JPH055975A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH055975A
JPH055975A JP3158408A JP15840891A JPH055975A JP H055975 A JPH055975 A JP H055975A JP 3158408 A JP3158408 A JP 3158408A JP 15840891 A JP15840891 A JP 15840891A JP H055975 A JPH055975 A JP H055975A
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light
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JP3158408A
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Masahiro Shibuya
昌洋 渋谷
Koji Kadowaki
孝司 門脇
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3003Materials characterised by the use of combinations of photographic compounds known as such, or by a particular location in the photographic element

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質及び表面特性に優れ、連続処理しても写
真性能や表面特性の劣化が極めて少ないハロゲン化銀写
真感光材料の提供。 【構成】 支持体上に少なくとも1層のバインダー及び
ハロゲン化銀乳剤を含有する感光性層ならびに少なくと
も1層のバインダーを含有する非感光性層を有するハロ
ゲン化銀写真感光材料において、該感光性層の少なくと
も1層に特定の1-アリル-3-アニリノ-5-ピラゾロン化合
物の少なくとも1種を含有し、かつ該感光性層及び/又
は非感光性層の少なくとも1層に15℃において液体であ
る混色防止剤の少なくとも1種を含有し、更に該ハロゲ
ン化銀写真感光材料を構成する最上層に2,5-ジ-sec(又
は-t)アルキルハイドロキノン系化合物の少なくとも1
種を含有するハロゲン化銀写真感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、特に高画質で処理変動耐性を有するハロゲン
化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】一般にハロゲン化銀写真感光材料(以
下、感光材料とも称す)は、発色現像、漂白定着(又は
漂白及び定着)、安定(又は水洗)の各処理工程で処理
されている。
【0003】近年、無公害化の動きに伴って上記処理工
程における補充液の低減化が提案されており、特開平1-
211750号を初めとして発色現像液の低補充化技術が開示
されている。しかし、それに伴う写真特性の変動が大き
な問題となってきた。この問題は特に自動現像機による
連続処理(ランニング処理)時に顕著に現れる。
【0004】カラー感光材料は、青感性、緑感性及び赤
感性ハロゲン化銀乳剤層からなり、各層にイエロー、マ
ゼンタ及びシアンカプラーが含有される。
【0005】理由は定かではないが、マゼンタカプラー
を含有する緑感性ハロゲン化銀乳剤は、自動現像機にお
ける連続処理時に生じる写真特性の変動を特に受け易い
ことが判り、その改良が望まれている。
【0006】又、自動現像機で感光材料が搬送される
際、搬送ローラーに絡みついたり、搬送部にくっ付いた
りして正常に搬送されず、場合によっては搬送が停止し
てしまう故障(以下、ジャミング故障と称することがあ
る)が稀ではあるが、特に連続処理する際に発生する。
ジャミング故障を起こすと、感光材料のロスは勿論のこ
と、それを廃棄するために費やされる時間的、労力的損
失、自動現像機の停止などの被害は甚大で、この種の故
障は皆無であることが強く要求される。
【0007】更に、現像処理を終えた所謂仕上がりプリ
ント写真は、手に触れると指紋状の汚れが付いたり、プ
リント写真同士が貼り付いたりする、プリント写真自身
の特質がある。この特質を左右するものの一つに、プリ
ントのべたつき感(もしくはべたつき性)が挙げられ
る。このプリント写真のべたつき感と、ジャミング故障
発生との因果関係は不明であるが、べたつき感が解消さ
れればジャミング故障も減少するであろうことは期待で
きる。
【0008】プリント写真のべたつき感を改良するため
に、特開平1-267640号等に流動パラフィンを使用する技
術、同1-96649号等に疎水性弗素化合物を使用する技
術、更に特開昭63-206746号等に無機化合物微粒子を使
用する技術などが開示されているものの、それらの素材
は、効果を大きくするために最上層に含有されることが
多く、いずれも若干の画質の劣化を生じ易い欠点を有し
ていた。又、プリント写真のべたつき感は、連続処理時
に、より増加する傾向にあることが判った。
【0009】
【発明の目的】従って本発明の目的は、画質及び表面特
性に優れ、連続処理しても写真性能や表面特性の劣化が
極めて少ない、プリント用として好適なハロゲン化銀写
真感光材料を提供することにある。
【0010】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なく
とも1層のバインダー及びハロゲン化銀乳剤を含有する
感光性層ならびに少なくとも1層のバインダーを含有す
る非感光性層を有するハロゲン化銀写真感光材料におい
て、該感光性層の少なくとも1層に下記一般式〔I〕で
表される化合物の少なくとも1種を含有し、かつ該感光
性層及び/又は非感光性層の少なくとも1層に15℃にお
いて液体である混色防止剤の少なくとも1種を含有し、
更に該ハロゲン化銀写真感光材料を構成する最上層に下
記一般式〔II〕で表される化合物の少なくとも1種を含
有するハロゲン化銀写真感光材料により達成された。
【0011】
【化3】
【0012】式中、Arはアリール基、Xはハロゲン原
子、アルコキシ基又はアルキル基、R1はベンゼン環に
置換可能な基、mは1〜4の整数を表す。mが2以上の
とき複数のR1は同じでも異なってもよい。Yは水素原
子又は発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる
基を表す。
【0013】
【化4】
【0014】式中、R11及びR12は各々、2級又は3級
アルキル基を表す。ただし、R11及びR12で表されるア
ルキル基の炭素数の総和は20以上である。
【0015】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0016】本発明においては、感光性ハロゲン化銀乳
剤を含有する感光性層の少なくとも1層に、前記一般式
〔I〕で表される化合物の少なくとも1種を含有する。
【0017】一般式〔I〕において、Arで表されるアリ
ール基として好ましくは置換基を有するフェニル基であ
る。
【0018】好ましい置換基としては、ハロゲン原子
(例えば弗素、塩素、臭素)、アルキル基(例えばメチ
ル、エチル、ブチル)、アルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ)、アリールオキシ基(例えばフェノキ
シ、ナフトキシ)、アシルアミノ基(例えばα-(2,4-
ジ-t-アミルフェノキシ)ブチルアミド、ベンズアミ
ド)、スルホニルアミノ基(例えばヘキサデカンスルホ
ンアミド、ベンゼンスルホンアミド)、スルファモイル
基(例えばメチルスルファモイル、フェニルスルファモ
イル)、カルバモイル基(例えばブチルカルバモイル、
フェニルカルバモイル)、スルホニル基(例えばメチル
スルホニル、ドデシルスルホニル、ベンゼンスルホニ
ル)、アシルオキシ基、アルコキシカルボニル基、カル
ボキシル基、スルホ基、シアノ基、ニトロ基等が挙げら
れる。
【0019】Xはハロゲン原子(例えば塩素、臭素、弗
素)、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、ブト
キシ)、アルキル基(例えばメチル、エチル、i-プロピ
ル、ブチル、ヘキシル)を表す。
【0020】Yの表す発色現像主薬の酸化体との反応に
より離脱しうる基としては、例えばハロゲン原子(塩
素、臭素、弗素等)及びアルコキシ、アリールオキシ、
複素環オキシ、アシルオキシ、スルホニルオキシ、アル
コキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニル、
アルキルオキザリルオキシ、アルコキシオキザリルオキ
シ、アルキルチオ、アリールチオ、複素環チオ、アルキ
ルオキシチオ、カルボニルチオ、アシルアミノ、スルホ
ンアミド、N原子で結合した含窒素複素環、アルキルオ
キシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミ
ノ等の各基が挙げられる。
【0021】R2で表されるベンゼン環に置換可能な基
は特に制約されないが、少なくとも一つは下記一般式
〔Ia〕で表される置換基であることが好ましい。
【0022】
【化5】
【0023】式中、R2は炭素数1〜20の直鎖又は分岐
のアルキル基を表す。
【0024】上記アルキル基としては、例えばメチル、
t-ブチル、t-アミル、t-オクチル、ノニル、ドデシル等
の基を挙げることができる。
【0025】Jは直鎖又は分岐のアルキレン基を表し、
好ましくはメチレン基(アルキル置換基を有してもよ
い)又はトリメチレン基(アルキル置換基を有してもよ
い)であり、更に好ましくはメチレン基であり、特に好
ましくは、炭素数1〜20のアルキル置換基を有するメチ
レン基(例えばヘキシル-メチレン基、オクチル-メチレ
ン基、ドデシル-メチレン基)であり、そのうち最も好
ましいものは、炭素数1〜4のアルキル置換基を有する
メチレン基(例えばメチル-メチレン、エチル-メチレ
ン、i-プロピル-メチレン、ブチル-メチレン)である。
【0026】一般式〔I〕で表される化合物の代表的な
具体例については、特開平3-95551号に記載されている
M−1〜M−34の他に、米国特許2,600,788号、 同3,06
1,432号、 同3,062,653号、 同3,127,269号、 同3,311,476
号、 同3,152,896号、 同3,419,391号、 同3,519,429号、
同3,555,318号、 同3,684,514号、 同3,888,680号、 同3,9
07,571号、 同3,928,044号、 同3,930,861号、 同3,930,86
6号、 同3,933,500号、 特開昭49-29639号、 同49-111631
号、 同49-129538号、同50-13041号、 同52-58922号、同55-
62454号、 同55-118034号、 同56-38043号、 同57-35858
号、 同60-2953号、 同60-23855号、 同60-60644号、 英国
特許1,247,493号、 ベルギー特許789,116号、 同792,525
号、 西独特許2,156,111号、 特公昭46-60479号、 同57-36
577号等にも記載されている。
【0027】本発明においては、感光材料を構成する最
上層に前記一般式〔II〕で表される化合物の少なくとも
1種を含有する。
【0028】以下、一般式〔II〕で表される化合物につ
いて述べる。
【0029】一般式〔II〕において、R11,R12で示さ
れる2級又は3級アルキル基としては、例えばsec-デシ
ル基、sec-ドデシル基、t-ドデシル基等を挙げることが
できる。
【0030】一般式〔II〕で表される化合物はジアルキ
ルハイドロキノンであり、その代表的具体例を下記にま
とめて示すが、これらに限定されない。
【0031】又、一般式〔II〕で示される化合物のキノ
ン体を併用して用いても当然よい。
【0032】上記キノン体の添加方法としては、一般式
〔II〕で示される化合物の空気酸化により自然生成させ
ることによるものでもよいし、又、別途合成したキノン
体を添加するものでもよい。
【0033】
【化6】
【0034】一般式〔II〕で表される化合物は、感光材
料を構成する最上層に含有されるが、通常0.01〜0.05g/
m2の量で含有されるのが好ましい。
【0035】又、本発明においては、感光性層及び/又
は非感光性層の少なくとも1層に、15℃において液体で
ある混色防止剤の少なくとも1種を含有する。
【0036】以下、15℃において液体である混色防止剤
について説明する。
【0037】ここで言う液体とは、岩波書店版理化学辞
典にあるように、「物質の集合状態の一つで、略一定の
体積を持つが定まった形を持たないもの」を指す。
【0038】当業界において、混色防止剤については周
知であるが、15℃において液体である混色防止剤につい
ては、前述の一般式〔II〕で表される化合物に相当す
る。
【0039】15℃において、液体である混色防止剤は感
光材料のいずれの層中に添加されてもよいが、好ましく
はマゼンタカプラー含有層に隣接する非感光性層であ
り、より好ましくはマゼンタカプラー含有層に隣接する
支持体に近い層である。
【0040】これらの化合物は1層当たり通常0.01〜0.
5g/m2の量で添加されるのが好ましい。
【0041】本発明においては、感光材料を構成する最
上層に下記一般式[AS]で表される化合物の少なくと
も1種を含有することが好ましい。
【0042】
【化7】
【0043】式中、R21,R22は各々炭素数1〜5のア
ルキル基を表し、nは1〜20の整数を表し、kは1又は
2を表す。
【0044】Aは−(C=O)−L−R23(Lは−O−又は−N
(R24)−を表し、R23は水素原子、アルキル基、アルケ
ニル基、シクロアルキル基又はアリール基を表し、R24
は水素原子、アルキル基又はアリール基を表す)、−OV
(VはR23又は−(C=O)−R23を表し、R23は上記と同
義)、−N(R24)(R25)(R24は上記と同義、R25は水素
原子、アルキル基、アリール基又は−(C=O)−R23を表
し、R23は上記と同義)、−P(OR23)(=O)(O)q−R26(q
は0又は1を表し、R23は上記と同義、R26は水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基又は
アリール基を表す)又はシアノ基を表す。
【0045】Bはアルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アリール基、複素環又は−C(R21)(R22)−Cn
H2n+1-k−(A)k で表される基(R21,R22,n,k及
びAは、それぞれ上記と同義)を表す。
【0046】R1,R2で表される炭素数1〜5のアルキ
ル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、i-プ
ロピル、ブチル、s-ブチル、ペンチル、ネオペンチル等
が挙げられる。nは1〜20の整数を表すが、好ましくは
2〜15である。
【0047】Aを構成する各基の中、R23で表されるア
ルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール
基、R24で表されるアルキル基、アリール基、R25で表
されるアルキル基、アリール基、R26で表されるアルキ
ル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、
更にBで表されるアルキル基、アルケニル基、シクロア
ルキル基、アリール基、複素環基は、それぞれ置換基を
有するものを含み、上記アルキル基の置換基としては、
例えばハロゲン原子、シクロアルキル基、アルケニル
基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
シル基、複素環基、シアノ基等が挙げられ、上記アルケ
ニル基、シクロアルキル基、アリール基、複素環基の置
換基としては、例えばハロゲン原子、アルキル基、シク
ロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アシル基、複素環基、シアノ基
等が挙げられる。
【0048】R23,R24,R25,R26及びBで表される
アルキル基としては、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、s-ブチル、 ヘキシル、2-エチル-ヘキシ
ル、ドデシル、ヘキサデシル、ベンジル等が挙げられ、
23,R26及びBで表されるアルケニル基としては、例
えばアリル等が挙げられ、R23,R26及びBで表される
シクロアルキル基としては、例えばシクロヘキシル等が
挙げられ、R23,R24,R25,R26及びBで表されるア
リール基としては、例えばフェニル、ナフチル等が挙げ
られる。
【0049】前記一般式[AS]で示される化合物は、
更に下記一般式[AS−II]で示される化合物又はその
前駆体が好ましい。
【0050】
【化8】
【0051】式中、R21,R22,R23,L及びnは一般
式[AS]のR21,R22,R23,L及びnと同義であ
る。
【0052】一般式[AS]で表される化合物の代表的
具体例については、特開昭62-172358号に記載されてい
るH(1)〜H(17)などがあるが、本発明はこれらに限定
されない。
【0053】一般式[AS]で示される化合物について
は、特開昭58-24141号に記載の化合物が基本的に包含さ
れ、同号に記載の合成法が参照できる。
【0054】一般式[AS]で表される化合物は、感光
材料を構成する最上層に含有されることが好ましいが、
通常0.01〜0.05g/m2の量で含有されるのが好ましい。
【0055】本発明においては、ハロゲン化銀乳剤を含
有する感光性層の少なくとも1層に、下記一般式〔Y〕
で表される化合物の少なくとも1種を含有することが好
ましい。
【0056】
【化9】
【0057】式中、R31はアルキル基、シクロアルキル
基又はアリール基を表し、R32はアルキル基、シクロア
ルキル基、アシル基又はアリール基を表し、R33はベン
ゼン環に置換可能な基を表し、rは0又は1を表す。BA
Lは1価のバラスト基を表し、Z1は水素原子又は発色現
像主薬の酸化体との反応により離脱しうる原子又は基を
表す。
【0058】一般式〔Y〕のR31,R32,R33及びZ1
で表される置換基については、特開平3-39958号の
(6)頁のR1,R2,R3及びZについての具体的記載
と、それぞれ同じものが挙げられ、BALで表される1価
のバラスト基は当分野で公知の基が挙げられる。
【0059】又、一般式〔Y〕で表されるイエローカプ
ラーの具体例としては同特許の(7)頁〜(10)頁に記
載されたY−1−1〜Y−1−51を挙げることができる
が、これらに限定されない。
【0060】これらのイエロー色素形成カプラーは、通
常ハロゲン化銀1モル当たり1×10-3〜1モル、好まし
くは1×10-2〜8×10-1モルの範囲で用いることができ
る。
【0061】本発明においては、ハロゲン化銀乳剤を含
有する感光性層に、下記一般式〔C−I〕及び〔C−I
I〕で表される化合物のそれぞれ少なくとも1種を含有
することが好ましい。
【0062】
【化10】
【0063】式中、R41はバラスト基を表し、R42は炭
素数2以上のアルキル基を表す。Z2は水素原子又は発
色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる原子又は
基を表す。
【0064】
【化11】
【0065】式中、R43はアルキル基又はアリール基を
表す。R44は、アルキル基、シクロアルキル基、アリー
ル基又は複素環基を表す。R45は、水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基又はアルコキシ基を表す。又、R45
43と共同して環を形成してもよい。Z3は、水素原子
又は発色現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる原
子又は基を表す。
【0066】一般式〔C−I〕のR41,R42及びZ2で表
される置換基については、特開平2-251845号の(5)頁
右下欄〜(6)頁左上欄のR4,R5及びZ2についての
具体的記載と、それぞれ同じものが挙げられる。
【0067】又、一般式〔C−I〕で表されるシアンカ
プラーの具体例としては、同特許の(6)頁右上欄〜
(7)頁左上欄に記載のII−1〜II−20を挙げることがで
きる。
【0068】一般式〔C−II〕のR43,R44,R45及び
3で表される置換基については、同じく特開平2-25184
5号の(3)頁左上欄〜左下欄のR1,R2,R3及びZ1
についての具体的記載と、それぞれ同じものが挙げられ
る。
【0069】又、一般式〔C−II〕で表されるシアンカ
プラーの具体例としては同特許の(4)頁〜(5)頁に
記載のI−1〜I−31を挙げることができる。
【0070】一般式〔C−I〕で表されるシアンカプラ
ーは、通常ハロゲン化銀1モル当たり1×10-3〜1モ
ル、好ましくは1×10-2〜8×10-10モルの範囲で、
又、一般式〔C−II〕で表されるシアンカプラーは、好
ましくはハロゲン化銀1モル当たり2×10-3〜8×10-1
モル、特に好ましくは1×10-2〜5×10-1モルの範囲で
用いられる。なお、〔C−I〕と〔C−II〕の併用は良
好な色再現を示すので好ましい。
【0071】本発明の感光材料の色素形成カプラー等の
化合物は通常、沸点約150℃以上の高沸点有機溶媒や水
不溶性高分子に必要に応じて低沸点及び/又は水溶性有
機溶媒を併用して溶解し、ゼラチン水溶液などの親水性
バインダー中に界面活性剤を用いて乳化分散した後、目
的とする親水性コロイド層中に添加される。分散液又は
分散と同時に低沸点有機溶媒を除去する工程を入れても
よい。
【0072】高沸点有機溶媒は、誘電率が6.5以下の化
合物が好ましく、例えば誘電率6.5以下のフタル酸エス
テル、燐酸エステル等のエステル類、有機酸アミド類、
ケトン類、炭化水素化合物等である。更に好ましくは、
誘電率6.5以下1.9以上で100℃における蒸気圧が0.5mmHg
以下の高沸点有機溶媒であり、これらの中で、より好ま
しくはフタル酸エステル類あるいは燐酸エステル類であ
り、最も好ましくは炭素数9以上のアルキル基を有する
ジアルキルフタレートである。更に高沸点有機溶媒は2
種以上の混合物であってもよい。
【0073】尚、誘電率とは、30℃における誘電率を示
している。
【0074】これらの高沸点有機溶媒は、カプラーに対
し、一般に0〜400重量%の割合で用いられる。好まし
くは、カプラーに対し10〜100重量%である。
【0075】本発明に用いられる写真感光材料は、例え
ばカラーネガのネガ及びポジフィルム、ならびにカラー
印画紙などであることができるが、とりわけ直接鑑賞用
に供されるカラー印画紙を用いた場合に本発明の効果が
有効に発揮される。
【0076】このカラー印画紙を初めとする本発明の感
光材料は、単色用のものでも多色用のものでもよい。
【0077】本発明の感光材料に用いられるハロゲン化
銀としては、臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀及
び塩化銀等の通常ハロゲン化銀乳剤に使用される任意の
ものを用いることができる。
【0078】本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、
硫黄増感法、セレン増感法、還元増感法、貴金属増感法
などにより化学増感される。又、写真業界において、増
感色素として知られている色素を用いて、所望の波長域
に光学的に増感できる。
【0079】本発明の感光材料に用いられるバインダー
としては、ゼラチンを用いるのが好ましい。
【0080】通常写真工業界で用いられるゼラチンに
は、コラーゲンからの製造工程において、石灰などによ
る処理を伴うアルカリ処理ゼラチン、及び塩酸などによ
る処理を伴う酸処理ゼラチンがあり、一般に牛骨、牛
皮、豚皮などを原料として製造させる。
【0081】ここでいう酸処理ゼラチンにおける酸処理
は、本発明の分散液におけるpH調整とは明確に区別され
るものである。
【0082】本発明の感光材料に用いられるゼラチン
は、石灰処理ゼラチンであっても、酸処理ゼラチンであ
ってもよく、又、牛骨、牛皮、豚皮などのいずれを原料
として製造されたゼラチンでもよいが、好ましくは牛
骨、豚皮を原料として製造された石灰処理ゼラチンであ
り、更に好ましくは最上層においては、豚皮を原料とし
て製造された石灰処理ゼラチンである。
【0083】感光材料の写真乳剤層、その他の親水性コ
ロイド層は、バインダー(又は保護コロイド)分子を架
橋させ、膜強度を高める硬膜剤を単独又は併用すること
により硬膜される。
【0084】感光材料に保護層、中間層等の親水性コロ
イド層に、感光材料が摩擦等で帯電する事に起因する放
電によるカブリの防止、画像の紫外光による劣化を防止
するために紫外線吸収剤を含んでいてもよい。
【0085】感光材料には、フィルター層、ハレーショ
ン防止層及び/又はイラジェーション防止層等の補助層
を設ける事ができる。これらの層中及び/又は乳剤層中
には、現像処理中にカラー感光材料より流出するか、も
しくは漂白される染料が含有されてもよい。
【0086】感光材料のハロゲン化銀乳剤層及び/又は
その他の親水性コロイド層に、感光材料の光沢を低減す
る、加筆性を高める、感材相互のくっつき防止等を目標
としてマット剤を添加できる。又、滑り摩擦を低減させ
るために滑り剤を添加できる。
【0087】感光材料には、帯電防止を目的とした帯電
防止剤を添加できる。帯電防止剤は支持体の乳剤を積層
してない側の帯電防止層に用いられる事もあるし、乳剤
層及び/又は支持体に対して乳剤層が積層されている側
の乳剤層以外の保護コロイド層に用いられてもよい。
【0088】感光材料の写真乳剤層及び/又は他の親水
性コロイド層には、塗布性改良、帯電防止、辷り性改
良、乳化分散、接着防止及び(現像促進、硬調化、増感
等の)写真特性改良等を目的として、種々の界面活性剤
が用いられる。
【0089】本発明のハロゲン化銀乳剤を用いた写真感
光材料の塗布に際して、塗布性を向上させる為に増粘剤
を用いてもよい。塗布法としては、2種以上の層を同時
に塗布する事のできるエクストルージョンコーティング
及びカーテンコーティングが特に有用である。
【0090】本発明において発色現像液に使用される発
色現像主薬は、種々のカラー写真プロセスにおいて広範
囲に使用されている公知のものが包含される。
【0091】本発明においては、発色現像した後、直ち
に漂白能を有する処理液で処理してもよいが、該漂白能
を有する処理液が定着能を有する処理液(いわゆる漂白
定着液)でもよい。該漂白工程に用いる漂白剤としては
有機酸の金属錯塩が用いられる。
【0092】
【実施例】以下に実施例を挙げ本発明を具体的に説明す
るが、本発明の実施態様はこれらに限定されない。
【0093】実施例1 紙支持体の片面にポリエチレンを、もう一方の面に酸化
チタンを含有するポリエチレンをラミネートした支持体
上に、表1及び表2に示す構成の各層を酸化チタンを含
有するポリエチレン層の側に塗設し、多層ハロゲン化銀
カラー写真感光材料試料を作成した。塗布液は下記の如
く調製した。
【0094】第1層塗布液 イエローカプラー(Y−1)26.7g、色素画像安定化剤
(ST−1)10.0g、(ST−2)6.67g、添加剤(HQ
−1)0.67g及び高沸点有機溶媒(DNP)6.67gに酢酸
エチル60mlを加え溶解し、この溶液を20%界面活性剤
(SU−1)7mlを含有する10%ゼラチン水溶液220ml
に超音波ホモジナイザーを用いて乳化分散させてイエロ
ーカプラー分散液を作製した。この分散液を下記条件に
て作製した青感性ハロゲン化銀乳剤(銀10g含有)と混
合し第1層塗布液を調製した。
【0095】第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液
と同様に調製した。
【0096】又、硬膜剤として第2層及び第4層に(H
−1)を、第7層に(H−2)を添加した。塗布助剤と
しては、界面活性剤(SU−2),(SU−3)を添加
し、表面張力を調整した。
【0097】
【表1】
【0098】
【表2】
【0099】
【化12】
【0100】
【化13】
【0101】
【化14】
【0102】
【化15】
【0103】
【化16】
【0104】
【化17】
【0105】(青感性ハロゲン化銀乳剤の調製)40℃に
保温した2%ゼラチン水溶液1000ml中に下記(A液)及
び(B液)をpAg=6.5、pH=3.0に制御しつつ30分かけ
て同時添加し、更に下記(C液)及び(D液)をpAg=
7.3、pH=5.5に制御しつつ180分かけて同時添加した。
この時pAgの制御は特開昭59-45437号記載の方法により
行い、pHの制御は硫酸又は水酸化ナトリウムの水溶液を
用いて行った。
【0106】 (A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml 添加終了後、花王アトラス社製デモールNの5%水溶液
と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用いて脱塩を行った
後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径0.85μm、変動
係数0.07、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤
EMP−1を得た。
【0107】上記乳剤EMP−1に対し、下記化合物を
用い50℃にて90分化学熟成を行い、青感性ハロゲン化銀
乳剤(Em−B)を得た。
【0108】 チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モル AgX 塩化金酸 0.5mg/モル AgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モル AgX 安定剤 STAB−2 3×10-4モル/モル AgX 増感色素 BS−1 4×10-4モル/モル AgX 増感色素 BS−2 1×10-4モル/モル AgX (緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製)(A液)と(B液)
の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変更す
る以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.43μ
m、変動係数0.08、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立
方体乳剤EMP−2を得た。
【0109】EMP−2に対し、下記化合物を用いて55
℃で120分化学熟成を行い、緑感性ハロゲン化銀乳剤
(Em−G)を得た。
【0110】 チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モル AgX 塩化金酸 1.0mg/モル AgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モル AgX 安定剤 STAB−2 3×10-4モル/モル AgX 増感色素 GS−1 4×10-4モル/モル AgX (赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製)(A液)と(B液)
の添加時間及び(C液)と(D液)の添加時間を変更す
る以外はEMP−1と同様にして、平均粒径0.50μm、
変動係数0.08、塩化銀含有率99.5モル%の単分散立方体
乳剤EMP−3を得た。
【0111】EMP−3に対し、下記化合物を用いて60
℃で90分化学熟成を行い、赤感性ハロゲン化銀乳剤(E
m−R)を得た。
【0112】 チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モル AgX 塩化金酸 2.0mg/モル AgX 安定剤 STAB−1 6×10-4モル/モル AgX 安定剤 STAB−2 3×10-4モル/モル AgX 増感色素 RS−1 1×10-4モル/モル AgX
【0113】
【化18】
【0114】
【化19】
【0115】以上の様にして得たカラー感光材料試料を
No.1とする。
【0116】次に、試料No.1で用いたイエローカプラ
ー、マゼンタカプラー、シアンカプラー及び混色防止剤
を表3の様に変更した以外は試料No.1と全く同様の方
法で試料を作成し、No.2〜No.15とした。
【0117】なお、ここで用いたカプラーは以下の通り
である。
【0118】
【表3】
【0119】
【化20】
【0120】
【化21】
【0121】
【化22】
【0122】これらの試料を常法に従って露光後、下記
の処理工程に従って発色現像液のタンク容量の3倍量が
補充されるまで連続処理を行った。
【0123】処理工程 温度 時間 発色現像 35.0±0.3℃ 45秒 漂白定着 35.0±0.5℃ 45秒 安定化 30〜34℃ 90秒 乾燥 60〜80℃ 60秒発色現像液 純水 800ml トリエタノールアミン 10g N,N-ジエチルヒドロキシルアミン 5g 臭化カリウム 0.02g 塩化カリウム 2g 亜硫酸カリウム 0.3g 1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸 1.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g カテコール-3,5-ジスルホン酸二ナトリウム 1.0g N-エチル-N-β-メタンスルホンアミドエチル -3-メチル-4-アミノアニリン硫酸塩 4.5g 蛍光増白剤(4,4′-ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体) 1.0g 炭酸カリウム 27g 水を加えて全量を1000mlとし、pH=10.10に調整する。
【0124】漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミン四酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液) 100ml 亜硫酸アンモニウム (40%水溶液) 27.5ml 水を加えて全量を1000mlとし、炭酸カリウム又は氷酢酸でpH=5.7に調整する 。
【0125】安定化液 5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン 1.0g エチレングリコール 1.0g 1-ヒドロキシエチリデン-1,1-ジホスホン酸 2.0g エチレンジアミン四酢酸 1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液) 3.0g 蛍光増白剤(4,4′-ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体) 1.5g 水を加えて全量1000mlとし、硫酸又は水酸化カリウムでpH=7.0に調整する。
【0126】上記処理で得られた各処理済み試料につい
て、以下の性能評価試験を行った。
【0127】(連続処理時の写真性能変動)連続処理の
前と後での階調(特性曲線の濃度0.80と1.80の2点を結
ぶ直線の傾き(γ)を用いる)の比を求めた。この値が
1に近いほど連続処理での変動が少なく優れていること
を示す。
【0128】階調変化=γR/γF γR:連続処理後(running)の階調 γF:連続処理前(fresh)の階調 (連続処理時の白地性変動)連続処理の前と後での未露
光部濃度(いわゆる白地性)の比を求めた。この値が1
に近いほど連続処理での変動が少なく優れていることを
示す。
【0129】白地性変化 = DminR/DminF DminR : 連続処理後(running)の未露光部濃度 DminF : 連続処理前(fresh)の未露光部濃度 (連続処理時の画質)画質は、それに適した基準ネガフ
ィルムを通して露光現像処理された試料について、連続
処理の前と後での画質を白度、鮮鋭度の点から目視にて
1〜5の5段階評価を行った。1が良好、5が劣化を示
す。
【0130】(連続処理時の表面特性)プリント写真の
表面特性を以下の様に評価した。
【0131】連続処理の前と後での乾燥終了後のプリン
ト写真を、それぞれ重ね合わせて40℃・80%RHの条件下
で15時間放置した後、くっ付いた状態にあるプリント写
真を引き剥がす時の抵抗感を感覚にて1〜5の5段階評
価を行った。1が良好、5が劣化を示す。
【0132】1:くっ付いていない状態にある 3:引き剥がす時に音がする程度の抵抗がある 5:くっ付いた状態で引き剥がせない状態にある 結果を併せて表4に示した。
【0133】
【表4】
【0134】表4からも明らかなように、比較の試料で
は処理変動に対する耐性が著しく劣化しており、又、画
質、表面特性の点でも劣性が否めない。しかし、本発明
の試料においては、これらの性能がいずれも改良されて
いることが判る。
【0135】この効果は、各々の単独技術では奏し得な
いものであり、勿論、各技術の効果の単なる総和ではな
く、従来の技術からは想到し得ない改良効果である。
【0136】実施例2 支持体として、以下の3種類のものを使用した以外は、
実施例1と全く同様の方法で試料を作成した。
【0137】
【表5】
【0138】SRa値は、特開平1-173030号に記載されて
いるように支持体表面の平滑性を表し、数値が小さいほ
ど平滑性の高いことを示す。この測定方法については同
公報に記載されている。
【0139】得られた試料について実施例1と同様の評
価を行ったところ、本発明の効果が得られた。
【0140】実施例3 写真印画紙用支持体を以下の如くの方法で作成した。
【0141】晒サルファイトパルプを約40°SRに叩解
し、これにパルプ対2%量の石油樹脂サイズ、対パルプ
1%量の澱粉サイズを加える。そして、ビニルシクロヘ
キセンジエポキサイド1部とスチレン-無水マレイン酸
共重合物7部よりなる樹脂混合液を固形分対パルプ1%
添加し、150g/m2の目方に抄紙し、更にタブサイズにて
ゼラチンを0.5g/m2付着させた。
【0142】これに、グロッシーバライタ、マットバラ
イタ、ゼラチン、クエン酸、クロム明礬等を混和させた
液を乾燥重量15g/m2となるように塗布した。このように
して出来上がった支持体は、一般的にバライタ原紙と称
される。
【0143】この様に作成したバライタ原紙を使用した
以外は、実施例1と全く同様の方法で試料を作成した。
【0144】得られた試料について実施例1と同様の評
価を行ったところ、本発明の効果が得られた。
【0145】
【発明の効果】本発明により、画質及び表面特性に優
れ、かつ連続処理時の処理変動も少ないハロゲン化銀写
真感光材料を提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のバインダー
    及びハロゲン化銀乳剤を含有する感光性層ならびに少な
    くとも1層のバインダーを含有する非感光性層を有する
    ハロゲン化銀写真感光材料において、該感光性層の少な
    くとも1層に下記一般式〔I〕で表される化合物の少な
    くとも1種を含有し、かつ該感光性層及び/又は非感光
    性層の少なくとも1層に15℃において液体である混色防
    止剤の少なくとも1種を含有し、更に該ハロゲン化銀写
    真感光材料を構成する最上層に下記一般式〔II〕で表さ
    れる化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 〔式中、Arはアリール基、Xはハロゲン原子、アルコ
    キシ基又はアルキル基、R1はベンゼン環に置換可能な
    基、mは1〜4の整数を表す。mが2以上のとき複数の
    1は同じでも異なってもよい。Yは水素原子又は発色
    現像主薬の酸化体との反応により離脱しうる基を表
    す。〕 【化2】 〔式中、R11及びR12は各々、2級又は3級アルキル基
    を表す。ただし、R11及びR12で表されるアルキル基の
    炭素数の総和は20以上である。〕
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