JPH0566205U - スラント型内燃機関におけるオイルパンの構造 - Google Patents
スラント型内燃機関におけるオイルパンの構造Info
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- JPH0566205U JPH0566205U JP522692U JP522692U JPH0566205U JP H0566205 U JPH0566205 U JP H0566205U JP 522692 U JP522692 U JP 522692U JP 522692 U JP522692 U JP 522692U JP H0566205 U JPH0566205 U JP H0566205U
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- Japan
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- skirt member
- wall plate
- cylinder block
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スラント型内燃機関において、そのシリンダ
ブロック5の下面に、下面にオイルタンク12を備えた
スカート部材10をフランジ部11にて接合した場合に
おいて、前記スカート部10における広幅状側壁板18
aの膜振動によって騒音が増大すると共に、前記広幅状
側壁板18aの略中央部に、オイルレベルゲージ挿入用
孔20を備えたボス部19を一体的に造形するときにお
いて、鋳造に際しての金属溶湯の流れを良くし、且つ、
前記オイルレベルゲージ挿入用孔20の穿設加工を容易
にする。 【構成】 前記スカート部10における広幅状側壁板1
8aの上面に、前記ボス部19からシリンダブロック5
に対する接合用のフランジ部11に向かって延びるリブ
23を一体的に造形する。
ブロック5の下面に、下面にオイルタンク12を備えた
スカート部材10をフランジ部11にて接合した場合に
おいて、前記スカート部10における広幅状側壁板18
aの膜振動によって騒音が増大すると共に、前記広幅状
側壁板18aの略中央部に、オイルレベルゲージ挿入用
孔20を備えたボス部19を一体的に造形するときにお
いて、鋳造に際しての金属溶湯の流れを良くし、且つ、
前記オイルレベルゲージ挿入用孔20の穿設加工を容易
にする。 【構成】 前記スカート部10における広幅状側壁板1
8aの上面に、前記ボス部19からシリンダブロック5
に対する接合用のフランジ部11に向かって延びるリブ
23を一体的に造形する。
Description
【0001】
本考案は、クランク軸の方向から見たときにおけるシリンダボア軸線を水平面 に対して傾斜したスラント型の内燃機関において、そのシリンダブロックの下部 にフランジ接合されるオイルパンの改良に関するものである。
【0002】
この種のスラント型内燃機関におけるオイルパンに関し、先行技術としての実 開平1−97011号公報及び実開平2−147810号公報は、シリンダブロ ックの下面に、囲い枠型に形成したスカート部材を、フランジ接合し、該スカー ト部材の下面に、上面開放型に形成したオイルタンクを取付ける構成にすること を提案している。
【0003】
しかし、このものは、内燃機関をスラントしたことによって、前記スカート部 材の上面側における側壁板が広幅状を呈することになるから、この広幅状の側壁 板の膜振動が大きくなって、騒音が増大するのであり、しかも、このスカート部 材を鋳造製にし、且つ、前記広幅状の側壁板における略中央部に、オイルレベル ゲージ挿入用の孔を備えた肉厚状のボス部を一体的に造形する場合に、この肉厚 状のボス部への金属溶湯の流れが低下するばかりか、前記ボス部にオイルレベル ゲージ挿入用孔を穿設加工するときにおいて、前記広幅状の側壁板が変形する等 の問題があった。
【0004】 本考案は、これらの問題を解消できるようにしたオイルパンを提供することを 技術的課題とするものである。
【0005】
この技術的課題を達成するため本考案は、シリンダブロックにおけるシリンダ ボアの軸線を、クランク軸の方向から見て水平面に対して傾斜する一方、前記シ リンダブロックの下面に、囲い枠型に形成したスカート部材をフランジ接合にて 取付け、該スカート部材の下面にオイルタンクを接合して成るスラント型内燃機 関のオイルパンにおいて、前記スカート部材の上面側における広幅状側壁板の略 中央部に、オイルレベルゲージ挿入用の孔を備えたボス部を一体的に造形する一 方、前記広幅状側壁板の上面には、前記ボス部からスカート部材のシリンダブロ ックに対する接合用フランジ部に向かって延びるリブを一体的に造形する構成に した。
【0006】
このように構成すると、スカート部材における広幅状側壁板の膜振動を、オイ ルレベルゲージ挿入用の孔を備えたボス部からシリンダブロックに対する接合用 フランジ部に向かって延びるリブによって、確実に抑制することができるのであ り、しかも、前記スカート部材を、鋳造製にする場合において、前記ボス部への 金属溶湯の流れを、前記リブによって良くすることができるのであり、更に、前 記ボス部にオイルレベルゲージ挿入用の孔を穿設加工するときに、このボス部を 、前記リブを介してフランジ部にて確実に支持することができるから、その加工 に際して、前記広幅状側壁板の変形を招来することを防止できるのである。
【0007】
従って、本考案によると、スカート部材の側壁板の膜振動によって騒音が増大 することを確実に防止できることに加えて、前記スカート部材を鋳造製にするこ と、及びボス部にオイルレベルゲージ挿入用の孔を穿設加工することが容易にで きて、コストの低減を図ることができる効果を有する。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面について説明する。 図において符号1は、クランク軸2の方向から見た場合におけるシリンダボア 軸線3を水平面4に対して適宜角度θだけ傾斜した状態で車両に搭載した多気筒 式の内燃機関を示し、該内燃機関1は、シリンダブロック5と、該シリンダブロ ック5の上面に締結したシリンダヘッド6と、該シリンダヘッド6の上面に締結 したヘッドカバー7と、前記シリンダヘッド6の上面側に接続した吸気マニホー ルド8とによって構成され、また、前記シリンダブロック5の側面には、前記ク ランク軸2によって回転駆動される潤滑油ポンプ9が取付けられている。
【0009】 符号10は、前記シリンダブロック5の下面に、フランジ部11にて接合した 囲い枠型のスカート部材を示し、該スカート部材10の下面には、金属板にて上 面開放のボックス型に形成したオイルタンク12が取付けられ、このオイルタン ク12の内部に、前記潤滑油ポンプ9への吸い込み用オイルストレーナ13が配 設されている。
【0010】 また、前記オイルタンク12内には、前記クランク軸2の軸線と交差する方向 に延びる少なくとも二枚の仕切り板14,15を設けて、この両仕切り板14, 15の間の部位に前記オイルストレーナ13を配設する一方、前記スカート部材 10内には、前記両仕切り板14,15と略同一平面状に延びる二枚の補強板1 6,17を、当該スカート部材10におけるクランク軸2の軸線と平行な両側壁 板18a,18のb相互間を一体的に連結するように設ける。
【0011】 そして、前記スカート部材10における両側壁板18a,18bのうち上面側 の広幅状側壁板18aには、その略中央部に、ボス部19を一体的に造形して、 このボス部19に穿設したオイルレベルゲージ挿入用孔20内に、上端を前記吸 気マニホールド8に取付けると共に内部にオイルレベルゲージ22を挿入したガ イド管21の下端を挿入することにより、前記オイルレベルゲージ22の下端を 、前記オイルレベルゲージ挿入用孔20から前記オイルタンク12内にまで挿入 するように構成する。
【0012】 一方、前記スカート部材10における両側壁板18a,18bのうち上面側の 広幅状側壁板18aの上面には、前記ボス部19からスカート部材10のシリン ダブロック5に対する接合用フランジ部11に向かって延びるリブ23を一体的 に造形する。 このように構成すると、スカート部材10における広幅状側壁板18aの膜振 動を、オイルレベルゲージ挿入用の孔20を備えたボス部19からシリンダブロ ック5に対する接合用フランジ部11に向かって延びるリブ23によって、確実 に抑制することができる。また、前記スカート部材10を、鋳造製にする場合に おいて、前記ボス部19への金属溶湯の流れを、前記リブ23によって良くする ことができる。更にまた、前記ボス部19にオイルレベルゲージ挿入用の孔20 を穿設加工するときに、このボス部19を、前記リブ23を介してフランジ部1 1に対して支持することができるから、前記オイルレベルゲージ挿入用孔20の 加工に際して、前記広幅状側壁板18aの変形を招来することを確実に防止でき る。
【0013】 なお、図示の実施例においては、前記スカート部材10における広幅状側壁板 18aのうち前記ボス部10とフランジ部11との間には、図6に示すように、 断面下向きコ字状に形成した脹らみ部24が、前記ボス部19からフランジ部1 1に向かって一体的に延びるように造形してあり、この脹らみ部24を造形する ことにより、前記広幅状側壁板18における膜振動、ボス部19の金属溶湯の流 れ、及びボス部19の支持を更に向上することができる。
【図1】本考案の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4のVI−VI視断面図である。
1 内燃機関 2 クランク軸 3 シリンダボアの軸線 4 水平面 5 シリンダブロック 6 シリンダヘッド 10 スカート部材 11 スカート部材のフランジ部 18a スカート部材の広幅状側壁板 12 オイルタンク 19 ボス部 22 オイルレベルゲージ 21 ガイド管 20 オイルレベルゲージ挿入用孔 23 リブ
Claims (1)
- 【請求項1】シリンダブロックにおけるシリンダボアの
軸線を、クランク軸の方向から見て水平面に対して傾斜
する一方、前記シリンダブロックの下面に、囲い枠型に
形成したスカート部材をフランジ接合にて取付け、該ス
カート部材の下面にオイルタンクを接合して成るスラン
ト型内燃機関のオイルパンにおいて、前記スカート部材
の上面側における広幅状側壁板の略中央部に、オイルレ
ベルゲージ挿入用の孔を備えたボス部を一体的に造形す
る一方、前記広幅状側壁板の上面には、前記ボス部から
スカート部材のシリンダブロックに対する接合用フラン
ジ部に向かって延びるリブを一体的に造形したことを特
徴とするスラント型内燃機関におけるオイルパンの構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP522692U JP2561829Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | スラント型内燃機関におけるオイルパンの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP522692U JP2561829Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | スラント型内燃機関におけるオイルパンの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566205U true JPH0566205U (ja) | 1993-09-03 |
JP2561829Y2 JP2561829Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=11605278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP522692U Expired - Lifetime JP2561829Y2 (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | スラント型内燃機関におけるオイルパンの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561829Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004353507A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Petroliam Nasional Bhd | エンジンにおけるオイルパン構造 |
JP2013079621A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP522692U patent/JP2561829Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004353507A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Petroliam Nasional Bhd | エンジンにおけるオイルパン構造 |
JP2013079621A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561829Y2 (ja) | 1998-02-04 |
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