JP2570392B2 - 車椅子乗用踏段付エスカレータ - Google Patents

車椅子乗用踏段付エスカレータ

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JP2570392B2
JP2570392B2 JP63163415A JP16341588A JP2570392B2 JP 2570392 B2 JP2570392 B2 JP 2570392B2 JP 63163415 A JP63163415 A JP 63163415A JP 16341588 A JP16341588 A JP 16341588A JP 2570392 B2 JP2570392 B2 JP 2570392B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、身体障害者用の車椅子を一般乗客ととも
に搬送するようにした車椅子乗用踏段付きエスカレータ
に関するものである。
【従来の技術】
従来、上記のようなエスカレータとして、例えば特開
昭59−230985号公報、特公昭60−23283号公報、特開昭6
0−23828号公報に示すように、多数の通常踏段およびこ
れらの通常踏段間に配置された車椅子乗用踏段が無端状
に連結され、主枠に設けた循環路を循環運転されるもの
があった。 そして、上記のような車椅子乗用踏段付きエスカレー
タは、通常運転時には車椅子乗用踏段も通常踏段と同様
に一般乗客を乗せて搬送し、車椅子運転時には、車椅子
乗用踏段に設けた可動踏板、車止め、傾斜踏板などの可
動体を昇降させて車椅子を身体障害者が乗ったまま車椅
子乗用踏段によって搬送し、この車椅子運転時にも通常
踏段で車椅子使用者以外の一般乗客を搬送している場合
が多い。また、車椅子運転時には、踏板、車止め、傾斜
踏板などの可動体を動作させるために、乗り口,降り口
部で一旦エスカレータを停止させ、電動機などの駆動源
を人が操作することにより、可動体を乗り口部で動作さ
せ、降り口部で復帰させている。
【発明が解決しようとする課題】
従来の車椅子乗用踏段付きエスカレータは、車椅子運
転状態では、上述したように、可動体を動作,復帰させ
るために、乗り口部,降り口部でエスカレータを一時的
に停止させていることにより、乗車運転能力が低下し、
また可動体の動作,復帰操作が面倒であるという問題点
があった。 この発明は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、車椅子運転状態での運転能力の向上と、
可動体の動作,復帰の自動化とを図った車椅子乗用踏段
付きエスカレータを得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車椅子用踏段付きエスカレータは、車
椅子乗用踏段群の1つの踏段に設けたアクチュエータ
で、主枠内に設けた乗り口用スイッチを動作させ、乗り
口用スイッチで一方の昇降機構を介してラックなどから
なる乗り口噛合部材(以下乗り口ラックと記す)を上昇
させ、これに上記車椅子乗用踏段群の踏段に設けたピニ
オンなどからなる正転体および逆転体(以下正転ビニオ
ンおよび逆転ピニオンと記す)の一方が噛み合うように
するとともに、車椅子乗用踏段群を乗り口部で停止さ
せ、また停止した車椅子乗用踏段に車椅子が乗った状態
で、車椅子運転起動スイッチを操作してエスカレータを
起動させ、さらに前記アクチュエータで、主枠内に設け
た降り口用スイッチを動作させ、降り口用スイッチで他
方の昇降機構を介してラックなどからなる降り口噛合部
材(以下降り口ラックと記す)を上昇させ、これに車椅
子乗用踏段群の踏段に設けた正転ピニオンおよび逆転ピ
ニオンの他方がエスカレータ運転状態のまま噛み合うよ
うにし、降り口部で車椅子が降りるようにしたものであ
る。
【作用】
この発明における車椅子乗用踏段付きエスカレータ
は、車椅子に乗った身体障害者またはその介護者が車椅
子運転切換スイッチを操作して、通常運転から車椅子運
転に切換えるなどにより、通常踏段および車椅子乗用踏
段群が走行し、上記アクチュエータが乗り口用スイッチ
を動作させると、乗り口部の適所で前記車椅子乗用踏段
群が停止するとともに、自動的に可動体が動作するよう
に乗り口ラックが上昇し、このラックに車椅子乗用踏段
群の所要の踏段の正,逆転ピニオンの一方が係合し、ま
たは係合可能となり、車椅子乗用踏段群に車椅子が乗
り、車椅子運転起動スイッチを操作することで、可動体
が動作し安定した状態で身体障害者とともに車椅子を搬
送する。また、上記アクチュエータが降り口用スイッチ
を動作させると、降り口部で自動的に降り口ラックが上
昇し、このラックに正,逆転ピニオンの他方が噛み合
い、可動体が復帰し、車椅子乗用踏段群から車椅子が降
りることができる。そして、この場合には、車椅子乗用
踏段群から車椅子が乗降口床に降りるのを失敗しても、
後続する踏段の踏板が水平を保っているので降りるのに
支障がない。したがって、乗り口部では、安全性を保つ
必要上、エスカレータを停止させるが、降り口では停止
させる必要がなく、走行したまま車椅子が降りることが
でき、さらに、上記アクチュエータとスイッチとによっ
て、自動的に乗り口ラック,降り口ラックを上昇させて
可動体の動作,および復帰ができる。
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明する。 第1図ないし第4図において、1は水平な上,下端部
1a,1b間に傾斜した中間部1cが設けられた主枠、2は主
枠1内に設けられレールを主体として構成された無端状
の循環路であり、循環路2は、主枠1の上面側に往路2a
が、上,下端部1a,1bに転部2bが、底面側に帰路2cがそ
れぞれ形成されている。3は循環路2に沿って配置され
た多数の通常踏段、4,5,6,7は通常踏段3間に前後方向
に並べて配置された車椅子乗用踏段であり、これらによ
って、車椅子乗用踏段群52が構成されている。踏段7に
はアクチュエータ51が固定してあり、上昇走行時に次に
前側となる車椅子乗用踏段4は傾斜踏板33を有し、中間
の車椅子乗用踏段5は操作機構24を有し、上昇走行時に
後側となる車椅子乗用踏段6は可動踏板28aおよび車止
め32を有している。上記踏段3,4,5,6,7は、軸がそれぞ
れ無端状の左,右踏段鎖8に連結され、駆動機によって
踏段鎖8が駆動されることで、循環路2に沿って上昇,
下降走行されるように構成されている。 なお、以上の構成は従来のものと同様である。 第1図ないし第9図に示すように、前部に装着された
軸9の両端部に前輪10が枢持され、後部には後輪11が枢
持されている。踏段3,4,5,6,7は、軸9が無端状の左,
右踏段鎖8に連結され、前,後輪10,11が主枠1内に固
定されたガイドレール23a,23bに支持され、踏段鎖8が
主枠1内に配設された駆動機(図示省略)によって駆動
されることで、循環路2に沿って移動し、踏段を3,4,5,
6,7が上昇,下降走行されるように構成されている。 主枠1内に下端部1b,上端部1aには、昇降機構12,12を
介してラック13,14が主枠1の幅方向一側部,他側部に
配置され、循環路2の往路2a長手方向に沿って延びてい
る。昇降機構12,12は、同構成であるからこれらの一方
について説明すると、主枠1内に正逆回転する電動機35
が固定され、電動機35の軸35aに駆動用ピニオン36が固
定され、駆動用ピニオン36に噛み合わされたラック軸37
が主体1内に固定された軸受部材38に昇降可能に支承さ
れたものであり、ラック軸37の上端に取付板39を介して
上記ラック13が固定されている。操作機構付き車椅子乗
用踏段5にはラック13と噛み合う正転ピニオン15とラッ
ク14と噛み合う逆転ビニオン16とが、踏段5の幅方向に
水平に延びるピニオン軸15aと16aとを介して踏段5に固
定した軸受17と18とに軸支されている。正転ピニオン15
は、一側部がこれの前側に位置する逆転ピニオン16に噛
み合わされているとともに、他側部が駆動力伝達機構19
の一方の中間ギヤ20と噛み合わされている。駆動力伝達
機構19は、中間ギヤ軸21が上記ピニオン軸15a,16aと平
行に踏段5の幅方向に延び、中間ギヤ軸21の一側部には
上記中間ギヤ20が固定され、中間ギヤ軸21の他側部には
他方の中間ギヤ20が固定され、中間ギヤ軸21の両端部が
踏段5に固定した軸受22に軸支され、中間ギヤ20は操作
機構24の左,右フォーク25下面に形成したラック26に噛
み合わされている。操作機構24はフォーク25が踏段5に
フォークガイド27などによって前後方向に進退可能に保
持され、フォーク25は押し出し状態では操作機構付きの
車椅子乗用踏段5の後側から突出して可動体付きの車椅
子乗用踏段6の可動体28に設けた前,後フォーク受29,3
0の孔29a,30aに係合され、引き込み状態では踏段5の踏
板5a下方に収納されるように構成されている。可動体付
き踏段6は、踏段本体31に上記可動体28が昇降可能に保
持され、可動体28は可動踏板28aの後側から可動ライザ
が下方に湾曲して延び、可動ライザは踏段本体31の後側
部に設けられたライザの前側に摺動可能に添わされてい
る。また、踏段6には可動踏板28a上に突出する車止め3
2を昇降させるための正転ピニオン15と逆転ピニオン16
とを備えた駆動力伝達機構が設けられ、踏段4には可動
体である傾斜踏板33を後部が下方に位置するように傾斜
させるために正転ピニオン15と逆転ピニオン16とを備え
た駆動力伝達機構が設けられ、これらの駆動力伝達機構
は踏段5に設けた駆動力伝達機構19とほぼ同様である。 さらに、主枠1の循環路2両側に立設した欄干34の
上,下端部には車椅子運転切換スイッチ40と車椅子運転
起動スイッチ41とが設けられている。循環路2の帰路2c
下端部に上昇運転時の乗り口用スイッチ42が配置され、
往路2aの上端部に降り口用スイッチ43が配置され、帰路
2cの上端部に下降運転時の乗り口用スイッチ44が配置さ
れ、往路2aの下端部に降り口用スイッチ45が配置され、
スイッチ42,43,44,45は、踏段7に設けたアクチュエー
タ51の当接によって動作する位置検出用リミットスイッ
チであり、それぞれ主枠1側に固定されている。 なお、図中、46,47は乗降口床、48は車椅子、49,50は
櫛状体である。 また、この実施例の構成のうち、昇降機構12、ラック
13,14、ピニオン15,16および駆動力伝達機構19以外の構
成は特開昭60−23283号公報,特開昭60−23285号公報な
どに示された従来のものとほぼ同様である。 次に、以上のように構成された本実施例の動作につい
て説明する。 上昇運転時には、第10図,第11図に示す動作をする。
すなわち、車椅子48に乗った身体障害者または介護者が
車椅子運転切換スイッチ40を押してエスカレータを通常
運転から車椅子運転に切り換えるとともに、車椅子48を
下端部の乗降口床46上で待機させる。車椅子乗用踏段4,
5,6,7が走行して乗り口部に接近すると、位置検出用の
車椅子乗用踏段7に設けたアクチュエータ51が乗り口用
スイッチ42に当接し、このスイッチ42を動作させ、特定
位置でエスカレータを減速させるとともに、主枠1の下
端部1bに配設された昇降機構12の電動機35が正転駆動さ
れ、駆動用ピニオン36が正転することでラック軸37を介
して乗り口ラックとなるラック13が所定位置まで上昇す
る。上昇しているラック13に減速走行している車椅子乗
用踏段4,5の正転ピニオン15が順次噛み合い、傾斜踏板3
3を傾斜させ、フォーク25が押し出され、車椅子乗用踏
段の一部が形成される。すなわち、踏段5の正転ピニオ
ン15がラック13に噛み合い、ラック13は固定されている
が、踏段5ともに正転ピニオン15が第5図の矢印A方向
に移動するので、このピニオン15は矢印Bに示す時計方
向に回転し、中間ギヤ21を介してフォーク25が矢印Dに
示す後方に押し出されて、可動体付き踏段6の下降状態
にある可動体28のフォーク受29,30の孔29a,30aに挿入さ
れる。なお、正転ピニオン15の回転によって逆転ピニオ
ン16が反時計方向に回転するが、逆転ピニオン16は仕事
をしない。また、上述した動作は、操作機構付き踏段5
の踏板5aと可動体付き踏段6の可動踏板28aとの踏面が
同一水平面上に位置する循環路2の往路2a下端部で行わ
れ、上記フォーク25がフォーク受29,30に係合した状態
になり、この状態でエスカレータが乗り口部で停止す
る。この停止位置では、踏段4の傾斜踏板33は傾斜して
いるが踏段6の可動踏板28a上に突出していない。この
状態で、乗降口床47から車椅子48を踏段5の踏板5aと踏
段6の可動踏板28aの上に乗り込ませ、車椅子運転起動
スイッチ41を入れると、エスカレータが緩起動する。こ
れにより、低速走行する踏段6の正転ピニオン15がラッ
ク13に噛み合い車止め32が可動踏板28a上に突出した後
踏段5が往路2aの傾斜部に達すると、踏板5aの上昇に伴
い可動体付き踏段6の踏段本体31に対し可動体28が上昇
し、踏板5aと可動踏板28aとは同一水平面上に位置した
ままエスカレータが増速して上昇し、残部の車椅子乗用
踏段が形成される。なお、車止め32上昇後の適時に主枠
1の下端部に設けられた昇降機構12の電動機35が逆転駆
動されてラック13が下降復帰し、エスカレータが増速し
て上昇走行する。車椅子乗用踏段4,5,6,7が降り口部に
接近すると、踏段7のアクチュエータ51が降り口用スイ
ッチ43に当接してこのスイッチ43を動作させ、特定位置
でエスカレータを減速させるとともに、主枠1の上端部
に配設された昇降機構12の電動機35が正転し、降り口ラ
ックとなるラック14が所定位置まで上昇する。このラッ
ク14に減速走行している車椅子乗用踏段4,5,6の逆転ピ
ニオン16が順次噛み合い、傾斜踏板28a,フォーク25およ
び車止め32を動作前の状態に復帰させる。すなわち、踏
段5の逆転ピニオン16がラック14に噛み合い、第8図の
矢印Eに示すように正転ピニオン15が矢印Cに示すよう
に反時計方向に回転するので、中間ギヤ20を介してフォ
ーク25が矢印Fに示すような前方に引き込まれ、フォー
ク受19,30から抜き出されて踏板5a下方に収納される。
このため、可動体付き踏段6の可動体28は踏段本体31に
対し相対的に下降し、可動踏板28aが踏板5aと同一水平
面上に位置して往路2aの上端水平部を第8図の矢印Aに
示す方向に移動する。そして、車椅子48を踏板5aと可動
踏板28aとの上から適時に乗降口床47に降ろす。可動踏
板28aは下降状態を保って上端部の櫛状体50を通過し、
主枠1上端部の昇降機構12の動作でラック14が下降し、
エスカレータが増速し、反転部2b,帰路2c,反転部2dを経
て再び往路2aの下端部に戻り、上述した動作を繰り返
す。 下降運転時には、車椅子乗用踏段7のアクチュエータ
51が乗り口用スイッチ44,降り口用スイッチ45に順次当
接し、これらのスイッチ44,45の動作によって上述した
上述運転時とほぼ同様な動作をするが、踏段3,4,5,6,7
の走行方向が上昇運転時とは逆になるため、逆転ピニオ
ン16が主枠1上端部で上昇しているラック14に噛み合う
ことでフォーク25がフォーク受29,30に係合し、正転ピ
ニオン15が主枠1の下端部で上昇しているラック13に噛
み合うことでフォーク25のフォーク受29,30への係合が
外れて収納されることになる。 また、通常運転時には、昇降機構12,12が動作しない
ことで、可動踏板28aが下降状態を保ち、踏段4,5,6にも
踏段3と同様に一般乗客を乗せることができる。 上述した実施例では乗車時には一旦エスカレータを停
止させるが、降車時には停止させない。そして乗車時お
よび降車時にエスカレータを減速させているので昇降機
構で上昇されているラックと踏段に設けた正転ピニオン
と逆転ピニオンとの噛み合いが確実にできるが、この発
明ではエスカレータの上記減速は、必ずしも行う必要が
ない。そして、車椅子の乗り込み時に一旦停止させるの
は、車椅子乗用踏段を間違えると、後続する踏段が通常
踏段であって、車椅子が乗れず危険であるのを防ぐため
であるが、降り時には仮に車椅子乗用踏段から乗降口床
に降りるのを失敗しても、後続する通常踏段の踏面も水
平を保ちながら走行するため、安全上の問題がない。 そして、この発明において、可動体を有する踏段は傾
斜踏板付きのものを省いてもよく、操作機構を適宜変更
できる。さらに、この発明において、ラック13,14の昇
降機構12,12は電磁プランジャや流体圧シリンダ機構に
することができ、アクチュエータを設ける踏段と正転ピ
ニオン,逆転ピニオンを有する踏段との間に通常踏段を
介在させてもよい。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、車椅子乗用
踏段群の1つの踏段に設けたアクチュエータで、主枠内
に設けた乗り口用スイッチおよび降り口用スイッチを動
作させることで、昇降機構を介して乗り口ラックおよび
降り口ラックを上昇させ、これらのラックに車椅子乗用
踏段群の踏段に設けた正転ピニオンおよび逆転ピニオン
を噛み合せて、車椅子乗用踏段の可動体の動作および復
帰を行うとともに、乗り口部でのみエスカレータを停止
させ、停止状態で車椅子乗用踏段に車椅子を乗せてエス
カレータを起動させ、降り口部ではエスカレータ運転状
態のまま車椅子が降りるようにしたので、車椅子運転状
態での運転能力が向上し、またラックの上昇およびこれ
による可動体の動作,復帰が自動化できるので、操作が
簡易にできる車椅子乗用踏段付きエスカレータが得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による車椅子乗用踏段付きエスカレー
タの一実施例を示す概略側断面図、第2図,第3図およ
び第4図は第1図のII部,III部およびIV部の拡大説明
図、第5図は第1図下部の拡大縦断面図、第6図は第5
図のVI−VI線矢視図一部切欠平面図、第7図は第5図の
VII−VII線矢視断面図、第8図は第1図上部の拡大断面
図、第9図は第8図のIX−IX線矢視断面図、第10図は車
椅子の乗車動作の手順説明図、第11図は同降車動作の手
順説明図である。 1……主枠、2……循環路、3,4,5,6,7……踏段、8…
…踏段鎖、12……昇降機構、13,14……ラック、15,16…
…正転,逆転ピニオン、19……駆動力伝達機構、20……
中間ギヤ、24……操作機構、25……フォーク、28……可
動体、29,30……フォーク受、32……車止め、33……傾
斜踏板、40……車椅子運転切換スイッチ、41……車椅子
運転起動スイッチ、42,44……乗り口用スイッチ、43,45
……降り口用スイッチ、48……車椅子、51……アクチュ
エータ、52……車椅子乗用踏段群。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−36292(JP,A) 特開 昭61−178391(JP,A) 特公 昭63−30276(JP,B2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の通常踏段およびこれらの通常踏段間
    に配置された車椅子乗用踏段群が無端状に連結され、主
    枠に設けた循環路を循環運転される車椅子乗用踏段付き
    エスカレータにおいて、 上記車椅子乗用踏段群の1つの踏段にアクチュエータを
    設け、このアクチュエータによって動作し、車椅子乗用
    踏段群を乗り口部に位置させてエスカレータを停止させ
    る乗り口用スイッチを主枠内に固定し、上記乗り口用ス
    イッチの動作によって昇降機構を介し上昇する乗り口噛
    合部材を主枠内の一端部に配設し、乗り口噛合部材の上
    昇時にのみ噛み合う正転体および逆転体の一方によって
    動作する可動体を、上記正転体および逆転体を有する車
    椅子乗用踏段とこの踏段に隣接する車椅子乗用踏段との
    少なくとも一方に設け、 停止した車椅子乗用踏段に車椅子を乗せた後に操作して
    エスカレータを起動させる車椅子運転起動スイッチを乗
    り口近くに設置したことを特徴とする車椅子乗用踏段付
    きエスカレータ。
  2. 【請求項2】多数の通常踏段およびこれらの通常踏段間
    に配置された車椅子乗用踏段が無端状に連結され、主枠
    に設けた循環路を循環運転される車椅子乗用踏段付きエ
    スカレータにおいて、 上記車椅子乗用踏段の1つの踏段にアクチュエータを設
    け、このアクチュエータによって動作する降り口用スイ
    ッチを主枠内に固定し、上記降り口用スイッチの動作に
    よって昇降機構を介し上昇する降り口噛合部材を主枠内
    の他端部に配設し、降り口噛合部材の上昇時のみ噛み合
    う正転体および逆転体の一方によって復帰する可動体
    を、上記正転体および逆転体を有する車椅子乗用踏段と
    この踏段に隣接する車椅子乗用踏段との少なくとも一方
    に設け、降り口部からエスカレータの運転状態のまま車
    椅子が降りるようにしたことを特徴とする車椅子乗用踏
    段付きエスカレータ。
  3. 【請求項3】踏段を走行移動させることにより、正転体
    または逆転体が上昇している乗り口または降り口噛合部
    材に噛み合って回転し、この回転力により駆動力伝達機
    構が駆動されて、可動体が動作または復帰することを特
    徴とする請求項1または2に記載の車椅子乗用踏段付き
    エスカレータ。
  4. 【請求項4】乗り口および降り口において、車椅子乗用
    踏段を減速して走行移動させることを特徴とする請求項
    3に記載の車椅子乗用踏段付きエスカレータ。
  5. 【請求項5】車椅子運転起動スイッチを投入すると、緩
    起動しその後増速して踏段を走行移動させることを特徴
    とする請求項1に記載の車椅子乗用踏段付きエスカレー
    タ。
  6. 【請求項6】車止めを乗り口において踏段上に突出さ
    せ、降り口において踏段内部へ退没させることを特徴と
    する請求項3に記載の車椅子乗用踏段付きエスカレー
    タ。
JP63163415A 1988-06-09 1988-06-30 車椅子乗用踏段付エスカレータ Expired - Fee Related JP2570392B2 (ja)

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