JP2509366B2 - エスカレ―タ装置 - Google Patents

エスカレ―タ装置

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JP2509366B2
JP2509366B2 JP12638690A JP12638690A JP2509366B2 JP 2509366 B2 JP2509366 B2 JP 2509366B2 JP 12638690 A JP12638690 A JP 12638690A JP 12638690 A JP12638690 A JP 12638690A JP 2509366 B2 JP2509366 B2 JP 2509366B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車椅子用運転時に、通常運転時の通常形態
から車椅子を搭載可能な車椅子形態に変態動作する車椅
子用踏段を備えたエスカレータ装置の構造の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第4図〜第12図は特開平2−13594号や特公昭63−194
37号公報等に示された従来の車椅子用踏段を備えたエス
カレータ装置を示すもので、図中、(1)はエスカレー
タの本体たる主枠で、この主枠(1)の両側には第4図
に示す如く、欄干(2)を立設し、この欄干(2)に
は、図示しない駆動機の駆動に基づき循環移動する無端
状の移動手摺(3)を巻回配置している。上記主枠
(1)は第4図、第5図、第7図、第8図、及び第11図
に示す如く、上階に水平に設けられた上端部(1a)と、
下階に水平に設けられた下端部(1b)と、上端部(1a)
と下端部(1b)との間に傾斜して架設された傾斜部(1
c)と、上端部(1a)の水平上部に敷設された櫛板から
なる乗降口床(1d)と、下端部(1b)の水平上部に敷設
された櫛板からなる乗降口床(1e)とから構成されてい
る、また、主枠(1)の内部には、第10図及び第12図に
示す如く、L字形の一対の前輪用ガイドレール(4)と
L字形の一対の後輪用ガイドレール(5)とを長手方向
に向けて配設しており、これら一対のガイドレール
(4),(5)が相俟って主枠(1)の内部長手方向に
無端状の循環路を形成している。
(6)は主枠(1)に配置した複数の通常踏段で、こ
の通常踏段(6)の前方上部には、第8図及び第10図に
示す如く、軸(7)を水平に貫設し、この軸(7)の両
側部には、該駆動機の駆動に基づき移動手摺(3)と同
期して循環移動する無端状のチェーン(8)を連結する
とともに、軸(7)の両端部には、一対の前輪用ガイド
レール(4)に係合・案内される前輪(9)を回動可能
に枢着している。また、通常踏段(6)の後方における
両側下部には、一対の後輪用ガイドレール(5)に係合
・案内される後輪(10)を回動可能に枢着している。
(11)は複数の通常踏段(6)の間に介在配置した車
椅子用踏段群で、この車椅子用踏段群(11)は第5図及
び第6図に示す如く、第1の車椅子用踏段(12)と、こ
の第1の車椅子用踏段(12)の後方に隣接して位置する
第2の車椅子用踏段(13)と、この第2の車椅子用踏段
(13)の後方に隣接して位置する第3の車椅子用踏段
(14)とを備え、エスカレータの通常運転時には、通常
踏段(6)と同様の形態で循環移動し、車椅子用運転時
には、車椅子利用者(15)の車椅子を搭載可能な車椅子
形態に変態動作する機能を有している。
上記第1の車椅子用踏段(12)は本体(120)と、こ
の本体(120)に支持され車椅子用運転時に揺動傾斜し
て車椅子の足場との干渉を回避する傾斜踏段(121)と
から構成されている。また、第2の車椅子用踏段(13)
は、その内部の上部両側に配設され車椅子用運転時に複
数のフォークガイド(130)に案内されつつ背面である
クリートライザ(131)の貫通孔を貫通して外部後方に
水平に突出する出没可能な一対のフォーク(132)と、
このフォーク(132)の下面の一部に刻設されたラック
(133)とから構成されている。そして第3の車椅子用
踏段(14)は、本体(140)に上下動可能に支承された
可動踏板(141)と、この可動踏板(141)の下面前方に
取着された複数のフォーク受け(142)と、この複数の
フォーク受け(142)に水平に穿設され車椅子用運転時
にフォーク(132)に水平に貫通される複数の孔(143)
と、可動踏板(141)の内部後方に配設され車椅子用運
転時に可動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して外
部上方に突出し、車椅子の車輪の動作を規制する出没可
能な一対の車止め(144)とから構成されている。尚、
第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(13)・(1
4)のその他の部分は、通常踏段(6)と略同様に構成
されている。
(16)は第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・
(13)・(14)の内部にそれぞれ配設した駆動力伝達機
構で、この駆動力伝達機構(16)は、車椅子用運転時に
動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(1
3)・(14)を通常形態から車椅子形態に、或は車椅子
形態から通常形態に変態動作させる機能を有している。
以下、この駆動力伝達機構(16)の構造を第2の車椅
子用踏段(13)を例に第8図〜第12図を参照しながら詳
述すると、(160)は第2の車椅子用踏段(13)の内部
に配設された対向する一対の軸受で、この一対の軸受
(160),(160)間には、第2の車椅子用踏段(13)の
幅方向に水平に位置するピニオン軸(161)が回動可能
に軸架されており、このピニオン軸(161)には、正転
ピニオン(162)が嵌着されている。また、第2の車椅
子用踏段(13)の内部には、対向する一対の軸受(16
3)が配設され、この一対の軸受(163),(163)間に
は、ピニオン軸(161)の前方に平行且つ水平に位置す
るピニオン軸(164)が回動可能に軸架されており、こ
のピニオン軸(164)には、正転ピニオン(162)の前部
一側と噛合する逆転ピニオン(165)が嵌着されてい
る、更に、第2の車椅子用踏段(13)の内部の上部に
は、対向する一対の軸受(166)が配設され、この一対
の軸受(166),(166)間には、ピニオン軸(161)の
直上に水平に位置する横長の中間ギア軸(167)が回動
可能に軸架されており、この中間ギア軸(167)の一側
には、一方のフォーク(132)のラック(133)と噛合す
る中間ギア(168)が嵌着されるとともに、中間ギア軸
(167)の他側には、他方のフォーク(132)のラック
(133)と正転ピニオン(162)との間に介在して噛合す
る中間ギア(168A)が嵌着されている。尚、第1・第3
の車椅子踏段(12)・(14)の内部に配設された駆動力
伝達機構(16)も略同様に構成されている。
(17)・(17A)は主枠(1)の内部に配設して乗降
口床(1d)・(1e)の先端の略直下に位置させた仕掛装
置で、この仕掛装置(17)・(17A)は車椅子用運転時
に動作して駆動力伝達機構(16)を動作させ、この駆動
力伝達機構(16)に第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)を変態動作させる機能を有して
いる。
以下、この仕掛装置(17)の構造を第8図を参照しな
がら詳述すると、(170)は主枠(1)の内部に固設さ
れた軸受で、この軸受(170)には、ラック軸(171)が
上下動可能に支承され、このラック軸(171)の頂部に
は、L字形の取付板(172)が取着されており、この取
付板(172)には、正転ピニオン(162)と噛合して時計
方向に回転させる搬送方向に指向したラック(173)が
取着されている。そして、主枠(1)の内部には、モー
タ(174)が配設されており、このモータ(174)の出力
軸(174a)には、ラック軸(171)のラックと噛合して
上下動させるピニオン(175)が嵌着されている。尚、
仕掛装置(17A)も第11図に示す如く、仕掛装置(17)
と同様に構成されているが、ラック(173)が逆転ピニ
オン(165)と噛合して時計方向に回転させる点が異な
っている。
(18)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の帰路側の下端部に位置させた上昇運転時の
乗り口用スイッチ、(19)は主枠(1)の内部に配設し
て一対の後輪用レール(5)の往路側の上端部に位置さ
せた上昇運転時の降り口用スイッチ、(20)は主枠
(1)の内部に配設して一対の後輪用レール(5)の帰
路側の上端部に位置させた下降運転時の乗り口用スイッ
チ、そして(21)は主枠(1)の内部に配設して一対の
後輪用レール(5)の往路側の下端部に位置させた下降
運転時の降り口用スイッチで、これらのスイッチ(18)
・(19)・(20)・(21)は、位置検出用のリミットス
イッチとして構成されている(第5図及び第7図参
照)。
(22)は第1の車椅子用踏段(12)の前方に隣接して
位置する通常踏段(6A)に配設したアクチュエータで、
このアクチュエータ(22)は上記スイッチ(18)・(1
9)・(20)・(21)に当接して動作させ、エスカレー
タを特定位置で減速動作させるとともに、仕掛装置(1
7)・(17A)を動作させる機能を有している(第5図及
び第7図参照)。
(23)は欄干(2)の内側部の上端部及び下端部に配
設したスイッチで、このスイッチ(23)はエスカレータ
を通常運転から車椅子用運転に切換える車椅子用運転切
換スイッチ(23a)と、乗場口に一時停止した車椅子用
踏段(11)を再起動させる車椅子用運転起動スイッチ
(23b)とから構成されている(第4図参照)。
次に動作について説明するが、説明の便宜上、上昇運
転の場合について説明する。
先ず、乗り場口である乗降口床(1e)にやって来た車
椅子利用者(15)がスイッチ(23)の車椅子用運転切換
スイッチ(23a)を操作すると、移動中の通常踏段(6
A)のアクチュエータ(22)が乗り口用スイッチ(18)
に当接して動作させ、エスカレータが特定位置で減速動
作するとともに、仕掛装置(17)のモータ(174)が駆
動する。このモータ(174)が駆動すると、ピニオン(1
75)が回転してラック軸(171)を上昇動作させ、ラッ
ク(173)が所定の位置迄上昇する。
次いで、乗降口床(1e)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の正転ピニオン
(162)がラック(173)と順次噛合すると、駆動力伝達
機構(16)が動作して第1・第2の車椅子用踏段(12)
・(13)をそれぞれ通常形態から車椅子形態に変態動作
させ、車椅子形態の一部が形成される。この変態動作を
第2の車椅子用踏段(13)を例に詳述すると、第8図示
A方向に水平に移動する正転ピニオン(162)がラック
(173)と噛合して同図示B方向に回転し、正転ピニオ
ン(162)と噛合する逆転ピニオン(165)が反時計方向
に回転するとともに、ラック(133)と噛合した中間ギ
ア(168)・(168A)が反時計方向に回転し、一対のフ
ォーク(132)が同図示矢印方向に突出移動する。そし
て、一対のフォーク(132)がクリートライザ(131)の
貫通孔を貫通して可動踏板(141)の孔(143)を貫通
し、第2の車椅子用踏段(13)と可動踏板(141)とが
係合し、その後、車椅子用踏段群(11)が乗降口床(1
e)に一時停止する。尚、逆転ピニオン(165)は上述し
た様に回転するが、仕事をしない。また、該一時停止の
状態においては、第1の車椅子用踏段(12)の傾斜踏板
(121)は傾斜しているが、一対の車止め(144)は可動
踏板(141)の内部に没入して位置している。
次いで、車椅子利用者(15)が車椅子を乗降口床(1
e)から第2の車椅子用踏段(13)及び第3の車椅子用
踏段(14)の可動踏板(141)の踏面に移動させてスイ
ッチ(23)の車椅子用運転起動スイッチ(23b)を操作
すると、エスカレータが緩起動して車椅子用踏段群(1
1)を搬送方向に水平移動させ、第3の車椅子用踏段(1
4)の正転ピニオン(162)がラック(173)と噛合して
駆動力伝達機構(16)を動作させ、車止め(144)が可
動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して車椅子の車
輪の動作を規制する。そして、車椅子用踏段群(11)が
水平移動から上昇移動し始めると、第2の車椅子用踏段
(13)の上昇に伴い可動踏板(141)が本体(140)から
上昇動作して第2の車椅子用踏段(13)の踏面と同一水
平面上に位置し、車椅子形態の残部が形成される(第6
図参照)。然してその後、エスカレータが増速動作する
とともに、仕掛装置(17)のモータ(174)が逆転駆動
して仕掛装置(17)を通常の状態に復帰させる。
次いで、車椅子用踏段群(11)が降り場口である乗降
口床(1d)に接近すると、通常踏段(6A)のアクチュエ
ータ(22)が降り口用スイッチ(19)に当接して動作さ
せ、エスカレータを特定位置で減速動作させるととも
に、仕掛装置(17A)のモータ(174)が上記と同様に駆
動してラック(173)を所定の位置に上昇させる。そし
て、車椅子用踏段群(11)が、上昇移動から水平移動し
始めると、第3の車椅子用踏段(14)の可動踏板(14
1)が相対的に下降動作して本体(140)の上面と同一水
平面上に位置し、車椅子形態の一部が解除される。
次いで、乗降口床(1d)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の逆転ピニオン
(165)がラック(173)と順次噛合すると、駆動力伝達
機構(16)が動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)をそれぞれ車椅子形態から通常
形態に変態動作させる。この変態動作を第2の車椅子用
踏段(13)を例に詳述すると、第11図示A方向に水平移
動する逆転ピニオン(165)がラック(173)と噛合して
同図示E方向に回転し、逆転ピニオン(165)と噛合す
る正転ピニオン(162)がC方向に回転してラック(13
3)と噛合する中間ギア(168)・(168A)を時計方向に
回転させ、一対のフォーク(132)が同図示矢印方向に
退没移動して可動踏板(141)との係合を解除する。
然して、車椅子利用者(15)は、車椅子を移動中の第
2・第3の車椅子用踏段(13)・(14)から乗降口床
(1d)に移動させる。そしてその後、エスカレータが増
速動作するとともに、仕掛装置(17A)のモータ(174)
が逆転駆動して仕掛装置(17A)を通常の状態に復帰さ
せ、車椅子用踏段群(11)が通常踏段(6)・(6A)と
同様の通常形態で循環移動して、上記動作を車椅子用運
転時に繰り返し行なう。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のエスカレータ装置は以上のように構成され、突
出したフォーク(132)を第2の車椅子用踏段(13)の
内部に強制的に退没移動させる機構がなかったので、フ
ォーク(132)のラック(133)、正転ピニオン(16
2)、逆転ピニオン(165)、中間ギア(168)・(168
A)又は仕掛装置(17)・(17A)のラック(173)の歯
が折れたり、駆動力伝達機構(16)と仕掛装置(17)・
(17A)との噛合が外れたりした場合に、突出したフォ
ーク(132)を退没移動させることができなかった。ま
た、フォーク(132)の移動中に仕掛装置(17)・(17
A)のラック(173)が下降して噛合を途中で解除してし
まう場合に、突出したフォーク(132)を退没移動させ
ることができなかった。
本発明は上記に鑑みなされたもので、突出したままの
フォークを第2の車椅子用踏段(13)の内部に確実に退
没移動させることのできるエスカレータ装置を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては上述の目的を達成するため、エスカ
レータの複数の通常踏段間に、車椅子用運転時に出没可
能なフォークをクリートライザから外部後方に突出する
フォーク付き車椅子用踏段を介在配置し、しかも、フォ
ーク付き車椅子用踏段の踏面に、突出したフォークをフ
ォーク付き車椅子用踏段の内部に移動させる工具の挿通
を許容する貫通孔を穿設したことを特徴としている。
また、本発明の別の発明は、貫通穴に挿通された工具
が係合する係合穴をフォークに配設したものである。
〔作用〕
本発明によれば、フォーク付き車椅子用踏段の踏面
に、突出したフォークをフォーク付き車椅子用踏段の内
部に移動させる工具の挿通を許容する貫通孔を穿設して
いるので、工具をフォーク付き車椅子用踏段の踏面の貫
通孔に挿入してその先端をフォークに係合し、その後工
具を後方に傾ければ、突出したフォークをフォーク付き
車椅子用踏段の内部に確実に退没移動させることができ
る。
〔実施例〕
以下、第1図〜第3図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、(13)は第2の車椅子用踏段で、
この第2の車椅子用踏段(13)は、第1図〜第3図に示
す如く、その内部の上部両側に配設され車椅子用運転時
に複数のフォークガイド(130)に案内されつつ背面で
あるクリートライザ(131)の貫通孔(131a)を貫通し
て外部後方に水平に突出する出没可能な一対のフォーク
(132)と、このフォーク(132)の下面の一部に刻設さ
れたラック(133)と、フォーク(132)の先端部に取着
され通常運転時に該貫通孔(131a)を閉塞してクリート
ライザ(131)の一部を形成する蓋体(134)と、フォー
ク(132)の上面長手方向に一定の間隔で穿設された複
数の係合穴(135)・(135A)・(135B)・(135C)
と、踏面(13a)の凹面に穿設され係合穴(135)・(13
5A)・(135B)・(135C)のいずれか1の直上に位置す
る貫通孔(136)とから構成されている。そして(137)
は工具である強制引込棒で、この強制引込棒(136)は
第1図に示す如く、突出したフォーク(132)が第2の
車椅子用踏段(13)の内部に退没移動しない場合等に、
貫通孔(136)に挿通され、その先端が係合穴(135)・
(135A)・(135B)・(135C)に挿入・係合されるよう
になっている。
その他の部分については従来例と同様である。
従って、突出したフォーク(132)を第2の車椅子用
踏段(13)の内部に強制的に退没移動させる場合には、
第1図に示す如く、まず、掴持した強制引込棒(137)
を貫通孔(136)に挿通してその先端を直下の係合穴(1
35)に挿入・係合し、強制引込棒(137)を梃子の要領
で第1図矢印方向に傾けて突出したフォーク(132)を
同図示矢印方向に少し退没移動させる。そして、強制引
込棒(137)を貫通孔(136)から一旦抜き取った後、強
制引込棒(137)を貫通孔(136)に挿通してその先端を
略直下の係合穴(135A)に挿入・係合し、強制引込棒
(137)を梃子の要領で第1図示矢印方向に傾けてフォ
ーク(132)をまた少し退没移動させる。以下、順次上
記作業を繰り返せば、突出状態のフォーク(132)を第
2の車椅子用踏段(13)の内部に確実に退没移動させる
ことが可能となる。
以上のように本発明によれば、駆動力伝達機構(16)
等に異常が生じてフォーク(132)が突出したままの状
態となっても、フォーク(132)を確実に退没移動させ
ることができる。さらに、エスカレータの据付け作業の
途中で仕掛装置(17)・(17A)のシーケンスが使用で
きない場合の調整作業や保守点検作業の作業性を大幅に
向上せしめることが可能となる。
尚、上記実施例では単一の貫通孔(136)を示した
が、これに限定されるものでないのは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、フォーク付き車椅子用
踏段の踏面に、突出したフォークをフォーク付き車椅子
用踏段の内部に移動させる工具の挿通を許容する貫通孔
を穿設しているので、突出したままのフォークを第2の
車椅子用踏段の内部に確実に退没移動させることのでき
るエスカレータ装置を提供することができる。
また、本発明の別の発明によれば、貫通穴に挿通され
た工具が係合する係合穴をフォークに配設したので、フ
ォークをより確実かつ容易に退没移動させることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエスカレータ装置の一実施例を示
す説明図、第2図は第1図の平面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は従来のエスカレータ装置を
示す全体側面図、第5図は第4図のV部を拡大して示す
説明図、第6図は従来の上昇移動中の車椅子用踏段群を
示す説明図、第7図は第4図のVII部を拡大して示す説
明図、第8図は第4図の下部を拡大して示す縦断面図、
第9図は第8図のIX−IX線に沿う一部切欠き平面図、第
10図は第8図のX−X線矢視断面図、第11図は第4図の
上部を拡大して示す縦断面図、第12図は第11図のXII−X
II線矢視断面図である。 図中、(1)は主枠、(6)・(6A)は通常踏段、(1
1)は車椅子用踏段群、(13)は第2の車椅子用踏段
(フォーク付き車椅子用踏段)、(14)は第3の車椅子
用踏段、(16)は駆動力伝達機構、(17)・(17A)は
仕掛装置、(131)はクリートライザ、(132)はフォー
ク、(135)・(135A)・(135B)・(135C)は係合
穴、(136)は貫通孔、(137)は強制引込棒(工具)、
(140)は本体、(141)は可動踏板である。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エスカレータの複数の通常踏段間に、車椅
    子用運転時に出没可能なフォークをクリートライザから
    外部後方に突出するフォーク付き車椅子用踏段を介在配
    置したエスカレータ装置において、フォーク付き車椅子
    用踏段の踏面に、突出したフォークをフォーク付き車椅
    子用踏段の内部に移動させる工具の挿通を許容する貫通
    孔を配設したことを特徴とするエスカレータ装置。
  2. 【請求項2】貫通穴に挿通された工具が係合する係合穴
    をフォークに配設したことを特徴とする請求項1記載の
    エスカレータ装置。
JP12638690A 1990-05-16 1990-05-16 エスカレ―タ装置 Expired - Fee Related JP2509366B2 (ja)

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