JPH0636249Y2 - 内燃機関のオイルパン - Google Patents

内燃機関のオイルパン

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JPH0636249Y2
JPH0636249Y2 JP9677788U JP9677788U JPH0636249Y2 JP H0636249 Y2 JPH0636249 Y2 JP H0636249Y2 JP 9677788 U JP9677788 U JP 9677788U JP 9677788 U JP9677788 U JP 9677788U JP H0636249 Y2 JPH0636249 Y2 JP H0636249Y2
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JP
Japan
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oil
oil pan
front cover
cylinder block
internal combustion
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JP9677788U
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JPH0219811U (ja
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健太郎 松井
俊弘 平井
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車用機関等の内燃機関の下面に取り付
けられるオイルパンの改良に関する。
従来の技術 自動車用機関等にあっては、一般に、シリンダブロック
の前面にタイミングチェーンやタイミングベルトを覆う
フロントカバーが装着されている。
そして、この場合に、オイルパンはシリンダブロックの
下面のみを覆うように取り付けられることもあるが、こ
れよりも前方に延長して、フロントカバー下面とシリン
ダブロック下面とに亙って取り付けられることがある。
また自動車用機関等のオイルパンは、車両走行振動を受
けて油面が揺れ動き易いので、実開昭59-86303号公報に
示されているように、内部に略水平にバッフルプレート
を設けたオイルパンが多く用いられている。
第7,8図は、このような従来のオイルパン21の構成を模
式的に示したものである。このオイルパン21は、シリン
ダブロック22下面とフロントカバー23下面とに亙って取
り付けられており、かつ内部に略水平方向に沿ったバッ
フルプレート24を有している。尚、25はオイルストレー
ナ、26はクランクシャフトである。また上記フロントカ
バー23には、ブローバイガス通路の一部をなす油分離室
27が上下方向に沿って設けられており、ここを通過する
ブローバイガスから潤滑油を除去してオイルパン21内へ
滴下させる構成となっている。
考案が解決しようとする課題 上記のような従来のオイルパン21においては、フロント
カバー23の下方とシリンダブロック22の下方とが特に区
画されておらず、それぞれの油面は等しく保たれる。そ
のため、クランクシャフト26が矢印方向に回転すると、
その風圧やかき上げ作用によって油面Aは第7図に示す
ように、図中左側が右側よりも相対的に高くなり、かっ
この油面Aの変化がフロントカバー23下方でも全く同様
に生じることになる。
従って、図示したように、油分離室27が油面Aの高くな
る方に設けられていたとすると、油面近くで飛散する油
滴が油分離室27内に侵入し易くなり、また油分離室27で
分離された油の落ちが悪化する。そのため、ブローバイ
ガスによる油の持ち出し量が増大してしまう。
課題を解決するための手段 そこで、この考案は、ブローバイガス用の油分離室を有
するフロントカバーの下面とシリンダブロックの下面と
に亙って取り付けられる内燃機関のオイルパンにおい
て、上記フロントカバーとシリンダブロックとの接合面
に沿って略垂直な整流板を設け、フロントカバー下方の
油面とシリンダブロック下方の油面とを分離させたこと
を特徴としている。
作用 上記構成においては、シリンダブロック下方の油面がク
ランクシャフトの回転によるかき上げ作用や風圧を受け
て変動したとしても、フロントカバー下方の油面はそれ
ほど影響されない。そのため、油面の上昇による油の持
ち出し量の増加が防止される。
実施例 第1図〜第4図はこの考案に係るオイルパン1の要部つ
まり前半部を示しており、また第5図,第6図はこのオ
イルパン1をシリンダブロック22およびフロントカバー
23の下面に取り付けた状態を示している。
尚、上記フロントカバー23には、前述したように、クラ
ンクシャフト26回転時に油がかき上げられる側にブロー
バイガス用の油分離室27が設けられている。
上記オイルパン1は、例えば金属板をプレス成形してな
るもので、後半部が浅く、かつ前半部が深く形成されて
いる。また周縁部には、該オイルパン1をシリンダブロ
ック22およびフロントカバー23の下面に取り付けるため
のフランジ部2が形成されている。
上記オイルパン1の内部には、クランクシャフト26と干
渉しない高さ位置に、略水平方向に沿ったバッフルプレ
ート3が設けられている。このバッフルプレート3は、
周縁の取付部4がオイルパン1側壁5にスポット溶接さ
れて固定されているものであって、その前端縁6はフロ
ントカバー23とシリンダブロック22との接合面に沿って
位置している。つまりバッフルプレート3はシリンダブ
ロック22下方に位置し、フロントカバー23の下方は開放
されている。また前部の一側部、詳しくは風圧等により
油面が低くなる側に、比較的大きな切欠部7が設けられ
ており、ここを通してオイルストレーナ25が下方に配設
されるようになっている。尚、上記バッフルプレート3
は、複数の開口部8を有している。
そして、上記オイルパン1の内部に、更に略垂直方向に
沿った整流板11が取り付けられている。この整流板11
は、フロントカバー23とシリンダブロック22との接合面
に沿って位置し、かつバッフルプレート3の切欠部7部
分を除いた範囲つまり風圧等により油面が高くなる一方
の側にのみ設けられている。また、この整流板11は、周
縁の取付部12がオイルパン1の側壁5および底壁13にス
ポット溶接されて固定されており、かつバッフルプレー
ト3前端の取付部14に対してもスポット溶接されてい
る。尚、この整流板11自体には開口部や連通孔は設けら
れていない。また、その上端15は、オイルパン1のフラ
ンジ部2と略等しい高さまで延びており、シリンダブロ
ック22やフロントカバー23の下面と略接するようになっ
ている。
さて上記の構成によれば、上記整流板11によってフロン
トカバー23下方の油面とシリンダブロック22下方の油面
とが分離されることになり、シリンダブロック22下方の
油面がクランクシャフト26の風圧やかき上げ作用によっ
て変動したとしても、フロントカバー23下方の油面は比
較的安定したものとなる。従って、油分離室27下方での
油面の上昇が防止され、飛散した油滴の侵入や油落ちの
悪化が回避される。そのため、ブローバイガスによる油
の持ち出し量が減少する。尚、整流板11はフロントカバ
ー23下方とシリンダブロック22下方とを完全には仕切っ
ていないので、油分離室27やタイミングチェーン等から
滴下した潤滑油は、何ら支障なくシリンダブロック22下
方の潤滑油に混入する。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機関
のオイルパンによれば、フロントカバー下方の油面の位
置を安定させることができ、ブローバイガス用の油分離
室を通した潤滑油の持ち出しを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るオイルパンの要部の平面図、第
2図はその横断面図、第3図は縦断面図、第4図は一部
を切欠いて示す斜視図、第5図および第6図はこのオイ
ルパンの取付状態を模式的に示す正面および側面から見
た説明図、第7図および第8図は従来のオイルパンの取
付状態を模式的に示す正面および側面から見た説明図で
ある。 1…オイルパン、3…バッフルプレート、11…整流板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブローバイガス用の油分離室を有するフロ
    ントカバーの下面とシリンダブロックの下面とに亙って
    取り付けられる内燃機関のオイルパンにおいて、上記フ
    ロントカバーとシリンダブロックとの接合面に沿って略
    垂直な整流板を設け、フロントカバー下方の油面とシリ
    ンダブロック下方の油面とを分離させたことを特徴とす
    る内燃機関のオイルパン。
JP9677788U 1988-07-21 1988-07-21 内燃機関のオイルパン Expired - Lifetime JPH0636249Y2 (ja)

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JP9677788U JPH0636249Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 内燃機関のオイルパン

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JP9677788U JPH0636249Y2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 内燃機関のオイルパン

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Publication Number Publication Date
JPH0219811U JPH0219811U (ja) 1990-02-09
JPH0636249Y2 true JPH0636249Y2 (ja) 1994-09-21

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