JPH0988719A - シリンダヘッドカバーの排水構造 - Google Patents

シリンダヘッドカバーの排水構造

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JPH0988719A
JPH0988719A JP25210695A JP25210695A JPH0988719A JP H0988719 A JPH0988719 A JP H0988719A JP 25210695 A JP25210695 A JP 25210695A JP 25210695 A JP25210695 A JP 25210695A JP H0988719 A JPH0988719 A JP H0988719A
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JP
Japan
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ridge
cylinder head
head cover
recess
cylinder
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Pending
Application number
JP25210695A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Wada
聡 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication of JPH0988719A publication Critical patent/JPH0988719A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブローバイガス中のオイル分離用の中空室を
形成するシリンダ列方向に沿う畝状突出部が両側に形成
され、これら畝状突出部間に点火プラグ用機器を配置す
るための凹部を形成されたスラントエンジンのシリンダ
ヘッドカバーにおいて、畝状突出部間の点火プラグ用機
器の配置凹部に水溜まりが生じたり、水が侵入したりす
る恐れのないシリンダヘッドカバーの排水構造を提供す
る。 【解決手段】 下方側の畝状突出部4の適所に、その畝
状突出部4と凹部底面5aとの境界に連続する略水平な
溝底面6aを有する排水溝6を形成することにより、凹
部5に侵入した水を排水溝6から排水し、かつ排水溝6
の外側端を畝状突出部4の外側壁面4bよりも外側に突
出させることによりタイヤ等により下方から撥ね上げら
れた水が排水溝から凹部内に侵入するのを防止するし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリンダヘッドカバ
ーに関し、特にスラントエンジンにおけるシリンダヘッ
ドカバーの排水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、シリンダヘッドカバーにブロ
ーバイガス中のオイルを分離して回収するための中空室
を備えたものは知られており、さらに実開平5−644
44号公報に開示されているように、両側にカムシャフ
ト及びカムを覆う畝状突出部を突出形成し、その内部に
バッフルプレートを配設して畝状突出部内の上部に中空
室を形成したものも知られている。
【0003】この種のシリンダヘッドカバーとして、図
3に示すように、両側にシリンダ列方向に沿う畝状突出
部12を形成し、その内部の上部をバッフルプレート1
3にて区画してブローバイガス中のオイル分離用の中空
室14を形成するとともに、これら畝状突出部12、1
2間に点火コイル16やプラグコードなどの点火プラグ
用器具を配置するための凹部15を形成し、この凹部1
5の上部開口をカバー17で覆ったものが知られてい
る。なお、図3において、21はシリンダヘッド、22
は点火プラグ、23はプラグ室である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のシ
リンダヘッドカバー11をスラントエンジンに適用した
場合、図3に示すように、下側に位置する畝状突出部1
2の内側壁面と凹部15底面との間にV字状に凹んだ部
分ができ、この部分にタイヤ等から撥ね上げられた水の
一部がカバー17の隙間から侵入して水溜まり18が発
生し、その水が凹部15の下部に位置するシリンダヘッ
ド21のプラグ室23にその換気孔から侵入する可能性
があり、プラグ室23に水が侵入すると、高圧電流リー
クが発生する恐れがあるという問題があった。
【0005】そこで、図4に示すように、下側の畝状突
出部12を横断するように水抜き穴19を形成したり、
溝を付けたりして水抜きすることも考えられているが、
その場合タイヤ等から撥ね上げられた水が、逆に矢印2
0で示すように水抜き穴19から凹部15内に侵入する
恐れがあるという問題があり、また水抜き穴19や溝を
形成するには、機械加工が必要であったり、鋳造時に形
成する場合にはスライドコアを用いる必要があり、コス
ト高になるという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、畝状突出部間の点火プラグ用機器の配置凹部に水溜
まりが生じたり、水が侵入したりする恐れのないシリン
ダヘッドカバーの排水構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉛直面に対し
てシリンダ軸芯を傾斜させたスラントエンジンのシリン
ダヘッドカバーで、ブローバイガス中のオイル分離用の
中空室を形成するシリンダ列方向に沿う畝状突出部が両
側に形成され、これら畝状突出部間に点火プラグ用器具
を配置するための凹部を形成されたシリンダヘッドカバ
ーにおいて、下方側の畝状突出部の適所に、その畝状突
出部と凹部底面との境界部に連続する略水平な溝底面を
有する排水溝を形成することにより、凹部に侵入した水
を排水溝から排水し、かつ排水溝の外側端を畝状突出部
の外側面よりも外側に突出させることによりタイヤ等に
より下方から撥ね上げられた水が排水溝から凹部内に侵
入しないようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1、図2を参照して説明する。
【0009】図1、図2において、1は鉛直面に対して
シリンダ軸芯を傾斜させたスラントエンジンにおけるシ
リンダヘッドカバーで、シリンダヘッド2の上部を密閉
状態で覆うようにシール材3を介してその上端に接合さ
れている。このシリンダヘッドカバー1には、シリンダ
列方向に沿ってその両側にブローバイガス中のオイル分
離用の中空室を形成するための畝状突出部4が突設さ
れ、これら畝状突出部4、4間に点火コイルや点火プラ
グコード等の点火プラグ用機器を配置するための凹部5
が形成されている。なお、7は凹部底面5aに穿孔され
た点火プラグ装着穴、8は補助機器の取付ボスである。
【0010】そして、下方側の畝状突出部4の適所に、
その畝状突出部4の内側壁面4aと凹部5の底面5aと
の境界部に連続する略水平な溝底面6aを有する排水溝
6が形成されている。詳しくは、その溝底面6aが水平
ないし外側に向けて若干下向きの勾配を持つように形成
されている。また、排水溝6の外側端は畝状突出部4の
外側壁面4bよりも外側に適当寸法dだけ突出されてい
る。
【0011】以上の構成において、下方側の畝状突出部
4の適所に略水平な溝底面6aを有する排水溝6を形成
したことにより、凹部5に侵入した水は排水溝6から排
水されるので凹部5に水溜まりを生じることはなく、ま
た排水溝6の外側端が畝状突出部4の外側壁面4bより
も外側に突出しているので、タイヤ等により下方から撥
ね上げられた水が排水溝6から凹部5内に侵入するよう
なこともない。
【0012】かくして、凹部5内に侵入して溜まった水
がその下部に位置するシリンダヘッド2のプラグ室に換
気孔等から侵入して高圧電流のリークを生じさせる恐れ
を完全に無くすことができる。また、排水溝6はシリン
ダヘッドカバー1を鋳造や樹脂成形にて製造する時に複
雑なコア等を用いることなく形成することができるの
で、コスト高になることもない。また、シリンダヘッド
カバー1はその断面形状が排水溝6で変化することによ
り剛性が向上し、振動騒音面や強度面でも有利である。
【0013】なお、上記実施形態では排水溝を1箇所だ
け形成したが、2箇所以上形成してもよいことは言うま
でもない。
【0014】
【発明の効果】本発明のシリンダヘッドカバーの排水構
造によれば、鉛直面に対してシリンダ軸芯を傾斜させた
スラントエンジンのシリンダヘッドカバーで、ブローバ
イガス中のオイル分離用の中空室を形成するシリンダ列
方向に沿う畝状突出部が両側に形成され、これら畝状突
出部間に点火プラグ用機器を配置するための凹部を形成
されたシリンダヘッドカバーにおいて、下方側の畝状突
出部の適所に、その畝状突出部と凹部底面との境界に連
続する略水平な溝底面を有する排水溝を形成しているの
で、凹部に侵入した水を排水溝から排水することがで
き、また排水溝の外側端を畝状突出部の外側面よりも外
側に突出させているので、タイヤ等により下方から撥ね
上げられた水が排水溝から凹部内に侵入するのを防止す
ることができ、しかもその排水溝はシリンダヘッドカバ
ーを鋳造や樹脂成形にて製造する時に複雑なコア等を用
いることなく形成することができてコスト高になること
もなく、さらに排水溝の形成により剛性が向上して振動
騒音面や強度面でも有利になる等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダヘッドカバーの排水構造にお
ける一実施形態の縦断側面図である。
【図2】同実施形態のシリンダヘッドカバーの外観斜視
図である。
【図3】従来例のシリンダヘッドカバーの縦断側面図で
ある。
【図4】従来例のシリンダヘッドカバーの排水構造を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッドカバー 4 畝状突出部 4b 外側壁面 5 凹部 5a 凹部底面 6 排水溝 6a 溝底面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直面に対してシリンダ軸芯を傾斜させ
    たスラントエンジンのシリンダヘッドカバーで、ブロー
    バイガス中のオイル分離用の中空室を形成するシリンダ
    列方向に沿う畝状突出部が両側に形成され、これら畝状
    突出部間に点火プラグ用器具を配置するための凹部を形
    成されたシリンダヘッドカバーにおいて、下方側の畝状
    突出部の適所に、その畝状突出部と凹部底面との境界部
    に連続する略水平な溝底面を有する排水溝を形成し、か
    つ排水溝の外側端を畝状突出部の外側壁面よりも外側に
    突出させたことを特徴とするシリンダヘッドカバーの排
    水構造。
JP25210695A 1995-09-29 1995-09-29 シリンダヘッドカバーの排水構造 Pending JPH0988719A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104141551A (zh) * 2013-05-10 2014-11-12 铃木株式会社 内燃机的气缸盖罩
JP2016176442A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 ダイハツ工業株式会社 シリンダヘッドカバー
CN110318905A (zh) * 2018-03-28 2019-10-11 丰田自动车株式会社 汽缸盖罩及熔敷装置
CN112648099A (zh) * 2019-10-11 2021-04-13 广州汽车集团股份有限公司 一种气缸盖总成及包括其的发动机

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