JPH055753B2 - - Google Patents

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JPH055753B2
JPH055753B2 JP9265685A JP9265685A JPH055753B2 JP H055753 B2 JPH055753 B2 JP H055753B2 JP 9265685 A JP9265685 A JP 9265685A JP 9265685 A JP9265685 A JP 9265685A JP H055753 B2 JPH055753 B2 JP H055753B2
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JP
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relay
escalator
contact
switch
closed
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Masaaki Nakayama
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はエスカレータの制御装置に係り、特
にエスカレータの自動運転モードから車椅子運転
モードへの切換え及び自動運転モードへの復帰を
容易にしたものである。
〔従来の技術〕
従来、車椅子を使用している乗客等が車椅子ご
とステツプ上に乗り込んでエスカレータを利用で
きるようにしたものとしては、特公昭56−41555
号公報及び特開昭59−167475号などにおいて既に
知られており、また、エスカレータの利用者が著
しく少なく、無駄な運転を省く意味から乗客が来
たときだけ運転する、いわゆる自動運転装置付エ
スカレータも広く利用されている。このようなエ
スカレータにおいて、これが自動運転中に連続運
転モードへ切換える手段としては、特開昭54−
162387号に提案されている。
しかるに、この種の自動運転モード切換スイツ
チは、通常乗客検出装置に組込むか、又はエスカ
レータ本体の乗降口部分に設けられる。従つて、
自動運転モードから車椅子専用運転モードにする
には、一旦自動運転モードを通常の連続運転(手
動モード)に人為操作で切換スイツチにより切換
えてから車椅子運転モードに切換えることにな
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕 上記のような従来のエスカレータの自動運転モ
ードでは、例えば上昇方向専用の自動運転エスカ
レータにおいて上部乗り口へ乗客が来る(逆方向
進入)ときは乗り込めないため、上部乗客検出装
置か下部より先に作動したとき上部乗降口附近に
設けた警報装置(例えばベルやブザー)又は表示
装置(乗込禁止との点灯又は点滅)により一般乗
客に注意を喚起するようになつている。また、車
椅子等を搬送するとき上部乗降口に来た場合、乗
客検出装置に設けた切換スイツチを手動モードに
するか、又は、エスカレータ本体乗降口に切換ス
イツチがある場合には、係員は乗客検出装置を作
動させて(不要な警報や表示装置が出る)エスカ
レータ本体乗降口まで乗り込んで切換スイツチを
手動モードにする必要があり、身障者等に不快感
を与えることになる。
上記の説明は典型的な例であるが、上部又は下
部乗降口のいずれにしろ、一旦、自動運転モード
を切離して手動運転モードにし、そして乗客検出
装置を無効にした、停止状態にあるエスカレータ
の場合は、運転状態に運転スイツチを操作してか
ら防護柵等(チエーンや開閉扉)により、一般乗
降客を阻止して、車椅子運転モードの切換スイツ
チを操作する必要がある。また、この操作に連動
して車椅子等が乗れるようにした一組の特定ステ
ツプが、車椅子運転モード切換スイツチが操作さ
れた乗降口側の指定位置に停止されるシーケンス
がスタートすることになる。さらに、上昇方向専
用の自動運転エスカレータで上部側に車椅子等の
利用者が来た場合には、下部側乗降口にも一般乗
降客を阻止するための防護柵等をセツトしに行く
必要があり、係員の負担が多くなり、防護柵等の
操作が煩雑となり、往々に手抜きとなつて安全性
が損われるおそれがあつた。
この発明は上記のような従来の問題を解決する
ためになされたもので、防護柵等を確実に実施で
き、かつ係員の負担を軽減して簡便に車椅子運転
ができるようになるエスカレータの制御装置を提
供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この発明に係るエスカレータの制御装置は、エ
スカレータの乗降口附近に設けた一般乗降客阻止
用防護柵等の操作に連動して作動するスイツチを
設け、このスイツチの作動により自動運転モード
を解除し、車椅子運転モードに切換えるようにし
たものである。
〔作用〕
この発明においては、スイツチが作動すれば自
動運転停止状態にあるエスカレータは自動的に運
転され、そして車椅子等の利用客が乗れる特殊ス
テツプが、操作された乗降口側へ着床するシーケ
ンス(呼び登録)に入り、さらに運転状態にある
エスカレータでは直ちに特殊ステツプの着床シー
ケンスに入ることになり、車椅子運転モードへの
切換えの操作性が向上する。
〔実施例〕
以下、第1図〜第19図によつて本発明の一実
施例を説明する。第1図中、1は傾斜して配置さ
れたエスカレータ装置の主枠、2は主枠1に設け
られた無端状をなす循環路で、主枠1の上面側に
往路2aが、端部には反転部2b,2′bが、底
面側には帰路2cがそれぞれ形成されている。第
2図において3は循環路2に沿つて間欠的に配置
された多数の第1種踏段で、3aはこれの軸、3
bは軸3aの両端にそれぞれ枢持された前輪、3
cは第1種踏段8の反対側に枢持された後輪、3
1は第1種踏段3の相互間に配置されて第1種踏
段3と同様に構成されて循環路2中に設けられ、
軸31a、前輪31b、後輪31cを備えた第2
種踏段、4は、第2図ないし第5図に示すように
第2種踏段31に設けられた前後進機構で、41
は長手が第2種踏段31の幅方向に配置されて第
2種踏段31に枢持された前後進機構4の軸、4
2は軸41に固定された鎖歯車からなる入力体で
(第5図)、42aはこれの側面に互いに離れて設
けられた複数個のピン穴、43は入力体42と一
体的に構成されたかさ歯車、44は鉛直に配置さ
れて第2種踏段31に枢持された軸(第4図、第
5図)で、44aはこれの下端に固定されてかさ
歯車43とかみ合うかさ歯車、45は軸44の上
端に固定された平歯車(第5図)、5は円弧状を
なすフオーク(第3図)で、円弧の円形中心が第
2種踏段31の主枠1下端寄りに枢着され円弧外
側には平歯車45とかみ合うラツク5aが形成さ
れている(第3図)。45aは第2種踏段31に
立設された軸に枢持されて一側で平歯車45に、
他側により第2種踏段31にフオーク5と対向し
て設けられた他のフオーク5のラツク5aにかみ
合う平歯車、6は阻止機構(第4図、第5図)
で、6aはL字状をなしL字の曲部が第2種踏段
31に枢着され、入力体42の側面に沿うL字の
一辺の先端部にはピン穴42aに対応したピン6
bが設けられた阻止機構6のレバー、6cはレバ
ー6aの枢着部に設けられてピン6bがピン42
aに嵌入する方向にレバー6aを付勢するひねり
ばね(第8図)、6dは第2種踏段31に鉛直に
設けられ、かつ鉛直方向に摺動可能に保持されて
上端がレバー6a下方からこれを回動させるよう
対向したロツド、32は第2種踏段31上端側に
隣接配置された第3種踏段で、第1種踏段3と同
様に構成されて循環路2に設けられ軸32a、前
輪32b、後輪32cを備えている(第2図)。
32dは第3種踏段32のライザー、32eは第
3種踏段32に固定されライザー32dに沿い、
かつ空隙32fを隔てて配置された立壁、32g
は立壁32eに設けられた穴、32hは第3種踏
段32の可動踏段、32iは可動踏段32hの一
側から下方に形成され、空隙32fに嵌合状態に
配置された可動踏段32hのライザーで、可動踏
段32hの上昇運動中を通じてライザー32d内
側との間に隙間を生じない曲面に形成されてい
る。32jはライザー32iに設けられて穴32
gに対応して配置された係合孔、32kは可動踏
段32h裏面に固定されてフオーク5の先端が挿
通される係合孔32lが形成された係合片、7は
第3種踏段32に設けられたロツク機構で、71
は軸41と同様なロツク機構7の軸、72は軸7
1に固定された入力体42と同様な入力体、72
aは入力体72の側面に設けられたピン穴42a
と同様なピン穴、73は第2種踏段31に設けら
れた阻止機構6と同様な阻止機構で、レバー73
a、ピン73b、ひねりばね73c、ロツド73
dによつて構成されている(第2図〜第4図)。
74は第6図のように軸71に固定されてこの軸
71の軸端部にそれぞれ配置された平歯車、75
は第3種踏段32に固定されて横断面リツプ付溝
形鋼状をなし溝形の開口部が下向きに配置され
て、平歯車74の上方に設けられ、長手が水平に
配置された案内体、76は第2図、第6図のよう
に案内体75及び係合孔32jに遊嵌され下面に
は案内体75の溝の開口部から突出し平歯車74
とかみ合うラツク76aが設けられた係合棒、8
は第1図のように主枠1に設けられて往路2a下
端部に配置された駆動機構で、81は、第2図、
第4図、第6図のようにこれの枠、81aは枠8
1から立設された案内棒、82は枠81に固定さ
れねじ82aからなる出力軸を持つ昇降電動機、
83は駆動機構8の可動枠で、83aはこれの下
面に固定されねじ82aに対応した雌ねじを持つ
筒状の係合子、83bは可動枠83の下面に固定
され案内棒81aが遊嵌された筒体からなる案内
体、84は可動枠83の主枠1長手に沿う端部に
設けられて軸線が主枠1幅方向に配置された軸
で、84aはこの軸84に固定された鎖歯車、8
4bは鎖歯車84aに対向し可動枠83の鎖歯車
84aと対向した端部に枢着された鎖歯車、84
cは3列ローラーチエーンからなり無端状に構成
されて鎖歯車84a,84bに巻き掛けられた駆
動帯、84dは駆動帯84cの上端下面に設けら
れた支持具で、84eは、第7図に示すように支
持具84dを可動枠83に弾性支持した弾性物質
製の支持片、85は、第4図、第5図のように可
動枠83に設けられて軸84を駆動する駆動機構
8の電動機、9は第1、第2、第3種踏段3,3
1,32の軸3a,31a,32aに係合されて
循環路2に沿つて配置された踏段鎖(第1図、第
3図、第5図)、10は主枠1に固定されて循環
路2に沿つて配置されて前輪3b,31b,32
bを案内する前輪レール(第5図)、11は、第
2図、第6図のように主枠1に固定されて循環路
2に沿つて配置され後輪3c,31c,32cを
案内する後輪レール(第5図)、12は、第2図、
第9図のように枠81に設けられ可動枠83の後
退を検出するスイツチからなる第1検出器、13
は枠81に設けられて可動枠83の上昇を検出す
るスイツチからなる第2検出器、14は電動機8
5の軸に設けられて電動機85の回転数により動
作しフオーク5、係合棒75の出入量を検出する
積算スイツチからなる第3検出器である。この第
3検出器14はフオーク5および係合棒75が後
退した、いわゆる通常運転可能位置にあるときは
閉じる接点14aと、フオーク5および係合棒7
5が進出して上記第2種および第3種踏段が係合
状態になつたとき(第10図)閉じる接点14b
を備えており、第13図に示す制御回路の一部を
構成する。
次に、この発明におけるエスカレータ装置の制
御回路を第12図ないし第17図に基づいて詳述
する。第12図〜第15図において、S1は第2
種、第3種踏段31,32を乗場へ呼び寄せるス
イツチ、C1は呼びスイツチS1が投入されると
付勢され一連の運転が終了するまで、その状態を
保持する呼びリレー、C1a〜C1fはこのリレ
ーC1の常開接点、C1g〜C1hはこのリレー
C1の常閉接点、S2は車椅子利用者等が第2
種、第3種踏段31,32に乗つてエスカレータ
装置を起動させる起動スイツチ、S4はエスカレ
ータ装置の停止スイツチ、S5,S′5は第2種踏
段31を乗降位置に停止させるスイツチ、S6
は、上記駆動機構8を作動させ、第2種踏段31
と、第3種踏段32とが係合可能な位置にあるこ
とを検出する位置検出スイツチである。C3は消
勢時に時限動作するタイマー、C3a,C3bは
このタイマーC3の常閉接点、C4は呼登録によ
つて第2種踏段31を乗降位置に停止準備させる
停止準備リレー、C4bはこのリレーC4の常開
接点、C4cはこのリレーC4の常閉接点、C5
は第2種踏段31が乗場位置に近づいたことを検
出してこれを停止させる上記スイツチS5または
降場位置に近づいたことを検出してこれを停止さ
せるスイツチS′5によつて制御される踏段停止指
令リレー、C5a,C5bはこのリレーC5の常
開接点、C6は車椅子運転リレー、C6a,C6
bはこのリレーC6の常開接点、C6c〜C6f
はこのリレーC6の常閉接点、C7は第2種踏段
31が乗場位置に停止した後、第3種踏段との係
合指令を出力する係合指令リレー、C7a〜C7
eはこのリレーC7の常開接点、C8は車椅子利
用者等を乗せた第2種踏段31が降場位置に停止
したとき第3種踏段32との係合を解除する解除
指令リレー、C8a〜C8eはこのリレーC8の
常開接点、C9は上記駆動機構8の上昇完了位置
を検出する検出リレー、C9a〜C9eはこのリ
レーC9の常開接点、C9fはこのリレーC9の
常閉接点、C10は上記駆動機構8の後退完了位
置を検出する検出リレー、C10a,C10bは
このリレーC10の常開接点、C10cはこのリ
レーC10の常閉接点、C11はフオーク5等が
その進出を完了した位置を検出する進出検出リレ
ー、C11a〜C11cはこのリレーC11の常
開接点、C11dはこのリレーC11の常閉接
点、C12はフオーク5等が完全に後退した位置
を検出する後退検出リレー、C12a〜C12c
はこのリレーC12の常開接点、C12dはこの
リレーC12の常閉接点である。C13,C14
は上記昇降電動機82の制御リレーで、C13は
上記駆動機構8を上昇させるように制御する上昇
制御リレー、C13a,C13bはこのリレー1
3の常開接点、C13c,C13dはこのリレー
C13の常閉接点、C14は上記駆動機構8を下
降させるよう制御する下降制御リレー、C14
a,C14bはこのリレーC14の常開接点、C
14cはこのリレーC14の常閉接点、C15,
C16はフオーク5等を駆動させる電動機85の
制御リレーで、C15は上記フオーク5を進出さ
せるよう制御する進出リレー、C15a,C15
bはこのリレーC15の常開接点、C15c〜C
15eはこのリレーC15の常閉接点、C16は
上記フオーク5を後退させるよう制御する後退リ
レー、C16a,C16bはこのリレーC16の
常開接点、C16c〜C16eはこのリレーC1
6の常閉接点、C17は第2種および第3種踏段
31,32の係合したことを記憶するキープリレ
ー、C17aはこのリレーC17のセツトコイ
ル、C17a〜C17c,C17eはこのリレー
C17の常開接点、C17d,C17eはこのリ
レーC17の常閉接点、なお、(+)、(−)は制
御装置用の直流電源であり、またS′のように′マ
ークを付したものは上方乗場位置における上記各
乗場位置におけると同様の各装置を示すものであ
る。
第16図及び第17図は自動運転装置付のエスカ
レータを自動運転モードから車椅子運転モードへ
の切換え及び自動運転モードへの復帰を防護柵等
のスイツチに連動して行い得るようにした制御回
路を示すもので、S4はエスカレータ停止スイツ
チ、S11は自動復帰形の自動運転オンスイツ
チ、S12は自動復帰形の自動運転オフスイツ
チ、S14は自動復帰形の上り運転スイツチ、S
15は自動復帰形の下り運転スイツチ、103は
自動運転指令リレーで、常開接点103a〜10
3dと、常閉接点103e〜103hとを備えて
いる。106は上り運転指令リレーで、常開接点
106aと常閉接点106b,106cを備えて
いる。107は下り運転指令リレーで、常開接点
107aと常閉接点107b〜107cを備えて
いる。108は上り運転接触器で、常開接点10
8a〜108cと常閉接点108d,108eを
備えている。109は下り運転接触器であつて、
常開接点109a〜109cと常閉接点109d
を有している。110は下部乗降口に設けた光電
装置等から構成される下部乗客検出装置、111
は上部乗降口に設けられた光電装置等から構成さ
れる上部乗客検出装置、112は上り乗客検出リ
レーで、常開接点112a〜112cを備えてい
る。113は下り乗客検出リレーで、常開接点1
13a〜113cを有している。また、114は
付勢されると直ちに動作し消勢されると所定時限
後に復帰する時限リレーで、常開接点114a,
114bを備えている。115は自動運転上昇中
は検出しない逆乗込検出リレーであり、常開接点
115a,115bを備えている。116は逆乗
込検出警報タイマで、その時限は警報を出すのに
十分な時間に設定され、常閉接点116a,11
6bを備えている。117はブザー室からなる上
部警報装置、118は乗込禁止等の文字表示を行
う上部警報表示装置、119はブザー等からなる
下部警報装置、120は乗込禁止などの文字表示
を行う下部警報表示装置である。
第17図において、89は一般乗客乗込み阻止
用の下部防護柵88(第18図、第19図参照)
等により動作される運転モード切換用の上部スイ
ツチ、C18は該スイツチ89の閉成で付勢され
る上部用運転モード切換リレーで、常開接点C1
8a〜C18c及びC18eを備えている。8
9′は一般乗客乗込み阻止用の上部防護柵88′
(第18図、第19図参照)等により動作される
運転モード切換用の下部スイツチ、C18′は該
スイツチ89′の閉成により付勢される下部用運
転モード切換リレーで、常開接点C18′a〜C
18′dを備えている。C19は上記モード切換
リレーC18,C18′の付勢される運転引継ぎ
タイマで、常開接点C19aと常閉接点C19b
を備えている。C20は車椅子運転モード中にキ
ープリレーC17又はC17′が付勢されると付
勢され、自動運転指令リレー103が付勢される
と消勢するリレーであり、常開接点C20a,C
20bを備えている。
第18図及び第19図はエスカレータの上、下
部乗降口に設置された防護柵88,88′及び乗
客検出装置110,111の配置関係を示すもの
で、防護柵88,88′はそれぞれの乗降口を開
閉できるようになつており、モード切換スイツチ
89,89′は防護柵88,88′が開状態にある
とき作動し、閉じ始めると復帰するものである。
また、87,87′は一般乗客横側から侵入でき
ないようにした柵である。
以上の制御回路を有するエスカレータ装置は、
通常運転時にはフオーク5は後退位置にあり、ま
た上記駆動機構8は可動枠83が後退位置に保持
され、さらに係合棒76が係合孔32j、穴32
gに係合されて可動踏板32hが第3種踏段32
に保持され、また阻止機構6,73のピン6b,
73bが入力体42,72のピン穴42a,72
aに嵌合し前後進機構4、ロツク機構7の動作が
阻止されている。
この状態において、手動による通常の上昇運転
に際しては、第16図の上り運転スイツチS14
をオンし、これにより上り運転指令リレー106
を付勢し、(+)−スイツチS4−接点106a−
接点109d−接触器108−(−)の閉回路で
上り運転接触器108を付勢してエスカレータを
一般乗客用として上昇運転させる。
また、手動による通常の下降運転に対しては、
第16図の下り運転スイツチS15をオンし、こ
れにより下り運転指令スイツチ107を付勢し、
(+)−スイツチS4−接点107a−接点108
e−接触器109−(−)の閉回路で接触器10
9を付勢してエスカレータを下降運転させる。
さらにまた、自動運転モードで、例えばエスカ
レータが上昇専用運転モードにあるときは、自動
運転オンスイツチS11をオンし、自動運転指令
リレー103を付勢して、その接点103aの閉
成により自己保持しておく。
ここで、下部乗客検出装置110が乗客の存在
検出すると、上記検出リレー112が付勢され、
その接点112bの閉成により、(+)−接点10
3b−接点112b−リレー114−(−)の閉
回路で、時限リレー114が付勢されるととも
に、(+)−スイツチS4−接点112a−接点1
14a−接点C5b−接点109b−接触器10
8−(−)の閉回路で上り運転接触器108が付
勢され、これによりエスカレータを上り方向に起
動し運転する。そして下部乗客が起動されたエス
カレータに乗込み、下部乗客検出装置110にお
ける乗客検出用の光ビームが復帰すると、上り乗
客検出リレー112は消勢され、かつ時限リレー
114も消勢される。これにより、該リレー11
4は時限を計数し、所定時限後、即ち乗込んだ乗
客が上部へ搬送されるに十分な時限が経過する
と、リレー114は復帰し、かつ上り運転接触器
108は消勢する。このためエスカレータは停止
し、次の乗客が検出するまで停止状態に保持す
る。
また、自動運転モードでの停止中に、上部乗客
検出装置111が乗客を検出すると、下り乗客検
出リレー113が付勢され、これにより、(+)−
接点103b−接点113a−接点108d−リ
レー−115−(−)の閉回路で逆乗込検出リレ
ー115を付勢するとともに、警報装置117及
び警報表示装置118を動作させ、逆乗込みであ
ることを報知する。これと同時に逆乗込検出警報
タイマ116がスタートし、所定時間経過する
と、該タイマ116が動作して復帰し、かつ検出
リレー115が消勢して警報を停止させる。
このとき、主枠1に設けられた図示しない駆動
装置によつて踏み段鎖9を介して第1種ないし第
3種踏段3,31,32は循環運転される。この
ときに前輪レール10によつて前輪3b,31
b,32bが後輪レール11によつて後輪レール
3c,31c,32cが案内されて第1種ないし
第3種踏段3,31,32は往路2aの端部では
水平移動し、往路2aの中間部では水平姿勢を保
つて傾斜移動し、この状態で一般乗客が搬送され
る。
次に、車椅子の利用者を、例えば主枠1の下端
から上端へ搬送する場合について述べる。
すなわち、エスカレータ装置の通常運転中に、
呼びスイツチS1を投入すると、第12図に示す
回路図において、(+)−S1−C1−(−)の回
路が閉成して、呼びリレーC1が付勢されて、常
開接点C1a〜C1fが閉じ、常閉接点C1g,
C1hが開くことになる。しかして(+)−C6
c−C1a−C1−(−)の回路が閉成し、この
呼びリレーC1を自己保持する。このとき常開接
点C1bが閉じることによつて(+)−C6d−
C1b−C4−(−)の回路が閉成して、停止準
備リレーC4が付勢されて、常閉接点C4cを開
き、停止用スイツチS5が有効に機能することに
なる。そして第2種踏段31が往路下部の所定位
置に達すると、上記スイツチS5が動作して上記
踏段停止指令リレーC5が消勢されて、常開接点
C5bは開き、上り運転接触器108を消勢して
常開接点108a〜108cを開放して上記第2
種、第3種踏段31,32を往路2a下端の水平
移行個所に停止させ、第2図、第3図に示す状態
になる。これら第2種、第3種踏段31,32が
停止位置に位置すると位置検出スイツチS6が作
動し、このとき上記接触器108の消勢によつて
開いている常開接点108cによつてタイマC3
が消勢されて所定時間後に接点C3a,C3bは
閉じて(+)−C3b−S6−C4b−C7−
(−)が閉成して(第13図)、係合指令リレーC
7が付勢されて常開接点C7a〜C7gが閉成
し、(+)−C7b−C9f−C14e−C13−
(−)の回路が閉成して、上昇制御リレーC13
が付勢される。しかして、その常開接点C13
a,C13b,C13eは閉じ、その常閉接点C
13c,C13dは開き、(+)−C13a−82
−C13b−(−)の回路が閉成する(第15
図)。これによつて昇降電動機82が作動すると
ねじ82a、係合子83aによつて可動枠83が
上昇して第2検出器13の動作により、(+)−C
7a−13−C9−(−)の回路が閉成して検出
リレーC9が付勢されて、常開接点C9a〜C9
eがとじるとともに常閉接点C9fが開き、この
検出リレーC9は(+)−C7a−C9a−C9
−(−)の回路で乗場位置における一連の動作が
終了するまでこの状態が保持される。また上記可
動枠83が上昇すると、これの後退位置を検出す
るリレーC10が消勢されて、上記常閉接点C9
fの開放によつて上昇制御リレーC13が消勢さ
れて常開接点C13a,C13bが開き、上記昇
降電動機82が消勢されて停止し、駆動帯84c
が入力体42,72に係合する。また可動枠83
の上昇によりロツド6d,73dが押圧されて上
昇するので、レバー6a,73aが回動しピン6
b,73bが入力体42,72のピン穴42a,
72aから外れる。ついで、上記各リレーC7,
C9が付勢されていることから(+)−C7c−
C9c−C11d−C16e−C15−(−)の
回路が閉成して進出リレーC15が付勢されて、
その常開接点C15a,C15b,C15fが閉
じるとともに常閉接点C15c〜C15eが開く
ことになる。しかして、(+)−15a−85−C
15b−(−)の回路が閉成して電動機85が付
勢されて鎖歯車84a,84bを介して駆動帯8
4cが運転され入力体42が回転しかさ歯車4
3,44a、平歯車45,45a、ラツク5aの
かみ合いによつてフオーク5が突出して第3種踏
段32の係合片32kに係合し、第3検出器14
の動作によつて、常開接点14bが閉じることに
よつて(+)−C7a−C11−(−)の回路が平
静して、進出検出リレーC11が付勢されて、こ
れの常開接点C11a〜C11cが閉じ、常閉接
点C11dが開き、上記進出リレーC15は消勢
されて、その常開接点C15a,C15b,C1
5fが開き、常閉接点C15c〜C15eが閉じ
る。しかして上記電動機85は消勢されて停止す
る。また、この電動機85が運転されていると、
第3の検出器14が機能して接点14bを開くと
ともに、常閉接点C15cは開いているため上記
後退検出リレーC12は消勢される。
さて、上記駆動帯84cの運転により入力体7
2が回転し、平歯車74、ラツク76aを介して
係合棒76が穴32g、係合孔32jから引退し
ライザー32iと立壁32eの係合が解除され第
9、第10図に示す状態となる。なお弾性支持さ
れた支持具84dによつて駆動帯84cの上側が
支持されているので入力体42,72の駆動帯8
4cが円滑に係合される。そして、上述したよう
に、常開接点C11cおよび常閉接点C15dが
閉じているため、(+)−C7f−C15d−C9
c−C10c−C13d−C14−(−)の回路
が閉成して上記下降制御リレーC14が付勢され
て、その常開接点C14a,C14b,C14d
が閉じるとともに常閉接点C14eが開くことに
なる。しかして(+)−C14a−82−C14
b−(−)の回路が閉成して第9図、第10図の
状態から昇降電動機82が逆転付勢されて可動枠
83が下降し、第1検出器12が押圧されると、
(+)−C7a−12−C10−(−)の回路が閉
成して、検出リレー10が付勢されて、その常開
接点C10a,C10bが閉じるとともに、常閉
接点C10cが開き、上記下降制御リレーC14
は消勢される。これによつて常開接点C14a,
C14b,C14dが開き、常閉接点C14cが
閉じる。これによつて上記昇降電動機82が消勢
され、また可動枠83の下降によつて阻止機構
6,73により前後進機構4、ロツク機構7の動
作が阻止される。このように係合が完了すると、
(+)−C9e−C10b−C11b−C7d−C
17s−(−)の回路が閉成して、係合完了記憶
するキープリレーC17が付勢され常開接点C1
7a〜C17cを閉じ、常閉接点C17dが開く
ことになる。このとき車椅子利用者等が係合した
第2種、第3種踏段31,32に乗り込み、起動
スイツチS2を投入すると、(+)−S2−C1c
−C17c−C6−(−)の回路が閉成して車椅
子運転リレーC6が付勢される。しかしてこのリ
レーC6の常開接点C6a,C6bが閉じるとと
もに常閉接点C6c〜C6eが開き、このときの
常開接点C6bの閉路によつてこの車椅子運転リ
レーC6の付勢状態が自己保持されることにな
る。すると常閉接点C6dの開路によつて上記停
止準備リレーC4は消勢され、その常閉接点C4
cが閉じ、これによつて踏段停止指令リレーC5
が付勢されて、その常開接点C5aが閉路する。
そして上述したように常開接点C6aが閉じるこ
とによつて(+)−S4−C5a−C6a−(−)
の回路が閉成して接触器108が付勢され、その
常開接点108a〜108cを閉じ、踏段の運転
を再開する。このとき上述したように常開接点C
4bを開くことによつて係合指令リレーC7は消
勢されて、その常開接点C7a〜C7gを開くこ
とになり、第2種、第3種踏段31,32は係合
状態を維持する。と同時に常開接点108cの閉
路によつて、タイマC3が付勢されてこの常閉接
点C3a,C3bが開くけれども、上記呼びリレ
ーC1は、上記接触器108の付勢によつてその
常開接点108aが閉じているため、自己保持さ
れ踏段は運転される。したがつて第2、第3種踏
段31,32によつて形成されたスペースに車椅
子が積載されてエスカレータ装置が運転される
と、第2種踏段31が傾斜移動に移行するに従つ
てフオーク5に支持された可動踏板32hが第3
種踏段32に対して上昇し第11図に示す状態と
なる。これによつて車椅子の積載スペースが水平
に維持され、第2、第3種踏段31,32が往路
2aの上端部に達すると、ここに配設された上記
停止スイツチS′5が作動して、踏段停止指令リレ
ーC5が消勢されて(第12図)、その常開接点
C5aが開き、接触器108は消勢され、その常
開接点108a〜108cが開路してエスカレー
タ装置の運転は停止される。このとき車椅子等を
搬出することになるが、このとき位置検出スイツ
チS′6が係合状態にある第2種、第3種踏段3
1,32を検出して作動する。一方、上記常開接
点108bの開放によつて、呼びリレーC1が消
勢され、その常開接点C1a〜C1cが開くとと
もに常閉接点C1d,C1eは閉じることにな
る。そして常開接点108cも開放されているこ
とから上記タイマC3は消勢されるので、所定時
限後その接点C3a,C3bは閉成する。これに
よつて(+)−C3b−S′6−C1e−C17a
−C′8−(−)の回路が閉成して降場位置で解除
指令リレーC′8が付勢されて、その常開接点C′8
a〜C′8gが閉じる。この接点C′8aの閉路によ
つて(+)−C′8a−C′9f−C′14c−C′13
−(−)の回路の閉成によつて昇降電動機82′の
上昇制御リレーC′13が付勢されて、その常開接
点C′13a,C′13b,C′13eが閉じるととも
に、常閉接点C′13c,C′13dが開くことにな
る。しかして(+)−C′13a−82′−C′13b−
(−)の回路が閉成して乗場位置と同様に、この
往路2a上端に配設された駆動機構8′を上昇さ
せ駆動帯84′cを入力体42,72に係合させ
る。この駆動機構8′が上昇しきると、第2検出
器13′がこれを検出して作動し、これによつて
(+)−C′8a−13′−C′9−(−)の回路が閉成
して検出リレーC′9が付勢されて、その常開接点
C′9a〜C′9eが閉じるとともに常閉接点C′9f
が開くことになる。この接点C′9fの開放によつ
て、このリレーC′13が消勢されて、の常開接点
C′13a,C′13b,C′13eが開くとともに、
常閉接点C′13c,C′13dが閉じることにより
上記電動機82′が消勢されて上記駆動機構8′は
その上昇を完了する。上記常開接点C′9dの閉路
によつて、(+)−C′8c−C′9d−C21h−
C′12d−C′15e−C′16−(−)の回路が閉
成することによつて、係合した上記フオーク5等
を後退させる後退リレーC′16が付勢されて、そ
の常開接点C′16a,C′16b,C′16fが閉じ
るとともに常閉接点C′16c〜C′16eが開くこ
とになる。しかして(+)−C′16a−85′−
C′16b−(−)の回路が閉成して電動機85′が
付勢されて、上記フオーク5を後退させて第2種
踏段31の第3種踏段32との係合関係を解除す
るとともに、係合棒76が係合孔32j、穴32
gに嵌合して可動踏板32hが第3種踏段32内
に保持されることになる。この一連の動作が完了
すると、第3検出器14′の接点14aが閉路し
て(+)−C′8a−14′a−C′12−(−)の回
路が閉成して後退検出リレーC′12が付勢され、
その常開接点C′12a〜C′12cが閉じるととも
に常閉接点C′12dが開いて、上記後退リレー
C′16が消勢されて、その常開接点C′16a,
C′16bが開いて上記電動機85′を停止させる
(第14図)。さらに、上記各接点C′8f,C′12
cおよびC′16dが閉じることによつて、(+)−
C′8f−C′12c−C′16d−C′9c−C′10c
−C′13d−C′14−(−)の回路が閉成して、
上記駆動機構8′の下降を制御する下降制御リレ
ーC′14が付勢されて、その常開接点C′14a,
C′14b,C′14dが閉じるとともに、常閉接点
C′14cが開くことによつて、上記電動機82′
が逆方向に付勢されて上記駆動機構85′を下降
させる(第15図)。この下降動作を完了すると、
第1検出器12′がこれを検出して(+)−C′8a
−12′−C′10−(−)の回路が閉成して後退し
たことを検出する検出リレーC′10が付勢され
て、常開接点C′10a,C′10bが閉じるととも
に常閉接点C′10cが開き、これによつて下降制
御リレーC′14が消勢されて常開接点C′14a,
C′14b,C′14dが開くとともに常閉接点C′1
4cが閉じて上記昇降電動機82′が消勢されて
駆動装置は停止される(第15図)。一方、後退
検出リレーC′12が付勢され、その常開接点C′1
2bが閉じているため、(+)−C′9e−C′10b
−C′12b−C′8d−C17b−C17R−(−)
の回路が閉成して、係合記憶リレーC17のリセ
ツトコイルC17Rが付勢されて、その記憶を解
消することになる。しかして、このリレーC17
の常開接点C17a〜C17cが開くとともに常
閉接点C17dが閉じることになる。この接点1
7aの開路によつて解除指令リレーC′8が消勢さ
れ全ての係合解除指令が解消されることになる。
さらに上記接点17dは閉じるので、以下通常運
転をさせる起動スイツチS14又はS15を投入
すれば接触器108は付勢されて第2種、第3種
踏段31,32が解除された通常の運転が行なわ
れることになる。
次に、自動運転モード待機中に車椅子等の利用
客がエスカレータの下部乗降口から乗込む場合に
ついて述べる。
この場合は、まず車椅子等の利用客がエスカレ
ータの下部乗降口ステツプ上に到着し、防護柵8
8を第18図の矢印A方向に回動操作して、一般
乗客が乗込めないように閉じる。すると、防護柵
88がモード切換スイツチ89から離間すること
により、該モード切換スイツチ89が復帰動作す
るため、(+)−スイツチ89−リレーC18−
(−)の閉回路で、下部の運転モード切換リレー
C18が付勢され、これに伴い(+)−接点10
3b−接点C18c−リレー112−(−)の閉
回路で上り乗客検出リレー112が付勢されると
ともに、(+)−接点103b−接点112b−時
限リレー114が動作され、さらに(+)−スイ
ツチS4−接点112a−接点114a−接点C
5b−接点109d−接触器108の閉回路で上
り運転接触器108が付勢され、エスカレータは
上昇運転される。
一方、リレーC18の付勢により、その接点C
18bが閉成するため、第17図に示す如く
(+)−接点C18b−タイマC19−(−)の閉
回路で運転引継ぎタイマC19が動作し時限を開
始する。これにより自動運転指令リレー103が
消勢し、その接点103b,103cの開放で乗
客検出装置110,111を電源から切離すとと
もに、エスカレータを連結運転状態にする。また
リレーC18及びタイマC19の動作によりそれ
ぞれの接点C18a,C19aが閉成しているた
め、呼びリレーC1が付勢され、下部呼び登録で
エスカレータを車椅子運転モードに切換えられ
る。
従つて、スイツチS12,S1を操作する必要
がなく、単に防護柵88を閉操作するのみでエス
カレータを自動運転モードから車椅子運転モード
へ自動的に切換えることができ、従来のように操
作の煩しさ及び防護柵を閉め忘れたりすることが
なくなり、防護柵の閉めが確実になる。
また、自動運転モード待期中に車椅子等の利用
客が上部乗降口に来たときは、その乗降口ステツ
プ上に到着した車椅子等の利用者が防護柵88′
を閉じ方向に操作すると、モード切換スイツチ8
9′が復帰し、(+)−スイツチ89′−リレーC1
8′−(−)の閉回路で上部の運転モード切換リレ
ーC18′が付勢され、これに伴い(+)−接点1
03C−接点C′18c−リレー113−(−)の
閉回路で下り乗客検出リレー113が付勢される
とともに、(+)−接点113b−リレー114−
(−)の閉回路で時限リレー114が動作され、
さらに(+)−スイツチS4−接点113c−接
点114b−接点C5a−接点108e−接触器
109の閉回路で下り運転接触器109が付勢さ
れ、エスカレータは下降運転される。
一方、リレーC18′の付勢により、その接点
C18′bが閉成するため、運転引継ぎタイマC
19が動作し時限を開始する。これにより自動運
転指令リレー103が消勢し、その接点103
b,103cの開放で乗客検出装置110,11
1を電源から切離す。また、これと同時にリレー
C18′、タイマC19の動作によりそれぞれの
接点C18′a,C19′aが閉成しているため、
呼びリレーC′1が付勢され、上部呼び登録でエス
カレータを車椅子運転モードに切換える。そし
て、呼びリレーC′1が付勢されることにより、接
点C1dを閉成して下部乗客検出装置110を機
能復活させる。
従つて、下り方向の車椅子運転モード中に下部
乗客検出装置110が一般乗客の乗込みを検出す
ると、上り乗客検出リレー112が付勢され、こ
れに伴い(+)−接点C′1d−接点C1′f−接点
112c−接点108d−リレー115−(−)
の閉回路で逆乗込検出リレー115が付勢され、
その接点115bの閉成で警報装置119及び警
報表示装置120を駆動し、下部乗降口から乗込
もうとする一般乗客に乗込禁止の警報を与える。
また、時限リレー114が所定時限が経過する
と、復帰して逆乗込検出警報タイマ116が動作
を開始し、所定時間後にオフ動作して警報を停止
させる。
なお、車椅子運転で利用者が下部乗降口へ到着
すれば、呼びリレーC′1は消勢し、下部乗客検出
装置110は電源から切離される。
また、車椅子等の専用運転が終了し、防護柵8
8(又は88′)が開状態にセツトされると、モ
ード切換スイツチ89(又は89′)が作動し、
これによりモード切換リレーC18(又はC1
8′)が消勢され、自動運転指令リレー103が
付勢されるとともに、リレーC20が消勢され
る。これによりエスカレータは再び自動運転モー
ドに切換わり、かつ待機状態におかれる。
なお、防護柵は一般の人が簡単に操作できない
ようロツク機構を備えていることは勿論である。
また、防護柵に連動するモード切換スイツチは
開閉扉で動作される場合を示したが、チエーンで
あつても、あるいはチエーンを引張り出すときに
スイツチが復帰できれば良い。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、自動運転モ
ードから車椅子運転モードに切換えるとき防護柵
等に連動するモード切換スイツチにより確実に防
護柵をセツトでき、又、無駄なく特定のステツプ
の呼び登録でき、車椅子運転モードへ早く、スム
ーズに切換えることができる。また、相手階に一
般乗客が車椅子運転モード中に接近しても警報で
防止でき相手階の防護柵を操作する必要がなく、
操作が簡便である。さらに防護柵等の復帰時に自
動運転モードに戻るので操作性が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるエスカレータ装置の一
実施例を概念的に示す縦断側面図、第2図は第1
図の部拡大図、第3図は第2図の平面図、第4
図は第2図の−線断面図、第5図は第2図の
−線断面図、第6図は第2図の−線断面
図、第7図は第2図の−線断面図、第8図は
第5、第6図の−線断面図、第9図は第2図
における駆動機構等の動作を説明した図、第10
図は第9図の平面図、第11図は第9図における
第2、第3種踏段が循環路往路の中間を移動する
状態を説明した図、第12図ないし第17図は本
実施例装置の制御回路図、第18図はこの発明に
おけるエスカレータの概略平面図、第19図はそ
の側面図である。 1……主枠、2……循環路、2a……往路、2
b……反転部、2c……帰路、3……第1種踏
段、31……第2種踏段、32……第3種踏段、
4……前後進機構、42……入力体、5……フオ
ーク、32h……可動踏板、8……駆動機構、8
2……昇降電動機、83……可動枠、88,8
8′……防護柵、89,89′……モード切換スイ
ツチ、103……自動運転指令リレー、106…
…上り運転指令リレー、107……下り運転指令
リレー、108……上り運転接触器、109……
下り運転接触器、110……下部乗客検出装置、
111……上部乗客検出装置、112……上り乗
客検出リレー、113……下り乗客検出リレー、
114……時限リレー、115……逆乗込検出リ
レー、117……警報装置、118……警報表示
装置、C18,C18′……モード切換リレー、
C19……運転引継ぎタイマ、C20……リレ
ー。なお、図中同一部分または相当部分は同一符
号により示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 身体障害者の車椅子等を搬送する好適な踏段
    を有し、この踏段を利用して車椅子等の専用運転
    を可能にするとともに、各乗降口に一般乗降客を
    阻止する防護柵等を設けたエスカレータであつ
    て、更に各乗降口に乗客検出装置を設け、この検
    出装置により乗客を検出したときにエスカレータ
    を自動的に始動し、乗客が途絶えてから、降り切
    るに十分な時限後に自動停止する自動運転制御装
    置を設けたエスカレータにおいて、エスカレータ
    の一方の乗降口から他方の乗降口まで車椅子等の
    専用運転モードで制御するとともに自動運転モー
    ドから車椅子等の専用運転モードへ切換える手段
    として、前記防護柵等を操作したとき、この防護
    柵等の操作に連動して作動するスイツチを設け、
    このスイツチの作動により自動運転モードから車
    椅子運転モードに切換えることを特徴とするエス
    カレータの制御装置。 2 前記モード切換スイツチの作動により、他方
    の乗降口の乗客検出装置を生かしたままとし、こ
    れにより他方の乗降口に一般乗降客の逆乗込防止
    用の警報又は表示装置を動作させるようにしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のエス
    カレータの制御装置。 3 車椅子等の専用運転モード終了後、前記モー
    ド切換スイツチの復帰により、自動運転モードへ
    切換わるようになつていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のエスカレータの制御装
    置。
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