JP2592056B2 - エレベータの保守運転装置 - Google Patents

エレベータの保守運転装置

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JP2592056B2
JP2592056B2 JP61122334A JP12233486A JP2592056B2 JP 2592056 B2 JP2592056 B2 JP 2592056B2 JP 61122334 A JP61122334 A JP 61122334A JP 12233486 A JP12233486 A JP 12233486A JP 2592056 B2 JP2592056 B2 JP 2592056B2
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福美 山下
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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  • Elevator Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エレベータの保守運転装置に関する。
(従来の技術) 一般に、エレベータ昇降路の保守点検は、乗りかご上
に乗り込んで行なつている。従来、2人の共同作業によ
り、次の様な方法で乗り込んでいた。すなわち、1人が
ホールで待機し、他の1人が乗りかごに乗り、乗りかご
内の保守運転ボタンにより下降運転し、乗りかご上面を
階床床面の位置へ合せ停止させる。次に、ホールで待機
していた人は、ホールのドアを開いて乗りかご上に乗り
込み、乗りかご上の保守専用ボタンにより上昇運転し、
乗りかご床面を階床床面の位置へ合せ停止させる。そし
て乗りかご内の人がホールへ出た後、再び乗りかご上の
保守専用ボタンにより下降運転し、乗りかご上面を階床
床面の位置へ合せ停止させ、ホールに出ていた人が乗り
かご上に乗り込んだ。
一方、乗りかご上から降りる時は、乗りかご上の保守
専用ボタンにより、まず乗りかご上面を階床床面の位置
へ合せ停止させ、乗りかご上の2人のうち1人がホール
へ降りて待機する。そして、上昇運転し、乗りかご床面
を階床床面の位置へ合せ停止させ、ホールで待機してい
た人が乗りかごに入る。そして、乗りかご上の人は、下
降運転し、乗りかご上面の階床床面の位置へ合せ停止さ
せ、乗りかご上からホールへ降りる。最後に、乗りかご
内の人は、乗りかご内の保守運転ボタンにより、乗りか
ご床面を階床床面の位置へ合せ停止させ、乗りかごから
降りて、作業の終了としていた。
(発明が解決しようとする問題点) 最近では省力化に伴ない、昇降路の保守点検を1人で
行なうべく、種々検討されている。しかしながら、1人
で乗りかご上に乗り込むには、乗りかご内の保守運転ボ
タンで、乗りかご床面を階床床面の位置へ合せ停止させ
る。そして1階床上階へ階段を昇つて行き、その階のホ
ールのドアを開いて乗りかご上に乗り込まなくてはなら
ない。しかし、各階の間隔が大きい場合には、階床床面
と乗りかご上面とに大きな段差が生じ、極めて危険な状
態で乗り込むことになる。このため、安全上どうしても
2人の共同作業が必要となる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、昇降路の保守点検作業を1人で
も安全かつ簡単に行うことができるエレベータの保守運
転装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、乗りかごを低
速で運転する低速用リレーと、乗りかごを高速で運転す
る高速用リレー、およびこれら低速,高速用リレーのい
ずれかを選択する高低速切換スイッチとを備えた運転回
路を有するエレベータにおいて、前記運転回路に、前記
高低速切換スイッチが低速用リレーに切り換えられてい
る状態にあって、前記乗りかご内での操作により乗りか
ご上面と階床床面とを自動的に位置合わせする第1の位
置合わせ手段と、前記乗りかご上での操作により乗りか
ご床面と階床床面とを自動的に位置合わせする第2の位
置合わせ手段と、前記乗りかご上での操作により前記第
1および第2の位置合わせ手段による操作を無効とする
無効手段とを設けたことを特徴とするものである。
(作用) 昇降路内の保守点検を行う場合、まず保守員は、乗り
かご内に入り高低速切換スイッチを低速用リレーへ切換
えて乗りかごの運転速度を低速状態とした後、乗りかご
内で第1の位置合わせ手段を操作してから階床床面へ出
て待機する。すると、乗りかごは第1の位置合わせ手段
によって低速で下降し、乗りかご上面と階床床面とが自
動的に位置合わせされるため、階床床面で待機していた
保守員は乗りかご上に乗り込み、昇降路内の保守作業を
行う。そして、保守作業が終了すると、保守員は、乗り
かご上面を階床床面と合った位置で停止させた後、乗り
かご上で第2の位置合わせ手段を操作してから階床床面
へ降りる。すると、乗りかごは第2の位置合わせ手段に
よって低速で上昇し、乗りかご床面と階床床面とが自動
的に位置合わせされるため、階床床面で待機していた保
守員は再び乗りかご内に入り、前記高低速切換スイッチ
を高速用リレーへ切換えて乗りかごの運転速度を通常の
高速状態に復帰する。また、乗りかご上での運転時は、
前記第1および第2の位置合わせ手段による操作は無効
手段によって無効とされるため、乗りかご上での保守作
業時に、万一、乗り込み用ボタンや降り用ボタンが間違
いやいたずら等によって操作されたとしても、乗りかご
が誤動作することはない。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図に基づき説明する。第1
図,第2図において、1は上階出入口、2は下階出入
口、3は吊りかご用ロープ、4は乗りかご、4′は保守
運転後の乗りかご、5は乗り込み位置検出スイツチ、6
は乗り込み位置検出スイツチ作動カム、Aは上階階床
面、Bは乗りかご床面、Cは乗りかご上面である。第3
図において、9は乗りかご上に設けられた切換スイツ
チ、10は乗りかご内の高低速切換スイツチ、11は高速用
リレー、12は乗りかご内の低速用リレー、12aは乗りか
ご内の低速用リレーのa接点、13は乗りかご上の低速用
リレー、13bは乗りかご上の低速用リレーのb接点、14
は乗りかご内の保守運転準備用スイツチ、15は乗り込み
用リレー、15a1と15a2は乗り込みリレー用のa接点、16
は乗り込み位置検出用リレー、16bは乗り込み位置検出
用リレーのb接点、17は下降用タイムリレー、18は降り
用リレー、18a1と18a2は降り用リレーのa接点、19は降
り位置検出リレー、19bは降り位置検出リレーのb接
点、20は上昇用タイムリレー、21は乗りかご内の乗り込
み用ボタン、22は乗りかご上の降り用ボタンである。
しかして今、昇降路内の保守を行なうため、保守員が
乗りかご上に乗り込む動作について説明する。上記構成
において、まず保守員は乗りかご床面Bを上階階床床面
Aの位置に合せて停止させ、乗りかご4内に入る。そし
て、乗りかご4内の高低速切換スイツチ10を低速側へ切
換え、高速用リレー11をOFFし、低速用リレー12をONす
る。次に保守運転準備用スイツチ14を投入し、乗り込み
用ボタン21を押し、上階階床床面Aへ出て待機する。こ
こで保守運転用準備用スイツチ14は手を離しても保持さ
れる構造であり、一方、乗り込み用ボタン21は手を離す
と、もとの状態に復旧する。この乗り込み用ボタン21を
押した時、乗り込み用リレー15は励磁され、乗り込み用
リレーのa接点15a1がONし、自己保持される。同時に乗
り込み用リレーのもう1つのa接点15a2もONし、下降用
タイムリレー17のタイマー機能が作動を始め、所定時間
を経過すると下降用タイムリレー17はONし、乗りかご4
は低速で下降を始める。この下降運転において、乗りか
ご4が乗り込み位置(第1図、点線図示)に到達する
と、乗り込み位置検出スイツチ5が作動カム6によりON
し、乗り込み位置検出リレー16が励磁される。この時、
乗り込み位置検出リレーのb接点16bがOFFし、これに伴
ない、乗り込み用リレー15、乗り込み用リレーのa接点
15a2、下降用タイムリレー17も、順次、OFFする。この
結果、乗りかご上面Cが上階階床床面Aと合つた位置
で、乗りかご4は停止する。
次に、上階階床床面Aで待機していた保守員は、上階
出入口1のドアを開き、乗りかご上に設けられた切換ス
イツチ9を切換え、乗りかご内の低速用リレー12をOFF
させ、一方、乗りかご上の低速用リレー13は励磁され
る。これで乗りかご上の低速用リレーのb接点13bはOFF
し、乗りかご内での前記運転操作は無効となる。そこで
保守員は乗りかご上に乗り込み、昇降路内の保守作業を
行なう。
一方、保守作業が終了すると、まず乗りかご上面Cを
上階階床床面Aと合つた位置で停止させる。次に保守員
は、乗りかご上から乗りかご上に設けられた切換スイツ
チ9を切換え、乗りかご上の低速用リレー13はOFFする
一方、低速側にある高低速切換スイツチ10を介して乗り
かご内の低速用リレー12は励磁される。これで乗りかご
内の低速用リレーのa接点12aはONし、一方、乗りかご
上の低速用リレーのb接点13bは復旧してONとなる。こ
の状態で降り用ボタン22を押し、保守員は上階階床床面
Aへ降りて、そこで待機する。この降り用ボタン22を押
した時、降り用リレー18は励磁され、降り用リレーのa
接点18a1がONし、自己保持される。同時に、降り用リレ
ー18のもう一つのa接点18a2もONし、上昇用タイムリレ
ー20のタイマー機能が作動を始め、所定時間を経過する
と上昇用タイムリレー20はONし、乗りかご4は低速で上
昇を始める。この上昇運転において、乗りかご4が降り
位置(第2図、点線図示)に到達すると、降り位置検出
スイツチ7は作動カム8によりONし降り位置検出リレー
19が励磁される。これで降り位置検出リレーのb接点19
bがOFFし、これに伴ない、降り用リレー18、降り用リレ
ーのa接点18a2、上昇用タイムリレーも、順次、OFFす
る。この結果、乗りかご床面Bが上階階床床面Aと合つ
た位置で、乗りかご4は停止する。次に、上階階床床面
Aで待機していた保守員は、乗りかご内に入り、保守準
備用スイツチ14を復旧してOFFにする。最後に、高低速
切換スイツチ10を高速側に切換えると、乗りかご内の低
速用リレー12がOFFする一方、高速用リレー11がONし
て、平常運転が可能となる。
この一実施例によれば、1人の保守員でも、安全に乗
りかご上に乗り込むことができ、作業終了後も、一人で
乗りかご上から降り、しかも乗りかごを元の状態に復帰
できる。又、乗りかご上での保守作業前に切換スイツチ
9を切換えることによつて、乗り込み用ボタン21や降り
用ボタン22による保守運転操作が無効となるため、乗り
かご上での保守作業時に、乗り込み用ボタン21や降り用
ボタン22が間違いやいたずら等によって操作されたとし
ても、乗りかごが誤動作することはなく、乗りかご上で
の作業を安全に行うことができる。
なお、上記で記述した一実施例では、乗り込み位置検
出を位置検出スイツチ5と作動カム6により、又、復帰
位置検出を位置検出スイツチ7と作動カム8により行な
うこととしたが、エレベータ運転制御用マイクロコンピ
ユータに乗り込み位置および復帰位置を記憶させ、その
位置検出を行なうようにしても同様の目的を達成し得
る。
(発明の効果) 本発明によれば、従来、2人1組で行なつていた昇降
路の保守点検を、1人でも実施可能となり、作業効率を
著しく向上させることができ、また、保守点検時の乗り
かごは低速で運転されるため、保守作業の安全性の向上
を計ることができ、しかも、乗りかご上での運転時は、
乗り込み用ボタンや降り用ボタンが間違いやいたずら等
によつて操作されても乗りかごは動作することがなく、
安全に乗りかご上での作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例になる保守運転装置を用い
て保守員が乗りかご上に乗り込む乗りかごの運行状態を
示したエレベータの部分側面図、第2図は、保守員が乗
りかご上から降り乗りかごを元の状態に復帰する運行状
態を示したエレベータの部分側面図、第3図は、本発明
の一実施例になるエレベータの保守運転装置の回路図で
ある。 1……上階床出入口、3……吊かご用ロープ、4……乗
りかご、5……乗り込み位置検出スイツチ、6……乗り
込み位置検出スイツチ作動カム、7……降り位置検出ス
イツチ、8……降り位置検出スイツチ作動カム、9……
乗りかご上に設けられた切換スイツチ、10……高低速切
換スイツチ、14……保守運転準備用スイツチ、15……乗
り込み用タイムリレー、18……降り用タイムリレー、21
……乗り込み用ボタン、22……降り用ボタン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗りかごを低速で運転する低速用リレー
    と、乗りかごを高速で運転する高速用リレー、およびこ
    れら低速,高速用リレーのいずれかを選択する高低速切
    換スイッチとを備えた運転回路を有するエレベータにお
    いて、前記運転回路に、前記高低速切換スイッチが低速
    用リレーに切り換えられている状態にあって、前記乗り
    かご内での操作により乗りかご上面と階床床面とを自動
    的に位置合わせする第1の位置合わせ手段と、前記乗り
    かご上での操作により乗りかご床面と階床床面とを自動
    的に位置合わせする第2の位置合わせ手段と、前記乗り
    かご上での操作により前記第1および第2の位置合わせ
    手段による操作を無効とする無効手段とを設けたことを
    特徴とするエレベータの保守運転装置。
JP61122334A 1986-05-29 1986-05-29 エレベータの保守運転装置 Expired - Lifetime JP2592056B2 (ja)

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JPS5752621Y2 (ja) * 1978-07-11 1982-11-15

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