆にしたもの
であり、混合能率が高い混合機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本考案の第1実施例を示す開口部が上向きの断
面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す排出時の下向きの断
面図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す開口部からの混合物
の排出時の縦断面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す排出用の羽根による
混合物の排出時の縦断面図である。
【図8】本考案の第2実施例を示す開口度調節装置によ
り開閉蓋が係止された開いた状態の横断面図である。
【図9】本考案の第2実施例を示す開口度調節装置によ
り開閉蓋が係止されて開いた状態の縦断面図である。
【図10】本考案の第2実施例を示す開閉蓋がより大き
く開いた状態の横断面図である。
【図11】本考案の第2実施例を示す開閉蓋がより大き
く開いた状態の縦断面図である。
【図12】本考案の第2実施例を示す回転ドラムの横断
面図である。
【図13】本考案の第2実施例を示す自動開蓋装置部分
の斜視図である。
【図14】本考案の第2実施例を示す自動開蓋装置部分
の平面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 4 回転軸(軸芯) 5 ベース 16 開口部 17 開閉蓋 18 ヒンジ 22 開口度調節装置 34 内羽根 35 外羽根 41 開口度調節装置 51 開蓋装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯を水平にした回転ドラムをベースに
    廻動自在に設け、前記回転ドラムの周面に開口部を形成
    すると共に、この開口部に開閉蓋を設けた混合機におい
    て、前記開閉蓋一側をヒンジを介して前記開口部の一側
    に廻動自在に接続し、前記開口部と開閉蓋の間に開口度
    調節装置を設けたことを特徴とする混合機。
  2. 【請求項2】 前記回転ドラムの回転方向は一定とし、
    前記ヒンジは、前記開口部および開閉蓋に対し回転ドラ
    ムの回転方向前側に設け、前記ベースに、前記回転ドラ
    ムの回転中に前記開閉蓋を外側へ開放させる自動開蓋装
    置を備え、前記開口度調節装置は、前記自動開蓋装置に
    より開閉蓋が開くときこの開閉蓋の開口度を小さく制限
    するものであることを特徴とする請求項1記載の混合
    機。
  3. 【請求項3】前記回転ドラム内でその軸芯上に位置する
    回転軸の外周側に放射状に設けられた混合用の内羽根
    と、前記回転ドラムの内周側に放射状に設けられた混合
    用の外羽根とを備え、これら羽根は、回転ドラムの軸芯
    の方向に対して傾斜させ、かつ、内羽根と外羽根とで傾
    斜方向を互いに逆にしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の混合機。
JP1992035022U 1991-12-26 1992-05-26 混合機 Expired - Lifetime JPH0753703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992035022U JPH0753703Y2 (ja) 1991-12-26 1992-05-26 混合機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-107560 1991-12-26
JP10756091 1991-12-26
JP1992035022U JPH0753703Y2 (ja) 1991-12-26 1992-05-26 混合機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567328U JPH0567328U (ja) 1993-09-07
JPH0753703Y2 true JPH0753703Y2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=26373906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992035022U Expired - Lifetime JPH0753703Y2 (ja) 1991-12-26 1992-05-26 混合機

Country Status (1)

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