JP2564395B2 - エレベータの運転復帰装置 - Google Patents

エレベータの運転復帰装置

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JP2564395B2 JP1114251A JP11425189A JP2564395B2 JP 2564395 B2 JP2564395 B2 JP 2564395B2 JP 1114251 A JP1114251 A JP 1114251A JP 11425189 A JP11425189 A JP 11425189A JP 2564395 B2 JP2564395 B2 JP 2564395B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はエレベータの運転復帰装置に係り、特に地震
の発生で運転休止状態となつたエレベータの運転復帰を
行うエレベータの運転復帰装置に関する。
<従来の技術> 所定震度以上の地震を感知する地震感知器を備えたエ
レベータにおける地震が収まつた後の運転復帰のための
装置については、例えば特開昭55−56967号公報で提案
されている。
この提案に係るエレベータの地震後運転復帰装置で
は、所定震度を超える地震が発生すると地震感知器が作
動し、乗かごは最寄り階に誘導されて運転休止状態とな
る。地震が収まつた後に専門技術者は、機械室に行つて
機械室内の巻上機、ガバナ、制御盤等に異常がないかど
うか点検し、異常がないことを確認してから、地震感知
器を復帰する。
この状態で専門技術者は最寄り階から乗かごに乗り込
み、乗かごを低速運転で走行させながら、昇降路内のレ
ール、ロープ、カウンタウエートなどの部品に異常がな
いかどうかを点検する。この点検で昇降路内の部品に異
常がないことを確認した後に、乗かごを高速運転し異常
が認められなければエレベータを正常運転状態に復帰す
る。
<発明が解決しようとする課題> 前述の提案に係るエレベータの地震後運転復帰装置で
は、地震が収まつた後に行うう運転復帰作業で専門技術
者にかなりの負担がかかる。
即ち、地震が収まつた後にエレベータが設置されてい
るビルに到着した専門技術者は、ビルの最上階に設けら
れている機械室に階段を利用して昇り、機械室内の巻上
機、ガバナ、制御盤等を点検した後に地震感知器を復帰
し、階段を降りて乗かごが運転休止状態で待機している
最寄階から乗かごに乗り込む。
そして、乗かごを低速運転させながら昇降路内のレー
ル、ロープ、カウンタウエートなどの部品を点検した後
に、高速運転での正常動作を確認して、エレベータを正
常運転状態に復帰する一連の作業を行う必要がある。
この専門技術者に要求される運転復帰作業は、煩雑で
あると共に階段の昇り降りを含んで、かなり肉体的疲労
も伴うものであり、ビルのエレベータの設置台数が多い
場合には、専門技術者に多大な負担を与え、全設置エレ
ベータの正常運転状態の復帰に長時間を要することにな
る。
本発明は、前述したような地震発生後のエレベータの
運転復帰の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は簡単な操作で短時間にエレベータの運転復帰を行わせ
るエレベータの運転復帰装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するために、本発明は、地震の発生に
よつて作動する地震感知器を具備し、この地震感知器が
作動すると、乗かごを最寄りの階に着床させ、運転休止
状態とするエレベータの運転装置に取り付けられ、前記
運転休止状態を解除するエレベータの運転復帰装置であ
り、前記地震感知器に設けられ、通電によつて前記地震
感知器を復帰状態とする復帰コイルと、特定階の乗場に
設けられた復帰スイツチと、この復帰スイツチの操作に
よつて、前記復帰コイルへ電流を供給する通電手段と、
前記復帰スイツチの操作によつて、前記乗かごを前記特
定階に低速運転で呼び寄せる制御手段とを有する構成と
なつている。
<作用> 本発明によると、地震が収まつた後にビルに到着した
専門技術者が、特定階の乗場に設けられている復帰スイ
ツチを操作すると、制御手段が作動して乗かごは特定階
に低速運転で呼び寄せられる。同時に、復帰スイツチの
操作によつて通電手段が作動し、復帰コイルに電流が供
給され、地震感知器が復帰状態となる。
そこで、専門技術者は特定階に呼び寄せられた乗かご
に乗り込んで、乗かごを低速運転で移動させながら、昇
降路内のレール、ロープ、カウンタウエートなどの部品
に異常がないことを点検し、さらに機械室内の巻上機、
ガバナ、制御盤等を点検した後にエレベータを平常運転
に復帰させる。
このようにして、専門技術者に肉体的負担をかけず
に、短時間でエレベータの運転復帰作業が行われる。
<実施例> 以下、本発明の実施例の構成を示す回路図を参照して
実施例を説明する。
図に示すように、直流電源端子P・N間に、地震感知
器1が接続され、同様に直流電源端子P・N間に接点3a
1及び復帰コイル1Fの直列接続回路と、接点1a及びリレ
ー2の直列接続回路とが互いに並列に接続されている。
直流電源端子P・N間に、接点2a及び最寄り階停止回
路Aの直列接続回路と、接点2b、接点4b1及び高速運転
回路Hの直列接続回路とが、互いに並列に接続され、接
点2b及び接点4b1の接続点と直流電源端子N間に、戸制
御回路Dが接続されている。
同様にして、直流電源端子P・N間に、接点3a2及び
低速運転回路Lの直列接続回路と、復帰スイツチS、接
点5b及びリレー3の直列接続回路とが、互いに並列に接
続されている。
そして、直流電源端子P・N間に、接点3a3、接点6b
及びリレー4の直列接続回路と、接点4b2及び乗場呼び
回路Cの直列接続回路とが、互いに並列に接続され、直
流電源端子Pと接点3a3及び接点6bの接続点間に接点4a
が接続されている。
ここで、接点1aは機械室に設けられた地震感知器1の
常開接点、接点2aは接点1aのONで付勢されるリレー2の
常開接点、接点2bはリレー2の常閉接点である。また、
接点3a1、3a2、3a3は、復帰スイツチSを投入すると付
勢されるリレー3の常開接点、接点4aは接点3a3のONで
付勢されるリレー4の常開接点、接点4b1、4b2はリレー
4の常閉接点である。
そして、接点5bは乗かごが特定階に着床した時に付勢
される図示せぬリレーの常閉接点、接点6bは図示せぬ戸
開リレーの常閉接点である。
このような構成の実施例において、リレー3及び接点
3a1が本発明の通電手段を構成し、リレー3及び接点3a2
が本発明の制御手段を構成している。
次に、実施例の動作を説明する。
所定震度以上の地震が発生すると、地震感知器1が作
動して接点1aがONとなり、リレー2が付勢される。リレ
ー2が付勢することにより、接点2aがONとなつて最寄り
階停止回路Aが作動して、乗かごは最寄りに誘導され
る。また、リレー2の付勢によつて接点2bがOFFとな
り、高速運転回路H及び戸制御回路Dが非作動状態とな
る。
地震が収まつた後に、特定階である最下階の乗場に設
けられている復帰スイツチSを専門技術者が操作する
と、乗かごは特定階に着床していないのて接点5bはONと
なつているため、リレー3が付勢される。リレー3の付
勢によつて切店3a1がONとなつて復帰コイル1Fに電流が
流れ、地震感知器1が復帰する。
地震感知器1が復帰すると、接点1aがOFFとなつてリ
レー2が消勢され、接点2aがOFFとなるので最寄り階停
止回路Aが非作動状態となる。
また、リレー3の付勢によつて接点3a2がONとなるた
めに、低速運転回路Lが作動し、戸開リレーの常閉接点
6bはONでリレー3の付勢によつて接点3a3がONとなるの
で、リレー4が付勢される。そして、リレー4の付勢に
よつて接点4aがONとなり、直流電源端子P、接点4a、接
点6b、リレー4及び直流電源端子Nで閉回路が形成さ
れ、リレー4は自己保持される。
リレー4の付勢によつて、接点4b2がOFFとなつて乗場
呼び回路Cは非作動状態となり、リレー2の消勢によつ
て接点2bがONとなつて、戸制御回路Dは作動状態となる
が、リレー4の付勢によつて接点4b1がOFFとなるため高
速運転回路Hは非作動状態となる。
このため最寄り階に停止している乗かごは、最下階に
向かつて低速で走行を開始し、最下階の床レベルの近傍
で接点5bがOFFとなりリレー3が消勢する。リレー3が
消勢することによつて接点3a2がOFFとなり、低速運転回
路Lが非作動状態となつて乗かごは最下層に着床停止す
る。
そして、戸制御回路Dによつて戸が開かれるので接点
6bがOFFとなり、リレー4が消勢する。そこで、最下階
において専門技術者は乗かごに乗り込み、図示せぬ制御
回路によつて乗かごを低速で運転し、昇降路内のレー
ル、ロープ、カウンタウエートなどの部品を点検しなが
ら最上階に達する。
このようにして、昇降路内の部品を点検して異常のな
いことを確認した後に、専門技術者は機械室内の巻上
機、ガバナ、制御盤等を点検し、これらにも異常のない
ことを確認し、次いで乗かごに対して高速運転が正常に
行われることを確かめてから、エレベータを正常運転状
態に復帰する。
実施例によると、エレベータの運転復帰作業に際し
て、専門技術者は特定階である最下階に乗かごを低速運
転で呼び寄せ、呼び寄せた乗かごに乗つて乗かごを低速
運転させながら、昇降路内の部品を点検して最上階に達
し、機械室内の部品の点検を引き続いて行うことが出来
る。階段を昇り降りして、機械室内及び昇降路内の部品
の点検を行う必要がないので、専門技術者の肉体的負担
が軽減され、多数の台数のエレベータの運転復帰作業を
短時間に能率的に行うことが出来る。
乗かごが最下階に停止する前に、復帰スイツチSをOF
Fとし、リレー3が消勢しても、接点4aによつてリレー
4は自己保持されていて、接点4b2はOFFなので、乗場呼
び回路Cは非作動状態にあるため、乗かごは最下階に移
動中に利用者が乗場呼び釦を操作しても登録されない。
このように、点検作業後にエレベータが正常運転状態に
復帰するまでは、乗場呼びが登録されないので、エレベ
ータ利用者の安全が確保される。
<発明の効果> 以上詳細に説明したように、本発明によると、専門技
術者は階段を昇り降りすることなく、乗かごを低速で運
転して昇降路内の部品を点検しながら、最上階に達し機
械室内の部品を点検することが出来るので、肉体的負担
が軽減さる多数のエレベータを短時間で能率的に運転復
帰させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例の構成を示す回路図である。 1……地震感知器、1F……復帰コイル、2、3、4……
リレー、A……最寄り階停止回路、C……乗場呼び回
路、D……戸制御回路、H……高速運転回路、L……低
速運転回路、S……復帰スイツチ、1a、2a、2b、3a1、3
a2、3a3、4a、4b1、4b2、5b、6b……接点。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地震の発生によつて作動する地震感知器を
    具備し、この地震感知器が作動すると、乗かごを最寄り
    階に着床させ、運転休止状態とするエレベータの運転装
    置に取り付けられ、前記運転休止状態を解除するエレベ
    ータの運転復帰装置であり、前記地震感知器に設けら
    れ、通電によつて前記地震感知器を復帰状態とする復帰
    コイルと、特定階の乗場に設けられた復帰スイツチと、
    この復帰スイツチの操作によつて、前記復帰コイルへ電
    流を供給する通電手段と、前記復帰スイツチの操作によ
    つて、前記乗かごを前記特定階に低速運転で呼び寄せる
    制御手段とを有することを特徴とするエレベータの運転
    復帰装置。
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JP4924254B2 (ja) * 2007-07-12 2012-04-25 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの地震時対応運転装置
JP5022936B2 (ja) * 2008-02-13 2012-09-12 株式会社日立ビルシステム エレベータの保守運転装置
JP5516972B2 (ja) * 2010-06-29 2014-06-11 株式会社ダイフク 物品搬送設備

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