JPH081260Y2 - エレベータのかご位置検出装置 - Google Patents

エレベータのかご位置検出装置

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JPH081260Y2
JPH081260Y2 JP1987033868U JP3386887U JPH081260Y2 JP H081260 Y2 JPH081260 Y2 JP H081260Y2 JP 1987033868 U JP1987033868 U JP 1987033868U JP 3386887 U JP3386887 U JP 3386887U JP H081260 Y2 JPH081260 Y2 JP H081260Y2
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JP
Japan
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car
rescue
floor
detection device
elevator
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Application number
JP1987033868U
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JPS63142369U (ja
Inventor
利秋 岩本
Original Assignee
株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エレベータのかご位置を検出する装置に係
り、特に停電時により階床間に停止したかごを救出運転
する時に好適なかご位置検出装置に関する。
〔従来の技術〕
一般にエレベータにおいて、建屋内停電等により、か
ごを階床間に停止し乗客がかご内に缶詰めにされること
がある。このような場合、機械室に救出者が入り、かご
を所定階床位置まで運転して救出を行なう。この救出運
転では、一名の救出運転者が通常ブレーキを解放し、か
ごと釣り合い錘とのアンバランス荷重を利用してかごを
移動させ、他の一名がフロアコントローラを見ながらか
ごが階床に到着したことを救出運転者に連絡するように
なつていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来技術においては、ブレーキを解放する救出運
転者とフロアコントローラを見ながら救出運転者に連絡
する連絡者の2名が必要であり、例えば、地震等の広域
災害時には多くのエレベータが同時に停止することがあ
るが、上記の救出運転者と連絡者の2名を現場に派遣す
るなら救出者が多数必要となるので、このような多くの
エレベータ救出に迅速な対応ができないという問題があ
つた。
本考案の目的は、救出運転者が救出運転を行ないなが
ら自分自身で所定階床にかごを到着したことを知ること
ができ、一人でも救出運転ができるエレベータかご位置
検出装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、かごの階床位置
に対応して縮尺配置され、かごの着床位置に対応するド
アのオープンゾーンを検出する固定接触体に着脱可能に
取り付けられ、かごと同期縮尺して走行する可動体の接
触または接近を検出して検出信号を出力する検出装置
と、可動体と固定接触体とからなるフロアコントローラ
の設置場所から離れたブレーキの操作位置近くに配置さ
れ、停電時にブレーキの開放操作によるかごと釣り合い
錘のアンバランス荷重を利用する救出運転を行う救出運
転者に、前記検出装置から出力される検出信号により、
かごが救出階のオープンゾーン内に到着したことを知ら
せる報知装置を備えたものである。
〔作用〕
フロアコントローラの可動体が任意救出階の位置に到
着した時、この可動体の到着を検出装置によつて検出
し、報知装置により救出運転者に知らせる。これによ
り、救出運転者は所定階床にかごを停止させることがで
き、停電であっても充分一人で救出のための作業を行な
うことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図に基づき説明する。図に
おいて、1は昇降路、2はこの昇降路1を昇降するか
ご、4は一端がかご2に、他端が釣り合い錘3に連結さ
れたワイヤロープで、このワイヤロープ4は、機械室A
に設けられたプーリ5に巻き掛けられ駆動される。6は
機械室Aに設けられたフロアコントローラで、このフロ
アコントローラ6には、かご2と同期縮尺して走行移動
するよう可動体7を駆動するチエーン8と、このチエー
ン8の巻き掛けられたスプロケツト9,9′と、可動体7
に設けられる可動接触子10と、かご2の階床位置に対応
して縮尺配置された固定接触体11が設けられている。こ
の固定接触体11は可動接触子10と接触することにより、
かごドア(図示せず)と階床ドア(図示せず)とに設け
られた係合体が互いに係合できる位置(オープンゾー
ン)にかご2があることを示すようになつている。12は
プーリ5とフロアコントローラ6のスプロケツト9′と
の間に設けられたチエーンで、プーリ5の回転をスプロ
ケツト9′に伝えるものである。13は救出運転時フロア
コントローラ6の固定接触体11に取り付けられる検出装
置で、可動接触子10の位置からかご2の位置を判断し、
かご2が上昇又は下降するかに応じて、可動接触子10の
上方又は下方の固定接触子11に取り付けられる。14は配
線、15は前記検出装置13から出力される検出信号に応じ
て報知する報知装置で、この報知装置15の作動により、
かご2がオープンゾーン内に来たことを知ることができ
る。
しかして今、かご2が、例えば停電等によつて階床間
に停止し、乗客がかご2内に缶詰めになつた場合、救出
運転者は出動し機械室Aに入つてエレベータを救出運転
するが、この運転前に、巻上装置のブレーキ(図示せ
ず)を開放してみて、かご2がどちらに動くかを確認す
る。即ち、かご2に乗客が多数いるならかご2と乗客の
重量によりかご2は下降し、一方、乗客が少ないなら釣
り合い錘3の重量によりかご2が上昇する。尚、万一、
かご2と乗客の重量が釣り合い錘の重量とつり合つて上
下いずれにも動かない時は、備えつけのハンドルを操作
することにより上昇又は下降させることができる。次い
で、フロアコントローラ6の可動接触子10の位置を点検
して、かご2がどの階床間に停止しているかを調べる。
この調査により、例えば、かご2が2階と3階との間に
停止し、しかもかご2が下降運転することが判つたな
ら、検出装置13を2階のオープンゾーンを示す固定接触
体11の位置に取り付けると共に、報知装置15を救出運転
者自身の近くに置く。しかる後、巻上装置のブレーキを
開放しながら救出運転を行ない、可動接触子10と検出装
置13が接触して報知装置15が報知した時、救出運転を停
止する。この時、かご2は2階のオープンゾーン内にあ
るので、インターホンを介して乗客にかご2内からかご
ドアを手動によつて開くよう指示して、かご2から救出
することができる。もし、かご2内の乗客がかごドアを
開くことのできない子供等の場合は、救出運転者が2階
の階床ドアを開くことにより救出することができる。
尚、この一実施例では、可動接触子10によつて検出装
置13を作動させるようにしたが、可動体7或いはチエー
ン8に新たに作動体を取り付けて作動させるようにして
も良い。即ち、かご2を同期縮尺して走行する、可動体
7、チエーン8、或いは可動接触子10等の動きを伴うも
のであれば、いずれの動きによつても検出装置13を作動
させることができる。又、検出装置13として接触型,非
接触型等種々の形態のものを用いることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、固定接触体に取り付けられる検出装
置が、停電時に行われる救出運転によりかごと同期縮尺
して走行する可動体の接触または接近を検出して検出信
号を出力し、検出装置から出力される検出信号によりフ
ロアコントローラの設置場所から離れたブレーキの操作
位置近くに配置された報知装置が、かごの救出階のオー
プンゾーン内に到着したことを救出運転者に知らせるよ
うにしたので、救出運転を行う救出運転者は報知装置の
報知によりかごが救出階のオープンゾーン内に到着した
ことを知ることができるから、救出運転者が1人でも救
出運転を行うことができ、しかも、救出運転を行う際に
は、検出装置を所定の固定接触体に取り付けると共に報
知装置をブレーキの操作位置近くに配置するだけで良い
から、救出運転のための回路構成は通常運転のための回
路構成から省くことができ、エレベータの運転回路の構
成を簡素化できると共に救出運転を行う際に必要になる
検出装置および報知装置の構成も簡素なものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図は、本考案の一実施例になるかご位置検出装置を備え
たエレベータの全体概略図である。 2……かご、3……釣り合い錘、6……フロアコントロ
ーラ、7……可動体、10……可動接触子、11……固定接
触体、13……検出装置、14……配線、15……報知装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】かごと同期縮尺して走行する可動体と、か
    ごの階床位置に対応して縮尺配置され、前記かごの着床
    位置に対応するドアのオープンゾーンを検出する固定接
    触体とからなるフロアコントローラと、停電時にかごと
    釣り合い錘のアンバランス荷重を利用する救出運転が行
    われる場合に救出運転者により開放操作されるブレーキ
    とを備えたエレベータのかご位置検出装置において、前
    記固定接触体に着脱可能に取り付けられ、前記可動体の
    接触または接近を検出して検出信号を出力する検出装置
    と、前記フロアコントローラの設置場所から離れた前記
    ブレーキの操作位置近くに配置され、前記検出装置から
    出力される検出信号により、かごが救出階のオープンゾ
    ーン内に到着したことを前記救出運転を行う前記救出運
    転者に知らせる報知装置を備えたことを特徴とするエレ
    ベータのかご位置検出装置。
JP1987033868U 1987-03-10 1987-03-10 エレベータのかご位置検出装置 Expired - Lifetime JPH081260Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS63142369U JPS63142369U (ja) 1988-09-20
JPH081260Y2 true JPH081260Y2 (ja) 1996-01-17

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WO2018020542A1 (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 株式会社日立製作所 エレベータ制御装置

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JPS52115064U (ja) * 1976-02-27 1977-09-01

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WO2018020542A1 (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 株式会社日立製作所 エレベータ制御装置
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