JP4212732B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制限された領域と非制限領域にそれぞれ設けられた乗り場に対応したエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、鉄道機関を利用しようとする利用客は一般通路を通って駅舎に向かい、一般通路から駅舎の改札まで行って、さらに改札を通ってホームまで行く。この場合、一般通路と改札との間や改札とホームとの間に高低差がある場合が多い。
【0003】
例えば、改札が一般通路より高所にあり、ホームが改札より低所にある駅舎では、乗客は一般通路から階段を上って改札まで行き、改札を通った後にさらに階段を下って低所にあるホームまで行くことになる。このように、一般通路から駅舎のホームに辿り着くまでに2個の階段を昇降しなければならない。これは、特に身障者やお年寄りにとっては不便である。そこで、近年においては、そのような駅舎には、エレベータが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、改札を境界として制限された領域である改札内領域と一般通路などの非制限領域を仕切る必要があることから、非制限領域である一般通路と改札の外側にそれぞれ連絡する2箇所の乗り場間及び制限された領域である改札の内側とホームにそれぞれ連絡する2箇所の乗り場間に対応して、それぞれ別個にエレベータを設けることが必要になる。その場合、駅舎の立地条件や経済上等の理由から2台のエレベータを設けることが困難な場合がある。
【0005】
本発明の目的は、制限された領域と非制限領域に連絡する各乗り場に1台のエレベータで対応でき、しかも制限された領域の内外に対して、一方側から他方側に立ち入ることが禁止できるエレベータを得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係わる発明は、昇降路内を昇降するかごの双方向に扉を設けたエレベータにおいて、前記昇降路に設けられ制限された領域に連絡する第1の乗り場と、前記第1の乗り場と共通の階床に設けられ非制限領域に連絡する第2の乗り場と、前記昇降路の共通の階床または異なる階床に設けられ前記第1の乗り場とは前記昇降路を挟んで対角位置にあって制限された領域に連絡する第3の乗り場と、前記第2の乗り場とは前記昇降路を挟んで対角位置にあって非制限領域に連絡する第4の乗り場と、各階床の乗り場に設けられ乗り場呼びを発生させる乗り場呼び登録装置と、乗り場呼びに応答してかごを昇降させ乗り場呼びが発生した側の扉を開閉した後に目的階では乗り場呼びに応答した側の扉の開閉を禁止して他方の扉を開閉する運転を行う制御装置とを備え、前記かご双方向の扉を開閉して前記制限された領域に連絡する第1の乗り場と第3の乗り場との間及び非制限領域に連絡する第2の乗り場と第4の乗り場との間を連絡することを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明に係わる発明は、請求項1の発明において、前記かごに設けられ、かご内の乗客を検出する乗客検出装置を有し、前記制御装置は、前記乗客検出装置がかご内に乗客を検出したときには自動的に目的階へのかご呼びを発生させることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明に係わる発明は、請求項1の発明において、前記かご内に設けられ、目的階へのかご呼びを発生させるかご内操作盤を有し、前記制御装置は、前記かご内操作盤が操作されたときに目的階へのかご呼びを発生させることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明に係わる発明は、請求項3の発明において、前記かご内操作盤は複数個設けられ、前記制御装置は、前記複数のかご内操作盤からのかご呼びを受け付けることを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明に係わる発明は、請求項3の発明において、前記かご内操作盤は前記かご内の各々の扉の近傍に設けられ、前記制御装置は、目的階で開く扉の近傍に設けられたかご内操作盤からのかご呼びのみを受け付けることを特徴とする。
【0011】
請求項6の発明に係わる発明は、請求項5の発明において、前記制御装置は、目的階で開く扉の近傍に設けられたかご内操作盤の操作促進を乗客に報知する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わるエレベータの構成図である。昇降路1は少なくとも1つの階床における制限された領域と非制限領域を区分する境界に設けられ、この昇降路1内をかご2が昇降する。かご2は駆動源に連結されたシーブ9aによりロープ9bを介してカウンタウエイト9cとの釣り合い長さを調整することによって昇降される。このかご駆動方式は油圧方式、リニア方式など他の方式であってもよい。
【0021】
図1は例えば駅舎を例にとって示しており、一点鎖線で区分けされた制限された領域は改札内領域であり、非制限領域は改札外領域である。
【0022】
図1において、昇降路1の上部は改札内領域と改札外領域とが共通する改札階床であり、この階床に乗り場21a,21bが設けられている。一方の乗り場21aは制限された領域である改札内領域に連絡する乗り場であり、他方の乗り場21bは非制限領域である一般通路に連絡する乗り場である。制限された領域の内側と外側は、例えばフェンスにより仕切られている。
【0023】
そして、その乗り場21a,21bを有する改札階床の下の階床には、改札内領域(制限された領域)であるホームに連絡する乗り場22が昇降路1を挟んで改札階床の乗り場21aと対角位置になるように設けられ、さらにその下階に非制限領域である一般通路に連絡する乗り場23が昇降路1を挟んで改札階床の乗り場21bと対角位置になるように設けられている。
【0024】
昇降路1は、上記の乗り場21a及び21bを有する階床と、乗り場22を有する階床及び乗り場23を有する階床にわたって設けられ、かご2はこの昇降路1内を昇降して各階床の乗り場に着床する。この場合、かご2は、後述するように改札階床の乗り場21a,21bと改札内領域の乗り場22との間、及び改札階床の乗り場21a,21bと改札外領域の乗り場23との間を昇降し、改札内領域の乗り場22と改札外領域の乗り場23との間は昇降しない。
【0025】
なお、各乗り場21a,21b,22,23には乗り場扉31a,31b,32,33が設けられている。
【0026】
かご2は、前後双方向に扉3a,3bを有しており、かご2内の各々の扉2a,2bの近傍には、それぞれかご呼びを発生させる押釦スイッチ及び扉開閉押釦スイッチ(以下釦、扉開閉釦という)を有するかご内操作盤4a及び4bが設けられている。またかご2内にはエレベータの運転内容を報知するために音声や表示出力するかご内出力装置6a,6bが設けられ、さらにかご内操作盤4a及び4bとは別にかご2内の低位の箇所に身障者用かご内操作盤4cが設けられている。なお、かご内操作盤4a及び4bは各々の扉2a,2bの近傍の2箇所に設ける場合を示したが、かご2内の一箇所に設けるようにしてもよい。またかご2には床下に設置する荷重検出装置あるいはかご内下部に設置された光電検出装置等からなる乗客検出装置5が設けられている。
【0027】
各々の乗り場のうち、改札階床の乗り場21a,21bには乗り場呼びを発生させる釦を有する乗り場呼び登録装置7a,7bが設けられ、その下階床の乗り場22には同様に乗り場呼び登録装置7aが設けられ、さらに下階床の乗り場23には乗り場呼び登録装置7bが設けられ、またそれぞれエレベータの運転内容を報知するために音声や表示を出力する乗り場出力装置8a,8bが設けられている。
【0028】
一方、かご2を運転制御する制御装置10は、かご内操作盤4a,4b及び4c、乗客検出装置4d、かご内出力装置6a,6b、乗り場呼び登録装置7a,7b、乗り場出力装置8a,8bと接続されており、図示は省略するが、最上階の乗り場側扉を構成する三方枠の戸袋内に設けられている。制御装置10は、前後双方向に配置された扉2a,2bを有するかご2及び各乗り場に対して、乗り場呼びに応答した一方の扉のみ開閉し、他方の扉の開閉を禁止した運転を行う。
【0029】
例えば、図1において改札階床の改札外領域の乗り場21bに乗り場呼びが発生した場合には、その乗り場21bに対応した乗り場側扉31b及びかご側扉3bのみを開閉可能とし、他方の乗り場側扉31a及びかご側扉3aの開閉を禁止する。従って、この運転の場合には、改札外領域の乗り場21bで利用客の乗り込みを可能にする。利用客がかご2内に乗り込むと乗客検出装置4dが乗客を検出し、制御装置10は自動的に目的階へのかご呼びを発生させ、かご2を下降させる。かご2が目的階である非制限領域の一般通路に連絡する乗り場23に着床すると、制御装置10は乗り込んだ扉3bを背にして乗り込んだ扉3bと反対側の扉3a及び乗り場側扉33を開閉する。従って、同一領域(改札外領域)の乗り場21bと乗り場23間を連絡することになる。
【0030】
逆に、改札内領域の乗り場21aに乗り場呼びが発生した場合には、図1の左側の乗り場側扉31a及びかご側扉3aのみを開閉可能とし、他方の乗り場側扉31b及びかご側扉3bの開閉を禁止し、改札内領域の乗り場21aでの利用客の乗り込みを可能にする。かご2が下降し、目的階であるホームに連絡する乗り場22に着床したときは、制御装置10は乗り込んだ扉3aを背にして乗り込んだ扉3aと反対側の扉3b及び乗り場側扉32を開閉する。従ってこの場合には同一領域(改札内領域)の乗り場21bと乗り場23間を連絡することになる。
【0031】
図2は、駅舎における改札内領域と改札外領域とを説明する平面図で、図3は断面図である。いま、改札階床12が一般通路25より高所にあり、ホーム13が改札階床12と一般通路25との中間の高さにあるとする。エレベータELの昇降路1は、前述のように、改札階床12の乗り場21a及び21b、ホーム13の乗り場22、一般通路25の乗り場23に対応して設けられ、かご2はこの昇降路1内を昇降して各階床の乗り場に着床する。24は電車走行用のレールである。
【0032】
図2及び図3に示すように、電車利用客が一般通路25からエレベータを使用しないでホーム13へ行こうとする場合には、一般通路25から改札外領域の階段15bを上って改札階床12まで行き、改札14を通った後、さらに改札内領域の階段15aを下って中間にあるホーム13へ行くことになる。
【0033】
一方、エレベータELを利用して乗車しようとする場合には、一般通路25に連絡する乗り場23から乗り場呼び登録装置を操作して乗り場呼びを発生させ、かご2を呼んで乗りこみ、改札階床12まで昇って、改札外領域の乗り場21b側で降りることになる。そして改札14を通った後、改札内領域の乗り場21a乗り場呼び登録装置を操作して乗り場呼びを発生させ、かご2を呼んで乗りこみ、ホーム13の階床まで下降して、ホーム13に連絡する改札内領域の乗り場22で降りることになる。従って、改札14を通らずに一般通路とホーム13との通行はできない。
【0034】
また、電車から降りた乗客がエレベータELを利用する場合には、ホーム13の乗り場22の乗り場呼び登録装置により乗り場呼びを発生させ、かご2を呼んで乗りこみ、改札階床12まで昇って改札内領域の乗り場21aで降りることになる。改札14を通った後、改札外領域の乗り場21bの乗り場呼び登録装置を操作して乗り場呼びを発生させ、かご2を呼んで乗りこみ、一般通路25の階床まで下降して、乗り場23で降りることができる。従って、改札を通らずにホーム13と一般通路25との間の通行ができない。この場合、エレベータELの利用客が例えば車椅子利用者である場合には、いずれの乗り場からであっても、かご2に乗降する際に、乗り込んだ扉を背にして正面側の扉(乗り込んだ扉と反対側の扉)側で降りることができ、前方を見ながら車椅子操作が行なえるため安全である。
【0035】
図4は制御装置10のブロック構成図である。制御装置10は、かご内操作盤4a,4b,4c及び乗り場呼び登録装置7a,7bから呼びが入力されると、その呼びを登録すると共にその旨を呼びを発生させたかご内操作盤4a,4b,4cや乗り場呼び登録装置7a,7bに通知する呼び応答手段13と、かご内出力装置6a,6bや乗り場出力装置8a,8bにエレベータELの運転状況を報知する報知手段17と、呼び応答手段16に登録された呼びに従ってかご2を運転制御する運転制御手段18と、扉の開閉を行う開閉手段19と、かご2内に乗客が存在するか否かを判定する乗客検出手段20とを有する。
【0036】
いま、いずれかの乗り場呼び登録装置7a,7bから乗り場呼びが発生したとする。呼び応答手段16はその乗り場呼びを登録すると共に、その旨を呼びを発生させた乗り場呼び登録装置7a,7b、報知手段17、運転制御手段18に通知する。報知手段17は呼び応答手段16から乗り場呼びの通知を受けると、その乗り場呼びのあった領域側での運転である旨を、他方の乗り場出力装置に通知する。
【0037】
また、運転制御手段18は呼び応答手段16から乗り場呼びの登録の通知を受けると、現在処理中の乗り場呼びがないときは、その乗り場呼びにかご2を応答させるべく、かご2を駆動する駆動装置にかご駆動指令を出力し、かご2を乗り場呼びのあった階床まで運転する。かご2が乗り場呼びのあった階床に到着し着床すると、扉開閉手段16は乗り場呼びのあった側の乗り場側扉及びかご側扉を開く。
【0038】
この状態で利用客がかご2内に乗ったか否かを乗客検出手段20で検出し、乗客検出手段20は利用客がかご2内に乗ったことを検出したときは、呼び応答手段16に対しかご呼びを自動登録するための指令を出力する。これは、駅舎に設けられるエレベータの階床は、上階と下階の2階床しかないことから、かご呼び行先階は一方の階床と特定されるからである。
【0039】
呼び応答手段16からかご呼びが登録されると、運転制御手段18は扉開閉手段19に指令を出力して乗り場側扉及びかご側扉を閉じ、かご2を目的階まで運転する。また、報知手段17は呼び応答手段16からかご呼びが登録されると、扉が開く方向の情報をかご内出力装置に出力する。そして、かご2が目的階に到着すると、運転制御手段18は扉開閉手段19に指令を出力して乗り場側扉及びかご側扉を開く。
【0040】
この状態で、運転制御手段18はその着床階に乗り場呼びが発生しているか否かを呼び応答手段16からの情報で判断し、乗り場呼びが発生しておらず、かつかご2内に乗客が存在しないときは、扉開閉手段19に指令を出力して乗り場側扉及びかご側扉を閉じ運転を終了する。そして、呼び応答手段16に乗り場呼びが登録されているときはその登録されている乗り場呼びに応答する。例えば、一方の領域側での制限運転中に他方の領域側の乗り場呼びがあったときは、その登録を受け付け、現行の運転が終了したときにその他方の側の乗り場呼びに応答する。
【0041】
一方、着床階に乗り場呼びが発生しているときは、他方の領域側の乗り場呼びに優先して着床階の乗り場呼びに応答する。
【0042】
また、着床階に乗り場呼びの発生はないが、かご2内に乗客が存在しているときは、運転制御手段18は報知手段17に指令を出力し、異常状態が発生しているか否かを判定する。報知手段17は扉閉釦が押されたか否かを判定し、かご2内に乗客が存在しているにもかかわらず扉閉釦が押されていないときは、所定の時間経過後にかご内出力装置及び乗り場出力装置に警報を発生する。これは、乗客が何らかの理由により降りることができなかった異常事態と考えられるからである。
【0043】
また、かご呼びに応答した後に、その着床階に乗り場呼びがないにもかかわらずかご内に乗客が存在し扉閉釦が押されたときは扉を閉じ、その扉を閉じた後にかご呼び及び乗り場呼びがないときは、所定の時間経過後にかご内出力装置及び乗り場出力装置に警報を発生する。この場合も同様に、乗客が何らかの理由により降りることができなかった異常事態と考えられるからである。
【0044】
図5は制御装置により自動運転される場合の動作を示すフローチャートである。まず、いずれかの乗り場呼び登録装置から乗り場呼びが発生したか否かを判定する(S1)。一方の領域側または他方の領域側から乗り場呼びが発生している場合には最初に発生した乗り場呼びを優先させる。乗り場呼びが発生しているときは、乗り場呼びが発生した反対側の領域の乗り場出力装置に対し反対側で使用中である旨を報知する(S2)。つまり、一方の領域側での制限領域運転であることを他方の領域側の乗り場に報知する。例えば、「反対側の乗り場で使用しています。しばらくお待ち下さい」との音声出力や表示灯に表示出力する。
【0045】
そして、かごをその乗り場呼びのある階床まで運転し、着床させた後、扉を開く(S3)。扉を開く時間は、お年寄りや車椅子利用者を考慮して多少長めの時間、例えば10秒程度とする。
【0046】
この状態で利用客がかご内に乗ったか否かを検出し(S4)、一定時間経過しても乗客がかごに乗ったことを検出できないときは、誤った乗り場呼びであると判断して、扉を閉じ乗り場出力装置への報知出力を解除する(S5)。一方、利用客がかご内に乗ったことを検出したときは、かご呼びを自動発生させる(S6)。これは、前述したように、駅舎に設けられるエレベータの階床は、上階と下階の2階床しかないことから、かご呼びによる目的階は一方の階床と特定されるからである。さらに、駅舎に設けられたエレベータの利用者の中に、身障者やお年寄りがいることを考慮して、かごに乗ってもかご内操作盤を操作しなくても済むようにするためである。
【0047】
かご呼びが自動登録されると、扉を閉じて自動運転である旨をかご内出力装置に出力するとともに、かごを目的階まで運転する(S7)。また必要に応じてその運転中に扉が開く方向の情報をかご内出力装置に出力する。例えば、「こちら側の扉が開きます」との音声出力や表示灯への表示出力を行う。そして、かごが目的階に到着すると、同一領域側の扉を開く(S8)。つまり乗り込んだ扉を背にして正面側の扉(乗り込んだ側と反対側の扉)を開く。
【0048】
この状態で、その着床階に同一領域内の乗り場呼びが発生しているか否かを判断し(S9)、その着床階に乗り場呼びが発生しているときは、扉の開く時間(例えば10秒)経過後に扉を閉じステップS4に戻る。この場合、他方の領域側の乗り場呼びが登録されていてもその他方の側の乗り場呼びは待たされることになる。つまり、同一領域内の乗り場呼びが発生しているときは、他方の領域側の乗り場呼びに優先して着床階の乗り場呼びに応答することになる。
【0049】
一方、その着床階に乗り場呼びが発生していない場合には、かご内に乗客が存在するか否かを検出し(S10)、乗客が存在しない場合には扉を閉じ乗り場出力装置へ一方の領域制限運転であることの報知出力を解除する(S11)。これにより、一方の領域制限運転を終了しステップS1に戻る。従って、この状態で他方の領域の乗り場呼びが登録されているときは、その登録されている乗り場呼びに応答することになる。このように、一方の領域側運転中に他方の領域側の乗り場呼びがあったときはその登録を受け付けるが、一方の領域側運転が終了したときにその他方の側の乗り場呼びに応答することになる。
【0050】
ステップS10の判定で、かご内に乗客が存在していると判定されたときは、扉閉釦が押されたか否かを判定し(S12)、扉閉釦が押されていないときは、所定時間(例えば60秒)経過したか否かを判定し(S13)、所定時間が経過するまでは扉を開き警報を出力する(S14)。これは、着床階に到着しても乗客がかご内に存在しており、扉閉釦も操作されないで所定の時間が経過した状態であるので、かご内の乗客に異常が発生した場合と考えられるからである。
【0051】
一方、ステップS12の判定で、扉閉釦が押されていると判定されたときは扉を閉じ(S15)、さらにかご呼びが発生したか否かを判定する(S16)。かご呼びが発生しているときは、かご呼び階へ運転を行う(S17)。これは、その着床階で別の利用客が乗り込んできた場合と考えられるからである。
【0052】
ステップS16の判定で、かご呼びが発生していないと判定された場合には、同一領域側の乗り場呼びが発生したか否かを判定し(S18)、乗り場呼びが発生しているときはステップS3に戻る。これは、その着床階で乗り込んできた別の利用客がかご内操作盤の操作をしなかった場合と考えられるが、駅舎に設けられるエレベータの階床は上階と下階の2階床しかないことから、乗り場呼びが発生している状態では、その目的階に運転を開始できるからである。
【0053】
ステップS18の判定で、乗り場呼びが発生しなかった場合には、かご内にかご内操作盤の操作を促す報知を行う(S19)。例えば、「もう一度、目的階釦を押して下さい」との音声出力を行う。そして、所定時間が経過したか否かを判定し(S13)、所定時間が経過すると、扉を開き警報を出力する(S14)。
【0054】
これは、目的階に到着しても乗客がかご内に存在しており、扉閉釦は押されたが、かご内操作盤の目的階釦の操作を促す報知をし、所定の時間が経過してもその操作がなされない状態であることから、かご内の乗客に異常が発生したと考えられるからである。警報が発生したときは、エレベータの管理者はエレベータに直行し異常状態がないかどうかを確認することになる。
【0055】
以上の説明では、乗客検出手段20により利用客がかご内に乗っていることを検出し、かご呼びを自動登録させ、またかご内操作盤の操作入力によっても登録できる場合であるが、かご内操作盤が操作された場合のみかご呼びを登録させるようにしてもよい。
【0056】
はかご内操作盤の操作のみによりかご呼びを登録するようにした運転フローチャートを示す。
【0057】
まず、いずれかの乗り場呼び登録装置から乗り場呼びが発生したか否かを判定する(S1)。異なる領域側から乗り場呼びが発生している場合には最初に発生した乗り場呼びを優先させる。一方の領域側で乗り場呼びが発生しているときは、乗り場呼びが発生した領域側と反対側の領域側の乗り場出力装置に対し一方の領域側で使用中である旨を報知する(S2)。つまり、一方の領域側での専用運転であることを他方の領域側の乗り場に報知する。例えば、「反対側の乗り場で使用しています。しばらくお待ち下さい」との音声出力や表示灯に表示出力する。
【0058】
そして、かごをその乗り場呼びのある階床まで運転し、着床させた後、扉を開く(S3)。扉を開く時間は、お年寄りや車椅子利用者を考慮して多少長めの時間、例えば10秒程度とする。
【0059】
この状態で利用客がかご内操作盤を操作したか否かを判定する(S4)。かご内操作盤は扉の近傍にそれぞれ設けられる2個の場合と、かご内に1個設ける場合があり、また別途身障者用かご内操作盤が設けられる。この実施の形態ではかご内操作盤を扉の近傍にそれぞれ設け、しかも乗り込んだ側と反対側の扉の近傍に設けられたかご内操作盤のみが受付可能な場合を説明する。利用客がかご内に乗り込み、その正面側(扉閉側)のかご内操作盤の扉閉釦が操作されているときは、背面側の扉を閉じてかごを目的階まで運転する(S5)。
【0060】
そしてかごが目的階に到着すると、同一領域側の扉を開く(S6)。つまり乗り込んだ扉を背にして正面側の扉(乗り込んだ側と反対側の扉)を開く。
【0061】
この状態で、その着床階に同一領域内の乗り場呼びが発生しているか否かを判断し(S7)、その着床階に乗り場呼びが発生しているときは、扉の開く時間(例えば10秒)経過後に扉を閉じステップS4に戻る。この場合、他方の領域側の乗り場呼びが登録されていてもその他方の側の乗り場呼びは待たされることになる。つまり、同一領域内の乗り場呼びが発生しているときは、他方の領域側の乗り場呼びに優先して着床階の乗り場呼びに応答することになる。
【0062】
一方、その着床階に乗り場呼びが発生していない場合には、かご内に乗客が存在するか否かを判定し(S8)、乗客が存在しない場合には扉を閉じ乗り場出力装置へ一方の領域制限運転であることの報知出力を解除する(S11)。これにより、一方の領域制限運転を終了しステップS1に戻る。従って、この状態で他方の領域側の乗り場呼びが登録されているときは、その登録されている乗り場呼びに応答することになる。このように、一方の領域制限運転中に他方の領域側の乗り場呼びがあったときはその登録を受け付けるが、一方の領域制限運転が終了したときにその反対側の乗り場呼びに応答することになる。
【0063】
ステップS4の判定で、正面側(扉閉側)のかご内操作盤が操作されていないと判定されたときは、そのかご内操作盤の操作促進を促す報知指令をかご内出力装置に出力する(S10)。例えば「行先階釦を押して下さい」との音声出力を行なう。そして所定時間(例えば60秒)が経過したか否かを判定し(S11)、所定時間が経過すると、かご内に乗客が存在するか否かを検出する(S12)。乗客の存在を検出できなかったときは、誤った乗り場呼びであったと判断して、扉を閉じ乗り場出力装置への報知出力を解除しステップS1に戻る(S13)。一方、乗客の存在を検出したときは、同一領域側の扉を開き警報を出力する(S14)。これは、かご内の乗客に異常が発生した場合と考えられるからである。
【0064】
次に、ステップS8の判定で、かご内に乗客の存在を検出した場合には扉閉釦が操作されているか否かを判定し(S15)、操作されていると判定されたときは扉を閉じ(S17)、さらに目的階の扉開側のかご呼び釦が操作されたか否かを判定する(S18)。かご呼びが発生しているときは、目的階への運転を行う(S19)。これは、その着床階で別の利用客が乗り込んできた場合と考えられるからである。
【0065】
ステップS18の判定で、かご呼び釦が操作されていないと判定された場合には、同一領域側で乗り場呼びが発生したか否かを判定し(S20)、乗り場呼びが発生しているときはステップS3に戻る。これは、その着床階で乗り込んできた利用客がかご内操作盤の操作をしない間に、また別の利用客が着床階で乗り込んできたと考えられるためである。
【0066】
ステップ20の判定で、乗り場呼びが発生しなかった場合には、かご内のかご内出力装置に、目的階で降りる側の扉の近傍に設けられたかご内操作盤の操作を促す報知を行う(S21)。例えば、「もう一度、行先階釦を押して下さい」との音声出力を行う。そして、所定時間が経過したか否かを判定し(S16)、所定時間が経過すると、同一領域側の扉を開き警報を出力する(S14)。
【0067】
これは、目的階に着床しても乗客がかご内に存在しており、扉閉釦は押されたが、かご内操作盤の行先階釦の操作を促す報知をし、所定の時間経過してもその操作がなされない状態にあることから、かご内の乗客に異常が発生したと考えられるからである。警報が発生したときは、エレベータの管理者はエレベータに直行し異常状態がないかどうか確認することになる。
【0068】
図6の説明では、降りる側の扉の近傍に設けられたかご内操作盤を操作したときのみかご呼び登録が発生するようにしたが、複数箇所に設けられたいずれのかご内操作盤を操作してもかご呼び登録を発生させるようにしてもよい。
【0069】
図7はかご内の複数箇所(身障者用も含む)にかご内操作盤を有し、いずれのかご内操作盤を操作してもかご呼び登録が発生するようにした場合の制御装置10の運転フローチャートである。図6に示したフローチャートのステップS4、ステップS10、ステップS18、ステップS21では、降りる側の扉の近傍に設けられたかご内操作盤を操作した場合のものであるが、この図6で示したフローチャートのステップS4’、ステップS10’、ステップS18’、ステップS21’では、複数箇所のいずれかのかご内操作盤4を操作した場合であっても良いようにしている。その他のステップS1〜S21は、図6に示したフローチャートと同一である。
【0070】
図7において、図6の場合と同様に、いずれの乗り場呼び登録装置から乗り場呼びが発生したか否かを判定する(S1)。異なる領域側から乗り場呼びが発生している場合には最初に発生した乗り場呼びを優先させる。一方の領域側で乗り場呼びが発生しているときは、乗り場呼びが発生した領域側と他方の領域側の乗り場出力装置に対し一方の領域側で使用中である旨を報知する(S2)。そして、かごをその乗り場呼びのある階床まで運転し、着床させた後、扉を開く(S3)。
【0071】
この状態で利用客がかご内操作盤を操作したか否かを判定する(S4)。これは、かご内に設けられた複数箇所のいずれかのかご内操作盤が操作されたか否かで判定される。つまりいずれのかご内操作盤が操作されてもかご呼び登録が可能となっている。
【0072】
いずれかのかご内操作盤の操作により、かご呼び登録があったときは、背面側の扉を閉じてかごを目的階まで運転する(S5)。そしてかごが目的階に到着すると、同一領域側の扉を開く(S6)。つまり乗り込んだ扉を背にして正面側の扉(乗り込んだ側と反対側の扉)を開く。
【0073】
この状態で、その着床階に同一領域内の乗り場呼びが発生しているか否かを判定し(S7)、その着床階に乗り場呼びが発生しているときは、扉の開く時間(例えば10秒)経過後に扉を閉じステップS4’に戻る。この場合、他方の領域側の乗り場呼びが登録されていてもその他方の領域側の乗り場呼びは待たされることになる。つまり、同一領域内の乗り場呼びが発生しているときは、他方の領域側の乗り場呼びに優先して着床階の乗り場呼びに応答することになる。
【0074】
一方、その着床階に乗り場呼びが発生していない場合には、かご内に乗客が存在するか否かを判定し(S8)、乗客が存在しない場合には扉を閉じ乗り場出力装置へ一方の領域制限運転であることの報知出力を解除する(S9)。これにより、一方の領域側運転を終了しステップS1に戻る。従って、この状態で他方の領域側の乗り場呼びが登録されているときは、その登録されている乗り場呼びに応答することになる。このように、一方の領域制限運転中に他方の領域側の乗り場呼びがあったときはその登録を受け付けるが、一方の領域制限運転が終了したときに他方の領域側の乗り場呼びに応答することになる。
【0075】
ステップS4’の判定で、かご内操作盤が操作されていないと判定されたときは、かご内のいずれかのかご内操作盤の操作促進を促す報知指令をかご内出力装置に出力する(S10’)。そして所定時間(例えば60秒)が経過したか否かを判定し(S11)、所定時間が経過すると、かご内に乗客が存在するか否か検出する(S12)。乗客の存在を検出できないときは、誤った乗り場呼びであると判断して、扉3を閉じ乗り場出力装置8への報知出力を解除しステップS1に戻る(S13)。一方、乗客の存在を検出したときは、同一領域側の扉を開き警報を出力する(S14)。これは、かご内の乗客に異常が発生した場合と考えられるからである。
【0076】
次に、ステップS8の判定で、かご内に乗客が存在していると判定された場合には扉閉釦が操作されたか否かを判定し(S15)、扉閉釦が操作されていないときは、所定時間(例えば60秒)経過したか否か判定し(S16)、所定時間が経過すると、扉を開き警報を出力する(S14)。これは目的階に着床しても乗客がかご内に存在しており、扉閉釦も操作されないで、所定時間が経過した状態にあるので、かご内の乗客に異常が発生した場合と考えられるからである。
【0077】
一方、ステップ15の判定で、扉閉釦が操作されていると判定されたときは扉を閉じ(S17)、いずれかのかご内操作盤のかご呼び釦が操作されたか否かを判定する(S18’)。かご内操作盤のかご呼び釦が操作されたときは、目的階への運転を行う(S19)。これは、その着床階で別の利用客が乗り込んできて操作された場合と考えられるからである。
【0078】
ステップS18’の判定で、かご呼び釦が操作されていないと判定された場合には、同一領域側で乗り場呼びが発生したか否かを判定し(S20)、乗り場呼びが発生しているときは、ステップS3に戻る。これは、その着床階で乗り場呼びを発生させた別の利用客が乗り込んできてかご内操作盤の操作をしなかった場合と考えられるからである。
【0079】
ステップ20の判定で、乗り場呼びが発生しなかった場合には、かご内のかご内出力装置に、かご内操作盤の操作を促す報知を行う(S21)。例えば、「もう一度、行先階釦を押して下さい」との音声出力を行う。そして、所定時間が経過したか否かを判定し(S16)、所定時間が経過すると、扉を開き警報を出力する(S14)。
【0080】
これは、目的階に着床しても乗客がかご内に存在しており、扉閉釦は押されたが、かご内操作盤のかご呼び釦の操作を促す報知をし、所定の時間経過してもその操作がなされない状態にあることから、かご内の乗客に異常が発生したと考えられるからである。警報が発生したときは、エレベータの管理者はエレベータに直行し異常状態がないかどうか確認することになる。
【0081】
次に図8は本発明の実施の形態におけるエレベータを制限された領域及び非制限領域の形態が異なる階床に適用した場合の説明図である。図1に示したエレベータは、改札階床に共通に設けられた、改札内領域(制限された領域)に連絡する乗り場21aと改札外領域(非制限領域)に連絡する乗り場21bが昇降路1上部に位置し、改札内領域(制限された領域)であるホームに連絡する乗り場22が昇降路1の中間に位置し、改札外領域(非制限領域)である一般通路に連絡する乗り場23が昇降路1の下部に位置する。
【0082】
これに対し、図8に示すエレベータは、改札階床に共通に設けられた、改札内領域(制限された領域)に連絡する乗り場21aと改札外領域(非制限領域)に連絡する乗り場21bが昇降路1の中間に位置し、改札内領域(制限された領域)であるホームに連絡する乗り場22が昇降路1上部に位置し、改札外領域(非制限領域)である一般通路に連絡する乗り場23が昇降路1の下部に位置する。このような図8に示す駅舎であっても、また地下鉄のように、ホームに連絡する乗り場が昇降路の下部に位置し、一般通路に連絡する乗り場が昇降路の上部に位置するような場合にも本発明のエレベータを適用できる。
【0083】
さらに、図示は省略するが、例えば馬券売り場のように、上下の各階床に、制限された領域と非制限領域が共通に設けられている建物に対しても本発明のエレベータは適用可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、かごの前後双方向に扉を有する1台のエレベータにより、異なる階床に設けられ、制限された領域と非制限領域に連絡する各乗り場に対してサービスでき、しかも制限された領域の内外に対して、一方側から他方側に立ち入ることが禁止できる。従って制限された領域の内外にそれぞれ別個に2台のエレベータを設ける必要がないので、立地条件に適切に対応でき経済的となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係わるエレベータの構成図である。
【図2】図2は、駅舎における改札内領域(制限された領域)と改札外領域(非制限領域)とを説明する平面図である。
【図3】図3は、駅舎の縦断面図である。
【図4】図4は、本発明の実施の形態における制御装置のブロック構成図である。
【図5】図5は、本発明の実施の形態における制御装置の自動運転モードの動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の実施の形態における制御装置の他の運転モードの動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の実施の形態における制御装置のさらに他の運転モードの動作を示すフローチャートである。
【図8】図8は、本発明の実施の形態におけるエレベータを制限された領域と非制限領域の形態が異なる建物に適用した場合の説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路
2 かご
3a,3b,31a,31b,32,33 扉
4a,4b,4c かご内操作盤
6a,6b かご内出力装置
7a,7b 乗り場呼び登録装置
8a,8b 乗り場出力装置
9a 駆動装置
9b ロープ
9c カウンタウエイト
10 制御装置
12 改札階床
13 ホーム
14 改札
15a,15b 階段
16 呼び応答手段
17 報知手段
18 運転制御手段
19 扉開閉手段
20 乗客検出手段
21a,21b,22,23 乗り場
25 一般通路

Claims (6)

  1. 昇降路内を昇降するかごの双方向に扉を設けたエレベータにおいて、前記昇降路に設けられ制限された領域に連絡する第1の乗り場と、前記第1の乗り場と共通の階床に設けられ非制限領域に連絡する第2の乗り場と、前記昇降路の共通の階床または異なる階床に設けられ前記第1の乗り場とは前記昇降路を挟んで対角位置にあって制限された領域に連絡する第3の乗り場と、前記第2の乗り場とは前記昇降路を挟んで対角位置にあって非制限領域に連絡する第4の乗り場と、各階床の乗り場に設けられ乗り場呼びを発生させる乗り場呼び登録装置と、乗り場呼びに応答してかごを昇降させ乗り場呼びが発生した側の扉を開閉した後に目的階では乗り場呼びに応答した側の扉の開閉を禁止して他方の扉を開閉する運転を行う制御装置とを備え、前記かご双方向の扉を開閉して前記制限された領域に連絡する第1の乗り場と第3の乗り場との間及び非制限領域に連絡する第2の乗り場と第4の乗り場との間を連絡することを特徴とするエレベータ。
  2. 前記かごに設けられ、かご内の乗客を検出する乗客検出装置を有し、前記制御装置は、前記乗客検出装置がかご内に乗客を検出したときには自動的に目的階へのかご呼びを発生させることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  3. 前記かご内に設けられ、目的階へのかご呼びを発生させるかご内操作盤を有し、前記制御装置は、前記かご内操作盤が操作されたときに目的階へのかご呼びを発生させることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  4. 前記かご内操作盤は複数個設けられ、前記制御装置は、前記複数のかご内操作盤からのかご呼びを受け付けることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  5. 前記かご内操作盤は前記かご内の各々の扉の近傍に設けられ、前記制御装置は、目的階で開く扉の近傍に設けられたかご内操作盤からのかご呼びのみを受け付けることを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
  6. 前記制御装置は、目的階で開く扉の近傍に設けられたかご内操作盤の操作促進を乗客に報知することを特徴とする請求項に記載のエレベータ。
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