JP2595261Y2 - エンジンのオイル注入口構造 - Google Patents

エンジンのオイル注入口構造

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JP2595261Y2
JP2595261Y2 JP1993025430U JP2543093U JP2595261Y2 JP 2595261 Y2 JP2595261 Y2 JP 2595261Y2 JP 1993025430 U JP1993025430 U JP 1993025430U JP 2543093 U JP2543093 U JP 2543093U JP 2595261 Y2 JP2595261 Y2 JP 2595261Y2
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JP
Japan
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oil
cylinder head
oil inlet
wall
guide member
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JP1993025430U
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English (en)
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JPH0683912U (ja
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満浩 中
一 藤田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はエンジンのシリンダヘッ
ドカバーに設けられるオイル注入口の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エンジンのシリンダヘッドカバーにオイ
ル注入口を設けたものは、例えば実開昭64−4645
3号公報等にて知られている。また、この種オイル注入
口において、キャップを取付けずにエンジンを運転した
場合にもこのオイル注入口から外部にオイルが飛散する
ことがないように対策を講じたものも知られている。
【0003】例えば、図3に示すように、シリンダヘッ
ドカバー21の上面に筒状のオイル注入口23を形成す
るとともに、このオイル注入口23の下端に下方に延び
た後オイル注入口23下部に向かって延びるオイルプロ
テクタ24を設け、カムシャフトの一端に配設されたチ
ェーンや中間部のカム等の回転部材22によって撥ね上
げられたオイルがオイル注入口23に向かって飛散して
も、オイルプロテクタ24に邪魔されて外部に飛散しな
いようにしたものが知られている。
【0004】また、図4に示すように、シリンダヘッド
カバー21と一体のオイルプロテクタ24を形成する代
わりに、オイル注入口23の下端から遮蔽壁25を垂下
し、その下端にオイル注入口23の下部に向けて延びる
遮蔽プレート26を取付けたものも知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記オイル
プロテクタ24や、遮蔽壁25と遮蔽プレート26を組
み合わせたものでは、オイル注入時にこれらオイルプロ
テクタ24や遮蔽プレート26が邪魔になってオイル注
入作業が困難にならないようにするために、図示の如く
ある程度の開口部が設けられており、そのため図3、図
4に矢印で示すように回転部材22によって飛散された
オイルがオイル注入口23を通って外部に飛散するのを
完全に防止することができないという問題がある。
【0006】すなわち、オイルプロテクタ24や遮蔽プ
レート26とオイル注入口23の重なりを大きくすると
ともにこれらオイルプロテクタ24や遮蔽プレート26
をオイル注入口23の下端縁に近接して配設すれば、回
転部材22により撥ね上げられたオイルが直接オイル注
入口23から外部に飛散することは防止できるが、そう
するとオイル注入時に邪魔になってオイル注入を円滑に
行えないという問題がある。
【0007】本考案は、このような従来の問題点に鑑
み、オイル注入口から外部にオイルが飛散する恐れがな
く、かつオイルの注入を容易かつ円滑に行えるエンジン
のオイル注入口構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、シリンダヘッ
ドカバーの上面に筒状のオイル注入口を設け、オイル注
入口の下部にシリンダヘッドカバー内壁面との間にオイ
ル流下通路を形成するオイルガイド部材を取付け、シリ
ンダヘッドの上端部におけるオイル流下通路の下端開口
に対向する位置にシリンダヘッド内空間に向け突出する
ように対向壁を形成し、オイルガイド部材下端と対向壁
上面との間に適当な間隙を形成したことを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案によれば、オイル注入口の下部にオイル
ガイド部材を取付けてシリンダヘッドカバー内壁面との
間にオイル流下通路を形成し、かつその下端開口と対向
壁上面との間に適当な間隙を形成しているので、オイル
注入口からオイルを注入すると、オイルはオイル流下通
路を流下し、対向壁との間隙からシリンダヘッド内に円
滑に流入するためオイル注入作業が容易であり、かつ回
転部材にて跳ね上げられてオイル注入口に向けて飛散し
たオイルはすべてオイルガイド部材に衝突するため、オ
イルがオイル注入口から外部へ飛散するのを完全に防止
することができる。
【0010】また本考案によれば、オイル流下通路の下
端開口に対向する位置にシリンダヘッド内空間に向け突
出するように対向壁を形成しているので、オイルパン側
から吹き上がってくるブローバイガスは対向壁によって
遮られ、オイル流下通路を通ってオイル注入口から吹き
出すのを防止でき、ブローバイガスの吹き出し及びそれ
によるオイル飛散も防止でき、オイル注入性を悪化させ
ずにオイル飛散を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1、図2を参照
して説明する。
【0012】図1において、1はエンジンのシリンダヘ
ッドカバーであり、その内部のシリンダヘッド内空間に
はカムシャフトの一端に配設されたチェーンや中間部の
カム等の回転部材2が配設されている。このシリンダヘ
ッドカバー1の上面の一側近傍部分に筒状のオイル注入
口3が一体的に形成されている。このオイル注入口3の
内周面にはキャップを螺合する雌めじ4が形成されてい
る。又、オイル注入口3の上端部はシリンダヘッドカバ
ー1の上面より若干突出され、ゴミや水などが流れ込む
ことがないようにされている。
【0013】このオイル注入口3の下端のシリンダヘッ
ドカバー1の一側内壁面1aから遠い部分には遮蔽壁5
が垂下され、その下端面にオイルガイド部材6が取付け
られている。このオイルガイド部材6は、図2に詳細に
示すように、遮蔽壁5に対する取付部7と一側内壁面1
aにほぼ沿って垂下されるガイド部8とから成り、取付
部7の両端に取付穴9が設けられ、カシメ10にて遮蔽
壁5に取付けられている。また、ガイド部8の幅方向中
央部には補強リブ11がプレス成形されている。このオ
イルガイド部材6にてシリンダヘッドカバー1の一側内
壁面1aとの間に、オイル注入口3からシリンダヘッド
13の上端部に至るオイル流下通路12が形成されてい
る。シリンダヘッド13の上端部にはオイル流下通路1
2の下端開口に対向する位置に前記シリンダヘッド空間
に向け突出するように対向壁15が形成され、かつオイ
ル流下通路12の下端開口、即ちオイルガイド部材6の
下端と対向壁15の上面との間には適当な間隙14が形
成されている。この間隙14は注入されたオイルが円滑
にシリンダヘッド13に向けて流出するように設定され
ている。
【0014】以上の構成において、回転部材2によって
撥ね上げられたオイルの一部が、図1に矢印で示すよう
にオイル注入口3内に向けて飛散しても、オイルガイド
部材6がシリンダヘッド13の上端近傍まで垂下されて
いるので、オイルはすべてオイルガイド部材6に衝突
し、オイルがオイル注入口3から外部に飛散するのを完
全に防止することができる。
【0015】また、オイル注入口3の下部にオイルガイ
ド部材6とシリンダヘッドカバー1の一側内壁面1aと
の間にオイル流下通路12が形成され、かつその下端開
口と対向壁15上面との間に適当な間隙14が形成され
ているので、オイル注入口3からオイルを注入すると、
オイルはオイル流下通路12を流下し、対向壁15との
間隙14からシリンダヘッド13内に円滑に流入するた
めオイル注入作業が容易である。また、オイル流下通路
12の下端開口に対向する位置にシリンダヘッド内空間
に向け突出するように対向壁15が形成されているの
で、オイルパン側から吹き上がってくるブローバイガス
は対向壁15によって遮られ、オイル流下通路12を通
ってオイル注入口3から吹き出すのを抑制することがで
き、ブローバイガスの吹き出し及びそれによるオイル飛
散も防止できる。かくして、オイル注入性を悪化させず
にオイル飛散を防止できる。
【0016】上記実施例では、オイルガイド部材6とし
て、図2に示すように、1枚の板材をプレス加工して形
成したものを例示したが、取付部7に対応する取付フラ
ンジにガイド部8を溶接して構成してもよく、ガイド部
8の形状もシリンダヘッドカバー1の構造に合わせて適
宜設計すればよい。また、図2に示すようなオイルガイ
ド部材6はその両側が開放されたままであるが、ガイド
部8の両側に仕切側壁を形成してオイル流下通路12の
両側をオイルガイド部材6にて閉じるようにしてもよ
い。
【0017】
【考案の効果】本考案のエンジンのオイル注入口構造に
よれば、オイル注入口の下部にオイルガイド部材を取付
けてシリンダヘッドカバー内壁面との間にオイル流下通
路を形成し、かつその下端開口と対向壁上面との間に適
当な間隙を形成しているので、オイル注入口からオイル
を注入すると、オイルはオイル流下通路を流下し、対向
壁との間隙からシリンダヘッド内に円滑に流入するため
オイル注入作業が容易であり、かつ回転部材にて跳ね上
げられてオイル注入口に向けて飛散したオイルはすべて
オイルガイド部材に衝突するため、オイルがオイル注入
口から外部に飛散するのを完全に防止することができ、
さらにオイル流下通路の下端開口に対向する位置にシリ
ンダヘッド内空間に向け突出するように対向壁を形成し
ているので、オイルパン側から吹き上がってくるブロー
バイガスは対向壁によって遮られ、オイル流下通路を通
ってオイル注入口から吹き出すのを防止することがで
き、ブローバイガスの吹き出し及びそれによるオイル飛
散も防止でき、かくしてオイル注入性を悪化させずにオ
イル飛散を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエンジンのオイル注入口構造の一実施
例の縦断側面図である。
【図2】同実施例のオイルガイド部材の斜視図である。
【図3】第1の従来例のオイル注入口構造の縦断側面図
である。
【図4】第2の従来例のオイル注入口構造の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッドカバー 3 オイル注入口 6 オイルガイド部材 12 オイル流下通路 13 シリンダヘッド 14 間隙 15 対向壁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01M 11/04 F01M 11/00 F02F 7/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドカバーの上面に筒状のオ
    イル注入口を設け、オイル注入口の下部にシリンダヘッ
    ドカバー内壁面との間にオイル流下通路を形成するオイ
    ルガイド部材を取付け、シリンダヘッドの上端部におけ
    オイル流下通路の下端開口に対向する位置にシリンダ
    ヘッド内空間に向け突出するように対向壁を形成し、オ
    イルガイド部材下端と対向壁上面との間に適当な間隙を
    形成したことを特徴とするエンジンのオイル注入口構
    造。
JP1993025430U 1993-05-17 1993-05-17 エンジンのオイル注入口構造 Expired - Lifetime JP2595261Y2 (ja)

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JPH0683912U JPH0683912U (ja) 1994-12-02
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KR20050060163A (ko) * 2003-12-16 2005-06-22 현대자동차주식회사 오일 세퍼레이터가 일체로 형성된 오일 필러 캡의 구조
US9347345B2 (en) 2012-10-05 2016-05-24 GM Global Technology Operations LLC Internal combustion engines and oil containment systems thereof
JP6700602B2 (ja) * 2016-09-02 2020-05-27 トヨタ紡織株式会社 内燃機関の潤滑油注入構造
CN112128011B (zh) * 2020-09-16 2022-01-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种发动机缸盖护罩

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