JPH0628538Y2 - エレベータの保守運転装置 - Google Patents

エレベータの保守運転装置

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JPH0628538Y2
JPH0628538Y2 JP1988066786U JP6678688U JPH0628538Y2 JP H0628538 Y2 JPH0628538 Y2 JP H0628538Y2 JP 1988066786 U JP1988066786 U JP 1988066786U JP 6678688 U JP6678688 U JP 6678688U JP H0628538 Y2 JPH0628538 Y2 JP H0628538Y2
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富士彦 鳴海
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株式会社日立ビルシステムサービス
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はエレベータの保守運転装置に係り、特に保守員
の安全を確保するのに好適なエレベータの保守運転装置
に関する。
〈従来の技術〉 エレベータの保守点検に際しては、昇降路底部及び乗か
ご底部に配設されている機器を点検することも必要であ
る。この場合には、保守員1人が、昇降路底部(ピツ
ト)に入り、他の保守員が乗かごに乗り込み、これらの
保守員間で相互に連絡を取り合いながら、乗かごを所望
の位置まで下降させてその位置で停止させて、昇降路底
部及び乗かご底部に配設されている機器を点検してい
た。
〈考案が解決しようとする課題〉 前述したような従来のエレベータの保守運転装置におい
ては、昇降路底部に入つて点検作業を行う保守員に危険
が及ばないように作業しなくてはならない。特に低速度
エレベータでは、昇降路底部は浅く形成されていて、例
えば運行速度が45m/minのエレベータでは昇降路底
部の深さは1.2mしかないので、両保守員間での連絡
が正しく行われないと、昇降路底部に入つている保守員
に危険が及ぶことがある。
即ち、両保守員間の連絡が不充分で、昇降路底部に入つ
ている保守員が安全姿勢をとる前に、乗かご内の保守員
が乗かごを下降させると、乗かごや釣り合い錘が頭上に
下降して来て、昇降路底部の保守員が思わぬ事故に巻き
込まれることになる。
本考案は、前述したようなエレベータの保守点検作業の
現状に鑑みてなされたものであり、その目的は昇降路底
部及び乗かご底部の保守点検作業時に、昇降路底部の保
守員の安全を確保するレエレベータの保守運転装置を提
供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、前記目的を達成するために、保守運転指令が
発せられ、運転釦が操作されると、乗かごに低速の保守
運転を行わせるエレベータの保守運転装置において、前
記保守運転時に前記乗かごが最下階敷居よりも上方の所
定位置に達すると、前記乗りかごの運行を阻止する阻止
手段と、該阻止手段の作動により昇降路底部に居る保守
員に前記乗りかごの接近による危険を警報する警報手段
と、前記阻止手段による前記乗りかごの運行の阻止を解
除して、前記乗りかごの保守運転を再開させると共に、
前記警報手段による危険の警報を解除する保守運転再開
手段と、前記乗りかごが点検運転時の最下降位置まで移
動した時、前記保守運転再開手段により再開された前記
乗りかごの保守運転を停止させる停止手段を有した構成
となつている。
〈作用〉 本考案によると、保守運転中に乗かごが下降して、最下
階敷居よりも上方の所定位置に達すると、阻止手段が作
動して、乗かごの運行が阻止され、乗かごはその位置で
停止する。この停止位置では、昇降路底部と乗かご間に
は充分な空間が確保されるので、昇降路底部の保守員に
は何ら危険は及ぼされない。この状態で、阻止手段の作
動により発せられる警報によつて、昇降路底部に居る保
守員が安全姿勢を取る。
このようにして、昇降路底部の保守員が安全姿勢を取つ
た後に、保守運転再開手段が操作され、乗かごは昇降路
底部の保守員と接触事故を起こすことなく、所定の点検
位置まで移動して停止する。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例をその構成を示す回路図を用い
て、詳細に説明する。
図に示すように、直流電源端子P、N間に、保守点検ス
イツチSW1と保守点検用リレー43Cとが、互いに直
列に接続されている。同様に直流電源端子P、N間に接
点43C1、端階停止用スイツチSW2及び端階停止用リ
レーSが互いに直列に接続され、接点43C1と端階停
止用スイツチSW2の接続点と直流電源端子N間に、運
転釦DNBと下降運転用リレーXとが互いに直列に接続
されている。また、運転釦DNBと下降運転用リレーX
の接続点と直流電源端子N間に、接点S3、下降運転指
令リレー42及びリミツトスイツチDLSが、互いに直
列に接続され、接点S3に並列に接点Y1が接続されてい
る。
直列電源端子P、N間に、接点S1、接点421、接点X
1及び再起動用リレーYが互いに直列に接続され、接点
1および接点421の接続点と、接点X1及び再起動用リ
レーYの接続点との間に、接点Y2が並列に接続されて
いる。同様に、直流電源端子P、N間に、接点Y3、接
点S2及びブザーBZが、互いに直列に接続されてい
る。前述の保守点検用リレー43Cは、乗かごを保守運
行させるリレーで、端階停止用リレーSは、保守運転時
に、最下階敷居の上方800mmの位置に設けられた端階
停止用スイツチSW2の作動で付勢され、昇降路底部内
の保守員と乗かごとの接触を避けるため、乗かごを停止
させるリレーである。また、下降運転用リレーXは保守
点検時の乗かごの下降運転用のリレーであり、下降運転
指令リレー42は、保守点検時の乗かごの下降運転指令
用リレーである。さらに、再起動用リレーYは、保守点
検時に端階の所定位置で停止した乗かごを、再起動させ
るリレーである。
このような構成の実施例において、端階停止用スイツチ
SW2、端階停止用リレーS及び接点S3が阻止手段を構
成し、運転釦DNB、下降運転用リレーX、接点S1
接点421、接点X1及び再起動リレーYが、保守運転再
開手段を構成している。
次に実施例の動作を説明する。
エレベータの保守点検作業時には、保守員の1人が昇降
路底部に入り、他の保守員が乗かごに乗り込んで、保守
点検スイッチSW1をONとする。保守点検スイツチS
1がONとなると、保守点検用リレー43Cが付勢さ
れるので、接点43C1がONとなる。そこで、乗かご
内の保守員が運転釦DNBをONとすると、直流電源端
子P、接点43C1、運転釦DNB、下降運転用リレー
X及び直流電源端子Nで閉回路が形成され、下降運転用
リレーXが付勢する。同時に、直流電源端子P、接点4
3C1、運転釦DNB、接点S3、下降運転指令リレー4
2、リミツトスイツチDLS及び直流電源端子Nで閉回
路が形成され、下降運転指令リレー42が付勢する。
このようにして、下降運転用リレーX及び下降運転指令
リレー42が付勢するので、乗かごは低速の保守運転状
態で下降運行する。乗かごが最下階敷居の上方800mm
の位置まで下降すると、端階停止用スイツチSW2がO
Nとなるので、直流電源端子P、接点43C1、接点S
2、端階停止用リレーS及び直流電源端子Nで閉回路
が形成され、端階停止用リレーSが付勢される。そし
て、端階停止用リレーSの付勢によつて、接点S3がO
FF、接点S1がON、接点S2がONとなる。
この接点S3のOFFによつて、下降運転指令リレー4
2が消勢されるため、乗かごはその位置に停止し、接点
2がONとなるためにブザーBZが作動して警報が発
せられる。
このブザーBZの作動によつて、昇降路底部内の保守員
は乗かごの接近を知り、安全姿勢をとつてさらに接近す
る乗かごに接触しないようにする。この乗かごの停止
後、昇降路底部内の保守員が安全姿勢をとつたことを確
認してから、乗かご内の保守員は運転釦DNBを一旦解
除する。この運転釦DNBの解除によつて、接点421
と接点X1とがONとなる。
このため、直流電源端子P、接点S1、接点421、接点
1、再起動用リレーY及び直流電源端子Nで閉回路が
形成され、再起動用リレーYが付勢される。同時に、接
点Y3がOFFとなるので、ブザーBZが作動を停止す
る。
この状態で、乗かご内の保守員が運転釦DNBを再度O
Nとすると、直流電源端子P、接点43C1、運転釦D
NB、下降運転用リレーX及び直流電源端子Nで閉回路
が形成され、下降運転用リレーXが付勢される。同時
に、再起動用リレーYのの付勢で接点Y1がONとなつ
ているので、直流電源端子P、接点43C1、運転釦D
NB、接点Y1、下降運転指令リレー42、リミツトス
イツチDLS及び直流電源端子Nで閉回路が形成され、
下降運転指令リレー42が付勢される。
このようにして、下降運転用リレーX及び下降運転指令
リレー42が付勢されるので、乗かごは再び下降を開始
し、点検運転時の最下降位置まで移動し、この位置でリ
ミツトスイツチDLSがOFFとなつて乗かごが停止す
る。この時、昇降路底部内の保守員はすでに安全姿勢を
とつているので、保守員が乗かごに触れることはない。
従つて、昇降路内の保守員は、乗かごの接近に気を取ら
れずに点検作業を行うことができ、ブザーBZの警報を
聴いて安全姿勢をとることにより、乗かごとの接触事故
を完全に防止することが出来る。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、保守運転時に乗り
かごが最下階敷居よりも上方の所定位置に達すると、乗
りかごの運行を阻止すると共に、昇降路底部に居る保守
員に乗りかごの接近による危険を警報した後、乗りかご
の運行の阻止を解除すると共に危険の警報を解除して、
乗りかごの保守運転を再開させ、乗りかごが点検運転時
の最下降位置まで移動した時、再開された乗りかごの保
守運転を停止させるようにしたので、点検運転時に低速
で下降する乗りかごの運行が阻止された状態で、昇降路
底部に居て昇降路底部または乗りかご底部に配設されて
いる機器の点検を行う保守員に十分な空間を確保して安
全姿勢を採らせることができ、さらに、昇降路底部が浅
く形成されていても、昇降路底部に居る保守員が乗りか
ごの接近に気付かないまま、乗りかごの保守運転が再開
されることによる昇降路底部内の保守員と乗かごとの接
触事故の発生を防止し、安全にエレベータの点検作業が
行われるエレベータの保守運転装置を提供することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の構成を示す回路図である。 43C……保守点検用リレー、S……端階停止用リレ
ー、X……下降運転用リレー、42……下降運転指令リ
レー、DNB……運転釦、Y……再起動用リレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】保守運転指令が発せられ、運転釦が操作さ
    れると、乗りかごを低速で下降させて保守運転を行わせ
    るエレベータの保守運転装置において、前記保守運転時
    に前記乗りかごが最下階敷居よりも上方の所定位置に達
    すると、前記乗りかごの運行を阻止する阻止手段と、該
    阻止手段の作動により昇降路底部に居る保守員に前記乗
    りかごの接近による危険を警報する警報手段と、前記阻
    止手段による前記乗りかごの運行の阻止を解除して、前
    記乗りかごの保守運転を再開させると共に、前記警報手
    段による危険の警報を解除する保守運転再開手段と、前
    記乗りかごが点検運転時の最下降位置まで移動した時、
    前記保守運転再開手段により再開された前記乗りかごの
    保守運転を停止させる停止手段を有したことを特徴とす
    るエレベータの保守運転装置。
JP1988066786U 1988-05-23 1988-05-23 エレベータの保守運転装置 Expired - Lifetime JPH0628538Y2 (ja)

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JPH01169580U JPH01169580U (ja) 1989-11-30
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JPS5240514U (ja) * 1975-09-16 1977-03-23

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