JP3077469B2 - エンジンのオイル戻し構造 - Google Patents

エンジンのオイル戻し構造

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JP3077469B2 JP05267996A JP26799693A JP3077469B2 JP 3077469 B2 JP3077469 B2 JP 3077469B2 JP 05267996 A JP05267996 A JP 05267996A JP 26799693 A JP26799693 A JP 26799693A JP 3077469 B2 JP3077469 B2 JP 3077469B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンのオイル戻
し構造に係り、特にオイル落し通路からの潤滑油が飛散
するのを防止し得るエンジンのオイル戻し構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンにおいては、シリンダヘッドの
動弁機構等の潤滑必要部品に潤滑油を送給して潤滑を施
している。この潤滑油は、エンジンに形成したオイル落
し通路からオイルパンに戻されている。
【0003】即ち、図6において、102はエンジン、
104はシリンダブロック、106はシリンダヘッド、
108はシリンダヘッドカバー、110はクランクロア
ケース、112はオイルパンである。また、図7に示す
如く、シリンダブロック104とクランクロアケース1
10間には、クランク軸114が軸支されている。この
クランク軸114には、コンロッド116の大端部11
6aが連結されている。このコンロッド116の小端部
116bには、ピストン118が取付けられている。
【0004】シリンダブロック104の外壁には、エン
ジン102の潤滑必要部品を潤滑した潤滑油をオイルパ
ン112に導くように、ブロック側オイル落し通路12
0が形成されている。このブロック側オイル落し通路1
20の上端側には、シリンダヘッド106に形成したヘ
ッド側オイル落し通路122が連通している。
【0005】前記ブロック側オイル落し通路120の下
端側には、シリンダブロック104の下面とクランクロ
アケース110の上面との合せ面(図7、9のGで示
す)まで形成されている。
【0006】このブロック側オイル落し通路120の下
端側の下方には、図8〜10に示す如く、オイルパン1
12の上端部位を接合させるオイルパン合せ面部124
がクランクロアケース110に形成されている。このオ
イルパン合せ面部124は、図9に示す如く、ブロック
側オイル落し通路120の直下方に位置する合せ面部上
面124aとオイルパン112の上端部112aを接合
する合せ部接合面112bとを有している。
【0007】また、図7に示す如く、シリンダブロック
104にブロック側ブローバイ通路126が形成されて
いるとともに、シリンダヘッド106にはヘッド側ブロ
ーバイ通路128が形成されている。
【0008】また、このようなエンジンのオイル戻し構
造としては、例えば、実開平3−37211号公報、実
開平3−114509号公報に開示されている。実開平
3−37211号公報に記載のものは、シリンダブロッ
クの下面側に、該シリンダブロック下論の外周形状に略
合致する形状の周壁と該周壁の内部を略覆う如く設けら
れた底壁部とを有するシリンダブロック補強部材を、そ
の上面をシリンダブロック下面に衝合させた状態で締着
固定する一方、シリンダブロック補強部材の下面には該
シリンダブロック補強部材下面の一部を覆うようにして
オイルパンを取付けるとともに、該オイルパンの略中央
部にオイルストレーナを配置し、更に、シリンダブロッ
ク補強部材の底壁部の内のオイルパンに対応しない部分
に流下したオイルをオイルパン側にリターンさせるため
のオイルリターン穴を、底壁部に対応する部分で且つ該
オイルパンの端部に位置する部位に形成するとともに、
該オイルリターン穴のオイルストレーナ寄りの縁部に底
壁部から上方に突出する堰状のオイル規制リブを設けた
構成である。また、実開平3−114509号公報に記
載のものは、オイルシールのオイルポンプ側からクラン
クケース内へ至るオイル排出通路の先端を、オイルパン
の内壁部へ向けて開口させるとともに、排出通路に対向
するオイルパンの内壁面には、オイルをオイルパンのバ
ッフルプレート上面まで案内する凹部もしくは凸部を設
けた構成である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6〜10
に示す従来のオイル戻し構造にあっては、ブロック側オ
イル落し通路120がオイルパン合せ面部124上に位
置しているので、潤滑油が、オイル落し通路120から
流れ落ちる際に、図9に示すG位置で、飛散してしまっ
たり、また、オイルパン合せ面部124の合せ部上面1
24aで跳ね返ってしまう。このため、飛散又は跳ね返
った潤滑油がコンロッド116やクランク軸114に当
り、機械的損失(メカロス)が発生するとともに、エア
レーションを発生し、また、ブローバイガス中の潤滑油
量が増加し、潤滑油の消費が悪化するという不都合があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、エンジンに潤滑させた潤
滑油をオイルパンに戻すべくオイル落し通路をシリンダ
ブロックに設け、前記オイル落し通路が前記シリンダブ
ロックの下部に取付けたクランクロアケースのオイルパ
ン合せ面部上に位置するエンジンのオイル戻し構造にお
いて、前記オイルパン合せ面部で潤滑油が飛散するのを
防止すべくオイル飛散防止用リブを前記クランクロアケ
ースに設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、オイル落し通路から
の潤滑油が、オイルパン合せ面部に落下した際に、オイ
ル飛散防止用リブによって飛散や跳ね返りが防止される
ので、潤滑油がコンロッドやクランク軸に当たることが
なく、機械的損失を減少するとともに、エアレーション
の発生をも防止し、また、ブローバイガス中の潤滑油量
を減少して潤滑油の消費が悪化するのを防止させること
ができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜5は、この発明の実施例
を示すものである。図4、5において、2はエンジン、
4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8はシリ
ンダヘッドカバー、10はクランクロアケース、12は
オイルパンである。また、図4に示す如く、シリンダブ
ロック4とクランクロアケース10間には、クランク軸
14が軸支されている。このクランク軸14には、コン
ロッド16の大端部16aが連結されている。このコン
ロッド16の小端部16bには、ピストン18が取付け
られている。
【0013】シリンダブロック4の外壁には、エンジン
2の潤滑必要部品を潤滑した潤滑油をオイルパン12に
導くブロック側オイル落し通路20が形成されている。
このブロック側オイル落し通路20の上端側には、シリ
ンダヘッド6に形成したヘッド側オイル落し通路22が
連通している。
【0014】前記ブロック側オイル落し通路20の下端
側は、シリンダブロック4の下面とクランクロアケース
10の上面との合せ面(図3、4のGで示す)まで形成
されている。
【0015】このブロック側オイル落し通路20の下端
側の下方には、図1、3に示す如く、オイルパン12の
上端面を接合させるオイルパン合せ面部24がクランク
ロアケース10に形成されている。このオイルパン合せ
面部24は、ブロック側オイル落し通路20の直下方に
位置する合せ部上面24aとオイルパン12の上端部1
2aを接合する合せ部接合面12bとを有している。
【0016】そこで、この実施例においては、図1〜4
に示す如く、クランクロアケース10の隅部位に、ブロ
ック側オイル落し通路20に沿ってオイル飛散防止用リ
ブ26を設ける。
【0017】このオイル飛散防止用リブ26は、図1に
示す如く、断面L字形状であり、オイルパン合せ面部2
4の合せ部上面24aから合せ面Gまでの高さに形成さ
れ、クランクロアケース10のケース隅部10aとを共
働してオイルパン合せ面部24を包囲するようにオイル
流通路28を形成するものである。
【0018】また、図4に示す如く、シリンダブロック
4にブロック側ブローバイ通路30が形成されていると
ともに、シリンダヘッド6にはヘッド側ブローバイ通路
32が形成されている。
【0019】次に、この実施例の作用を説明する。
【0020】ブロック側オイル落し通路20から落下し
た潤滑油は、オイル流通路28に流下する。このとき、
この潤滑油は、オイル飛散防止用リブ26の存在によっ
てコンロッド16やクランク軸14側に飛散したり、跳
ね返って散ることがない。
【0021】これにより、潤滑油がコンロッド16やク
ランク軸14に当たることがないので、機械的損失(メ
カロス)が生ずることがなく、エンジンの効率を良好に
し、また、エアレーションが発生するおそれもなく、し
かも、ブローバイガス中への潤滑油量が減少して潤滑油
の消費が悪化するのを防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、オイルパン合せ面部で潤滑油が飛散する
のを防止すべくオイル飛散防止用リブをクランクロアケ
ースに設けたことにより、オイル落し通路からの潤滑油
が、オイルパン合せ面部に落下した際に、オイル飛散防
止用リブによって飛散や跳ね返りが防止されるので、潤
滑油がコンロッドやクランク軸に当たることがなく、機
械的損失を減少するとともに、エアレーションの発生を
も防止し、また、ブローバイガス中の潤滑油量を減少し
て潤滑油の消費が悪化するのを防止させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】オイル飛散防止用リブを取付けた部位の斜視図
である。
【図2】図5の矢印〓−〓線によるクランクロアケース
の平面図である。
【図3】図2の矢印〓−〓線による拡大図である。
【図4】図5の〓−〓線による断面図である。
【図5】エンジンの側面図である。
【図6】従来ににおけるエンジンの側面図である。
【図7】図6の〓−〓線による断面図である。
【図8】図6の〓−〓線によるクランクロアケースの平
面図である。
【図9】図8の〓−〓線による拡大図である。
【図10】従来のオイルパン合せ面部の斜視図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 シリンダブロック 10 クランクロアケース 12 オイルパン 20 ブロック側オイル落し通路 24 オイルパン合せ面部 26 オイル飛散防止用リブ 28 オイル流通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに潤滑させた潤滑油をオイルパ
    ンに戻すべくオイル落し通路をシリンダブロックに設
    け、前記オイル落し通路が前記シリンダブロックの下部
    に取付けたクランクロアケースのオイルパン合せ面部上
    に位置するエンジンのオイル戻し構造において、前記オ
    イルパン合せ面部で潤滑油が飛散するのを防止すべくオ
    イル飛散防止用リブを前記クランクロアケースに設けた
    ことを特徴とするエンジンのオイル戻し構造。
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