JPH02225278A - エレベータの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、エレベータの保守、点検、調整の際の作業を
容易にするためのエレベータの制御装置に関する。

（従来の技術） エレベータは、常に安全に乗客を運ぶことが重要であり
、このため定期的に保守、点検、調整が義務付けられて
いる。

ところで、エレベータは、乗客を収容するかごのスペー
スを、できるだけ大きく確保する必要があるため、制御
機器や配線端子などは、エレベータかごの上に集中して
設けられている。このため、エレベータの保守、点検、
調整にあたっては、作業員がエレベータかごの上に乗っ
て行なうようになる。

従来のエレベータでは、このような作業を行なうため作
業員がエレベータかごの上に乗込むには、２人の作業員
のうちの１人が、かご内に乗込み、エレベータを低速度
（点検速度）で乗り場レベルより下方に動かし、エレベ
ータかごの天井が、乗り場付近になったときにエレベー
タを停止させ、この状態から別の作業員が乗り湯側の扉
を開いてかごの上に乗込むようにした方法、あるいは現
エレベータ位置より一つ下の階の乗り場呼びを発生させ
、エレベータの下降によりニレベタ天井が乗り場レベル
と等しくなったときに乗り湯側の扉を開いて非常停止さ
せ、かご上に乗込むようにした方法などがある。

（発明が解決しようとする課題） ところが、前者の方法では２人の作業員を必要とするた
め、エレベータの保守、点検、調整などの作業にあたっ
て多額の費用が必要となり経済的に不利な欠点があり、
また、後者の方法は乗り場側扉が閉じている状態でエレ
ベータかごの天井レベルと乗り場レベルを一致させるの
が難しく、しかもエレベータの走行状態から乗り場側扉
を開く非常手段などを用いなければならないため、作業
を進める上でかなりの経験を必要とするとともに、作業
能率も悪い欠点があった。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、エレベー
タかご上への乗込みを簡単にでき、エレベータの保守、
点検、調整などの作業能率の改善と経費の節減を可能に
したエレベータの制御装置にを提供することを目的とす
る。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、作業開始を指示する暗号信号をまって各階ご
とに記憶された乗り場レベルデータとエレベータかごの
床と天井の間の距離データに応じてエレベータかごの天
井レベルを乗り場床レベルに一致させるようにエレベー
タかごの停止位置を制御するようになっている。

（作　用） この結果、作業開始を指示する暗号信号を与えるだけで
、エレベータかごの天井レベルを乗り場床レベルに一致
させるようにエレベータかごの停止位置を制御すること
ができるので、保守、点検、調整などの作業のためのエ
レベータかご上への乗込みを簡単にでき、これら作業の
能率改善が可能になる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面にしたがい説明する。

第１図は、同実施例の回路構成を示すものである。図に
おいて、１はエレベータかごて、このエレベータかご１
は図示しない昇降路に沿って昇降される。このエレベー
タかご１の内部には行先階ボタン、扉開ボタン、扉開ボ
タンなどの各種操作ボタン２が設けられ、この操作ボタ
ン２での操作出力は信号人力部３に与えられる。この場
合、操作ボタン２の扉開ボタンと扉開ボタンを所定時間
だけ同時に操作することで暗号信号Ａが出力されるよう
になっている。この信号入力部３には、エレベータかご
１の扉の開閉に連動するエレベータかご扉スィッチ４か
らのかご扉信号Ｂ１各階床の乗り場扉の開閉に連動する
エレベータ乗り場罪スイッチ５１．５２・・・５ｎから
の乗り場扉信号Ｃおよびエレベータかご１の上に設けら
れる作業スイッチ６からの作業信号りが与えられる。こ
こで、かご扉信号Ｂは、かご扉に連動してスイッチ４が
開いたときのみオフとなり、乗り場扉信号Ｃは、エレベ
ータ乗り場扉に連動してスイッチ５１゜５２・・・５ｎ
のいずれかが開いているとオフとなり、作業信号りは、
作業員がエレベータかご１上で作業をしている間、スイ
ッチ６によりオフとなるようにしている。そして、この
信号入力部３の出力は動作指令部７に与えられる。

一方、８は乗り場レベル記憶部で、この乗り場レベル記
憶部８は、予め各階乗り場ごとの乗り場レベルデータを
記憶している。そして、この乗り場レベル記憶部８から
の乗り場レベルデータは、動作指令部７および制御部９
に与えられるとともに、減算部１０に与えられる。この
減算部１０には、床−天井距離記憶部１１からの床−天
井距離データが与えられており、所定階の乗り場レベル
データから床−天井距離データを減算した出力を発生し
、この出力を動作指令部７に与えるようにしている。こ
こで、床−天井距離記憶部１１での床−天井距離は、エ
レベータかごの床と天井の間の距離のことである。

動作指令部７は、かご非信号Ｂ１乗り場扉信号Ｃおよび
作業信号りが総てオンの条件がＣエレベ−夕かご床レベ
ル−乗り場しベル〕時に成立すると、減算部１０より出
力される［乗り場レベル］［床−天井距離データ］を停
止位置データａとして設定して、エレベータかご１の天
井レベルを乗り場床レベルに一致させる制御指令すを出
力し、また、かご扉信号８１乗り湯部信号Ｃおよび作業
信号りが総てオンの条件が［エレベータかご床レベル〜
乗り場レベル１時に成立すると、乗り場レベル記憶部８
より出力される乗り場レベルデータを停止位置データａ
として設定して、エレベータかご１の床レベルを乗り場
床レベルに一致させる制御指令すを出力するようにして
いる。そして、この動作指令部７からの出力は、制御部
９に与えられる。制御部９は、乗り場レベル記憶部８の
乗り場レベルデータおよび動作指令部７からの停止位置
データａ、制御指令すにに基づいてエレベータかご１の
停止位置を制御するとともに、エレベータかご１に設け
られた報知部１２の動作を制御するようになっている。

次に、このように構成した実施例の動作を第２図を用い
て説明する。

いま、２階の乗り場からエレベータの保守、点検、調整
作業を行なうものとすると、作業員は、２階乗り場より
エレベータかご１内に乗込んで操作ボタン２のうち扉開
ボタンと扉開ボタンを所定時間同時に操作する。すると
、ステップＡ１に示すようにエレベータかご１より暗号
信号Ａが入力部３を介して制御部９に送られる。これで
制御部９からの出力で報知部１２が駆動され、作業員に
暗号信号Ａを検知したことを知らせる。次に、作業員が
エレベータかご１より２階乗り場に降りると、一定時間
経過の後エレベータ扉は自動的に閉じる。この時点では
、かご扉信号８１乗り湯部信号Ｃおよび作業信号りのい
ずれもがオン状態であり、この条件が［エレベータかご
床レベル−乗り場しベル］時に成立するので、これを条
件に動作指令部７にて［乗り場レベル］−［床−天井距
離データ］が停止位置データａとして設定され、エレベ
ータかご１の天井レベルを乗り場床レベルに一致させる
制御指令すが出力される。すると、ステップＡ２に示す
ように、制御部９により、停止位置データａで指示され
た位置までエレベータかご１は下降運転され、制御信号
すによりエレベータかご１の天井レベルが２階の乗り場
床レベルに一致された位置に停止される。また、この状
態で、制御部９によりステップＡ３に示すように報知部
１２が駆動され、２階乗り場にいる作業員に対し作業準
備完了が知らされる。

この報知を侵けて、作業員は、ステップＡ４において２
階の乗り湯部を開いてエレベータかご１の上に乗込み、
作業スイッチ６をオフ状態にし、さらにステップＡ５に
示すように２階乗り湯部を閉じることにより、従来通り
の方法により保守、点検、調整などの作業が実行できる
ようになる。

その後、作業を終了したところで、点検運転（低速運転
）を実行するとエレベータかご１は所定階、例えば３階
まで移動される。そして、エレベータかご１の天井レベ
ルが３階の乗り場床レベルに一致されると、エレベータ
かご１は停止される。

この状態で作業員が、作業スイッチ６をオン操作した後
、ステップＡ６に示すように３階乗り湯部を開いて乗り
場に降りる。すると、乗り湯側を閉じた時点で、かご扉
信号Ｂ、乗り湯部信号Ｃ１作業信号りがいずれもオン状
態となり、この条件が［エレベータかご床レベル≠乗り
場しベル］時に成立するので、これを条件に、動作指令
部７より、乗り場レベル記憶部８より出力される３階乗
り場レベルデータが停止位置データａとして設定され、
レベータかご１の床レベルを３階乗り場レベルに一致さ
せる制御指令すが出力される。すると、ステップＡ７に
示すように制御部９によりエレベータかご１が床レベル
が３階乗り場レベル、に一致するように運転制御され、
エレベータかご１の床レベルが３階乗り場レベルに一致
されると、かご扉が一旦開放され、一定時間経過により
作業は終了し、通常運転に復帰できることになる。

なお、本発明は上記実施例にのみ限定されず、要旨を変
更しない範囲で適宜変形して実施できる。

例えば、上述の実施例ではエレベータかご１内の扉開ボ
タンと扉閉じボタンの操作により暗号信号へを出力する
ようにしたが、かご呼びボタンを一定時間内に所定順序
で操作することで暗号信号Ａを出力するようにしてもよ
い。

［発明の効果〕 本発明は、作業開始を指示する暗号信号をまって各階ご
とに記憶された乗り場レベルデータとエレベータかごの
床と天井の間の距離データに応じてエレベータかごの天
井レベルを乗り場床レベルに一致させるようにエレベー
タかごの停止位置を制御するようになっているので、作
業開始を指示する暗号信号を与えるだけで、エレベータ
かごの天井レベルを乗り場床レベルに一致させることが
でき、作業のだめのエレベータかご上への乗込みを簡単
にできる。このことは、２人の作業員により作業を進め
る従来方法に比べ、１人の作業員により作業を行なうこ
とができるので、費用の節減を図ることができ、さらに
現エレベータ位置より一つ下の階の乗り場呼びを発生さ
せ、エレベータの下降によりニレベタ天井が乗り場レベ
ルと等しくなったときに乗り湯側の扉を開いて非常停止
させかご上に乗込む従来方法に比べても、エレベータか
ごの天井レベルを乗り場床レベルに一致させるのに、作
業員の勘や経験などを一切必要としないので、これらの
作業能率の改善を図ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック図
、第２図は同実施例の動作を説明するためのフローチャ
ートである。 １・・・エレベータかご、２・・・操作ボタン、４・・
・かご扉スィッチ、５１〜５ｎ・・・エレベータ乗り湯
部スイッチ、６・・・作業スイッチ、７・・・動作指令
部、８・・・乗り場レベル記憶部、９・・・制御部、１
０・・・減算部、１１・・・床−天井距離記憶部、１２
・・・報知部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各階の乗り場レベルデータを記憶した乗り場レベルデー
   タ記憶手段と、エレベータかごの床と天井の間の距離デ
   ータを記憶した床−天井距離データ記憶記憶手段と、作
   業開始を指示する、暗号信号を出力する暗号信号出力手
   段と、この暗号信号出力手段の暗号信号により上記乗り
   場レベルデータ記憶手段の乗り場レベルデータと上記床
   −天井距離データ記憶記憶手段のエレベータかごの床と
   天井の間の距離データに応じてエレベータかごの天井レ
   ベルを乗り場床レベルに一致させるようにエレベータか
   ごの停止位置を制御する制御手段とを具備したことを特
   徴とするエレベータの制御装置。