JP2569204B2 - エスカレータ装置 - Google Patents
エスカレータ装置Info
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- JP2569204B2 JP2569204B2 JP2126384A JP12638490A JP2569204B2 JP 2569204 B2 JP2569204 B2 JP 2569204B2 JP 2126384 A JP2126384 A JP 2126384A JP 12638490 A JP12638490 A JP 12638490A JP 2569204 B2 JP2569204 B2 JP 2569204B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車椅子用運転時に通常運転時の通常形態か
ら車椅子を搭載可能な車椅子形態に変態動作する車椅子
用踏段を備えたエスカレータ装置の構造の改良に関する
ものである。
ら車椅子を搭載可能な車椅子形態に変態動作する車椅子
用踏段を備えたエスカレータ装置の構造の改良に関する
ものである。
従来の車椅子用踏段を備えたエスカレータ装置は特公
昭63−19437号や特開平2−13594号公報等に示されてい
る様に、エスカレータの複数の通常踏段間に介在配置さ
れた単一又は複数の車椅子用踏段と、この車椅子用踏段
の内部に配設され車椅子用運転時に動作して車椅子用踏
段を通常形態から車椅子を搭載可能な車椅子形態に或は
車椅子形態から通常形態に変態動作させる駆動力伝達機
構と、主枠の内部の乗降口相当部にそれぞれ配設され車
椅子用運転時に動作して移動して来る車椅子用踏段の駆
動力伝達機構を噛合等して動作させる複数の仕掛装置と
から構成されている。
昭63−19437号や特開平2−13594号公報等に示されてい
る様に、エスカレータの複数の通常踏段間に介在配置さ
れた単一又は複数の車椅子用踏段と、この車椅子用踏段
の内部に配設され車椅子用運転時に動作して車椅子用踏
段を通常形態から車椅子を搭載可能な車椅子形態に或は
車椅子形態から通常形態に変態動作させる駆動力伝達機
構と、主枠の内部の乗降口相当部にそれぞれ配設され車
椅子用運転時に動作して移動して来る車椅子用踏段の駆
動力伝達機構を噛合等して動作させる複数の仕掛装置と
から構成されている。
そして、この複数の仕掛装置は、主枠の内部に配設さ
れた乗り口用スイッチや降り口用スイッチの動作に基づ
き、個々に制御され動作していた。
れた乗り口用スイッチや降り口用スイッチの動作に基づ
き、個々に制御され動作していた。
従来のエスカレータ装置は以上のように構成され、複
数の仕掛装置が個々に制御されて動作していたので、乗
り口の仕掛装置が正常に動作して車椅子用踏段を通常形
態から車椅子形態に変態動作させても、降り口の仕掛装
置に動作不良等が生じた場合には、車椅子形態の車椅子
用踏段を通常形態に変態動作させることができず、大事
故が発生する虞れがあった。
数の仕掛装置が個々に制御されて動作していたので、乗
り口の仕掛装置が正常に動作して車椅子用踏段を通常形
態から車椅子形態に変態動作させても、降り口の仕掛装
置に動作不良等が生じた場合には、車椅子形態の車椅子
用踏段を通常形態に変態動作させることができず、大事
故が発生する虞れがあった。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、仕掛装置の信
頼性を向上させることのできるエスカレータ装置を提供
することを目的としている。
頼性を向上させることのできるエスカレータ装置を提供
することを目的としている。
本発明においては上述の目的を達成するため、エスカ
レータの主枠に配置されて循環移動する複数の通常踏段
と、この複数の通常踏段間に介在配置された車椅子用踏
段と、この車椅子用踏段の内部に配設され車椅子用運転
時に動作して車椅子用踏段を通常形態から車椅子を搭載
可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態に変態
動作させる駆動力伝達機構と、主枠の内部の乗降口相当
部に配設され車椅子用運転時に動作して移動して来る車
椅子用踏段の駆動力伝達機構を動作させる複数の仕掛装
置とを備え、しかも、複数の仕掛装置を所定の位置迄同
時に上昇させるスイッチを主枠の内部に配置し、各踏段
の少なくともいずれか1つには、車椅子用運転時にスイ
ッチを動作させるアクチュエータを配設したことを特徴
としている。
レータの主枠に配置されて循環移動する複数の通常踏段
と、この複数の通常踏段間に介在配置された車椅子用踏
段と、この車椅子用踏段の内部に配設され車椅子用運転
時に動作して車椅子用踏段を通常形態から車椅子を搭載
可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態に変態
動作させる駆動力伝達機構と、主枠の内部の乗降口相当
部に配設され車椅子用運転時に動作して移動して来る車
椅子用踏段の駆動力伝達機構を動作させる複数の仕掛装
置とを備え、しかも、複数の仕掛装置を所定の位置迄同
時に上昇させるスイッチを主枠の内部に配置し、各踏段
の少なくともいずれか1つには、車椅子用運転時にスイ
ッチを動作させるアクチュエータを配設したことを特徴
としている。
本発明によれば、複数の仕掛装置を所定の位置迄同時
に上昇させるスイッチを主枠の内部に配置し、各踏段の
少なくともいずれか1つには、車椅子用運転時にスイッ
チを動作させるアクチュエータを配設しているので、複
数の仕掛装置を確実に同期して動作させることができ、
仕掛装置の信頼性を大幅に向上させることができる。
に上昇させるスイッチを主枠の内部に配置し、各踏段の
少なくともいずれか1つには、車椅子用運転時にスイッ
チを動作させるアクチュエータを配設しているので、複
数の仕掛装置を確実に同期して動作させることができ、
仕掛装置の信頼性を大幅に向上させることができる。
以下、第1図〜第11図に示す一実施例に基づき本発明
を詳述すると、図中、(1)はエスカレータの本体たる
主枠で、この主枠(1)の両側には第1図に示す如く、
欄干(2)を立設し、この欄干(2)には、図示しない
駆動機の駆動に基づき循環移動する無端状の移動手摺
(3)を巻回配置している。上記主枠(1)は第1図、
第2図、第4図、第5図、及び第8図に示す如く、上階
に水平に設けられた上部機械室(1a)と、下階に水平に
設けられた下部機械室(1b)と、上部機械室(1a)と下
部機械室(1b)との間に傾斜して架設された傾斜部(1
c)と、上部機械室(1a)の水平上部に敷設された櫛板
からなる乗降口床(1d)と、下部機械室(1b)の水平上
部に敷設された櫛板からなる乗降口床(1e)とから構成
されている。また、主枠(1)の内部には、第7図及び
第9図に示す如く、L字形の一対の前輪用ガイドレール
(4)とL字形の一対の後輪用ガイドレール(5)とを
長手方向に向けて配設しており、これら一対のガイドレ
ール(4),(5)が相俟って主枠(1)の内部長手方
向に無端状の循環路を形成している。
を詳述すると、図中、(1)はエスカレータの本体たる
主枠で、この主枠(1)の両側には第1図に示す如く、
欄干(2)を立設し、この欄干(2)には、図示しない
駆動機の駆動に基づき循環移動する無端状の移動手摺
(3)を巻回配置している。上記主枠(1)は第1図、
第2図、第4図、第5図、及び第8図に示す如く、上階
に水平に設けられた上部機械室(1a)と、下階に水平に
設けられた下部機械室(1b)と、上部機械室(1a)と下
部機械室(1b)との間に傾斜して架設された傾斜部(1
c)と、上部機械室(1a)の水平上部に敷設された櫛板
からなる乗降口床(1d)と、下部機械室(1b)の水平上
部に敷設された櫛板からなる乗降口床(1e)とから構成
されている。また、主枠(1)の内部には、第7図及び
第9図に示す如く、L字形の一対の前輪用ガイドレール
(4)とL字形の一対の後輪用ガイドレール(5)とを
長手方向に向けて配設しており、これら一対のガイドレ
ール(4),(5)が相俟って主枠(1)の内部長手方
向に無端状の循環路を形成している。
(6)は主枠(1)に配置した複数の通常踏段で、こ
の通常踏段(6)の前方上部には、第5図及び第7図に
示す如く、軸(7)を水平に貫設し、この軸(7)の両
側部には、該駆動機の駆動に基づき移動主摺(3)と同
期して循環移動する無端状のチェーン(8)を連結する
とともに、軸(7)の両端部には、一対の前輪用ガイド
レール(4)に係合・案内される前輪(9)を回動可能
に枢着している。また、通常踏段(6)の後方における
両側下部には、一対の後輪用ガイドレール(5)に係合
・案内される後輪(10)を可動可能に枢着している。
の通常踏段(6)の前方上部には、第5図及び第7図に
示す如く、軸(7)を水平に貫設し、この軸(7)の両
側部には、該駆動機の駆動に基づき移動主摺(3)と同
期して循環移動する無端状のチェーン(8)を連結する
とともに、軸(7)の両端部には、一対の前輪用ガイド
レール(4)に係合・案内される前輪(9)を回動可能
に枢着している。また、通常踏段(6)の後方における
両側下部には、一対の後輪用ガイドレール(5)に係合
・案内される後輪(10)を可動可能に枢着している。
(11)は複数の通常踏段(6)の間に介在配置した車
椅子用踏段群で、この車椅子用踏段群(11)は第2図及
び第3図に示す如く、第1の車椅子用踏段(12)と、こ
の第1の車椅子用踏段(12)の後方に隣接して位置する
第2の車椅子用踏段(13)と、この第2の車椅子用踏段
(13)の後方に隣接して位置する第3の車椅子用踏段
(14)とを備え、エスカレータ通常運転時には通常踏段
(6)と同様の形態で循環移動し、車椅子用運転時には
車椅子利用者(15)の車椅子(15a)を搭載可能な車椅
子形態に変態動作する機能を有している。尚、本実施例
では、第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(13)
・(14)からなる車椅子用踏段を使用するものを示す
が、これに限定されるものではない。
椅子用踏段群で、この車椅子用踏段群(11)は第2図及
び第3図に示す如く、第1の車椅子用踏段(12)と、こ
の第1の車椅子用踏段(12)の後方に隣接して位置する
第2の車椅子用踏段(13)と、この第2の車椅子用踏段
(13)の後方に隣接して位置する第3の車椅子用踏段
(14)とを備え、エスカレータ通常運転時には通常踏段
(6)と同様の形態で循環移動し、車椅子用運転時には
車椅子利用者(15)の車椅子(15a)を搭載可能な車椅
子形態に変態動作する機能を有している。尚、本実施例
では、第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(13)
・(14)からなる車椅子用踏段を使用するものを示す
が、これに限定されるものではない。
上記第1の車椅子用踏段(12)は相互に対向する一対
の本体(120)と、この本体(120)・(120)間に支持
され車椅子用運転時に揺動傾斜して車椅子(15a)の足
場との干渉を回避する傾斜踏段(121)とから構成され
ている。また、上記第2の車椅子用踏段(13)は、その
内部の上部両側に配設され車椅子用運転時に複数のフォ
ークガイド(130)に案内されつつ背面であるクリート
ライザ(131)の貫通孔を貫通して外部後方に水平に突
出する出没可能な一対のフォーク(132)と、このフォ
ーク(132)の下面の一部に刻設されたラック(133)と
から構成されている。そして上記第3の車椅子用踏段
(14)は、本体(140)に上下動可能に支持された可動
踏板(141)と、の可動踏板(141)の下面前方に並設さ
れた複数のフォーク受け(142)と、この複数のフォー
ク受け(142)に水平に穿設され車椅子用運転時にフォ
ーク(132)に水平に貫通される複数の孔(143)と、可
動踏板(141)の内部後方に傾斜して配設され車椅子用
運転時に可動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して
外部上方に突出し、車椅子(15a)の車輪の動作を規制
する出没可能な一対の車止め(144)とから構成されて
いる。尚、第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・
(13)・(14)のその他の部分は、通常踏段(6)と略
同様に構成されている。
の本体(120)と、この本体(120)・(120)間に支持
され車椅子用運転時に揺動傾斜して車椅子(15a)の足
場との干渉を回避する傾斜踏段(121)とから構成され
ている。また、上記第2の車椅子用踏段(13)は、その
内部の上部両側に配設され車椅子用運転時に複数のフォ
ークガイド(130)に案内されつつ背面であるクリート
ライザ(131)の貫通孔を貫通して外部後方に水平に突
出する出没可能な一対のフォーク(132)と、このフォ
ーク(132)の下面の一部に刻設されたラック(133)と
から構成されている。そして上記第3の車椅子用踏段
(14)は、本体(140)に上下動可能に支持された可動
踏板(141)と、の可動踏板(141)の下面前方に並設さ
れた複数のフォーク受け(142)と、この複数のフォー
ク受け(142)に水平に穿設され車椅子用運転時にフォ
ーク(132)に水平に貫通される複数の孔(143)と、可
動踏板(141)の内部後方に傾斜して配設され車椅子用
運転時に可動踏板(141)の踏面の後部両側を貫通して
外部上方に突出し、車椅子(15a)の車輪の動作を規制
する出没可能な一対の車止め(144)とから構成されて
いる。尚、第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・
(13)・(14)のその他の部分は、通常踏段(6)と略
同様に構成されている。
(16)は第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・
(13)・(14)の内部にそれぞれ配設した駆動力伝達機
構で、この駆動力伝達機構(16)は、車椅子用運転時に
動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(1
3)・(14)を通常形態から車椅子形態に、或は車椅子
形態から通常形態にそれぞれ変態動作させる機能を有し
ている。
(13)・(14)の内部にそれぞれ配設した駆動力伝達機
構で、この駆動力伝達機構(16)は、車椅子用運転時に
動作して第1・第2・第3の車椅子用踏段(12)・(1
3)・(14)を通常形態から車椅子形態に、或は車椅子
形態から通常形態にそれぞれ変態動作させる機能を有し
ている。
以下、この駆動力伝達機構(16)の構造を第2の車椅
子用踏段(13)を例に第5図〜第9図を参照しながら詳
述すると、(160)は第2の車椅子用踏段(13)の内部
に配設された対向する一対の軸受で、この一対の軸受
(160),(160)間には、第2の車椅子用踏段(13)の
幅方向に水平に位置するピニオン軸(161)が回動可能
に軸架されており、このピニオン軸(161)には、正転
ピニオン(162)が嵌着されている。(163)は第2の車
椅子用踏段(13)の内部に配設されて一対の軸受(16
0)の前方に位置する一対の軸受で、この相対向する一
対の軸受(163)・(163)間には、ピニオン軸(161)
の前方に平行且つ水平に位置するピニオン軸(164)が
回動可能に軸架されており、このピニオン軸(164)に
は、正転ピニオン(162)の前部一側と噛合する逆転ピ
ニオン(165)が嵌着されている。(166)は第2の車椅
子用踏段(13)の内部に配設されて一対の軸受(160)
の直上に位置する一対の軸受で、この対向する一対の軸
受(166)・(166)間には、ピニオン軸(161)の直上
に位置する横長の中間ギア軸(167)が回転可能に軸架
されており、この中間ギア軸(167)の一側には、一方
のフォーク(132)のラック(133)と正転ピニオン(16
2)との間に介在して噛合する中間ギア(168)が嵌着さ
れるとともに、中間ギア軸(167)の他側には、他方の
フォーク(132)のラック(133)と噛合する中間ギア
(168A)が嵌着されている。尚、第1・第3の車椅子踏
段(12)・(14)の内部に配設された駆動力伝達機構
(16)を略同様に構成されている。また、本実施例では
上述した構造の駆動力伝達機構(16)を使用するものを
示すが、これに限定されるものではない。
子用踏段(13)を例に第5図〜第9図を参照しながら詳
述すると、(160)は第2の車椅子用踏段(13)の内部
に配設された対向する一対の軸受で、この一対の軸受
(160),(160)間には、第2の車椅子用踏段(13)の
幅方向に水平に位置するピニオン軸(161)が回動可能
に軸架されており、このピニオン軸(161)には、正転
ピニオン(162)が嵌着されている。(163)は第2の車
椅子用踏段(13)の内部に配設されて一対の軸受(16
0)の前方に位置する一対の軸受で、この相対向する一
対の軸受(163)・(163)間には、ピニオン軸(161)
の前方に平行且つ水平に位置するピニオン軸(164)が
回動可能に軸架されており、このピニオン軸(164)に
は、正転ピニオン(162)の前部一側と噛合する逆転ピ
ニオン(165)が嵌着されている。(166)は第2の車椅
子用踏段(13)の内部に配設されて一対の軸受(160)
の直上に位置する一対の軸受で、この対向する一対の軸
受(166)・(166)間には、ピニオン軸(161)の直上
に位置する横長の中間ギア軸(167)が回転可能に軸架
されており、この中間ギア軸(167)の一側には、一方
のフォーク(132)のラック(133)と正転ピニオン(16
2)との間に介在して噛合する中間ギア(168)が嵌着さ
れるとともに、中間ギア軸(167)の他側には、他方の
フォーク(132)のラック(133)と噛合する中間ギア
(168A)が嵌着されている。尚、第1・第3の車椅子踏
段(12)・(14)の内部に配設された駆動力伝達機構
(16)を略同様に構成されている。また、本実施例では
上述した構造の駆動力伝達機構(16)を使用するものを
示すが、これに限定されるものではない。
(17)・(17A)は主枠(1)の内部に配設して乗降
口床(1d)・(1e)の先端の略直下に位置させた仕掛装
置で、この仕掛装置(17)・(17A)は車椅子用運転時
に動作して駆動力伝達機構(16)を動作させ、この駆動
力伝達機構(16)に第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)を変態動作させる機能を有して
いる。
口床(1d)・(1e)の先端の略直下に位置させた仕掛装
置で、この仕掛装置(17)・(17A)は車椅子用運転時
に動作して駆動力伝達機構(16)を動作させ、この駆動
力伝達機構(16)に第1・第2・第3の車椅子用踏段
(12)・(13)・(14)を変態動作させる機能を有して
いる。
以下、この仕掛装置(17)の構造を第5図を参照しな
がら詳述すると、(170)は主枠(1)の内部一側に固
設されて乗降口床(1e)の先端の略直下に位置する軸受
で、この軸受(170)には、ラック軸(171)が上下動可
能に支持され、このラック軸(171)の頂部には、L字
形の取付板(172)が取着されており、この取付板(17
2)には、正転ピニオン(162)と噛合して時計方向に回
転させる搬送方向に指向したラック(173)が取着され
ている。そして主枠(1)の内部には、モータ(174)
が配設されており、このモータ(174)の出力軸(174
a)には、ラック軸(171)のラックと噛合して上下動さ
せるピニオン(175)が嵌着されている。尚、仕掛装置
(17A)も第8図に示す如く、仕掛装置(17)と同様に
構成されているが、主枠(1)の内部他側に配設されて
乗降口床(1e)の先端の略直下に位置する点、及びラッ
ク(173)が逆転ピニオン(165)と噛合して時計方向に
回転させる点が異なっている。また、本実施例では上述
した構造の仕掛装置(17)・(17A)を使用するものを
示すが、これに限定されるものではない。
がら詳述すると、(170)は主枠(1)の内部一側に固
設されて乗降口床(1e)の先端の略直下に位置する軸受
で、この軸受(170)には、ラック軸(171)が上下動可
能に支持され、このラック軸(171)の頂部には、L字
形の取付板(172)が取着されており、この取付板(17
2)には、正転ピニオン(162)と噛合して時計方向に回
転させる搬送方向に指向したラック(173)が取着され
ている。そして主枠(1)の内部には、モータ(174)
が配設されており、このモータ(174)の出力軸(174
a)には、ラック軸(171)のラックと噛合して上下動さ
せるピニオン(175)が嵌着されている。尚、仕掛装置
(17A)も第8図に示す如く、仕掛装置(17)と同様に
構成されているが、主枠(1)の内部他側に配設されて
乗降口床(1e)の先端の略直下に位置する点、及びラッ
ク(173)が逆転ピニオン(165)と噛合して時計方向に
回転させる点が異なっている。また、本実施例では上述
した構造の仕掛装置(17)・(17A)を使用するものを
示すが、これに限定されるものではない。
(18)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の帰路側の下端部に位置させた第1のスイッ
チで、この第1のスイッチ(18)は第2図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの上昇運転の場
合には、エスカレータを特定位置で減速させるととも
に、仕掛装置(17)・(17A)を同期して動作させてラ
ック(173)・(173)を上昇させ、且つ、車椅子用踏段
群(11)を乗降口床(1e)一時停止させる機能を有して
いる。また、下降運転の場合には、エスカレータを特定
位置で増速動作させるとともに、仕掛装置(17)・(17
A)を同期して動作させて上昇したラック(173)・(17
3)を通常の位置に復帰させる機能を有している。
ール(5)の帰路側の下端部に位置させた第1のスイッ
チで、この第1のスイッチ(18)は第2図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの上昇運転の場
合には、エスカレータを特定位置で減速させるととも
に、仕掛装置(17)・(17A)を同期して動作させてラ
ック(173)・(173)を上昇させ、且つ、車椅子用踏段
群(11)を乗降口床(1e)一時停止させる機能を有して
いる。また、下降運転の場合には、エスカレータを特定
位置で増速動作させるとともに、仕掛装置(17)・(17
A)を同期して動作させて上昇したラック(173)・(17
3)を通常の位置に復帰させる機能を有している。
(19)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の往路側の下端部に位置させた第2のスイッ
チで、この第2のスイッチ(19)は第2図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの下降運転の場
合に、エスカレータを特定位置で減速動作させる機能を
有している。
ール(5)の往路側の下端部に位置させた第2のスイッ
チで、この第2のスイッチ(19)は第2図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの下降運転の場
合に、エスカレータを特定位置で減速動作させる機能を
有している。
(20)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の往路側の上端部に位置させた第3のスイッ
チで、この第3のスイッチ(20)は第4図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの上昇運転の場
合に、エスカレータを特定位置で減速動作させる機能を
有している。
ール(5)の往路側の上端部に位置させた第3のスイッ
チで、この第3のスイッチ(20)は第4図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの上昇運転の場
合に、エスカレータを特定位置で減速動作させる機能を
有している。
(21)は主枠(1)の内部に配設して一対の後輪用レ
ール(5)の帰路側の上端部に位置させた第4のスイッ
チで、この第4のスイッチ(21)は第4図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの上昇運転の場
合には、仕掛装置(17)・(17A)を同期して動作さ
せ、上昇したラック(173)・(173)を通常の位置に復
帰させるとともに、エスカレータを特定位置で増速動作
させる機能を有している。また、下降運転の場合には、
エスカレータを特定位置で減速動作させるとともに、仕
掛装置(17)・(17A)を同期して動作させてラック(1
73)・(173)を上昇させ、且つ、車椅子用踏段群(1
1)を乗降口床(1d)で一時停止させる機能を有してい
る。
ール(5)の帰路側の上端部に位置させた第4のスイッ
チで、この第4のスイッチ(21)は第4図に示す如く、
車椅子用運転時に動作してエスカレータの上昇運転の場
合には、仕掛装置(17)・(17A)を同期して動作さ
せ、上昇したラック(173)・(173)を通常の位置に復
帰させるとともに、エスカレータを特定位置で増速動作
させる機能を有している。また、下降運転の場合には、
エスカレータを特定位置で減速動作させるとともに、仕
掛装置(17)・(17A)を同期して動作させてラック(1
73)・(173)を上昇させ、且つ、車椅子用踏段群(1
1)を乗降口床(1d)で一時停止させる機能を有してい
る。
(22)は第1の車椅子用踏段(12)の前方に隣接して
位置する通常踏段(6A)に配設したアクチュエータで、
このアクチュエータ(22)は第2図及び第4図に示す如
く、車椅子用運転時に動作して上記第1・第2・第3・
第4のスイッチ(18)・(19)・(20)・(21)を当接
して動作させる機能を有している。
位置する通常踏段(6A)に配設したアクチュエータで、
このアクチュエータ(22)は第2図及び第4図に示す如
く、車椅子用運転時に動作して上記第1・第2・第3・
第4のスイッチ(18)・(19)・(20)・(21)を当接
して動作させる機能を有している。
(23)は欄干(2)の内側部の上端部及び下端部に配
設したスイッチで、このスイッチ(23)は第1図に示す
如く、エスカレータを通常運転から車椅子用運転に切換
えるとともに、アクチュエータ(22)を第1・第2・第
3・第4のスイッチ(18)・(19)・(20)・(21)に
当接可能に動作させる車椅子用運転切換スイッチ(23
a)と、乗場口に一時停止した車椅子用踏段(11)を緩
起動させる車椅子用運転起動スイッチ(23b)とから構
成されている。
設したスイッチで、このスイッチ(23)は第1図に示す
如く、エスカレータを通常運転から車椅子用運転に切換
えるとともに、アクチュエータ(22)を第1・第2・第
3・第4のスイッチ(18)・(19)・(20)・(21)に
当接可能に動作させる車椅子用運転切換スイッチ(23
a)と、乗場口に一時停止した車椅子用踏段(11)を緩
起動させる車椅子用運転起動スイッチ(23b)とから構
成されている。
次に動作について説明するが、説明の便宜上、上昇運
転の場合について説明する。
転の場合について説明する。
先ず、通常運転の場合には、車椅子用踏段群(11)は
通常踏段(6)・(6A)と同様の通常形態で循環移動し
て、一般の利用者を乗り口である乗降口床(1e)から降
り口である乗降口(1d)に搬送する。
通常踏段(6)・(6A)と同様の通常形態で循環移動し
て、一般の利用者を乗り口である乗降口床(1e)から降
り口である乗降口(1d)に搬送する。
次に車椅子用運転の場合について述べる。
先ず、乗り口である乗降口床(1e)にやって来た車椅
子用利用者(15)がスイッチ(23)の車椅子用運転切換
スイッチ(23a)を操作すると、移動中の通常踏段(6
A)のアクチュエータ(22)が第1・第2・第3・第4
のスイッチ(18)・(19)・(20)・(21)に当接可能
に動作する。そして、この通常踏段(6A)のアクチュエ
ータ(22)が搬送方向前方の第1のスイッチ(18)を当
接して動作させ、エスカレータを特定位置で減速動作さ
せるとともに、複数の仕掛装置(17)・(17A)のモー
タ(174)を駆動させる。即ち、モータ(174)が正転駆
動してピニオン(175)を回転させ、ラック軸(171)が
上昇動作してラック(173)を所定の位置迄上昇させ
る。
子用利用者(15)がスイッチ(23)の車椅子用運転切換
スイッチ(23a)を操作すると、移動中の通常踏段(6
A)のアクチュエータ(22)が第1・第2・第3・第4
のスイッチ(18)・(19)・(20)・(21)に当接可能
に動作する。そして、この通常踏段(6A)のアクチュエ
ータ(22)が搬送方向前方の第1のスイッチ(18)を当
接して動作させ、エスカレータを特定位置で減速動作さ
せるとともに、複数の仕掛装置(17)・(17A)のモー
タ(174)を駆動させる。即ち、モータ(174)が正転駆
動してピニオン(175)を回転させ、ラック軸(171)が
上昇動作してラック(173)を所定の位置迄上昇させ
る。
次いで、乗降口床(1e)に第1・第2の車椅子用踏段
(12)・(13)が水平移動して来て、駆動力伝達機構
(16)の正転ピニオン(162)がラック(173)と移動し
つつ順次噛合すると、駆動力伝達機構(16)が動作して
第1の車椅子用踏段(12)の傾斜踏段(121)を傾斜さ
せるとともに、第2の車椅子用踏段(13)の一対のフォ
ーク(132)を内部からクリートライザ(131)の貫通孔
を介して外部後方に突出させ、車椅子形態の一部が形成
され、その後車椅子用踏段群(11)が乗降口床(1e)に
一時停止する。
(12)・(13)が水平移動して来て、駆動力伝達機構
(16)の正転ピニオン(162)がラック(173)と移動し
つつ順次噛合すると、駆動力伝達機構(16)が動作して
第1の車椅子用踏段(12)の傾斜踏段(121)を傾斜さ
せるとともに、第2の車椅子用踏段(13)の一対のフォ
ーク(132)を内部からクリートライザ(131)の貫通孔
を介して外部後方に突出させ、車椅子形態の一部が形成
され、その後車椅子用踏段群(11)が乗降口床(1e)に
一時停止する。
この変態動作を第2の車椅子用踏段(13)を例に詳述
すると、第5図示A方向に水平に移動する正転ピニオン
(162)がラック(173)と噛合して同図示B方向に回転
し、正転ピニオン(162)と噛合する逆転ピニオン(16
5)が反時計方向に回転するとともに、ラック(133)と
噛合した中間ギア(168)・(168A)が反時計方向に回
転し、一対のフォーク(132)が同図示矢印方向に突出
移動する。そして、一対のフォーク(132)がクリート
ライザ(131)の貫通孔を貫通して可動踏板(141)の孔
(143)を貫通し、第2の車椅子用踏段(13)と可動踏
板(141)とが係合する。
すると、第5図示A方向に水平に移動する正転ピニオン
(162)がラック(173)と噛合して同図示B方向に回転
し、正転ピニオン(162)と噛合する逆転ピニオン(16
5)が反時計方向に回転するとともに、ラック(133)と
噛合した中間ギア(168)・(168A)が反時計方向に回
転し、一対のフォーク(132)が同図示矢印方向に突出
移動する。そして、一対のフォーク(132)がクリート
ライザ(131)の貫通孔を貫通して可動踏板(141)の孔
(143)を貫通し、第2の車椅子用踏段(13)と可動踏
板(141)とが係合する。
次いで、車椅子利用者(15)が車椅子(15a)を乗降
口床(1e)から第2の車椅子用踏段(13)及び第3の車
椅子用踏段(14)の可動踏板(141)の踏面に移動させ
てスイッチ(23)の車椅子用運転起動スイッチ(23b)
を操作すると、エスカレータが緩起動して車椅子用踏段
群(11)を搬送方向に水平移動させ、第3の車椅子用踏
段(14)の正転ピニオン(162)がラック(173)と移動
しつつ噛合して駆動力伝達機構(16)を動作させ、車止
め(144)が可動踏板(141)の路面の後部両側を貫通し
て車椅子(15a)の車輪の動作を規制する。そして、車
椅子用踏段群(11)が水平移動から上昇移動し始める
と、第2の車椅子用踏段(13)の上昇に伴い可動踏板
(141)が本体(140)から徐々に上昇動作して第2の車
椅子用踏段(13)の踏面と同一水平面上に位置し、車椅
子形態の残部が形成される。然してその後、エスカレー
タは増速動作する。
口床(1e)から第2の車椅子用踏段(13)及び第3の車
椅子用踏段(14)の可動踏板(141)の踏面に移動させ
てスイッチ(23)の車椅子用運転起動スイッチ(23b)
を操作すると、エスカレータが緩起動して車椅子用踏段
群(11)を搬送方向に水平移動させ、第3の車椅子用踏
段(14)の正転ピニオン(162)がラック(173)と移動
しつつ噛合して駆動力伝達機構(16)を動作させ、車止
め(144)が可動踏板(141)の路面の後部両側を貫通し
て車椅子(15a)の車輪の動作を規制する。そして、車
椅子用踏段群(11)が水平移動から上昇移動し始める
と、第2の車椅子用踏段(13)の上昇に伴い可動踏板
(141)が本体(140)から徐々に上昇動作して第2の車
椅子用踏段(13)の踏面と同一水平面上に位置し、車椅
子形態の残部が形成される。然してその後、エスカレー
タは増速動作する。
次いで、上昇移動する車椅子用踏段群(11)が降り場
口である乗降口床(1d)に接近すると、通常踏段(6A)
のアクチュエータ(22)が第3のスイッチ(20)を当接
して動作させ、エスカレータを特定位置で減速動作させ
る。そして、移動する車椅子用踏段群(11)が上昇移動
から水平移動し始めると、第3の車椅子用踏段(14)の
本体(140)が可動踏板(141)に対して相対的に上昇し
て、換言すれば、可動踏板(141)が相対的に下降動作
して本体(140)の踏面と同一水平面上に位置し、車椅
子形態の一部が解除される。
口である乗降口床(1d)に接近すると、通常踏段(6A)
のアクチュエータ(22)が第3のスイッチ(20)を当接
して動作させ、エスカレータを特定位置で減速動作させ
る。そして、移動する車椅子用踏段群(11)が上昇移動
から水平移動し始めると、第3の車椅子用踏段(14)の
本体(140)が可動踏板(141)に対して相対的に上昇し
て、換言すれば、可動踏板(141)が相対的に下降動作
して本体(140)の踏面と同一水平面上に位置し、車椅
子形態の一部が解除される。
次いで、乗降口床(1d)に車椅子用踏段群(11)が水
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の逆転ピニオン
(165)がラック(173)と移動しつつ順次噛合すると、
駆動力伝達機構(16)が動作して第1の車椅子用踏段
(12)の傾斜した傾斜踏板(121)を通常の形態に揺動
傾斜させるとともに、第2の車椅子用踏段(13)の突出
した一対のフォーク(132)を内部に退没移動させ、且
つ第3の車椅子踏段(14)の突出した車止め(144)を
内部に退没移動させる。この変態動作を第2の車椅子用
踏段(13)を例に詳述すると、第8図示A方向に水平移
動する逆転ピニオン(165)がラック(173)と噛合して
同図示E方向に回転し、逆転ピニオン(165)と噛合す
る正転ピニオン(162)がC方向に回転してラック(13
3)と噛合する中間ギア(168)・(168A)を時計方向に
回転させ、一対のフォーク(132)が同図示矢印方向に
退没移動して可動踏板(141)との係合を解除する。
平移動して来て、駆動力伝達機構(16)の逆転ピニオン
(165)がラック(173)と移動しつつ順次噛合すると、
駆動力伝達機構(16)が動作して第1の車椅子用踏段
(12)の傾斜した傾斜踏板(121)を通常の形態に揺動
傾斜させるとともに、第2の車椅子用踏段(13)の突出
した一対のフォーク(132)を内部に退没移動させ、且
つ第3の車椅子踏段(14)の突出した車止め(144)を
内部に退没移動させる。この変態動作を第2の車椅子用
踏段(13)を例に詳述すると、第8図示A方向に水平移
動する逆転ピニオン(165)がラック(173)と噛合して
同図示E方向に回転し、逆転ピニオン(165)と噛合す
る正転ピニオン(162)がC方向に回転してラック(13
3)と噛合する中間ギア(168)・(168A)を時計方向に
回転させ、一対のフォーク(132)が同図示矢印方向に
退没移動して可動踏板(141)との係合を解除する。
然して、車椅子利用者(15)は、車椅子(15a)を移
動中の第2・第3の車椅子用踏段(13)・(14)から乗
降口床(1d)に移動させる。この移動の際、車椅子用踏
段群(11)や後続の通常踏段(6)は一時停止しない
が、踏面が水平状態を維持しつつ移動するので、別段安
全性の問題を生じない。
動中の第2・第3の車椅子用踏段(13)・(14)から乗
降口床(1d)に移動させる。この移動の際、車椅子用踏
段群(11)や後続の通常踏段(6)は一時停止しない
が、踏面が水平状態を維持しつつ移動するので、別段安
全性の問題を生じない。
そしてその後、反転して乗降口床(1e)に向って移動
する通常踏段(6A)のアクチュエータ(22)が第4のス
イッチ(21)を当接して動作させると、仕掛装置(17)
・(17A)のモータ(174)が逆転駆動して仕掛装置(1
7)・(17A)を通常の状態に復帰させるとともに、エス
カレータを増速動作させる。
する通常踏段(6A)のアクチュエータ(22)が第4のス
イッチ(21)を当接して動作させると、仕掛装置(17)
・(17A)のモータ(174)が逆転駆動して仕掛装置(1
7)・(17A)を通常の状態に復帰させるとともに、エス
カレータを増速動作させる。
然して、車椅子用踏段群(11)は通常踏段(6)・
(6A)と同様の通常形態で循環移動し、上記動作を車椅
子用運転時に繰り返し行う。
(6A)と同様の通常形態で循環移動し、上記動作を車椅
子用運転時に繰り返し行う。
次に、下降運転における車椅子用運転の場合には、通
常踏段(6A)のアクチュエータ(22)が第4・第2・第
1のスイッチ(21)・(19)・(18)を順次当接して動
作させ、これら第4・第2・第1のスイッチ(21)・
(19)・(18)の動作に基づき、上述した上昇運転の場
合と同様の動作が行われる。尚、下降運転の場合には搬
送方向が逆になるので、逆転ピニオン(165)が仕掛装
置(17A)のラック(173)の移動しつつ噛合してフォー
ク(132)に可動踏板(141)の孔(143)を貫通させ、
正転ピニオン(162)が仕掛装置(17)のラック(173)
と移動しつつ噛合して突出したフォーク(132)を第2
の車椅子用踏段(13)の内部に退没移動させることとな
る。
常踏段(6A)のアクチュエータ(22)が第4・第2・第
1のスイッチ(21)・(19)・(18)を順次当接して動
作させ、これら第4・第2・第1のスイッチ(21)・
(19)・(18)の動作に基づき、上述した上昇運転の場
合と同様の動作が行われる。尚、下降運転の場合には搬
送方向が逆になるので、逆転ピニオン(165)が仕掛装
置(17A)のラック(173)の移動しつつ噛合してフォー
ク(132)に可動踏板(141)の孔(143)を貫通させ、
正転ピニオン(162)が仕掛装置(17)のラック(173)
と移動しつつ噛合して突出したフォーク(132)を第2
の車椅子用踏段(13)の内部に退没移動させることとな
る。
以上のように本発明によれば、第1・第4のスイッチ
(18)・(21)により仕掛装置(17)・(17A)を同期
して動作させるので、車椅子用運転時における安全性を
大幅に向上させることができるとともに、仕掛装置(1
7)・(17A)に対する信頼性を著しく向上させることが
可能となる。また、仕掛装置(17)・(17A)の昇降動
作に使用する第1・第4のスイッチ(18)・(21)を上
昇運転及び下降運転共通の一組としたことにより、製造
コストや保守作業のコストを大幅に低減することができ
る。
(18)・(21)により仕掛装置(17)・(17A)を同期
して動作させるので、車椅子用運転時における安全性を
大幅に向上させることができるとともに、仕掛装置(1
7)・(17A)に対する信頼性を著しく向上させることが
可能となる。また、仕掛装置(17)・(17A)の昇降動
作に使用する第1・第4のスイッチ(18)・(21)を上
昇運転及び下降運転共通の一組としたことにより、製造
コストや保守作業のコストを大幅に低減することができ
る。
以上のように本発明によれば、複数の仕掛装置を所定
の位置迄同時に上昇させるスイッチを主枠の内部に配置
し、各踏段の少なくともいずれか1つには、車椅子用運
転時にスイッチを動作させるアクチュエータを配設して
いるので、複数の仕掛装置を確実に同期して動作させる
ことができ、仕掛装置の信頼性を大幅に向上させること
のできるエスカレータ装置を提供することができる。
の位置迄同時に上昇させるスイッチを主枠の内部に配置
し、各踏段の少なくともいずれか1つには、車椅子用運
転時にスイッチを動作させるアクチュエータを配設して
いるので、複数の仕掛装置を確実に同期して動作させる
ことができ、仕掛装置の信頼性を大幅に向上させること
のできるエスカレータ装置を提供することができる。
第1図は本発明に係るエスカレータ装置を示す全体側面
図、第2図は第1図のII部を拡大して示す説明図、第3
図は上昇移動中の車椅子用踏段群を示す説明図、第4図
は第1図のIV部を拡大して示す説明図、第5図は第1図
の下部を拡大して示す縦断面図、第6図は第5図のVI−
VI線に沿う一部欠き平面図、第7図は第5図のVII−VII
線矢視断面図、第8図は第1図の上部を拡大して示す縦
断面図、第9図は第8図のIX−IX線矢視断面図、第10図
は車椅子の乗車動作を示す手順説明図、第11図は車椅子
の降車動作を示す手順説明図である。 図中、(1)は主枠、(6)・(6A)は通常踏段、(1
1)は車椅子用踏段群、(12)は第1の車椅子用踏段、
(13)は第2の車椅子用踏段、(14)は第3の車椅子用
踏段、(16)は駆動力伝達機構、(17)・(17A)は仕
掛装置、(18)は第1のスイッチ、(19)は第2のスイ
ッチ、(20)は第3のスイッチ、(21)は第4のスイッ
チ、(22)はアクチュエータである。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
図、第2図は第1図のII部を拡大して示す説明図、第3
図は上昇移動中の車椅子用踏段群を示す説明図、第4図
は第1図のIV部を拡大して示す説明図、第5図は第1図
の下部を拡大して示す縦断面図、第6図は第5図のVI−
VI線に沿う一部欠き平面図、第7図は第5図のVII−VII
線矢視断面図、第8図は第1図の上部を拡大して示す縦
断面図、第9図は第8図のIX−IX線矢視断面図、第10図
は車椅子の乗車動作を示す手順説明図、第11図は車椅子
の降車動作を示す手順説明図である。 図中、(1)は主枠、(6)・(6A)は通常踏段、(1
1)は車椅子用踏段群、(12)は第1の車椅子用踏段、
(13)は第2の車椅子用踏段、(14)は第3の車椅子用
踏段、(16)は駆動力伝達機構、(17)・(17A)は仕
掛装置、(18)は第1のスイッチ、(19)は第2のスイ
ッチ、(20)は第3のスイッチ、(21)は第4のスイッ
チ、(22)はアクチュエータである。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】主枠に配置されて循環移動する複数の通常
踏段と、この複数の通常踏段間に介在配置された車椅子
用踏段と、この車椅子用踏段の内部に配設され車椅子用
運転時に動作して車椅子用踏段を通常形態から車椅子を
搭載可能な車椅子形態に又は車椅子形態から通常形態に
変態動作させる駆動力伝達機構と、主枠の内部の上下の
乗降口相当部に配設され車椅子用運転時に動作して移動
して来る車椅子用踏段の駆動力伝達機構を動作させる複
数の仕掛装置とを備えたエスカレータ装置において、上
記複数の仕掛装置を所定の位置迄同時に上昇させるスイ
ッチを上記主枠の内部に配設し、上記各踏段の少なくと
もいずれか1つには、車椅子用運転時に上記スイッチを
動作させるアクチュエータを配設したことを特徴とする
エスカレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2126384A JP2569204B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | エスカレータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2126384A JP2569204B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | エスカレータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423791A JPH0423791A (ja) | 1992-01-28 |
JP2569204B2 true JP2569204B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=14933817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2126384A Expired - Fee Related JP2569204B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | エスカレータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569204B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2695108B2 (ja) * | 1992-07-10 | 1997-12-24 | 株式会社東芝 | 車椅子兼用エスカレータの制御方法及びその制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0233633B2 (ja) * | 1988-03-03 | 1990-07-30 | Fuji Tetsuku Kk | Mankonbea |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP2126384A patent/JP2569204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0423791A (ja) | 1992-01-28 |
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