JP3507290B2 - 車いす用踏段付きエスカレータの制御装置 - Google Patents

車いす用踏段付きエスカレータの制御装置

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JP3507290B2
JP3507290B2 JP19271397A JP19271397A JP3507290B2 JP 3507290 B2 JP3507290 B2 JP 3507290B2 JP 19271397 A JP19271397 A JP 19271397A JP 19271397 A JP19271397 A JP 19271397A JP 3507290 B2 JP3507290 B2 JP 3507290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車いす用踏段付き
エスカレータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車いすを使用する身体障害者がエスカレ
ータを利用できるように、車いす用踏段付きエスカレー
タが公共の建物や施設に設置されている。この車いす用
踏段付きエスカレータは一般に、無端状に列設された多
数の通常踏段内に、少なくとも3段1セットの車いす等
を搭載可能な特殊踏段を配置して、通常運転中は他の通
常踏段と同じ形状で利用者を搬送するが、車いす運転時
にはエスカレータ本体内に設けられた付勢装置を作動さ
せて特殊踏段を変形動作させ、前後に連続して配置され
ている1段または2段の特殊踏段の踏板をほぼ同一高さ
まで持ち上げて保持し、車いすや電動三輪車が搭載でき
るように奥行きの長い搭載スペースを確保する機能を備
えている。
【0003】そして従来の車いす用踏段付きエスカレー
タの制御装置では、図12〜図14(下階から上階への
登り方向運転時のエスカレータを示している)を参照し
て説明すると、エスカレータ1の下階の乗降口2の近傍
に設置されたインターホン3で係員4を呼出し、係員4
がエスカレータ1の欄干5に設置されている車いす切替
えスイッチ6を操作して車いす運転モードに切り替える
(T1)。インバータ制御されているエスカレータ1
は、3段1セットの特殊踏段1a,1b,1cが乗降口
2の近くに来て乗込み減速リミットスイッチが動作する
と減速され、微速にて移動する(T2)。そして特殊踏
段1a,1b,1cがコム(図示せず)を通過した時点
で微速になって移動し、あるいはいったん停止する(T
3a,T3b)。この間にオートアナウンスその他の音
声で係員4に乗込みを許可し、係員4は車いす利用者7
の車いす8を特殊踏段1a,1b,1c上に乗せ、乗込
みが完了した時点で、係員4が車いす運転操作ボタン9
を押す(T4)。すると、エスカレータ1は停止または
微速運転状態から、水平部10から傾斜部11にかけて
移動中に通常速度(定格速度=30m/min)まで加
速する。また、乗降口2の近くでは、付勢装置12上を
特殊踏段1a,1b,1cが走行する時に車いす搭載可
能なように変形してその状態を保持する。
【0004】上階に到着して降りる場合も、乗込む場合
と逆に、降り減速リミットスイッチが動作すると特殊踏
段1a,1b,1cが傾斜部11から水平部10にかけ
て移動中に減速し(T5)、水平部10で低速運転にな
り(T6a)、あるいは停止し(T6b)、オートアナ
ウンスその他の音声で係員4に降りを許可する。また付
勢装置12で特殊踏段1a,1b,1cを元の状態に戻
す。そして車いすが完全に降り終われば、係員4が上階
の乗降口2の近くに設置されている降り確認スイッチ1
4を押し、一連の車いす運転を終了させる(T7)。エ
スカレータはこの後、定格速度運転に戻る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の車いす用踏段付きエスカレータの制御装置では、
車いす運転時に車いす利用者がエスカレータに乗込み、
エスカレータの踏段がいったん停止した状態、あるいは
3.5m/min程度の微速運転状態から30m/mi
nの通常速度に一気に加速するために、上昇運転の場合
には、特に電動三輪車などの大型車いす8が特殊踏段1
a,1b,1c上の所定の位置から多少ずれていると、
図15に示すようにこの特殊踏段1a,1b,1c部分
が段差運転に入るR部分(水平部10と傾斜部11との
境部分)で、特殊踏段1aの直前の通常踏段1dが段差
運動して電動三輪車などの大型車いす8の先端部分を持
ち上げることがあり得る。また下降運転の場合にも、図
16に示すように車いす8の乗込み後に特殊踏段1a,
1b,1cの部分が段差運転に入るR部分で、特殊踏段
1aの直後の通常踏段1dとの段差で大型車いす8の後
端部が引っ掛って持ち上げられかねない。そこで、この
ような事態が発生すれば、係員4がすぐに操作できる車
いす運転停止ボタン16が水平部10と傾斜部11との
境付近に設置されているが、通常運転への移行中にこの
車いす運転停止ボタン16を操作することは係員4の負
担が大きい。同時に、下降運転の場合には、特殊踏段1
cとその直前の通常踏段1eとの段差が通常段差の3倍
程度になるために、停止状態あるいは微速運転状態から
定格速度まで急加速されると車いす8の上の利用者7に
は不安感を与えかねない。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、車いす搬送の安全性を高め、かつ
車いす利用者に与える不安感を少なくすることができる
車いす用踏段付きエスカレータの制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置は、多数の踏段の特
定部分が車いす用踏段に変形可能なエスカレータと、上
下階それぞれのエスカレータ乗降口付近の適所に設置さ
れた車いす運転切替えスイッチ及び乗込み確認スイッチ
と、前記エスカレータ乗降口の適所に設置され、前記踏
段の特定部分の通過を検出して作動する乗込み減速位置
検出手段と、前記エスカレータの前記踏段の段差運動が
開始し又は終了する上下それぞれの傾斜部の端部位置に
設置され、前記車いす用踏段を検知して作動する加速位
置検出手段及び降り減速開始位置検出手段と、前記踏段
の特定部分を前記車いす用踏段に変形させる付勢装置
と、前記エスカレータの速度を制御する速度制御装置
と、前記スイッチ群及び検出手段群からの諸入力に応じ
て前記付勢装置及び速度制御装置を、(a)前記車いす
運転切替えスイッチが投入された場合に、当該運転切替
えスイッチが投入された乗り側の乗降口に設置された前
記乗込み減速位置検出手段が前記踏段の特定部分が来た
時に前記エスカレータを停止させ、前記付勢装置を動作
させて前記特定部分を車いす用踏段に変形させ、(b)
前記乗込み確認スイッチの投入によって前記エスカレー
タを所定の低速で運転し、(c)前記加速開始位置検出
手段が前記車いす用踏段の通過を検出した時に前記エス
カレータを定格速度で運転し、(d)前記降り減速開始
位置検出手段が前記車いす用踏段の到着を検出した時に
前記エスカレータを所定の低速まで減速するように動作
させる演算処理装置とを備えたものである。
【0008】請求項1の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置では、車いすでエスカレータを利用す
るために係員がエスカレータの乗降口で車いす運転切替
えスイッチを投入すると、当該運転切替えスイッチが投
入された乗り側の乗降口に設置された乗込み減速位置検
出手段が踏段の特定部分が来た時にエスカレータを停止
させ、また付勢装置を動作させて踏段の特定部分を車い
す用踏段に変形させる。そこで係員が車いすを車いす用
踏段に乗込ませ、乗込みを確認した後、乗降口の近くに
ある乗込み確認スイッチを操作すると、エスカレータは
水平部から傾斜部に至るまで所定の低速で移動する。そ
してエスカレータの段差運転が完了する傾斜部端点まで
来ると、加速開始位置検出手段が車いす用踏段の通過を
検出し、エスカレータは定格速度まで加速され、傾斜部
を降り側の水平部まで通常運転される。
【0009】車いす用踏段が通常運転で傾斜部を上昇ま
たは下降して傾斜部と降り側の水平部との境部分に到達
すると、降り減速開始位置検出手段が車いす用踏段の到
着を検出してエスカレータを所定の低速まで減速する。
そこで、係員は車いす用踏段が低速移動中に車いすを降
り側の水平部から送出すようにして降ろす。
【0010】このようにして、係員が乗り側乗降口で車
いす運転切替えスイッチを投入して車いす乗込み作業を
行う場合、エスカレータが停止し、車いす用踏段に車い
すを乗込ませて乗込みを確認し、乗込み確認スイッチを
操作すれば、まず低速で段差運転に入り、段差運転が終
了してから定格速度まで加速されて傾斜部を上昇若しく
は下降していくので、車いすの前端若しくは後端が車い
す用踏段の直前または直後の通常踏段に引掛ることがあ
っても、定格速度まで加速される前の比較的遅い速度の
間に係員にあわてさせることなく車いすの位置調整を行
わせることができ、車いす乗込みの確実性、安全性を高
めることができる。また特に下降運転時にも、車いす用
踏段が乗り側水平部から傾斜部に移動する際にはまだ低
速であるので、車いす利用者が大きな段差に対して不安
感を抱くことが少なくなる。
【0011】請求項2の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置は、多数の踏段の特定部分が車いす用
踏段に変形可能なエスカレータと、上下階それぞれのエ
スカレータ乗降口付近の適所に設置された車いす運転切
替えスイッチ及び乗込み確認スイッチと、前記エスカレ
ータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の特定部分の通
過を検出して作動する乗込み減速位置検出手段と、前記
エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終了す
る上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前記車
いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及び降
り減速開始位置検出手段と、前記踏段の特定部分を前記
車いす用踏段に変形させる付勢装置と、前記エスカレー
タの速度を制御する速度制御装置と、前記スイッチ群及
び検出手段群からの諸入力に応じて前記付勢装置及び速
度制御装置を、(a)前記車いす運転切替えスイッチが
投入された場合に、当該運転切替えスイッチが投入され
た乗り側の乗降口に設置された前記乗込み減速位置検出
手段が前記踏段の特定部分が来た時に前記エスカレータ
を停止させ、前記付勢装置を動作させて前記特定部分を
車いす用踏段に変形させ、(b)前記乗込み確認スイッ
チの投入によって前記エスカレータを所定の低速で運転
し、(c)前記加速開始位置検出手段が前記車いす用踏
段の通過を検出した時に前記エスカレータを定格速度で
運転し、(d)前記降り減速開始位置検出手段が前記車
いす用踏段の到着を検出した時に前記エスカレータを停
止するように動作させる演算処理装置とを備えたもので
ある。
【0012】請求項2の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置では、車いすでエスカレータを利用す
るために係員がエスカレータの乗降口で車いす運転切替
えスイッチを投入すると、当該運転切替えスイッチが投
入された乗り側の乗降口に設置された乗込み減速位置検
出手段が踏段の特定部分が来た時にエスカレータを停止
させ、また付勢装置を動作させて踏段の特定部分を車い
す用踏段に変形させる。そこで係員が車いすを車いす用
踏段に乗込ませ、乗込みを確認した後、乗降口の近くに
ある乗込み確認スイッチを操作すると、エスカレータは
水平部から傾斜部に至るまで所定の低速で移動する。そ
してエスカレータの段差運転が完了する傾斜部端点まで
来ると、加速開始位置検出手段が車いす用踏段の通過を
検出し、エスカレータは定格速度まで加速され、傾斜部
を降り側の水平部まで通常運転される。
【0013】車いす用踏段が通常運転で傾斜部を上昇ま
たは下降して傾斜部と降り側の水平部との境部分に到達
すると、降り減速開始位置検出手段が車いす用踏段の到
着を検出してエスカレータをいったん停止させる。そこ
で、係員は車いす用踏段の停止中に車いすを降り側の水
平部から送出すようにして降ろす。
【0014】このようにして、請求項2の発明の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置でも、請求項1の発
明と同様に、係員が乗り側乗降口で車いす運転切替えス
イッチを投入して車いす乗込み作業を行う場合、エスカ
レータが停止し、車いす用踏段に車いすを乗込ませて乗
込みを確認し、乗込み確認スイッチを操作すれば、まず
低速で段差運転に入り、段差運転が終了してから定格速
度まで加速されて傾斜部を上昇若しくは下降していくの
で、車いすの前端若しくは後端が車いす用踏段の直前ま
たは直後の通常踏段に引掛ることがあっても、定格速度
まで加速される前の比較的遅い速度の間に係員にあわて
させることなく車いすの位置調整を行わせることがで
き、車いす乗込みの確実性、安全性を高めることができ
る。また特に下降運転時にも、車いす用踏段が乗り側水
平部から傾斜部に移動する際にはまだ低速であるので、
車いす利用者が大きな段差に対して不安感を抱くことが
少なくなる。
【0015】請求項3の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置は、多数の踏段の特定部分が車いす用
踏段に変形可能なエスカレータと、上下階それぞれのエ
スカレータ乗降口付近の適所に設置された車いす運転切
替えスイッチ及び乗込み確認スイッチと、前記エスカレ
ータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の特定部分の通
過を検出して作動する乗込み減速位置検出手段と、前記
エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終了す
る上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前記車
いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及び降
り減速開始位置検出手段と、前記踏段の特定部分を前記
車いす用踏段に変形させる付勢装置と、前記エスカレー
タの速度を制御する速度制御装置と、前記スイッチ群及
び検出手段群からの諸入力に応じて前記付勢装置及び速
度制御装置を、(a)前記車いす運転切替えスイッチが
投入された場合に、当該運転切替えスイッチが投入され
た乗り側の乗降口に設置された前記乗込み減速位置検出
手段が前記踏段の特定部分が来た時に前記エスカレータ
を所定の微速まで減速し、前記付勢装置を動作させて前
記特定部分を車いす用踏段に変形させ、(b)前記乗込
み確認スイッチの投入によって前記エスカレータを所定
の低速で運転し、(c)前記加速開始位置検出手段が前
記車いす用踏段の通過を検出した時に前記エスカレータ
を定格速度で運転し、(d)前記降り減速開始位置検出
手段が前記車いす用踏段の到着を検出した時に前記エス
カレータを所定の低速まで減速するように動作させる演
算処理装置とを備えたものである。
【0016】請求項3の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置では、車いすでエスカレータを利用す
るために係員がエスカレータの乗降口で車いす運転切替
えスイッチを投入すると、当該運転切替えスイッチが投
入された乗り側の乗降口に設置された乗込み減速位置検
出手段が踏段の特定部分が来た時にエスカレータを所定
の微速まで減速し、また付勢装置を動作させて踏段の特
定部分を車いす用踏段に変形させる。そこで係員が車い
すを車いす用踏段に乗込ませ、乗込みを確認した後、乗
降口の近くにある乗込み確認スイッチを操作すると、エ
スカレータは水平部から傾斜部に至るまで所定の低速で
移動する。そしてエスカレータの段差運転が完了する傾
斜部端点まで来ると、加速開始位置検出手段が車いす用
踏段の通過を検出し、エスカレータは定格速度まで加速
され、傾斜部を降り側の水平部まで通常運転される。
【0017】車いす用踏段が通常運転で傾斜部を上昇ま
たは下降して傾斜部と降り側の水平部との境部分に到達
すると、降り減速開始位置検出手段が車いす用踏段の到
着を検出してエスカレータを所定の低速まで減速する。
そこで、係員は車いす用踏段が低速移動中に車いすを降
り側の水平部を送出すようにして降ろす。
【0018】 このようにして、係員が乗り側乗降口で
車いす運転切替えスイッチを投入して車いす乗込み作業
を行う場合、エスカレータが所定の微速まで減速し、車
いす用踏段に車いすを乗込ませて乗込みを確認し、乗込
み確認スイッチを操作すれば、まず低速で段差運転に入
り、段差運転が終了してから定格速度まで加速されて傾
斜部を上昇若しくは下降していくので、車いすの前端若
しくは後端が車いす用踏段の直前または直後の通常踏段
に引掛ることがあっても、定格速度まで加速される前の
比較的遅い速度の間に係員にあわてさせることなく車い
すの位置調整を行わせることができ、車いす乗込みの確
実性、安全性を高めることができる。また特に下降運転
時にも、車いす用踏段が乗り側水平部から傾斜部に移動
する際にはまだ低速であるので、車いす利用者が大きな
段差に対して不安感を抱くことが少なくなる。
【0019】請求項4の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置は、多数の踏段の特定部分が車いす用
踏段に変形可能なエスカレータと、上下階それぞれのエ
スカレータ乗降口付近の適所に設置された車いす運転切
替えスイッチ及び乗込み確認スイッチと、前記エスカレ
ータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の特定部分の通
過を検出して作動する乗込み減速位置検出手段と、前記
エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終了す
る上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前記車
いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及び降
り減速開始位置検出手段と、前記踏段の特定部分を前記
車いす用踏段に変形させる付勢装置と、前記エスカレー
タの速度を制御する速度制御装置と、前記スイッチ群及
び検出手段群からの諸入力に応じて前記付勢装置及び速
度制御装置を、(a)前記車いす運転切替えスイッチが
投入された場合に、当該運転切替えスイッチが投入され
た乗り側の乗降口に設置された前記乗込み減速位置検出
手段が前記踏段の特定部分が来た時に前記エスカレータ
を所定の微速まで減速し、前記付勢装置を動作させて前
記特定部分を車いす用踏段に変形させ、(b)前記乗込
み確認スイッチの投入によって前記エスカレータを所定
の低速で運転し、(c)前記加速開始位置検出手段が前
記車いす用踏段の通過を検出した時に前記エスカレータ
を定格速度で運転し、(d)前記降り減速開始位置検出
手段が前記車いす用踏段の到着を検出した時に前記エス
カレータを停止するように動作させる演算処理装置とを
備えたものである。
【0020】請求項4の発明の車いす用踏段付きエスカ
レータの制御装置では、車いすでエスカレータを利用す
るために係員がエスカレータの乗降口で車いす運転切替
えスイッチを投入すると、当該運転切替えスイッチが投
入された乗り側の乗降口に設置された乗込み減速位置検
出手段が踏段の特定部分が来た時にエスカレータを所定
の微速まで減速し、また付勢装置を動作させて踏段の特
定部分を車いす用踏段に変形させる。そこで係員が車い
すを車いす用踏段に乗込ませ、乗込みを確認した後、乗
降口の近くにある乗込み確認スイッチを操作すると、エ
スカレータは水平部から傾斜部に至るまで所定の低速で
移動する。そしてエスカレータの段差運転が完了する傾
斜部端点まで来ると、加速開始位置検出手段が車いす用
踏段の通過を検出し、エスカレータは定格速度まで加速
され、傾斜部を降り側の水平部まで通常運転される。
【0021】車いす用踏段が通常運転で傾斜部を上昇ま
たは下降して傾斜部と降り側の水平部との境部分に到達
すると、降り減速開始位置検出手段が車いす用踏段の到
着を検出してエスカレータを停止する。そこで、係員は
車いす用踏段が停止中に車いすを降り側の水平部を送出
すようにして降ろす。
【0022】このようにして、係員が乗り側乗降口で車
いす運転切替えスイッチを投入して車いす乗込み作業を
行う場合、エスカレータが所定の微速まで減速し、車い
す用踏段に車いすを乗込ませて乗込みを確認し、乗込み
確認スイッチを操作すれば、まず低速で段差運転に入
り、段差運転が終了してから定格速度まで加速されて傾
斜部を上昇若しくは下降していくので、車いすの前端若
しくは後端が車いす用踏段の直前または直後の通常踏段
に引掛ることがあっても、定格速度まで加速される前の
比較的遅い速度の間に係員にあわてさせることなく車い
すの位置調整を行わせることができ、車いす乗込みの確
実性、安全性を高めることができる。また特に下降運転
時にも、車いす用踏段が乗り側水平部から傾斜部に移動
する際にはまだ低速であるので、車いす利用者が大きな
段差に対して不安感を抱くことが少なくなる。
【0023】請求項5の発明は、請求項1〜4の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置において、さらに、
前記エスカレータの上下の乗降口に設置された降り確認
スイッチを備え、前記演算処理装置が、前記降り確認ス
イッチが投入された時に前記付勢装置を動作させて前記
車いす用踏段を元の状態に戻し、前記エスカレータを定
格速度で運転するようにしたものであり、車いす運転と
通常運転との切替えが円滑に行える。
【0024】請求項6の発明は、請求項1〜5の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置において、さらに、
前記車いす用踏段が低速移動する前記水平部と傾斜部と
の境付近に車いす運転停止スイッチを設置したものであ
り、これによって万一にも車いすの一部が車いす用踏段
の直前若しくは直後の通常踏段に引っ掛る状態が発生し
ていれば、定格速度まで加速される前の比較的遅い速度
の間に係員にあわてさせることなく車いす運転停止スイ
ッチを操作させることができ、車いす乗込みの確実性、
安全性を高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態の
機能ブロック図を示しており、図2及び図3は機械構成
を示している。まず、図2及び図3に基づいて機械的な
構成を説明する。図12に示した従来例と同様に、エス
カレータ1には3段1セットの特殊踏段1a,1b,1
cが用意されていて、所定の位置に設置されている付勢
装置12によって車いす用踏段として3段が同一面に並
ぶように変形させ、またそのように変形させた車いす用
踏段を通常の踏段形状に復帰させるようになっている。
この特殊踏段1a,1b,1cの付勢装置12による変
形動作は図4〜図7に示してあるが、詳しい構成は後述
する。
【0026】エスカレータ1が設置されている上下階の
乗降口2それぞれの近傍に係員呼出し用のインターホン
3が設置されている。また欄干5の乗降口2の近くの位
置に、車いす運転切替えスイッチ6が設置されている。
水平部10には、係員4が車いす8を特殊踏段1a,1
b,1c上に乗込ませた時点で操作する乗込み確認操作
ボタン9と、逆に車いす8が降り側水平部10に到着し
た時に係員4が車いす降り作業を開始するために操作す
る車いす運転停止操作ボタン16と、車いすの降り作業
が完了した時に操作する降り確認操作ボタン14が設置
されている。
【0027】さらに図3に示すように、トラス21内に
はガイドレール22に沿って所定の位置に乗込み減速開
始リミットスイッチ23、降り減速開始リミットスイッ
チ24、加速位置検出リミットスイッチ25が設置され
ており、これらは特殊踏段1aに設けられた突出片(図
示せず)の通過によって作動する。乗込み減速開始リミ
ットスイッチ23は上下の乗降口2のほぼ直下位置に設
置され、エスカレータを通常運転速度から車いす運転に
移行するために減速を開始する点を検出する。降り減速
開始リミットスイッチ24は傾斜部11と水平部10と
の間のR部26の中間部に設置され、車いすをエスカレ
ータから降ろすために定格運転速度から降り速度まで減
速する開始点を検出する。そして加速位置検出リミット
スイッチ25は傾斜部11の上下開始端27の位置に設
置され、このスイッチ25の作動によって低速運転から
定格速度運転へ加速を開始する。
【0028】次に図4〜図7に基づいて、3段1セット
の特殊踏段1a,1b,1cと付勢装置12との構造に
ついて説明する。図4及び図6は特殊踏段1a,1b,
1cが付勢されていない通常運転状態(水平部10にお
ける)を示し、図5及び図7は特殊踏段1a,1b,1
cは付勢装置12によって車いす運転用に付勢、変形さ
れた状態を示している。そして図4及び図5は水平踏段
2段・傾斜踏段1段の車いす用特殊踏段(以下、踏段水
平2.5段と称する)であり、図6及び図7は水平踏段
3段の車いす用特殊踏段(以下、踏段水平3段と称す
る)である。いずれの構造の車いす用特殊踏段において
も、付勢装置12にはラック31が取り付けられてお
り、このラック31にピニオンギア32a,32b,3
2cが噛み合っており、これらの回転力を利用して駆動
部33a,33b,33cそれぞれが特殊踏段1a,1
b,1cそれぞれを駆動するようになっている。
【0029】図4及び図5に示すように、踏段水平2.
5段では、第1の特殊踏段1aは踏段の一部が傾斜する
傾斜踏段部41と、固定踏段部42から成り、傾斜踏段
部41に取り付けられている駆動部33aと連動して動
く保持子43が固定踏段部42の保持器44と噛み合
い、一体となっている。車いす運転時には、保持子43
が固定踏段部42の保持器44から外れ、傾斜回転軸4
5を中心に回転する。
【0030】第2の特殊踏段1bは、第3の特殊踏段1
cの上昇踏板46を連結し、傾斜部11を走行する時に
は約2段分の踏段面を形成する連結装置47を備えてい
る。この連結装置47は駆動部33bと連動して踏板4
6に対して進入・退出動作し、第3の特殊踏段1cを連
結、分離する。第3の特殊踏段1cは、固定踏段部48
と前述した上昇踏板46から成り、それぞれがパンタグ
ラフ49で連結されている。固定踏段部48に取り付け
られている駆動部33cと連動して動く保持子50が上
昇踏板46の保持器51と噛み合い、一体となってい
る。車いす運転時には、第2の特殊踏段1bの連結装置
47が第3の特殊踏段1cの上昇踏板46を連結し、同
時に第3の特殊踏段1cの保持器51が保持子50から
外れる。従って、第2の特殊踏段1bと第3の特殊踏段
1cとが傾斜部11に入ると、これらは一体となり、第
2の特殊踏段1bの連結装置47に支持されて第3の特
殊踏段1cの上昇踏板46が同じ平面にとどまるように
引き上げられ、これによってパンタグラフ49が延び、
図5の状態になる。この時には、第3の特殊踏段1cに
設けられている車止め52も駆動部33cと連動して突
出する。
【0031】一方、図6及び図7に示した踏段水平3段
の場合には、第1の特殊踏段1aは図4及び図5に示し
た踏段水平2.5段の第2の特殊踏段1bと同じ構造を
している。そして第2の特殊踏段1bは踏段水平2.5
段の第3の特殊踏段1cと同じ構造をしている。したが
って相当する部分の符号に′を付して示している。ただ
し、第2の特殊踏段1bには車止め52が設けられてい
ない反面、連結装置56、上昇踏板57と固定踏段部5
8を一体とする保持子59と保持器60を有する。そし
て第3の特殊踏段1cは、踏段水平2.5段の第3の特
殊踏段1cとほぼ同じ構造である。ただし、パンタグラ
フ61は踏段2段分上昇できるように長いストロークの
ものを備えている。
【0032】この踏段水平3段の場合、車いす運転の際
に連結装置47′、56によって3段の特殊踏段1a,
1b,1cが同一面となるように連結され、傾斜部11
でも3段が水平に連結された状態でその上に車いす8を
搭載して搬送する。
【0033】上記の機械的な構成を有する車いす用踏段
付きエスカレータは、制御装置によって踏段駆動用の電
動機と車いす用特殊踏段の変形・復帰駆動用の付勢装置
とを制御することによって動作制御されるが、その制御
機能を図示すれば図1に示す構成である。車いす運転切
替えスイッチ6、乗込み確認ボタン9、車いす運転停止
ボタン16、降り確認ボタン14それぞれからの操作入
力を受け付け、また特殊踏段位置検出信号として乗込み
減速開始リミットスイッチ23、降り減速開始リミット
スイッチ24、加速位置検出リミットスイッチ25から
の信号を受け付け、これらの信号群の組み合わせによっ
て後述する図8のタイミングチャートに示す動作制御を
実行する演算処理装置100と、この演算処理装置10
0の指示によって付勢装置12の変形・復帰動作を制御
する踏段変形制御装置101と、エスカレータ踏段駆動
用電動機の速度制御のためにそのインバータ102を制
御する速度制御装置103から構成されている。
【0034】上記の機能構成を有する本発明の第1の実
施の形態の車いす用踏段付きエスカレータの制御装置の
動作を、以下、図1〜図8に基づいて説明する。なお、
説明の便宜のためにエスカレータ1を上昇運転させる場
合について説明するが、下降運転の場合にも上昇運転の
場合と上下が逆になるだけで、動作は同じである。
【0035】図8のタイミングチャートに示すように、
通常運転時には演算処理装置100は速度制御装置10
3に通常運転速度として30m/minの速度指令を行
い、速度制御装置103はインバータ102のゲート制
御を行ってエスカレータ駆動用電動機をエスカレータが
30m/minの通常速度で移動するように回転制御す
る。
【0036】いま車いす利用者がエスカレータを利用し
たいために、エスカレータ1の乗降口2に来てインター
ホン3で係員を呼出すと、係員4はエスカレータ1の場
所に来て介添えを行う。この際、まずエスカレータ1に
人が乗っていないのを確認してから、乗降口2に設置さ
れている車いす運転切替えスイッチ6を操作して車いす
運転への切替え指令を入力する(T11)。
【0037】エスカレータ1の特殊踏段1aが乗込み減
速開始リミットスイッチ23を作動させると、演算処理
装置100はその入力を受けて速度制御装置103に乗
込みのための停止指令を与え、速度制御装置103は通
常速度(30m/min)から所定の減速度でエスカレ
ータ1を停止させる制御を開始する(T12)。そして
T13で特殊踏段1a,1b,1cの部分が乗降口2の
水平部10に停止すると、演算処理装置100は付勢装
置12を作動させるために踏段変形制御装置101に変
形作動指令を与え、踏段変形制御装置101は付勢装置
12を作動させて上述した方法で特殊踏段1a,1b,
1cを水平2.5段若しくは水平3段に変形させる。そ
してこれと並行して、係員4は車いす8を特殊踏段1
a,1b,1cの部分に乗込ませ、ちょうど所定の場所
に乗込んだかどうか確認し、乗込み完了を確認すれば、
乗込み確認ボタン9を操作する(T14)。演算処理装
置100は、乗込み確認ボタン9が操作されると所定の
低速(7.5m/min)運転指令を速度制御装置10
3に与え、速度制御装置103はエスカレータ1を指定
速度まで加速して低速運転を開始する。
【0038】特殊踏段1aが水平部10からR部26に
入り、傾斜部端点27に達すると加速位置検出リミット
スイッチ25を作動させ、演算処理装置100はこの加
速位置検出信号を受け付けると、速度制御装置103に
定格速度(30m/min)での運転指令を与え、速度
制御装置103は定格速度までエスカレータ1を加速
し、通常運転に入り、傾斜部11を通常速度で上昇して
車いす8を搬送する(T15)。
【0039】ここで図15及び図16に示したように、
車いす8の一部が特殊踏段の直前若しくは直後の通常踏
段1dに引っ掛っていることがあれば、R部26を低速
で移動している間に係員4はあわてることなく車いす運
転停止ボタン16を押してエスカレータ1を停止させる
ことができる。
【0040】特殊踏段1a,1b,1cの上に載せられ
た車いす8が傾斜部11を通常速度で上昇して上側の傾
斜部端点27に到達すると、特殊踏段1aは降り減速開
始リミットスイッチ24を作動させる(T16)。これ
によって演算処理装置100は速度制御装置103に所
定の低速(7.5m/min)までの減速指令を出力
し、速度制御装置103はインバータ102を制御して
エスカレータ1を減速して低速運転に移行させ、車いす
8に水平部10を低速で移動させる。この低速運転の間
に、演算処理装置100は踏段変形制御装置101に変
形復帰指令を与え、踏段変形制御装置101は付勢装置
12を逆作動させて特殊踏段1a,1b,1cの連結を
解消して各段を独立させ、通常の動きができるように戻
す。
【0041】そしてこの低速運転の間に、係員4は車い
す8を上側の乗降口2から押出し、降りが完了すれば降
り確認ボタン14を操作して車いす8の降り完了を演算
処理装置100に与える(T18)。これを受けると、
演算処理装置100は車いす運転終了と判断し、速度制
御装置103に通常運転への移行指令を与え、速度制御
装置103はインバータ102に定格速度への加速指令
を与え、エスカレータ1を通常運転に戻す。
【0042】このようにして、この第1の実施の形態の
車いす用踏段付きエスカレータの制御装置では、車いす
8を特殊踏段1a,1b,1cの部分に乗込ませた後、
乗込み確認ボタン9を操作することによって水平部10
とR部26とを低速運転で移動させ、傾斜部11に完全
に入ってから通常運転に移行するようにしたので、乗込
み時に図15及び図16に示したように車いす8の一部
が特殊踏段の直前若しくは直後の通常踏段1dに引っ掛
っているようなことがあったとしても、R部26を低速
で移動している間に引掛りに気づかせて、あわてさせる
ことなく車いす運転停止ボタン16を押してエスカレー
タ1を停止させることができ、車いす8の安全搬送をよ
り確実にすることができる。また特に下降運転時に、水
平部10から傾斜部11に移行する間は低速運転であ
り、特殊踏段1a,1b,1cが完全に傾斜部11に入
ってから通常運転に移行するため、特殊踏段とその直前
の通常踏段との間に高い段差があっても車いす利用者7
が不安感を抱かないようになる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態を図1〜
図7及び図9に基づいて説明する。第2の実施の形態の
車いす用踏段付きエスカレータの制御装置の機能構成、
機械的構成は第1の実施の形態と同じであるが、演算処
理装置100の実行する車いす運転時の、特に降り制御
が異なるだけである。すなわち、図8に示したように第
1の実施の形態では、T16で降り減速開始リミットス
イッチ24が作動すると、演算処理装置100は速度制
御装置103に低速指令を与えるようにしたが、第2の
実施の形態の場合、このタイミングT16に停止指令を
与えることを特徴とする。
【0044】したがって、車いす8が傾斜部11を上昇
してきて水平部10に入ると、エスカレータ1はいった
ん停止する。そこで係員4が車いす8を乗降口2から押
出し、降りが完了したことを確認して降り確認ボタン1
4を押すことによって、演算処理装置100は通常運転
を再開することになる(T18)。なお、特殊踏段1
a,1b,1c間の変形復帰動作は、停止期間中に実行
される。
【0045】この第2の実施の形態の車いす用踏段付き
エスカレータの制御装置でも、第1の実施の形態と同様
に、車いす8を特殊踏段1a,1b,1cの部分に乗込
ませた後、乗込み確認ボタン9を操作することによって
水平部10とR部26とを低速運転で移動させ、傾斜部
11に完全に入ってから通常運転に移行するようにして
いるので、乗込み時に車いす8の一部が特殊踏段の直前
若しくは直後の通常踏段に引っ掛っているようなことが
あったとしても、R部26を低速で移動している間に引
掛りに気づかせて、あわてさせることなく車いす運転停
止ボタン16を押してエスカレータ1を停止させること
ができ、車いす8の安全搬送をより確実にすることがで
きる。また特に下降運転時に、水平部10から傾斜部1
1に移行する間は低速運転であるため、殊踏段とその直
前の通常踏段との間に高い段差であっても車いす利用者
7が不安感を抱かないようになる。
【0046】次に、本発明の第3の実施の形態の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置を図1〜図7及び図
10に基づいて説明する。第3の実施の形態の車いす用
踏段付きエスカレータの制御装置の機能構成、機械的構
成は第1の実施の形態と同じであるが、演算処理装置1
00の実行する車いす運転時の、特に乗込み制御が異な
るだけである。すなわち、図8に示したように第1の実
施の形態では、T12で乗込み減速開始リミットスイッ
チ23が作動すると、演算処理装置100は速度制御装
置103に停止指令を与えるようにしたが、第3の実施
の形態の場合、このタイミングT12に微速(3.5m
/min)運転指令を与えることを特徴とする。
【0047】したがって、係員4が付勢装置12によっ
てほぼ水平になるように連結された特殊踏段1a,1
b,1cの上に車いす8を乗込ませる作業を微速運転中
に行い、乗込みが完了したことを確認して乗込み確認ボ
タン9を押すことによって、演算処理装置100は第1
の実施の形態と同様に低速(7.5m/min)運転制
御を行い(T14)、特殊踏段1aが傾斜部端点27で
加速位置検出リミットスイッチ25を作動させることに
よって通常運転制御に移行して傾斜部11を上昇させる
ことになる(T15)。なお、特殊踏段1a,1b,1
c間の変形動作は、微速運転期間中に実行される。
【0048】この第3の実施の形態の車いす用踏段付き
エスカレータの制御装置でも、第1の実施の形態と同様
に、車いす8を特殊踏段1a,1b,1cの部分に乗込
ませた後、乗込み確認ボタン9を操作することによって
水平部10とR部26とを低速運転で移動させ、傾斜部
11に完全に入ってから通常運転に移行するようにして
いるので、乗込み時に車いす8の一部が特殊踏段の直前
若しくは直後の通常踏段に引っ掛っているようなことが
あったとしても、R部26を低速で移動している間に引
掛りに気づかせて、あわてさせることなく車いす運転停
止ボタン16を押してエスカレータ1を停止させること
ができ、車いす8の安全搬送をより確実にすることがで
きる。また特に下降運転時に、水平部10から傾斜部1
1に移行する間は低速運転であるため、特殊踏段とその
直前の通常踏段との間に高い段差があっても車いす利用
者7が不安感を抱かないようになる。
【0049】また第3の実施の形態では乗込み作業を微
速運転中に行うようにしたので、第1の実施の形態のよ
うに完全に停止させる場合よりも加速位置検出リミット
スイッチ23の位置に特殊踏段1aが達するまでの時間
が早くなり、車いす運転の時間節約が図れる。
【0050】次に、本発明の第4の実施の形態の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置を、図1〜図7及び
図11に基づいて説明する。第4の実施の形態の車いす
用踏段付きエスカレータの制御装置の機能構成、機械的
構成は第3の実施の形態と同じであるが、演算処理装置
100の実行する車いす運転時の、特に降り制御が異な
るだけである。すなわち、図10に示したように第3の
実施の形態では、T16で降り減速開始リミットスイッ
チ24が作動すると、第1の実施の形態と同様に演算処
理装置100は速度制御装置103に低速指令を与える
ようにしたが、第4の実施の形態の場合、第2の実施の
形態と同様にこのタイミングT16に停止指令を与える
ことを特徴とする。
【0051】したがって、車いす8が傾斜部11を上昇
してきて水平部10に入ると、エスカレータ1はいった
ん停止する。そこで係員4が車いす8を乗降口2から押
出し、降りが完了したことを確認して降り確認ボタン1
4を押すことによって、演算処理装置100は通常運転
を再開することになる(T18)。
【0052】この第4の実施の形態の車いす用踏段付き
エスカレータの制御装置でも、第3の実施の形態と同様
に車いす8を特殊踏段1a,1b,1cの部分に乗込ま
せた後、乗込み確認ボタン9を操作することによって水
平部10とR部26とを低速運転で移動させ、傾斜部1
1に完全に入ってから通常運転に移行するようにしてい
るので、乗込み時に車いす8の一部が特殊踏段の直前若
しくは直後の通常踏段に引っ掛っているようなことがあ
ったとしても、R部26を低速で移動している間に引掛
りに気づかせて、あわてさせることなく車いす運転停止
ボタン16を押してエスカレータ1を停止させることが
でき、車いす8の安全搬送をより確実にすることができ
る。また特に下降運転時に、水平部10から傾斜部11
に移行する間は低速運転であるため、殊踏段とその直前
の通常踏段との間に高い段差であっても車いす利用者7
が不安感を抱かないようになる。
【0053】また第4の実施の形態でも第3の実施の形
態と同様に乗込み作業を微速運転中に行うようにしたの
で、第1の実施の形態のように完全に停止させる場合よ
りも加速位置検出リミットスイッチ23の位置に特殊踏
段1aが達するまでの時間が早くなり、車いす運転の時
間節約が図れる。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1及び請求項2の発
明によれば、係員が乗り側乗降口で車いす運転切替えス
イッチを投入して車いす乗込み作業を行う場合、エスカ
レータが停止し、車いす用踏段に車いすを乗込ませて乗
込みを確認し、乗込み確認スイッチを操作すれば、まず
低速で段差運転に入り、段差運転が終了してから定格速
度まで加速されて傾斜部を上昇若しくは下降していくの
で、車いすの前端若しくは後端が車いす用踏段の直前ま
たは直後の通常踏段に引掛ることがあっても、定格速度
まで加速される前の比較的遅い速度の間に係員にあわて
させることなく車いすの位置調整を行わせることがで
き、車いす乗込みの確実性、安全性を高めることができ
る。また特に下降運転時にも、車いす用踏段が乗り側水
平部から傾斜部に移動する際にはまだ低速であるので、
車いす利用者が大きな段差に対して不安感を抱くことが
少なくなる。
【0055】請求項3及び請求項4の発明によれば、係
員が乗り側乗降口で車いす運転切替えスイッチを投入し
て車いす乗込み作業を行う場合、エスカレータが停止
し、車いす用踏段に車いすを乗込ませて乗込みを確認
し、乗込み確認スイッチを操作すれば、まず低速で段差
運転に入り、段差運転が終了してから定格速度まで加速
されて傾斜部を上昇若しくは下降していくので、車いす
の前端若しくは後端が車いす用踏段の直前または直後の
通常踏段に引掛ることがあっても、定格速度まで加速さ
れる前の比較的遅い速度の間に係員にあわてさせること
なく車いすの位置調整を行わせることができ、車いす乗
込みの確実性、安全性を高めることができる。また特に
下降運転時にも、車いす用踏段が乗り側水平部から傾斜
部に移動する際にはまだ低速であるので、車いす利用者
が大きな段差に対して不安感を抱くことが少なくなる。
【0056】請求項5の発明によれば、降り確認スイッ
チが投入された時に付勢装置を動作させて車いす用踏段
を元の状態に戻し、エスカレータを定格速度で運転する
ようにしたので、車いす運転と通常運転との切替えが円
滑に行える。
【0057】請求項6の発明によれば、車いす用踏段が
低速移動する水平部と傾斜部との境付近に車いす運転停
止スイッチを設置したので、万一にも車いすの一部が車
いす用踏段の直前若しくは直後の通常踏段に引っ掛る状
態が発生していれば、車いすが定格速度まで加速される
前の比較的遅い速度の間に係員にあわてさせることなく
車いす運転停止スイッチを操作させることができ、車い
す乗込みの確実性、安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の機能ブロック図。
【図2】本発明の1つの実施の形態の機械的構成を示す
正面図。
【図3】上記の実施の形態のエスカレータのトラス内の
リミットスイッチ群の設置位置を示す説明図。
【図4】上記の実施の形態に搭載されている水平踏段
2.5段の連結前の状態を示す正面図。
【図5】上記の水平踏段2.5段の車いす運転時の連結
後の状態を示す正面図。
【図6】上記の実施の形態に搭載されている水平踏段3
段の連結前の状態を示す正面図。
【図7】上記の水平踏段3段の車いす運転時の連結後の
状態を示す正面図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の車いす運転動作を
示すタイミングチャート。
【図9】本発明の第2の実施の形態の車いす運転動作を
示すタイミングチャート。
【図10】本発明の第3の実施の形態の車いす運転動作
を示すタイミングチャート。
【図11】本発明の第4の実施の形態の車いす運転動作
を示すタイミングチャート。
【図12】従来例の正面図。
【図13】従来例の車いす運転動作を示すタイミングチ
ャート。
【図14】他の従来例の車いす運転動作を示すタイミン
グチャート。
【図15】水平踏段3段の車いす踏段による車いす運転
時の電動三輪車の前部の引掛り状態を示す説明図。
【図16】水平踏段3段の車いす踏段による車いす運転
時の電動三輪車の後部の引掛り状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 エスカレータ 2 乗降口 3 インターホン 4 係員 5 欄干 6 車いす運転切替えスイッチ 7 車いす利用者 8 車いす 9 乗込み確認ボタン 10 水平部 11 傾斜部 12 付勢装置 14 降り確認ボタン 16 車いす運転停止ボタン 23 乗り減速開始リミットスイッチ 24 降り減速開始リミットスイッチ 25 加速位置検出リミットスイッチ 26 R部 27 傾斜部端点 100 演算処理装置 101 踏段変形制御装置 102 インバータ 103 速度制御装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 23/12 B66B 29/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の踏段の特定部分が車いす用踏段に
    変形可能なエスカレータと、 上下階それぞれのエスカレータ乗降口付近の適所に設置
    された車いす運転切替えスイッチ及び乗込み確認スイッ
    チと、 前記エスカレータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の
    特定部分の通過を検出して作動する乗込み減速位置検出
    手段と、 前記エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終
    了する上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前
    記車いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及
    び降り減速開始位置検出手段と、 前記踏段の特定部分を前記車いす用踏段に変形させる付
    勢装置と、 前記エスカレータの速度を制御する速度制御装置と、 前記スイッチ群及び検出手段群からの諸入力に応じて前
    記付勢装置及び速度制御装置を、 (a)前記車いす運転切替えスイッチが投入された場合
    に、当該運転切替えスイッチが投入された乗り側の乗降
    口に設置された前記乗込み減速位置検出手段が前記踏段
    の特定部分が来た時に前記エスカレータを停止させ、前
    記付勢装置を動作させて前記特定部分を車いす用踏段に
    変形させ、 (b)前記乗込み確認スイッチの投入によって前記エス
    カレータを所定の低速で運転し、 (c)前記加速開始位置検出手段が前記車いす用踏段の
    通過を検出した時に前記エスカレータを定格速度で運転
    し、 (d)前記降り減速開始位置検出手段が前記車いす用踏
    段の到着を検出した時に前記エスカレータを所定の低速
    まで減速するように動作させる演算処理装置とを備えて
    成る車いす用踏段付きエスカレータの制御装置。
  2. 【請求項2】 多数の踏段の特定部分が車いす用踏段に
    変形可能なエスカレータと、 上下階それぞれのエスカレータ乗降口付近の適所に設置
    された車いす運転切替えスイッチ及び乗込み確認スイッ
    チと、 前記エスカレータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の
    特定部分の通過を検出して作動する乗込み減速位置検出
    手段と、 前記エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終
    了する上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前
    記車いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及
    び降り減速開始位置検出手段と、 前記踏段の特定部分を前記車いす用踏段に変形させる付
    勢装置と、 前記エスカレータの速度を制御する速度制御装置と、 前記スイッチ群及び検出手段群からの諸入力に応じて前
    記付勢装置及び速度制御装置を、 (a)前記車いす運転切替えスイッチが投入された場合
    に、当該運転切替えスイッチが投入された乗り側の乗降
    口に設置された前記乗込み減速位置検出手段が前記踏段
    の特定部分が来た時に前記エスカレータを停止させ、前
    記付勢装置を動作させて前記特定部分を車いす用踏段に
    変形させ、 (b)前記乗込み確認スイッチの投入によって前記エス
    カレータを所定の低速で運転し、 (c)前記加速開始位置検出手段が前記車いす用踏段の
    通過を検出した時に前記エスカレータを定格速度で運転
    し、 (d)前記降り減速開始位置検出手段が前記車いす用踏
    段の到着を検出した時に前記エスカレータを停止するよ
    うに動作させる演算処理装置とを備えて成る車いす用踏
    段付きエスカレータの制御装置。
  3. 【請求項3】 多数の踏段の特定部分が車いす用踏段に
    変形可能なエスカレータと、 上下階それぞれのエスカレータ乗降口付近の適所に設置
    された車いす運転切替えスイッチ及び乗込み確認スイッ
    チと、 前記エスカレータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の
    特定部分の通過を検出して作動する乗込み減速位置検出
    手段と、 前記エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終
    了する上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前
    記車いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及
    び降り減速開始位置検出手段と、 前記踏段の特定部分を前記車いす用踏段に変形させる付
    勢装置と、 前記エスカレータの速度を制御する速度制御装置と、 前記スイッチ群及び検出手段群からの諸入力に応じて前
    記付勢装置及び速度制御装置を、 (a)前記車いす運転切替えスイッチが投入された場合
    に、当該運転切替えスイッチが投入された乗り側の乗降
    口に設置された前記乗込み減速位置検出手段が前記踏段
    の特定部分が来た時に前記エスカレータを所定の微速ま
    で減速し、前記付勢装置を動作させて前記特定部分を車
    いす用踏段に変形させ、 (b)前記乗込み確認スイッチの投入によって前記エス
    カレータを所定の低速で運転し、 (c)前記加速開始位置検出手段が前記車いす用踏段の
    通過を検出した時に前記エスカレータを定格速度で運転
    し、 (d)前記降り減速開始位置検出手段が前記車いす用踏
    段の到着を検出した時に前記エスカレータを所定の低速
    まで減速するように動作させる演算処理装置とを備えて
    成る車いす用踏段付きエスカレータの制御装置。
  4. 【請求項4】 多数の踏段の特定部分が車いす用踏段に
    変形可能なエスカレータと、 上下階それぞれのエスカレータ乗降口付近の適所に設置
    された車いす運転切替えスイッチ及び乗込み確認スイッ
    チと、 前記エスカレータ乗降口の適所に設置され、前記踏段の
    特定部分の通過を検出して作動する乗込み減速位置検出
    手段と、 前記エスカレータの前記踏段の段差運動が開始し又は終
    了する上下それぞれの傾斜部の端部位置に設置され、前
    記車いす用踏段を検知して作動する加速位置検出手段及
    び降り減速開始位置検出手段と、 前記踏段の特定部分を前記車いす用踏段に変形させる付
    勢装置と、 前記エスカレータの速度を制御する速度制御装置と、 前記スイッチ群及び検出手段群からの諸入力に応じて前
    記付勢装置及び速度制御装置を、 (a)前記車いす運転切替えスイッチが投入された場合
    に、当該運転切替えスイッチが投入された乗り側の乗降
    口に設置された前記乗込み減速位置検出手段が前記踏段
    の特定部分が来た時に前記エスカレータを所定の微速ま
    で減速し、前記付勢装置を動作させて前記特定部分を車
    いす用踏段に変形させ、 (b)前記乗込み確認スイッチの投入によって前記エス
    カレータを所定の低速で運転し、 (c)前記加速開始位置検出手段が前記車いす用踏段の
    通過を検出した時に前記エスカレータを定格速度で運転
    し、 (d)前記降り減速開始位置検出手段が前記車いす用踏
    段の到着を検出した時に前記エスカレータを停止するよ
    うに動作させる演算処理装置とを備えて成る車いす用踏
    段付きエスカレータの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の車いす
    用踏段付きエスカレータの制御装置において、 前記エスカレータの上下の乗降口に設置された降り確認
    スイッチを備え、 前記演算処理装置は、前記降り確認スイッチが投入され
    た時に、前記付勢装置を動作させて前記車いす用踏段を
    元の状態に戻し、前記エスカレータを定格速度で運転す
    ることを特徴とする車いす用踏段付きエスカレータの制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の車いす
    用踏段付きエスカレータの制御装置において、 前記車いす用踏段が低速移動する前記水平部と傾斜部と
    の境付近に車いす運転停止スイッチを設置したことを特
    徴とする車いす用踏段付きエスカレータの制御装置。
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