JPS6260784A - エレベ−タ保守運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は昇降路の保守点検を行なう際に用いられるエレ
ベータ保守運転装置に関する。

〔発明の背景〕

一般にエレベータ昇降路の保守点検は、保守員が乗りか
ごの上部に乗り込んで行なっていた。

従来の乗り込み方は、２組の保守員が１組となり、その
うち１人がホールに出て待機し、他の１人が乗りかご内
の保守運転ボタンを操作して乗りかごの上面が階床床面
と同じ高さになる所まで下降運転し、ホールで待機して
いた人がホールのドアを開いて乗りかごの上部へ乗り込
み１次に１乗りかご上の保守専用ボタンによって上昇運
転し。

階床床面と乗りかご床面を合わせて乗りかご内の人をホ
ールへ出し、その後、再度乗りかご上の保守専用ボタン
を操作して乗りかご上面が階床床面と同じ高さになる所
まで下降運転し、ホールに出ていた人を乗りかご上へ乗
り込ませていた。

一方、昇降路の保守点検を終えた時は１階床床面と乗り
かご上面とが同じ高さになった所で停止して１人を降ろ
してホールで待機させる。次に乗りかご上の保守員は保
守専用ボタンで操作して上昇運転し１乗りかご床面が階
床床面と合った所で停止し、ホールに待機していた保守
員を乗りかご内に乗せる。乗りかご上の保守員は、下降
運転して再度階床床面と乗りかご上面とを同じ高さにな
るようにして停止し１乗りかご上面からホールへ降りる
。その後１乗りかご内の保守員は１乗りがご内の保守運
転ボタンで乗りかご床面を階床床面に合わせて停止し１
乗りかご内から降りて作業を終了していた。

しかし、最近では省力化に伴い昇降路の保守点検を１人
で行なうべく稽々検討がなされているーしかしながら、
従来のやり方で１人の保守員が乗りかご上部へ乗り込む
には１乗りかご内の保守運転ボタンで乗りかご床面を階
床床面と合わせて停［ヒし、ホールへ降りた保守員は１
階床上の階へ階段を昇って行き上階ホールのドアを開い
て乗りかご上へ乗り込まなければならない。このため。

階床ピッチが大きい場合には１階床宋面と乗りかご上面
とに段差が生じ１乗りかごの上部に乗り込む作業は極め
て危険であり、実際には１人の保守員で実施可能でも安
全上の理由で２人で行なわざるを得なかった。

それで、１人の保守員で安全に乗りかご上へ乗り込むこ
と′ができるようにすることが望まれて（する。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、１人で乗りかごの上部へ安全に乗り込
むことのできるエレベータ保守運転装置を提供するにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明は、保守員の操作によって乗りかごを運転して乗
りかご上面を階床床面と合わせて停止させる装置と１乗
りかご上での保守点検後の乗りかご上面を階床床面に合
わせた状態から乗りかご床面な階床床面に合う位置まで
移動したとき停止させる装置とを設けたことを特徴とす
る。

〔発明の実施例〕

以下本発明の実施例を図面と共に説明する。

第２図は定常状態にあるエレベータの側面図を示し、主
ロープ３によって吊られた乗りかと４はその乗りかご床
面Ｂを上部階床面Ａに合わせて停止している。主ロープ
３は運転回路によって制御される駆動装置に連結されて
おり、この駆動装置によって乗りかご４の上下動がなさ
れる。乗りかご４には、第２図および第３図に示すよう
に乗り込み位置検出スイッチ５および降り位置検出スイ
ッチ７が取り付けられており、これらスイッチ５゜７は
昇降路に形成したそれぞれのカム６．８によって作動さ
せられる。

各スイッチ５，７は第１図に示すように運転回路中に電
気的に接続されている。

運転回路の電源間に乗りかご上に設けた運転切り替えス
イッチ９と１乗りかご内の高低速切替スイッチ１０が直
列に接続されている。運転切り替えスイッチ９は通常高
低速切り替えスイッチ１０に接続されており、かご上部
低速用リレー１３に切り替え接続できる。一方、高低速
切り替えスイッチ１０は通常高速用リレー１１に接続さ
れており、かご内低速用リレー１２に切り替え接続が可
能である。

乗りかご内に設けた保守運転準備用スイッチ１４によっ
て電源から分離可能に保守運転装置２３が接続されてい
る。

保守運転装置ｔ２３は、かご上部低速リレー１３のｂ接
点１３ｂと、かご内低速用リレー１２のａ接点１２ａと
が直列接続され、かご上部低速用リレー１３が消磁され
ると共にかご内低速用リレー１２が励磁されたときのみ
作動する。

次に、昇降路内の保守点検を行なう場合について説明す
ると共に、上記した保守運転装置２３の詳細について説
明する。

保守員は１乗りかご４を運転しである階床面Ａと乗りが
ご４の床面Ｂを合せて停止させ１乗りかご４内の高速運
転と低速運転を切り替えろ高低速切替スイッチ１０を切
り替えて高速用リレー１１を消磁すると共Ｋかご内低速
用リレー１２を励磁する。

すると保守運転装置２３のａ接点１２ａは閉じる。次に
、保守運転準備用スイッチ】４を投入して乗り込み用ボ
タン２１を押し１乗かご４内からこの階床面Ａへ出て待
機する。乗り込み用ボタン２１を押すと。

各接点１３ｂ　、　１２ａ　、　１６ｂが閉じているの
で乗り込み用リレー１５が励磁される。従って、そのａ
接点１５ａ、が閉じ乗り込み用ボタン２１を離しても回
路は自己保持さね、またａ接点１５ａ、が閉じて下降用
タイムリレー１７が電源間て接続される。下降用タイム
リレー１７は所定の時間経過した後、エレベータの運転
回路に下降指令を与えるため１乗りかご４は低速で下降
する。しばらくして、第２図に点線で示す位置に乗りか
ご４が来ると１乗り込み位置検出スイッチ５はカム６に
よって閉じる８このため第１図の乗り込み位置検出スイ
ッチ５と直列に接続された乗り込み位置検出リレー１６
が励磁され。

そのｂ接点１６ｂが開状態になる。従って１乗り込入用
リレー１５は消磁され、そのａ接点１５３　）　＋　１
５　ａ２は開いて下降用タイムリレー１７も消磁さねる
結果。

乗りかと４は第２図の点線で示すように乗りかご上面Ｃ
が先の階床面Ａと一致した所で停止する。

そこで、先の階床面Ａで待機していた保守員は上階出入
口１のドアロックを解錠して開き乗かご上部へ乗り込む
。この時、保守員は乗りがご上部の運転切り替えスイッ
チ９を操作してかご上部低速用リレー１３と接続するよ
う切り替え接続する。

すると、かご内低速用リレー１２は消磁されてがご上部
低速用リレー１３が励磁されるため、ｂ接点１３ｂは開
き、ａ接点１２ａも開き、保守運転装置２３は運転回路
から切り離される。この状態で保守員は昇降路内の保守
点検を行なう。

この保守点検作業を終えると、第３図に示すように先の
階床面Ａに乗りかご上面Ｃを合わせて停止し、保守員は
階床面Ａに降りる。その後１乗りかご上部にある運動切
り替えスイッチ９を身を乗り出して高低速切り替えスイ
ッチｌＯ側に切り替え接続する。従って、かご内低速用
リレー１２は励磁され、かご上部低速用リレー１３は消
磁し、それぞれｂ接点１３ｂは閉状態となりａ接点１２
ａも閉状態となり、保守運転装置２３が作動可能となる
。

更に保守員は１乗りかご上部に設けた降り用ボタン２２
を押して階床面Ａで待機する。

降り用ボタン２２を押すと、降り用リレー１８が励磁さ
れ、そのａ接点１８ａ＋によって自己保持される。

またａ接点１８ａｌＫより上昇用タイムリレー２０が電
源に接続される。上昇用タイムリレー２０は一定時間経
過後、運転回路に対して上昇指令を与え１乗りかご４を
第３図の実線の位置から点線の位置まで上昇させる。こ
のとき降り位置検出スイッチ７がカム８によって動作し
て閉じる。このため第１図の降り位置検出リレー１９が
励磁され、そのｂ接点１９ｂが開いて降り用リレー１８
を消磁して乗りかご４の上昇指令が断たれて停止する。

乗りかご４の停止位置は１乗りかご床面Ｂが階床面Ａと
一致しており、この階床面Ａで待機していた保守員は乗
りがご４内に乗り込み、保守運転準備用スイッチ１４を
切り、尚低速切り替えスイッチ１ｏを高速用リレー１１
側に切り替え接続して定常運転状態となる。

上記実施例では１乗り込み用ボタン２１を乗りかご４内
に設け、タイマーを利用して保守員が上部階床面へ出た
後、所定位置まで下降するようにしたが、この乗り込み
用ボタン２１を上部階床の任意の位置に設け、上部階床
に降りた保守員がこの乗り込み用ボタンを操作するよう
にしても良い。この場合、下降用タイムリレー１７はタ
イマー機能のないものとすることもできる。同様にして
、降り用ボタン２２を上部階床に設け、上昇用タイムリ
レー２０はタイマー機能のないものとしても良く、第１
図に保守運転装置の一例を示したように１乗り込み用ボ
タン２１の操作によって乗りかご床面Ｂと階床面Ａが一
致している状態から乗りかご４を下降操作する装置があ
り、この装置による乗りがご４の下降によって乗りかご
上面が階床面と一致したのを乗り込み位置検出スイッチ
５で検出して停止させるよう乗り込み位置停止装置を構
成し、一方、降り用ボタン２２の操作によって乗りかご
上面Ｃと階床面Ａが一致した状態から乗りかご４を上昇
させる装置を構成し、この装置によって乗りかと４がそ
の床面Ｂと階床面Ａとが一致する位置に達したのを降り
位置検出スイッチ７によって検出して乗りかと４を停止
させる降り位置停止装置を構成していれば良（１図示の
実施例に限定するものではない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は１乗りかごの床面と階床面
が合った状態から乗りかごの上面と階床面が合った位置
へと乗りかごを下降させ１乗りかごの上面と階床面とが
合った状態から乗りかごの床面と階床面とか合った位置
へと乗りかごを上昇させる保守運転装置を設けたので、
′１人の保守員で昇降路の保守点検を安全に実施するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるエレベータ保守運転装
置の回路図、第２図および第３図は運転制御中のエレベ
ータを示す側面図である。 Ａ・・・・・・階床面、Ｂ・・・・・・乗りかご床面、
Ｃ・・・・・・乗りがご上面、４・・・・・・乗りかご
、５・・・・・・乗り込み位置検出スイッチ、６・・・
・・・カム、７・・・・・・降り位置検出スイッチ、８
・・・・・・カム、２１・・・・・・乗り込み用ボタン
、２２・・・・・・降り用ボタン、２３・・・・・・保
守運転装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、乗りかごの運転を制御する運転回路に、ある階床面
   と上記乗りかごの床面とが合つた状態から乗り込み用操
   作体の操作によつて上記乗りかごを下降させる装置と、
   この装置によつて上記乗りかごの上面が上記階床面と合
   つたのを検出して停止させる乗り込み位置停止装置と、
   上記乗りかごの上面と上記階床面とが合つた状態から降
   り用操作体の操作によつて上記乗りかごを上昇させる装
   置と、この装置によつて上記乗りかごの床面が上記階床
   面と合つたのを検出して停止させる降り位置停止装置と
   を有する保守運転装置を接続したことを特徴とするエレ
   ベータ保守運転装置。