JPH0597376A - 車椅子用踏段付きエスカレータ - Google Patents

車椅子用踏段付きエスカレータ

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JPH0597376A
JPH0597376A JP29247291A JP29247291A JPH0597376A JP H0597376 A JPH0597376 A JP H0597376A JP 29247291 A JP29247291 A JP 29247291A JP 29247291 A JP29247291 A JP 29247291A JP H0597376 A JPH0597376 A JP H0597376A
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Masaaki Tanaka
正明 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車椅子利用者が車椅子用踏段付きエスカレー
タを利用している時に、他の車椅子利用者が乗降口床に
進入するのを遮断して安全性の向上を図る。 【構成】 車椅子用踏段付きエスカレータの乗降口床1
Dに、当該乗降口床1Dを囲む柵12を立設する。そし
て、機械室に車椅子利用者の搬送時に乗降口床1Dから
突出して他の車椅子利用者の乗降口床1Dへの進入を遮
断するポールを出没可能に設置するとともに、このポー
ル13と柵12の支柱120A・120Cとの間の幅を
一般乗客が乗降口床1Dに進入できる長さとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子運転時に通常形
態から車椅子を搭載可能な車椅子形態に変態動作する車
椅子用踏段群を備えた車椅子用踏段付きエスカレータの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子用踏段付きエスカレータは
特開平1−313297号、2−13593号、及び2
−13594号公報等に示されているように、主枠の内
部長手方向に無端状に連結配置され循環移動する複数の
通常踏段と、傾斜ステップ・フォークステップ・車止め
ステップから形成され複数の通常踏段間に介在配置され
た車椅子用踏段群と、傾斜ステップ・フォークステップ
・車止めステップの内部にそれぞれ配設され車椅子運転
時にピニオンの回転に基づき動作して傾斜ステップ・フ
ォークステップ・車止めステップを通常形態から車椅子
を搭載可能な車椅子形態に或は車椅子形態から通常形態
に変態動作させる駆動力伝達機構と、主枠の内部の乗口
と降口とにそれぞれ配設され車椅子運転時に上昇したラ
ックを移動して来る傾斜ステップ・フォークステップ・
車止めステップのピニオンに噛合させ駆動力伝達機構を
動作させる複数の仕掛装置とを備え、車椅子運転時に車
椅子形態の車椅子用踏段群に乗口で待機している車椅子
利用者を搭載して搬送する機能を有している。
【0003】ところで、車椅子利用者は車椅子用踏段付
きエスカレータを単独で利用することもあるが、複数人
で利用する場合もある。この場合に、搬送中の車椅子利
用者を見詰める後続の車椅子利用者が、車椅子用踏段群
に専用係員に付添われている先行の車椅子利用者が搭乗
していることを理解せず、通常踏段に変態動作機能が備
わっているものと勘違いして通常踏段に搭乗し、主枠の
傾斜部で転倒して大怪我をする虞れがあった。特に、エ
スカレータが下降運転の場合には、転がる距離が長いの
で、非常に危険であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車椅子用踏段付
きエスカレータは以上のように構成され、車椅子利用者
の搬送時に乗口で待機している他の車椅子利用者が通常
踏段に容易に搭乗できるので、車椅子用踏段群と勘違い
して通常踏段に搭乗した他の車椅子利用者が転倒して大
怪我をする虞れがあった。この欠点を解消すべく従来は
乗降口に専用係員を常時複数人配置しているが、これで
は人件費の抑制を図り得なかった。また、特開平2−1
3592号公報は、車椅子用踏段群の直後の通常踏段に
一般乗客が搭乗するのを防止する自動開閉ゲートを乗降
口に設置した優れた車椅子用踏段付きエスカレータを開
示しているが、このエスカレータでは、後続の車椅子利
用者が通常踏段に搭乗するのを防止し得なかった。
【0005】本発明は上記に鑑みなされたもので、車椅
子利用者の搬送時に他の車椅子利用者が通常踏段に搭乗
するのを防止して安全性を向上させることのできる車椅
子用踏段付きエスカレータを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を達成するため、エスカレータの主枠に無端状に連
結配置され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の
通常踏段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から
車椅子を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通
常形態に変態動作する車椅子用踏段とを備え、しかも、
主枠の端部の乗降口付近に、車椅子利用者の搬送時に他
の車椅子利用者の乗降口への進入を防止する防止手段を
設けたことを特徴としている。
【0007】また、エスカレータの主枠に無端状に連結
配置され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通
常踏段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車
椅子を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常
形態に変態動作する車椅子用踏段とを備え、しかも、主
枠の端部の乗降口に、車椅子利用者の搬送時に開閉柵を
閉塞して他の車椅子利用者の乗降口への進入を防止する
進入防止柵を設置したことを特徴としている。
【0008】また、エスカレータの主枠に無端状に連結
配置され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通
常踏段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車
椅子を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常
形態に変態動作する車椅子用踏段とを備え、しかも、主
枠の端部の乗降口に、車椅子利用者の搬送時に突出して
他の車椅子利用者の乗降口への進入を防止するポールを
出没可能に設置したことを特徴としている。
【0009】また、エスカレータの主枠に無端状に連結
配置され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通
常踏段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車
椅子を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常
形態に変態動作する車椅子用踏段とを備え、しかも、主
枠の端部の乗降口に、乗降口を囲繞する柵を立設すると
ともに、車椅子利用者の搬送時に突出して他の車椅子利
用者の乗降口への進入を防止するポールを出没可能に設
置したことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、乗降口付近に、車椅子利用者
の搬送時に他の車椅子利用者の乗降口への進入を遮断す
る防止手段を設けているので、勘違いした他の車椅子利
用者が通常踏段に搭乗するのを防止して安全性を向上さ
せることができる。
【0011】また、乗降口床に、車椅子利用者の搬送時
に開閉柵を閉塞して他の車椅子利用者の乗降口への進入
を遮断する進入防止柵を立設しているので、勘違いした
他の車椅子利用者が通常踏段に搭乗するを阻止して安全
性を向上させることができる。
【0012】また、車椅子利用者の搬送時に乗降口床か
ら突出して他の車椅子利用者の乗降口への進入を遮断す
るポールを出没可能に設置しているので、勘違いした他
の車椅子利用者が通常踏段に搭乗するのを防止して安全
性を向上させることができる。
【0013】また、乗降口に、乗降口を囲繞する柵を立
設するとともに、車椅子利用者の搬送時に突出して他の
車椅子利用者の乗降口への進入を遮断するポールを出没
可能に設置しているので、勘違いした他の車椅子利用者
の通常踏段への搭乗を阻止して安全性を向上させること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図6に示す一実施例に基づき
本発明を詳述すると、図中、1は上階と下階との間に傾
斜して架設されたエスカレータの主枠で、この主枠1は
図1に示す如く、下階に設置された下部機械室1Aと、
上階に設置された上部機械室1Bと、下部機械室1Aと
上部機械室1Bとの間に傾斜して架設された傾斜部1C
と、下部機械室1A及び上部機械室1Bの開口上部に敷
設された乗降口床1Dとから構成されている。また、主
枠1の両側には、循環移動する無端状の移動手摺2を案
内する欄干3が立設されている。
【0015】4は主枠1の内部長手方向に配設された無
端状の循環路で、この循環路4は図1に示す如く、一対
の前輪用ガイドレールと、一対の後輪用ガイドレールと
から構成されている。
【0016】5は通常踏段で、この通常踏段5は図1に
示す如く、主枠1の内部長手方向に、無端状の踏段鎖6
を介して無端状に複数連結して配置され、傾斜部1Cの
駆動機7の駆動に伴う踏段鎖6の循環移動により循環路
4を循環移動し、搭載した乗客を上階又は下階に搬送す
る機能を有している。
【0017】8は複数の通常踏段5の間に介在配置され
た車椅子用踏段群で、この車椅子用踏段群8は図1に示
す如く、中間部が傾斜して車椅子利用者9の座乗した車
椅子10の車輪やフットレストの干渉を回避する傾斜ス
テップ80と、この傾斜ステップ80の後方に隣接配置
され後方に突出する進退動自在のフォークを内蔵したフ
ォークステップ81と、このフォークステップ81の後
方に隣接配置されて車椅子運転時にフォークと合体した
可動踏段が上昇してフォークステップの踏面と同一水平
面を形成し、可動踏段の踏面から車止めが突出して車椅
子10の落下を防止する車止めステップ82とから形成
され、エスカレータの通常運転時には、通常踏段5と同
様の通常形態で循環移動し、車椅子用運転時には、車椅
子利用者9の車椅子10を搭載可能な車椅子形態に変態
動作する機能を有している。
【0018】尚、上記傾斜ステップ80、フォークステ
ップ81、及び車止めステップ82の内部には、これら
ステップを変態動作させる駆動力伝達機構(図示せず)
が配設され、この駆動力伝達機構は、下部機械室1A及
び上部機械室1Bに設置された仕掛装置(図示せず)と
の係合に基づき動作するようになっている。
【0019】11は乗降口床1D付近の欄干3の内側面
に装着された車椅子運転ボタンで、この車椅子運転ボタ
ン11は、エスカレータの運転を通常運転から車椅子運
転に切換える車椅子運転切換スイッチ110と、乗降口
床1D付近に車椅子用踏段群8を一時停止させたエスカ
レータを緩起動させる車椅子運転起動スイッチ111と
を備えて構成されている。
【0020】12は下部機械室1A及び上部機械室1B
の乗降口床1Dに立設された柵で、この柵12は図2に
示す如く、乗降口床1Dの両側にそれぞれ複数立設され
た支柱120・120A・120B・120Cと、支柱
120の立面上部と支柱120Aの立面上部との間に着
脱自在に架設された鎖121と、支柱120Bと支柱1
20Cとの間に並べて横架された複数の貫122とから
構成され、乗降口床1Dの両側を囲んで車椅子利用者9
の側方から乗降口床1Dへの進入を遮断する作用を営
む。
【0021】13は下部機械室1Aと上部機械室1Bと
に出没可能に埋設されたポールで、この円柱形のポール
13は図4及び図5に示す如く、その側部周面に、下部
機械室1A又は上部機械室1Bの突部14に嵌合・案内
される溝15が略L字形に刻設され、図示しない係員の
人為操作に基づき乗降口床1Dの中央部を貫通して突出
上昇し、支柱120A及び支柱120Cとの間に車椅子
利用者9の乗降口床1D正面への進入を遮断する幅を形
成する機能を有している。この幅は図3に矢印で示す如
く、車椅子利用者9の進入のみを遮断する長さに形成さ
れ、一般乗客の乗降口床1Dへの自由な進入を許容する
長さとなっており、車椅子用踏段付きエスカレータの車
椅子運転時における輸送能力に貢献できるようになって
いる。
【0022】次に動作について説明するが、説明の便宜
上、上昇運転の場合について説明する。先ず、通常運転
の場合には、車椅子用踏段群8は通常踏段5と同様に通
常形態で循環移動し、一般乗客を下階の乗口である乗降
口床1Dから上階の降口である乗降口床1Dに搬送す
る。この際、ポール13は図1に示す如く、下部機械室
1A及び上部機械室1B内に退没して収容され、上面が
乗降口床1Dの一部を形成しており、一般乗客の乗降口
床1Dへの進入を円滑ならしめる。
【0023】次に車椅子運転の場合について述べる。下
階の乗降口床1Dに車椅子利用者9がやって来ると、係
員が車椅子運転ボタン11の車椅子運転切換スイッチ1
10を操作し、エスカレータが通常運転から車椅子運転
に切換わって減速動作する。次いで、下階の乗降口床1
Dに車椅子用踏段群8が低速で水平移動して来ると、仕
掛装置が動作し、この動作した仕掛装置に車椅子用踏段
群8の駆動力伝達機構が移動しつつ順次噛合して動作
し、傾斜ステップ80の中間部が傾斜するとともに、フ
ォークステップ81のフォークが突出して車止めステッ
プ82の可動踏段と合体し、車椅子形態の一部が形成さ
れる。そしてその後、この車椅子用踏段群8が乗降口床
1Dの前方に一時停止し、この一時停止した車椅子用踏
段群8に車椅子10に座乗した車椅子利用者9が搭乗す
る。
【0024】次いで、係員が退没状態のポール13を引
っ張り上げると、突部14に溝15が案内されつつポー
ル13が乗降口床1Dの中央部を貫通して突出上昇し、
このポール13と支柱120A・120Cとの間に、一
般乗客の乗降口床1Dへの進入のみを許容するスペース
が形成され、後続の車椅子利用者9の乗降口床1D正面
への進入が遮断される。また、後続の車椅子利用者9の
側方から乗降口床1Dへの進入は、柵12の鎖121及
び貫122により排除される。尚、突出したポール13
は、回転操作され、突部14に溝15の端部が係止され
ることにより、突出固定される。
【0025】次いで、係員が車椅子運転ボタン11の車
椅子運転起動スイッチ111を操作すると、エスカレー
タが緩起動し、仕掛装置に車止めステップ82の駆動力
伝達機構が噛合して車止めを突出させ、この車止めが車
椅子10の車輪の動作を規制する。また、低速で移動す
る車椅子用踏段群8が水平移動から上昇移動し始める
と、フォークステップ81の上昇に伴い車止めステップ
82の可動踏段が本体から上昇してフォークステップ8
1の踏面と同一水平面上に位置し、車椅子形態の残部が
形成され、その後エスカレータが増速動作する。また、
ポール13と支柱120A・120Cとの間から乗降口
床1Dに進入した一般乗客は、車椅子用踏段群8の上昇
後、通常踏段5に搭乗して上階へと搬送され、この搬送
によりエスカレータの車椅子運転時における輸送量の低
下が確実に防止される。
【0026】次いで、上昇する車椅子用踏段群8が傾斜
部1Cの上部に移動すると、エスカレータが減速動作す
るとともに、仕掛装置が上記と同様に動作する。そし
て、移動する車椅子用踏段群8が上昇移動から水平移動
し始めると、車止めステップ82の可動踏段が相対的に
下降動作して本体の踏面と同一水平面上に位置し、車椅
子形態の一部が解除される。
【0027】次いで、上階の乗降口床1Dに車椅子用踏
段群8が低速で水平移動して来ると、車椅子用踏段群8
の駆動力伝達機構が動作した仕掛装置に移動しつつ順次
噛合して動作し、傾斜ステップ80の傾斜した中間部が
通常の状態に揺動復帰して固定されるとともに、フォー
クステップ81の突出したフォークが内部に退没移動
し、車止めステップ82の突出した車止めが内部に退没
移動して車椅子用踏段群8が車椅子形態から通常形態に
変態動作する。
【0028】然して、1人目の車椅子利用者9と係員は
車椅子10を移動中の車椅子用踏段群8から降口の乗降
口床1Dに移動させる。この移動の際、車椅子用踏段群
8や後続の通常踏段5は一時停止しないが、踏面が水平
状態を維持しつつ移動するので、別段安全性の問題を生
じない。そしてその後、エスカレータが増速動作し、上
階に搬送されて来た一般乗客が通常踏段5から乗降口床
1Dに移動する。
【0029】次いで、係員が下階の乗降口床1Dに降り
て行き、突出固定状態のポール13を水平方向に回して
退没操作する。すると、突部14に溝15が案内されつ
つポール13が乗降口床1Dから下部機械室1A内に退
没下降し、後続の車椅子利用者9の乗降口床1Dへの進
入が許容される。然してその後、後続の車椅子利用者9
が存在する場合には上記動作が繰り返され、後続の車椅
子利用者9が存在しない場合には、エスカレータが車椅
子運転から通常運転へと切換わる。
【0030】上記構成によれば、車椅子利用者9の搬送
時に障害物となるポール13が乗降口床1Dから突出上
昇して、支柱120A・120Cとの間に他の車椅子利
用者9の乗降口床1Dへの進入のみを遮断する幅を形成
するので、勘違いした後続の車椅子利用者9が通常踏段
10に搭乗して転倒事故を起こすのを確実に防止するこ
とができる。また、後続の車椅子利用者9が乗降口床1
Dに進入するのを遮断する専用係員を乗降口床1Dに常
時配置する必要が全くなくなるので、人件費を大幅に節
約することが可能となる。さらに、突出状態のポール1
3が一般乗客のエスカレータの利用に何ら障害とならな
いので、車椅子運転時におけるエスカレータの輸送能力
の低下を確実に防止することができる。
【0031】尚、上記実施例では、乗降口床1Dに柵1
2を立設したものを示したが、後続の車椅子利用者9の
乗降口床1Dへの進入を遮断できるのであれば、省略し
てポール13のみとしても良い。また上記実施例では係
員の人為操作に基づきポール13を出没させるものを示
したが、これに限定されるものでないのは言うまでもな
い。
【0032】次に図7は本発明の他の実施例を示すもの
で、図中、16は乗降口床1Dに立設された侵入防止柵
で、この侵入防止柵16は乗降口床1Dの両側にそれぞ
れ複数立設された支柱160・160A・160B・1
60Cと、支柱160と支柱160Aとの間に並べて横
架された複数の貫161と、支柱160Bと支柱160
Cとの間に並べて横架された複数の貫161と、支柱1
60A・160Cに開閉自在に枢着され車椅子利用者9
の搬送時に係員の操作に基づき閉塞し他の車椅子利用者
9の乗降口床1Dへの進入を遮断する開閉柵162とを
備えている。また、開閉柵162・162の間の幅は図
7に矢印で示す如く、車椅子利用者9の進入のみを遮断
する長さに形成され、一般乗客の乗降口床1Dへの自由
な進入を許容する長さとなっており、車椅子用踏段付き
エスカレータの車椅子運転時における輸送量の低下を確
実に防止し得るようになっている。
【0033】本実施例においても上記実施例と同様の作
用効果が期待し得られ、下部機械室1A及び上部機械室
1Bの構造の複雑化を防止できるのは明白である。
【0034】尚、上記諸実施例では柵12、ポール1
3、及び侵入防止柵16を示したが、車椅子利用者9の
搬送時に他の車椅子利用者9の乗降口床1Dへの進入を
遮断できるものであれば、これに限定されるものではな
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、乗降口付
近に、車椅子利用者の搬送時に他の車椅子利用者の乗降
口への進入を遮断する防止手段を設けているので、勘違
いした他の車椅子利用者が通常踏段に搭乗するのを防止
して安全性を大幅に向上させることができるとともに、
人件費を著しく節約でき、車椅子運転時のエスカレータ
の輸送能力を確実に維持することができるという顕著な
効果がある。
【0036】また、乗降口床に、車椅子利用者の搬送時
に開閉柵を閉塞して他の車椅子利用者の乗降口への進入
を遮断する進入防止柵を立設しているので勘違いした他
の車椅子利用者が通常踏段に搭乗して転倒するのを阻止
して安全性を大幅に向上させることができるとともに、
人件費を著しく節約でき、車椅子運転時のエスカレータ
の輸送能力を確実に維持することができるという顕著な
効果がある。また、上部機械室及び下部機械室の構造の
複雑化を防止できるという顕著な効果がある。
【0037】また、乗降口に、車椅子利用者の搬送時に
突出上昇して他の車椅子利用者の乗降口への進入を遮断
するポールを出没可能に設置しているので、勘違いした
他の車椅子利用者が通常踏段に搭乗して転倒するのを防
止して安全性を向上させることができるとともに、人件
費を節約でき、車椅子運転時のエスカレータの輸送能力
を確実に維持することができるという顕著な効果があ
る。
【0038】また、乗降口に、当該乗降口を囲繞する柵
を立設するとともに、車椅子利用者の搬送時に突出上昇
して他の車椅子利用者の乗降口への進入を遮断するポー
ルを出没可能に設置しているので、勘違いした他の車椅
子利用者の通常踏段への搭乗を阻止して安全性を大幅に
向上させることができるとともに、人件費を著しく削減
でき、車椅子運転時のエスカレータの輸送能力を確実に
維持することができるという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車椅子用踏段付きエスカレータの
一実施例を示す全体図である。
【図2】下階の乗降口床付近を示す斜視図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】本発明に係る車椅子用踏段付きエスカレータの
一実施例を示す断面図である。
【図5】図4のV−V線断面のうちのポールのみを示す
説明図である。
【図6】本発明に係る車椅子用踏段付きエスカレータの
動作手順を示す説明図である。
【図7】本発明に係る車椅子用踏段付きエスカレータの
他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 主枠 1A 下部機械室 1B 上部機械室 5 通常踏段 8 車椅子用踏段群 9 車椅子利用者 10 車椅子 12 柵 13 ポール 16 侵入防止柵 162 開閉柵

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの主枠に無端状に連結配置
    され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通常踏
    段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車椅子
    を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態
    に変態動作する車椅子用踏段とを備え、車椅子運転時に
    車椅子形態の車椅子用踏段に車椅子利用者を搭載して搬
    送する車椅子用踏段付きエスカレータにおいて、上記主
    枠の端部の乗降口付近に、車椅子利用者の搬送時に他の
    車椅子利用者の乗降口への進入を防止する防止手段を設
    けたことを特徴とする車椅子用踏段付きエスカレータ。
  2. 【請求項2】 エスカレータの主枠に無端状に連結配置
    され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通常踏
    段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車椅子
    を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態
    に変態動作する車椅子用踏段とを備え、車椅子運転時に
    車椅子形態の車椅子用踏段に車椅子利用者を搭載して搬
    送する車椅子用踏段付きエスカレータにおいて、上記主
    枠の端部の乗降口に、車椅子利用者の搬送時に開閉柵を
    閉塞して他の車椅子利用者の乗降口への進入を防止する
    進入防止柵を設置したことを特徴とする車椅子用踏段付
    きエスカレータ。
  3. 【請求項3】 エスカレータの主枠に無端状に連結配置
    され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通常踏
    段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車椅子
    を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態
    に変態動作する車椅子用踏段とを備え、車椅子運転時に
    車椅子形態の車椅子用踏段に車椅子利用者を搭載して搬
    送する車椅子用踏段付きエスカレータにおいて、上記主
    枠の端部の乗降口に、車椅子利用者の搬送時に突出して
    他の車椅子利用者の乗降口への進入を防止するポールを
    出没可能に設置したことを特徴とする車椅子用踏段付き
    エスカレータ。
  4. 【請求項4】 エスカレータの主枠に無端状に連結配置
    され循環移動する複数の通常踏段と、この複数の通常踏
    段間に介在配置され車椅子運転時に通常形態から車椅子
    を搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態
    に変態動作する車椅子用踏段とを備え、車椅子運転時に
    車椅子形態の車椅子用踏段に車椅子利用者を搭載して搬
    送する車椅子用踏段付きエスカレータにおいて、上記主
    枠の端部の乗降口に、乗降口を囲繞する柵を立設すると
    ともに、車椅子利用者の搬送時に突出して他の車椅子利
    用者の乗降口への進入を防止するポールを出没可能に設
    置したことを特徴とする車椅子用踏段付きエスカレー
    タ。
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KR20160084887A (ko) * 2015-01-06 2016-07-15 주식회사 한테크 에스컬레이터 볼라드의 전도 방지장치

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JPS61254488A (ja) * 1985-04-30 1986-11-12 三菱電機株式会社 エスカレータの制御装置
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